株式会社電通は国内外で知名度の高い広告会社です。
就職や転職情報について調べている人の中で、平均年収について気になる方は多いのではないでしょうか。
株式会社電通の公式サイトには社員の平均年収や給与額は公開されていません。しかし、現在働いている人や過去に働いていた人たちが投稿した口コミを調査することで平均年収や働き方について把握することができます。
また求人情報についても一般的な転職サイトに掲載されていることが少なく、転職サイトの非公開求人や転職エージェントでの紹介をもらう必要がありますので、おすすめ転職エージェントについても紹介していきます。
電通はどんな企業?
電通は明治34年に創業した「日本広告株式会社」から始まった、日本国内でも長い歴史を持つ広告会社です。
本社は東京都の新橋にあり、大阪と名古屋に支社があります。国内だけでなく海外にも事業を展開しており、2013年にはイギリスの大手広告会社を買収しています。
電通グループの事業内容は「マーケティング」「デジタルマーケティング」「クリエイティブ」「PR」「プロモーション」「コンテンツ」「グローバルビジネス」「メディア」に分類されます。それぞれの領域で国内トップクラスの業績をあげているため、新卒や第二新卒だけではなく、業界経験者の転職において注目度の高い企業です。
電通グループの平均年収は1094万円
ライトハウスの集計データを参考にすると、2023年4月時点での平均年収は1094万円となっています。日本の一般企業における平均年収は433万円となっているため、電通グループの平均年収は大幅に高いことが見受けられます。
【参考記事】
株式会社電通│ライトハウス
令和2年分民間給与実態統計調査結果
電通グループの平均年収は年齢や職種によって差があるため、それぞれについても知っておく必要があるでしょう。以下で「年代別」「職種別」の平均年収について解説していきます。
年代別の平均年収
電通グループの2023年4月時点での年代別の平均年収は以下になります。
年齢 | 平均年収 | 最高年収 |
25~29歳 | 591万円 | 800万円 |
30~34歳 | 976万円 | 1500万円 |
35~39歳 | 954万円 | 1400万円 |
40~44歳 | 1060万円 | 1500万円 |
60歳以上 | 1630万円 | 5000万円 |
電通グループの年代別の平均年収では、年代が上がるにつれて大幅な年収アップが見込めることが分かります。40代以降の平均年収は1000万円を超えており、一般企業の会社員の中でも高収入となることが想定されるでしょう。
年代ごとの収入が増えていることから年功序列の企業と思われがちですが、最近では成果主義の考え方に変化しており、20~30代でも昇給や昇格がしやすい仕組みになっているようです。
職種別の平均年収
電通グループの2023年4月時点での職種別の平均年収は以下になります。
職種 | 平均年収 |
営業系(営業、MR、営業企画 他) | 1171万円 |
企画・事務・管理系 (経営企画、広報、人事、事務 他) |
915万円 |
専門サービス系 (医療、福祉、教育、ブライダル 他) |
676万円 |
クリエイティブ系 (WEB・ゲーム制作、プランナー 他) |
1600万円 |
IT系エンジニア (アプリ開発、ITコンサル 他) |
748万円 |
電通グループと競合他社との平均年収比較
電通グループの競合にあたる企業の平均年収は以下となっています。
会社名 | 年収 |
株式会社電通 | 1295万円 |
株式会社博報堂 | 1090万円 |
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ | 756万円 |
株式会社サイバーエージェント | 817万円 |
バリューコマース株式会社 | 581万円 |
【参考記事】
有価証券報告書│株式会社電通
有価証券報告書│株式会社博報堂
有価証券報告書│株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
有価証券報告書│株式会社サイバーエージェント
有価証券報告書│バリューコマース株式会社
電通の同業他社である博報堂やADK、広告代理店であるサイバーエージェントとバリューコマースの平均年収と比較しても、電通グループは高年収であることが分かります。
職種や役職によってどの企業も年収に差がありますが、業績規模の大きい電通グループは平均年収が高い企業として業界の転職市場でも注目されることが想定されます。
電通グループへの転職でよくある質問
電通グループへの転職や年収についてよくある質問を紹介していきます。
電通グループへの転職難易度は?
電通グループへの転職難易度は高いといえるでしょう。
電通グループの選考フローは書類選考から始まり2~3回の面接を受けて内定が出されます。中途入社を希望する人の中には、他の広告代理店で重要なポジションについていた人や経験豊富な人が多いことが想定されるため、未経験入社はほぼ不可能と言ってもよいでしょう。
また電通グループは新卒入社に比べて、中途入社の求人数がそれほど多くありません。非常に狭き門と言えますので、自身の経歴やアピールポイントをまとめておくなどの面接対策をしっかりおこなう必要があります。
電通グループの採用面接では何を聞かれる?
電通グループの採用面接では、一般的な企業の面接で見られる質問が多いようです。
例えば、「転職理由」「前職の退職理由」「今後のキャリアビジョン」「過去の実績や業務内容」などがあげられます。
電通グループでは転勤はある?
電通グループは東京本社の他に大阪と名古屋に支社があるため、総合職であれば転勤の可能性が高いといえるでしょう。
勤務地の希望が通るケースもあるかもしれませんが、基本的には総合職での転職であれば、転勤可能の方が働きやすくなる可能性が高いです。
電通グループへの転職におすすめのエージェント
電通グループへの転職を検討している人は、ハイクラス向けの転職エージェントに登録することをおすすめします。
電通グループの求人情報は企業公式サイトにも掲載されていますが、転職エージェントに登録することで面接対策や書類添削などを受けられるメリットがあるほか、より良い条件を交渉してもらえる可能性があります。
以下で電通グループやハイクラス向け転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
ビズリーチ

ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトです。求人を公開していない大手企業や優良企業から直接スカウトが届いたり、ヘッドハンターから連絡がもらえたりといったサービスを利用することができます。
取り扱っている求人の3分の1以上が年収1000万円を超える求人となっており、これまでの実績や経験を活かしてより好条件の企業に転職したいと考えている人にはおすすめです。
厳選された企業との面接をサポートしてもらうこともできるため、自分に合った企業と効率よく出会える可能性が高まるでしょう。
ビズリーチは40代以上の人材向けの求人も多数取り扱っています。そのためハイクラス向けだけではなく、管理職や役員クラスへのキャリアアップを図りたい人も活用することができます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、20万件以上の非公開求人を取り扱っている転職エージェントです。
掲載されている業種や職種が幅広く、求人数の多さから細かい条件にもマッチできる求人に出会える可能性が高いです。
電通グループのようなハイクラス向けの求人も多数掲載されているため、年収アップやキャリアアップを図りたい人にもおすすめです。
各業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しているため、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策、業界についてのアドバイスなど転職サポートが充実していることも魅力といえます。
まとめ
電通グループの平均年収について解説しました。
電通グループなどハイクラス向けの企業への転職を目指すのであれは、転職エージェントの活用がおすすめです。企業や業界の出身者が在籍していることもあるため、より具体的な転職アドバイスや面接対策を受けることができるため、一人で転職活動をするよりも転職成功率を上げることができます。
どの転職エージェントを活用するか迷ったら、本記事で紹介しているエージェントへの登録がおすすめですので、ぜひご確認ください。