結論、外資系への転職を成功させたい方は、転職エージェントへ登録することをおすすめします。

外資系の職場は社風や求められるものが一般的な職場とは異なるため、自身のキャリア計画にフィットした企業を慎重に選択すべきだからです。
ご自身に納得のいく形で外資系企業に転職するためにも、転職エージェントの特徴や転職に必要な知識をあらかじめ把握しておきましょう。
この記事では、外資系に転職したい方が登録すべき転職エージェントについて、それぞれの特徴を紹介します。

外資系企業への転職におすすめの転職エージェント・転職サイトランキング
外資系企業への転職活動を行う際、登録すべき転職エージェントは主に2タイプに分類されます。
- 総合型
- 外資系メイン
「総合型」は、豊富な求人数かつ業界を絞らない広い万人型、反対に「外資系メイン」は求人数こそ少ないですが、ハイキャリアに絞った一点集中型です。
なるべく多くの求人から自身にピッタリの企業と出会うために、転職エージェントへの登録段階から作戦を立てて、転職活動に臨む必要があります。
転職エージェント | 総合評価 | ハイクラス向け 求人数 | 求人の質 | サポート |
---|---|---|---|---|
![]() 公式サイト | 3.8 | 145,532 件 | 公開求人数 7万件以上 | 企業から 直接スカウト |
![]() 公式サイト | 5.0 | 88,268件 | 求人の1/3が 年収1,000万以上 | 企業から 直接スカウト |
![]() 公式サイト | 4.8 | 47,706件 | 非公開求人 1.8万件以上 | 20年以上の 転職実績 |
![]() 公式サイト | 4.5 | 非公開 | 年収3,000万円以上の 求人が多数 | 39カ国で サービスを展開 |
![]() 公式サイト | 4.0 | 33,685件 | 年収800万円以上の 求人が豊富 | 厳選された4000人の ヘッドハンターがサポート |
【総合型】外資系転職向けのおすすめ転職エージェントを徹底比較
総合型の転職エージェントは、広い範囲で希望の会社を探せます。
業界・職種を限定せず、就業地域も全国を扱っているケースがほとんどだからです。
数多くの業界に携わっているため、コンサルタントの知識も高いレベルを期待できます。
「どのような求人があるのかを知りたい」あるいは「自身の方向性が定まっていない」方は登録しておきましょう。
リクルートダイレクトスカウト
「リクルートダイレクトスカウト」は、転職業界最大手のリクルートが運営する”ハイクラス向け”の転職エージェントです。
- 転職決定年収 平均925万円以上 ※1
- 年収800万~2,000万円の求人を多数掲載
- 転職スカウトサービス 顧客満足度2年連続No.1 ※2
※1 2022年度実績:2022年4月~2023年の間にレジュメ登録があった年収750万円以上のサービス登録者
※2 2023年オリコン満足度調査 転職
規模の大きさを存分に活かした、豊富な求人数が見込めるでしょう。
これまで培ってきた経験を活かして、さらなるステップアップを目指せます。
求職者から応募するスタイルではなく、企業側からスカウトがくるため、リクルートダイレクトスカウトの魅力です。

ビズリーチ
「ビズリーチ」は企業からのスカウトにより、自身がアプローチされるスタイルです。
- 年収1,000万以上の求人が3分の1以上あり
- 有料会員となると、利用サービスや案件数を多く閲覧できる
- 企業から直接スカウトされるヘッドハンティング制
- コンサルタントによる仲介はせず、企業と直接コンタクトを取る
企業担当者との連絡は、メールのみならずスカイプや電話面談にて行うのがビズリーチの基本です。
またCMでも馴染みのあるビズリーチは、登録者の経歴を見た企業から直接スカウトされるため、選考がより具体化しやすいでしょう。
転職がはじめての方は、思ってもいなかった自身の強みを発見できる可能性もあります。
募集要項からは測れない、企業の本音を知ることもできるでしょう。

type転職ハイクラス
「type転職ハイクラス」とは、ハイクラス・エグゼクティブ層に特化した転職エージェントサービスです。
大手企業の次世代リーダーから、スタートアップの役員ポジションまで、キャリアアップしたい方にはうってつけの求人を多く保有しています。
また質の高いキャリアアドバイザーが在籍しており、面接満足度が83%と転職者の方から評価されています。
- 首都圏のハイクラス・エグゼクティブ求人を10,000件以上保有
- 20年以上にわたり蓄積した企業データや独自情報を保有
- ハイクラス・ミドル領域の転職支援に特化したコンサルタントが担当

ランスタッド
「ランスタッド」は、オランダ発の世界最大の人材サービス会社で、上記は日本法人です。
- 関東を中心に全国に90以上の支店があるため、最寄りに位置する可能性が高い
- 外資系の取り扱いが多いため、英語力を発揮したい方にもおすすめ
- 人材派遣業が中心の事業内容でもあり、キャリア相談が可能
- 製造系エンジニア求人が豊富
海外の企業が元ということもあり、外資系の求人を多く取り扱っています。
ランスタッドは製薬・医療系、または製造系の業界は専任コンサルタントが在籍するなど、各分野にも力を入れています。
dodaX
「doda X」は、管理職やハイキャリアの方などに特化した転職支援サービスを展開しています。
- 年収800万円以上の高収入求人あり
- ヘッドハンターからのプラチナスカウトが届く
- 厳選された4000人のヘッドハンターが在籍
全ての求人がマネージャークラスやCFO、事業戦略担当などのハイクラス求人で、現在管理職に就いている方のほか、転職をきっかけにキャリアアップしたい方にもおすすめできます。
年収800万円以上や年収1,000万円以上の非公開求人を多数保有しており、年収アップを目指す方も条件に合う求人を見つけられるでしょう。
登録すると、ヘッドハンターから直接スカウトが届くシステムで、忙しい方でも手間をかけることなく好条件の求人に出会える可能性があります。
気になる求人を見つけたらdoda Xを介して応募できるサービスもあり、自身の意向に合わせて転職活動を進められるのが特徴です。
エンワールド
「エンワールド」は、文字通りグローバル企業でのキャリア形成に特化した転職エージェントです。
国内転職エージェントのエン・ジャパンの子会社にあたります。
- 元は外資系企業への人材派遣サービス業のため、グローバルな繋がりが強い
- 国内拠点は4ヵ所(東京2支社・大阪・名古屋)と限定的
- 海外5ヵ国に拠点をもっており、国外に従事するチャンスを掴む可能性もある
- 「入社後活躍」との銘打ったサポート体制により、内定後1年間の密なアドバイスやセミナーを開催
エンワールド経由での外資系への入社はあくまでスタート地点です。
内定以降の活躍のために尽力してくれる企業姿勢は、転職者にとって心強い味方となるでしょう。
LHH転職エージェント
「LHH転職エージェント」は、スイス本社の人材サービス業、アデコが運営元です。
各分野に精通したコンサルタントが待機しており「この業界を狙っている」との明確な目標が決まっている方に、LHH転職エージェントはおすすめです。
- 専門職種に精通したコンサルタントを配置
- 世界26ヵ国にオフィスを構えるグローバル展開で、外資系企業への強いネットワーク
- 担当コンサルタントが企業担当者・求職者間の要望やニーズを中継する「360度式コンサルティング」により、双方の情報がブレない
ホームページからも、各業界の詳しいトレンドニュースを頻繁に発信している同社。
インターネットからの情報のみでは得られないような、業界のリアルを知れる可能性もあるでしょう。

パソナキャリア ハイクラス転職
「パソナキャリア」は、利用者数が4番目に位置するメジャーな転職エージェントです。(※2021年調査)
大きな特徴として、非公開求人の割合が80%以上といった強みがあります。
複数の転職エージェントを利用すると、まれに紹介される企業が被るケースがありますが、パソナキャリアであればオンリーワンの出会いが望めるでしょう。
- 年収UP率が「61%(※2018年調べ)」と、ハイクラスなステージでの活躍が望める
- 口コミでは「書類添削が丁寧だった」「女性の転職カテゴリが充実していた」との声がある
- 公開求人の場合、関東圏にやや集中している
外資系企業への成功体験も多く見られます。公式サイトには「外資系についてのQ&A」とのカテゴリが設けられているほどです。

【外資系転職に特化】グローバル転職におすすめの転職エージェントを徹底比較
転職エージェントのなかでも、外資系をメインに扱う転職エージェントの併用をおすすめします。
総合型と比較すると求人数こそ劣るものの、 1つひとつの質はハイクラスなステージを目指せる企業が多数です。
コンサルタントも外資系への転職に精通しているため、求職者のビジョンや想いが伝わりやすいでしょう。
Samurai Job
「Samurai Job」イギリスを拠点として40年以上の歴史を誇る転職エージェントです。
公式サイトに表示されているとおり、Samuraijobでは年収2,000万円クラスの高い年収を目指すことができます。
- 取り扱いの半数以上が非公開求人
- グローバルとハイクラスをかけ合わせた特徴をもつ
- コンサルタントは各業界や職種に特化
コンサルタントが特定スポットに専門性をもつため、狙った業界の最新情報をもとに転職活動を進められるでしょう。
マイケル・ペイジ

「マイケル・ペイジ」は世界36ヵ国に支店を展開しており、同社自身も外資系企業のひとつです。
グローバルな舞台で活躍するのに必要な本質を知れる、大きなチャンスともいえます。
- 正社員のみならず、契約または派遣社員での雇用形態にも対応
- 幅広い企業分野を扱っており、求人検索画面では全15業界から吟味できる
- 口コミでは「連絡がとにかく早い」「登録から内定まで2週間だった」とスピード感に溢れる感想が多数
公式Twitterでも、頻繁に転職者へ向けての詳細なトレンドやニュースを発信しています。
ライバルに差をつけるために、1つでも多くの知識を取り入れる方法がおすすめです。
ロバート・ウォルターズ

これまで磨いた語学力活かした働き方を模索する方は「ロバート・ウォルターズ」への登録をおすすめします。
- 「ハイキャリア✕グローバル」に特化している
- 世界31ヵ国の主要都市に拠点あり(海外にステージを置きたい方にもおすすめ)
- 公式サイトから英文の履歴書をアップロードして、スカウトを待つスタイルも可能
- 書類(履歴書や職務経歴書)の添削指導あり
ビジネスの現場で通用する語学に加え、高いスキルや経歴をも求められる同社。
ハイキャリアに定義はありませんが、引く手あまたの市場価値へとステップアップきるでしょう。
アクシスコンサルティング
外資系のなかでもコンサルタントへの転職に力を入れているのが「アクシスコンサルティング」です。
- アクシスは非公開求人の割合が77%(2021年9月現在)
- 平均支援期間3年(最適なタイミングで望むため時間をかける)
- 企業に応じた書類・面接指導あり
公式サイトに「時期ではないと判断した場合、無理に転職を勧めない。生涯のパートナーを目指す」とあるとおり、応募者の立場になる姿勢が心強いと感じられるでしょう。
なかには、100%乗り気でなくとも「ここまで話が進んでいるから…」と、選考に進まざるを得ない状況もあるかもしれません。
自身が心から納得できる転職こそ、成功した転職といえますよね。
Morgan McKinley

「Morgan McKinle」は、金融や資産運用への方面に精通している転職エージェントです。
- コンサルタントは特定の業界における有識者もしくは実務経験者で構成
- 世界10ヵ国の国外拠点もあり、日本ではなく海外勤務を模索する方へもおすすめ
- アセットマネジメント(資産運用の代行)への特化チームがある
- アセットマネジメント業界のおよそ5分の1に相当する求人紹介ができる
公式サイトでも、ビジネス市場におけるトピックを頻繁に発信しています。
プロ目線での最新ニュースを把握できるため、書類作成や面接などいずれのシーンでも大きなヒントになるでしょう。
コトラ

「コトラ」は金融・コンサル・IT・製造業・経営層に強い転職エージェントです。
- 金融・コンサルに特化
- 年収800万~2,000万円の求人数20,000件以上
- 業界経験者がキャリアアドバイザーを務める
業職種を限定しているにも関わらず、公開求人数は2万件以上と豊富にあり、同業界への転職を目指すなら登録しておきたいところです。
またコトラの担当者は各業界の出身者で、業界に精通しているため業界特有の細かな点まで確認できます。
また「KOTORA25」という価値観診断や面談の無料サービスでは、転職先に求める条件や転職する際の注意点など一人ひとりにあったアドバイスをもらうことができます。
RGFエグゼクティブサーチジャパン
- バイリンガルのエグゼクティブ人材を対象とした転職サービス
- 業界・職種に特化したコンサルタントが長期的な視点でサポート
- アジアを中心に、世界中の企業の求人を保有
リクルートグループ傘下のRGFエグゼクティブサーチジャパンは、バイリンガルのエグゼクティブ人材を対象とした転職支援サービスです。さまざまなバックグラウンドをもつ多国籍なコンサルタントが、グローバル企業への挑戦をサポートしてくれます。
コンサルタントは業界・職種ごとに細分化されており、専門的な知識・情報に基づいて企業とのマッチングをおこなうのが魅力です。スキルや経験だけでなく、企業の社風と求職者の個性・人柄とのマッチ度にも重きをおき、長期的に満足できる転職先を提案してもらえます。コンサルタントが企業と良好な信頼関係を築いているからこそ、実現できるサービスです。
紹介先の企業は日本だけに留まらず、アジアを中心に全世界に及ぶため、海外での活躍を視野に入れてキャリアを築いていきたい方にもおすすめできるエージェントです。
外資系・コンサル業界におすすめの転職エージェントを徹底比較
外資系コンサルは年収が高く人気のある職種ではありますが、選考の難易度が高いため、対策を十分に行う必要があります。
コンサルへの転職を成功させるために、本章で紹介する外資系コンサルに特化した転職エージェントを利用しましょう。
アンテロープキャリアコンサルティング

- 専門性の高いコンサルタント
- 詳細なジョブディスクリプション・内部情報の提供でミスマッチを防止
- 転職後も見据えた長期的なキャリア開発
アンテロープキャリアコンサルティングは、金融とコンサルティング業界に特化した、ハイクラス向け転職エージェントです。IBD、PE、VC、AM、グローバルマーケッツなど、キャリアアドバイザーは専門領域を明確にしていますから、クオリティーの高いサポートをうけられるでしょう。
人事部だけでなく、部門ごとの採用責任者と深い関係を築き、詳しい内部情報を得ているのもメリットです。詳細なポジション情報がわかるため、転職後のミスマッチも減らせるでしょう。
ハイキャリアの選考では、モデリング試験など特殊な面接が科されることがあります。アンテロープキャリアコンサルティングは、このような特殊な面接にも的確なアドバイスがもらえるので、選考通過率もぐっとアップします。
ムービン・ストラテジック・キャリア

- 日本政策投資銀行、メガバンク、大手証券会社をはじめとする金融業界出身者が転職をサポート
- 圧倒的な業界知識で転職支援実績No.1
- 転職後のキャリア形成に関する相談も可
「ムービン・ストラテジック・キャリア」は、金融とコンサルティングに特化したハイキャリア向けの転職エージェントです。金融業界出身のエージェントが在籍しており、転職に関する確かな情報と人脈を持ち合わせています。
投資銀行は採用枠が少ない傾向にありますが、ムービン・ストラテジック・キャリアは求人を豊富に持ち合わせており、約20年以上にわたる実績をもとに培った独自のカウンセリングメソッドで、適切な転職先を紹介してもらえます。
キャリア形成や業界動向に精通したエージェントにキャリア相談が可能なのもメリットです。目先の転職だけでなく、長い目で見た転職をサポートしてもらえます。
エグゼクティブリンク
- コンサルティング業界に特化
- 年間内定者数500人以上
- 自信をもって面接に臨める、きめ細やかな選考対策
エグゼクティブリンクは、コンサルティング業界に特化した転職エージェントです。年間500人(※)以上もの内定者を輩出しており、外資系ファームの支援実績も豊富にあります。コンサルタント経験者のキャリアエージェントが、あえて担当人数を限定してサポートしてくれるとあって、求職者に寄り添った支援に期待できるでしょう。
エグゼクティブリンクの最大の魅力は、きめ細やかな選考対策を受けられることです。一社ごとに過去の面接内容を網羅・分析した面接対策資料や面接質問集、過去の筆記試験の情報がまとめられており、万全に準備したうえで選考に臨めます。本番で初めて聞く質問に慌てる可能性を最小限に抑えられ、落ち着いて自己アピールに専念できるはずです。
また、回答方法までアドバイスを受けられる模擬面接や、戦略系ファームの面接を想定したケース面接対策講座・ケース面接回答例など、充実したサポートで転職を成功に導いてくれます。
(※)エグゼクティブリンクの公式サイトより
外資系・投資銀行&PEファンド転職におすすめの転職エージェント
続いて投資銀行・PEファンドへの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
投資銀行やPEファンドへの転職には、金融業界の経験はもちろん、コンサル経験など求められる能力が多岐にわたるのが特徴です。
ここでは、投資銀行やPEファンドへの転職の選考対策に精通している「コンコードエグゼクティブ」を紹介します。
コンコードエグゼクティブ

- 独自のキャリア設計法を活用したキャリア戦略を個別設計
- 大手投資銀行や有名PEファンドの選考ポイントを完全把握
- 特別案件や特急選考などの限定求人あり
「コンコードエグゼクティブ」はハイキャリアに特化した転職エージェントです。特に投資銀行とPEファンドへの転職に強い実績を誇ります。
キャリアアドバイザーがあなたのキャリア戦略を個別に設計してくれ、将来のビジョンや仕事内容、ポジションなどを考慮して、最適なキャリアを考えてくれます。
有名ファームや人気企業の選考ポイントを熟知しており、内定を勝ち取るための対策を徹底して実施してもらえます。特別案件や特急選考など、他社では見られない独自求人も保有しており、ぜひとも登録しておきたい転職エージェントです。
外資系・IT業界におすすめの転職エージェント
外資系のIT企業への転職を目指すためには、IT業界に特化した転職エージェントを利用することがおすすめです。
本章は新興テクノロジーに特化しているアデプトを紹介します。
アデプト
- 外資系IT企業への転職に強み
- 求職者の利益を最大化するための転職支援
- 外資系企業に対応した面接対策
外資系IT企業への転職を目指すなら、アデプトがおすすめです。アデプトは、新興テクノロジー業界を専門に、創業から約20年にわたって外資系IT企業との太いパイプを築いてきた実績があり、市場の最新情報を共有してくれます。
アデプトでは、マネジメント職への昇進だけに捉われないキャリアパスの提案を軸にした、求職者の利益を最大化するための転職支援が特徴です。コンサルタントへの相談では、まず自身の市場価値とキャリアの目標を明確にし、そのうえで目標を達成するために必要なキャリアパスを客観的な視点からアドバイスをしてくれます。
相談の結果、現職に残留することを勧められることもあるようです。 面接対策も充実しており、身だしなみやマナーのほか、外国人の面接官に好印象を与える振る舞いなどもレクチャーしてもらえます。
また、国によって異なる慣習に従った応募書類の書き方指導も受けられます。
外資系・消費財業界におすすめの転職エージェントを徹底比較
消費財とは個人や家庭で使うために購入するすべての製品やサービスを指します。
幅広く人々の生活に密着しているため、人気のある業界の1つです。
アズール&カンパニー
- 消費財メーカーの転職に特化
- 業界出身のコンサルタントが多数在籍
- 「直接会って話す」面談にこだわり
アズール&カンパニーは、消費財メーカーを中心に転職サービスを提供しているエージェントで、外資系企業の求人が全体の80%以上(※)を占めています。ラグジュアリーファッションやスポーツ、日用品、エンターテイメント、フードなど、幅広い業種の求人を取り扱っているため、希望に適う仕事を見つけられるでしょう。
アズール&カンパニーでは、業界特化型のコンサルタントが企業と求職者の両者を一人で担当しており、企業に足を運んで得た鮮度の高い情報をそのまま求職者に共有してもらえます。業界出身のコンサルタントも多く、専門的なアドバイスにも期待できそうです。
「直接会って話す」面談が最大の強みで、転職に向けた想いやスキル、適性、キャリアビジョンなどを丁寧にヒアリングしたうえで、最適な求人を提案してくれます。活躍できる企業への転職を果たせるよう、転職活動の良きパートナーとなって伴走してくれるでしょう。
(※)アズール&カンパニーの公式サイトより
ISSコンサルティング
- 外資系企業・グローバル企業を中心としたハイクラス転職に強み
- ミスマッチの少ない求人紹介
- 入社後もキャリアアップをサポート
ISSコンサルティングは、外資系企業・グローバル企業を中心としたハイクラス転職に強みをもっています。過去3年の実績を見ると、年収800万円以上の実績が約42%(※)と高く、キャリアアップ・年収アップを目指す方におすすめしたいエージェントです。
ミスマッチの少ない求人紹介を重視しており、求職者のスキル、価値観、キャリアビジョンと、企業の社風や求める人物像なども考慮したうえで、両者の橋渡しをしてくれます。転職後3ヵ月以内の離職率が2%以下(※)という点も、ミスマッチの少なさの表れといえるでしょう。
さらに、入社後もキャリアアップのための情報提供のほか、仕事の悩みや不安などの相談に応じてもらえます。転職そのものをゴールとせず、その先にある転職者の活躍や成功を目指すISSコンサルティングならではのサービスです。
(※)ISSコンサルティングの公式サイトより
外資系・製薬業界におすすめの転職エージェントを徹底比較
製薬業界は外資系企業のなかでも年収が高いため、人気のある転職先です。
そこで、製薬業界に強い転職エージェントを紹介します。
メディサーチ
- 製薬・医薬・メディカル業界の転職をサポート
- 利用者満足度が高い
- 企業ごとに集約された独自情報を共有
メディサーチは、製薬・医薬・メディカル業界を専門とする転職エージェントです。外資系企業の求人が豊富で、とくに製薬会社のMRや医療機器会社の営業・薬事への転職実績を多数(※1)有しています。
利用者満足度の高さが特徴で、メディサーチを利用して「良かった」と回答した方は85%(※2)にも上ります。高評価の理由は、豊富な情報量と求職者に寄り添ったサービスにあるようです。
メディサーチでは、企業ごとに将来性を分析し、独自の情報を求職者に提供しています。業務内容や社風、職場の雰囲気まで応募前に共有してくれるため、ミスマッチの少ない転職につながっているのです。
また、応募時には「本当に入社したい企業かどうか」が重視されており、数多くの応募を強いられることはありません。そのため、不要なストレスが生じにくく、スムーズに転職成功まで導いてもらえます。
アンサーズ
- 製薬、医薬、臨床開発に特化
- 求人票には載らない情報も細かく共有
- 企業ごとの採用傾向をもとにした選考対策
アンサーズは、製薬、医薬、臨床開発に特化した転職エージェントです。外資系製薬メーカーやCRO・CSOなど、幅広い企業のなかから、職種ごとに求人を紹介してもらえます。
アンサーズでは、製薬業界に詳しいコンサルタントが直接企業を訪問して情報を収集しており、一般には知られていないような情報まで教えてもらえるのが特徴です。たとえば、詳しい担当領域や治験計画数、将来的な年収見込み、中途社員の定着率など、企業ごとの実情を把握したうえで応募を決められます。
また、書類添削や面接対策は各社の採用傾向に合わせて実施されるため、より的確に準備を進められるのがメリットです。面接でよく聞かれる質問や応募先企業で採用されやすい人物像などをもとにアドバイスを受けられるので、内定の可能性を高められるでしょう。サポート期間に制限はなく、現段階で転職を決めていない方でも時間をかけて支援してもらえます。
転職する前に知っておきたい外資系企業と日系企業との違い
昇進・昇給の仕組みやカルチャーが日系企業とは異なります。
ここでは日系企業と外資系企業の大まかな相違点を確認していきましょう。
長く働けば出世できるわけではない
外資系企業は実力主義であるため、仕事を数年頑張ったところで成果を出せなければ、上のポジションになれるとは限りません。
管理職などは外部からリクルートされることが多く、勤務年数で収入が決まらないからです。
社内でのキャリアアップが難しければ、転職を行うことも外資系では珍しくないので、転職市場の動向は定期的に確認しておきましょう。
同じ企業で安定した給与を得たい方には外資系企業は向いていないでしょう。
仕事の範囲が具体的に決まっている
外資系では職種や自分の業務範囲が明確に決まっている「ジョブ型」の雇用体系です。
日系企業のように仕事の範囲が曖昧ではないので、特定の仕事に専念し専門スキルを高めていけます。
言い換えると、別の業務をするためには社内のポストが空くのを待つか、転職するしかありません。
外資系企業は専門的なスキルを身につけたスペシャリストが育ちやすいのに対し、日系企業の多くは様々な業務の経験があるジェネラリストを育てる仕組みであるのが大きな違いの1つです。
転職回数が多くても転職できる
転職回数が多ければ多いほど、転職の難易度が上がるのが日系企業ですが、外資系企業は転職回数が多いからといって求職者が敬遠されることはありません。
外資系企業が求めている人材は、企業に貢献してくれる専門的なスキルを持ち合わせているかです。
身につけているスキル以外に、転職回数が多い理由と意図を企業側に伝えることができれば、評価される可能性もあります。
社内の公用語が英語であることがある
外資系企業は外国人と一緒に働くことが多く、ビジネスレベルの英語が最低限求められます。
- 電話対応
- メールのやり取り
- 資料作成
- 接客対応
- 商談
- ビデオ会議
AI技術の発展でメールや資料作成は、英語力がなくても対応しやすくなっているとはいえ、コミュニケーションを取るうえでは、やはりビジネスレベルの英語力は求められるでしょう。
成果を出さなければいけないプレッシャーに耐えながら、入社後に苦労しないためにも英語力を事前に高めておくことをおすすめします。
ただしすべてのポジションで英語が求められるわけではないので、求人を確認しておきましょう。
個人主義の体制が基本
日系企業は社員を大切にするため、個人で成果を出すことと同様に集団での立ち振る舞いが出世に大きく影響します。
しかし、外資系企業は個人で成果を出し続けていないと給与が下がったり、最悪の場合解雇勧告されたりするケースもあります。
成果を出しているのにも関わらず、正当に評価されない・昇格のチャンスがもらえないと不満を現職に抱えている方は外資系企業に転職することで年収アップやキャリアアップを実現できるでしょう。
外資系企業への挑戦には転職エージェントの活用が必須な理由
転職活動は情報戦とも呼ばれ、綿密な計画立てが必要です。
転職市場を主戦場とする転職エージェントからの、生きたアドバイスや知恵が必要となります。
「希望する業界の将来性は?」あるいは「実際に現場で求められるスキルは?」など、インターネットに記載された求人情報だけでは、リアルな企業の性格は把握できません。
特に外資系企業へ転職する場合は以下の理由があります。
これから、それぞれ詳しく解説します。
企業文化にマッチする必要があるから
日本人と外国人の性格が違うといわれるのと同様に、企業単位でも日系と外資では社風・文化が異なります。
志望先の特徴や社風を知っておかないと、ミスマッチにつながりません。
たとえば、上司の承認に重きを置く日系企業とは違い、外資系企業の仕事上の意思決定にはスピード感があります。
また、一般的に「成果主義」とのイメージがありますが、海外資本が強いのか、もしくは日本法人なのかでも実情は変わってきます。
転職後に「インターネットで見聞きした外資系企業とは印象が違う…」と、ならないためにも、担当のキャリアコンサルタントからの情報を大いに参考にするべきです。
日系企業とは異なる採用プロセスだから
外資系企業への転職には、日系企業にはない要素を含むケースがあります。
- 企業からのスカウトによりスタートする選考
- リファレンスチェック(第三者から得る応募者の経歴の裏とり)
- 外国人面接官による英語を使ったコミュニケーション
たとえばスカウト型であれば、自身に目をつけてもらうためにも、実力が伝わりやすい書類作成のノウハウが求められます。
リファレンスチェックにおいては、現職の上司へアプローチされる可能性があるため、良好な人間関係を形成しておく必要があるでしょう。
また、英語面接に慣れていない方は、英語書類の添削や模擬面接サービスなどを活用して、対策していかなければいけません。
上記のような対策やノウハウは、ひとりでは手に入らないため、転職エージェントを活用する必要があります。
非公開求人を紹介してもらえるから
転職エージェントは、全体の求人数に対しておよそ8割が、転職エージェント登録者のみが出会える「非公開求人」といわれています。
加えて、外資系企業は採用時のプロセスを軽減するために、転職エージェントを活用するケースがほとんどです。
誰でも閲覧可能、かつ人気企業であれば多くの求職者が殺到するでしょう。
しかし、非公開求人であれば応募者数が限定されたなかでの戦いになります。
ライバルが一人でも少ないエリアでの転職活動も、立派な戦略です。
企業側も絞り込んだ募集をおこなうため、充実した条件・待遇の求人が多いのも特徴といえます。
外資系企業への転職に特化した転職エージェントを利用する3つのメリット
外資系企業への転職で転職エージェントを利用するメリットは以下の通りです。
それぞれ確認していきましょう。
英語インタビューの対策や英文レジュメの添削をしてもらえる
外資系企業への転職では、職務経歴書や履歴書の作成を英語で求められることも少なくありません。
しかも、フォーマットが決まっていないこともあります。
外資系に強い転職エージェントなら通過率が高まるようにしっかり添削してくれますから、サポートの依頼は必須だといえるでしょう。
また、面接も英語でおこなわれることが一般的です。
さらに、外資系企業と日系企業では面接で見られるポイントに違いがあります。
転職エージェントでは模擬面接をおこなったうえでもらえるフィードバックをもとに、しっかり対策ができるので、自信をもって面接に挑めるでしょう。
外資系特有の制度や社内の雰囲気を聞かせてもらえる
外資系企業は、企業ごとに文化・雰囲気が違います。
入社前に把握しておかなければ入社後にギャップを感じてしまうかもしれません。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、各企業に出向いて企業ごとの文化もしっかりキャッチアップしています。
気になる企業の内情についてキャリアアドバイザーに聞いておくと、入社後のギャップを減らすことができるでしょう。
非公開求人を紹介してもらえる
非公開求人とは企業の事情により公開が制限されている案件のことです。
「応募者の殺到を防ぐため」「社内外に知られたくない重要なポジションの求人のため」など求人が非公開になっているのには様々な理由があります。
特に外資系の非公開求人はハイクラス向けのものが多く、転職に成功すればさらなる収入を見込める可能性があるでしょう。
良い求人を求めるのであれば、転職エージェントの利用しておいて損はしないでしょう。
外資系企業志望ならではの転職エージェントの活用のコツ
今よりも高いステージを目指す外資系企業への転職では、その意識に比例するような心づもりで望む必要があります。
外資系の求人内容は、高いスキルや経験を求められるものです。
内定というゴールに少しでも近づくためには、自らの力量だけではなく転職エージェントの豊富なノウハウを存分に活用すべきといえます。
業界の最新動向に触れておく
目指す業界への理解を深めることにより、志望動機の説得力が高まります。
たとえば、日本は海外と比べてAIやIoT(モノをインターネットで操作する仕組み)を活用することに後れをとっている現状があります。
引用:ICT活用状況の国際比較|内閣府
そのため、IT技術に対して高度なスキルや経験をもった人材が求められています。
業界への課題へ向けて、自身がどのように活躍できるかを具体的に伝える必要があります。
上昇志向の強い外資系を目指すのであれば、なおさら高い意識が必要です。
SNSや業界紙を利用して、最新情報を取り入れておきましょう。
担当者との連絡はスピード感をもつ
やりとりがスムーズな応募者は、コンサルタントから好まれる傾向にあります。
転職エージェントはボランティアではなく、営利団体です。
応募者と企業をマッチングさせて、以下のような仕組みで紹介先から報酬を得ています。

積極的な姿勢やアクションをする応募者へ力を入れるのは当然です。
提出物の期限に遅れたり、返信をいつまでも行わなかったりなど、後ろ向きな姿勢ではいけません。
担当コンサルタントとのスムーズなコミュニケーションにより、信頼関係を築きましょう。
英語での模擬面接を利用する
多くの転職エージェントが書類添削や面接対策を行ってくれます。
外資系企業で多く採用される、英語面接への場慣れも目的のひとつです。
加えて、ビジネス英語の使用方法を学べます。
たとえば「現職では英語を使いません。しかしながら日常会話は習得しています」との内容を伝えるケース。
ここで使用するのはカジュアルな「but」ではなく「however」とフォーマルな表現が好まれます。
こういった微妙なニュアンスの違いを知っておくだけでも、面接官に与える印象は変わってくるはずです。
英語での面接に慣れていない方こそ、ぜひ転職エージェントの面接対策を受けて、本番に活かしてください。
外資系企業への転職失敗を防ぐためにやっておくべき4つのこと
外資系企業への転職失敗を防ぐために考えるべきことをお伝えします。
退職した後のプランを考えておく
外資系企業では結果が全てですが、転職後100%結果が出る保証はありません。
結果が出ず企業にいられなくなる可能性があるので、うまくいかなかった場合のプランも考えておくとよいでしょう。
万が一の逃げ道についても考えておかないと、外資系企業で上手くいかなくなったとき、働き続けても地獄、辞めても地獄、という状況になりかねません。
今後のビジョンを明確にする
外資系企業では職務内容が明確に決まっており、良くも悪くも決められた職務内容に関する専門性が高まっていきます。
年齢を重ねるほど専門性や経験を活かす転職をすることになっていきます。
キャリアのゴールを明確にし、そこから逆算して職務内容を選んでいくことで、転職先を絞っていきましょう。
職務内容をしっかり確認する
転職するうえで、職務内容はしっかり確認しましょう。
例えば、同じ営業であってもルート営業、訪問営業、飛び込み営業では必要なスキルや身につく能力が異なります。
職務に関して、入社後のギャップを減らすため、より具体的で細かいところまで見ていくべきです。
企業の情報をリサーチする
転職をする際は、その企業に入社することで今後のビジョンを叶えられそうかリサーチをする必要があります。
外資系企業であればカルチャーの違いなどをよりシビアに見ていかないと、転職後のギャップが大きくなるかもしれません。
インターネットで情報収集するのも良いですが、外資系企業への転職サポートが得意な転職エージェントを活用すると次のようなメリットがあります。
- 自力では調べられない企業の内情についても教えてもらえる
- 英文レジュメや英語での面接に対して対策をしてもらえる
- ヒアリングを行い、希望に合致した求人を紹介してもらえる
- 一般には出回らない非公開求人に挑戦できる可能性がある
希望している企業の情報収集に苦労している場合は、転職エージェントを利用することをおすすめします。
外資系企業への転職を成功させるための4つのポイント
ここでは、外資系企業への転職を成功させるためのポイントを解説します。
最新かつ詳しい情報を得ておく
転職先企業の情報、とくに、事業戦略についての情報は最新かつ詳しいものを得ておくようにしてください。
というのも、外資系企業は意思決定のスピードが早く、急な方針変更をすることもあるからです。
最新の情報を得ていなければ、業務内容や企業の方向性にギャップを感じてしまうかもしれません。
できれば、自分の希望する部署に在籍する社員に詳しい事情を聞いておきたいところです。
とはいえ、なかなか難しいのが現状でしょう。
転職エージェントのキャリアアドバイザーはしっかり情報をキャッチアップしているので、最新情報を得る意味でも、転職エージェントの利用は有効です。
英語力をブラッシュアップする
外資系企業は、面接はもちろん、転職後も英語でコミュニケーションを取ることも少なくありません。
エンワールドの調査によれば、外資系企業に入社をして苦労した場面は電話やメール対応が多いことがわかります。
引用元:外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい?|エンワールド
電話やメールなど言葉で伝えないといけない場面で英語力が求められるようです。
また6割の転職者が入社前の英語力がビジネスレベル以上であるため、ライバルに勝つためにはビジネスレベル以上の英語力を身につけておくことが必要でしょう。
引用元:外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい?|エンワールド
外国籍の上司や部下がいる企業も多く、言語の問題で苦労することもあるうえに、文化の違いで戸惑うこともあるようです。
英語力以外にも文化や価値観の違いを理解することも外資系企業で働くためには求められます。
評価されるスキル・専門性を高める
一般的に、外資系企業では即戦力を求める傾向にあります。
さらにいえば、ジェネラリストよりもスペシャリストの需要が高い傾向にあるでしょう。
これは、部署ごとに必要な人材を採用する「ジョブ型雇用」が一般的であることが理由です。
直ちに成果を出すことを求められますから、仕事のスキル・専門性は積極的に高めておきましょう。
また、外資系企業では、つぎのような人物を高く評価する傾向にあります。
- ロジカルシンキングができる人
- 自己管理ができる人
- リーダーシップのある人
- コミュニケーション力が高い人
- 柔軟性が高い人
企業が求めている人物像についてもブラッシュアップを怠らないようにしてください。
成果主義であることを理解する
外資系企業は成果主義が当たり前です。
実績で評価されるので、年齢や経歴に関わらず高い成果を出せば年収がアップします。
その反面、成果が出せなければ年収が下がります。
成果が出ていないことに対して、圧を受けることもあるでしょうし、退職勧奨されることもあるかもしれません。
どんどんと成果を出して評価を受けたい方には向いていますが、丁寧に指導してもらいながら少しずつ成長したい方は、外資系企業は避けるべきと言えるでしょう。
外資系企業への転職で年齢別に求められること
外資系企業であっても、年齢が全く考慮されないかといえば、そうとも言い切れません。
年齢ごとに求められることが異なります。
ここでは、年代ごとに求められることを解説するので、履歴書作成や面接対策などの参考にしてください。
【20代】外資系企業への転職で求められること
20代はスキルや経験以上にポテンシャルが求められます。
30代や40代と比べると職務経験が劣る方でも、今後の伸びしろを期待されて採用されることもあります。
しかし、外資系企業は日系企業とは異なり、年代関係なく成果を出す人物が重宝されるため、ポテンシャルだけでは採用されることはないでしょう。
そのため、未経験で外資系企業へ転職するのはおすすめしません。
外資系企業を応募する際は、自身が持っているスキルや経験を活かすことができる職種であり、かつポテンシャルをアピールすることが大切です。
また社内の公用語が英語である外資系企業もあるため、英語力は身につけておいて損はしないでしょう。

【30代別】外資系企業への転職で求められること
20代とは異なり、30代に求められるのは、これまでの実績やスキルです。
マネジメント経験があればより高評価を得られますが、マストではありません。
あなたの強みは何なのか・どのように貢献してくれるのかを今までの経験をもとにあなたの専門性をアピールすることが大切です。
面接においては、これまでの実績やスキルを考慮して、入社直後から高い成果を出せる人材かが判断材料の1つとなるでしょう。
転職先選びでは、直ちに成果を出せるよう、これまでの実績やスキルとマッチしたところを選ぶようにしてください。
【40代別】外資系企業への転職で求められること
40代では、専門的なスキルに加えてマネジメント能力が重要視されます。
40代は、マネージャーやディレクターの募集が中心になるからです。
面接では、30代より高い成果を出せることを、根拠を持って示せるようにならなければなりません。
また自身が出した成果だけではなく、これまでのマネージメント・ディレクションでどのような実績を出したかを整理しておきましょう。
また、40代になればCFOやCOOといったエグゼクティブ・ハイクラスの求人も見られます。
ただし、エグゼクティブ・ハイクラスは原則非公開求人なので、転職エージェントの利用が必要不可欠でしょう。
【50代別】外資系企業への転職で求められること
50代では、40代よりも高い専門性やマネージメント経験に加え、人脈などが考慮されます。
ただし、外資系企業への転職では、30~40代の需要が高く、50代では難しいのが現実です。
とはいえ、スキルが十分であれば転職も不可能ではありません。これまでの経験が活きる職場を探す姿勢が大切です。
外資系企業への転職の体験談
ここでは、外資系転職の体験談を紹介します。成功体験も失敗体験も紹介するので、参考にしてください。
外資系転職の成功談
日系企業エンジニア→グローバルIT企業のプログラムマネージャー
大手の日系IT企業でエンジニアとして働いていた転職者の事例です。
エンジニアとして働いていましたが、より上流の階層で仕事をしたいと考えていました。
エンジニアには、要件設定や開発、保守、運用などの仕事がありますが、日本においては多重下請け構造になっており、スキルアップしにくい側面があります。
転職エージェントを利用した結果、グローバルIT企業のプログラムマネージャーとして採用されることになりました。年収も1,000万円から1,300万円にアップしました。
【参考記事】ロバート・ウォルターズ
監査法人シニアスタッフ→投資銀行アナリスト
監査法人のシニアスタッフとして払いていた転職者の事例です。
監査法人のシニアスタッフとして払いていた転職者の事例です。役割に対して年収を過小評価されていることを不満に感じて転職を決意されました。
日本では独自の評価制度を設けている企業も少なくありません。市場における価値が高いにも関わらず、年収に反映されていないなんてこともあるでしょう。
転職の結果、外資系投資銀行アナリストへの内定が決まりました。年収も800万円から1600万円にまで大幅にアップしました。
【参考記事】ロバート・ウォルターズ
日系コスメ企業→外資系食品企業シニアブランドマネージャー
日系コスメ企業でアシスタントマネージャーとして働いていた転職者です。
ブランド戦略立案や商品企画などをリードしていました。市場が厳しくなり、投資も抑制されたことから、成長余地のある環境を求めて転職を希望しました。
転職先企業の面接では、求める人物像と違ってきたこともあり一度は断られましたが、後日、別ポジションで話が出ました。こちらのポジションの方が、フィット感が高かったこともあり、再度の面接で内定が実現しました。年収は900万円から1,200万円にアップしました。
【参考記事】2度目のチャレンジで転職実現|ISSコンサルティング
外資系転職の失敗談
待遇が期待値以下だった。
待遇が期待値以下だった。もっとさまざまな企業を検討すればよかった(20代・男性)
引用元:エンワールド
外資系企業は成果主義で、給与に直で反映されます。
「基本給+インセンティブ」の給与形態になっていることが一般的ですが、成果を出せなければ厳しい現実に直面することもあるようです。
企業によっては、基本給を抑えインセンティブを高く設定しているところもあります。
成果を出せなければ、思うような給与を得られない可能性があることは覚えておきましょう。
英語力を高めなければならなかった
語学力を慌てて高めることがつらかった。どれくらいのスキルが必要なのか理解できていなかった(30代・男性)
引用元:エンワールド
英語力を入社前にしっかり高めておかないと、入社後に仕事と並行して英語を学ばなければならないこともあるようです。
どの程度の英語力が必要かは、企業によって変わります。
メール等で英語が使えれば十分な企業もあれば、公用語が英語で、通常のコミュニケーションから英語が必要とされる企業もあります。
転職前には、英語力を高めておくか、自分の英語力にマッチした企業を選ばなければなりません。
外資系の雰囲気に耐えられなかった
地方銀行の営業から外資系金融のリテール職へ転職した方の事例です。正当な評価と収入アップを目的に転職しました。
引用元:リクルートエージェント
ところが、転職後の社風に耐えられませんでした。成果主義が強すぎて、従業員どうしで顧客を奪い合うことが当たり前だったのです。成果が上がらない社員には非情な人事もあったようです。
こちらの転職者は、外資系という表面的なイメージと年収条件だけを見て転職したことが、後悔する結果につながりました。
外資系企業への転職にまつわる疑問点を解決!
外資系への転職においては知らない知識・情報も多いと思います。
そこで、SNSや質問投稿サイトにて多くみられた疑問をピックアップしました。
外資系企業が未経験でも転職は可能?
未経験から外資系企業への転職は可能でしょう。
なぜなら、ジョブ型雇用(企業が求めるスキルを満たした人材と契約する)が一般的なスタイルだがらです。
たとえば、マーケティング職の求人におけるケース。
ここでは外資系に勤めた経験よりも「どのような市場調査をし、成果を出してきたか」あるいは「世に広めた製品は何か」など、具体的な中身を求められます。
エン・ジャパン株式会社のアンケート結果を参考にすると、外資系企業へは、同じ外資系からよりも日系企業から転職した人の割合がいずれの年代も多いと分かりました。
引用元:第73回アンケート集計結果「「外資系企業で働くこと」について」|エン ミドルの転職
つまり、日本の総合職のようなポジションではなく、その道のスペシャリストが求められているのです。
英語力はどの程度を求められる?
エンワールドが集計したアンケートによると、「ビジネスレベル」との声が半数以上でした。
引用元:外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい?|エンワールド
キャリアアップのために、TOEICの規定点数クリアを条件にしているケースもあります。
反面、英語力があって困ることはありませんが絶対条件でもありません。
オフィスが日本国内にあり、外国人も一部しか在籍していない場合、社内で飛び交う言語は日本語メインになるでしょう。
海外の顧客や支社とのやり取りがあるかどうかでも、英語の必要性は変わります。
外資系企業への転職で収入はどの程度アップするか?
2018年にロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社が実施したアンケート結果によると、外資・日系グローバル企業に転職した56%が「年収がアップした」と回答しています。
外資系へ転職する人の多くがキャリアアップを目的としていることから、目指すステージに応じて収入面も上向きする傾向でしょう。
引用:グローバル人材紹介会社ロバート・ウォルターズが給与事情を調査
それに、転職エージェントを利用するメリットのひとつが「条件交渉の代行」です。
個人ではかけ合いにくい入社後の給与・ポストについて、担当コンサルタントが直接企業と話し合ってくれます。
見合うスキルや経験をもつのが前提ではありますが、応募者からはアプローチしにくいデリケート部分をまとめてくれるサービスは活用すべきです。
待遇面の希望をしっかりと伝えて、ブレずに活動することもポイントでしょう。
成果が出ないとすぐに解雇される?
外資系といえども、日本国内で運営している以上は日本の法律が適用されます。
成果が出ないからといって、ただちに解雇をおこなうのは違法の可能性が高いでしょう。
ただし解雇はないといっても、退職勧奨はおこなわれることがよくあります。
ただ、外資系企業の退職勧奨はパッケージの支給が基本的にあるため、一方的に社員が損することはあまりないといえます。
外資系に転職しやすい年齢はある?
外資系企業の求人は20~40代が最も重要が高いでしょう。
とはいえ、成果さえ出せるのであれば50代以上であっても転職成功する可能性は十分にあります。
外資系企業においては年齢にかかわらず実力がものをいいます。
年齢で区切るのではなく、成果をしっかり出すことが求められると理解しておきましょう。
出世はしやすい?
外資系企業は日系企業に比べて出世しやすい傾向にあります。
これは、上のポジションが空きやすいことが原因です。
外資系企業は、出世して上のポジションに行くか、成果が出せなければ退職するか、どちらかのケースが多く見られます。
定年でなくとも退職する人が一定数いるので、ポジションが空きやすいのです。
ただし、成果を出せなければ意味がありません。
出世しやすいからといって、成果も出さずに出世するというケースはほとんどありませんので注意しましょう。
転職エージェントをフル活用して理想の転職を目指そう!
転職エージェントへ登録、そして担当コンサルタントを味方にすることにより、描いたステップアップへの成功率はグンとあがるでしょう。
外資系への転職活動はとくに、少ない採用枠を高いスキル・経歴をもつライバルと争うことになります。
限られた席に自身が座るためにも、転職エージェントから得られる情報やサービスの活用をして、転職活動を有利に進めましょう。
ごく1部を除き、転職エージェントの利用は無料です。
有料級のサポートをコストゼロで受けられるメリットは活用して損がありません。
ぜひ、転職エージェントを活用して理想の未来を実現してください。