ホンダ(本田技研工業株式会社)は四輪や二輪からジェット機までを手掛ける大手自動車メーカーです。
国内外で知名度の高い企業のため、新卒や中途採用における求人の注目度も高く、ホンダの年収や転職難易度について気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事ではホンダの年代・職種・役職別の平均年収や福利厚生、転職についてのよくある質問などを解説します。ホンダへの就職を検討している人は、ぜひご確認ください。
ホンダで働いている方のリアルの年収が知りたい方は、転職会議でホンダの口コミをチェックするのがおすすめです。
転職会議では、年収以外にも福利厚生や残業時間などの情報を見ることができます。

ホンダの平均年収
本田技研工業株式会社が提出している第98期有価証券報告書によると、ホンダの平均年収が778万円ということが分かります。
日本の一般企業における平均年収は433万円となっているため、ホンダの平均年収は大幅に高いことが見受けられます。
ホンダの平均年収は年齢や職種によって差があるため、それぞれについても知っておく必要があるでしょう。以下で「年代別」「職種別」の平均年収について解説していきます。
【参考記事】
第98期有価証券報告書│本田技研工業株式会社
令和2年分民間給与実態統計調査結果
ホンダの年代別平均年収
ホンダの2023年4月時点での年代別の平均年収は以下になります。
年齢 | 平均年収 | 最高年収 |
---|---|---|
25~29歳 | 514万円 | 640万円 |
30~34歳 | 636万円 | 900万円 |
35~39歳 | 728万円 | 1,008万円 |
40~44歳 | 835万円 | 1,200万円 |
55~59歳 | 998万円 | 1,500万円 |
60歳以上 | 841万円 | 1,100万円 |
また、近年では年功序列の体制から、成果主義に移行する流れが出てきているようです。
そのため20~30代でも平均年収以上を稼ぐこともできる可能性があり、成果に応じて年収を上げていきたい人にはおすすめの企業となります。
ホンダの職種別平均年収
ホンダの2023年4月時点での職種別の平均年収は以下になります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業系(営業、MR、営業企画 他) | 703万円 |
企画・事務・管理系 (経営企画、広報、人事、事務 他) | 685万円 |
IT系エンジニア (アプリ開発、ITコンサル 他) | 639万円 |
電気・電子・機械系エンジニア (電子・回路・機械設計 他) | 690万円 |
ホンダでは営業職の平均年収が最も高く703万円となります。次いでエンジニア職が690万円、企画・事務・管理が685万円となっています。
ホンダで高収入を稼ぐには技術系スキルや高い営業力があることが重要といえるでしょう。
ホンダの役職別平均年収
ホンダの役職別の平均年収は以下になります。
役職 | 給与 |
---|---|
メンバー | 470万円以上(月給26万円以上) |
チームリーダー | 670万円以上(月給39万円以上) |
係長クラス | 820万円以上(月給47万円以上) |
管理職 | 1,180万円以上(月給62万円以上) |
ホンダの公式サイトによると、上記のような役職別年収の目安が記載されています。管理職になると年収1,000万円以上稼ぐことができるようです。
ホンダでは元々年功序列で評価や年収や決まる傾向がありましたが、最近では実力が評価されやすくなっているため、管理職でなくても30代のうちから高い年収を稼ぐことも不可能ではないようです。
ホンダと競合他社の平均年収
各企業の2022年度版有価証券報告書による、ホンダと同業他社の年収は以下となります。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
ホンダ | 778万円 |
トヨタ自動車 | 857万円 |
日産自動車 | 811万円 |
いすゞ自動車 | 753万円 |
スズキ | 665万円 |
三菱自動車工業 | 660万円 |
SUBARU | 645万円 |
マツダ | 637万円 |
【参考記事】
本田技研工業株式会社
トヨタ自動車株式会社
日産自動車株式会社
いすゞ自動車株式会社
スズキ株式会社
三菱自動車工業株式会社
株式会社SUBARU
マツダ株式会社
ホンダの平均年収はトヨタ自動車、日産自動車について国内の競合他社の中で3番目に高い年収となっています。
ホンダはトヨタ自動車や日産自動車に並び、国内外で知名度の高い自動車生産企業です。それぞれの企業では離職率が低く、社員の満足度も高いことが想定されます。
ホンダに就職を希望する求職者も多いことが考えられ、年収が高いだけでなく就職難易度も高いことが想定されます。
ホンダの評価制度は?昇給・昇格がしやすいのか
ホンダの年収は、基本的には年功序列により定められています。そのため20代から30代前半までは他社とほぼ同じ水準の年収となります。
しかし、30代後半以降はチームリーダーなどの役職クラスに昇格する人が増え、年収が大きく上がるケースが想定できます。
係長以上の役職になると年収が800万円から、管理職に昇格すると1,000万円以上の年収を見込むことができます。
新卒入社であれば15年以上勤続し、成果にも貢献していれば40代で1,000万円の年収を稼ぐことが可能となります。
実際に30代で係長に昇進するなど、実績が評価されて出世した社員がいるという例があります。とはいえ、まだ年功序列の体制が基本であると考えていた方がよいでしょう。
今後数年で評価制度が大きく変わる可能性があるため、成果によって収入を上げていきたい人に向いている企業となるかもしれません。
ホンダの賞与・ボーナス
ホンダでは、ボーナスの支給が6月と12月の年2回と定められています。ボーナスの年間支給額は月給の約6か月分となっており、競合他社の賞与額と比べても高い水準であることが分かります。
ホンダの業績によってボーナスの支給が変動するため、必ずしも前述の限りではありませんが、今後は個人の成果や業績がより反映されやすくなる可能性もあります。
ホンダの福利厚生
ホンダの主な福利厚生には以下の内容があります。
- 転職活動の進め方各種保険加入
- 年次有給休暇
- 特別休暇
- 退職年金
- 財形貯蓄
- 住宅共済会
- 社宅・独身寮
- 健康管理センター
- スポーツ施設利用
ホンダは大手企業ということもあり、各種福利厚生が充実しています。条件がありますが、社宅や独身寮なども完備されているようです。
【参考記事】働き方と福利厚生|Honda新卒採用サイト
ホンダに転職する際のポイントや注意点
ホンダに転職を考えている人が抑えておきたいポイントや注意点について解説していきます。
求人の目的や求められる人材像を理解する
ホンダだけに限らず、転職活動では求人の目的や求められている人材像を理解しておくことが重要です。
しっかりと求人情報を読み解くことで、企業とのミスマッチを防ぐことができ、どのように面接に挑んだらよいのかが明確になります。
転職理由を明確にしておく
転職の成功率を高めるためには、転職理由を明確にしておくことが重要です。
転職理由がはっきりしないまま転職をしてしまうと、転職後にまた同じ悩みを抱えてしまう可能性があるため、なぜ転職をしたいのかを事前にまとめておくようにしましょう。
また転職理由を明確にしておくと、採用する企業側に転職の軸や目的を伝えやすくなります。
今後のキャリアプランについて具体的にイメージしてもらうことができるため、転職理由があいまいなまま転職しようとしている人は注意しておきましょう。
転職エージェントを利用する
転職成功率を高めるためには転職エージェントを利用することが有効です。
転職エージェントでは、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削、業界や転職市場の情報提供などのサポートを受けることができます。
また転職エージェントを経由することで企業との条件交渉などを円滑に進めることが期待できます。
一人で転職活動に悩んだり、上手く進められていなかったりする人は転職エージェントに相談してみるとよいでしょう。
ホンダへの転職でよくある質問
ホンダへの転職や年収についてよくある質問を紹介していきます。
ホンダの就職難易度は?
ホンダは自動車メーカー企業の中でも就職難易度は高いです。
また、ホンダは新卒採用に力を入れている企業のため、中途採用の枠が少なく、採用の競争率が高いことも想定されます。
効率的に求人を見つけ、転職活動を進めていくために転職エージェントを活用することもおすすめです。
ホンダなどの大手企業求人を多く掲載しているエージェントを利用するとよいでしょう。
ホンダの採用で学歴は重視される?
ホンダ公式サイトの募集要項では、学歴について明記はありません。
専門的な職種であれば、専門学校を卒業していることや資格やスキルが重視される傾向があるでしょう。
ホンダのグループ企業や職種によっては学歴に制限がある可能性もありますので、企業サイトなどから問い合わせてみるとよいでしょう。
ホンダでは転勤はある?
ホンダは全国各地に拠点があるため、総合職であれば転勤の可能性が高いといえるでしょう。
勤務地の希望が通るケースもあるかもしれませんが、基本的には総合職での転職であれば、転勤可能の方が働きやすくなる可能性が高いです。
ホンダへの転職におすすめのエージェント3社
ホンダへの転職を検討している人は、ハイクラス向けの転職エージェントに登録することをおすすめします。
ホンダの求人情報は企業公式サイトにも掲載されていますが、転職エージェントに登録することで面接対策や書類添削などを受けられるメリットがあるほか、より良い条件を交渉してもらえる可能性があります。
以下でホンダやハイクラス向け転職におすすめの転職エージェントを3社紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、20万件以上の非公開求人を取り扱っている転職エージェントです。
掲載されている業種や職種が幅広く、求人数の多さから細かい条件にもマッチできる求人に出会える可能性が高いです。
各業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しているため、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策、業界についてのアドバイスなど転職サポートが充実していることも魅力といえます。

ビズリーチ

ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトです。求人を公開していない大手企業や優良企業から直接スカウトが届いたり、ヘッドハンターから連絡がもらえたりといったサービスを利用することができます。
取り扱っている求人の3分の1以上が年収1,000万円を超える求人となっており、これまでの実績や経験を活かしてより好条件の企業に転職したいと考えている人にはおすすめです。
厳選された企業との面接をサポートしてもらうこともできるため、自分に合った企業と効率よく出会える可能性が高まるでしょう。
ビズリーチは40代以上の人材向けの求人も多数取り扱っています。
マイナビエージェント

株式会社マイナビが運営している転職エージェントです。転職エージェントとしてカバーできる年代も広く、求人数も国内トップクラスといえます。
2023年2月時点では18,000件以上の非公開求人を取り扱っているため、ホンダをはじめとした大手優良企業の求人を見つけられる可能性も高まるはずです。
また、転職したい業界の経験者が在籍していることも多く、初めて転職をする人や面接や書類作成に不安がある人へのサポートも充実しています。
まとめ
ホンダの平均年収について解説しました。ホンダは年功序列制度となっているため、勤続年数が増えるごとに年収もアップしていく傾向があります。
しかし長く働き続けるためには、業績を出し続けるコミット力も重要となります。20~30代のうちは自身のキャリアアップに向けた取り組みをすることが大切だといえます。
ホンダなどハイクラス向けの企業への転職を目指すのであれは、転職エージェントの活用がおすすめです。
企業や業界の出身者が在籍していることもあるため、より具体的な転職アドバイスや面接対策を受けることができるため、一人で転職活動をするよりも転職成功率を上げることができます。
どの転職エージェントを活用するか迷ったら、本記事で紹介しているエージェントへの登録がおすすめですので、ぜひご確認ください。