40代の女性は、仕事だけでなく、家庭や子育て、介護など、さまざまなイベントが重なる時期です。

これからの将来を見据え、「これから長く続けられる仕事を見つけたい」「女性が40代から一生出来る仕事はあるのだろうか」と考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、自分にはどんな仕事ができるのか正しく理解できている方は少なくありません。

そこでおすすめなのが、登録した情報をもとにあなたに向いている仕事を診断してくれる「ミイダス」です。

あなたの適性にあった会社からスカウトが届くので、自分では気が付かなかった適職を見つけることもできます。

関連記事：40代向け転職エージェントおすすめランキング！全11社の人気サイトを徹底比較

女性が40代から一生出来る仕事とは？

女性が40代から一生出来る仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。

仕事選びの選択肢を増やすためにも、まずは女性が40代から一生出来るおすすめの仕事を確認しておきましょう。

事務職

事務職とは、主にオフィス内でのデータ入力や書類作成、電話・来客対応などを担う職種です。

デスクワークが中心となるため、体力的な負担が少なく、女性が一生出来る仕事といえます。土日祝日が休日となる企業も多く、子育て中の40代女性でも働きやすいでしょう。

事務職に特別な資格は必要ありませんが、パソコンを使用した作業が多いため、WordやExcelなどの基本的なパソコンスキルは身に付けておくと良いでしょう。

営業職

営業職とは、自社のサービスや商品を顧客にアピールし、契約や購入につなげる仕事です。

顧客に対し、いかに説得力のある提案が出来るかが重要な職種のため、40代という年齢がハンデになることはないでしょう。むしろ、40代の豊富な経験が有利に働く可能性があります。

インセンティブ制が導入されている営業職であれば、成果に応じて給与も上がるため、女性でも高収入を得られるでしょう。

介護職

介護職とは、老人ホームや障がい者施設、デイサービスなどで、利用者の介助やサポートをおこなう仕事です。

介護業界は人材不足が深刻化しています。そのため、年齢や経験を問わない求人が数多くあり、40代未経験での転職も望めるでしょう。

内閣府の発表によると、令和47（2065）年には国民の約2.6人に1人が65歳以上となることが予測されています。

今後も加速し続ける高齢化社会に伴い、介護職の需要も高まるため、女性が40代から一生出来る仕事としてもおすすめです。

接客業

接客業とは、店舗や施設などで、商品の販売やサービスの提供などをおこなう仕事です。

飲食店やコンビニ、ホテルなど、接客業の業種はさまざまですが、いずれもお客様の応対が主な業務内容のため、コミュニケーション力が必要です。

とはいえ、資格不要かつ未経験を歓迎している求人が多いため、40代からでも活躍できます。

接客業の多くは、時間や曜日が固定されていないシフト制です。家庭の都合に合わせて働けることは、40代女性にとって魅力的なポイントといえるでしょう。

日本語教師

日本語教師とは、日本語を母国語としない方に日本語を教える仕事です。

日本で働いている、または日本で働くことを目指す海外の方も多く、日本語教師は国内外で需要がある仕事です。50代や60代でも日本語教師として活躍している方がいるため、一生出来る仕事といえます。

2024年1月現在、日本語教師には公的な資格がなく民間資格です。しかし2024年4月からは「登録日本語教員」として、日本語教師が国家資格へと格上げされます。

日本語教師を目指す場合は、まずは新設される資格の取得からチャレンジすることになるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個人の資産設計に関する相談を受けたり、アドバイスをしたりする仕事です。

保険会社や保険会社の代理店、金融業界、不動産などが活躍の場となります。

FP資格やお金の知識は必要ですが、40代からでもファイナンシャルプランナーを目指すことは可能です。顧客の獲得も必要となるため、営業やマーケティングなどの経験があると有利です。

Webライター

Webライターとは、Web上で公開される記事やコラムなどを制作する仕事です。

Webライターの仕事の多くは、クライアントからの指示に従って記事を制作します。仕事の受注から記事の納品までを全てリモートでおこなえる場合も多く、ライフスタイルに左右されない、一生出来る仕事といえます。

40代女性ならではの人生経験を活かしたライティングができれば、優秀なWebライターとして重宝されることでしょう。

記事の制作は自分のペースで進められますが、納期を守る必要があるため、自己管理能力は必須です。

保育士

保育士とは、保育所など児童福祉施設で、主に幼児期の子どもの保育や教育に携わる仕事です。

保育士になるには、国家資格である保育士資格の取得が必要です。受験資格は短期大学卒業程度と設定されていますが、年齢に上限が設けられていないため、40代からでもチャレンジできます。

保育士の仕事は体力勝負となりますが、50代60代になっても働くことが可能です。

子育て経験のある女性なら、保育士の即戦力として働けるでしょう。40代になり、子育てがひと段落した女性にもおすすめの仕事です。

家事代行サービス

家事代行サービスとは、家事の代行をおこなう仕事です。

掃除や洗濯、料理など日頃の家事で身についたスキルを仕事として活かせることから、多くの女性が活躍しています。訪問先にもよりますが、1回2〜3時間と短時間での仕事が多く、家庭との両立も可能です。

身近なサービスとしては浸透していないものの、共働き世帯や高齢者世帯が増加傾向にあるため、家事代行のニーズは高まることが予測されます。

年齢制限のない仕事のため、40代からスタートしても決して遅くはない仕事です。

行政書士

行政書士とは、官公庁に提出する書類の作成や手続きを代理でおこなう仕事です。

行政書士になるには、国家資格である行政書士試験に合格する必要があり、実務経験を通してスキルを磨くことが一般的です。

行政書士になるまでには、多くの勉強時間を確保しなければならず、決して楽な道のりとはいえません。

しかし、向上心と意欲さえあれば一生出来る仕事であり、40代女性でもキャリア形成をしていけるでしょう。

エンジニア

エンジニアは、技術やITに関する専門的な知識を活かし、システムやソフトウェアの開発、運用を行う職業です。

IT技術は常に進化していく職業なため、働きながら学び続ける姿勢が求められます。

リモートワークやフレックスタイムなどの柔軟な働き方が実現できるため、家庭や仕事の両立がしやすく、自分のライフイベントやライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。

またエンジニアは、開発だけでなくマネジメントやコンサルティングなど、さまざまなキャリアアップ方法ががあるためスキルアップを目指したい40代女性におすすめです。

Webデザイナー

Webデザイナーは、ウェブサイトやアプリなど視覚的なデザイン制作する職業です。

現代ではデジタル化が進み、Webデザイナーの需要が高まっている傾向にあります。

Webデザイナーはクリエイティブな仕事であるため、視覚的なセンスやトレンドに対する情報収集、自分のアイデアや感性などが求められます。基本的なHTMLやCSSの知識も必要です。

また、将来独立してフリーランスとしても働けます。好きな時間好きな場所で働くことができ、家庭や育児との両立も可能なため女性に人気の職業です。

就職する際は、自分の作品や実績をまとめたポートフォリオが必要となるため作成してから応募することをおすすめします。

登録販売者

登録販売者は、一般用医薬品の販売に関する専門知識を持つ資格です。

全国どこにでも就職先があり、年齢を問わず求人が豊富です。

パートタイムやフルタイムなどライフスタイルに合わせて働ける職業であり、お店の営業時間に合わせて働くため残業も少ない傾向にあります。

資格取得後、薬局やドラッグストアだけでなく、コンビニでも働くことができるため、柔軟な働き方が可能です。

また、専門知識が日常生活や家族の健康にも役立つため、40代からでも一生できる人気の職業です

女性が40代から一生出来る仕事を見つけるために役立つ資格

40代の女性がこれから長く働ける仕事を見つけるためには、まず資格の取得から取り組むのもひとつの方法です。資格取得によって、専門知識やスキルを客観的に証明出来るため、求人応募時に有利となる可能性があります。

ここでは、女性が40代から一生出来る仕事を見つけるために役立つ資格を9つ紹介します。

日商簿記

簿記とは、経営活動や営業取引などにおけるお金の流れを記録することを指し、簿記のスキルを認定する資格のひとつが日商簿記検定です。

就職や転職に有利となるのは2級以上とされていますが、簿記の知識がない方は3級の取得から目指すと良いでしょう。

日商簿記検定は社会的な知名度が高く、一般事務や会計事務や経理事務といったさまざまな事務職で活かせる資格です。

行政書士

行政書士とは、行政手続きや法的書類の作成などがおこなえる資格です。

試験は年に1回、年齢や学歴、国籍など関係なく、だれでも受験できます。

通信講座の受講や専門学校に通うことで試験合格を目指せますが、独学での合格も不可能ではありません。

FP技能士

FP技能士とは、ファイナンシャルプランナーの仕事をするために必要な知識を証明する国家資格です。

難易度が低い順に3級〜1級と分かれていますが、仕事で活かすのであれば2級以上の取得が望ましいでしょう。

仕事に役立つ資格ですが、自分の家計を見直したい方にもおすすめの資格です。

栄養士資格

栄養士は、食生活のアドバイザーとして栄養指導や給食の運営がおこなえる国家資格です。

栄養士となるためには、厚生労働省が指定した栄養士養成施設で、2年以上必要な知識と技能の修得が必要です。卒業後、各都道府県に申請することで栄養士資格の免許が交付されます。

最短でも2年間学校に通わなくてはならないため、時間と学費の確保が可能な40代女性におすすめです。

保育士資格

保育士資格は、保育をするにあたって専門的な知識や技術をもち、保護者に代わって子どもの保育をおこなえる資格です。

保育士資格を得るには、厚生労働大臣が指定する指定保育士養成施設で学んで卒業する、または保育士試験に合格する必要があります。

資格取得後は、各都道府県の保育士登録簿に登録することで、保育士の仕事に就けます。

保育士資格は、有効期限のない一生涯有効な資格です。まさに、女性が一生出来る仕事のために役立つ資格といえます。

医療事務

医療事務の資格には、いくつかの種類がありますが全て民間資格です。

代表的な資格は、医療事務技能審査試験（メディカルクラーク（R））や医療事務管理士などですが、どの資格を取得しても仕事内容に大きな差はありません。

受験する資格によっても異なりますが、合格率は60%以上と難易度は比較的低いといえます。

医療事務に就く場合に資格は必須ではありません。しかし、医療事務は40代女性にも人気がある仕事のため、医療事務資格を取得していた方が採用時に有利となるでしょう。

登録販売者

登録販売者は、薬局やドラッグストアなどで、風邪薬や鎮痛剤などの第2類・第3類医薬品を販売出来る資格です。

登録販売者の試験は、各都道府県で実施されており、日程や合否の認定も都道府県によって異なります。年齢や実務経験の有無などは関係ないため40代からの取得も目指せます。

登録販売者には正社員やパートなど、さまざまな雇用形態があり、働く場所もドラッグストアやスーパーなど多岐に渡ります。全国でニーズがあるため、転居の予定がある40代女性にもおすすめの資格です。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識やスキルを証明出来る資格です。

資格を取得することで、食事や排せつなどをサポートする身体介護などが出来るようになり、仕事の幅が広がります。

ハローワークの職業訓練を利用すると、介護職員初任者研修は無料で取得できます。高齢化社会に伴い、介護関連資格の需要も増加傾向です。

介護の仕事で活かせるのはもちろん、家族の介護が必要になった時にも役立つ資格です。

賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士は、不動産物件を適切に経営・管理する資格です。

2021年に発表された国土交通省令にて、国家資格として認められました。賃貸不動産経営管理士になるためには、試験に合格した後、資格者登録をする必要があります。

賃貸不動産経営管理士は、不動産業界だけでなく金融業界や保険業界など、幅広い分野で役立ちます。

秘書検定

秘書検定とは、秘書としての専門知識や技能を測るための資格試験です。日本では、一般財団法人・秘書技能検定協会が主催しています。

内容としては、マナーやコミュニケーションスキル、時間管理、業務管理など、幅広いビジネススキルを学ぶことができます。

秘書検定は以下のように、あらゆる場所で役に立つ資格として人気です。

• 企業の秘書：経営者や役員のサポート
• 一般事務：事務職全般でのマルチスキルとして評価
• 接客業：顧客対応や営業のサポート

試験は筆記形式で、選択問題や記述問題が含まれます。３級は基礎的なビジネスマナーの問題が多いため、初心者でも難易度は難しくないといえます。

現場で必要なスキルが身につくだけでなく、転職やキャリアアップの際に大きな武器となるため、再就職を検討している女性におすすめの資格といえます。

女性が40代から一生出来る仕事を見つける方法

では、女性が40代から一生出来る仕事はどのように見つければ良いのでしょうか。

ここでは、女性が40代から一生出来る仕事を見つける方法を紹介します。

転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが転職に関するさまざまなサポートをしてくれるサービスです。

40代の女性が今後のキャリアについて考えるとき、家庭や育児、介護など、さまざまな悩みが生じます。

転職エージェントなら、どのような方向に進むべきかを相談でき、さまざまな助言を受けながら、自身に最適なキャリアプランを検討できます。

ハローワークを利用する

ハローワークは、誰でも気軽に利用可能な公共の職業紹介機関です。

子育てしながら就職したい方をサポートするマザーズハローワークなら、仕事と子育ての両立に理解がある企業からの求人情報もチェックできます。

マザーズハローワークには、キッズスペースが設けられており、子連れで気軽に訪れることができます。

知り合いに紹介してもらう

広い人脈をもつ40代女性なら、知り合いに仕事を紹介してもらうのも良いでしょう。

仕事に関する情報を事前に得られるため、入社後のミスマッチを防げます。自分の経験やスキルに加え、性格や強みなどを理解してくれる相手なら、一生出来る仕事を紹介してくれるかもしれません。

しかし、知り合いから紹介してもらった仕事は辞めづらいというデメリットがあります。信頼出来る相手だとしても情報を鵜呑みにするのは禁物です。

自分でもしっかりと情報収集をしたうえで、その仕事を引き受けるべきかを慎重に検討しましょう。

正社員以外の働き方も検討する

20代女性に比べ、40代女性を対象にした正社員の求人は少ない傾向にあります。選択肢が少なく、納得のいく仕事がなかなか見つからない可能性もあります。

長く続けるからといって、必ずしも正社員である必要はありません。正社員以外にも雇用形態は多数あります。

パートやアルバイトなら、短時間労働で家庭とのバランスが取りやすいでしょう。正社員に絞り込まず、その他の働き方も選択肢にいれることで、一生出来る仕事が見つかる可能性が広がります。

契約社員

契約社員とは、労働契約にあらかじめ期間が定められている社員です。法律上は有期雇用労働者と記載されています。

契約期間の満了と同時に労働契約も終了となりますが、契約の更新も可能です。

契約社員には、有期労働契約の更新が通算5年を超えた場合に、期間に定めのない無期労働契約に転換出来る「無期転換ルール」があるため、将来的に長期的な勤務を目指せる可能性もあります。

派遣社員

派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結び、派遣元が労働者派遣契約を結んでいる他の企業に派遣される社員です。 

選べる仕事の幅が広く、パートやアルバイトよりも時給が高いというメリットがある一方、派遣期間に限りがあるため、一生続ける仕事としては不向きな働き方といえます。 

パートタイマー

パートタイマーとは、1週間の所定労働時間が、同じ職場で働く従業員と比べて短い労働者です。

パートタイマーは一般的に時給制のため、収入は安定しません。

しかし、曜日や時間、扶養の範囲内など、働き方の柔軟性は高いため、40代女性にも人気の高い働き方です。

実際に、パートタイマーとして働く割合は女性が多く、年齢層は35〜44歳、45〜54歳が全体の半数近くを占めています。

アルバイト

アルバイトは法律上「パートタイム労働者」に分類され、パートタイマーと同じく短時間労働者を指します。

アルバイトとパートタイマーの明確な区分はないものの、より短い労働時間の場合にアルバイトと呼ばれる傾向にあります。

働く時間を調整しやすい一方、収入や雇用の安定性は低いといえます。

フリーランス

フリーランスとは、企業に所属せず、個人で仕事を請け負う働き方です。

就業規則に縛られることがないため、自由で自分らしい働き方が実現できます。

フリーランスには定年がありません。請け負う仕事さえあれば、生涯現役で働くことも可能です。

女性が40代から一生出来る仕事の特徴

一生出来ると思って就いた仕事でも、いざ働いてみると家庭との両立が難しい場合は、再度仕事探しが必要となります。

長く続ける仕事に就くためには、女性が40代から一生出来る仕事の特徴を知ることが大切です。

働く場所や時間を自由に選べる

40代女性が一生出来る仕事の特徴として、働く場所や時間を自由に選べる柔軟な働き方であることが挙げられます。

40代の女性は、子供の急な体調不良や学校からの呼び出しなど、家庭のことによるイレギュラーな事態が発生しがちです。時間や場所に縛られた働き方では、それらの事態に対処することは難しいでしょう。

しかし、働く場所や時間を自由に選べる仕事なら、イレギュラーな事態にも柔軟に対応できます。周囲に迷惑をかけることもなく、仕事に対する心理的圧迫感が減るため、ストレスなく働き続けられるでしょう。

休みがとりやすい

働く場所や時間を自由に選べることに加え、休みがとりやすいことも40代女性にとっての働きやすさに繋がります。

若さで乗り切れる20代とは違い、40代以降は心身にさまざまな不調を感じやすくなる年代です。

体調不良にもかかわらず、職場の雰囲気や人手不足などから休めない仕事では、健康障害を引き起こす可能性もあり、一生出来る仕事とはいえません。

自分や家族の体調不良や家庭の事情、時には休息として、休みがとりやすい仕事は長く続けられます。

業界や職種の将来性がある

いくら自分の希望条件にマッチした仕事だとしても、業界や職種に将来性がなければ、一生続けることはできません。

仕事に就く前には、今後の企業成長が見込めるかどうか、業績が低下傾向にないかなど、将来性があるかどうかを確認しておきましょう。

専門的なスキルや能力が身に付く

専門的なスキルや能力が身に付く仕事なら、40代からでもキャリア形成が可能です。

階層別研修や資格取得奨励制度など、スキルアップの支援制度がある場合は積極的に活用しましょう。

専門的なスキルを磨くことで、責任のある立場を任されるようになり、年収アップも目指せます。

すでに40代以降の女性が活躍している

長く働き続けるためには、個人の努力だけでなく、会社の理解やサポートも必要です。

すでにロールモデルとなるような40代女性が活躍している場合は、会社の理解がある可能性が高く、女性にとって働きやすい仕事であるといえます。

育児経験がある女性がいるか、女性管理職がいるかなどは、一生出来る仕事選びの際に確認しておきたいポイントです。

40代から一生出来る仕事を探す際に知っておくべきこと

40代から一生出来る仕事を見つけることは簡単ではありません。

あらかじめ考慮すべきポイントを知っておくと、挫折することなく仕事探しが進められます。

仕事と家庭の両立が懸念材料となる

40代女性が仕事と家庭の両立を不安に感じるのと同様に、企業側も仕事と家庭の両立を懸念材料と感じています。

子どもの病気や学校行事で休みが多くなるのではないか、残業をお願いできないのではないかなどを不安を感じ、企業が求める人材ではないと判断されることもあります。

仕事と家庭の両立を目指すなら、子育てへの理解がある企業を選びましょう。

40代を対象にした求人が少ない

40代を対象にした求人が少ないことは事実です。

その理由のひとつとして、年齢を重ねている40代は扱いづらいイメージがあり、採用に消極的であることが挙げられます。

そのイメージを払拭するためにも、面接時には柔軟性やコミュニケーション力があることをアピールしましょう。

求められるスキルや経験が高い

40代は即戦力となるスキルや経験が求められる年代です。

十分な実務経験がない場合やブランク期間が長い場合は、採用時に不利となる可能性もあります。

スキルや経験に不足がある場合は、必要な資格取得を目指すほか、今後のキャリア形成についてキャリアアドバイザーからアドバイスを受けるのも良いでしょう。

転職エージェントを活用するメリット

40代女性が転職エージェントを活用するメリットは以下です。

• 求人を探す手間が省ける
• 非公開求人の紹介がある
• 手厚いサポートが受けられる
• 条件面の交渉を代行してくれる

ひとつずつ解説します。

求人を探す手間が省ける

膨大な求人情報の中から自分の希望条件にあった仕事を探し出すことは容易ではなく、手間と時間がかかります。時間をかけたからといって、良い求人が見つかる保証もなく、貴重な時間を無駄にする結果にもなりかねません。

転職エージェントでは、まずキャリアアドバイザーとの面談をおこない、経歴やスキル、希望する働き方などを伝えます。

希望条件を把握したうえで、その条件にマッチした求人を紹介してくれるため、求人を探す手間は大幅に省けます。

非公開求人の紹介がある

転職エージェントが保有する求人は、公開されているものだけでなく、公開されていない非公開求人も存在します。

非公開求人には、応募が殺到する大手企業や人気企業の求人などが含まれていることも少なくありません。

非公開求人は、転職エージェントを利用しなけば出会えない求人です。より多くの求人情報を得ることで、選択肢の幅が広がり、一生出来る仕事に出会える可能性も高くなります。

手厚いサポートが受けられる

手厚いサポートが受けられることも、転職エージェントを活用するメリットです。

キャリアアドバイザーには、求人に関することだけでなく、これからのキャリア形成について相談することも可能です。

プロの視点から長く続けられる仕事を見極め、40代女性が一生出来る仕事探しのサポートもしてくれるでしょう。

条件面の交渉を代行してくれる

一生続けられる仕事に就くためには、自身のライフスタイルと就業先の労働条件が合致していることが重要です。

しかし、40代女性は働く時間や場所などに制約が生じやすいため、希望する条件の求人がなかなか見つからないケースも珍しくありません。

転職エージェントは本人に代わって、企業と条件交渉をしてくれます。希望する働き方に合わせて、時短勤務の交渉をしてくれるケースもあります。

キャリアアドバイザーは企業の採用担当者ではないため、譲れない条件などは気軽に相談してみると良いでしょう。

40代女性におすすめの転職エージェント

40代から一生出来る仕事を見つけたい女性におすすめの転職エージェントを紹介します。

ライフシフトラボ

type女性の転職エージェント

リクルートエージェント

ビズリーチ

doda

FROM40

FROM40は、日本最大級の40代・50代向け転職支援サービスです。

女性に特化したサービスはないものの、営業系や販売・サービス系、ビューティー系など、さまざまな職種を扱っているため、希望条件にマッチした求人に出会える可能性もあるでしょう。

スカウトサービス「FROM40スカウト」もあり、自分で求人を探すだけでなく、理想の企業からスカウトを待つこともできます。

なにより、FROM40は特化したサービスのため、40代という年齢に負い目を感じることなく、仕事探しをスムーズにおこなえます。

サービス名	FROM40
運営会社	株式会社ダトラ
公開求人数	16,847件（※1）
非公開求人数	3万件以上（※2）
対応地域	日本全国／海外
公式サイト	https://www.from-40.jp/

LIBZ

LIBZは、ニューノーマルな働き方が出来る求人に特化した転職エージェントです。

LIBZは、キャリア女性に特化した採用プラットフォーム「LiBzCAREER（リブズキャリア）」の後継サービスであることから、女性向けの求人も多数保有しています。年齢設定はないため、40代女性の利用も可能です。

求人情報やサービスは登録しないと見ることができませんが、リモートワークやフレックスなどワークライフバランスが取りやすい企業が豊富なため、仕事と家庭の両立も実現できます。

公開求人数は少なめのため、その他の女性に特化した転職エージェントや求人保有数の多い総合型の転職エージェントなどを併用すると良いでしょう。

サービス名	LIBZ
運営会社	株式会社リブ
公開求人数	非公開
非公開求人数	非公開
対応地域	日本全国
公式サイト	https://www.libinc.co.jp/service/#libz

エン転職WOMAN

エン転職WOMANは、大手転職サイト「エン転職」に掲載されている求人情報の中から、女性が活躍出来る求人のみをピックアップしたサイトです。

検索条件に「子育てママ在籍中」「時短勤務OK」といった女性向けの検索条件が設けられているので、子育てに理解のある仕事選びが可能です。また、雇用形態も正社員や契約社員、パート、業務委託などから絞り込めるため、希望する働き方からの仕事も検索もできます。

女性ならではの転職の悩みを解決するコンテンツ「女性の転職Q&A」や履歴書・職務経歴書添削サービスもあり、キャリアにブランクがある女性も安心して転職活動をおこなえるでしょう。

サービス名	エン転職WOMAN
運営会社	エン・ジャパン株式会社
公開求人数	2,842人（※）
非公開求人数	非公開
対応地域	日本全国/海外
公式サイト	https://employment.en-japan.com/woman/

パソナキャリア

パソナキャリアは、ハイクラスや管理部門に特化した転職エージェントです。実績最多の年齢帯は30〜45歳であることから、40代女性でも安心して利用ができます。

パソナキャリアには、女性の転職向けの求人を集めた「女性のハイクラス転職」があり、自分らしく働きたいと考える女性のキャリアアップや自己実現をサポートしてくれます。

女性管理職へのインタビュー動画やキャリアアップや転職に役立つ情報を発信するYouTubeチャンネルもあり、女性が働く姿をイメージしながら、前向きな転職活動が出来るでしょう。

パソナキャリアは、業界専任のコンサルタントによる手厚いサポートを受けながら、ハイクラス転職を目指したい40代女性におすすめです。

最後に｜女性が40代から一生出来る仕事を見つけるなら転職エージェントがおすすめ

女性が40代から一生出来る仕事を探す際には、柔軟な働き方が実現する企業を選ぶと良いでしょう。

仕事と家庭の両立や子育てに理解のある仕事を選ぶことで、長く働き続けやすくなります。

どのような仕事を選ぶべきか悩む場合には、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントなら、豊富な求人情報を得られるだけでなく、キャリアアドバイザーのサポートも受けられます。

40代女性のライフスタイルに合った、一生出来る仕事に出会えるでしょう。