建築・建設業界に強いおすすめ転職エージェント14選|選び方のコツや注意点も解説

本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

建築・建設業界は設計・施工管理・技術職・営業職など幅広く職種があるうえに、人手不足で売り手市場となっているため男女問わず活躍できる業界でもあります。

ただし、転職先選びを間違えると過重労働を強いられたり、給料が下がったりと転職したことを後悔する可能性もあります。

転職に失敗しないためにおすすめなのが、企業の内情を理解している転職エージェントにサポートしてもらうことです。

転職エージェントには幅広い業界・職種の求人を取り扱っている「総合型」と建築業界の転職に精通している「特化型」の2つがあり、どちらも活用することで客観的な適職・向いている企業を見つけることができます。

1つだけエージェントを利用すると、「担当者と相性が合わない」「自分の希望と合う求人が紹介されない」など、効率的に転職活動を進められない可能性があるため、複数のエージェントを活用して転職を成功させましょう。

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目次

建築・建設業界向けのおすすめ転職エージェント15選

最初に、建築・建設業界向けのおすすめ転職エージェントを紹介します。

なお、おすすめの転職エージェントは以下の基準をもとに編集部が独自に選定しました。

  • 公開求人数
  • 福利厚生の充実度
  • サポート体制の充実度
  • 対応エリア
  • 検索などサイトの使いやすさ

各転職エージェントの特徴や、おすすめのポイントなども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

RSG建設転職

RSG建設転職
RSG建設転職のおすすめポイント
  • 転職後の収入アップ率99.4%
  • RSGオリジナルの面接対策
  • 建設業界関係者の3人に2人がおすすめ

RSG建設転職」は、建設業界専門の転職エージェントです。在籍コンサルタントは建築業界に精通したプロであり、最新の企業動向や求人情報を踏まえて、的確なマッチングを実現させています。

また、自分では言い出しづらい年収交渉も代行してくれるため、要望に応じて年収600万~1,000万超えを目指せます。

履歴書・職務経歴書の添削といった基本サポートはもちろん、RSGオリジナルの『勝てる面接攻略法』も好評を得ています。

事前に企業担当者に面接のポイントをヒアリングし、利用者一人ひとりに合わせてカスタマイズして提供していることから、面接が苦手な方でも安心です。

公開求人数1万件以上(非公開求人を含む)
取り扱い職種施工管理/建築施工管理/土木施工管理/電気工事施工管理/管工事施工管理/プラント施工管理/施工監理/設計/意匠設計/構造設計/設備設計/設計監理/土木設計・測量/造形設計/空間デザイン/積算・購買・調達/CAD・施工図/建設コンサルタント/発注者支援/建設DX/建設機械設備/安全管理/インテリアコーディネーター/プロジェクトマネジメント/営業/不動産開発/プロパティマネジメント/アセットマネジメント/ファシリティマネジメント/マンション管理/売買営業/住宅営業/リフォーム営業/仕入れ営業/賃貸営業/不動産Tech
対応エリア全国/海外
拠点東京本社
運営会社株式会社RSG
公式サイトhttps://xn--gmqq38ad1f12g8nk0ol.jp/
2024年7月時点

ビルドジョブ

ビルドジョブ
ビルドジョブのおすすめポイント
  • 日本全国の建設企業の非公開求人を保有
  • 一人ひとりの状況に合わせて、最適な回数で面接対策を実施
  • じっくりと丁寧な転職支援が受けられる

建設業界に特化しているビルドジョブでは、非公開求人を多数保有しており、希望勤務地や働き方・給与形態といった個別の希望に合った求人を見つけることができます。

選考企業から内定をもらうために、書類添削や面接対策を1社1社丁寧に行ってくれるため、的確なサポートを受けながら安心して選考を進めることができます。

求人すり合わせから面接同行まで、企業と求職者の間に立ち、きめ細かなサポートを提供しています。

担当するキャリアアドバイザーは建設業界に精通しており、業界特有の知識と経験を生かして、あなたのキャリアに関する相談にも親身に対応します。自身のキャリアの相談をしてみたい方もぜひ利用してみてください。

公開求人数4,000件以上
取り扱い職種施工管理/建築施工管理/土木施工管理/電気工事施工管理/管工事施工管理/造園施工管理 /プラント施工管理/施工監理/設計/意匠設計/構造設計/設備設計/土木設計/ 建設コンサルタント/不動産開発/プロパティマネジメント/アセットマネジメント/ファシリティマネジメント/マンション管理/ 売買営業/住宅営業/リフォーム営業/仕入れ営業/賃貸営業
対応エリア全国
拠点東京
運営会社株式会社MyVision
公式サイトhttps://build-job.jp/

建設・設備求人データベース

建設・設備求人データベース
建築・設備求人データベースのおすすめポイント
  • 建設業界に特化した求人が豊富!
  • 応募前に企業の詳細情報が確認できる
  • 企業別に転職支援が受けられる

建築・設備求人データベースは、株式会社クイックが運営する建設・設備・プラント業界に特化した転職エージェントです。

公開求人数は18,027件と豊富であり、取り扱い職種も施工管理・建築設計・設備設計・プラント設計など、幅広い中から選択できます。

最大の特徴として、応募前に企業の詳細情報が入手できることが挙げられます。具体的な業務内容や転勤・出張の有無、待遇や福利厚生、社風や配属部署の雰囲気など、他では手に入らない詳しい情報を得られるため、ミスマッチが起こりにくいです。

また、選考通過率を高めるために、過去の面接での質問傾向や面接官の人柄などを把握し、企業別に対策をおこなってくれます。履歴書・職務経歴書の添削や、模擬面接を利用すれば、合格に一歩近づくでしょう。

忙しい方や遠方の方向けに電話での面談も実施しているため、少しでも転職を検討しているならぜひ登録しておきたいエージェントといえます。

公開求人数18,027件
取り扱い職種施工管理/設備管理・設備保全/建築設計/土木設計/設備設計/プラント設計/プロジェクトマネージャー/安全管理・品質管理
対応エリア日本全国/中国/韓国/北米など外国も可
拠点東京オフィス/大阪オフィス/名古屋オフィス
運営会社株式会社クイック
公式サイトhttps://plant.ten-navi.com/
2025年4月9日時点

施工管理ジョブ

施工管理ジョブのおすすめポイント
  • 建築施工管理・土木施工管理に特化
  • 非公開求人を多数保有
  • 20代未経験から50代まで幅広く対応

施工管理ジョブは、施工管理を中心に建設業界の求人を保有する転職エージェントです。

職種や保有資格から仕事検索できることは、特化型エージェントの強みです。

大手ゼネコンから優良工務店まで、企業規模は幅広く、非公開求人も多数取り扱っています。

経験者はもちろん、資格取得支援もおこなっているため、20代の未経験の方やキャリアアップを目指す方の希望も叶うでしょう。

サービス名施工管理ジョブ
運営会社株式会社トライトエンジニアリング
公開求人数非公開
取り扱い職種建築施工管理/土木施工管理/設備施工管理/電気施工管理/施工図・設計/CADオペレーター/プラント施工管理
対応地域全国
公式サイトhttps://sekoukanrijob.com/

マイナビエージェント

マイナビエージェントのおすすめポイント
  • 担当者が施工管理の転職に精通している
  • 建設業界のなかでも幅広いジャンルの求人を保有
  • 一人ひとりの希望に合わせた求人を紹介してくれる

施工管理などの建設業界で転職を考えている方には、施工管理の転職に詳しい担当者が在籍するマイナビエージェントがおすすめです。

ゼネコンからデベロッパー、大手事業会社など様々な求人を保有しているため、キャリアアップしたい方や業界は変えずに職種や企業規模を変えたい方はぜひ利用してみてください。

サービス概要
サービス名マイナビエージェント
運営会社株式会社マイナビ
施工管理公開求人数非公開
取り扱い職種【建築】技術開発・調査・エクステリア/基本設計・実施設計
構造設計・設備設計/内装設計・インテリア・意匠/測量・積算・その他
【施工管理】建築/設備
【プラントエンジニア】プラント(計画・設計)/プラント(エンジニアリング)
【設備保守・設備メンテナンス】設備保守・設備メンテナンス など
対応地域全国
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/

関連記事:マイナビエージェントの評判は?独自調査をもとに口コミや利用におすすめな人を解説

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントのおすすめポイント
  • 業界最大手の転職エージェント
  • 建築業界の求人も豊富
  • 圧倒的な求人数の多さを誇る

リクルートエージェント」は、株式会社インディードリクルートパートナーズが運営する業界最大手の転職エージェントです。

建築・建設業界に特化したエージェントではありませんが、「建築・土木・設備」の求人は非公開求人を含めると50,000件以上あり、まず登録しておいて損はないでしょう。

また、建築業界に精通した専任のキャリアアドバイザーが求人紹介から提出書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供などをおこなってくれるのも心強いです。

求人数が段違いに豊富なため、建築・建設業界に特化した転職エージェントと併用するのがおすすめです。

公開求人数40,438件
(非公開求人:16,648件)
取り扱い職種【建築】建築設計・CADオペレーター・設計監理/建築測量・積算/内装施工管理・CM/内装施工管理・現場監督・施設管理・大工・左官/建築施工管理・CM/建築施工管理・現場監督・大工/建築保守・メンテナンス
【土木】土木設計・計画/土木測量・積算/土木施工管理・CM・現場監督/土木保守・メンテナンス
【設備】設備設計/積算/施工管理・CM/施工管理・現場監督/保守・メンテナンス・ビル管理・清掃
対応エリア日本全国
拠点東京/北海道/東北/西東京/宇都宮/さいたま/千葉/横浜/名古屋/静岡/京都/大阪/神戸/岡山/広島/福岡
運営会社株式会社インディードリクルートパートナーズ
公式サイトhttps://www.r-agent.com/

【関連記事】リクルートエージェントの評判や口コミから分かるメリット・デメリットを解説

ビズリーチ

ビズリーチ
ビズリーチのおすすめポイント
  • 充実したハイクラス求人
  • ヘッドハンターからスカウトが届く
  • 建築・建設業界の求人も豊富

ビズリーチは、保有求人の3分の1が年収1,000万円を超えるハイクラス向けの転職エージェントです。

建設・建築業界のイメージがない方も多いと思いますが、【建設・土木】タグを含む公開求人は4,440件(※)を誇り、年収800万~1,000万といった高待遇の求人が豊富に保有されています。

なお、ビズリーチは転職支援サービスでは珍しく有料のサービスとなります。一見デメリットのように見えますが、掲載企業や提携コンサルタントの利益のみを追求したサービスになりにくいといったメリットがあります。

採用企業から直接スカウトを受けることも可能なため、自身の市場価値を知りたい方にもおすすめといえるでしょう。

※2023年10月時点の求人数

公開求人数4,440件
取り扱い職種建設コンサルタント/測量/建築設計/内装設計/土木設計/プラント設計/電気設備設計/空調設備設計/製図・CADオペレーター/積算/設計監理/構造解析
対応エリア日本全国/海外(中国/韓国/香港/シンガポール/タイ/ベトナム/アメリカ/カナダ/オーストラリア等)
拠点東京/渋谷/大阪/名古屋 /静岡/広島/福岡
運営会社株式会社ビズリーチ
公式サイトhttps://www.bizreach.jp/

【関連記事】ビズリーチの評判・口コミからわかるメリットと注意点を解説|バレるって本当?

建築転職

施工管理の求人はこちら

建築転職のおすすめポイント
  • ゼネコン・設計事務所など多数保有
  • 施工管理の業務を熟知した担当者がサポート
  • 職務経歴書の添削から面接対策までトータル支援

建築転職は、建設業界専門の転職エージェントです。建築転職にしかない東証上場企業の非公開求人を紹介してもらえます。

非公開求人は建築転職に登録しないと見れない求人で、高年収やワークライフバランスを実現できる優良求人が多いため、現職の働き方に不満がある方は、ぜひ登録しましょう。

求人数14,500件
取り扱い職種施工管理/建築施工管理/設備施工管理/電気施工管理/施工図・設計/公務・積算/CADオペレーター/営業
対応エリア日本全国
運営会社株式会社トップリフォーム
公式サイトhttps://kenten.jp/
2024年7月時点

KSキャリア

KSキャリアのおすすめポイント
  • 建築業界に特化したマンツーマンのサポート
  • 残業なし、土日休みなど福利厚生の充実した求人が豊富
  • 施工管理の求人が充実している

KSキャリアは、ケイアイスター不動産グループが運営する不動産・建築業界の求人に特化した転職エージェントです。

書類選考を通過するための履歴書・職務経歴書の添削のほか、面接対策などの手厚いサポートをマンツーマンでおこなってくれます。

一人ひとりに合わせて適性のある求人を紹介してくれるほか、内定後の年収交渉も代行してくれるため、納得のいく転職活動ができるでしょう。

さらに「転勤なし」「残業なし」など、建設業界では探しにくい好条件の求人を豊富に保有しています。

求人は施工管理が中心ですが、資格不問・未経験者OKの求人も多数あるため、建設業界に興味がある方は是非登録してみてはいかがでしょうか。

公開求人数非公開
取り扱い職種建築施工管理/土木施工管理/設計/CAD/積算・購買/品質管理・アフター
対応エリア日本全国
拠点東京本社
運営会社KSキャリア株式会社
公式サイトhttps://ks-career.co.jp/construction/

施工管理の転職エージェント

施工管理の転職エージェント
施工管理の転職エージェントのおすすめポイント
  • 施工管理に特化した転職エージェント
  • 厳選した優良求人のみ紹介
  • 内定獲得のための徹底した転職エージェント

施工管理の転職エージェントは、名前の通り施工管理に特化した求人を豊富に取り扱う転職エージェントです。

最大の特徴として、厳選した優良求人のみを取り扱っていることが挙げられます。厳格な判断基準に基づき、「残業が多い」「ハラスメントがある」「離職率が高い」といった求人は除外しており、ワークライフバランスを大切にしたい方におすすめです。

また、専門のキャリアコンサルタントが企業と条件交渉をおこなってくれるため、年収600万円以上(※)の求人を紹介してもらうことが可能です。

求人紹介はもちろん、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、独自のルートで分析した業界情報の提供など、内定に近づくための徹底した転職サポートをおこなってくれるのも特徴です。

建設業界の経験があれば資格は不問なので、優良企業への転職を目指す方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

公式サイトより

公開求人数非公開
取り扱い職種施工管理/施工図・設計/CADオペレーター/事務職
対応エリア日本全国
拠点東京本社/大阪本社/名古屋支社/京都支社/福岡支社
運営会社株式会社学情
公式サイトhttps://re-katsu.jp/career/agent/sekokan/

建職バンク

建職バンク
建職バンクのおすすめポイント
  • 面談から内定まで平均26日(※)
  • 建設業専門のキャリアアドバイザーが手厚くサポート
  • 非公開求人を多数保有

建職バンクは、株式会社アーキベースが運営する建設業界に特化した転職・求人サイトです。

面談から内定までの平均日数は26日(※1)となっており、スピード重視で転職したい方には特におすすめの転職エージェントといえるでしょう。

建設業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識や業界の動向などを踏まえて一人ひとりに合わせた求人紹介をおこなっています。

また、履歴書の作成から模擬面接まで徹底的にサポートしてくれるため、面接等が苦手な方でも安心して対策できます。

非公開求人も充実しているため、まずは登録してどのような求人があるか確かめてみてはいかがでしょうか。

※1公式サイトより

公開求人数10,793件(※)
取り扱い職種施工管理/設備設計/設備管理/設計/職人・現場作業員/営業/ビルメンテナンス/意匠設計
対応エリア日本全国/海外
拠点東京本社
運営会社株式会社アーキベース
公式サイトhttps://kenshoku-bank.com/
(※)2023年10月現在

関連記事:建職バンクの評判は?独自アンケートからわかった口コミやおすすめな人を解説

セコカンNEXT

セコカンNEXT
セコカンNEXTのおすすめポイント
  • 経験者には高待遇の求人が紹介可能
  • 資格手当あり・資格取得の割引制度も活用可
  • 自宅から通勤1時間半以内(※)の現場紹介を約束

セコカンNEXTは、株式会社ワールドコーポレーションが運営する施工管理に特化した転職・求人サイトです。

施工管理の経験者であれば、最低月収40万円・平均月収60万円(※)の求人紹介を約束しているため、年収アップやブランクからの復帰を目指す方に特におすすめの転職エージェントといえます。

さらに、原則自宅から通勤1時間半以内の現場を紹介しており、プライベートの時間を大切にしたい方にも向いています。

施工管理職として従事していたアドバイザーや現場を知り尽くした営業マンが、非公開求人も含めた豊富な案件から要望に合った求人を紹介してくれるため、ミスマッチも起こりにくいでしょう。

また、主要取引先として「大成建設」「清水建設」「大東建託」などの大手企業が多いのも信頼できるポイントの一つです。

施工管理以外にも設計やCADオペレーターの求人も保有しているため、建設業界の経験をお持ちの方はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

(※)公式サイトより

公開求人数約3万件(※)
取り扱い職種施工管理/土木施工管理/電気施工管理/設備施工管理/施工管理補助/管理系事務/施工図・設計/CADオペレーター/BIMオペレーター/BIMコーディネーター/BIMモデラー
対応エリア日本全国
拠点東京本社/関西支店(大阪)/中部支店(名古屋)/東北支店(仙台)/九州支店(福岡)/北海道支店(札幌)
運営会社株式会社ワールドコーポレーション
公式サイトhttps://sekokan-next.worldcorp-jp.com/

施工管理求人ナビ

施工管理求人ナビ
施工管理求人ナビのおすすめポイント
  • 国内最大級の求人数
  • 利用者の94%が転職に成功、かつ92%が給与アップを実現(※1)
  • 施工管理の全職種に対応

施工管理求人ナビは、株式会社ウィルオブ・コンストラクションが運営する、施工管理技士に特化した転職エージェントです。

2023年10月時点で18,735件もの圧倒的な求人数を誇り、土木・建築・設備・電気・CADなど、施工管理に関する全職種を網羅しているのが特徴です。

また、施工管理求人ナビでは「マッチング担当者」と「サポート担当者」の2部門のプロフェッショナルがチームを編成し、一人ひとりに寄り添ったサポートをおこなっています。

「マッチング担当者」は現職の悩みや不満、希望条件などを丁寧にヒアリングし、求職者とマッチした求人の紹介をおこないます。一方の「サポート担当者」は入職後に毎月現場を訪問し、悩みの解消や職場環境の改善に働きかけるなど、より快適に働くための手助けをおこなってくれます。

この手厚いサポートは利用者にも好評であり、利用満足度は94%と高水準を誇っています。非公開求人は掲載求人の3倍以上(※2)あるため、施工管理の経験がある方はまず登録したい転職エージェントといえるでしょう。

※1「施工管理求人ナビ 満足度調査」を参照
※2「施工管理求人ナビのサポート」を参照

公開求人数18,753件
取り扱い職種土木施工管理/建築施工管理・工事監理者/除染施工管理/設備施工管理/電気施工管理/プラント施工管理/建設コンサルタント/施工図・設計/積算/CADオペレーター/BIMオペレーター/営業/一般事務
対応エリア日本全国/海外
拠点東京本社/東北支店(仙台)/中部支店(名古屋)/関西支店(大阪)/九州支店(福岡)/中四国支店(広島)
運営会社株式会社ウィルオブ・コンストラクション
公式サイトhttps://sekokan-navi.jp/

アーキテクト・エージェンシー

アーキテクト・エージェンシー
アーキテクト・エージェンシーのおすすめポイント
  • 国内外の案件を紹介してもらえる
  • 建築業界に特化したエージェントならではの広く深いネットワーク
  • 一人あたりの平均内定獲得数3件(※)

アーキテクト・エージェンシーは、クリーク・アンド・リバー社が運営する、建築設計に特化した転職支援サービスです。

大手から中小企業まで3,000社以上(※)の取引実績があり、広く深いネットワークを強みとしています。国内にとどまらず、海外の案件も紹介してもらえるため、より視野を広げて自身のキャリアを成長させたい方にぴったりです。

運営元のクリーク・アンド・リバー社は「建築士の生涯価値の向上」と「国内外の建築設計関連企業の価値創造の貢献」をミッションに掲げており、転職だけではなく、独立後の案件紹介もおこなってくれます

幅広いネットワークを生かし、生涯にわたってサポートしてくれるため、経験を積んだあとに独立したいと考えている方にもおすすめです。

(※)公式サイトより

公開求人数非公開
取り扱い職種意匠設計/構造設計/機械電気設備設計/インテリア・空間デザイン/PM・CMなど
対応エリア日本全国/海外
拠点東京本社/大阪支社
運営会社株式会社クリーク・アンド・リバー社
公式サイトhttps://www.arc-agency.jp/

建設転職ナビ

建設転職ナビ
建築・設備求人データベースのおすすめポイント
  • 利用者満足度97.7%(※)
  • 業界屈指の求人数
  • 建設業界に特化したコンサルタントがサポート

建設転職ナビは、大手人材派遣会社のヒューマンリソシアが運営する、建設・不動産業界に特化した転職支援サービスです。

設計・施工管理・設備管理など、建設業界出身の専任コンサルタントが多数在籍し、積み重ねてきた実績とノウハウを生かして質の高い転職サポートを実現しています。

建設・建築業界で転職活動をしているときにありがちな「話が通じない」「求人票の内容を読み上げているだけ」といったミスマッチが起こりにくいのは、大きなメリットといえるでしょう。

また、年収やワークライフバランスなどの希望条件についても担当コンサルタントが企業としっかり交渉をおこなってくれます。きめ細やかなサポートは利用者からも評価されており、顧客満足度97.7%(※1)を実現しています。

求人紹介から内定まで、トータルで充実した転職サポートを受けたい方はぜひ登録してみてください。

(※1) 公式サイトより

公開求人数15,960件(※)
取り扱い職種建築設計/意匠設計/構造設計/土木設計/電気設備設計/プラント設計(配管)/プラント設計(電気・計装)/建築施工管理/アフターメンテナンス/土木施工管理/電気工事施工管理/管工事施工管理/ビル設備管理/積算/プロジェクトマネージャー/営業職など
対応エリア日本全国/海外
拠点東京本社/大阪支社
運営会社ヒューマンリソシア株式会社
公式サイトhttps://kensetsutenshokunavi.jp/
(※)2023年10月現在

【地域別】建設・建設業界のおすすめ転職エージェント

ここでは、地域別におすすめの転職エージェントを紹介します。

上記の地域での転職を考えている方は、チェックしてみてください。

東京でおすすめの転職エージェント

東京での転職を考えている方は、まずは以下のエージェントに登録しておくと良いでしょう。

いずれも建設業界に特化しており、東京の求人数が多い転職エージェントです。

そのため、希望に合った求人が見つかりやすいでしょう。

2~3社ほど登録して求人を比較してみると、どのエージェントがあなたに合った求人を多く保有しているのか明確にわかります。

また、あなたに合った求人が少ない場合は、以下のエージェントも併用してみると良いでしょう。

大阪でおすすめの転職エージェント

大阪での転職を考えている方は、以下のエージェントがおすすめです。

いずれも大阪の求人数が多い転職エージェントなので、求人の網羅性を高めたい方は、両方に登録して求人をチェックしましょう。

また、以下のエージェントも活用すると、さらに選択肢が広がります。

愛知でおすすめの転職エージェント

愛知でおすすめの転職エージェントは、以下の3つです。

いずれも愛知の求人が豊富なので、愛知で転職したい方は活用してみてください。

転職活動に自信がない方は、サポート面が充実している以下のエージェントも併用すると、安心して転職活動を進められるでしょう。

北海道でおすすめの転職エージェント

北海道でおすすめの転職エージェントは以下のとおりです。

北海道の場合、東京・大阪・愛知と比べて全体的に求人数が少ないので、3~4社ほど登録しておくと選択肢を増やせるでしょう。

また、手厚いサポートを受けたい方は、以下のエージェントの併用も検討してみてください。

建設・建築業界の職種

建設・建築業界には主に以下の職種があります。

建設・建築業界の職種

それぞれの仕事内容を詳しく解説します。

施工管理

施工管理は、簡単に言うと現場監督のことです。

工事が順調に進むよう、以下の業務をおこないます。

施工管理の主な業務
  • 職人への指示出し
  • スケジュール調整
  • 安全管理
  • 資材の発注
  • 予算管理
  • 品質管理
  • 工事現場での騒音対策など

施工管理は、担当する工事の種類によって以下の7つに分類されます。

種類担当する工事
建築施工管理住宅・マンション・ビル・商業施設などの工事を担当
土木施工管理道路・トンネル・橋などの工事を担当
電気施工管理送電設備・信号設備・照明などの工事を担当
配管施工管理上下水道管やガス管などの工事を担当
造園施工管理学校・公園・庭園などの工事を担当
電気通信施工管理通信設備の工事を担当(例:インターネットや電話回線など)
建設機械施工管理クレーン車やブルドーザーなどの建設機械を使う工事現場を担当

設計

設計職は、建築物の設計図を作成する仕事です。

多くの場合、「CAD」と呼ばれるソフトを使って図面を作成します。

クライアントの希望を満たしつつ、品質やコストも考慮したうえで図面を仕上げていきます。

設計職の種類は以下の3つです。

  • 意匠設計:建物の外観や内部のデザインを設計する
  • 構造設計:建物の基礎や骨組みを設計する
  • 設備設計:電気・水道など、生活に必要なインフラの整備を担当する
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技術

建設・建築業界の技術職は、職人と技術開発の2つに分かれます。

職人は、建設に関連する専門的な技能をもつ人のことです。

職人も施工管理と同様、以下のようにさまざまな種類に分かれます。

名称どんな職人なのか
大工建物を造る
とび職人現場での高所作業をおこなう
建具職人扉・ふすま・障子といった建具の製作・設置をおこなう
鉄筋工鉄筋コンクリート構造物の骨組みとなる鉄筋を組む
左官工建物の床や壁の下地を作る
内装工床・壁・天井といった建物の内装の仕上げをおこなう
塗装工建築物の塗装をおこなう
配管工給排水管・ガス管・空調設備の配管工事をおこなう

一方、技術開発職は新しい建築技術の開発をおこなう仕事です。

新しいシステムの構築やAIの導入などを通して、建設工事の生産性アップに貢献しています。

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営業

建設業の営業職は、顧客に自社の技術を提案して工事の受注につなげるのが主な仕事です。

営業先は、民間もしくは官公庁の2パターンに分かれます。

民間の場合、広大な土地の所有者にマンションやアパートの建築を提案するのがメインの仕事です。

一方、官公庁の場合は入札で工事を受注できるかどうかが決まるので、入札情報や他社の動向の調査に力を入れて取り組みます。

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事務

建設・建築業界の事務職も、他業種の事務職と業務内容は大きく変わりません。

主な仕事内容は以下のとおりです。

事務の仕事内容
  • 電話・来客対応
  • 伝票作成
  • 請求書の発行
  • 給与・勤怠管理
  • 決算処理
  • 備品の補充など

社員が円滑に業務を遂行できるようにサポートをおこなうのが、事務職の最大の役割です。

関連記事:現場監督からのおすすめ転職先15選|成功させる方法も徹底解説

建設・建築業界の転職事情

ここでは、建設・建築業界の転職事情を解説します。

建設・建築業界の転職事情

上記のいずれかが気になる方は、チェックしてみてください。

建設・建築業界の転職理由

建設・建築業界で働いている方の代表的な転職理由は「労働時間が長いから」です。

事実、厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和5年分結果確報」によると、建設業の月間実労働時間は164.3時間でした。

これは全産業の平均136.3時間を大きく上回っています。

参考:毎月勤労統計調査 令和5年分結果確報|厚生労働省

ただし、建設・建築業界にもホワイト企業は多数あります。

本記事の冒頭で解説した建設・建築業界への転職におすすめのホワイト企業をぜひ参考にしてください。

建設・建築業界の平均年収

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、建設業の平均年収は566万9,500円でした。

これは全業種の平均年収506万9,400円を上回っています。

年代別で見ると以下のとおりです。

年代平均年収
~19歳277万4,800円
20~24歳359万5,000円
25~29歳461万7,300円
30~34歳523万8,600円
35~39歳566万3,900円
40~44歳584万6,500円
45~49歳632万2,700円
50~54歳695万700円
55~59歳696万6,100円
60~64歳549万3,000円
65~69歳453万1,800円
70歳~378万5,300円
参考:令和5年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

10代から50代後半にかけて、徐々に年収が上がっていることがわかります。

年月をかけて実務経験を積むほど年収を伸ばせるので、建設・建築業界に興味がある方は一歳でも早く挑戦するのが望ましいでしょう。

建設・建築業界の転職に有利な資格

建設・建築業界の転職に有利な資格は以下のとおりです。

建設・建築業界の転職に有利な資格
  • 建築CAD検定試験
  • 建設業経理士
  • 宅地建物取引士

いずれも実務経験の有無に関係なく受験できるので、興味があれば挑戦してみても良いでしょう。

「資格の勉強をしていると、転職に時間がかかってしまう...」と不安な方は、実務経験を積んでから以下の資格に挑戦するのも選択肢のひとつです。

実務経験を積んでからの取得がおすすめの資格
  • 一級建築士
  • 建築設備士
  • 施工管理技士
  • 電気工事士
  • 電気主任技術者

建築・建設業界の転職でエージェントを利用するメリット

この章では、転職エージェントを利用して建築・建設業界に転職するメリットを4つ紹介します。

  • 自分では見つけにくい非公開求人を紹介してもらえる
  • 効率的に転職活動を進められる
  • 他では知りえない転職市場の動向を教えてもらえる
  • スキルアップ支援を受けながら転職活動を進められる

一つひとつ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

自分では見つけにくい非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントを利用する最大のメリットとして、自分では見つけにくい「非公開求人」を紹介してもらえる点が挙げられます。

競合他社に知られたくない重要なポジションの募集や、応募が殺到することが予想される大手ゼネコン・事務所などは、一般公開せずに転職エージェントを経由して非公開で採用活動をおこなうことがあります。

公開求人に比べて競争率が低くなりやすく、また好待遇の求人が多い傾向にあるため、スキルアップを目指す方や待遇の改善を求めている方は要チェックです。

転職エージェントを利用する際は、非公開求人の有無や多さなども重視して選ぶことをおすすめします。

効率的に転職活動を進められる

在職中に転職活動をする方の中には、普段の仕事が忙しく、転職活動に割ける時間が少ない方もいるでしょう。

転職エージェントを利用すれば、求人紹介のみならず面接日のスケジュール調整、年収などの条件交渉、内定後の入社手続きなどの転職サポートを代行してくれるため、忙しい方でも効率的に転職活動を進められます。

「急なトラブルで面接に行けない」「内定を辞退したい」といった言いづらいことも、専任アドバイザーが間に入って伝えてくれるため、心強い味方になってくれるでしょう。

また、初めて転職する場合でも「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」といったサポートもおこなってくれるため、安心して選考に臨めるのもメリットといえます。

他では知りえない転職市場の動向を教えてもらえる

転職市場や企業の情報などを教えてもらえるのも、転職エージェントを利用するメリットのひとつです。

転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは建築・建設業界に精通したプロであり、業界の動向や企業の詳細情報などを熟知しています。

そのため、自分では知りえない情報や口コミを教えてもらえたり、転職のタイミングをアドバイスしてもらえたりと、転職活動を有利に進められます。

建築・建設業界は「36協定」の適用など業界全体で労働環境の改善が進められつつありますが、残業時間が長かったり、休日出勤が常態化していたりする会社もあるでしょう。

より良い待遇を求める方は、ぜひ担当アドバイザーに細かい情報まで質問し、納得したうえで応募することをおすすめします。

スキルアップ支援を受けながら転職活動を進められる

建築・建設業界に特化した転職エージェントの中には、スキルアップ支援をおこなっているところもあります。

たとえば提携スクールを割引価格で利用できたり、独自の面接対策をおこなっていたりと、転職エージェントによって支援内容は異なります。中には未経験やブランクがある方向けの支援を用意しているところもあるようです。

とくに有資格者は転職にも有利になるため、未経験からキャリアチェンジを目指す方やまだ資格を持っていない方は、転職活動と並行して資格取得のための勉強に励むのもよいでしょう。

【関連記事】転職エージェントに登録するメリットとは?上手な選び方や注意点を解説

建築・建設業界の転職でエージェントを利用するデメリット

この章では、転職エージェントを利用して建築・建設業界に転職するデメリットを3つ紹介します。

  • 自分のペースで転職活動を進められない恐れがある
  • 担当者の知識・経験が不足していることがある
  • 転職エージェントによって求人内容が偏っている可能性がある

先ほど紹介したメリットと合わせて、判断材料にしてください。

自分のペースで転職活動を進められない恐れがある

転職エージェントでは手厚いサポートが受けられますが、その反面、自分のペースで転職活動を進められない恐れがあります。

建築・建設業界は人手不足なため、企業側も人材を早く確保したいと考えており、転職エージェント側も就業を急かしてくる可能性があります。

とくに在職中の方は、進行中のプロジェクトが終わるまで転職できないといった事情を持つ方も多いでしょう。自分のペースを守りながら転職活動がしたい方は、希望条件や希望転職時期などをはっきり伝えるようにしましょう。

思わぬタイミングで転職することにならないよう、あまりにも急かされる場合は担当アドバイザーの変更を申し出るのもおすすめです。

担当者の知識・経験が不足していることがある

たとえ建築・建設業界に特化した転職エージェントであっても、担当者の知識・経験が不足していると満足のいくサポートを受けられない可能性があります。

建築・建設業界は専門性の高い業界であり、各職種に合った求人を紹介するためには高度な専門性が求められます。実績の少ないアドバイザーが担当になった場合、希望と異なった求人を紹介されるといったケースも珍しくはないでしょう。

業界が人手不足であるように、建築・建設業界出身のアドバイザーも不足している傾向にあります。

担当アドバイザーと面談する際は、専門用語が通じるかどうか、業界出身であるかどうか確認しておくのも良いでしょう。

転職エージェントによって求人内容が偏っている可能性がある

利用する転職エージェントによって、取り扱い職種や企業の規模などが偏っている可能性があるのもデメリットといえるでしょう。

建築・建設業界と一口に言っても、「設計」「施工管理」「設備管理」「設備保全」「積算」「営業」など、職種はさまざまです。さらに大手ゼネコンからまで、募集企業の規模が大きく異なる可能性もあります。

自分に合った転職エージェントを選ぶためには、各エージェントの保有求人を必ず確認し、希望職種の求人があるか目を通しておくことをおすすめします。

ただし、非公開求人の占める割合が高い転職エージェントもあるため、事前に問い合わせておくとミスマッチを起こしづらくなるでしょう。

【関連記事】転職エージェントのデメリット・メリットは?最大限活用するためのポイントを解説

建築・建設業界向けの転職エージェントを選ぶコツ

この章では、建築・建設業界向けの転職エージェントを選ぶコツを3つ紹介します。

  • 希望条件に合う求人が多いか確認する
  • 転職エージェントに任せきりにしない
  • 複数の転職エージェントを利用して可能性を広げる

それぞれひとつずつ解説しますので、ぜひ転職エージェントを選ぶ際の参考にしてください。

希望条件に合う求人が多いか確認する

まずは、自身の希望条件に見合った求人を、豊富に取り扱っているかどうか確認することが大切です。

転職エージェントによっては特定の職種や地域に特化しているところがあり、それぞれ取り扱っている企業の規模なども異なるため、求人検索機能から希望条件を入力し、実際に求人を見ておくことをおすすめします。

また、経験やスキルに応じた求人が充実しているかどうかも重要なチェックポイントです。

未経験から転職したい場合は「未経験歓迎」や「資格取得支援制度あり」といった条件を入れたり、年収アップを目指したい場合は「保有資格」や「希望年収」といった条件を入力したりするとスムーズです。

建築・建設業界は全体的に人手不足のため、50代・60代のベテラン世代を積極的にサポートしている転職エージェントもあります。自身の年齢に応じて求人を選ぶのも良いでしょう。

転職エージェントに任せきりにしない

手厚いサポートが受けられる転職エージェントですが、担当アドバイザーに任せきりにしないことも大切です。

先述したように、担当者によっては建築・建設業界の出身でなかったり、実績が少なかったりすることもあります。転職活動において第三者の意見を聞くことは重要ですが、担当アドバイザーの意見を鵜呑みにしてしまうと、思ったような転職ができないかもしれません。

とくに在職中の方は、さまざまな手続きを代行してくれる転職エージェントに頼りがちになるかもしれませんが、応募する企業を選ぶ際は、自身でも情報を収集してしっかり判断するようにしましょう。

建築・建設業界に強い転職エージェントを選ぶためには、業界出身のアドバイザーが在籍しているところや、専門領域ごとに担当者がいるところを選ぶと良いでしょう。

転職エージェントによっては公式サイト等で在籍アドバイザーを紹介しているところもあるため、前もって実績や得意分野、出身業界などを確認しておくのもおすすめです。

なお、「あまりにも的外れな求人を勧めてくる」「転職を急かされる」といった場合は、担当者を変更してもらったり、他の転職エージェントの利用を検討したりしましょう。

複数の転職エージェントを利用して可能性を広げる

転職エージェントを利用する際は、一社だけではなく複数のエージェントに登録するのがおすすめです。

転職エージェントはそれぞれ異なったサポート体制や非公開求人を保有しているため、複数登録して比較しながら進めるとスムーズな転職活動につながります。また、自分に合った担当アドバイザーと出会える確率も高まるでしょう。

建築・建設業界に特化した転職エージェントはもちろん、リクルートエージェントなどの総合型にも合わせて登録しておけば、求人の取りこぼしがなくなります。

ただし、あまり多くの転職エージェントに登録すると、面談などスケジュールの調整が厳しくなる可能性もあるため、一度に登録するのは2~3社に留めておきましょう。

【関連記事】転職エージェントの選び方とは?失敗しない見分け方を徹底紹介!

転職エージェントを利用する流れ

この章では、実際に転職エージェントを利用する流れについて解説します。

  • 登録
  • 担当アドバイザーと面談
  • 求人紹介を受ける
  • 応募書類の作成・面接対策
  • 面接
  • 内定・入社日の調整

なお、登録から入社までの期間は、おおよそ1ヵ月~3ヵ月ほどかかる傾向にあるようです。実際に転職したい時期を定め、逆算しながら登録を進めましょう。

STEP

登録

まずは転職エージェントの公式サイトから、登録フォームの項目に沿って必要事項を入力します。

各サイトにもよりますが、以下のような情報が求められることが多いようです。

  • 生年月日
  • 氏名(ふりがな)
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 住まい・希望勤務地
  • 保有資格
  • 経験社数

上記の項目を入力して送信すると、登録したメールアドレスまたは電話番号に担当アドバイザーから連絡が届きます。

初回の面談日を設定する必要があるため、都合の良い日時を伝え、予約をしましょう。

STEP

担当アドバイザーと面談

指定した日時に、担当アドバイザーと面談します。面談は対面でおこなわれることが多い傾向にありますが、遠方にお住まいの方や在職中で忙しい方向けに、電話やオンラインでの面談に対応している転職エージェントもあるようです。

担当アドバイザーはここで聞き取った情報をもとに求人紹介をおこなうため、転職理由やこれまでの経歴、希望職種などをしっかり伝えましょう。

また、現職での困りごとや不安な点があれば、遠慮なく伝えることをおすすめします。

STEP

求人紹介を受ける

面談で聞き取った情報をもとに、適性や希望に合った求人が紹介されます。

業務内容や給料などの基本的な情報以外にも、企業の口コミや職場の雰囲気なども教えてもらえるため、疑問に感じる点があればすぐに質問して解消しておきましょう。

なお、求人紹介を受けたからといって、必ずその企業に応募しなければならないという決まりはありません。紹介された求人が希望と異なる場合は、遠慮せずに断りましょう。

その際は、どの点がイメージと異なっているのかを伝えておくと、マッチ度の高い求人紹介につながるはずです。

STEP

応募書類の作成・面接対策

自身の希望に合った求人があれば、転職エージェントを通じて応募します。

面接日の調整や書類の提出はすべて担当アドバイザーが代行してくれるため、面倒な手間はかかりません。

加えて担当アドバイザーは履歴書・職務経歴書の添削や模擬面接などもおこなってくれるため、内定に近づくためにも転職サポートをフルに活用しましょう。

STEP

面接

書類選考に通過すると、企業との面接がおこなわれます。

転職エージェントによっては事前に想定質問を教えてくれるところもあるため、対策したことを思い出しながら落ち着いて面接に臨みましょう。

STEP

内定・入社日の調整

面接に通過すると、いよいよ内定となります。内定後は転職エージェントを通じて入社日の調整がおこなわれるため、条件面などの最終確認を済ませ、希望入社日を伝えましょう。

担当アドバイザーは年収などの条件交渉も代わりにおこなってくれます。事前にどのような条件で交渉してほしいかを伝えておきましょう。

さらに円満に退職するためのコツや退職手続きなどのアドバイスも受けられるため、在職中で悩んでいる方はぜひ相談してみましょう。

関連記事:【5ステップ】転職エージェント活用時・登録後の流れと注意点を解説

建築・建設業界の転職エージェント選びでよくある質問

この章では建築・建設業界の転職エージェント選びでよくある質問を紹介します。疑問点がある方は、ぜひ参考にしてください。

転職エージェントは無料で利用できますか?

建築・建設業界に特化したエージェントに関わらず、どの転職エージェントも基本的に無料で利用できます。

転職エージェントは、採用を希望する企業から紹介手数料を受け取ることで利益を得ているビジネスモデルのため、求職者が料金を支払う必要はありません。

応募書類の添削や面接対策などの転職サポートも、同様に無料で利用できます

ただし、ビズリーチなどの「転職支援サービス」に関しては、有料会員の制度を設けているところもあります。基本的に「転職エージェント」であれば利用料金はかかりませんが、念のためにどちらの形態をとっているのか、登録前に確認しておくと良いでしょう。

非公開求人とは何ですか?

非公開求人とは、転職サイトなど一般では公開されておらず、転職エージェントを通じてはじめて応募できる求人のことを指します。

非公開にしている理由はさまざまですが、競合他社に知られたくない新規プロジェクトのメンバー募集、応募が殺到しやすい大企業、好条件の求人などの理由が多いようです。

さらに非公開求人の中には、転職エージェントが独自のルートで確保している求人もあります。

いずれも高待遇の求人が多いため、積極的に狙いたい求人といえるでしょう。

すぐに転職する予定がなくても利用できますか?

相談のみで転職エージェントを利用することは全く問題ありません。

面談では求人紹介だけではなく、業界の情報提供や市場価値のチェック、今後のキャリアプランなどの相談にも乗ってくれるため、悩みがある方は積極的に活用しましょう。

在職中でも利用できますか?

在職中であっても転職エージェントは利用できます。

なかには平日夜間や土日、電話やオンラインなどで面談を実施してくれるところもあるため、「平日の日中は忙しくて時間が取れない」という方でも問題なく利用できます。

ほかにも、多忙な求職者に代わって応募や面接日の調整、年収交渉などを代行してくれるため、むしろ在職中の方こそ転職エージェントを活用することで、スムーズな転職活動ができるでしょう。

どのような求人がありますか?

転職エージェントによって対応している職種や企業は異なりますが、主に「施工管理」や「設計」を中心に、大手ゼネコンから地域の工務店までさまざまな求人を取り扱っています。

各エージェントによって得意分野や取り扱い企業が異なるため、登録する前に求人検索機能を利用し、自身の希望条件に合致した求人があるかどうかチェックしておくのも良いでしょう。

ただし、建築・建設業界には転職エージェントでは紹介できない職種も存在します。

「職業安定法 第32の11」では、次のように現場作業の職種を紹介することが禁じられています

第三十二条の十一 有料職業紹介事業者は(中略)建設業務(土木、建築その他工作物の建設、改造、保存、修理、変更、破壊若しくは解体の作業又はこれらの作業の準備の作業に係る業務をいう。)に就く職業その他有料の職業紹介事業においてその職業のあつせんを行うことが当該職業に就く労働者の保護に支障を及ぼすおそれがあるものとして厚生労働省令で定める職業を求職者に紹介してはならない。

【引用】e-GOV 法令検索|職業安定法

転職エージェントは、採用企業から紹介料を受け取って利益を得ているため「有料職業紹介事業者」に該当します。

修理・解体といった職種は紹介されないため、前もって注意しておきましょう。

未経験でも建築・建設業界に転職できますか?

未経験からでも建築・建設業界に転職することは可能ですが、有資格者や専門職の割合が高い業界のため、経験や資格があったほうが有利なのは事実です。

転職エージェントによっては「資格取得支援制度」や「提携スクールの割引」といった支援をおこなっているところもあるため、積極的に活用して採用率を上げましょう。

なお、建築士などの受験資格を得るためには実務経験や専門学校への通学などが必要になります。

自身の希望する職種が未経験を歓迎しているかどうか、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

建築・建設業界はきついって本当ですか?

建築・建設業界が「きつい」と言われる理由は、いわゆる「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージからきているのではないでしょうか。

たしかに残業時間が多かったり、休みが少なかったりという問題も存在しますが、2024年から「36協定」が適用されることで、残業時間に条件が設けられ、週休2日制が採用されます。これによって、以前よりも働きやすい業界になっていくと考えられます。

最近では建設業界でもIoT化が進み、建設に特化したロボットなども登場してきています。すぐには難しいかもしれませんが、いずれはあまり汚れず、危険も少ない仕事になるかもしれません。

また、企業や職種によっても「きつい」と感じるかどうかは異なります。建築・建設業界に転職したい場合は、よく情報収集をしたうえで検討しましょう。

関連記事:建築業界がブラックだと言われる7つの理由|ホワイト企業についても解説

女性で建設業への転職は難しい?

結論、女性が建設・建築業界に転職することは十分に可能です。

女性が活躍できる建設・建築業界の職種は以下のとおりです。

  • インテリアデザイナー
  • リフォームプランナー
  • 建築士
  • 建築積算士
  • 施工管理
  • BIMオペレーター
  • CADオペレーター
  • 左官職人

それぞれの仕事内容は以下の記事で詳しく解説しているので、建設業に転職したい女性の方はあわせてチェックしてみてください。

関連記事:建築関係の仕事で女性が活躍できる職種8選|働くメリットも解説
女性でも現場監督として活躍できる?働くメリットや必要なスキルを解説

建設業界への転職におすすめのホワイト企業は?

建設業界への転職におすすめのホワイト企業は以下のとおりです。

  • 鹿島建設株式会社
  • 株式会社大林組
  • 株式会社竹中工務店
  • 清水建設株式会社
  • 株式会社長谷コーポレーション
  • 西松建設株式会社

各企業がホワイトである理由は、以下の記事で解説しています。

関連記事:建築業界におけるホワイト企業の特徴3選|見極める方法を解説

また、ホワイト企業に転職したい方は、企業選びの際に以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 年間休日
  • 勤務時間・残業時間
  • 福利厚生
  • 有給休暇の取得率
  • 離職率
  • 平均勤続年数
  • 平均年収
  • 会社の口コミ

上記の8つに加え、転職エージェントから企業の内部情報を聞いておくと、入社後のミスマッチを防げる確率が上がります。

まとめ|建築・建設業界向けのおすすめ転職エージェント

本記事では、建築・建設業界に転職したい方に向けて、おすすめの転職エージェントや利用するメリット・デメリット、失敗しない選び方について紹介しました。

転職エージェントを利用することで、ひとりでは探せない非公開求人を紹介してもらえたり、業界に精通したプロならではの企業情報を提供してもらえたりするため、在職中であまり転職活動に時間をかけられない方にもおすすめです。

求人の紹介はもちろん、応募書類の添削や面接対策、内定後の年収交渉までしっかりおこなってくれるため、納得のいく転職に近づけるでしょう。

また、転職エージェントは相談だけの利用も可能です。少しでも現職の悩み事やキャリアの心配があれば、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

ぜひ自分に合った転職エージェントを利用して、新たなキャリアの第一歩を踏み出してください。

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2021年7月20日 東証グロース上場(7378)
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