といった理由から「教員を辞めたい」と思う方もいるでしょう。

しかし、初めての転職活動でどのように決断をして行動すればよいのか悩むはずです。

そこで本記事では、教員を辞めたい理由や退職するメリット・デメリット、転職までの流れ、向いている仕事について解説します。

教員を辞めたいと考えている方は、次のキャリアを考える必要があります。もし後先考えずに退職してしまうと、転職先が見つからない可能性もあります。

次のキャリアに悩んでいる方は、教育業界に強い転職エージェントに一度相談してみましょう。

関連記事：教員の転職に強い転職サイト5選｜選び方や最大限利用するコツを解説
教育業界に強い転職エージェント5選┃利用するメリットや注意点も紹介
　

まずは原因を整理しよう！あなたが教員を辞めたい6つの理由

まず始めに、あなたが教員を辞めたいと考える主なきっかけとなった6つの理由について整理しましょう。

• 長時間勤務だから
• 業務のIT化が進まず非効率だから
• 人間関係のストレスが多いから
• 教員としての責任が重すぎるから
• プライベートの時間も削られるから
• 副業が禁止されているから

長時間勤務だから

教員業には、長時間勤務という長年の課題が存在します。

公立学校に勤務する教育公務員の勤務時間は、労働基準法によって下記のように定められています。

第三十二条　使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。

②　使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。

引用元：労働基準法第三十二条

実際は、小学校・中学校ともに週の労働時間が50時間を超過している状況です。

授業以外にも、事務処理や部活動の顧問活動などが重なり、勤務時間の上限を大幅にオーバーしてしまうことが主な理由です。

これが1週間と言わず、1ヵ月・半年、1年間と続いた場合、教員は高いストレス状態が続き、慢性疲労やモチベーション低下などの症状が出る恐れがあります。

業務のIT化が進まず非効率だから

教員業は、ペーパーレス化やタブレット導入などを代表としたIT化が遅れています。

近年、多くの民間企業ではITデジタル化による業務効率化が急速に進んでいます。一方、教員業は昔のやり方に捉われており、古い体質が根強く残っている学校も多い状況です。

中には、IT化を進めている学校も存在しますが、業界全体は依然として旧体質であるといえます。働き方改革を機として業務効率化が叫ばれている昨今において、教員業は大きな遅れをとっています。

よって、教員業は長時間勤務が当たり前になるなどの悪循環も生まれるため、教員を辞めたいと思う要因となるでしょう。

人間関係のストレスが多いから

教員業は、「学校」という極めて狭く閉鎖的な環境に身を置く仕事です。

教師が主に関わる相手は上司・同僚・生徒・保護者と限られるため、何らかの人間関係のトラブルに巻き込まれた場合、狭い環境下でストレスフルな状態に陥ることも少なくありません。

人が悩みをもつ原因のほとんどは人間関係だからこそ、人と関わるストレスが教員を辞める理由になることは不思議なことではありません。

教員としての責任が重すぎるから

教員のミッションは、生徒達の安全な学校生活の実現とより良い進路へ導くことです。

生徒達が何らかの問題行動やトラブルを抱えたときに、教師は責任を負わなければなりません。また、生徒達から志望校などの将来に関する相談を受けた際は、適切なアドバイスも求められます。

教員業は子ども達の人生に関われるやりがいのある仕事ですが、そのプレッシャーは相当なものです。

自分に降りかかる教員としてのプレッシャーに耐えきれず、退職を決意する先生も決して少なくありません。

プライベートの時間も削られるから

教員は、学校にいるとき・そうでないときもプライベートの時間を犠牲にするシーンも数多く存在します。

たとえば、自分が知らぬ間に生徒達が学校外でトラブルを起こしたことが発覚したら、プライベートを犠牲にしてでも迅速な対応を求められる場合があります。

その他にも、学校で終わらなかった授業カリキュラムの作成・提出物の確認・保護者対応などを持ち帰り残業するケースも非常に多いでしょう。

いわば、先生とは生徒達、保護者から見えない場でも「教員」であることを365日24時間求められる立場です。

これらのストレスから日常的に気が休まらず、プライベートを心から楽しめない教員も多い傾向といえます。

副業が禁止されているから

原則として、公務員である教員業は副業が禁止されています。教員は本業しかできないため、副業による副収入を得ることができません。

学校の古い慣習やルールに縛られたくない方にも大きなデメリットになるでしょう。

また、「本業のみの働き方は、仕事の価値観が凝り固まる要因」にもなりえます。さまざまな物事に目を向けた方が視野が広がり、気分転換・リフレッシュにつながる側面もあります。

「Wワークの働き方を実現したい」という方にとって、副業NGという教員業のルールは窮屈に感じるでしょう。

教員をやめたい人におすすめの仕事

続いては、教員を辞めた後に就く仕事について考えてみましょう。

教員を辞めたい方におすすめの仕事は以下の通りです。各仕事の特徴や、なぜおすすめなのか紹介していきます。

教員からの転職先をもっと知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。

関連記事：教員におすすめの転職先5選！転職を成功させる秘訣や役立つスキルも紹介

教育関連の企業

有利に転職をおこないたい方は、教育関連の企業を検討しましょう。例えば、教材や教具を作っている企業が該当します。

会社によって異なりますが、教科書や問題集、ドリルの企画など、さまざまな教材を制作します。スマホやタブレットなどを使う、デジタル教材を制作する企業も少なくありません。

学習指導要領に関する知識を持つ教員であれば、スキルや能力を発揮できるため活躍できるでしょう。

関連記事：教育系の仕事14選| 必要な資格・向いている人・年収などを解説！

塾講師・家庭教師など

人に教えることが好きなら、学校以外にも以下の職場にてスキルを発揮できます。

人に教える仕事が未経験の場合、授業の進め方や生徒とのコミュニケーションの取り方に悩んでしまうものです。

上記の職場は、学校と同じように生徒相手に授業をおこなうため、教師の経験を最大限に生かすことができるでしょう。

学校の事務職

教員から学校の事務職に転職するのも選択肢のひとつです。学校の事務職は一般的な事務作業以外に、生徒や保護者への対応が必要になります。そのため、教員の経験が役立つといえます。

他には、経理事務や施設管理、授業の運営サポートなどが仕事です。WordやExcelの操作が必要になるため、学校の事務職をめざすなら基本的なスキルを身に着けておきましょう。

一般事務・営業事務

膨大な校務の経験がある教師には、一般事務や営業事務もおすすめの仕事です。事務職は書類の作成や整理、電話対応などが主な仕事であり、デスクワークが好きな方に向いています。

一般事務は幅広い事務をおこなうのに対し、営業事務は営業担当者のサポートが中心です。未経験からでも募集している企業は多くあり、複雑な仕事内容ではないので慣れやすいでしょう。

しかし、教員よりも高度なパソコンスキルが必要になるため、自信がない方は覚えるまでに苦労するかもしれません。

関連記事：未経験から一般事務への転職はなぜ難しいのか？転職する方法について解説

未経験採用に積極的な職種

未経験採用に積極的な職種であれば、経験やスキルがなくても採用されやすくなります。

以下の職種は、未経験採用を積極的におこなう傾向があります。

上記の職種や業界は、人手不足に悩んでいる会社が少なくありません。未経験でも人材を確保したいため、選択肢のひとつとして考えてみましょう。

何人もの生徒や保護者と接してきた教員なら、人を見る目が養われており、コミュニケーションスキルが備わっているので営業職に向いている方が多くいます。

また、コツコツ勉強することが得意なら、IT業界が合っているかもしれません。

関連記事：教員からIT業界への転職がおすすめな理由7選｜必要なスキルも解説

教員を辞めることで得られるメリット

教員を辞めれば、以下4つのメリットを得ることが可能です。

それぞれの理由について、詳しく説明していきます。

長時間労働から解放される可能性がある

新たな転職先次第では、これまでよりも労働時間が短い環境で働くことが可能です。

近年の労働市場は、働き方改革を始めとして残業時間の削減や業務効率化が進んでいます。

ITセキュリティの観点から、営業時間外の会社PC・携帯電話の借用を制限し、持ち帰り残業ができない環境を整えている企業も増加傾向です。

教師を辞めれば、教員業全体に根付いている「長時間労働が当たり前」という価値観から抜け出せる可能性があります。

保護者対応をしなくてもよくなる

教員と保護者対応は、切っても切り離せません。

多くの保護者は、子どもが安心・安全な学校生活を送り、実りある進路へ進むことを強く願っています。

そのような思いの強さから、教師に対して過度な要求・プレッシャーを与える保護者の数も多い傾向です。

Web検索で「教員 保護者 ストレス」という検索候補が上位に出ることからも、教員にとって保護者とのやりとりは重圧がかかっているといえるでしょう。

教員としてのプレッシャーを感じずに済む

教員には、「授業が進まない」「生徒達の指導が上手くいかない」「保護者対応が大変」などのプレッシャーが付きまといます。

これらは全て教員独自の重圧のため、辞めれば一切のプレッシャーから解放されます。自覚していなくとも、教師を辞めてから想像以上のストレスを抱えていたことに気がつく方も多いでしょう。

プレッシャーから抜け出して心の余裕が生まれれば、新たな趣味へのチャレンジやスキルアップにむけた資格勉強などに目を向けられる可能性も出てきます。

教員を辞めることで、より豊かな生活を実現できるきっかけが生まれるかもしれません。

自由に副業ができる可能性がある

教員を辞めることで、副業の制限から解放される可能性があります。

公務員は原則として、副業を禁止されているため、副収入の確保は不可能です。しかし、新たな転職先次第では、Wワークをおこなえるかもしれません。

本業以外の収入源がほしい方にとって、副業OKというメリットは大きなものです。

教員を辞めることで降りかかるデメリット

教員を辞めた際、いくつかのデメリットが降りかかります。

教員を辞める際は、メリットだけでなく、デメリットも合わせて総合的に判断しましょう。

関連記事：教員から転職して後悔する5つの出来事｜後悔しないための秘訣も解説

公務員独自の福利厚生がなくなる

教員を辞めると、多くの福利厚生を得られる可能性が低くなります。

たとえば、退職金制度・平均4.4ヶ月分の賞与支給・夏季休暇の長期取得などの福利厚生は、一般的な民間企業には完備されていません。

とくに毎年適用される賞与制度や夏季休暇は、収入面とプライベートの過ごし方に大きく関わる要素です。

これらの事実を深く考えずに民間企業へ転職した場合、生活の充実度そのものが低下する恐れもあります。

「大切さは失って初めて気づく」という言葉があるように、公務員特有の福利厚生の充実性が得られなくなるデメリットは十分に吟味することをおすすめします。

「教員」という社会的信用がなくなる

公務員という立場で人を教育・指導する「教員」は、社会的信用が高い仕事です。

安定した収入も約束された職種のため、マイホームの購入・カードローンの契約などにおいても「社会的信用がある人」とみなされ、審査が通りやすいという側面もあります。

また、友人・知人関係の構築や結婚などにおいても相手から安心されやすい傾向もあります。

社会的信用の高さが人を決定する全ての要素ではありませんが、相手を見る重要な判断基準であることは事実です。

将来の安定した収入が約束されなくなる

公務員である教員を辞めれば、将来の安定した収入が約束されなくなります。

公務員には勤続年数に応じた退職金の受け取り制度が適用されるため、長年教鞭に立てば定年退職後も安定した老後生活の実現が可能です。

一方、民間企業には退職金制度が義務化されていません。退職金制度はあくまで「任意」のため、大手企業を除いて退職金をもらえない企業は少なくありません。

安定した収入を手放したくない方にとって、これらの要素は教員を辞める際の大きなデメリットです。

教員を続けるべき人・辞めるべき人の特徴

現在教員を辞めたいと考えていても、実際に辞めてしまうと「辞めなければ良かった」と後悔するかもしれません。

ここからは、教員を続けるべき人・辞めるべき人の特徴を紹介します。

教員を続けるべき人に該当する方は、特に慎重に転職を検討することをおすすめします。　

教員を続けるべき人の特徴

まずは、教員を続けるべき人の特徴を紹介します。今は辞めたい気持ちが先行していても、教員はやりがいの溢れる仕事なので、転職を後悔しないとは言い切れません。

教職課程や採用試験など、多大な努力を払って手に入れたポジションである教員を、本当に辞めてしまっていいのでしょうか。

以下に該当する方は、教員を辞めて転職すると悔やむ可能性があるので、自分の気持ちを再確認してみましょう。

教員を辞めた自分のほうがつらい方は、辞めるべきではありません。教員の仕事にこだわりがある、達成したい目標があるなら、働き方を工夫したり負担を軽減したりなどの対処をおすすめします。

教員になることが夢だった方も、辞めることで後悔することが考えられます。今一度業務量を見直し、改善することで、再び志を持って仕事に取り組んでいけるでしょう。

また、教員の充実した福利厚生に、大きなメリットを感じている方が少なくありません。公務員という立場や待遇を手放したくないのなら、教員を続けたほうがいいでしょう。

教員を辞めるべき人の特徴

続いては、教員を辞めるべき人の特徴を紹介します。教員の離職率は他の仕事に比べると低い傾向がありますが、休職率が高いため、ストレスを感じている教員が多いことがわかります。

これから紹介する特徴に該当しているなら、心身ともに不調になる前に、退職後のライフプランを考えて行動に移していきましょう。

教員を続けることでこれから先のキャリアビジョンが見えないなら、教員に向いていないことが考えられます。

教員は時間外業務が多く、定時で帰れないことがほとんどなので、プライベートの時間を優先したい方も教員には向いていません。

ワークライフバランスを重視した働き方をしたいなら、教員よりも他の仕事のほうが叶いやすいでしょう。

また、学校を思い出すと苦しくなったり、体調不調が続いたりしているのなら、もう限界のサインだと捉えてください。

いきなり涙が出る、不眠が続くなどの症状はストレスが溜まっている証拠です。無理して働き続けると心身に悪影響を及ぼすため、教員以外の仕事をおすすめします。

民間企業へ転職する際のポイント3つ

民間企業へ転職する際は、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。

関連記事：教員から転職するのは難しい？年代別のポイントやおすすめ職種を紹介

転職理由を明確にする

転職活動を成功させるうえで重要なアクションは、「なぜ転職したいのか」という転職動機の明確化です。

転職理由がハッキリとしていなければ、今後どのような働き方を実現させたいのかという転職活動のゴールがぼやけたままになります。

理想の働き方さえ明確になれば、自分にマッチする転職先を自然と見つけやすくなるでしょう。

あなた自身の転職理由をしっかりと捉えたうえで、転職先へ明確に伝えることが大切です。具体的な将来のビジョンや目標を持たずに、曖昧な理由で転職を検討しないようにしましょう。

転職後の年収ラインを定める

希望年収を決めるうえで、最低ラインの年収設定はマスト事項です。

そうしなければ、生活を維持できない年収ラインで了承してしまい、生活水準が低下する恐れがあります。

とくに家族がいる方は、一家の生活水準が下がるリスクを避けるうえでも年収ラインの設定は慎重さが必要です。

転職先へ自分のスキル・経験に見合わない年収ラインを要求した場合、交渉が失敗する可能性があります。

しかし、年収の最低ラインをあらかじめ設定していれば、落ち着いて交渉を再開できるはずです。

転職エージェントに相談する

転職エージェントへ相談すれば、転職のあらゆる悩み解決につながるヒントの取得が可能です。

転職のプロであるアドバイザーが転職にまつわるアドバイスを始めとして、あなたにマッチした求人紹介や書類・面接対策までワンストップでサポートしてくれます。

キャリアアドバイザーを味方につければ、転職活動をスムーズに進められる可能性が一気に高まります。

多くの転職エージェントは無料相談を受けつけているので、まずは気軽に相談するところから始めるのをおすすめします。

関連記事：無料の転職相談サービスおすすめ6選【電話もOK】よくある悩みや事前準備も解説

教員を辞めたい人におすすめの転職エージェント

教員を辞めたい人におすすめの転職エージェントは、以下のとおりです。

教員を辞めて新しいキャリアをスタートさせたい方は、ぜひ活用ください。

Education Career

ビズリーチ

リクルートエージェント

マイナビエージェント

doda

教員を退職する流れ

教員を辞めることを決意した方は、退職に向けて行動をしましょう。

退職する流れについて紹介するので、どのように進めていくかの参考にしてください。

校長に退職の意思を伝える

退職を決意したら、まずは直属の上司に退職の意志を伝えます。

一般企業では上司ですが、教員の場合は校長に伝えるケースが一般的です。相手が忙しくないタイミングを見計らい、話を聞いてもらう時間を作ってもらいましょう。

年度末の退職を検討しているなら、3ヵ月前の12月までに伝えるようにしてください。しかし、気持ちが決まっている場合は、なるべく早く伝えることで、学校側が人員配置を考えやすくなります。

後任へ引き継ぎをおこなう

学校側と退職の話が進むと、後任への引き継ぎが始まります。

引き継ぎは丁寧かつ念入りにおこなうことが、円満退職を実現するポイントです。特に自分しか携わっていない業務があるなら、次の後任者が困らないように引継書を作成しておくと親切です。

また、年度途中で退職をする場合は、残りの期間で授業の進行状況や年度内の出来事を細かく共有します。業務上の引継ぎだけでなく、生徒の情報や状況などの共有も重要です。

手間はかかりますが、書面化できるものはしておくことをおすすめします。そうすることで、退職後に学校から電話がかかってきたり呼び出されたりするリスクを避けられます。

学校の備品や資料の返却

無事引き継ぎが終わったら、荷物の整理をおこないます。学校の所有物は返却する必要があるため、事務用品などの備品や授業で使用した資料などの確認をして返却しましょう。

生徒の個人情報については返却ではなく、処分が必要な可能性があるので先輩や上司に確認してください。

個人情報の漏洩は重大事態につながるため、学校に迷惑をかけないためにも、しっかりと管理しましょう。

教員を辞めたい方によくあるQ＆A

続いて、教員を辞めたい方によくあるQ＆Aについて解説していきます。

教師が退職できる時期は決まっていますか？

教員が退職できる時期に厳密な決まりはありません。

年度内で退職すると他の教員へ業務負担がかかってしまいますが、各学校の就業規則に従ってさえいればいつでも退職できます。

肉体的、精神的に年度末まで持たないという方は、年度内で退職する方向で動きましょう。

社会保険の手続きはどう進めればいいですか？

退職日の翌日から14日以内までに、社会保険から新たな健康保険へ切り替える加入義務が発生します。

手続きは各市区町村の窓口が対応してくれます。

参考：就職したとき（健康保険・厚生年金保険の資格取得）の手続き｜ 日本年金機構

なお、国民健康保険へ切り替える際は「資格喪失証明書」という書類が必要となります。

資格喪失連絡票は、学校に申告して作成してもらう必要があるため、あらかじめ作成の依頼をしておきましょう。

退職金をもらうための進め方を教えてください

基本的には、学校側の指示に従って書類手続きを進めれば問題ありません。

学校へ退職の意思を申し出た後、上司や学校の事務員より退職手続きに関する説明があります。

その説明に沿って、所定の書類への捺印・記入を行えば、学校の事務員が一連の流れを進めてくれます。

引継ぎが無事に終えられるかがとても不安です

退職に伴う引継ぎ作業は、丁寧かつ淡々と進めることが重要です。

「引継ぎが終わらないから退職日が引き延ばされないか」という不安を抱える方々もいるかもしれませんが、既に退職日が決まっている以上、学校側にあなたの退職日を延ばす権利はありません。

スムーズに後任へ引継ぎを終えられるよう、書類整理・引継ぎマニュアルの作成・備品返却などはできる限り早めに着手するのをおすすめします。

いつから転職活動をスタートするべきですか？

転職を決意した段階で、なるべく早いタイミングで動き出すのがおすすめです。

一般的に、転職活動を終了させるにはおよそ「3ヵ月前後」かかるといわれています。

退職意思を伝えた後の引継ぎ期間も考慮して、3ヵ月間を転職までにかかるスパンとして捉えましょう。

関連記事：求人が増える時期はいつ？転職における最適なタイミングや避けるべき時期についても解説

転職活動が上手くいくのか自信がありません…

転職活動を成功させるには、転職後の生活スタイル・進路を具体的に描くことが必要不可欠です。

理想のゴールを定めれば具体的な行動案を見出しやすくなり、「あとは行動するのみ」と自分自身を転職活動モードへ切り替えられます。加えて、転職に関する悩みを相談できるキャリアアドバイザーの力を借りると良いでしょう。

アドバイザーはプロ目線で見たアドバイスの提供や、面接対策などの内定までのサポートを担ってくれます。

関連記事：転職活動がうまくいかない人の共通点とすぐに転職成功に導く７つの秘策

教員を辞めたい人はまず無料の転職エージェントへ相談を

「教員を辞めたい」このような気持ちを抱えている方は、まずは転職のプロから力を借りることをおすすめします。

転職活動は人生において大きなターニングポイントだからこそ、後悔する可能性を1%でも小さくする行動が重要です。

転職活動は労力のかかる中長期的な取り組みですので、モチベーションの低下を防ぐためにも「いつでも頼れる相談相手」を見つけることが転職を成功させるための鍵となります。

転職エージェントは、あなたのレジュメにもとづいた面談、書類・面接対策、企業連絡、マッチング企業の選定を全てワンストップで対応してくれます。

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