第二新卒向け転職を成功させるためのポイント徹底解説|おすすめ転職エージェントも紹介

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第二新卒向け転職を成功させるためのポイント徹底解説|おすすめ転職エージェントも紹介
   
本記事は、転職エージェント公式サービス(リクルート・マイナビ・ビズリーチ等)の広告リンクを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

第二新卒の場合、新卒枠では採用してもらえずチャンスが狭まったり、新卒とは違ってスキルを求められたりすることもあります。新卒時の就職活動と同じような気持ちで臨んでしまうと、どこからも内定をもらえない恐れがあります。

効率的に転職活動を進めて内定を勝ち取るためには、転職エージェントを利用するのが効果的です。

転職エージェントを利用すると専任のキャリアアドバイザーが付き、自分に合った転職先の提案・非公開求人の紹介・履歴書作成や面接対応のアドバイス・転職先との条件交渉など、親身になって転職活動をサポートしてくれます。

ただし、一口に転職エージェントといっても数多くあり、若手向けや未経験歓迎の求人を多く扱っているところもあれば、専門職やハイクラスに特化しているところもあります。転職活動を成功させるためには、自分に合った転職エージェントを選ぶことも大切です。

この記事では、第二新卒が転職活動を成功させるために知っておくべきポイントや、転職エージェントを選ぶ際の注意点、各転職エージェントの特徴などを解説します。第二新卒で転職を考えている人・転職エージェントの利用を検討している人は、参考にしてください。

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この記事の監修者
岡 佳伸氏
岡 佳伸氏キャリアコンサルタント
国家資格2級「キャリアコンサルティング技能士」として、多くの人のキャリアを支援。厚生労働事務官、ハローワーク勤務を経て、社会保険労務士として開業。
目次

第二新卒とは?

第二新卒とは「新卒で入社をして3年未満の若手求職者」を指すケースが多くあります。しかし、転職サイトでも第二新卒の基準は定まっていません。法的な定義もなく、卒業する学校も高校〜大学と範囲が広くあります。

また、2020年時の資料「図4-1 年齢階級別入職率・離職率(令和2年(2020)・男)」「図4-2 年齢階級別入職率・離職率(令和2年(2020)・女)」によると、若年層の転職入職率は全世代と比較して高い割合です。他の世代は10%を切るなか、第二新卒の中心となる「20〜24歳」と「25〜29歳」においては男女ともに12%を超えています。

そのため、第二新卒の範囲は広く「卒業して何年も経過している…」といった理由から、転職活動を尻込みする必要はないのです。つまり第二新卒の転職を決めるのは、年齢ではありません。転職理由やキャリアプランを含めたポテンシャルに成功のカギがあります。

出典:厚生労働省|令和2年雇用動向調査結果の概況

学校卒業後3年以内の離職割合

若者における早期離職は、およそ3人に1人の割合で起こっています。2018年発表の資料では、学校卒業後3年以内の離職率は「高校卒36.9%、大学卒31.2%」と高い水準です。

企業規模別にみると、従業員数1,000人以上の企業では「高校卒25.6%、大学卒24.7%」、従業員数5人未満の企業では「高校卒61.9%、大学卒56.3%」となっており、およそ2人に1人が離職しているようなところもあります。

このような「若者のおよそ3人に1人が早期離職する」という状態はしばらく続いており、2018年以前の離職率推移としては以下のとおりです。

2014年2015年2016年2017年2018年
高校卒40.8%39.3%39.2%39.5%36.9%
大学卒32.2%31.8%32.0%32.8%31.2%

上記のとおり、2018年に入ってからは高校卒・大学卒ともにやや減少傾向にはあるものの、それでも30%以上という状態が続いています。

早い段階での退職はどうしてもネガティヴに捉えてしまいます。しかし、思っている以上に周りの同世代も同様の経験をしているものです。必要以上に不安に思わず、転職活動に臨みましょう。

出典:厚生労働省|新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移

新卒が仕事を辞めて第二新卒になる理由は?

離職理由については、以下のように「従業員側の個人的理由」と「企業側の理由」の2つに大きく分類されます。

  • 従業員側の個人的理由
    ⇒職場に対する不満(仕事内容・収入面・労働条件・人間関係など)、結婚・出産・育児・介護・看護など
  • 企業側の理由
    ⇒経営上の都合(経営困難による人員整理など)・出向・出向元への復帰など

2020年発表の資料によると、離職理由ごとの離職率推移は以下のとおりで、従業員側の個人的理由によって離職している人の方が多いという結果になっています。

2016年2017年2018年2019年2020年
従業員側の個人的理由10.7%11.1%10.4%11.5%10.1%
企業側の理由1.1%0.8%1.0%1.1%1.1%

※上記の離職率は「離職理由別離職者数」÷「1月1日時点の常用労働者数」×100で計算。

転職面接では離職理由について聞かれることもあるため、どのように受け答えするか事前にしっかり固めておく必要があります。

また、労働環境などに不満を感じて離職した人などは、再び同じような理由で離職しないためにも入念に企業研究しておくことも大切です。企業によっては「おためし入社制度」を設けているところもあり、ミスマッチを防ぐためには効果的です。

出典:厚生労働省|令和2年雇用動向調査結果の概要

第二新卒の転職活動における強みとは?

第二新卒だからこその強みを発揮すれば、たとえライバルが新卒であっても選考を勝ち抜ける可能性が高まります。新卒者にない社会人経験という強みは、工夫により魅力的にみせられるのです。

若さというポテンシャル

年齢の若さは、それだけで有利に働きます。新卒者と比較した少々の年齢差が、体力や気力に影響を及ぼすともいえません。前職の経験年数が長すぎないことからも、新しい職場に馴染みやすいメリットもあります。

ポテンシャルとは将来的な可能性や期待値などを表す言葉ですが、第二新卒者も新卒者と同様、潜在的な能力の開花などこれからの可能性に期待がもたれています。

企業としても、より早く馴染んでくれ、知識やスキルを積み上げて成長し、自社の戦力になる人材に育ってくれることを望んでいますから、第二新卒もそのポテンシャルで採用される可能性が高いのです。

若さというポテンシャルで転職を狙うなら、素直なやる気や、どうしてこの会社を選んだのかなどをより具体的に説明できるよう、準備しておくとよいでしょう。

新卒よりも社会人経験に長けている

「短いながらも社会人経験をもっている」といった特徴は、業務を進める上で有利といえます。たとえば、名刺の渡し方や業務報告・相談といった、基礎部分での立ち振る舞いに差があるからです。

また第二新卒の転職活動において、アピールポイントの少なさをコンプレックスに感じている人もいるでしょう。

しかし、面接では必ずしも成功体験のみが受け入れられるのではありません。「失敗から何を学び、どのように改善したのか」といった具体性のあるエピソードのほうが、より人間性が伝わります。

若手ならではの失敗談そのものを、メガティブに捉える企業はないでしょう。

前職での失敗経験を例に、できるだけ理論的にしっかりと説明し、何事にも前向きに取り組む姿勢をアピールすれば強みになります。

前職の教訓を活かして会社を見極められる

第二新卒の転職活動では、これまでの経験を判断基準にできます。とくに前職の退職理由がハッキリしているほど、同じ失敗を回避する視点をもっているからです。

  • 土日祝も仕事だったため友達と予定を合わせられなかった
  • 平均年齢が高く職場に馴染めなかった
  • 求人票に記載されていた以上に残業時間が多かった

上記のような具体的な内容は、新卒時の就職活動ではイメージしづらいものです。そこで、面接こそが絶好のチャンスです。気になることは漏らさず質問をして「理想に近い働き方が実現できるか」を確認する場にしましょう。

企業は第二新卒採用に前向き?

第二新卒には若さだけでなく社会人経験などもあり、転職市場において需要があります。

『Spring転職エージェント』による企業アンケートでは、対象企業391社のうち約47%が「第二新卒を採用したことがある」と回答しています。

事業所規模採用したことがある採用を検討中興味はあるが、採用したことはない採用していない
300人未満43.6%20.8%3.9%31.7%
300~1,000人未満45.5%15.1%8.1%31.3%
1,000人以上48.7%17.8%8.9%24.6%
全体46.6%17.9%7.4%28.1%
参考:【アンケート結果】第二新卒・既卒の採用状況|Spring転職エージェント

さらに「採用を検討中」「興味はある」などの回答も含めると約72%にものぼり、多くの企業が第二新卒の採用について前向きであることがわかります。

初めての転職で不安を抱く方は少なくないでしょう。しかし、このように企業側が第二新卒の採用に前向きな点を鑑みると、やみくもに不安に思う必要はないと考えられます。

「経験は価値ある財産」といった言葉も存在します。

前職での苦い経験も、ステップアップのチャンスと捉えましょう。前述した第二転職の強みを積極的にアピールし、初めての転職を前向きに進めることが転職成功へのカギとなります。

第二新卒が転職活動において不利になる要素は?

第二新卒の転職は、受入れようとする企業も増えているなど、比較的広い市場が開けていると考えられます。その一方で、第二新卒が転職活動を進めるにあたっては一定のハードルを把握しておく必要もあります。

ここでは第二新卒が初めて転職活動を行うときに、どのような点が不利になるか解説します。

「またすぐに辞めるのではないか」と不安に思われてしまう

選考を進める面接の場において、厳しい視線や言葉をもらうこともあるかもしれません。

対策として「自らが面接の場をコントロールする」くらいの気兼ねで臨むとよいでしょう。

具体的には「退職理由は後ろ向きなものではなく、希望する働き方を叶えるための結果」といったアピールです。

受け身の姿勢ではなく、自ら職歴の話題を出すほどの勢いがあると印象がアップします。

新卒一括採用がメインの企業には応募できないことがある

新卒一括採用の文化が色濃く残っている企業など、中途採用を行なっていない企業に、第二新卒として応募するのは難しい可能性があります。

もともと日本では新卒一括採用を軸に新しい人材を確保していた背景があるため、中途採用に積極的ではない企業があっても不思議ではありません。

しかし、近年は新卒一括採用の見直しを行う企業が増えてきました。令和2年に実施されたアンケートでは、44%の企業が「新卒者の採用割合を減らし、既卒者の採用割合を増やす予定」と回答しています。同資料においては、通年採用やジョブ型雇用(能力や成果により評価のこと)など、採用方法の多様化が広がっています。

将来的な労働力人口の減少や、経験者を確保したいと考える企業の増加から、採用の間口は広がる可能性が高いといえます。

参考:一般社団法人 日本経済団体連合会|採用と大学改革への期待に関するアンケート

大学・大学院などの就職ルートを利用しにくい

学校からの就職ルートが、使えないデメリットも理解しておきましょう。

  • 卒業したOB・OGによるコネクション
  • ゼミ・研究室の教授と企業のパイプ
  • 就職支援課による企業紹介

たとえば、理系の大学・大学院を中心とした専門職ほど、所属している研究室を介したケースが見られます。

しかし、第二新卒であってもインターンシップ(職業体験)を通じて業界や職種、企業の理解を深められるでしょう。インターンシップは新卒利用が多いイメージですが、第二新卒向けとして特集を行う転職サイト(参考:ゼロワン インターン)もあります。

第二新卒が転職活動を成功させるためのポイント

第二新卒における、転職成功に向けたポイントは以下の3つです。

  • 若さや元気をアピールする
  • 前職の経験を踏まえて取り組む
  • 転職エージェントを活用する

「前職においての学びや失敗を糧にしつつ、前向きな気持ちで」といったオーラを意識するとよいでしょう。

新卒に負けないフレッシュさを全面に出す

企業との初顔合わせである面接では、新卒に負けない明るくハキハキとした印象で臨みましょう。「人の印象のは55%が見た目で決まる(引用:メラビアンの法則)」といわれる根拠があるからです。

「電話応対でもコミュニケーションをとれそう」または「社内の人間と良好な関係を築けそうだ」と感じてもらえれば、面接時の評価があがるでしょう。

採用担当の9割以上がフレッシュさのアピールには「”身だしなみから受ける印象”は選考に影響する」と回答した調査もあります。基本的なことですが、少しぐらいと気が緩んでしまえば悪い印象を与えてしまいかねません。

面接の最初の段階でネガティブなイメージを持たれてしまうのはとても不利です。

服装や髪型に気を配ることは就活マナーとして身に着けておきましょう。

参考:(株)マンダムのプレスリリース

前職で得た知識と経験をアピールする

職務経歴書や面接においては、ぜひエピソードを盛り込みつつ前職の話をしましょう。

ストーリーを織り交ぜたほうが、前職の経験がイメージしやすく好印象に繋がります。また、新卒にはない「社会人としてのビジネスマナー」や「業界・職種の知識」のアピールにもなるでしょう。

たとえば、営業職であれば、におけるコミュニケーション力の場合です。「たくさんのお客様と関わった経験があります」と単調な伝え方はNGです。具体的な内容を交え、「初回の飛び込み訪問からコツコツ通い続けた結果、3ヵ月経った頃にはプライベートな会話もできるようになり大口の契約を取ることができた」などです。

異業種にチャレンジする場合は、前職との関連性をヒントにしましょう。「事務の仕事は他部署の仕事も手伝っていました。経理のサポートだけではなく、決算業務をはじめとする専門性を深めたいです」といった、向上心のアピールも有効です。

強みや自走力をアピールする

第二新卒は、フレッシュさや元気さなどポテンシャルをアピールすることも有効ですが、これまでの経験で得た自身の強みやノウハウ、前職を経験したことで身に付けた自走力をアピールすることも、転職成功のために有効なポイントです。

強みは、前職で経験したことだけに限らなくてもかまいません。アルバイト経験や学生時代の経験など、アピールできるものがあれば積極的に伝えるようにしましょう。

例えばアルバイトでリーダー経験があり、まとめ役や調整役として働いてきたことでリーダーシップがある、または誰とでも打ち解けられるといったことです。

また第二新卒がアピールすべき点として、自走力もあげられます。

企業が第二新卒に求めるのは、新卒採用者のように丁寧な研修を行わなくても、すぐに業務に取り組んでもらえる人材です。問題に対して自分ならどういった解決策を実行するかなど、具体的に説明すれば自走できる人材であることをアピールできるでしょう。

転職エージェントをうまく活用する

転職エージェントは応募から面接の日程調節、内定までのすべてをサポートしてくれる存在です。「中途採用はどのようなスケジュールで進むのか?」あるいは「自分に向いている職種がわからない」といった悩みにも親身に答えてくれます。

第二新卒など20代の若い世代に特化した転職エージェントもあるため、悩みが伝わりやすく相談しやすいメリットもあります。

転職エージェントには第二新卒から大手企業への転職をサポートしているところもあり、転職先の選択肢を広げることにも役立ちます。

2020年実施の転職経験者を対象としたアンケートでは「およそ5人に1人の割合で転職エージェントを利用した」と回答しているほどです。もちろんハローワークや転職サイトへの登録も選択肢ですが、受けられるサービス幅の広い転職エージェントは第二新卒の転職活動にかかせないサービスです。

参考:東晶貿易株式会社のプレスリリース

第二新卒が転職エージェントを活用するメリットは?

第二新卒の転職は需要があるものの、不利になる点もいくつかあります。それらをふまえ、第二新卒だからこそのメリットを全面に出しながら転職活動をすすめるのは大変に感じる面もあるでしょう。

転職エージェントを活用すれば、そうした心配を少しでも減らせる可能性があります。それには以下で紹介するようなメリットがあるからです。

ここでは第二新卒が転職エージェントを活用するメリット5つをくわしく解説します。

幅広い条件から転職先を探せる

転職エージェントは、希望の働き方ができる職場を見付けられるか不安に思う人にピッタリです。業界や職種が決まっていない場合でも、相談から始められます。

希望する条件が決まっている人にもメリットがあります。特定の業界に強いコンサルタントも多く、より深い情報を得られるでしょう。

また、給与や休日数、転勤の有無などの条件面はもちろん、企業の内部情報を知るチャンスです。たとえば、フランクな雰囲気や裁量権が多い、実力主義かどうかなど。

加えて、コンサルタントとの面談をもとに、豊富な求人数から厳選した応募先をピックアップしてくれます。「どの企業を受けたらよいだろうか」と頭を抱えるストレスも減らせるでしょう。

前職のキャリアを踏まえて転職先を提案してくれる

「自分に適した転職先がわからない」と悩んでいる人は、相談してみるとよいでしょう。専任コンサルタントが転職者の経験や性格をもとに厳選した求人をピックアップするからです。

「この企業は未経験者も積極採用している」あるいは「ワークライフバランスを重視している」と、具体的な提案を受けられます。

ひとりで転職先を選んでしまうと、前職と同じ失敗を繰り返してしまうかもしれません。転職エージェントを利用すれば、第三者目線のアドバイスをもらいつつ応募先を検討できるため、理想に近い企業に出会いやすくなります。

非公開求人の紹介を受けられる

転職エージェントでは非公開求人を保有しており、全体の求人の大部分を占めている場合が多くあります。たとえば、業界大手のリクルートエージェントの非公開求人数は10万件以上です。(※2022年3月現在)非公開求人とは一般サイトには公開されておらず、転職エージェントの登録者のみが応募できる仕組みです。

非公開求人には、次のようなメリットがあります。

  • 応募が殺到しづらく競争倍率が低い
  • 企業が求める人材像とマッチしやすい
  • 大手や優良企業の案件が含まれている

企業側が求人を非公開にする理由は「応募者を厳選したい」または「人材の確保を急いでいる」といったケースです。採用活動の本気度を表しているともいえるので、採用のチャンスは増えます。

履歴書作成や面接についてのアドバイスを受けられる

苦手な人も多い書類作成のサポートや面接対策も、転職エージェントにおける支援のひとつです。

履歴書や職務経歴書などの書類は、書くことがある程度決まっているため、どんな風に誰が書いても変わらないもののように見えます。

多くの応募書類の中で、採用担当者の目に止まるにはポイントを押さえた効果的な書類に作り上げる必要があるのです。

転職のプロであるコンサルタントのアドバイスを受ければ、業界・職種に適した書き方や魅力的に映るアピール方法などがわかるでしょう。

面接対策も転職のプロであるコンサルタントのアドバスが役立ちます。効果的なアピールポイントの発掘や、話し方や話す速度といった表現の仕方までアドバイスがもらえることもあります。

面接という限られた時間で、しっかりと自分の強みをアピールできるようになれば希望の転職を叶えやすくなるはずです。

前職の期間が短く不安に思う人にはとくにメリットです。採用側からは、業務中のちょっとした行動が評価される場合もあります。「プレゼン資料は伝わりやすいようグラフや画像を工夫」または「あいさつは必ず自分から行い良好な人間関係に努めた」など、大きな成果ではなくとも語れるポイントが見つかるでしょう

勤務条件の交渉を代行してもらえる

話題にしにくい給与や内定受諾の期限などを、担当コンサルタントに代理交渉してもらえます。前職よりも給与が大幅に下がってしまうのは、新しい環境で頑張るためにも、妥協したくはないポイントでもあります。

転職エージェントの利用者に向けたアンケートでは、8割の人が「前職よりも条件を落とさずに転職できた」と回答しています。また、面接の場で給与交渉をしたばかりに、企業側の想定よりも高めに伝えてしまう失敗を避けられるメリットもあるでしょう。

参考:東晶貿易株式会社のプレスリリース

第二新卒に強い転職エージェントの特徴は?

数ある転職エージェントのなかでも、第二新卒に適したサービスを選ぶことが大切です。むやみに数を登録してしまうと、各担当者とのやり取りだけで疲弊してしまいます。特徴を抑えて、最短距離で内定を目指しましょう。

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求人数が多い

分母である選択肢が多いほど、条件に沿った求人を選べます。「求人数がたくさんあると、逆に選びきれなくなるのでは?」と不安に思う必要はありません。

転職エージェントには、登録者に専任のコンサルタントが付きます。応募する企業に関する質問はもちろん、比較検討も相談に乗ってくれるのです。複数ある企業を俯瞰(ふかん)的に見ることにより、良し悪しが明確になるでしょう。

若年層の転職サポートの実績がある

転職エージェントが「どのような転職者を対象としているか」をチェックすることが大切です。商品開発で売り先であるターゲットを決めるのと同様に、転職エージェントにおいても利用する年齢層を定めているからです。

第二新卒者であれば、第二新卒の転職サポートに特化したエージェントを利用しましょう。加えて担当コンサルタントとの相性が、転職活動のモチベーションを左右します。いずれのサービスに登録しても、最後は人間同士のコミュニケーションだからです。

「なんだか会話が噛み合わないな」または「希望する求人とはかけ離れたものばかり提案される」といった空気を感じた場合、担当者を変えてもらうことも可能です。面談を通じて、本音を語れそうなフィーリングの合う担当者を見付けることが重要でしょう。

専門性を活かしたアドバイスを得意としている

特定の業界・職種に特化した転職エージェントに登録すれば、理想の企業とマッチングしやすくなります。

「転職先でもこれまでの経験を活かしたい」または「思い切って異業種にチャレンジして手に職を付けたい」と具体的な考えがある場合、選ぶときの参考にしましょう。

また、担当コンサルタントも得意とする領域に違いがあります。たとえば、製造業やIT分野の知識が深かったり、特定の職種に強かったりするなどです。候補先のよい面や厳しい面といった、表面上では見えづらい情報を得やすくなるでしょう。

第二新卒が転職エージェント使って転職する流れ

第二新卒が転職エージェントを活用して転職を進める場合、おおむね以下のような流れになります。

  1. 転職エージェントに登録する
  2. 転職エージェントから連絡があり、ヒヤリングなどが行われる
  3. 希望に応じた転職先を紹介
  4. 転職エージェントを通じて応募
  5. 書類選考
  6. 書類選考に通過した場合、面接
  7. 内定をもらう
  8. 入社

転職エージェントへの登録は、サイト上でいくつかの設問に答え、メールアドレスや名前などを登録します。数分程度で済む簡単な仕様になっている場合がほとんどなので、まずは気軽に登録してみましょう。

その後、転職エージェントから連絡が届き、さらに詳細なヒアリングが行われます。条件などについては、遠慮せずに希望を伝えておきましょう。

転職エージェントは登録した内容やヒヤリングを元に、あなたに合う求人を紹介してくれます。もちろん、いまいちだと思えば応募する必要はありません。よい求人が見つかるまでの間に、履歴書や職務経歴書の添削を受けたり、模擬面接など面接対策を受けたりして万全の体制を整えましょう。

気に入った求人が見つかったら、書類選考に望みます。書類選考に通れば面接になります。このあたりは、新卒採用の流れとほとんど変わりません。

内定をもらえたら、入社の準備を進めましょう。ここでもわからないことは、担当コンサルタントがサポートしてくれます。

入社後のアフターフォローを行っている転職エージェントもあるため、入社してみたら条件が違ったなど、当初の話と異なるようなことがあれば申し出てみてください。

転職エージェントを活用しての転職活動は至ってシンプルで、うまく活用することで転職活動を有利に進められたり、求人を探す手間を省いたりできます。

第二新卒として理想の転職を成功させるためにも、転職エージェントを活用してみましょう。

第二新卒の転職に役立つ転職エージェント

第二新卒におすすめの転職エージェントのカテゴリは「大手総合型」と「若手特化型」に加えて「専門型」の3種類ほどに分類できます。転職軸に合ったサービスを、バランスよく登録しましょう。

岡 佳伸氏
岡 佳伸氏

第2新卒では新卒採用時のような集合研修等の計画的な研修が受けられないことが多いです。しかし、中途採用者でも同時期の採用者で仲間を作るために「中途採用者研修」等の研修を計画している会社もあります。入社後に早く会社にな馴染むために研修は重要な要素です。転職を成功させるためにも入社後の研修や育成についても情報を得るようにしましょう。

第二新卒が利用したい大手総合型の転職エージェント

大手総合型の転職エージェントの特徴は次のとおりです。

  • 求人数が豊富にある
  • 業界・職種の幅を問わない
  • サービス拠点の数が多い

転職の方向性にかかわらず、最低1つは登録をおすすめします。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

人材業界でも最大手のリクルートが運営しています。非公開求人数が10万件以上(2022年3月現在)と、業界最大級の求人を誇ります。転職先を探すなら、できるだけ多くの求人に触れることはとても大切です。その分、選択肢がるため、理想の転職先を見つけやすくなるでしょう。

各種セミナーも開かれており「第二新卒必見!自分に合った転職活動の進め方(2022年開催)」と、ピンポイントな内容もあるほどです。サポート体制も充実しているため、迷ったらとりあえず登録しておきたい転職エージェントです。

doda(デューダ)エージェント

doda(デューダ)エージェント

dodaは求人数20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)を超える大手総合型サービスのひとつです。なかでも注目したいのが「スカウトサービス」です。

これは、自分から求人を探したり、キャリアアドバイザーからの紹介を待つだけでなく、あなたの登録したスキル・経験をもとに、企業側から逆オファーが届くサービスです。どのような企業から、どのような条件のスカウトが来るかによって自分の市場価値を知ることができます。

一つのエージェントでさまざまなサービスが受けられる点でも、登録しておいて損のない転職エージェントです。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

株式会社マイナビが提供する総合型転職エージェントです。でありながら「第二新卒の転職に特化したチームを編成」と、若手によりそった運営をしています。

「ライフワークバランスの両立をしたい」また「若いうちに大胆なキャリアチェンジを検討している」と具体的な悩みの相談もできます。丁寧なサポートなら安心して転職活動を進められるでしょう。二人三脚で転職活動をサポートして欲しい方は、こちらを検討してみてください。

第二新卒など若手の転職に強い転職エージェント

若手の転職者へ特化したサービスであれば、紹介される求人がより希望に近い内容の可能性が高まります。

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20’s

若手専門のエージェントのため「未経験OK」の求人が全体の7割ほどあります。(2022年3月現在)転職後の職場への定着率がおよそ95%(3ヵ月以上在籍)と、ミスマッチが起きにくい転職エージェントそいえるでしょう。

第二新卒の転職で不安になりがちな面接対策や、履歴書・職務経歴書の作成サポート、適性診断を用いての自己分析など、さまざま面から転職をサポートしてくれる転職エージェントです。

ハタラクティブ

ハタラクティブ

20代の未経験者に特化した転職エージェントであり、利用者の割合も9割が20代です。前職では叶えられなかった理想の企業や手に職をつけたいと考える若手におすすめです。

就職Shop

就職Shop

リクルートが運営する20代向け(利用者の9割が20代)の転職エージェントです。首都圏と関西に拠点がありアクセスしやすいのも魅力といえます。オンライン面談にも対応しており、地方に住んでいる人も利用できます。

安定のお仕事

安定のお仕事

安定のお仕事は2021年の実績で正社員への内定率が98%を誇る転職エージェントです。安定したホワイトな企業への転職を支援しています。IT系の資格取得を無料でサポートしているためキャリアアップを見込めます。

スキルや転職活動に自信がない第二新卒に強い転職エージェント

挑戦したみたいことはあるけれど自分のスキルに自信が持てない、本当に転職できるのか心配など、転職に自信が持てない方には一緒に伴走してくれるような手厚いサポート体制がととのった転職エージェントの活用がおすすめです。

UZUZ

UZUZ 第二新卒 転職

UZUZは一人ひとりにあわせたオーダーメイド形式の転職サポートを行っています。不合格が続いている、空白期間があるなど、本当に転職できるか自信が持てない方や、そもそもどんな仕事が向いているのかわからないと悩んでいる方に、丁寧な面談と求人の紹介でサポートしてくれる転職エージェントです。

厳しい基準を設け、さらに実際に企業へ訪問して動労環境や教育体制までチェックすることで、徹底してブラック企業を廃除した求人を紹介しています。第二新卒など若手の採用を積極的に行っている企業の求人を多く扱うなど、第二新卒の転職を成功させるためのさまざまな体制が整っている転職エージェントです。

専門性を活かした転職に強い転職エージェント

専門職や外資系に務めていた場合は、ハイクラス専門のサービスもあります。スカウト制度や高収入求人などの特徴を活かしましょう。

ビズリーチ

ビズリーチ

スキル・経歴をもとに企業側からスカウトされる仕組みです。逆アプローチ制であるため、年収を含めた条件交渉がおこないやすいメリットもあります。登録には審査がありますが、無料で利用できます。(※一部機能は有料)自分の市場価値を客観視するチャンスでもあるでしょう。

パソナキャリア

パソナキャリア

業界大手のパソナグループが運営しているエージェントサービスです。営業職やエンジニア職の取り扱いを多く保有しています。(2022年3月現在、各全体のおよそ20%ほど)

「IT機器営業のキャリアアップ」や「法務職からのはじめての転職」といったセミナーのバリエーションも豊富です。他では得られない業界知識が深まるので、キャリアアップを目指す人におすすめです。

第二新卒の女性におすすめの転職エージェント

第二新卒など若手向けの転職エージェントには女性に特化したものもあります。

type女性の転職Agent

type女性の転職エージェント

type女性の転職Agentは、女性の転職を支援する転職エージェントサービスを展開しています。

18年以上に及ぶのサービス提供実績から、女性の転職に必要なノウハウを持ち、キャリアアップやライフスタイルの変化をみこした転職のサポートを行なっています。

非公開求人も多く保有しており、登録したからこそ知り得る優良求人に出会える可能性もあります。

第二新卒からの転職のコツは臆せず前に進むこと

第二新卒における転職成功のコツは「前向きに行動する」です。前職のキャリアが短いことから、どうしてもネガティブに捉えがちです。選考の途中でも退職理由を聞かれるでしょう。しかし、長く働いてほしいと思われているからこその質問ともいえます。

まずは社会人として新たな一歩を踏み出して、自己分析や企業選びに励むことが大切です。「何からスタートしてよいかわからない」と悩んでいる人は、転職エージェントも味方にしつつ理想の企業に出会いましょう。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。