文系におすすめの高収入な職業は?職種別の仕事内容や年収を解説

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CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
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文系出身の方が転職を考える際、今よりも高収入の職業への転職を目指すでしょう。

しかし、「文系は年収が低い」イメージがあり、どの業界に転職すれば良いのか迷う方も少なくないはずです。

実は、文系の知識やスキルを活用でき、かつ平均年収が高い業界は存在します。

転職エージェントを利用することで、理想の転職先を見つけることができますが、どの転職エージェントを選ぶかが高年収を実現するための重要なポイントとなります。

この記事では、文系で高収入を得られる職業ランキングやおすすめの転職エージェント、文系の方が転職を成功させるための方法を解説します。

目次

文系で働ける高年収の職業16選

文系の方は、理系と比べて高収入な職業が限られていると感じるかもしれません。しかし、実際には文系卒でも活躍でき、高収入を得られる職種は多数存在するのです。

この章では、文系卒の方が目指せる高年収の職業と、それぞれの職種の仕事内容、求められるスキル、そして平均年収についても詳しく解説します。

経営コンサルタント

経営コンサルタントは、企業の経営課題を解決するための専門的なアドバイスを提供する職種です。具体的には経営戦略の立案、業績改善の提案、新規事業の開発などをおこないます。

経営コンサルタントに求められるスキルは、論理的思考力や問題解決能力です。文系出身者であっても、広範な知識と視点を活かせるでしょう。

経営コンサルタントの平均年収は522万円と高く、経験やスキルによってさらに高収入を得ることが可能です。

しかし、その反面で長時間労働が一般的であり、高い専門性と忍耐力が求められます。また、経営コンサルタントとして成功するためには、常に最新の経営知識を学び、クライアント企業の課題解決に専念する姿勢が必要とされます。さらに、良好な人間関係を築くためのコミュニケーション能力も重要です。

転職先として、コンサルティング会社を選択すれば、さまざまな業界の企業と接する機会が増え、幅広い経験を積むことが可能になります。

より多くのクライアント企業の課題解決に貢献することで、高収入を実現できるでしょう。

【参考記事】
経営コンサルタントの仕事の年収・時給・給料(2023年10月3日更新の数値を参照)|求人ボックス給料ナビ

営業マネージャー

営業マネージャーは、企業の売上目標を達成するために、営業チームを率いて活動する職種です。具体的な業務内容には、営業戦略の立案と実行、営業チームのマネジメント、クライアントとの交渉、新規顧客の開拓などがあります。

営業マネージャーに求められる主なスキルは、コミュニケーション能力、交渉力、リーダーシップ、そして結果を出すための実行力です。

平均年収は528万円で、経験や業績、企業の規模によって年収は大きく変動します。インセンティブ制度が導入されている企業であれば、成果をあげることでさらなる高収入に期待できるでしょう。

営業マネージャーとして成功するためには、市場動向を把握し、効果的な営業戦略を策定する能力が必要です。また、チームメンバーを適切に指導し、モチベーションの維持に努めることも求められます。営業現場での経験を積んだあと、営業マネージャーとしてステップアップすることで、キャリアのさらなる発展と高収入を目指すことができます。

営業マネージャーは、企業の収益を直接向上させる重要な役割を担うため、企業からの評価も高く、年収アップの可能性も高いでしょう。

【参考記事】
管理職/マネージャー(営業系)の平均年収・給料(給与)を紹介|マイナビエージェント

不動産営業

不動産営業は、個人や企業に対して不動産の売買や賃貸を仲介する職種です。不動産の価値を正確に評価し、顧客に対して最適な不動産を提案する能力が求められます。

不動産営業の平均年収は411万円ですが、経験やスキル、担当分野によっても大きく収入が変動します。固定給とは別にインセンティブを支給している企業も多く、頑張り次第で年収を上げられる可能性もあるのが特徴です。

不動産営業には人とのコミュニケーション能力や交渉力が求められます。また、不動産市場の動向を把握し、顧客のニーズに応える提案をおこなうことも重要です。

不動産営業は、顧客の生活やビジネスに直接影響を与える重要な仕事であり、やりがいと高収入の両方を得たい文系卒の方にも適したキャリアパスといえるでしょう。

【参考】不動産営業の仕事の年収・時給・給料(2023年10月3日更新の数値を参照)|求人ボックス給料ナビ

システムコンサルタント

システムコンサルタントは、企業の情報システムに関する問題解決や改善提案をおこなう専門職です。具体的な業務内容は、システムの導入・運用支援やトラブルシューティング、システム改善提案などです。

システムコンサルタントには、IT技術の知識とともに、顧客のビジネスを理解し、適したシステム提案ができる能力が求められます。

平均年収は550万円と高く、経験やスキル、実績によって変動します。しかし、プロジェクトの期間中は長時間労働や出張が必要となる場合もあるでしょう。

システムコンサルタントとして求められる主なスキルは、IT技術の知識、プロジェクトマネジメント能力、コミュニケーション能力、そして問題解決能力です。また、チームでの作業が多いため、協調性も重要とされます。

常に新しい技術を学び、その知識をもとに顧客企業のシステム改善を図ることで、高い評価と収入につながる仕事です。

【参考記事】
システムコンサルタントの仕事の年収・時給・給料(2023年10月3日更新の数値を参照)|求人ボックス給料ナビ

クリエイティブディレクター

クリエイティブディレクターは、広告やプロモーション、デジタルコンテンツなどの制作プロジェクトを指揮・監督する職種です。この職種では、クリエイティブな発想、そしてプロジェクトを円滑に進行させるマネジメント能力が求められます。

具体的な業務内容は、コンセプトの策定、デザインやコピーの指示、クライアントとの交渉、制作プロセスの管理などです。

クリエイティブディレクターの平均年収は522万円であり、実績や経験、担当するプロジェクトの規模によってはさらに高収入を目指せます。

クリエイティブディレクターには、常に新しいトレンドや技術を学び、クリエイティブな提案をおこない続けることが求められます。また、多くの関係者と協力しながらプロジェクトを進行させるため、コミュニケーション能力や交渉力も重要です。

クリエイティブディレクターは、企業のブランド価値を高め、ターゲット層に強い印象を与えるコンテンツを制作することで、高い評価とやりがいを得られるでしょう。

【参考記事】
クリエイティブディレクターの仕事の年収・時給・給料(2023年10月3日更新の数値を参照)|求人ボックス給料ナビ

用地仕入れ

用地仕入れは、不動産開発プロジェクトの初期段階でおこなわれる、土地や家屋、中古マンションの調査・評価・購入を担当する職種です。この職種では、不動産関連の法律や規制、市場価格を理解し、適切な土地を見つける能力が求められます。

具体的な業務内容は、土地や物件の調査、価格交渉、契約手続き、そして関係各所とのコミュニケーションなどです。

用地仕入れ担当者の平均年収は523万円で、成果に応じてインセンティブを得られる企業もあります。不動産開発プロジェクトの成功に直結する重要な職種です。

用地仕入れに求められる主なスキルは、不動産関連の法律の知識、交渉力、そしてコミュニケーション能力です。また、土地の評価や市場動向を理解する分析力や、土地や物件を有効利用するための提案力も重要とされます。

用地仕入れ担当者は、企業の不動産開発戦略を支える重要な役割を果たし、努力次第で高い年収を目指せる仕事です。

【参考記事】
用地仕入れの仕事の年収・給料(2023年10月3日更新の数値を参照)|求人ボックス給料ナビ

営業・企画営業(個人向け)

個人向けの営業・企画営業は、企業の製品やサービスを個人顧客に対して提案し、販売をおこなう職種です。具体的な業務内容は、製品の説明や提案、顧客ニーズのヒアリング、契約締結、アフターフォローなどです。

個人向けの営業・企画営業には、顧客とのコミュニケーションをとりながらニーズを的確に理解し、解決策を提供する能力が求められます。

平均年収は424万円程度であり、営業成績に応じてインセンティブが付くことが多いため、高収入を目指すことも可能です。しかし、目標達成のプレッシャーや顧客との交渉力が求められるため、人によっては精神的な負担が大きい職種でもあります。

営業・企画営業は、顧客との信頼関係を築き、長期的な関係を構築することで、安定した収入と高い評価を得ることが可能です。

【参考記事】個人営業|職種別平均年収ランキング|マイナビエージェント

テレフォンオペレーター・アポインター

テレフォンオペレーター・アポインターは、通常、コールセンターや受付で顧客からの問い合わせ対応やアポイントメントの設定をおこなう職種です。テレフォンアポインターは商品・サービスの案内や営業活動の発信業務、テレフォンオペレーターは顧客からの問い合わせの受信業務に従事します。

テレフォンオペレーター・アポインターには、明るく丁寧な対応と高いコミュニケーション能力が必要です。

平均年収は385万円程度であり、多くの場合、固定の給与が支払われますが、経験やスキルに応じて収入が増える可能性もあります。

また、テレフォンオペレーター・アポインターは、社内のほかの部門や外部の顧客と連携を取りながら、スムーズな業務進行を支援する役割を果たします。この職種で成功するためには、マルチタスク能力と優れたコミュニケーションスキルが重要です。

【参考記事】
コールセンターの仕事の年収・時給・給料(2023年10月3日更新の数値を参照)|求人ボックス給料ナビ

投資銀行業務

投資銀行業務は、企業の資金調達やM&A(合併・買収)、証券発行などの金融サービスを提供する職種です。具体的な業務内容には、資本市場における取引のアドバイス、企業評価、資金調達戦略の策定などがあります。

平均年収は850万円と非常に高く、経験や実績に応じてさらに上昇する可能性があります。

仕事に求められるスキルは、深い金融知識と分析力、高いコミュニケーション能力です。また、企業の成長や資本市場の動向を直接支援する役割を担うため、大きな責任が伴うことへの理解が重要です。

投資銀行業務では、長時間に及ぶ労働やストレスが発生することも少なくありません。反面、企業の資金調達や成長戦略を支援することで、高い評価と収入を得られる可能性がある仕事です。

【参考記事】
日本のビジネスパーソンの平均年収は?平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】(2022年)|doda

金融営業

金融営業は、銀行や証券会社、保険会社などの金融機関において、顧客に各種の金融商品やサービスを提案し、販売する職種です。具体的な業務内容は、顧客の資産状況やリスク許容度をヒアリングし、適切な金融商品を提案することが中心となります。また、市場の動向を把握し、顧客に対する情報提供やアドバイスをおこなうことも重要な役割です。

この職種で求められるスキルは、金融知識のほか、コミュニケーション能力や説得力など、顧客の信頼を勝ち取ることができる能力が重要とされます。

金融営業の平均年収は470万円~570万円程度で、経験や実績、所属する金融機関の規模によってはさらに高収入を目指せるでしょう。

中でも、保険営業や証券営業では、成果報酬が大きな割合を占めるため、高収入を得られるチャンスがあります。しかし、目標達成のプレッシャーが伴うことに加えて、市場の変動による影響を受けやすいため、収入が不安定になることも起こり得ます。

金融営業は、資産運用の専門知識を深め、顧客との信頼関係を築きながらキャリアを積み上げることが可能です。また、金融機関内での昇進や、ほかの金融関連の職種への転職も視野に入れることで、さらなるキャリアアップを目指すことができます。

経済や金融市場の動向に強い関心をもち、人とのコミュニケーションを重視する方に向いている職種です。

【参考記事】
営業系職種 小分類|年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】(2022年)|doda ※「営業-証券」と「営業-銀行」の年収を参照

総合商社

総合商社も文系がなれる職業のうち高収入な仕事です。

様々な商品やサービスを取り扱っており、業務範囲は様々で、国内だけではなく海外の市場を見極める必要があります。

コミュニケーション能力や語学力が求められる仕事でもあります。

平均年収は416万円ですが、五大商社と呼ばれる商社は年収が1000万円を超えています。

特に海外勤務や大規模プロジェクトに携わることで、収入はさらに増加する傾向にあります。しかし、高収入を得るためには、顧客からの高い要望に答える必要があり、長時間労働になってしまうこともあります。

総合商社は、経済的な成功を目指すとともに、国際的なビジネススキルを磨きたい文系出身者にとって魅力的な職種です。

参考:総合商社の転職・求人情報|求人ボックス

国家公務員

国や自治体に勤務する国家公務員は、文系出身者に適していると言えます。

特に事務系の国家公務員は、法律、経済、社会政策などの広い知識が求められ、文系の学部で学んだことを活かせます。国家公務員として働くためには、公務員試験に合格する必要がありますが、文系科目が多いため文系出身者にとって有利な職種です。

国家公務員の平均年収は約650万円と日本人の平均年収よりも高く、安定した給与体系が確立されています。

また、福利厚生や雇用が安定しているため、長期的なキャリア構築を目指す方に適しています。

ただし、「新しいことに挑戦したい」「裁量をもって仕事をしたい」人には向いていない職種ではあります。

参考:令和2年国家公務員給与等実態調査|人事院

弁護士

弁護士の平均年収1,119万円と文系が就ける職業の中でも高収入に分類されます。

弁護士になるためには、法的問題に対する幅広い知識と高い専門性が求められます。

法科大学院での学習と司法試験の合格が必要であり、誰でもなれる職業ではありません。

経験や専門分野によってはさらに高い収入を得ることができます。特に企業法務や国際法務を専門とする弁護士は、大手法律事務所や国際的な案件に携わることで、さらに稼ぐことができる職種です。

参考:弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査2020|日本弁護士連合会

弁理士

弁理士は知的財産権に関する専門家であり、特許、商標、意匠などの申請や権利化を担います。弁理士になるためには、国家試験に合格する必要があり、法律や特許制度に関する幅広い知識が求められます。

平均年収596万円であり、専門分野によっては平均以上に稼ぐこともできます。

技術や科学に関する基本的な理解も重要であり、文系出身であっても、専門知識を身につけることで活躍できます。

ただし、幅広い知識が求められるため日々様々な情報に触れておく必要があります。

参考:弁理士の仕事の年収・時給・給料|求人ボックス

公認会計士

公認会計士は、企業の財務諸表の監査や会計、税務などを行う専門家です。

平均年収は992万円と高水準で、特に大手監査法人や企業の財務部門で働く場合、年収はさらに上昇する可能性があります。

公認会計士になるためには、国家試験に合格する必要があります。

そのため、誰でもなれるような仕事ではないことは理解しておきましょう。

参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省

大学教授

大学教授の平均年収は公立大学で約1,000万円、私立大学で約800万円とされています。

授業に合わせて柔軟に働くことができるため、裁量を持って働くことができます。

ただし、大学教授になるためには、博士号の取得やその分野での充実した研究実績が必要です。

参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省

文系でも高年収の職業に転職するためのポイント

文系出身の社会人であっても、高年収を得られる可能性は十分にあります。文系卒業生が高収入を得るためには、特定のスキルや資格の習得、適切な業界を選ぶことが重要です。

本章では、文系の社会人が高収入な職業に進むための具体的な3つのアプローチについて解説します。

資格を取得する

文系の社会人でも、さまざまな資格を取得することで、高収入を得られる職業への道が開けます

たとえば、中小企業診断士や行政書士、宅地建物取引士などは、高い専門性の証明となるため、その分高収入を得られる可能性があるでしょう。

資格を取得することは、自身の専門性を高め、市場価値の上昇にもつながるのです。

すでに社会人である場合でも、高収入を得たいのであれば、資格の取得が第一選択肢となります。また、資格取得を通じて獲得した知識やスキルについて、転職活動の際に十分にアピールすることが大切です。

年収が高い業界で働く

年収が比較的高い業界で働くことは、文系卒でも高収入を得る有効な方法です。

一般的に、広告業界やIT業界は比較的給料が高い傾向があります。金融系や不動産業界も、企業によっては高い年収を得られるでしょう。

これらの業界の求人に応募する際には、業界研究や企業研究を徹底的におこない、自分がどのように貢献できるのかを明確にすることが重要です。

また、面接では自己PRや志望動機を通じて、業界や企業に対する理解度を示す必要があります。

事前に自分の強みや経験を整理し、どのように活かせるかを考えておきましょう。自己分析をもとに適切な業界や企業を選ぶことで、文系卒でも高収入を得られる可能性が高まります。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、高収入を得るための職探しにおいて有益なサポートを提供しているサービスです。ハイクラス向けの転職エージェントを利用すれば、高年収の案件を多く紹介してもらえる可能性があります。

また、転職エージェントでは、転職のプロであるキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえたり、履歴書の添削や面接対策、入社後の交渉まで全面的にサポートしてもらえたりするのが特徴です。

転職エージェントを利用することで、高年収の求人に出会え、転職活動を効率的に進めることが可能となります。文系卒でも高収入を得られる職を目指すのであれば、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

文系におすすめ!平均年収が高い業界

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平均年収が高い業界に転職すれば、文系でも年収を上げられる可能性があります。とくに、IT、金融、不動産の3つの業界であれば、文系でも高収入を目指せるでしょう。

この章では、各業界への具体的なアプローチについて解説します。

IT業界

IT業界は、技術的な知識が求められるイメージが強いかもしれませんが、実は文系の方でも活躍するチャンスが豊富にあります。

プログラマーの仕事は、決まった文法に沿ってコードを書く作業であり、言語処理能力を要します。これは、文系の学習において培われる能力との関連性が高いといえるでしょう。

また、IT業界では営業職も重要です。システムの導入費用は高額であり、案件の成約が完了すれば高額なインセンティブを受け取れる可能性もあります。

営業職では、自社のシステムや顧客ニーズの理解が求められるのが特徴で、論理的思考力とともに、文系の知識と経験を最大限に利用できる分野です。

IT業界で新たなキャリアパスをスタートすることは、高収入を得られる可能性にもつながるのです。

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金融業界

金融関係の仕事と聞いて、銀行や証券会社での勤務をイメージされる方も多いでしょう。金融関係も、文系の能力が高く評価されることが多い業界です。

営業職や金融アナリストの職種では、顧客とのコミュニケーション能力やデータ分析能力が求められます。

また、証券アナリストやファイナンシャルプランナーなどの資格を取得したり、成果をあげてインセンティブを得たりするなど、努力次第で高収入を得られる可能性が広がります。

加えて、顧客との信頼関係構築が重要な金融営業の仕事においても、文系の方が得意とするコミュニケーション能力を発揮できるでしょう。

不動産業界

不動産業界は、文系の方が活躍しやすいフィールドです。多くの場合は営業担当者として、物件や土地の販売や賃貸業務を受け持ちます。

取り扱う商材の規模はさまざまであり、人対人のコミュニケーションが重要な要素となります。相手のニーズを読み取り、快適に住める物件を選んでもらえるような努力が必要です。

また、インセンティブ制度を導入している企業が多い不動産業界では、努力次第で高収入を得られるチャンスがあります。

不動産業界での成功には、多くの文系出身者に備わっているコミュニケーション能力や、顧客を理解する力が大きく寄与するのが特徴です。

高年収を稼ぎたい文系におすすめの資格

文系出身者で高年収を目指すなら、資格を取得することで実現の可能性を高められるでしょう。資格は専門知識の証明であり、評価されることで高収入を得ることが可能となります。

しかし、どの資格を目指せば良いのか選択肢が多すぎて迷うかもしれません。

ここでは、文系出身者におすすめの資格を紹介し、それぞれの資格がどのようなキャリアにつながるのか、また、取得にどのようなメリットがあるのかを解説します。

行政書士

行政書士は、行政手続き関連の法律の専門家として、幅広い分野で活躍できる資格です。契約書の作成や遺産分割など、多くの法律手続きに関連する業務を担当することができます。

とくに、行政書士の資格を取得することで、司法書士事務所や法律事務所、また企業の法務部門での仕事が見込めます。資格保持者の法律に関する深い知識と解析力は、給与面でも評価が高くなるでしょう。さらに、将来的に独立して開業することも可能です。

行政書士は1万種以上の書類を扱うことができ、その業務は多岐にわたりますが、得意とする業務に特化して専門性を深める道もあります。

法律分野での専門職として、安定した収入と社会的信頼を得ることに期待できる仕事です。

宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士は、不動産業界での高収入職として知られています。不動産取引の専門家としての知識と技術を証明する資格です。

宅地建物取引士を取得すると、不動産売買や賃貸管理など、多岐にわたる業務に従事できます。とくに、不動産投資の分野が拡大する中で、この資格をもつ専門家の需要は高まっています。

文系出身者にとって、コミュニケーション力を活かしながら、専門的な知識を身につける良い選択となるはずです。

さらに、資格取得後は不動産会社や不動産投資関連の企業に勤務することで、高収入を実現できる可能性があります。

不動産業界は今後も拡大が見込まれており、宅地建物取引士の資格は将来性のある選択といえるでしょう。

中小企業診断士

中小企業診断士は、ビジネス分析とコンサルティングの専門家としての資格です。経営計画の策定や財務分析、経営改善提案など、中小企業の経営支援をおこないます。

この資格を取得すると、コンサルティング会社や金融機関、企業の経営企画部門での高収入ポジションが見込めます。分析力とコミュニケーション力を活かし、多くの企業の経営改善を支援できるでしょう。

さらに、中小企業診断士は独立してコンサルタントとして活動することも可能です。

専門的な知識と経験を積みながら、企業の成長を支え、自身のキャリアを築いていく道も考えられます。中小企業診断士は、文系出身者がビジネスの世界で成功を収めるための強力な武器となるでしょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)は、個人や家族の財務状況を分析し、資産運用や保険選定、節税対策などのアドバイスを提供する専門家です。

資格取得には、ファイナンシャルプランニングに関する基本的な知識と技術が求められます。FP技能士、CFP(Certified Financial Planner)などの種類があり、資格によって認定の範囲や難易度はさまざまです。

この資格をもつことで、金融機関や保険会社、資産運用会社などでの就職が可能となり、また、独立して個人のファイナンシャルプランナーとしても活動できます。

資格を取得すると、人とのコミュニケーション能力や分析思考力を活かし、クライアントのニーズに合わせたファイナンシャルプランを作成できるようになります。また、経済や法律の知識を深めることで、多くの場面で専門的なアドバイスを提供できるのもメリットです。

顧客と専門家としての信頼を築くことで、リピートクライアントが増え、収入も安定していくでしょう。さらに、FPの知識は資産運用にも活用でき、資格取得は個人の資産形成にも寄与します。FPは、個人の生活設計をサポートする重要な職業であり、社会的な評価も高い仕事です。

FP資格は文系出身者にとって高収入を目指すうえで有効な選択となるでしょう。

社会保険労務士(社労士)

社会保険労務士は、労働法や社会保険に関する法律の専門家として、企業の労務管理を支援する資格です。労働法令の遵守、労使関係の調整、社会保険手続きの代行など、企業の人事労務に関する多くの業務を担います。

資格取得には、労働法や社会保険に関する知識が求められ、社会保険労務士試験に合格することが必要です。社会保険労務士の資格をもつことで、一般企業の人事・総務部門や社会保険労務士事務所、法律事務所などでの就職が見込めます。

社会保険労務士の資格を取得すると、法律の知識を深め、人事労務のプロフェッショナルとして活動できます。また、コミュニケーション能力を活かして労使関係の調整や労働環境の改善を図れるうえ、企業の人事戦略に貢献することも可能です。

社会保険労務士は、企業の法令遵守を支える重要な役割を担い、企業からの信頼も厚い資格です。経験を積んだあとには独立して社会保険労務士事務所を開業することも可能となり、高収入を得る機会も広がります。

社会保険労務士は、労働法令や社会保険の専門家として企業の支援をおこなうことで、社会に貢献し、高い評価を得られる職業です。

高年収の職業に就く前に知っておきたい注意点

ここでは、高収入の職業に就く前に知っておきたい主な注意点について解説します。

  • 残業が多い
  • 求められるスキルが高い
  • プレッシャーがかかる

残業が多い

高収入の仕事には業務量が多く、残業しなければ対応できないことがあります。

給料が高い職業は、それだけ求められる仕事量が多く、その結果、残業が増える傾向があるのが実情です。

たとえば、法律関連の仕事やIT関連の職業では、プロジェクトの締め切りがあったりクライアントの要求に応えたりするため、残業が避けられない状況が生まれることがあります。

残業が多い職業は、プライベートの時間が削られるため、ワークライフバランスを重視する方には向いていないかもしれません。

一方で、キャリアアップや高収入を重視する方にとっても、多少の残業は避けられない部分として受け入れる覚悟が必要です。

求められるスキルが高い

高収入の職業に就くためには、高いスキルが求められるのが通常です。専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力、リーダーシップなどのヒューマンスキルも含まれます。

たとえば、中小企業診断士やファイナンシャルプランナー(FP)などの資格を活かした仕事には、専門知識と高い分析力を要求されます。また、クライアントとのコミュニケーションが重要であり、相手と信頼関係を築く能力も必要です。

さらに、業界の最新動向を把握し、常に学ぶ姿勢が求められるため、自己投資を惜しまない意識も重要です。

プレッシャーがかかる

高収入の職業には、強いプレッシャーが伴うことが多いものです。売上目標の達成やプロジェクトの成功、クライアントの満足度など、プレッシャーがかかります。

とくに、マネジメントのポジションでは、部下の管理・育成やプロジェクトの進行管理、クライアントとの交渉など、多方面にわたる責任が求められます。

このようなプレッシャーは、ストレスとなって現れることもあり、対処するための心構えやスキルをもつことが重要です。プレッシャーを適切に管理し、仕事の質を保つことが、高収入の職業で成功するための鍵となります。

文系で高年収を狙いたい人におすすめの転職エージェント

ここでは高収入の職業へ転職したい人におすすめの転職エージェントを3社紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
  • キャリアアドバイザーの提案力に定評がある
  • 公開・非公開を合わせて約70万件以上の求人を保有

 

『リクルートエージェント』は、転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)です。
※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)

 

リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。

 

あなたの気づいていない価値を見つけ出し、活かせる転職先を紹介してくれ、採用担当者にあなたのことを売り込んだり、入社後の条件を交渉したりすることを得意としています。

 

サポート力には定評があるため、「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人におすすめです。

 

サービス名 リクルートエージェント
運営会社 株式会社リクルート
公開求人数 394,711件
非公開求人数 346,198件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
※2024年5月1日現在

 

【リクルートエージェントの口コミ・評判】

模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

 

  

ビズリーチ

ビズリーチ
  • 特徴① 年収の高い求人情報に出会える
  • 特徴② ハイクラス向けの求人数を多く保有
  • 特徴③ ヘッドハンターからスカウトが届く

ビズリーチは、圧倒的な知名度があるためハイクラス求人が非常に多く、保有求人の3分の1以上が年収1,000万円を超えています。

 

ビズリーチを使った転職活動は2つあります。

 

1つは採用企業から直接スカウトを受けることです。採用企業と直接やり取りできるため効率よく活動を進められます。
もう1つは所属ヘッドハンターのサポートを受けて活動を進める方法です。

 

希望の条件を伝えることでより希望にマッチした求人を提案してもらえる場合や、職務経歴書の書き方や面接対策などのサポートを受けられる場合があります。

 

なお、ビズリーチは転職サービスでは珍しい有料のサービスです。


一部無料でも利用できますが、有料プランでないと使える機能が限られるため、本格的に転職を考えている場合は有料プランの利用を検討しましょう。

 

有料というとデメリットと捉えられがちですが、有料である分、掲載企業や提携コンサルタントの利益のみを追求したサービスになりにくいのが魅力です。

 

サービス ビズリーチ
運営会社 株式会社ビズリーチ
公開求人数 114,667件
非公開求人数 非公開
対応地域
全国、海外
公式サイト
2024年5月1日時点

  

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 20~30代の転職に強み
  • きめ細やかなサポートに定評あり
  • 夜間・土曜日にも相談可能

 

マイナビエージェントは、はじめて転職する方におすすめの転職エージェントです。

 

キャリアアドバイザーの徹底したサポートに定評があり、ヒアリングに力を入れた面談を経て、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

応募書類の添削や模擬面接などにも対応してもらえるため、安心して転職活動に取り組めるでしょう。

 

保有求人数は7万件超(※1)あり、特に20~30代向けの求人を多く取り扱っています。

 

また、平日夜間は20:30まで、土曜日は9:30~17:30まで営業(※2)しているため、都合のいい時間に相談できることもメリットです。

 

(※1)2024年5月1日時点の求人数

(※2)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。

 

サービス名 マイナビエージェント
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 58,212件(※1)
非公開求人数 14,328件(※1)
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【マイナビエージェントの口コミ・評判】

大変お世話になり感謝しております。もし知り合いで転職を考えている方がいればぜひ紹介させて頂きたいです。大変お世話になりありがとうございました。初回の面談からしっかりと聞き取りいただき、合致する求人を紹介頂きました。こまめにフォローを頂き、質問に対すても素早く返答頂きました。また常に的確にハッキリと根拠に基づくアドバイスを頂き、とても頼りにさせて頂きました。ありがとうございました。

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

マイナビエージェントを利用させて頂いたことで、転職という自分の人生の転機に力になって頂き、非常に感謝しております。間違いなく自分ひとりでは何をしたら良いかもわからず、現職でただただ働き続けていて、動き出すことが出来ていなかったと思います。転職に際してどう動いたら良いかを丁寧に教えて下さり、より自分に合った求人をたくさん提供頂いたこと結果が、自身の満足のいく転職先の決定に繋がったと思っております。ひとりひとりにしっかり寄り添って提案頂けるとても良いサービスだと感じました。キャリアアドバイザーには初めてお会いしてから長い時間になりましたが、定期的に気にかけて下さり、私の希望条件もしっかり加味してフォローをして頂き、本当に感謝しております。

(後略)

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

 

文系で高収入の職業へ就くためには転職エージェントを利用しよう

文系卒の方が転職活動を効果的におこない、高収入を目指すためには、専門知識を活かせる職業や資格の取得が重要であることを解説しました。

平均年収が高い業界への転職や、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士といった資格の取得は、文系の方にとって高収入を得ることができるでしょう。

また、高収入の職業には責任が重く、スキルが求められるため、自身のスキルアップと準備が不可欠です。

転職活動の進め方が分からない方は転職エージェントを活用し、転職活動を計画的に進めることで、文系の方も高収入を得るチャンスをつかめるでしょう。

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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。