転職サイトはどこも同じだと思っていませんか？

インターネット上には数多く転職サイトがありますが、それぞれ特徴が異なり、目的に応じて使い分けが必要です。

たとえば、第二新卒向けの求人がたくさん掲載されているのは「リクルートエージェント」。初めての転職でじっくり相談したい方は「マイナビジョブ20’s」がおすすめです。

このように、目的に合った使い方ができればスムーズに転職活動を進めることができます。

こんな悩みを抱えている方に向けて、『第二新卒の転職におすすめの転職サイト20選』をご紹介します。

第二新卒の転職サイトおすすめ比較ランキング

ここでは、第二新卒におすすめの転職サイトをご紹介します。すべて無料で利用でき、サービスが充実していて安心して使えるサイトのみを厳選しています。

1.【初めて転職サイトを利用するなら】リクルートエージェント

リクルートエージェントは公開求人数約40万件の転職エージェントです。

さらに、非公開求人数は346,939件（2024年5月時点）と、圧倒的な求人数を誇ります。専門分野に特化した20名のキャリアアドバイザーが、豊富な求人のなかから、あなたに合った転職をサポートしてくれます。

全9職種、それぞれに特化したキャリアアドバイザーがいるので、今後のキャリアの手助けとなるでしょう。キャリアアドバイザーへの相談は対面、電話、オンラインから選べるので、地方在住の人でも利用しやすいです。

「とりあえず相談だけしてみたい」という第二新卒の悩みも聞いてくれるので、まず気軽に転職エージェントを使ってみたい人におすすめです。

サービス利用方法	対面・オンライン・電話
スカウト機能	あり
公開求人数	395,023件
対応エリア	全国
公式サイト	https://www.r-agent.com/

  口コミをもっと知りたい方はこちら
リクルートエージェントは第二新卒でも利用できる？メリットや注意点を解説

2.マイナビエージェント【自分に合った求人を提案をして欲しいなら】

マイナビエージェントは総合型の転職エージェントとして、幅広い業種の転職をサポートしています。求人の幅がとても広く、地域に密着した仕事を探せるのが魅力です。

それぞれ専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、キャリアプランを考慮した転職支援サービスを受けることができます。

「関西エリア」と「東海エリア」に特化したキャリアアドバイザーも在籍しているため、地域に密着した仕事探しが可能です。

女性や若いアドバイザーも在籍しているので、第二新卒の20代前半の方でも相談しやすいでしょう。

サービス利用方法	対面・オンライン
スカウト機能	あり
公開求人数	58,649件
対応エリア	全国
公式サイト	https://mynavi-agent.jp/

  口コミをもっと知りたい方はこちら
マイナビエージェントの口コミ・評判まとめ｜口コミから利用するメリットも解説

3.【確実に転職したいなら】doda（デューダ）

「doda(デューダ)」は公開求人数20万件以上を誇る、大手転職エージェントです。転職サイト・エージェント・スカウト3つのサービスを同時に利用できるのが魅力といえるでしょう。

全体公開求人数のうち、第二新卒歓迎求人は16,437件と、第二新卒向けの求人も多数保有しています。

下記の6分野に特化したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動を最後までサポートしてくれます。

サービス利用方法	オンライン・電話
スカウト機能	あり
公開求人数	241,256件
対応エリア	全国・海外
公式サイト	https://doda.jp/

  口コミをもっと知りたい方はこちら
dodaの悪い評判・口コミは実際どう？ 向き不向きを徹底解説

4．【未経験業界へ挑戦したいなら】えーかおキャリア

えーかおキャリアは「自分にあった人がいい」「仕事の休みの日に面談したい」など一人ひとりの生活スタイルに合わせて面談を行ってくれます。

内定ではなく、長く働くことを目標に、求人を紹介してくれるため、正社員として働き続けたい人はえーかおキャリアを利用しましょう。

あなたに専属でキャリアアドバイザーがついてくれるため、就職活動の進め方が分からない方はサポートしてもらうことをおすすめします。

サービス利用方法	オンライン
スカウト機能	なし
公開求人数	非公開
対応エリア	東京・大阪
公式サイト	https://e-kao.co.jp/

  口コミをもっと知りたい方はこちら
えーかおキャリアの評判はひどい？メリットやデメリットを口コミとともに解説

5.【適職を一緒に見つけたいなら】マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20‘ｓ（トゥエンティーズ）は、20代・第二新卒・既卒に特化した転職エージェントです。

年間数千万人が利用する適正診断で、自分の強み・弱みを客観的に分析することが可能です。適正を考慮した上で、転職市場を熟知したプロが最適な求人を紹介してくれます。

紹介される求人のマッチ度が高いため、定着率93.6%と高水準を保っています。（※2020年10月〜2021年9月に入社された人の3ヵ月の定着率・自社調べ）

無事「内定」となった場合も、条件や入社日の調整を代行してくれるため、最後まで安心して利用することができますね。

さらにほとんどのオフィスで「Googe口コミ」の評価が★4.5以上なので安心感があります。（Googleマイビジネスに投稿された口コミの平均評価）

サービス利用方法	オンライン・電話
スカウト機能	あり
公開求人数	4,436件
対応エリア	全国
公式サイト	https://mynavi-job20s.jp/

  口コミをもっと知りたい方はこちら
マイナビジョブ20'sの評判と口コミ｜断られた口コミをもとに対処法を徹底解説

6.【未経験OKの安定企業へ転職なら】ハタラクティブ

ハタラクティブは「スキルや経験に自信がない」方に特化した転職支援サービスです。

そのため、未経験業界へ転職を考えている第二新卒の方におすすめの転職エージェントといえるでしょう。

利用者の90%以上が20代、内定獲得された方の86.5%が大企業に内定しています。（ハタラクティブ調べ）

大企業の他にも、研修や教育体制が整っている企業を紹介してくれるので、未経験業種でも、安心して転職ができます。

運営会社	レバレジーズ株式会社
サービス利用方法	対面・オンライン
公開求人数	3,986件
対応エリア	全国
公式サイト	https://hataractive.jp/

  口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
ハタラクティブの評判・口コミから利用するメリット・デメリット

7.【じっくり相談したいなら】第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、第二新卒・既卒・フリーターなど、20代に特化した転職エージェントです。大きな特徴は、エージェントの手厚いサポート。

転職者1名あたりのサポート合計は「平均約8時間」と、転職についてじっくり相談することができます。その結果、職務経験なしの就職・転職実績は1万人を突破しています。

また、就職や転職に関するコラムやYoutube動画も配信しているので、公式サイトを見るだけでも、転職に役立つ情報を得られるでしょう。

転職について不安がある方や、面接に自信がない方は、ぜひ「第二新卒エージェントneo」に相談してみてはいかがでしょうか。

運営会社	株式会社ネオキャリア
サービス利用方法	対面・電話
求人数	23件
公式サイト	https://www.daini-agent.jp/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
第二新卒エージェントneoの評判・口コミから分かるメリット・デメリット

8.【キャリアアップを目指すなら】DYM就職

DYM就職は、主に営業職・エンジニア・販売職の求人を取り扱っています。登録企業は東証プライム上場企業やトップベンチャー企業など、多数の優良企業からマッチングをして紹介してもらえます。

DYM就職のコンセプトは「第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方を大手優良企業の正社員に。」転職によりキャリアアップを目指す第二新卒の方へおすすめの転職エージェントです。

運営会社	株式会社DYM
サービス利用方法	オンライン
スカウト機能	あり
求人数	非公開
公式サイト	https://www.dshu.jp/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
DYM就職の評判・口コミから分かる利用するデメリット

9.【企業からオファー機能あり】リクナビNEXT

リクナビNEXTは、独自の高精度AIを駆使し「あなた」に合った最適な求人を紹介してくれます。膨大な求人の中から、自分に合った求人だけを閲覧できるのは有難いサービスですね。

さらに、企業側からのオファーが届くこともあるので、マッチ度が高いのも魅力です。自分の強みがわかる「グッドポイント診断」など、独自のサービスを多数おこなっているので登録しておくことをおすすめします。

アドバイザーへ相談せずに「自分で仕事を見つけたい方」へ、ぜひおすすめしたい転職サイトのひとつです。

サービス利用方法	求人閲覧・応募
スカウト機能	あり
公開求人数	132,000件以上
対応エリア・拠点	全国・海外
公式サイト	https://next.rikunabi.com/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
リクナビNEXTの評判・口コミを紹介｜利用したほうがいい人の特徴も解説

10.【地方から上京なら】キャリアスタート

キャリアスタートは、新卒・第二新卒の就職支援を行っている「若手専業」転職エージェントです。

キャリアスタートならではの嬉しいサービスは下記の通りです。

日本全国各地から上京される転職者のために、住居や生活のことまで相談できる、転居サポートまでおこなっています。

寮や住宅補助がある求人を紹介してくれたり、初期費用がかからない住居を紹介してくれたりするのは嬉しいサービスです。

運営会社	キャリアスタート株式会社
サービス利用方法	対面または電話
求人数	非公開
対応エリア・拠点	全国
電話番号	0120-835-560 ※登録後上記から電話があります
公式サイト	https://careerstart.co.jp/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
キャリアスタートの評判・口コミ｜サービスの特徴や利用するメリット・デメリット

11.【転職イベントに参加したいなら】Re就活（リカツ）

Re就活は、利用者数180万人以上、日本最大級の「20代向け転職サイト」です。転職イベントを全国各所、多数おこなっているので転職イベントに積極的に参加したい第二新卒の方へおすすめの転職サイトです。

”これまでの経歴”ではなく、”これからの可能性”を重視した転職活動をおこなえます。

Re就活ならではの嬉しいサービス
20代の働き方研究所	20代で活躍する人材のインタビュー 20代を対象にした「働き方」のアンケート調査 インターンの紹介 ワークショップなどの紹介
転職博	参加企業7,000以上を誇る転職イベント
企業への質問機能	面接前に企業へチャットで気軽に質問できる（条件あり）

サービス利用方法	求人閲覧・応募
スカウト機能	あり
公開求人数	12,858件
対応エリア・拠点	全国・海外
公式サイト	https://re-katsu.jp/career/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
Re就活の評判の口コミ｜メリットやデメリットを解説

12.【自分に合った企業を見つけるなら】AiDEM AGENT転職

AiDEM AGENT転職は自分に合った企業を見つけることができる転職エージェントになります。

安定的に業績が伸びている会社や検収環境などの人材育成に力を入れている会社を知ることができるので、企業をしっかりと選びたい人におすすめのサービスです。

カンタンに無料登録できるので、気になる方は以下のボタンから利用してみてください。

運営会社	株式会社アイデム
公開求人数	9,753件
公式サイト	https://smartagent.jp/

13.市場価値が高い人材を目指すなら「手に職転職」

「手に職転職」は20代・第二新卒からの転職に特化した転職エージェントで、学歴関係なく人柄重視で採用している企業の求人を多く保有しています。

新しい職種にチャレンジしたいけれど、なかなか求人を紹介してもらえないと悩んでいる方は、ぜひサポートしてもらいましょう。

14.【未経験におすすめ】就職カレッジ

未経験の業界へ転職したい、第二新卒に特におすすめな転職サイトは「就職カレッジ」です。

「就職カレッジ」は、フリーター・大学中退者・第二新卒・高卒などの方を中心に、未経験からの正社員就職を支援している転職支援サービスです。

過去の就職成功率は81.1%、転職支援実績は23,000名以上と、安心できる実績があります。

運営会社	株式会社ジェイック
サービス利用方法	オンライン
求人数	非公開
対応エリア	全国
公式サイト	https://www.jaic-college.jp/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
ジェイック(JAIC)就職カレッジの評判・口コミ

関連記事：未経験転職に強い転職エージェントおすすめ10選｜未経験へ転職する時のポイント

【職種・条件別】第二新卒におすすめの転職サイト

ここからは転職をしたい職種や条件別、第二新卒へおすすめの転職サイトをご紹介します。

【女性向け】type女性の転職エージェント

type女性の転職エージェントは、女性の転職に特化している転職エージェントです。

非公開求人も多く、全体では25,000件以上と多数の求人を扱っています。

サービス開始から19年、31万人以上の転職支援実績があり、安心して転職のサポートを任せることができるでしょう。

キャリアアドバイザーも女性が多いため、今後のキャリアを相談したい方にもおすすめです。

運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
スカウト機能	あり
公開求人数	9,572件
対応エリア	一都三県
拠点	東京都
公式サイト	https://type.career-agent.jp/

  口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
type女性の転職エージェントの評判は？口コミからわかるメリットや利用の注意点を解説

【IT業界向け】UZUZ

UZUZはIT業界を目指す第二新卒向けの転職エージェントです。

UZUZの大きな特徴は下記の通りです。

UZUZでは実際に企業を訪問し、労働環境や教育体制などを細かくチェックしているため、ブラック企業を紹介される心配がありません。

優良企業へ転職をしたい第二新卒の方にピッタリの転職エージェントといえるでしょう。

運営会社	株式会社UZUZ
サービス利用方法	オンライン・電話
スカウト機能	不明
求人数	約2,700社
公式サイト	https://daini2.co.jp/service-introduction/

 口コミ・評判をもっと知りたい方はこちら
ウズキャリ（UZUZ）の評判・口コミ｜メリットやデメリット・活用方法

【エンジニア向け】レバテックキャリア

レバテックキャリアは、ITエンジニア専門の転職エージェントです。

レバテックキャリアを利用し、転職した方のうち80%の方は年収アップを実現しています。（2020年6月~2021年8月の実績）

IT業界経験があり、年収をアップさせたいと考えている第二新卒の方は、ぜひ「レバテックキャリア」を利用してみましょう。

運営会社	レバテック株式会社
サービス利用方法	対面・オンライン
スカウト機能	不明
公開求人数	21,929件
公式サイト	https://career.levtech.jp/

関連記事：IT・WEBエンジニア転職サイトおすすめ比較ランキング｜20代・30代・未経験・スカウトや後悔しない転職エージェント

【看護職向け】レバウェル看護

レバウェル看護は、看護師の求人に特化した転職サイトです。詳細な条件で絞り込み検索ができるので、条件にあった求人が見つけやすいです。

さらに求人ごとにアドバイザーのコメントがついているので、求人選びに役立ちます。

運営会社	レバレジーズメディカルケア株式会社
サービス利用方法	電話・LINE
公開求人数	156,279件
対応エリア・拠点	全国
公式サイト	https://kango-oshigoto.jp/

関連記事：看護師向け転職サイト・転職エージェントおすすめ18選！メリットとデメリットも解説

【薬剤師向け】薬キャリAGENT

薬キャリエージェントは、薬剤師のための転職支援サービスです。

全国の調剤薬局・病院の求人を取り扱っており、最短即日・最大10件の求人を紹介してもらえます。担当コンサルタントが、一人ひとりに合った求人を紹介。

もちろん転職相談だけでも利用可能です。

薬剤師として業務経験があれば、好条件で転職できる可能性が高いでしょう。

運営会社	株式会社M3 Career
公開求人数	27,833件
対応エリア・拠点	全国
公式サイト	https://agent.m3career.com/

関連記事：薬剤師向け転職エージェント16社を徹底比較｜選び方や転職成功ポイントも

【介護職向け】介護ワーカー

介護ワーカーは、全国対応・介護職専門の転職支援サイトです。

サイト上では介護求人を閲覧することができ、転職サポートでは専門アドバイザーから求人の紹介を受けることもできます。
「資格なし/未経験歓迎」の求人も多数あるため、介護職に興味のある第二新卒の方へおすすめです。

運営会社	株式会社トライト
サービス利用方法	メール・電話
公開求人数	47,047件
対応エリア・拠点	全国
公式サイト	https://kaigoworker.jp/

関連記事：介護士におすすめの転職エージェント15選を徹底比較！失敗しない選び方も解説

【保育士向け】保育士ワーカー

保育士ワーカーは、保育士の転職をサポートする転職エージェントです。

保育士の資格を持っているけど、経験はないといった「未経験・第二新卒歓迎」の求人も多数あるため、当てはまる方はぜひチェックしてみてください。

運営会社	株式会社トライト
サービス利用方法	メール・電話
公開求人数	20,568件
対応エリア・拠点	全国
公式サイト	https://hoikushi-worker.com/

関連記事：保育士に強い転職エージェントおすすめランキング18選｜評判・口コミをもとに徹底比較！

失敗しない！第二新卒向け転職サイトの選び方

ここまで第二新卒におすすめの転職サイトを22社ご紹介しましたが、かえって数が多すぎてどれを使えば良いのかわからなくなってしまった方も少なくないでしょう。

転職サイトを選ぶ際には、自分の考えや希望する条件などに対応した転職サイトを選ぶと良いでしょう。

第二新卒向けの転職サイトを選ぶ際は以下の項目に気をつけましょう。

こちらの項目では、第二新卒が転職サイトを選ぶときのポイントを解説します。

関連記事：第二新卒・20代向け転職サイトの失敗しない選び方とは？初心者向けに徹底解説

十分な求人数があるか

転職サイトを選ぶ上で、一番わかりやすくて大事な項目が求人数の多さです。候補先の求人数が多ければ、それだけ転職先の選択肢が広がります。

リクルートやマイナビ、dodaなどの大手サイトであれば求人数も充実していますので、転職サイト選びに迷っている人はいずれかに登録することがまずは無難な方法といえるでしょう。

また、職種や勤務地などの希望する条件が絞られている方は、条件で検索してみて、条件に一致する求人数が多い転職サイトを選ぶと効率的です。

誰向けの転職サイトなのか

全体の求人数は少なくても、第二新卒や未経験歓迎の求人に特化している転職サイトもあります。ご自身の状況や希望と一致している転職サイトを使うことで、効率的に転職活動を進めることができます。

多くの転職サイトでは20〜30代の若手をターゲットにしています。よって、第二新卒に該当する若手の方は、多くの転職サイトで求められている人材ですので、どの転職サイトを使っても失敗する可能性は低いです。

一方で、第二新卒はまだまだ社会人としての経験が身に付いていませんので、高待遇の求人が多いハイクラス向けの転職サイトはあまり向いていません。

年収アップできる求人があるか

第二新卒で転職する時点では、どの会社もそこまで大きな年収差はありません。特定の経験は求められず、ポテンシャルに期待されていることが多いため、極端に高待遇な求人が出てきにくいからです。

そこで、注目すべきは、その企業に働き続けたとして、年収がしっかり上がる体制が整えられているかどうかです。

同じ年収で転職したとしても、会社が違うだけで10年後の年収が100万円以上変わってしまうようなこともあります。

企業の口コミサイトを確認してみたり、転職サイトの担当者に相談したりしてみて、将来的に年収が上がる会社であるかどうかもしっかり確認しておきましょう。

このように、目の前にある求人情報以上に情報が得られる転職サイトを選ぶと失敗しにくくなるでしょう。企業情報がより詳しく知れる転職サイトも要チェックです。

キャリアアップできる求人があるか

将来的な年収アップと同様に、自分自身のキャリアに繋がる求人であるかどうかも確認しましょう。

こちらも公開されている求人情報だけでは得られにくい情報ですので、担当者に確認しやすい転職サイトであれば失敗しにくくなります。

独自の転職サービスがあるか

転職サイトには、求人情報の掲載だけでなく、次のようなサービスが取り入れられています。

全てのサービスを無料で使えますが、取り扱っているサービス内容は転職サイトによって違います。

求人を見つける以外にも受けたいサービスがあるようでしたら、該当するサービスを取り扱っている転職サイトを優先的に探していきましょう。

第二新卒が転職サイトを利用するメリットとは？

第二新卒の転職活動の際になぜ転職サイトを利用するのがおすすめなのか気になっている方も少なくないでしょう。

転職サイトを利用するのがおすすめなのは、以下のようなメリットが受けられるからです。

こちらの項目では、第二新卒が転職サイトを利用するメリットをご紹介します。

どこからでも今すぐに転職活動ができる

転職サイトは、スマホやパソコンがインターネットにさえ繋がっていれば、どこからでも求人を探して応募することが可能です。

仕事の合間や帰宅後のスキマ時間に、気軽に転職活動ができる点もメリットに挙げられるでしょう。

転職を考えたときには、転職サイトに登録すれば転職活動が開始できる気軽さが良いですね。

スカウトで企業からオファーがくる

転職サイトによっては、登録した情報や経歴を観覧した企業側からスカウトが届く「スカウトサービス」を取り入れている転職サイトもあります。

第二新卒には突出した経歴はまだありませんが、第二新卒としての若さ自体が強みとしてアピールできます。

今まで自分が考えていなかったような業界や職種、会社からオファーが届くこともあり、自分自身の転職の考え方にも影響を与えてくれます。

転職先に迷っている方に特におすすめのサービスです。

自分に合った仕事がしやすい

すでに転職先に求める条件や職種などが絞れている方は、転職サイトの検索機能で該当する求人を探すことができます。

勤務地域や職種、希望年収などの希望条件で求人を絞っていけば、該当する求人だけが表示されますし、検索結果には該当求人数も表示されます。

条件を絞って求人を探してみて、該当する求人が多い転職サイトを選ぶ方法もおすすめです。

自分のペースで転職活動ができる

転職サイトは、気になる求人に対して直接応募することで、具体的な転職活動がスタートします。現職の仕事などであまり転職活動に時間が割けない方も、空いた時間で転職活動がしやすいのでおすすめです。

一方で、登録後に担当者が付いてくれる「エージェント型」の転職サイトは、担当者とのやり取りの中で求人を紹介してもらいます。

どうしても担当者のペースに左右されますし、担当者によっては転職を急かされてしまうことがあります。

マイペースで転職をしたいのであれば、登録後に担当者との面談が必要にない、「求人掲載型」の転職サイトを使うことをおすすめします。

エージェントを利用すると企業からの評価が聞ける

「エージェント型」の転職サイトは、マイペースで転職活動がしにくいとお伝えしましたが、その分、求人に載っている以上の情報を得られやすいメリットがあります。

第二新卒の転職では、将来的な年収やキャリアアップのしやすさも確認すべき重要な項目に挙げました。担当者から直接企業情報を聞ける「エージェント型」の転職サイトであれば、入社後の詳細まで教えてもらえることがあります。

第二新卒という限られた期間での転職を成功させるためには、企業研究などの準備は十分にやっておくべきでしょう。

悔しない転職にするためにも、より詳しい情報が知れるエージェント型の転職サイト利用もおすすめです。

【関連記事】第二新卒向け転職を成功させるためのポイント徹底解説｜おすすめ転職エージェントも紹介

ここには気をつけて！第二新卒向け転職サイトの注意点

転職サイトを使って転職する場合は、いくつか注意点があるので覚えておきましょう。

転職サイトには2種類ある

一般的に「転職サイト」と呼ばれるものには、2種類あり性質が全く異なります。

無料でキャリアの相談や自分に合った求人を紹介してくれる「エージェント」と、さまざまな企業の求人広告が集まっている「求人サイト」の2種類です。

	【エージェント】	【求人サイト】
特徴	キャリア相談やあなたに合った求人を紹介	たくさんの求人がいつでも閲覧可能
気軽さ	日程を調整して相談	好きな時に閲覧・応募
応募求人数	あなたに合った求人を紹介	何社でも応募可能
相談	担当エージェントとじっくり相談	各社サービスによる
面接の事前準備	面接練習や日程調整の代行など手厚いサポート	すべて自分で調整

第二新卒者の場合、初めて転職活動を行う方も少なくないと思います。転職に不安がある方は、エージェントを利用して第三者の意見を聞き、相談しながら転職活動をおこなうと安心ですね。

一方で、転職先の希望が明確に決まっている場合には、転職サイトを利用するとスムーズに転職活動を進められるでしょう。

関連記事：転職エージェントと転職サイトの違いは？特徴と活用方法を解説

サイトごとの特徴を比較する

「エージェント」と「求人サイト」の違いについては、前項でご紹介しましたが、それぞれのサイトごとにも特徴が異なります。
エージェントや転職サイトを利用する時には、以下のようなポイントで自分に合っているかどうかを比較してみましょう。

公開求人数は、多ければ選択肢が広がり、自分に合った求人が見つかる可能性が高まります。

エージェントを利用する場合、キャリアアドバイザーとの相性も大切です。担当してくれたアドバイザーとの相性が万が一合わなかったとしても、在籍数が多いと柔軟に対応してくれるでしょう。

転職サイトは複数登録する

転職サイトは、複数のサイトへ登録することをおすすめします。

なぜなら、サイトごとに取り扱っている求人が異なり、複数のサイトへ登録することで出会える求人の数が増えるからです。

さらに、ほとんどの転職エージェントでは「非公開求人」を保持しており、登録後、条件に当てはまる方へのみ紹介をおこなっています。企業の事情により「非公開」にしている場合が多いですが、非公開求人は大手有名企業の求人であったり、倍率が低いなどのメリットがあります。

第二新卒の転職の際によくある質問

第二新卒は何歳まで？

25歳～26歳までが「第二新卒」と呼ばれますが、共通の明確な定義はありません。例として、代表的な転職サイト各社のホームページ内にある記載をご紹介します。

転職サイト名	記載内容
リクルートエージェント	社会人経験3年目くらいまで
doda	新卒で入社して社会人経験が2～3年未満
マイナビジョブ20’s	学校を卒業後1～3年で、転職または就職を志す若年の方々

おおむね「卒業後3年以内の社会人経験がある求職者」のことを指しています。4年制大学で計算すると、25〜26歳くらいまでが第二新卒と呼べるでしょう。

【未経験OK】第二新卒におすすめの業界は？

未経験でも転職可能な第二新卒におすすめの業界は以下の通りです。

第二新卒におすすめな業界に共通している点は、「未経験を歓迎している点」です。

経験者を求めている業界・職種ではそもそも第二新卒を募集していないため、転職することができません。あなたが転職したい業界・職種が第二新卒の採用をおこなっているのかは確認しておきましょう。

第二新卒歓迎の求人の探し方は？

第二新卒向けの求人を探す際におすすめの方法は、以下のとおりです。

• 転職サイトを利用する
• 転職エージェントに紹介してもらう
• スカウト型の転職サイトを利用する
• 知り合いに紹介してもらう

希望条件に合わせて求人を探せる転職エージェントや転職サイトを活用するのがおすすめです。今すぐ転職を考えているわけではないから、まずは求人をチェックしたい方はスカウト型の転職サイトを活用するのがいいでしょう。

関連記事：第二新卒歓迎の求人の探し方・転職成功のコツを解説

第二新卒の転職活動にかかる期間は？

在職中に転職活動をおこなう場合は、3〜6ヵ月ほどの期間を想定しておきましょう。

退職後に転職活動をおこなう方は、それぞれの事情によりますが、入社まで最低3週間〜1ヵ月ほど想定しておく必要があります。

関連記事：第二新卒の転職にかかる期間とは？有利な時期や失敗しないためのポイントを解説

第二新卒の何年目からの転職が有利？

1年目よりも社会人経験がある2年目から3年目のほうが転職は有利に進められるでしょう。

1年目での転職は、早期離職してしまう可能性があると企業が判断してしまう傾向にあります。そのため、もし社会人1年目で転職を考えている方は、まずは現職でスキルや経験を積んでからでも決して遅くはないでしょう。

第二新卒の転職理由はどう伝える？

入社3年以内に転職しようとしている方を雇用するのは企業にとって慎重になるポイントでもあります。「またすぐに辞めるのではないか」と思われないためには、転職理由を上手に伝える必要があるでしょう。

転職理由はネガティブではなく、ポジティブな言葉で伝えましょう。

【関連記事】第二新卒の転職理由とは？履歴書の書き方や面接時の回答方法のコツも解説

転職で失敗しない自己分析はどうやってやるの？

転職に向けた自己分析のポイントは以下の通りです。

それぞれのポイントについてより詳しく知りたい方は以下の記事を合わせてご覧ください。

【関連記事】第二新卒の転職には自己分析が重要な理由とポイントを解説

第二新卒が転職しやすい時期とは？

月別にみると、最適な転職時期は以下のとおりです。

4月入社(転職活動：1～3月)
10月入社(転職活動：7～9月)

多くの企業では、年度の決算期を3月末に設定しています。3月は決算期に向けた動きが落ち着いてきた時期であり、採用活動が活発になりやすい時期です。良い求人が出る可能性が高くなるため、このタイミングで転職活動を進めるのがおすすめです。

新年度は、転勤・退職・異動によって人の出入りが激しくなりますので、欠けた人員を補充するために採用活動を強化する傾向にあります。多くの企業では、7～9月に人事異動がおこなわれます。

「夏のボーナスをもらってから退職する」という方もある程度いるため欠員が出やすい時期でもあり、転職活動を進めるにはおすすめです。

会社によっては、下半期の始まりを10月に設定しているところもあります。そのような会社であれば、4月入社と同様に、他の新入社員と一緒に研修を受けられるというメリットがあります。

在職中に転職サイトに登録すると会社に知られますか？

基本的には、転職サイトに登録したからといって今の職場にバレることはありません。転職サイトへ登録した情報でも、会社名や氏名、生年月日など個人情報は非公開になるため、企業側は閲覧できません。

しかし、公開した職務経歴から知られてしまう可能性があります。

念の為以下の3つに注意しておくと良いです。

• 個人情報の公開範囲を限定
• 職務内容を細かく書きすぎない
• 職場で転職サイトを開かない

転職サイトによくある非公開求人とは何？

非公開求人とは、一般には公開していない求人のことを指します。

採用をおこなう企業は主に、

• 新規事業を目的とした人材募集を極秘におこないたい場合
• ポジションに見合う人材のみ採用を検討したい場合
• 求人広告では募集できない特殊な経験者を求めている場合

などの事情で非公開求人として人材紹介会社へ登録をおこないます。

第二新卒と既卒の違いとは？

第二新卒は、おおむね「卒業後3年以内の社会人経験がある求職者」のことを指しています。

既卒についても明確な定義はありませんが、一般的には「学校を卒業してから3年以内で、正社員経験のない者」のことを指します。

退職してから転職活動をしたほうが良いですか？

どちらにもメリットとデメリットがあるので、一概にはいえませんが、在職中から準備をすることで、余裕を持って転職活動がおこなえます。

最後に｜第二新卒向け転職サイトをうまく利用しよう！

今回比較してみた中で、第二新卒歓迎の求人が一番多く掲載されていたのは「リクルートエージェント」でした。時期により求人数は異なりますが、圧倒的な求人掲載数を誇る「リクルート」ですので、たくさんの求人の中から選択できるでしょう。

ただ、本当に転職を成功させたいと思うなら自己分析までしっかりとおこなう必要があります。自己分析は一人でやるよりも、第三者と行うことで自分の新たな魅力や能力に気づくことができます。

第二新卒を積極的に採用している会社は多いです。機会を逃す前に、ぜひいまから転職活動を始めましょう。