保育士の転職相談は誰にすればいい?おすすめの転職相談先や転職を成功させるコツを解説!

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
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保育士として働いている方の中には、人間関係や給与、働き方などに悩みを抱え、転職を考えている方も少なくないかもしれません。

そうしたときに、どこに相談すればよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、転職を考えている保育士におすすめの転職相談先や、保育士が転職で失敗しないためのポイントなどをご紹介します。

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関連記事:保育士に強い転職エージェントおすすめランキング18選|評判・口コミをもとに徹底比較!

目次

保育士におすすめの転職相談先

まずは、保育士におすすめの転職相談先を6つご紹介します。

特に初めての転職の場合、自分ひとりで転職活動を進めると不安を感じやすく、失敗してしまう可能性もあります。さまざまな相談先を検討しながら、効率よく転職活動を進めましょう。

転職エージェント

転職エージェントはこんな方におすすめ!
  • 転職に関する悩みをプロに相談したい方
  • 在職中で忙しく、転職活動まで手が回らない方
  • 質にこだわって転職先を選びたい方(人間関係・待遇など)

転職希望者の多くが利用するのが転職エージェントです。

転職エージェントとは、求職者に担当のキャリアアドバイザーが付き、転職に関するさまざまな相談に乗ってくれるサービスです。求職者は無料で、希望に合った求人の紹介や履歴書などの添削、面接日程の調整などのサポートを受けることができます。

記事の後半では転職の悩みを相談できるおすすめの転職エージェントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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転職サイト

転職サイトはこんな方におすすめ!
  • 自分のペースで転職活動を進めたい方
  • たくさんの求人を比較して選びたい方
  • まずは情報収集だけしたい方

転職と聞いて多くの方が思い浮かべるのが転職サイトかもしれません。自分で自由に求人を検索できるのが転職サイトの最大のメリットです。

総合転職サイトや各業界に特化した転職サイトなどサービスの種類が豊富で、アドバイザーにサポートしてもらえるところもあります。保育士専門の転職サイトもあるので、ぜひ検討してみてください。

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フェア・イベント

フェア・イベントはこんな方におすすめ!
  • 実際に働く職員や園長先生と話してみたい方
  • 転職に関する悩みを相談したい方
  • 気軽に情報収集をしたい方

転職フェアや転職イベントは「合同説明会」とも呼ばれ、求人募集している企業が一堂に会し、各ブースでそれぞれの企業の説明を受けられます。

対象者は転職を検討している現役の保育士だけではなく、就職フェアも兼ねていれば就職活動中の保育学生なども参加することが可能です。実際に保育園で働く先輩職員や園長先生と直接話すことができるため、入職後のイメージもつきやすくなるでしょう。

保育士向けの転職フェアはさまざまな企業が主催していることが多いですが、なかには保育士バンク!ヒトシア保育のように転職エージェント側が開催していることもあります。

転職に関する悩みをアドバイザーに相談することもできるため、すぐに転職を検討していない場合でも気軽に参加しやすいのがメリットといえるでしょう。

キャリアカウンセリングサービス

キャリアカウンセリングサービスはこんな方におすすめ!
  • 今後のキャリアについて悩みがある方
  • すぐに転職したいわけではないが、相談はしたいという方
  • 転職のプロにじっくり悩みを相談したい方

これからのキャリアプランや転職についての悩み全般を相談したい方には、キャリアカウンセリングサービスがおすすめです。

キャリアカウンセリングサービスでは、「今後のキャリアをどうしていくか」、「そもそも転職すべきなのか」といった悩みにプロのアドバイザーが答えてくれます。

転職するかどうかで悩んでいる方は、一度相談してみると良いでしょう。

保育士の相談窓口

保育士の相談窓口はこんな方におすすめ!
  • 待遇面での不満を抱えている方
  • メンタル面に不調を覚えている方
  • 転職の悩みを相談したい方

全国福祉保育労働組合、介護・保育ユニオン、保育士・保育所支援センターなどには保育士用の相談窓口が設けられており、電話やメールなどで相談を受け付けています。

転職についての相談のほか、現在抱えている悩みや不満についての相談も可能ですので、ぜひ活用してみてください。

先輩保育士や同僚、保育士仲間

先輩保育士や同僚への相談はこんな方におすすめ!
  • 同じ境遇の相手に相談したい方
  • 実際に転職をした人のアドバイスを聞きたい方
  • 転職サービスを使うことに抵抗がある方

悩みを聞いてくれる先輩保育士や同僚、保育士仲間などがいる場合は、その方たちに相談してみるのも一つの方法です。近隣の保育園の情報や実際に転職を経験した方のアドバイスなどが聞けるかもしれません。

ただし、先輩保育士の場合は引き止めにあう可能性や働きづらくなる可能性もある点に注意が必要です。

保育士が転職相談をする前に準備しておくと良いこと

保育士の転職相談は、基本的には準備をせずに相談に行って問題ありません。

しかし、何も準備をせずに相談に行ったら、言いたかったことが言えなかったり、相談効率が悪くなったりして十分なアドバイスを貰えない原因にもなります。

保育士の転職相談に行く前には、次のような内容を自分の中で整理しておくとより有意義な相談ができるようになるでしょう。

現在の状況や経歴を整理しておく

転職相談では、相談者の状況を聞かれることが多いです。

今の仕事の状況や転職の意思など、大抵が深く考えなくてもすぐに出てくるような内容ですが、相談相手から聞かれる前に一度自分の中でも状況を整理しておくと良いでしょう。

昔の経歴や今の職場で働き始めた理由などは、聞かれて咄嗟に答えが出ないこともあるので、前もって振り返っておくと良いでしょう。

後述しますが、これまでを振り返る意味も込めて一度自分で履歴書や職務経歴書を作っておくと考えもまとまりやすいです。

転職したいかどうかを考えておく

転職の相談先を探している方は、まだ転職したいと決まっていない方も少なくないでしょう。

「転職すべきかどうかアドバイスを貰いたい」という段階の方と、「転職したいから保育士転職の市場状況を知りたい」という方では、相談内容も適した相談先も違ってきます。

まずは、ご自身が転職に対してどの程度意欲的なのかを考えておきましょう。

転職の意思が高い方であれば、実際の求人まで紹介してもらえる転職―ジェントへの相談がおすすめです。

転職先に求める希望をまとめておく

転職するつもりがある方は、転職先に求める条件をできる限り具体的にしておくと良いでしょう。

特に、転職相談から求人紹介までしてもらえる転職エージェントやハローワークへの相談であれば、参考となる実際の求人を教えてくれやすくなります。

転職先に求める条件としては、次のような内容をまとめておくと良いでしょう。

求める条件例
  • 勤務希望地
  • 希望給与
  • 出退勤時間
  • 残業の有無
  • 休日数
  • 福利厚生 など

可能であれば履歴書や職務経歴書を作成しておく

上でも触れましたが、可能であれば、相談段階から履歴書や職務経歴書を作っておくと色々とスムーズになります。

特に転職エージェントへの相談では、初回面談時に履歴書等の書類持参を推奨されることも多いです。

実際に履歴書を作ってみることで、自分の中の考えもまとまってくるので考えをまとめる手法としても良いでしょう。

転職する気持ちが強い方であれば、いずれ必要になる書類なので作っておいて損はないです。

相談してみよう!保育士におすすめの転職エージェント5選

次に、保育士におすすめの転職エージェントを5つご紹介します。

転職エージェントでは、担当キャリアアドバイザーが転職についての相談に乗ってくれるほか、求人の紹介や履歴書の添削、面接日程の調整もしてもらえます。

特に転職に対して前向きな方であれば、相談して自分の状況を整理することができ、相談結果に応じた求人を紹介してくれます。転職がスムーズになるので、おすすめの相談先に挙げられます。

エージェントによって取り扱う求人が異なるため、複数のエージェントに登録するのが相談してみることもおすすめです。

保育士ワーカー 

保育士ワーカー
保育士ワーカーの特徴
  • 保育士専門のアドバイザーが相談対応
  • 2万件以上の保育士求人
  • マイページ作成で企業・施設からスカウトが届く

保育士ワーカーは、年間転職成功者数3万人以上の実績を誇る保育士特化型の人材紹介サービスです。

業界トップクラスの求人数に加え、残業時間や有休消化率などの詳細な情報が充実しているのも特徴です。

厚生労働省の認定を受けた人材紹介サービスで、保育士専門のアドバイザーが相談に応じてくれ、利用時は転職後までしっかりとサポートしてくれます。

求人数(※)20,379件
雇用形態別求人数(※)正社員:12,688件
アルバイト・パート:7,040件
対応地域全国
サイトの種類エージェント型
サイトURLhttps://hoikushi-worker.com/
運営会社株式会社トライトキャリア
※2024年4月19日時点の求人数

保育のお仕事

保育のお仕事
保育のお仕事の特徴
  • アドバイザーが転職先施設に詳しい
  • 保育士の求人数が5万件以上
  • 正社員以外の様々な雇用形態の求人も多数

保育のお仕事には他のサービスにはない非公開求人も多く、雇用形態や福利厚生などさまざまな条件から求人検索できるのがメリットです。

正社員以外でも保育士の転職を考えている方の相談先におすすめです。

キャリアアドバイザーは応募先企業に実際に訪問して情報収集しているため、職場の雰囲気や内部事情にも詳しいのがポイント。

転職時入社前に応募先の保育園の実際の雰囲気が知りたい方は、ぜひ相談登録してみてください。

求人数(※)50,402件
雇用形態別求人数(※)正社員:23,479件
契約社員:2,849件
派遣社員:734件
非常勤・パート;674件
対応地域全国
サイトの種類エージェント型
サイトURLhttps://hoiku-shigoto.com/
運営会社株式会社トライト
※2024年4月19日時点の求人数

マイナビ保育士

マイナビ保育士
マイナビ保育士の特徴
  • 大手マイナビ運営の保育士向け転職サービス
  • 相談・カウンセリングが充実
  • 登録後の転職サポート充実

マイナビ保育士は、大手人材会社のマイナビが運営する、保育士の求人に特化した転職エージェントです。

全国の正社員・パート保育士の求人に対応していて、コーディネーターが厳選した求人を紹介してくれます。

登録後は、相談・カウンセリングをおこない保育士の転職に関しての方向性をアドバイザーと一緒に考えていくことができます。

相談後に履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、応募先企業への交渉など手厚いサポートを受けられるのも魅力です。

希望者には異業種の求人も紹介してくれるので、保育士から異業種への転職を考える方にもおすすめと言えるでしょう。

求人数(※)17,094件
雇用形態別求人数(※)正社員:12,920件
契約社員:797件
非常勤・パート:3,454件
対応地域全国
サイトの種類エージェント型
サイトURLhttps://hoiku.mynavi.jp/
運営会社株式会社マイナビ
※2024年4月時点の求人数

 

ヒトシア保育

ヒトシア保育
ヒトシア保育の特徴
  • 正社員保育士の求人多数
  • 関東圏で毎月転職フェアを実施中
  • 相談のみの利用もしやすい

ヒトシア保育は、大手人材会社であるネオキャリアが運営する転職エージェントで、業界トップクラスの求人数を誇ります。

非公開の求人も多く相談だけの利用も可能なので、転職を考える方は登録しておくと良いでしょう。

また、関東圏では毎月保育士の転職に関するフェアも実施しているため、タイミングが合えば参加してみることもおすすめです。

担当キャリアプランナーがスピーディーに対応してくれるため、すぐに転職したい方におすすめです。

給与交渉や入園までの交渉もキャリアプランナーがおこなってくれるので安心ですね。

求人数(※)38,292件
雇用形態別求人数(※)正社員:35,981件
アルバイト・パート:2,187件
契約社員:113件
対応地域全国
サイトの種類求人型(希望者のみ転職支援のサポートあり)
サイトURLhttps://hitoshia-hoiku.com/
運営会社株式会社ネオキャリア
※2024年4月時点の求人数

保育士人材バンク

保育士人材バンク
保育士人材バンクの特徴
  • 関東の求人が充実
  • 相談から転職までのスピードが早い
  • 幼稚園教諭や児発管の相談も可能

保育士人材バンクは、医療・福祉業界でサービスを展開するエス・エム・エスによる転職サービスです。

特に関東の求人に強く、求職者の経験や希望にあわせて求人を紹介してもらえるので、関東圏で保育士転職を考えている方の相談におすすめです。

保育士専門パートナーから職場の雰囲気を聞くことができるため、納得のいく転職ができるでしょう。

相談後には、最短3日で内定をもらえることもあるというスピード感も魅力の一つです。

求人数(※)27,490件
雇用形態別求人数(※)正社員・契約社員:18,606件
アルバイト・パート:8,884件
対応地域全国
サイトの種類エージェント型
サイトURLhttps://hoiku.jinzaibank.com/
運営会社株式会社エス・エム・エス
※2024年4月時点の求人数

 

 

保育士の転職に関するよくある相談

転職は今後のキャリアを左右するため、不安がつきものです。

ここからは、保育士が転職するにあたってよくある相談を4つご紹介します。

年度途中での退職は可能?

保育園の生活は4月に始まり翌年3月で一区切りです。そのため、1年単位で行事や予定が組まれており、保育士の仕事もそれに沿って決められています。

しかし、民法によれば遅くても退職希望日の2週間前までに退職の意向を伝えれば年度途中でも退職は可能です。念のため就業規則を確認しておくと良いでしょう。

今の保育園を円満退社できるか不安

今までお世話になった保育園を辞める際、問題なく円満に退社できるか不安な方も多いでしょう。

退職が不安な方は、保育士の転職ノウハウを熟知した転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です。

円満退社するためには、「退職の意向は早めに伝える」「年度途中での退社はなるべく避ける」など、保育園や他の保育士になるべく負担がないよう気遣うのがポイントです。

未経験からの保育士への転職は可能?

保育士の資格があれば未経験でも保育士への転職は可能です。

もし保育士の資格を持っていない場合は、保育士の資格を取ってから転職活動を始めるのが基本です。

資格がなくても可能な保育補助の仕事を探す方法もありますが、正社員の求人は限られている点に注意しましょう。

保育士の転職は何歳まで可能?

保育園の転職は何歳でも可能です。2023年4月より段階的に定年年齢の引き上げがおこなわれ、公立保育園、私立保育園ともに60歳を超えて働く方も増えています。

ただし、保育士という仕事は体力が必要なため、若い方の方が転職に有利と言えます。

保育士の平均年収は?

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(2022年度)」によると、保育士の平均年収は約390万円です。

同じ年の一般労働者の平均年収は約310万円で、保育士の年収が低いとは言えないものの、国家資格が必要で心身ともにハードな仕事に対して収入が少ないと感じる方も多いようです。

関連記事:【2024年最新】保育士の年収を徹底解説!月収や手取りは今後上がるのか

保育士から一般企業への転職は可能?

厚生労働省の2020年の調査によると、保育士から他業界に転職した方の割合は全体の約47%でした。

一般企業では基本的なパソコンスキルやビジネススキルなどが必要になりますが、未経験でも応募可能な求人も多く、保育士から一般企業への転職は十分に可能と言えます。

保育士として培った経験やスキルを活かせる仕事もあるので、ぜひ挑戦してみてください。

関連記事:保育士から一般企業に転職できる?おすすめの職種や注意点も解説

未経験やブランクがある人でも保育士転職は可能?

人材不足になやむ保育園が多い中、保育士は引き続きニーズが高い職業です。

未経験の場合は保育補助として働きながら資格取得を目指す方法もあります。未経験でもその他の経験やスキルがあれば採用する保育園もあるので安心してください。

また、近年保育業界では「潜在保育士(=資格があるものの、現時点で保育士として勤務していない人)」を求める声が上がっています。

ブランクがあっても過去の経験が重宝されるケースも多いため、ブランクOKの求人を検索してみると良いでしょう。

保育士資格を活かせる仕事は?

保育士資格を活かせる仕事は、保育士だけではありません。

放課後デイサービス、ベビーシッター、学童保育、認定こども園、幼稚園などさまざまな選択肢があるので、その中から自分に合った職場を選びましょう。

その他子供服業界や写真館、テーマパークなど意外な職場で保育士資格が活かせるケースもあるので、「自分が何をしたいか」を重視して仕事探しをするのがおすすめです。

関連記事:保育士資格を活かせる仕事や職場とは?保育園以外の施設から一般企業まで幅広く紹介!

保育士の転職事情

少子化の影響で保育士の仕事も需要がなくなるのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。

ここからは、保育士の転職事情についてみていきたいと思います。

保育士という仕事はニーズが高い

現代日本では少子化が進んでいるものの、保育士の求人倍率は他の職種と比較しても高く、需要が高い職業と言えます。

最近では保護者の働き方の変化に伴って延長保育や休日保育のニーズが高まり、保育園の中には慢性的な人材不足に悩むところも多いのが現状です。

20代・30代は転職しやすい

保育士の仕事は園児たちの相手をするのに体力が必要で、雇用側も「仕事を覚えて、より長く働いてほしい」と思うため、若い方が転職に有利とされています。

40代後半になると転職しにくくなるため、転職を考えるのであれば早めに行動しましょう。

保育士から異業種への転職はハードルが高い

保育士という仕事に無理を感じ、異業種への転職を考える方もいるかもしれません。保育士が転職して一般企業で働くためにはビジネススキルが必要で、一から仕事を覚えなければならないため、ハードルが高くなります。

ただし、保育士の経験やスキルが生かせる仕事もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。

保育士が転職を考える4つの理由

保育士が転職を考える理由は人それぞれですが、大きく分けて4つの理由があるようです。

今抱えている悩みを解決する一つの方法として、転職を考えてみても良いかもしれません。

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人間関係

他の仕事もそうですが、人間関係を理由に転職を考える方が特に多いようです。

保育士は、毎日保育園の中で同じ方たちと働かなくてはなりません。職場の人間関係は自分ひとりで変えられるものではないので、どうしても耐えられない場合は転職も視野に入れましょう。

給料が安い

保育士の仕事は体力的・精神的にもハードなわりに、給料が安いと言われています。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均月給は26.68万円で、全産業の平均賃金31.18万円と比較すると低めです。

保育士は同じ職場で働き続けても収入が上がりにくく、転職を考える方も多いようです。

参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

労働時間が長い

保育園は早番・中番・遅番のシフト制を採用しているところが多いものの、保育士という職業は残業が多く勤務時間が長いイメージも根強いのが実情です。

休憩時間を残っている仕事にあてたり、サービス残業があったり、なかなか休めないという保育士も多いのではないでしょうか。

教育方針が合わない

保育園にはそれぞれ園の教育方針があります。保育士として働く上で大切にしたいものと職場の方針が合っていないと、働きにくさを感じてしまいます。

教育方針の違いが人間関係に影響することもあり、これを理由に転職する保育士も意外と多いようです。

保育士の転職で有利になるスキル・資格

保育士が転職する上で、スキルや資格があると転職しやすくなります。

保育士として働きながら取得できるものも多く、保育士としてのスキルアップにもつながるため、ぜひ参考にしてみてください。

保育士の転職で有利になるスキル・資格

保育関係の資格

保育関係の資格には「認定病児保育専門士」、「医療保育専門士」などの資格があります。

保有していると病児保育をおこなう保育園など、応募できる求人の幅が広がります。

どれも子どものためになる資格で、保育士としてもスキルアップできるため、資格取得の条件を満たす場合は挑戦してみると良いでしょう。

教育系の資格

「絵本専門士」、「リトミック指導者」、「運動保育士」などの教育系の資格は、保育園で働くにあたって欠かせない読み聞かせや音楽などに生かすことができます。

取得すると転職に有利になるほか、外部講師や図書館、行政機関など活躍の幅を広げることもできるでしょう。

心身のケアに関する資格

保育には教育だけでなく、子どもの心身のケアも必要です。

心身のケアに関する資格としては、「チャイルドケア」、「ベビーマッサージインストラクター」、「救命技能認定」など資格があります。

子どもたちが日々安心して過ごすために必要な知識なので、転職にかかわらず取得すると役立つでしょう。

保育士から異業種への転職でおすすめの職種

保育士の仕事自体をやめて、別の業界や業種に転職したいと考えている方もいるでしょう。

保育士からの異業種はハードルが高いとは言え、今までの経験やスキルを活かせる仕事ももちろんあります。

保育士から異業種への転職でおすすめの職種

ここでは、保育士からの異業種転職におすすめの業種を見ていきたいと思います。

事務職

事務職は、企業内の書類作成・整理や電話・来客対応、データ入力などさまざまな業務を扱います。

事務の仕事はルーティンワークや簡単な業務など、未経験でも挑戦しやすいため、保育士からの転職におすすめです。

事務職を経験すると基本的なビジネススキルが身につくほか、パソコンスキルの向上も見込めるため、キャリアアップが期待できるでしょう。

営業職

営業職は、取引先に行って商品やサービスを提案したり、売り込んだりする仕事です。

保育士として培ったコミュニケーション能力を生かすことができるので、人と話すことが好きな方におすすめです。

会社によっては歩合制で結果を出せば出すほど給料が上がる会社もあるので、転職で収入アップしたい方にも向いています。

接客業

接客業は、お店や施設でお客様に商品やサービスを販売したり、おもてなししたりする仕事です。

お客様とのコミュニケーションが大事な仕事なので、今まで保育士としてさまざまな方と接してきた経験を生かすことができるでしょう。

ショップスタッフ、ホテルスタッフ、飲食店スタッフなど接客業は幅広いため、「ここで働きたい」と思う職場を探してみてください。

介護職

介護職とは、主に介護施設で介護や生活援助などをおこなう仕事で、ホームヘルパーや訪問介護員などとも呼ばれます。

保育士資格を持っている方が「介護福祉士」を目指す場合、一部科目が免除される保育士向けのコースがあるため、他の方より短期間で資格を取得できるメリットがあります。

人と接することが好きな方、人のサポートをしたい方におすすめの職業です。

保育士が転職で失敗しないための4つのポイント

保育士が転職するにあたって、どういったことに気を付ければよいのでしょうか。

転職で失敗しないためのポイントを4つご紹介します。

転職の目的を明確にする

転職を考えるきっかけは、人間関係や職場環境、収入、ライフステージの変化などさまざまです。

しかし、「なんとなく今の職場をやめたいから」「もっと高収入が得られる職場があるのではないか」といった曖昧な目的で転職するのは危険です。

転職の目的例
  • 仕事がハードで体力が持たないので、収入が減っても休みの多い職場に移りたい
  • 今の収入では生活が苦しいので、少しハードでも高収入を得られる職場に移りたい
  • 家庭のために、比較的自由なパート社員で働きたい

上記のように、転職の目的を明確にしておきましょう。

条件の優先順位を設定する

転職に際して、ここだけは譲れないという条件の優先順位を設定しておきましょう。

あれもこれもと希望を挙げていると、求人が絞られなかなか次の仕事が決まりません。

収入、労働形態、勤務地などの条件のうち何を優先したいのか、条件の優先順位を設定するのがポイントです。

園の雰囲気を知っておく

別の保育園への転職を考えている場合、どのように転職先を選べばよいのでしょうか。

園の雰囲気は求人票では判断しにくいため、以下のような方法で園の雰囲気を知っておきましょう。

園の雰囲気を把握する方法
  • フェアやイベントに参加する
  • 園の見学をする
  • 転職エージェントを通して調べる

園や働いている方たちの雰囲気や教育方針は転職する上で非常に重要です。入職後のミスマッチを防ぐためにも、よく下調べをしておくと良いでしょう。

保育士の転職は4月がおすすめ

ほとんどの保育園は4月から翌年3月までの1年間でスケジュールを組むため、保育士として転職するのであれば、3月に退職して4月に入職するのがおすすめです。

4月に入職すれば、新しい職場にスムーズになじめるほか、職場や園児、保護者にも負担をかけずに仕事を始められます。

4月に転職するためには、余裕をもって9月ごろに転職活動を始めると良いでしょう。

まとめ

保育士の仕事はハードで心身ともにきついと、不安や不満を抱えながら働いている方も多いのではないでしょうか。

保育士はニーズが高い職業で、今までの経験やスキルを活かして異業種への転職も大いに可能です。転職には不安がつきものですが、転職の目的を明確にし、下調べや準備をして転職を成功させましょう。

いきなり転職活動に進むことが不安な方は、転職相談をしながらご自身の考えをまとめていくと良いでしょう。

保育士の転職相談先には、次のような場所があります。

転職相談は無料で気軽にできるものばかりですから、まずは転職の第一歩として他の人に相談してみてください。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。