適応障害に向いてる・向いてない仕事と職場探しのポイント5つ

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仕事で悩むAさん

「適応障害を発症してから仕事が上手くいかない。自分に向いてる仕事はあるのだろうか。それとも働くこと自体が向いていないのかな…。」

適応障害に身体と心が思うようにならず、これからどうすればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

仕事を頑張らないといけないのに、周りと同じように働くことが出来ないのは辛いですよね。

転職するにも、自分に向いてる仕事がわからず不安な方は多いはずです。

この記事では、適応障害の方に向いてる・向いていない仕事について、選び方のポイントなども含め詳しく解説します。

またあわせて、転職活動時に役立つ支援サービスや、新しい職場で適応障害の再発を防ぐための対処法も紹介するので、参考にしてみてください。

目次

適応障害で仕事ができない・続かないと感じる理由

元々、仕事ができるタイプではなかったものの、適応障害を発症してからは、より一層の不安を感じるようになった人は多いかと思います。

周りに比べて、なぜ仕事ができない・続かないのだろうかと、自分自身を攻めてしまうかもしれません。

適応障害の発症により、神経が過敏になってしまっているため、些細なことで不安を感じたり、気落ちしたりしまいがち。

例えば、

  • 迷惑なんじゃないかと感じて周りに声をかけられない
  • ミスしてしまうのではと不安でしょうがない
  • 緊張で頭が真っ白になってしまう
  • 怒られるのではないかとビクビクしてしまう

など、満足に仕事することもままならない場合も多いかもしれません。

ただし、そうした症状はあくまでも適応障害によるものです。症状が改善してくるまで、焦らないように注意したほうがよいでしょう。

適応障害の方に向いている仕事

今の仕事では、周りに迷惑をかけてばかりで、このまま続けるのは無理と感じている方も多いかもしれません。

ですが、転職するにしても、適応障害の自分に向いている仕事なんてあるのかと、思うと不安になりますよね。

この項目では、ポイント別に適応障害の方に向いている仕事をまとめました。すべての方に当てはまるわけではないですが、仕事選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。

事務・経理

適応障害の症状には波がありますので、辛くなったときに休みやすい仕事だと、負担がかかりにくいといえます。

オフィスワークの仕事だと、事務や経理などのバックオフィス業務は、会社規模などにもよりますが、比較的に休みが取りやすいです。

業務もルーティンワークが多く、臨機応変な対応が求められる機会がほとんどないことも、適応障害の方には有難いポイントといえるでしょう。

製造業

製造業も比較的に休みやすい職場が多く、適応障害の方でも無理せずに働けます。

大変そうなイメージが強い製造業ですが、取引先に合わせて仕事をするため、土日休みや連休取得が可能な職場も少なくありません。

ルーティンワークなので、仕事さえ覚えてしまえば、最低限のコミュニケーションだけで、黙々と働き続けることも可能です。

データ入力

データ入力は、WordやExcelなど所定のソフトを使い、データを打ち込む仕事です。

難しい業務ではないため、リモートワークを認められている場合も多く、人とコミュニケーションを取るのを極力避けたい方にはおすすめといえます。

ただし、データ入力だけの仕事(正社員)というのは、あまりありません、事務作業やコールセンター業務と兼任している、または、アルバイト求人が多いでしょう。

県庁・市役所職員

県庁や市役所の職員も、休みやすく働きやすい環境が整っているためおすすめです。

休みが取りやすいのはもちろんのこと、基本的には残業がないのも大きな魅力といえます。

県庁・市役所で働くためには、公務員試験に合格しなければなりませんが、休職中に勉強するのも一つの手かもしれません。

適応障害の方に向いていない仕事

適応障害の方に向いている仕事がある一方で、極力避けたほうがよいであろう仕事もあります。

この項目で紹介した仕事への転職を考えている方は、自分に向いている環境といえるのか、今一度よく考えたほうがよいかもしれません。

ノルマの厳しい営業

営業職は厳しいノルマが課されていることも多く、強いプレッシャーやストレスにさらされやすいため、適応障害の方は避けたほうが無難でしょう。

基本、営業は断られるのが当然な仕事です。

適応障害の発症により、気分の浮き沈みが激しく、精神的に脆くなっている状況ではかなり厳しいかと思います。

もし、どうしても営業がやりたいという場合には、ルート営業やインサイドセールス、カスタマーサクセスなど、ノルマがきつくないものを選ぶとよいかもしれません。

コールセンター

コールセンターでは、理不尽なクレームへの対応も多いことから、適応障害の方には向いていないでしょう。

もちろん、クレームだけでなく通常のサポート対応もありますが、電話越しに質問へ答えなくてはならないので、結構な労力を使います。

マニュアル・対応フローが用意されている会社も多いですが、イレギュラーの事態が起こらないとは限らず、仕事によるストレスや負担は大きいでしょう

プログラマー・エンジニア

プログラマーやエンジニアは実はかなり激務な仕事です。終電は当然、時には何日も泊まり込みで働く場合もあります

また、コードを打ち込むだけの単純作業に見えますが、バグや不具合があった際には修正する必要があるため、臨機応変さも必要です。

中には転職を機にプログラマーやエンジニアになりたい方もいるかもしれませんが、求人応募する際には、企業口コミサイトなどを確認しておきましょう。

適応障害の方が仕事先を選ぶ時のポイント

現在の会社で働き続けても辛いだけだし、転職したいけれども、またストレスが溜まるような職場だったらと思うと不安になりますよね。

この項目では、適応障害の方が仕事先を選ぶ時に、確認しておくべきポイントを紹介します。

求人票に嘘がない

すごく条件の良い求人を見つけたので応募してみたら、実は釣り求人だったというケースは少なくありません。

いくら人手不足で採用が難しいとはいえ、求人票の情報を偽る会社は避けたほうが無難です。

また、試用期間が設けられている場合には、期間中の待遇等もしっかりと確認しておきましょう。

適応障害だと分かったうえで採用してくれる

働きやすさを重視するなら、適応障害であっても採用してくれる会社を選ぶとよいでしょう。

適応障害は一時的に症状が良くなったとしても、再度発症する可能性がないとも限りません

適応障害であることを隠して入社してしまうと、症状がぶり返して仕事がこなせなくなった時に、誰かに助けてもらうのが難しくなります

ですが、適応障害だと知ったうえで採用してくれた会社であれば、体調がすぐれない場合に休みやすいので、無理せず働けるはずです。

柔軟な働き方ができる

適応障害の症状には波がありますので、時短勤務やリモートワークなど、柔軟な働き方を取り入れている会社だと働きやすいはずです。

しかし、前述したように応募者を増やすため、求人票の内容を誤魔化している場合もあるので、事実かどうか確認する必要があります。

実際に、そうした制度を活用して働いている人がいるか、いる場合にはその方と面談の機会を用意してもらうとよいでしょう。

自分の長所を活かせる

求人を探す際に、やりたい・楽しそうな仕事という基準で探すのも悪くないですが、自分の長所が活かせる仕事で選んだほうが、無理なく続けられるかもしれません。

人間関係と同じで、自分の性格と合わない仕事もあります。

以前から夢だった仕事も、自分に合っていなければ、ストレスになってしまうだけです。

それならば、自分の長所に合った仕事を行ったほうがストレスも少ないですし、結果が出しやすいので自信にもなります

自分に合った仕事を探すには、自己分析が必要不可欠です。

自分自身の長所や短所をメモなどに書き出し、どんな仕事が自分に合っているのか探してみてください。

客観的に自己分析をするのが難しい場合は、転職支援サービスの利用がおすすめ。キャリアアドバイザーのカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。

口コミサイトやSNSで企業の評判を確認する

求人票や転職エージェントの情報だと、企業の良い面しかわからないことも少なくありません。

より具体的に企業の雰囲気を知りたい場合は、ライトハウス転職会議などの口コミサイトやSNSで、情報収集するとよいでしょう

実際に働いた経験がある人の意見が得られるので、企業選びの参考になるはずです。

ただし、書いてある口コミを鵜呑みにし過ぎないように注意してください。基本的に会社を辞めるのはネガティブな理由からです。

そのため、投稿された口コミは否定的な内容のものである場合も多いですが、実際は書いた本人には馴染みにくい会社だっただけかもしれません。

適応障害の方におすすめの転職支援サービス

適応障害を抱えている中、1人で転職活動を行うのは不安という方もいるかと思います。

そうした場合には、転職支援サービスを活用するとよいでしょう。転職支援サービスとは、求人紹介以外にもさまざまなサポートが受けられるサービスです。

転職支援サービスは大きく分けて3つ。

それぞれ確認していきましょう。

ハローワーク

ハローワークはご存知の方多いと思いますが、求人の紹介が受けられるだけでなく、履歴書の添削や面接対策によるサポート、さまざまな支援セミナーが受けられます

ただし、ハローワークは基本的に求人の掲載を拒否できないので、中にはブラック企業の求人もまぎれている点には注意が必要です。

転職エージェント

転職エージェントは民間企業が運営する転職支援サービスです。

代表的なサービスには、リクルートエージェントdodaマイナビエージェントなどがあります。

この項目ではこの3つの転職エージェントについて紹介します。

求職者の適性に合わせた求人紹介のほかに、さまざまな業界に関する独自情報や、数多くの転職支援で培われたノウハウを活かしたサポートが受けられます。

転職エージェントの利用は無料なので、いくつか試してみて、自分に合ったサービスを見つけるとよいでしょう。

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リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内最大級の転職エージェントです。

公開求人数は35万件以上、非公開求人数は25万件以上に及びます。(2023年3月30日時点)

エージェントと企業側がしっかりと連携ができているからこそ、求職者が入社する前に条件や留意しておきたい点などをしっかりと企業側に伝えてきてくれます。

そのため、適応障害になってしまっていることを負い目に思わずに理解した上で入社できる会社に転職することが期待できるでしょう。

リクルートエージェント公式へ

doda

doda

dodaはリクルートエージェントの次に大きい転職エージェントで、22万件の求人を保有しています。

自分で求人を検索して探すことも、エージェントとしっかりと面談をした上でぴったりの求人を探してきてもらうこともできます。

もしかしたら、キャリアアドバイザーからの紹介を受けての転職活動だと、自分のペースでできないのではないかと不安に思うかもしれません。

自分で探して転職活動に行き詰まるポイントがあったらエージェントの方に相談をする、という方針で転職活動を進めることもできます。

doda公式へ

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは20代の求職者の方からの支持が圧倒的に強い転職エージェントです。

その秘訣は「じっくり聴く」と言われているように、自分がどういう転職を実現したいのかを深く理解してもらうことにあるようです。

キャリアアドバイザーの方に要望とズレのない求人を紹介してもらい納得度の高い転職を実現したい方におすすめの転職エージェントです。

自分が今抱えている仕事や職場上の問題、今後の希望についてなんとなくはわかるけど「もやもやしている」「考える余裕がない」という方は、相談をすることで行き詰まりなどを解消できることが期待できそうです。

マイナビエージェント公式へ

就労移行支援

就労移行支援とは、障害を持つ方でも一般企業に就職できるよう、業務に必要な知識やスキル向上のサポートを行うサービスです。

就職に向けたトレーニングや就職活動のサポート、職場定着支援などさまざまなサービスが受けられます。

利用料金は本人の前年所得によって変わります。利用を検討したい方は、最寄りの障害福祉課や市区町村に問い合わせてみてください

【厚生労働省:就労移行支援事業

新たな仕事先で適応障害の再発を防ぐためには

新しい職場で働くことによって、適応障害の症状が一時的に緩和するかもしれませんが、無理は禁物です。

またストレスが溜まる状況になれば、適応障害が再発・悪化しないとも限らないので、自分なりの対処法を見つけておきましょう。

対処法の例としては、

  • 自分なりのストレス解消法を見つける
  • 規則正しい生活を送る
  • カウンセリングを受ける
  • 無理せずに休む
  • 早めに周りに相談する

など。

新しい職場で頑張らなきゃと意気込む気持ちもあると思いますが、他人と比較しすぎず、自分なりのペースで頑張りましょう。

まとめ

適応障害の方が転職するうえで大事なのは、自分に合った仕事・職場環境を見つけることです

まずは自己分析を行い、自分の長所や短所を洗い出しましょう。

自己分析をしたけど、イマイチ自分に向いた仕事がわからないという方は、以下のいずれかを検討してみてください。

  • 事務・経理
  • 製造業
  • データ入力
  • 県庁・市役所職員

反対に、営業職やコールセンター、エンジニアなどの負担が大きい仕事は、経験者以外に不向きといえます。

もちろん、業務による負担が少ない仕事を選んでも、合わない職場で働くことになれば、元も子もありません。

転職活動をする際、以下の点については確認しておきましょう。

  • 求人票に嘘がない
  • 適応障害だと分かったうえで採用してくれる
  • 柔軟な働き方ができる
  • 自分の長所を活かせる
  • 口コミサイトやSNSで企業の評判を確認する

転職活動が上手くいったとしても、油断は禁物です。

症状が一度改善しても、適応障害を再発する可能性はゼロではないので、無理せず新しい職場での仕事に取り組んでいきましょう。

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