転職エージェントの選び方とは?失敗しない見分け方を徹底紹介!

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

多種多様なエージェントがおり、選び方や選ぶポイントが分からずお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

自分に合った転職エージェントを選ぶポイントとしては、エージェント会社ごとの強みや求人数、転職をしたい分野の求人を取り扱っているかという点に注目してみることがおすすめです。

そこで、本記事では、転職エージェントを選ぶ時のポイントや転職エージェントの種類、おすすめの転職エージェントについて紹介します。

転職エージェントを初めて利用する人や、転職自体が初めての人は、本記事を読んで失敗しない転職エージェントの見分け方の参考にしてみてください。

目次

転職エージェントの選び方で重要なポイント

転職エージェントは日本に26,000以上もあります。その中から、自分に合った転職エージェントを選ぶうえで特に注目するべきポイントはこちらです。

  • 求人数の量
  • サポート内容の充実度
  • 口コミや評判
  • キャリアアドバイザーとの相性

それぞれ詳しくみていきましょう。

求人数の量

大手の転職エージェントでは公開、非公開求人を含め何十万もの求人を取り扱います。多種多様な業種、職種の求人を探せる点が魅力の一つです。

一方、中小規模の転職エージェントは業界に特化した求人を厳選しており、取り扱い求人数は少なめです。

同業種での転職を目指す人や、転職したい業種や職種がすでに決まっている人は、中小規模の転職エージェントの求人の方が条件が細かく分かりやすいかもしれません。

サポート内容の充実度

転職エージェントは、それぞれサポートの質が違います。

大手の転職エージェントは豊富な企業データや資金を活用して、転職前のキャリア診断や向いている業種や職種を診断するツールを開発していることもあります。

求職者に向けた転職活動のノウハウを発信するセミナーや転職イベントを開催できる点も大手の転職エージェントならではの強みと言えるでしょう。

一方で中小型の転職エージェントは規模が小さい分、求職者との距離を縮めたサポートを提供できるのが特徴のひとつです。

初回面談だけでなく、定期的に求職者と話し合う場を設け、希望の擦り合わせや転職活動の進捗をより詳細に把握して、手厚くサポートできます。

口コミや評判

転職エージェントごとの口コミや評判は、インターネットで検索すると情報が出てきます。

サービス内容や求人の質など実際に利用した人の意見があり、転職エージェントを選ぶ際の参考にしましょう。

口コミや評判から転職エージェントを決める際のポイントは、情報を完全に鵜呑みにしないことです。口コミの情報は、事実がほとんどですが嘘の情報が混ざる可能性もあります。

キャリアアドバイザーとの相性

転職エージェントを利用するにあたって、1番重要なのがキャリアアドバイザーとの相性です。

キャリアアドバイザーとは、転職エージェントに登録した後にサポートを担当する担当者です。

求職者はキャリアアドバイザーに希望の条件や転職の悩みを相談しながら転職活動を進めます。

キャリアアドバイザーとの相性が悪ければ、希望どおりの求人が紹介されず転職活動が不利になるかもしれません。

転職エージェントは複数選ぶべき

もしあなたが転職活動を成功させたければ、転職エージェントは複数登録しましょう。複数の転職エージェントを選べば、下記の3つのメリットを得ることができます。

  • 担当キャリアアドバイザーとの相性を比較できる
  • 各社のもつ求人を幅広く選択できる
  • 質の高いキャリアサポートを複数活用できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

担当キャリアアドバイザーとの相性を比較できる

複数の転職エージェントに登録するとキャリアアドバイザーとの相性を比較できます。

担当キャリアアドバイザーとの相性は転職を成功させるうえで重要な項目ですが、実際に登録して話してみないと分かりません。

複数の転職エージェントに登録し、それぞれのキャリアアドバイザーとの相性を比較しましょう。

最終的に、1番相性が良いと感じたキャリアアドバイザーのいる転職エージェントに絞って転職活動を進めれば、自分の納得いく転職に繋がるはずです。

各社のもつ求人を幅広く選択できる

転職エージェントはそれぞれ独自の非公開求人を保有しているケースが多くあります。

複数の転職エージェントに登録すれば、各社のもつ求人をカバーすることができるでしょう。

例えば、IT業界に特化したワークポートは大手企業の求人数は少ないですが、IT業界内の中小企業の求人を多く保有しているといった特徴があります。

特化している業界の求人を厳選しているからこそ、大手の転職エージェントにはない新しい求人を見つけられるかもしれません。

質の高いキャリアサポートを複数活用できる

複数の転職エージェントに登録すれば、サポートの幅が広がり転職に有利に繋がるかもしれません。

それぞれの強みに合わせたキャリアサポートの質は高く、転職で役立つ知識ばかりです。

例えば、UZUZは既卒や第二新卒の就職を支援する転職エージェントで、ITエンジニアになるための就業支援を行うスクールを提供しています。

他の転職エージェントでスクールを受けられるケースは少ないため、登録した人だけが利用できる独自のサービスは魅力的ですね。

失敗しない転職エージェントの選び方

複数の転職エージェントを登録する場合、総合型と特化型の転職エージェントをバランスよく選ぶのが転職を成功させるコツと言えるでしょう。

なぜなら、総合型と特化型の転職エージェントはそれぞれ強みや特徴が異なるためです。

総合型と特化型の違い

実際に転職エージェントを利用して転職を成功させた人たちも、総合型と特化型の転職エージェントを利用して転職活動を進めているケースが多いようです。

自分はどんな業界に転職したいか、どんな求人が欲しいか、どんなサービスが必要かを整理して、自分に向いている総合型、特化型の転職エージェントに登録しましょう。

総合型の転職エージェントとは

総合型の転職エージェントは、大量の求人を保有する大手企業であることがほとんどです。

求人数の多い総合型の転職エージェントは、一見メリットばかりのように見えますが、特化型の転職エージェントと比較すれば一長一短な特徴があります。

ここでは総合型の転職エージェントのメリット、デメリットについて紹介します。

総合型の転職エージェントのメリット

総合型の転職エージェントのメリットは下記のとおりです。

  • 豊富な求人数
  • 幅広い業界や業種をカバー
  • 企業データやサポート体制が万全

総合型の転職エージェントの1番の強みは、求人数の多さです。

実際にリクルートエージェントの求人数は公開、非公開合わせて60万件以上

求人の幅も広く、多種多様な業種や職種に対応します。初めての転職で利用する人、転職でキャリアチェンジを目指す人にとって、豊富な求人に触れられる点はメリットといえるでしょう。

他にも、高い精度の書類添削や面接対策などのサービスの質が高い点、転職支援のイベントやセミナーが多いのも魅力のひとつ。

転職を成功させるためのノウハウを一気に取り入れたい人は総合型の転職エージェントのサービスを活用しましょう。

総合型の転職エージェントのデメリット

一方で、総合型の転職エージェントには下記のようなデメリットもあります。

  • 担当者によって業界の知識に差がある
  • 業界に特化した職種、求人の質に差がある
  • 担当者が多忙である

求人数が膨大だからこそ、求職者の希望にあった求人を紹介する担当者の腕が試されます。

優秀な担当者であれば、求職者からのヒアリングで得た情報から希望にあった求人を紹介できますが、担当者によっては業界の知識に差がある場合もあるようです。

また、総合型の転職エージェントの担当者は常に多忙で、担当者にとって優先順位の高い求職者にならなければ、サポートの対応が遅れたり、連絡を後回しにされてしまうかもしれません。

担当者との繋がりをいかに強くするかで転職の成功が左右されるのです。

特化型の転職エージェントとは

特化型の転職エージェントは、総合型の転職エージェントにはない専門性や求人の種類が魅力です。ここでは、特化型の転職エージェントのメリットとデメリットを紹介します。

特化型の転職エージェントのメリット

特化型の転職エージェントには下記のようなメリットがあります。

  • 担当者の業界に関する知識が豊富
  • カテゴリに特化したサポートが充実
  • 中小企業の求人に強い 

特化型の転職エージェントは、年代や所属、業種などのカテゴリに特化した特徴があります。

総合型の転職エージェントと比べて、強みとしたカテゴリに関する担当者の質が高いのが特徴です。

また、特化した項目のサポートが充実している点も特化型エージェントならではの良さです。

女性の転職に特化したtype女性の転職エージェントでは、女性の転職をサポートするため担当者のほとんどが女性です。

女性ならではの悩みを解消しながら転職活動に臨めるのは、特化型転職エージェントだからできるサポートです。

特化型の転職エージェントのデメリット

一方で、特化型の転職エージェントには下記のようなデメリットもあります。

  • 求人数が少ない
  • 大手企業の求人が少ない

総合型の転職エージェントと比べて求人数が少ない点はデメリットですが、業界別に見ると求人数にさほど差はありません。

ただ、総合型の転職エージェントと比べて大手企業の求人が少ないというデメリットがあります。特化型の転職エージェントは中小企業の求人が多く、大手企業への転職を狙う人には向いていないかもしれません。

総合型と特化型の転職エージェントのバランスを取りながら、お互いのデメリットを補うのが転職を成功させるコツです。

【迷ったら選ぶべき】おすすめの総合型の転職エージェント3選

ここからは、総合型の転職エージェントを3つ紹介します。

まずは各転職エージェントからひとつ選んで登録してみましょう。

リクルートエージェント【全世代の転職に活躍】

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大級の総合型転職エージェントです。

豊富な求人数とサポートの充実さが強みで、転職支援実績No.1の実績をもっています。

(※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点)

業界別に特化したキャリアアドバイザーによる、質の高いキャリアの棚卸しを経て転職活動がスタートします。

担当者は、求職者とキャリアや転職の悩みを共有しつつ、求職者にあった求人を厳選して紹介します。

求人の数は業界最多。業種や職種も豊富で、20代から50代まで幅広い年代に向けた求人を保有しています。初めて転職をする人、キャリアチェンジを狙った転職をしたい人におすすめです。

マイナビエージェント【20代の転職ならすぐ登録】

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、総合型転職エージェントの中で特に20代の転職におすすめの転職エージェントです。

20代におすすめな理由は、マイナビエージェントの保有する求人の多くは、第二新卒や20代の既卒を積極的に募集する企業だからです。

特に20代の転職に関するノウハウを多数発信しており、働きながら転職活動をする求職者のために夜間や土曜のサポートも充実しています。

新卒採用の時にマイナビを利用した人は、馴染みのあるマイナビのサービスを利用した方が使い勝手が良いのではないでしょうか。

doda【求人のバランスが良い】

doda

doda20代、30代におすすめの転職エージェントです。

dodaの特徴は転職エージェントと転職サイトを併用できる点です。

転職エージェントからの求人紹介に加え、転職サイトに載っている求人にも質問でき、主体的な転職活動ができるのが魅力のひとつと言えるでしょう。

また、dodaは転職に関するサポート体制が豊富な点もおすすめポイントです。

doda転職オンライン予備校に参加すれば、転職に関するセミナーや個人面談を受けられます。自分のキャリアを分析したい人は、無料診断やdoda転職オンライン予備校を活用してみてください。

【強みを使い分ける】特化型の転職エージェントを徹底比較

ここからは、特化型の転職エージェントを比較しましょう。比較項目は求人数やサービスの特徴、向いている人の特徴です。

カテゴリごとにおすすめの転職エージェントをまとめておりますので、登録する際の参考にしてみてください。

ハイクラス転職を狙う人が選ぶべき転職エージェント

転職の目的が年収アップやスキルアップの人は、ハイクラス転職に特化した転職エージェントを選びましょう。おすすめは下記の3社です。

それぞれのサービスの特徴や求人数は、下記のとおりです。

転職エージェント名ビズリーチ
ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト
求人数
(公開、非公開求人含む)
89,913件222,916件以上
サービスの特徴 ・優良企業からスカウトが届く
・ヘッドハンターから企業の紹介
・企業と直接やりとりできる
・ヘッドハンターが非公開求人を紹介
こんな人におすすめ・企業からのスカウトを受けたい人・年収800万円以上の転職を狙う人
(2023年8月時点)

ビズリーチリクルートダイレクトスカウトは、転職サポートは必要ないがハイクラス転職のスカウトを受けたい人におすすめです。

ヘッドハンターからの求人紹介や企業から直接スカウトが届くシステムのため、時間をかけて良い条件の企業に転職をしたい人は活用しましょう。

紹介される求人のレベルがハイクラスに集中しており、ハイクラス転職を目指す人におすすめです。

女性の転職に特化した転職エージェント

女性ならではの求人を探したい人は、下記の3つの転職エージェントがおすすめです。

それぞれのサービスの特徴は以下のとおりです。

転職エージェント名type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェント
エン転職woman
エン転職WOMAN
パソナキャリア
パソナキャリア
求人数
(公開、非公開求人含む)
29,379件2,669件35,667件
サービスの特徴 ・女性特化のノウハウが充実
・女性の担当者が多い
・女性の転職を支援するサポートが豊富 ・女性の転職を支援する専門チーム
・女性のキャリア支援をサポート
こんな人におすすめ・女性の担当者と転職活動を進めたい人・女性特化の求人を見たい人・ハイクラス転職を検討する女性
2023年8月時点

女性の転職に特化した転職エージェントは、女性ならではの転職の悩みに寄り添ったサービスに特徴があります。

他にも、女性の産休や育休に関する制度を考慮した求人を幅広く取り扱うのも魅力のひとつです。

転職を考えている女性は、まず登録してみるといいでしょう。

IT企業に転職したい人におすすめの転職エージェント

IT業界は、業種や職種の幅が広く専門性のある転職エージェントを利用するのがおすすめです。IT業界に特化した転職エージェントは下記の3社です。

それぞれの特徴はこちらにまとめました。

転職エージェント名レバテックキャリア
レバテックキャリア
ワークポート
ワークポート
マイナビITエージェント
マイナビITエージェント
求人数
(公開、非公開求人含む)
19,328件76,544件22,668件
サービスの特徴・80%が年収アップを実現・転職コンシェルジュの充実したサポート・有料大手やベンチャー企業の求人が豊富
こんな人におすすめキャリアアップ、年収アップを狙う人・転職の情報収集をしたい人・大手企業の転職を狙う人
2023年8月時点

IT業界に特化した転職エージェントは担当者の業界に関する知識が豊富な点が特徴です。

キャリアの棚卸しをしつつ、新しい可能性を提案することでより条件の良い求人を見つけられます。

求人によってはハイクラス転職を狙える可能性もあり、自身の分析を徹底することが転職を成功させるポイントです。

既卒、第二新卒の転職にはこの転職エージェント

既卒や第二新卒の転職に特化した転職エージェントは下記の3社です。

それぞれの強みや特徴は下記のとおりです。

転職エージェント名
ハタラクティブ
ウズキャリ
ウズキャリ
キャリアスタート
キャリアスタート
求人数
(公開、非公開求人含む)
3,054件3,000社以上非公開
サービスの特徴 ・未経験に特化したサポート
・厳選した求人紹介
・ブラック企業を徹底排除
・就職支援コンテンツが豊富
・入社後の定着率は92%以上
こんな人におすすめ・求人の相性を重要視する人・自分で学びながら転職活動ができる人・キャリアチェンジを目指す人
2023年8月時点

既卒や第二新卒は、若さを重視した企業が積極的に採用しています。

転職対策を徹底すれば、条件の良い企業に転職することも可能です。

転職の不安を解消するコンテンツやサービスを提供する転職エージェントが多いため、積極的に活用して転職活動に役立てましょう。

優秀な転職エージェントの見分け方

優秀な転職エージェントを見分けることは、転職成功への近道です。ここでは、3つの見分け方を紹介します。

  • 転職に関する悩みの相談しやすさ
  • 希望に合った求人の提案力
  • 自社の不利になる可能性のある情報の共有

それぞれ詳しく見ていきましょう。

転職に関する悩みの相談しやすさ

転職エージェントの担当者は、転職を進める中で常に連絡を取り合いながらサポートしてくれる存在です。

担当者が、自分の悩みを相談しやすい人かどうかで相性は決まります。

複数の転職エージェントに登録した場合、ヒアリングや求人紹介をとおして、コミュニケーションの取りやすさを比較しましょう。

最終的に1番相性が合う転職エージェントを利用するのがおすすめです。

希望に合った求人の提案力

担当者のヒアリング力は、紹介される求人の質で分かります。

求職者の転職の希望や条件を理解できれば、求職者の納得のいく求人を紹介できるはずです。

ヒアリング力が足りない、求職者を理解していない担当者であれば、希望に合わない求人ばかり届く可能性があります。自分の希望に合わない求人を確認する手間がかかり、転職の時間を消耗してしまいます。

担当者の提案力を比較しつつ、自分の条件にあった求人を見つけましょう。

自社の不利になる可能性のある情報の共有

担当者は、求職者のメリットを追求できる人であれば信頼ができます。

もし求職者が転職を直近で検討していない場合、無理に転職を進めず定期的に求人の共有をしてくれる担当者であれば、信頼度が上がりますよね。

転職を早く進めたほうが、転職エージェントにとってはメリットですが、求職者のタイミングを尊重しつつ情報を提供できる担当者は優秀です。

自社の利益よりも求職者の転職成功を優先して考えられる優秀な転職エージェントと転職活動を進めましょう。

信用できない転職エージェントの特徴

信用できない転職エージェントにも特徴があります。下記のような特徴がある転職エージェントには要注意です。

  • 高圧的な態度
  • 希望を無視した大量の求人の提案
  • 連絡頻度が低い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

高圧的な態度

転職エージェントの担当者の中には、高圧的な態度で求職者の転職を操作しようとする人がいます。

悪質な転職エージェントは転職が初めての人や転職に不安を持つ人に対して、希望に合わない求人の応募を強要したり、ネガティブな意見を刷り込み、早く転職を終わらせようと催促する場合があります。

転職は本人の意思によって進めるべきであり、担当者はそのサポート役です。担当者の高圧的な態度で転職の相談をしにくい感じれば、担当者の変更を依頼しましょう。

希望を無視した大量の求人の提案

担当者から自分の希望に合わない求人ばかり届く場合、注意が必要です。その担当者はヒアリング力が低い、もしくはノルマのために関係のない求人を紹介しているかもしれません。

ヒアリング力が低い担当者は、今後の転職でも悩みの共有がしづらく連絡の手間がかかる可能性があります。

また、ノルマのために求職者を利用する担当者であれば、信用できるはずがありません。希望を無視していると感じる旨を担当者に説明し、なぜその求人を紹介したか理由を聞くと良いでしょう。

連絡頻度が低い

連絡頻度が低いのは、担当者にとって求職者の優先順位が低いからかもしれません。

担当者は複数の求職者をサポートしている場合が多く、その求職者の中でも転職の可能性や連絡頻度で優先順位がある可能性もあります。

一度担当者に確認をしてその後改善がなければ、担当者の変更を依頼しましょう。

転職エージェントの利用中に優秀なキャリアアドバイザーを見分けるコツ

ここからは、転職エージェントを利用する中で優秀なキャリアアドバイザー(担当者)を見分けるコツを紹介します。
見分ける特徴は下記の5つです。

  • 初回面談でのヒアリング力
  • ヒアリング後の求人紹介の内容
  • 企業に関する質問の受け答え
  • 企業への推薦文の内容
  • リマインドや連絡の頻度

それぞれ詳しく説明します。

初回面談でのヒアリング力

初回面談では求職者の転職に関する希望や条件、求めるキャリアなどのすり合わせをします。

担当者は、この面談を経て求職者にあった求人を紹介するため、面談中のヒアリング力が試されます。

面談時の担当者の質問の引き出し方や、話しやすさに注目しましょう。担当者の質問力や聴き方が上手ければ、疑問や不安を話しやすいはずです。

ヒアリング後の求人紹介の内容

初回面談の後、担当者が求職者に求人を紹介します。

紹介された求人が自分の希望や条件に合ったものか確認しましょう。

担当者のヒアリング力が高ければ、予想外の求人や、自分の求めるレベル以上の求人に出会えるかもしれません。

転職エージェントのもつ非公開求人から求職者に合った求人を選ぶのは担当者です。ヒアリング力の高い担当者と求職者との希望のすり合わせを徹底すれば、より良い条件の求人に出会えるはずです。

企業に関する質問の受け答え

求人を紹介されたあと、担当者に自分の応募を検討する企業の質問をする場合があります。

質問に関する受け答えがしっかりしていれば、担当者への信頼度が高まります。

企業に関する情報を求職者自信でも収集するのがポイントです。自分で集めた情報に関しても丁寧な受け答えができる担当者であれば、業界に精通した優秀な担当者である証拠です。

企業への推薦文の内容

転職エージェントを経由して書類を提出する場合、担当者から企業側へ求職者の採用を後押しする推薦文を提出します。

ただ経歴を並べただけ、テンプレートを利用したような雑な内容な推薦文であれば要注意です。優秀な担当者の推薦文は、求職者の採用を後押しする情報が詰まった内容になります。

「面接に向けて、内容のすり合わせをしたいから提案文を見せてほしい」と依頼すれば、担当者から推薦文を見せてもらえるでしょう。

リマインドや連絡の頻度

優秀な担当者はリマインドや連絡を細やかに対応します。

面接などのスケジュールの確認や締切の連絡、質問に対する返答も素早くする担当者であれば、転職活動がスムーズに進みます。

担当者からの対応を良くするには、自分から担当者に対する連絡も細やかに行いましょう。お互いの信頼度を上げながら転職活動を進めるのが成功のポイントです。

転職エージェントの選び方に関するよくある質問

ここからは、転職エージェントに関するよくある質問に回答します。今回の質問は下記の5つです。

  • 担当者の変更はできるのか?
  • 複数の転職エージェントを選ぶ場合、何個選べばいいの?
  • 転職エージェントと良い関係を築くための方法は?
  • 複数の転職エージェントを利用していることを伝えるべき?
  • 悪い転職エージェントの特徴は?

それぞれ回答していきます。

担当者の変更はできるの?

ほとんど全ての転職エージェントで、担当者の変更はできます。

変更方法は、公式サイトから変更を依頼する、担当者に直接伝えるなど、転職エージェントによって方法はさまざまです。

まずは変更方法を確認して、見つからなかった場合は担当者に直接伝えましょう。

直接担当者に変更の依頼をする場合、本当の理由は伝えず「転職に不安があるため、他の担当者も利用してみたい」など相手に配慮した内容を伝えると良いでしょう。

複数の転職エージェントを選ぶ場合、何個選べばいいの?

一般的に2〜4個の転職エージェントを利用する人が多く、おすすめの組み合わせはこちらです。

  • 総合型転職エージェント1社+特化型転職エージェント1社
  • 総合型転職エージェント1社+特化型転職エージェント2社

少なくとも、総合型転職エージェントと特化型の転職エージェントをひとつずつ登録すると良いでしょう。

最初に多めに登録し、それぞれの転職エージェントとの相性を確認します。2週間程度利用して、1番相性が良い転職エージェントに絞りましょう。

転職エージェントと良い関係を築くための方法は?

転職エージェントにとって、転職を成功させたいと思える対象になることです。詳しく例に出すと、以下の3点を心がけましょう。

  • 初回面談時に「3ヶ月以内に転職したい」と伝える
  • 担当者からの連絡にすぐ対応する
  • 転職に関する質問を積極的にする

転職に積極的な姿勢を見せれば、転職エージェントとしてもすぐに転職できるようにサポートしてくれます。担当者に細かい悩みや希望を共有すると、より良い転職に繋がりますよ

複数の転職エージェントを利用していることを伝えるべき?

複数の転職エージェントに登録していることは、初回面談時に伝えましょう。

転職エージェントは、求職者が複数の転職エージェントを利用していることを想定しています。

定期的に進捗を連絡する場合、他の転職エージェントでの進捗も伝えておけば、スケジュールの調整などがスムーズになります。

特に、ひとつの転職エージェントを経由して応募した会社で内定をもらった場合は他の転職エージェントにも共有しましょう。

悪い転職エージェントの特徴は?

悪い転職エージェントの特徴は、下記のとおりです。

  • 希望しない求人を大量に送りつけてくる
  • 高圧的な態度で転職を強要する
  • 転職の進捗で態度が急変する

どれも転職者の転職成功よりも、会社や担当者自身の利益を優先しようとする行動です。

転職者が希望の会社に転職できるよう、精神面や技術面でサポートするのが担当者の役割です。もし、担当者を信用できないと感じる行動があれば、担当者の変更を依頼すると良いでしょう。

まとめ

本記事では、転職エージェントの選び方に注目して、優秀な転職エージェントと悪い転職エージェントの違いや、良し悪しを見抜く方法、おすすめの転職エージェントを紹介しました。

転職エージェントは業種や所属、年代などに特化したそれぞれの強みがあり、複数を使いこなすことで転職に活用できることがわかりました。

自分の信頼できる担当者を見分け、転職に役立ててください。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。