30代は結婚・出産・マイホームの購入・親の介護などのいろいろなライフイベントが重なる時期です。さらにこれまで働いていた企業でのポジションが変わり、転勤や人事異動などの経験する方もいるでしょう。

現在の仕事を続けてもいいのか疑問も生じやすくなり、将来への不安も感じやすい年代でもあります。「本当にやりたい仕事だろうか？」「将来はどうなりたいか？」と日々悩む30代の方は少なくないでしょう。

そこで本記事では、30代が転職を検討した際にキャリア相談できるサービスを紹介します。さらに、数ある転職エージェントの中から、あなたにあった転職エージェントを選ぶポイントや注意点も紹介します。

関連記事：30代転職エージェントおすすめ比較ランキング｜女性・未経験・フリーター向けの選び方

30代の転職相談におすすめの5つの相談先

転職の相談ができる主な相談先として、次の5つがあります。

それぞれ、どのような用途で相談すると良いかまで併せてご説明しますので、今のご自身の状況からどのような相談先を利用してみるかを絞っていきましょう。

本記事では、個別の転職エージェントを多めに紹介しますが、まだまだ転職に対する気持ちが固まっていない方は、先に会社から転職した先輩・同期などに相談するだけでも第一歩になります。

難しく考えすぎずに、まずは気軽に相談してみることから始めてみましょう。

転職エージェント

転職エージェントは、転職希望者に対して適した求人を紹介してくれる転職支援サービスですが、実は転職すると決めていない方も利用が可能です。

登録後、キャリア面談をおこなう転職エージェントが多いので、キャリア面談を通して、自分のキャリアの棚卸しや向いている仕事の絞り込みなどがおこなえます。

どうしても転職する方向に促されてしまいがちですが、実際の求人を見せられることで転職に対する意欲が高まることもあるでしょう。

面接対応や応募書類の添削など、転職に関する具体的なアドバイスも受けていますので、特に転職に対して前向きな方は積極的に活用することをおすすめします。

相談からワンストップで転職先を見つけるまでできれば、とてもラクになります。

関連記事：転職エージェントの賢い使い方｜利用の流れや使い倒すコツを徹底解説

会社のOB・OG

会社で先に転職の経験をしたことがある先輩や同期がいる場合、久しぶりに連絡を取ってみることもおすすめです。

同じようなキャリアから転職先を見つけた人になりますので、キャリアの築き方や転職活動のやり方など、参考にできる部分はたくさんあります。

転職支援サービスであれば、「転職はいいものだ」と転職を推奨してきますが、知人であれば、転職して良かったことと悪かったことをそれぞれリアルに答えてくれます。

ハローワーク

転職に関する公的な相談相手として、ハローワークが挙げられます。

ハローワークは、厚生労働省が運営する総合的雇用サービス機関です。各自治体に設置され、転職に関する支援を全て無料で受けられることから、気軽に相談ができる場所です。

転職エージェントのように求人も紹介してくれますが、正直に申し上げると求人の質が良くないことも多いです。

ただ、転職に関する考え方や、自身のアピール方法などは有益なアドバイスをもらえる場合もあるので相談する価値はありそうです。

また、退職した後の雇用保険の失業手当を受ける際も利用する機関ですので、退職時の手続き関連の相談先にも挙げられます。

参考：ハローワークインターネットサービス - トップページ

関連記事：ハローワークに初めて行くニートでも効率よく就活する方法を紹介！サポート内容や活用方法を解説

ジョブカフェ

ジョブカフェとは、原則として15〜34歳までの若年層を対象とした、公的な転職相談の場です。都道府県主体で設置されており、正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」です。

転職の相談だけでなく、就職セミナーや職場体験などもおこなわれています。

カフェのように気軽に立ち寄ることができるため、相談先のひとつとして、ジョブカフェを利用するのもおすすめです。

30代前半の方に限られますが、「自分に合った仕事を見つけたい」といった相談を考えている方におすすめです。

参考：ジョブカフェにおける支援 ｜厚生労働省

キャリガク（キャリア形成・学び直し支援センター）

キャリア形成・学び直し支援センターとは、ご自身の職歴などを記載したジョブカードを活用して、キャリア形成支援や学び直し支援を無料でおこなっている厚生労働省委託事業です。

キャリア形成・学び直し支援センターでは、専門のキャリアコンサルタントと面談をするため、転職についてだけでなく、今後のキャリアも含めて相談したい方におすすめです。

面談はオンラインでも可能なので、働きながらの利用もしやすいでしょう。

キャリア形成・学び直し支援センターでは、職業紹介のサポートはないため、転職活動は自分でおこなう必要があります。

参考：キャリア形成・学び直し支援センター（キャリガク） 【厚生労働省委託事業】

30代のキャリア相談先としておすすめの転職エージェント一覧

上でも触れましたが、転職した気持ちが強い30代の方は、転職エージェントに相談することをおすすめします。

ただ、転職エージェントは民間サービスで、様々な種類があるため、こちらでは30代が相談する際におすすめの転職エージェントを紹介します。

ビズリーチ

マイナビエージェント

リクルートエージェント

30代の悩みタイプ別のおすすめ転職相談先

次に、転職の悩みタイプ別におすすめの相談先を紹介します。先ほど紹介した転職エージェントの他にも、紹介していますので、自身の転職目的や悩み別に転職エージェントを活用することがおすすめです。

はじめての転職で不安な方

はじめての転職は、「何から始めればいいのか？」「面接対策は？」など不安に思うことも多いでしょう。また、「どんな求人があるのか？」「自分にあう転職先はあるのか？」など、求人情報にはじめて触れる方も少なくないのではないでしょうか？

はじめて転職活動をする方には、総合的な転職エージェントや手厚いサポートが期待できる転職エージェントでの相談がおすすめです。

年収を上げたい方

転職理由が「今よりも年収をアップさせたい」という方も多いでしょう。ハイクラス求人と呼ばれる、年収1,000万円前後の求人を専門に取り扱っている転職エージェントもあります。

ハイクラス求人を主に取り扱う転職エージェントに相談することで、年収アップに近づけます。スカウトをおこなっていることも多く、自身の市場価値に気づくきっかけにもなるでしょう。

地方に転職したい方

ライフスタイルの変化や働き方を見直し、地方に転職したいと考える方もいるでしょう。

地方の求人は都心部に比べると少ない傾向があるため、早めに情報収集をしておくことがおすすめです。

地方特化型の転職エージェントを活用すれば、離れた土地でも安心して転職活動ができるでしょう。

【関連記事】地方に強いおすすめの転職エージェントを47都道府県別に徹底解説

ヒューレックス

ヒューレックスは、地方特化型の転職エージェントです。地域に詳しい担当コンサルタントの手厚いサポートもあり、地方への転職を支えてくれます。

サービス名	ヒューレックス
運営会社	ヒューレックス株式会社
公開求人数	23,430件
非公開求人数	非公開
ホームページ	https://www.hurex.jp/

Glocal Mission Jobs

これまでのキャリアを活かして地方で働きたい方は、地方に特化した求人メディアのGlocal Mission Jobsもチェックしてみてください。

転職を支援するみらいワークスが運営していて、地方の求人が閲覧できます。気になる求人情報は、求人管理会社に紹介を依頼可能です。

サービス名	Glocal Mission Jobs
運営会社	ヒューレックス株式会社
公開求人数	4,029件
非公開求人数	非公開
ホームページ	https://glocalmissionjobs.jp/

女性におすすめの相談先

女性のキャリアは男性に比べると、現代もライフイベントに左右されやすく、キャリアに悩む方も多いでしょう。

そこで、女性の転職に特化した転職エージェントを紹介します。

type女性の転職エージェント

type女性の転職エージェントは、25年以上続く実績と経験があります。専任のキャリアアドバイザーが、スキルの棚卸や経験の整理をサポートしながら、女性ならではの面接時の身だしなみの悩みにも寄り添ってくれる点が魅力です。

その他にも、女性の転職について豊富なノウハウがあります。悩み別に相談会も実施しているので、転職に悩んでいる方は、相談会への参加もおすすめです。

サービス名	type女性の転職エージェント
運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	27,827件
非公開求人数	17,766件
ホームページ	https://type.woman-agent.jp/

関連記事：type女性の転職エージェントの評判は？口コミからわかるメリットや利用の注意点を解説！

マイナビ転職女性のおしごと

マイナビ転職女性のおしごとは、日本最大級の転職サイト「マイナビ転職」の中で、女性に特化した転職情報を扱っています。

年代別に求人情報をチェックできたり、転職の悩みを解決できたりするノウハウがまとめられています。

すぐに転職エージェントに相談せずに、まずは情報収集をしたい方にもおすすめです。

サービス名	マイナビエージェント女性のおしごと
運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	29,739件
非公開求人数	非公開
ホームページ	https://tenshoku.mynavi.jp/woman/

30代の転職に相談先が必要な理由

令和4年雇用動向調査結果の概況の調査によると、前職を辞めた理由は「会社の将来性が不安だった」が30〜39歳までの男性で25%いました。

一方、30〜39歳までの女性は「職場の人間関係が好ましくなかった」が24.4%、同じくらいの比率で「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」が25.7%でした。

この調査からもわかるように、何らかの理由があり転職を決断する方が多いでしょう。転職をする際は、相談先があることが大切です。ここでは、その理由を紹介します。

【参考】令和4年雇用動向調査結果の概況の調査

重要なライフイベントや仕事のマンネリ化など30代特有の悩みが多いから

よくある相談でも紹介したように、30代は今までの生活が一変するようなライフイベントが重なったり、仕事がつまらないと感じたりと、たくさんの方がキャリアに悩む時期です。

ライフイベントでは、結婚や出産により、住む場所や生活スタイルが大きく変わる方もいるでしょう。20代から続けてきた仕事では、一人でできる業務や任される業務が増え責任も感じます。一方で、スキルの停滞感ややりがいを見出せずに悩む方も出てきます。

このように、30代特有の悩みはぞれぞれ異なり、簡単に解決することは難しいでしょう。そこで、経験や知識が豊富な相談先が必要となるのです。

重要な転職になることが多いから

ライフイベントの変化や今後の転職のしにくさなどを考えると、30代での転職が今後の人生を左右しかねない重要な転職になることも多いです。

転職をしたいからと闇雲に転職しては、今後のキャリアに不安を残してしまいます。たとえば、早期退職やブラック企業への転職など、準備不足のまま転職することはリスクを伴います。

今後の方向性と合わせて、転職のノウハウや自身のスキルを洗い出すことで、理想のキャリアを目指すことにつながります。

第三者にしっかり相談し、客観的にご自身を判断しながら、幅広い仕事の選択肢を知っておくことは非常に大事になるでしょう。

【関連記事】転職したいけどスキルがない30代が転職活動を始めるべき理由
スキルなしの30代男性が転職を成功させるには？狙うべき業界・職種や注意点を解説
30代女性でスキル・資格なしの転職は厳しい？｜転職しやすいおすすめの職業を解説

新しいキャリアへの挑戦ができる年代でもあるから

30代は前職の経験や実績がある一方で、新しいキャリアへ挑戦できるラストチャンスの年代とも言えるでしょう。40代・50代からでも新しいキャリアにチャレンジできますが、年齢を重ねるほど、新しいキャリアへの成功確率やチャレンジできる機会が減ってしまいます。

新しいキャリアへチャレンジする際は、期待感が高まり、実際に転職してみたらイメージと違ったなどミスマッチも起こりやすくなるでしょう。

そこで、転職に詳しいエージェントに相談することで、より現実的に転職を進められます。

【関連記事】【30代向け】未経験業界に強いおすすめ転職サイト９選

30代が転職相談をするメリット

上記の相談する理由と内容は似ていますが、転職の相談をするだけでも「良かった」と感じられる部分は多いです。

ここでは、転職を相談するメリットを3つ紹介します。

自己理解を深められる

転職の相談をすることで、自己理解を深められます。

自己分析ツールはたくさんありますが、客観的に自分の強みを認識することには難しさもあります。

転職エージェントに相談すれば、じっくり自分のスキルを洗い出し、転職に活かせるスキルや強みの発見につながります。

自己理解を深められることで、面談などで効果的にアピールでき転職の成功につながるでしょう。

人生設計に役立つ

転職の相談先へは、長期的な目線で相談可能です。単に転職だけしても、しばらくすると同じことに悩む方もいます。すると何度も転職を繰り返したり、スキルが身につかないまま年齢だけ重ねてしまったりと、将来につながるキャリアップが実現できません。

長期的な目線で転職を考えることで、人生設計にもなるキャリアプランを描きながら転職活動ができます。

転職について詳しい情報を得られる

転職エージェント活用のメリットは、詳しい情報を得られることです。転職市場に精通した転職エージェントへの相談は、自身の市場価値や必要な行動がわかります。

もし、転職について何もわからないままでは、転職活動が長引いてしまうでしょう。

書類の書き方や面談の練習を重ね、正しい自己PRの方法を知っているかどうかは、転職活動を成功させる鍵になります。

詳しい情報を得られることで、自身の転職活動やキャリアに役立つでしょう。

30代の転職相談先の選び方

30代が転職エージェントを活用するメリットはたくさんありますが、自分に合う転職エージェントはどうやって見つければいい？と心配になる方もいるでしょう。

ここでは、最適な転職相談先を選ぶポイントを3つ紹介します。

相談の目的に合わせて選ぶ

転職エージェントにも、それぞれの特性があります。そのため、目的に合わせて相談先を選びましょう。

転職と一口に言っても、その目的は様々です。たとえば、年収をあげたい方、地方へ転職したい方、ワークライフバランスを重視したい方など、それぞれ転職する目的が異なります。

自身の転職目的にあわせて転職エージェントを選ぶことで、転職の成功確率を高めることが可能です。
年収をあげたい場合は、ハイクラス求人が多い転職エージェント、ワークライフバランスを求める女性なら、女性向けの求人が多い転職エージェントなどが考えられます。

目的に合わせて、転職の相談先を選びましょう。

複数の相談先を利用する

複数の相談先を利用することもおすすめです。1つの相談先にだけ相談しても、悩みのモヤモヤが晴れない時もあります。また、情報や考えが偏っているケースもあるでしょう。

複数に相談することで、幅広く意見を聞き、自分にあう方法を見つけやすくなるメリットがあります。

たとえば、総合的に転職を支援している大手転職エージェントと、年代に特化した転職エージェントなど、組み合わせて利用することで様々な意見や知識を取り入れながら、効率的に転職活動ができます。

関連記事：転職成功には転職エージェントの複数利用がおすすめ！併用するデメリットや併用すべきタイミングも解説

相性のいい相談相手を見極める

転職エージェントなどでは、同じ担当者と何回かにわたって相談やアドバイスを繰り返すことがありますので、相性のいい相談相手を見つけることが、とても重要です。中には、マニュアル通りにしか対応せず冷たい印象のアドバイザーがいることもあります。

もし、相性の悪いアドバイザーに出会った場合は、アドバイザー変更のリクエストをする、他の登録先に相談してみるなど対応しましょう。

親身になってくれるアドバイザーを味方にすることで、自身のキャリアの構築に役立ちます。

さらに、希望する業種や職種に詳しいアドバイザーであれば、応募する前に詳細な情報を得られるため、安心して転職活動ができるでしょう。

関連記事：転職エージェントが合わないときは担当を変えたほうが良い？変更の仕方と注意点

30代が転職相談をする際の注意点

30代が転職相談する際の注意点を3つ紹介します。ここまでにご紹介した相談先に相談すれば、満足度の高い転職ができるとは限りません。

これから紹介する3つのポイントを意識しながら相談し、より転職の成功率を高めていきましょう。

積極的な姿勢で相談する

相談をする際は積極的な姿勢で相談してください。転職がはじめてだったり自分自身に自信がなかったりすると、相談相手の話を一方的に聞くだけになってしまいます。

しかし、受け身な姿勢では、適切なアドバイスは受けられません。

自分から積極的に質問をすることで、相談相手もあなたについて理解を深め、より最適なキャリアプランを提案できます。

柔軟な価値観を持つ

30代になると、自分の価値観が知らないうちに固まっていることもあります。そのため、相談相手の提案を、素直に受け入れられない方もいます。

相談相手は、あなたの特性を理解した上で、仕事の紹介やアドバイスをしています。価値観を固めすぎてしまうと、適切なアドバイスも耳に入らなくなってしまうでしょう。

「こうした方がいい」「それはできない」といった固定観念を捨てて、柔軟な姿勢でアドバイスを受け入れることが大切です。

選択肢を複数もつ

転職エージェントなどの相談先に相談したからといって、必ずしも転職する必要はありません。他の方法でキャリアの悩みを解決できるケースもあります。たとえば、社内での異動によりキャリアを叶える方法も見つかるでしょう。

その他には、副業や起業、フリーランスなど、働き方の多様化により、転職以外の方法であなたのキャリアを叶えることも可能です。

相談することで選択肢が広がり、最適なキャリアを見つけることに役立ちます。

【関連記事】30代向け転職サイトおすすめ比較ランキング

30代の転職でよくある相談

40代や50代と比べると、若さも武器になりうる30代の転職ですが、前職からの即戦力を求められる傾向もあり、未経験分野へのチャレンジに悩む方もいます。

また、年収を増やしたい方やライフスタイルの変化に対応するために、転職を選択する方もいるでしょう。はじめて転職を経験する方も多いため、転職について相談できる場所があると安心です。

ここでは、30代の転職で、よくある相談を紹介します。

30代の転職は本当に難しいのか？

年齢を理由に、30代の転職が厳しくなることはあまりないでしょう。

以下の表からもわかるように、20代をのぞいた他の年代では、30代の転職入職率が高くなっています。

【引用元】：令和4年雇用動向調査結果の概況の調査

30代の転職は即戦力を求められる傾向があり、前職までの実績や経験をアピールすることで、同じ業種や職種での転職が可能です。

一方で、新しいチャレンジをしたい場合には注意が必要です。

20代と異なり、これからの成長を見越して採用されるケースが少なく、転職活動が長引くことも考えられます。もし、未経験分野の転職に成功しても、年収が下がるなど条件面で満足しないこともあるでしょう。

【関連記事】30代前半の転職経験者が語る｜30代前半ならでは転職成功ポイント
30代後半の転職は厳しい？未経験から転職を成功させるコツを男性・女性別に解説

年収を増やすことが可能か？

前述したように、未経験分野への転職では年収が下がることも考えられます。しかし、今までの経験や実績を武器に、年収を増やすチャンスはあります。

たとえば、業界を変える場合です。同じ職種でも業界が異なれば、年収が高くなる場合があります。このほかに、役職付きの仕事へ転職するなど、ポジションアップによる年収アップも考えられます。

関連記事：30代で大手への転職は有利？転職を成功させるポイントや対策まで解説！

異業種へのチャレンジは可能か？

異業種への転職も可能です。

以前に比べて、転職が当たり前と認識される風潮もあり、人材の流動性が高まっています。業種や職種が異なる転職を「越境転職」とも呼ばれ、転職市場では注目されています。

ポータブルスキルと呼ばれる、業界問わず活かせるスキルが高い方は、さらに異業種へのチャレンジの成功確率を高めるでしょう。

たとえば、マネジメントスキル・コミュニケーションスキルなどです。人材不足に悩んでいる企業はたくさんあり、ポータブルスキルの高さをアピールすることで、異業種への転職成功につながります。　

関連記事：30代未経験での転職は厳しい？手遅れ？おすすめの業界や転職エージェントを解説

【参考】【転職決定者データから見る】2020中途採用市場　中途採用においては「越境採用力」もカギに

Uターン転職はできるか？

30代でも、Uターン転職は可能です。

Uターン転職とは、都会から地方へ転職することです。元々地元に住んでいた方が、就職をきっかけに都心へ移ることはよくあるでしょう。その後、地元に戻り転職することをUターン転職と呼びます。

地元に戻る理由は、親の介護や結婚・育児など様々です。30代のUターン転職では、都会の経験を期待されたり即戦力を期待して採用されたりと、転職のチャンスがあります。

一方で、地方の求人数が少ないことは、注意点です。年齢制限のある求人もあり、事前に転職先の情報について集めるなど早めの行動が重要です。

何をしたいかわからない

何をしたいかわからないことも、30代によくある相談です。周りに合わせて、卒業後は就職し働いてきたけれど、一体自分は何をしたいのか？今の仕事にやりがいはあるのか？と、悩みが多くなることも30代のキャリアの特徴でしょう。

何がしたいかわからないが転職に興味がある場合は、自己分析をしっかりすることが求められます。しかし、一人で自己分析をしても、強みや得意がわからない方もたくさんいます。

そこで、紹介した転職エージェントに相談すれば、客観的な自己分析を同時に行い、スキルの棚卸や今後のキャリアについて具体的にイメージできます。

関連記事：仕事で何がしたいかわからない30代がやりたいことを見つける方法

最後に｜30代の転職は相談先を活用して成功させよう

30代は、様々なライフイベントが重なる時期です。さらに、20代の時よりも肩の力を抜いて仕事ができるようになったことで、やりがいや将来に目を向けた際にキャリアに不安を持つ方もいます。

転職を考えた際は、自身だけで悩むのではなく、転職エージェントを効果的に活用し相談することで、転職の成功率を高められるでしょう。

転職エージェントを活用すれば、客観的な自己理解が深まり、転職を含めたキャリアプランを考えられます。そのために、自身の目的に合わせた転職エージェントを選び積極的に活用していきましょう。

将来のキャリアに悩んでいる30代の方は、いますぐ転職エージェントに相談してみませんか？まずは、気軽に登録して、理想のキャリアを叶えましょう。