保育士から転職しやすい異業種13選|メリット・デメリットや資格を活かせる転職先も紹介!

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ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

保育士は非常にやりがいのある仕事ですが、業務の多さや責任感の重さなどから異業種に転職したいと考える方もいるでしょう。とはいえ、自分に保育士以外の仕事ができるのか、資格が活かせる仕事があるのか分からず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、保育士からの転職でおすすめの職種異業種に転職するメリット・デメリット資格を活かせる転職先などを解説します。具体的な転職理由の例文などもご紹介しますので、異業種への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次

保育士から異業種へ転職するのは難しい?

保育士は子どもたちのサポートやお世話だけではなく、事務作業や行事の運営など、日々マルチタスクをおこなう傾向にあるため、異業種でも培ったスキルを活かしやすいといえるでしょう。

ただしやみくもに転職に踏み切るのではなく、まずは転職したいと考える理由や背景を明らかにしておくことが大切です。内容によっては異業種ではなく、同業種で転職した方が悩みが解消されるケースもあるからです。

次の章では実際に保育士が転職を考える理由について解説しますので、自分にあてはまるものがないかチェックしてみてください。

保育士が異業種への転職を考える理由とは?

2022年に東京都が実施した「東京都保育士実態調査」によれば、「保育士退職意向の理由」は以下の通りとなっています。

順位理由
1位給料が安い(61.6%)
2位仕事量が多い(54.0%)
3位労働時間が長い(35.4%)
4位他業種への興味(28.9%)
5位職業適性に対する不安(24.3%)
6位保護者対応の大変さ(22.1%)
7位健康上の理由(体力含む)(21.8%)
8位子育て・家事(19.8%)
9位自身の昇格等のキャリアアップが見通せない(16.7%)
10位妊娠・出産(11.9%)
出典:2022年度東京都保育士実態調査結果|東京都福祉保健局

調査の結果を見ると、約6割の保育士が「給料が安い」ことを原因に退職していることが伺えます。

どれほど好きで就いた仕事であったとしても、待遇や労働環境に不満があると続けてよいのか不安になるものです。心身ともに消耗してしまう前に、転職を検討した方がよいケースもあるでしょう。

保育士から異業種に転職するメリット

この章では、保育士から異業種に転職するメリットを4つ紹介します。

  • 給料アップが期待できる
  • シフト勤務を避けて働くことができる
  • 新しい経験やスキルを習得できる

一つずつ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

給料アップが期待できる

保育士から異業種に転職することで、前職よりも給料がアップする可能性があるのは大きなメリットといえます。

2022年に厚生労働省が実施した「賃金構造基本統計調査」によれば、保育士の平均年収は以下の通りです。

保育士(男女計)きまって支給する現金給与額年間賞与、その他特別給与額平均年収
令和4年度266,800円712,100円3,913,000円
出典:e-stat|賃金構造基本統計調査

ただし「きまって支給する現金給与額」とは手取りではなく額面を指すほか、地域や企業規模によっても異なるため、一概にこの額と断定することはできないのが実情でしょう。

一方で2022年に国税庁が実施した「民間給与実態統計調査」では、民間の平均給与は458万円という結果が出ています。

保育士の平均年収と比べると約60万円の差があり、必ずしも転職先で給料が上がるとは限りませんが、資格取得や勤続にともなって前職よりも収入がアップする可能性は高くなるでしょう。

【参考】国税庁|民間給与実態統計調査結果

シフト勤務を避けて働くことができる

保育士は早番や遅番があることも多く、生活リズムが不規則になりがちなことにストレスを感じる方もいるでしょう。

保育業界は全体的に人手不足であり、保育士一人ひとりに負担がかかりやすくなっていることは否めません。勤め先によっては土曜出勤があったり、振替休日がなかなか取れないといったところもあるでしょう。

思うように休めない場合や、ワークライフバランスを重視したい場合は、思い切って固定勤務の異業種に転職するのもひとつの方法です。

新しい経験やスキルを習得できる

どのような業界・職種を選ぶかにもよりますが、転職することで新しい経験やスキルを習得できるのは大きなメリットといえるでしょう。

慣れない環境で一から学び直すのは大変かもしれませんが、自分に合った職種や職場が見つかればより仕事にやりがいを感じやすくなるかもしれません。

自分がどのような業種に向いているのか分からないという場合は、転職エージェントなど第三者の意見を聞いてみることもおすすめです。

保育士から異業種に転職するデメリット

この章では、保育士から異業種に転職するデメリットを2つ紹介します。

  • 待遇が希望通りにならない可能性がある
  • 必ずしも悩みが解消されるとは限らない

先ほど紹介したメリットとあわせて、ぜひ判断材料のひとつにしてください。

待遇が希望通りにならない可能性がある

未経験の職種に転職する場合は、「新卒と同じ給与からスタート」「まずは非正規から」といった条件を出されることも少なくありません。

他にも保育園で利用できていた「社宅制度」や「住宅補助」などの福利厚生がなく、手取りで見れば前職の収入を下回っているといったケースも考えられます。

保育士としての経験を活かせる職種であれば問題ありませんが、全く異なる業界に飛び込む場合は一定のリスクがあることを念頭に置いておきましょう。

必ずしも悩みが解消されるとは限らない

待遇や人間関係に不満があって転職する場合は、必ずしも異業種に転職して悩みが解決されるとは限りません。

たとえば人間関係の悩みを解消したくて転職したとしても、新しい職場でさらに人間関係に悩まされるといったケースが考えられます。また、自分のやりたい職種に就けた場合でも「想像と違った」とミスマッチを起こしてしまう可能性もあります。

まずは自分がどのような理由で転職したいのかを明らかにし、第三者の意見を聞きながら慎重に検討することをおすすめします。

保育士からの転職はどこがおすすめ?

保育士から転職をする場合、転職先の方向性は以下の2通りに分かれます。

  1. 保育士の業務から離れた異業種の転職先
  2. 保育士資格を活かした転職先

保育士から異業種への転職は大変と感じる人もいるかと思いますが、実は保育士の経験やスキルを活かした仕事も多く見られます。この章では保育士から転職する際におすすめの職種を紹介します。

保育士から異業種へ転職をする場合

保育士から異業種に転職する場合におすすめの業種は以下のとおりです。

  • 営業職
  • 接客業
  • 介護職
  • アパレル
  • IT系

それでは、詳しく見ていきましょう。

営業

給料や待遇面に不安を感じたことで転職を考えている人には、営業の仕事もおすすめです。

営業の給与形態は、基本給とは別に契約を結んだ数やその売上の一部が歩合として給料に上乗せされます。毎月固定で給料が振り込まれる形よりも大幅な年収アップが見込めるケースもあるでしょう。

また、営業の仕事は自分が頑張って成果をあげた分がしっかりと報酬として返ってくるため、モチベーションに繋がりやすいです。

ただ、営業職の場合、毎月設定されるノルマを達成しなければならないため、精神的にゆとりを持って働きたいということであれば、営業職も視野に入れたうえで、別業種の求人情報も確認しておきましょう。

接客

「保育の現場からは離れたいけど人と関わる仕事がしたい」という人には、接客の仕事がおすすめです。

接客には飲食店やホテルのフロントなどが挙げられます。主にお客様との会話が中心になる仕事になるため、人と話すことやコミュニケーションをとることが苦にならないという人が活躍しやすい職業であるといえるでしょう。

また、現場で臨機応変な対応が求められるシーンも多いため、保育の現場で培われた状況の判断能力やコミュニケーション能力も活きやすい業種になります。

介護

次におすすめする職業は介護職です。

主に高齢者の方の日常生活をサポートするという点で「人の世話をする」という観点では保育の仕事に近い部分が多いです。介護施設を利用する人の快適な環境作りや適切な心配りをすることは保育の現場にも通じるところはあるでしょう。

また、介護の現場は無資格や未経験からでも転職ができる場合が多く、介護福祉士の資格を取得することで夜勤手当などの将来的に給料を上げることも可能です。

保育士と同様に介護業界も人手不足となっているため、今後も需要が拡大する仕事といえます。

アパレル

ファッションに興味がある人は、アパレルの仕事もおすすめです。

アパレルの仕事は接客や品出し、場合によっては店舗の運営や売上の管理などがあります。自分の好きなブランドに転職をする場合もあれば、子ども向けのアパレルメーカーへ転職をするという道もあるでしょう。

アパレル業にも転職に必要な資格はないため、未経験でも転職は可能です。また、保育士の現場で培われたコミュニケーション能力があれば、店舗での接客にも困ることはないでしょう。

ただし、保育士の頃と比べると土日や祝日での出勤が増えるため、ご自身の生活の状況や今後の理想的な生活を加味した上で転職を検討することがおすすめです。

IT系

これまでとは違った業界へ挑戦をしたい人には、IT系の仕事がおすすめです。

プログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナーなどでも「未経験歓迎」の求人が多くあるため、ITに関する知識があまりなくても転職は可能です。

また、ハローワークの職業訓練や有料の転職支援サービスを活用することでプログラミングやWebデザインのスキル習得もできます。新しい業界へ挑戦してみたい人にはおすすめの職業です。

保育士の資格を活かして転職をする場合

保育士の資格を活かした転職をする場合、おすすめの業種は以下のとおりです。

  • ベビーホテル
  • ベビーシッター
  • 保育ママ
  • 学童保育施設
  • 児童保護施設
  • 託児所
  • 子ども向けスクール
  • 保育系の企業

一つずつ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ベビーホテル

ベビーホテルとは認可外保育施設に該当する施設で、「夜8時以降の保育」「宿泊を伴う保育」「利用児童のうち一時預かりが半数以上」の3つのうちのいずれかの条件を満たす施設のことを指します。

施設によっては24時間営業している場合もありますが、基本的には夜の20時以降に勤務をすることが多いようです。夜勤や早朝の業務に抵抗がなく、保育園とは違った現場で子どもと関わりたいと考える人におすすめの職場です。

ベビーシッター

ベビーシッターとは、保護者からの依頼を受けて子どものお世話を全般的に引き受ける仕事です。保育園や習い事への送迎、食事、入浴や排泄の補助、着替えの介助など子どもと遊ぶ以外の仕事も担います。

ベビーシッターの中にもパートやアルバイトだけではなく、派遣や正社員を募集している求人もあるため、ご自身のライフスタイルにあわせて働くこともできる点は魅力的です。

保育ママ

保育ママとは「家庭的保育事業者」とも呼ばれる家庭的な環境で子どもを預かってもらえる制度のことを指します。

業務形態としては個人事業主という形になるため、保育士の頃と比べると収入の上限がないというメリットを持っています。しかし、自身が保育ママとして自宅で子どもを預かる際には、一定の条件を満たした上で自治体からの認可を受ける必要があるため注意しましょう。

【参考記事】家庭的保育事業(いわゆる「保育ママ」制度)について

学童保育施設

学童保育施設への転職も保育士資格を活かすことができます。

学童保育とは、日中に保護者が家庭にいない小学生を対象に、遊びや生活の場所を提供しながら放課後に保育をする事業を指します。保育士の資格を活かしながら、幅広い年齢の子どもと関われるような仕事に就きたい人にはおすすめの仕事といえるでしょう。

児童保護施設

児童保護施設は子どもの保護や擁護を目的とした施設のことを指し、具体的には以下のような施設が児童保護施設に該当します。

  • 児童館
  • 助産施設
  • 乳児院
  • 母子生活支援施設
  • 保育所
  • 幼保連携型認定こども園
  • 児童厚生施設
  • 児童養護施設
  • 障害児入所施設
  • 児童発達支援センター

児童保護施設はできる限り家庭に近い落ち着いた雰囲気の中で生活を送れるように配慮をしているため、場合によっては各家庭を含めたケアが必要になることもあります。

保育士資格が必要な職場ではありませんが、子どもとの接し方や保護者への対応に長けた保育士は現場でも即戦力になるでしょう。

託児所

保育士からの転職で、病院やショッピングモールなどの商業施設、ホテルなどの託児所で働く方もいます。

託児所も認可外保育施設に該当するため、保育士の配置基準が定められています。そのため保育士資格を持っていれば、商業施設や企業、病院の託児所で働くことが可能です。

子ども向けスクール

子どもと関わる仕事が好きな人には、子ども向けのスクールに携わる仕事がおすすめです。

プログラミング教室などの知育教室や英語などの外国語教室など、習い事の需要に伴い子ども向けスクールの数も増加しています。多くの場合で資格等も必要ない職場が多いため、子どもと関わりながら成長を見守りたいと思う方に向いている仕事といえるでしょう。

保育系の企業

保育士としての勤務経験を活かし、子育て支援事業などを取り扱う一般企業へ転職をするのもひとつの方法です。

たとえば、保育士のキャリア支援をするために保育士専門の人材紹介会社への転職や、赤ちゃん向けの衣服を制作する子ども服メーカー、保育園を運営する会社などキャリアの活かし方は幅広いです。

今までとは異なる視点で子育て支援に携わりたいという人にはおすすめといえるでしょう。

【例文付き】保育士からの転職で使える転職理由の書き方とは?

この項目では、実際の例文を交え、転職時の面接で使える転職理由の書き方をご紹介します。転職理由を考える際の参考にしてみてください。

社内での人間関係が悪かった

社内での人間関係が悪く転職を決意した場合、以下の2つのポイントに注意して転職理由を書くことがおすすめです。

  • マイナスな転職理由ばかり押し出さないようにする
  • 職場でコミュニケーションを積極的に取りたい姿勢をアピールする

保育園は他の職場と比べて閉鎖的な環境に陥りやすく、人間関係のストレスを理由に転職を決意する人も多いです。「保育士同士の仲が悪く、職場に派閥ができてしまっている」「保護者との人間関係に悩まされている」などの悩みもよくあります。

そのため、転職をする際には「成長できる上司の元で学びたいと思った」や「風通しが良い職場で、意見交換を大事にしながら働いていきたい」など、これからの業務に向き合う積極的な姿勢や、転職理由を添えてアピールするようにしましょう。

【例文】面接官に好印象を与える書き方
末前の園では、職場の全員がチームで動くというより個人主義の傾向が強かったです。そのため、責任の所在がはっきりしていた点ではよかったのですが、意見を各々で出し合う機会も少なく、保育士間で連携が取れていない部分もありました。
改めて貴社のようなチームワークを重視して、職場の全員とコミュニケーションを取りながら、自分自身のスキルアップにも繋がるのではと考えています。

長時間労働への不満

長時間労働への不満から転職を決意した場合、以下の2つのポイントに注意して転職理由を書くようにしましょう。

  • 労働時間改善のために取り組んだことをアピール
  • 改善に取り組んだ結果、転職を決意したと伝える

保育士は子どもの保育以外にも保育計画を考えたり、保護者の対応、運動会などの準備、日々の業務で発生する事務作業など一人当たりの業務量が多い傾向があります。

場合によっては残業や仕事を持ち帰ることで対応をすることもあり、心身ともにすり減りながら転職を決意する人もいます。

そのため、転職をする際には労働時間や業務の効率化をするために自分なりに工夫をしたことを伝えると良いでしょう。行事ごとの準備や日々のルーティンワークの中には単純作業も含まれているため、効率化を図った業務があれば、その点をアピ―ルしてもよいでしょう。

【例文】面接官に好印象を与える書き方
前職にはシステムの導入が進んでいない部分も多く、手作業が多く、書類の作成や勤怠など全て手書きで記入をしていました。あまりにも不便であったことからパソコンのシステムの導入を提案してみたものの、予算の都合で受け入れてもらえませんでした。
そこで、業務効率化を推進している御社(貴園)であれば、効率的に仕事が行える環境が整っているのではないかと思い、応募をしました。

給料や労働条件が合わなかった

給料や労働条件が合わなかったことで転職を決意した場合、以下の2つのポイントに注意して転職理由を書くようにしましょう。

  • 自分の成果を正当に評価されたい旨を伝える
  • モチベーションの維持などポジティブな理由を伝える

厚生労働省の調査によると、保育士の平均月収は24万円前後といわれています。朝から晩まで子どもの世話をしながら書類の作成や行事に応じた準備など、一日を通して仕事が大変にも関わらず給料が低いといった理由から転職する人もいます。

しかし、転職をするとなると収入面の不満を全面的にアピールするのはおすすめできません。収入重視の人は働き始めてからも収入面に不安があれば、また転職をするかもしれないと面接官に思われてしまう恐れがあります。

給料やボーナスなどの金銭的な待遇を重視するだけの人と思われないためにも「自分の仕事ぶりを正当に評価してくれる職場で働きたい」「スキルアップや今後のキャリアアップの考えている」などポジティブな理由を交えて伝えると良いでしょう。

【例文】面接官に好印象を与える書き方
前職(現職)では、園の中にしっかりと項目分けされた評価制度などがなかったため、自分の能力がどれぐらいなのかを客観的に確認することができませんでした。
そのため、上司となった方によって評価が別れてしまうこともあり、今後のキャリアを考えるにあたって、自分の頑張りを正当に評価をして頂けるような環境で仕事がしたいと御社(貴園)を希望しました。

園での保育方針が合わなかった

円での保育方針が合わなかったことで転職を決意した場合、以下の2つのポイントに注意して転職理由を書くようにしましょう。

  • 批判や悪口にならないように注意する
  • 希望している会社や保育園の理念に触れながらアピールをする

保育園の方針は園長により左右されやすく、園の保育方針が合わないと感じてしまうと、出社をするのが辛く感じる人もいます。また、園長が変わったことで保育方針の違いを感じ転職を決意する場合もあります。

園との保育方針が違うことで転職を考え始めた旨は伝えても良いですが、批判的な伝え方にならないように気を付けましょう。

方針が合わず転職を決意した旨を伝える際には「自分の考えとはどのような点が異なったのか」について触れながらも希望する会社の理念や方針に寄り添う形でアピールしましょう。

【例文】面接官に好印象を与える書き方
前職では、規模が大きい園であったため、行事やイベントごとに力を入れようとする保育方針でした。私は日々の生活の中で成長を見守ることを大切にしていたので、一人一人に寄り添う形の保育をしたいと考えていました。
改めて御社(貴園)のHP等を拝見して、小規模でなおかつ子どもとの生活の中での遊びを重視しているアットホームな雰囲気が良いなと感じ応募をしました。

他の仕事へ興味が出た

他の仕事へ興味が出たことで転職を決意した場合、以下の2つのポイントに注意して転職理由を書くようにしましょう。

  • 保育士の業務で身についたスキルや経験をアピールする
  • 次の仕事に向けての熱意を伝える

保育士以外の仕事に興味を持ったことで転職を検討している場合、保育士の業務で身についたスキルや経験がアピールできるでしょう。

営業職にはコミュニケーションスキルが必要になったり、事務職ではテキパキと業務をこなす集中力が必要なように、希望する職種に応じて求められるスキルは異なります。

ご自身がどのような仕事に就きたいかを前提に、これまでの経験の中から活かせそうなスキルをもとに転職にかける熱意をアピールするようにしましょう。

【例文】面接官に好印象を与える書き方
保育の仕事を通して人とのコミュニケーションの楽しさを感じるようになり、営業系の仕事や販売のお仕事にも興味を持つようになりました。
転職活動を進めていく中で、協調性を重視しながらチームワークで仕事をこなす御社の営業スタイルに興味を持ち、保育士として経験をしてきた対人スキルを活かして活躍ができればと考えています。

妊娠・出産に伴う退職

妊娠や出産をしたことで転職を決意した場合、以下の2つのポイントに注意して転職理由を書くようにしましょう。

  • 正直に伝える
  • 今後のキャリアプランがあればアピールをする

妊娠や出産を機に、より働きやすい環境を求めて転職を考える人も多いのではないでしょうか。妊娠や出産のために一度退職をして改めて転職活動をする場合は、正直にそのまま伝えても問題ありません。

保育士を続ける場合は、育児をしながら働くことになるため正直に話して雇用条件の擦り合わせをするのが良いです。園によっては時短の正社員やパート保育士として採用をしてくれる場合もあります。

また、保育士から異業種へ転職をする場合は、妊娠や出産を経て今後のキャリアプランがどのように変わったのかを明確に伝えることで、転職に向けてのアピールができます。もう一度自身のキャリアを見直したことで異業種へ挑戦をする人もいるため、どのような仕事が向いているのかを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

【例文】面接官に好印象を与える書き方
前職を、妊娠をきっかけに退職しましたが、子育ての目処もついたので、再び働きたいと思い転職活動をしていました。
可能であれば子どもが小学校に入るまではパートとして働き、小学校に上がったタイミングにフルタイムとして働きたいと考えていました。そこで御社(貴園)の求人を拝見し、多様な雇用形態に対応している部分に惹かれ応募しました。

保育士から異業種への転職におすすめな転職サイト7つ

 

 

求人数

624,649件

45,560件

非公開

非公開

非公開

2,300件以上

約10,000万件

特徴

求人数が圧倒的に多い。

20代から支持されている。

サービス満足度が高く、

転職までのスピードが早い。

入社後の定着率が90%以上を越え、

23,000人以上の就職実績を誇る。

20代の転職支援に特化。

支援実績が11,000人以上、

かつ就職成功率が約8割を超える。

業界未経験でも転職が可能な求人が多く、

資格取得講座が無料で受講できる。

サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

1.リクルートエージェント

サービス名

リクルートエージェント

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

686,637件

特徴

・転職成功実績が多い

・求人数が多い

・面接や応募書類の添削が可能

・電話やzoomなどのオンラインでの面談も可能

・コンサルタントによるサポートが充実

公式サイト

https://www.r-agent.com/

※2023年10月30日時点の情報

リクルートエージェントは、非公開求人を合わせると約60万件以上の求人を扱う転職エージェントです。金融や不動産、IT系など幅広い業種や職種に関する求人も多く、保育士に関する求人だけではなく異業種への挑戦も後押ししてくれます。

また、面接対策や応募書類の添削はもちろん、転職や今後のキャリアに関する面談も可能です。面談は土日祝日にも対応しており、電話やオンライン面談でも対応してくれるので忙しい中でも転職活動ができます。

転職をする意志が固まってきたタイミングで、転職活動に向けた準備をする際にリクルートエージェントの利用をおすすめします。

2.マイナビエージェント

マイナビエージェント

サービス名

マイナビエージェント

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

66,980件(非公開求人18,752件)

特徴

・リアルタイムの求人数が確認できる

・転職回数や年代別にサポート

・応募書類や面接対策も可能

・コンサルタントのサポートが丁寧

公式サイト

https://mynavi-agent.jp/

※2023年10月30日時点の情報

マイナビエージェントは、20代の転職エージェントサービスでの満足度No.1を獲得している転職エージェントです。公式ホームページでは、求人総数と非公開求人数を毎日公開しています。

また、マイナビエージェントのコンサルタントは、転職希望者をしっかりと分析したうえで求人の紹介や書類の添削、面接対策などをしてくれます。

3.DYM就職

DYM就職

サービス名

DYM就職

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

非公開

特徴

・社会人経験があまりない20代におすすめ

・面接の練習が可能

・応募書類の添削が丁寧

・一部の求人では書類選考なしで面接まで進める

公式サイト

https://www.dshu.jp/

DYM就職は、転職経験があまりない20代から30代の人におすすめの転職エージェントです。DYM転職への登録後にキャリアアドバイザーと面談をするため、転職理由や希望する条件の擦り合わせが可能です。

4.就職カレッジ

就職カレッジ JAIC
サービス名 就職カレッジ
転職サービスの種類 エージェント型
求人数 非公開
特徴 ・未経験の転職支援に特化
・無料の就職講座が豊富
・就職後も手厚いフォロー
・書類選考なしで面接まで進める求人もある
公式サイト https://www.jaic-college.jp/

就職カレッジは、厚生労働省が認定する「職業紹介優良事業者認定制度」にも選ばれており、これまで2万人以上の就職支援実績を誇る転職エージェントです。

就職カレッジはビジネスマナー講座などの就活講座を無料で開催しています。内定に直結するスキルをゼロから徹底的に学べるため、保育士から異業種へ挑戦する人にはおすすめのサービスになります。

5.キャリアスタート

サービス名

キャリアスタート

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

非公開

特徴

・20代の就職や転職支援に特化

・定期的な転職交流会を開催

・上京する人向けの転居サポートを実施

公式サイト

https://careerstart.co.jp/

キャリアスタート20代の就職や転職支援に特化をした転職エージェントです。特に就業経験のない20代の就職サポートに力を入れています。

キャリアスタートの抱える案件の多くは未経験でも応募ができる求人が多く、自己分析や書類作成のサポートが充実しています。また独自の転職交流会を定期的に開催しており、就職や転職を考えている同世代の話しも聞くことができます。

6.ハタラクティブ

サービス名

ハタラクティブ

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

868件

特徴

・受ける企業に合わせて選考対策をしてくれる

・未経験歓迎の求人が多い

・向いている可能性がある仕事を優先的に紹介してくれる

公式サイト

https://hataractive.jp/

※2023年10月30日時点の情報

ハタラクティブは、20代やフリーター向けの転職エージェントです。正社員としての経験がない人や早期で退職をした人の再就職に向けての支援に特化をしているため、これまでの学歴や職歴に関係なく利用ができる魅力があります。

また、ハタラクティブは正社員の経験がなくても応募ができる求人を多く取り揃えているだけではなく、転職に向けての書類の添削や面接対策などのフォローもしてくれます。

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7.安定のお仕事

サービス名

安定のお仕事

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

約10,000件

特徴

・業界未経験でも転職が可能な求人が多い

・大企業や官公庁などの安定した仕事が多い

・資格取得講座を無料で受講できる

公式サイト

https://map-on.co.jp/antei

※2023年10月30日時点の情報

安定のお仕事は、東京近郊に住む20〜30代の方を対象とした転職を支援するサービスです。

担当者がとても親身に転職の相談に乗りながらも、今後のキャリアのサポートをしてくれます。

また、残業が少ないオフィスワークへの転職支援や福利厚生の充実したホワイト企業への転職支援なども豊富な特徴があります。しっかりとサポートを受けながら転職活動をしたいという人におすすめのサービスになります。

保育業界への転職におすすめな転職サイト5つ

 

 

 

求人数

25,001 件

15,145件

7,463件

1,108件

11,777件

特徴

利用者満足度が9割を越え、

転職者の8割弱の人が年収UPに成功する実績を誇る。

2万件以上の案件を保有する、

人気の高い転職エージェント。

全国各地の求人を掲載。

保育士が使いたい転職サイトNo.1。

保育園と幼稚園の求人に特化しており、

詳細に求人の検索が可能。

入社後の定着率が90%以上を越え、

23,000人以上の就職実績を誇る。

求人数が多く、

担当者が自ら園や施設に足を運んで雰囲気を確認しているため、

信頼できる求人が多い。

サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

1.保育士ワーカー

保育士ワーカー

サービス名

保育士ワーカー

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

45,631件

特徴

・非公開求人が多数掲載される

・転職サポートが手厚い

・アドバイザーの対応が丁寧

・希望通りの求人を紹介してくれる。

公式サイト

https://hoikushi-worker.com/

※2023年10月30日時点の情報

保育士ワーカーは、利用したユーザーの満足度が9割を超える人気の転職エージェントです。また、年間で30,000人の転職成功者数という実績もあるため、信頼できる転職エージェントといえます。

求人数が多く、サイトに掲載されない非公開求人も多く取り扱っています。厚生労働省から認可をもらい運営をしていることから、取り扱う求人も優良な条件のものが多い特徴があります。

保育士の資格を活かした仕事を探したい人にはおすすめの転職エージェントです。

2.保育士人材バンク

保育士人材バンク

サービス名

保育士人材バンク

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

22,829件

特徴

・保育業界に精通したキャリアアドバイザーが多い

・厚生労働省に認定される事業者

・転職希望先の内部情報が知れる

・全国各地の求人が見つかりやすい

公式サイト

https://hoiku.jinzaibank.com/

※2023年10月30日時点の情報

保育士バンクは、保育業界の転職市場の動向に精通した専任のキャリアアドバイザーが悩みや不安などに寄り添いながら求人の紹介をしてくれる転職エージェントです。

保育士バンクも厚生労働省が認定する事業者であるため、ブランクがある人向けの求人や給料が高いなどの幅広い条件から希望の求人を探せます。

さらに、保育士バンクは北海道から沖縄まで全国各地の求人が取り揃えられているため、地方在住の人でも希望の求人が見つけやすいのも特徴の一つです。

気になる人は一度会員登録をしてみて、どのような求人があるかを探してみましょう。

3.保育のお仕事

保育のお仕事

サービス名

保育のお仕事

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

51,136件

特徴

・保育士が使いたい転職サイトNo.1

・詳細に求人の検索が可能

・業界に精通したキャリアアドバイザーとの面談が可能

公式サイト

https://hoiku.jinzaibank.com/

※2023年10月30日時点の情報

保育のお仕事は、保育士と幼稚園教諭の転職に特化をした転職エージェントです。日本マーケティングリサーチの調査によると、保育士が使いたい転職サイトの第一位として認知されています。

求人の検索も「保育士」や「幼稚園教諭」以外にも「保育補助」「保育教諭」「主任・副主任」「園長」などご自身が希望する職種に絞って求人の検索ができます。

さらには、人気の法人や園ごとでの検索だけではなく保育方針ごとでの検索も可能なため、より詳細に希望の職場を見つけやすい特徴がある転職エージェントです。

また、保育のお仕事へ会員登録をすることで専任のキャリアアドバイザーによる面談も受けられます。

登録は完全に無料で、Webからでも登録は可能なため、一度登録をしてみて興味のある求人があるか探してみるのをおすすめします。

4.保育ひろば

サービス名

保育ひろば

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

1,108件

特徴

・4万件以上の施設の中から求人を掲載

・各エリアに精通したアドバイザーがサポート

・面接の対策や転職条件の交渉などもしてくれる

・希望する転職先の内部情報が知れる

公式サイト

https://hoiku-hiroba.com/

※2023年10月30日時点の情報

保育ひろばは、保育士や幼稚園教諭での転職を支援するための転職エージェントです。全国4万件以上の施設の中から希望の条件に合う求人を随時掲載しています。

保育ひろばの各エリアの担当者は、その地域の状況やエリアの特性を熟知しているため、求職者の状況に合わせた転職のサポートが可能です。

勤務時間や休日、給料などの基本的な情報はもちろん、勤務先の周辺環境や残業の有無、職場の雰囲気などの内部情報も知ることができます。結果的に、保育ひろばを利用するユーザーからの満足度が9割を超えています。

また、他の転職エージェントと同じように面接の対策や転職条件の交渉、転職後の入社手続きを代行してくれるのもメリットといえるでしょう。

5.マイナビ保育士

サービス名

マイナビ保育士

転職サービスの種類

エージェント型

求人数

15,514件

特徴

・求人数が多い

・担当者が自ら園や施設に足を運んで雰囲気を確認

・適切な求人を紹介してくれる

・転職に関する悩みの相談も可能

公式サイト

https://hoiku.mynavi.jp/

※2023年10月30日時点の情報

マイナビ保育士は、大手人材会社の「マイナビ」が運営する転職エージェントであるため、求人数が他の転職エージェントと比べて多いです。

また、求職者とのミスマッチをなくすため、担当者が自ら担当をする園や施設に足を運びながら自分の目で職場の雰囲気を確認しています。

さらに、マイナビ保育士では求職者一人一人に専任のアドバイザーが付き、転職活動のフォローをしてくれます。応募書類の書き方のレクチャーや面接対策だけではなく、これまでの仕事観や理想のライフスタイルのヒアリングから適切な求人を紹介してくれます。

保育士が転職エージェントを利用する5つのメリット

保育士が転職エージェントを利用するメリットを5つ紹介します。

転職エージェントの利用は、転職を有利に進められるだけではなく、転職をする上で感じる不安の解消にも繋がります。紹介をしたメリットを踏まえ、転職エージェントの利用も考えてみてはいかがでしょうか。

1.無料で利用できる

転職エージェントを利用するメリットは、登録さえできれば無料で利用ができるという点でしょう。応募書類の添削や面接の対策、求人の紹介など一人では大変な作業も、転職エージェントの担当者と一緒に進められるため効率的に転職活動ができます。

また、転職エージェントに登録し、面談をすることで転職に向けてのサポートが受けられます。少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、転職エージェントの担当者との面談をすることでこれからの転職活動や仕事の選択の幅が広がるでしょう。

2.希望に合う求人が見つかりやすい

転職エージェントを利用したことで、より希望に沿った求人が見つかりやすいというメリットがあります。

転職エージェントに登録をした後にする担当者との面談では、これまでの仕事や興味のある仕事などのカウンセリングがおこなわれます。希望の給与や勤務先などのヒアリングをするため、転職サイトを使い求人を探すよりも相性の良い求人が見つかりやすい傾向があります。

また、転職エージェントによっては「非公開求人」と呼ばれる、サイトなどには掲載ができない企業が信頼のできる転職エージェント経由でしか採用をしない求人もあります。

非公開求人は公開される求人よりも条件がいい場合が多いため、気になる人は一度転職エージェントに登録をしてみることをおすすめします。

3.面接対策や応募書類の添削をしてくれる

転職活動には履歴書の作成や採用面接が必要になります。十分な対策ができていないと面接で落ちてしまう場合もあれば、書類審査の時点で落とされてしまう恐れもあります。

転職エージェントを活用できれば、履歴書の添削や面接の練習もしてくれるため安心して転職活動ができるでしょう。

また、自分では自信のある面接での受け答えや履歴書に記載をした転職理由も、プロの目線から見れば内容的に不足している場合もあります。希望していた転職先で働けるためにも、面接や履歴書の対策はしっかりと準備していきましょう。

4.条件交渉をしてもらえる

転職エージェントは、求職者に変わり収入や休日の日数、残業時間などの勤務するうえでの条件を代わりに交渉してくれます。企業からの依頼で求職者の紹介を転職エージェントはしているため、給料の希望や残業の有無など具体的に希望を伝えるようにしましょう。

また、面接日程の調整も転職エージェントの担当者が代行してくれます。保育の仕事でなかなか転職活動に時間が割けなくても、転職エージェントを利用すると効率的に進めることができます。

もちろん最終的には希望する会社へ入社をするかどうかは求職者が決めるため、合わない場合は素直にその旨を伝えるようにしましょう。

保育士からの転職を成功させるためのポイント

保育士からの転職を成功させるためには、以下の3つを意識する必要があります。

  • 転職する理由を明確にする
  • 複数の転職エージェントに登録をする
  • 多方面から情報を取得する

では、ひとつずつ見ていきましょう。

1.転職をする理由を明確にする

保育士からの転職を成功させるために、まずは転職の理由を明確にするようにしましょう。転職の面接では必ずと言っていいほど退職理由を聞かれます。転職をする理由が明確になっていなければ退職理由をうまく伝えることができず、効率的に転職活動ができない場合もあります。

また、転職先の優先順位や希望をする条件が曖昧になってしまうと、転職後に働き始めてから後悔をしてしまうこともあるでしょう。

まずは「本当に保育士の仕事を辞めるべきなのか」を整理するようにしましょう。転職を決意した理由によっては、異業種へ挑戦をするのではなく他の保育園へ転職をした方が良いこともあります。後になって後悔しないためにも、しっかりと転職をする理由を考えて状況を整理するようにしましょう。

2.複数の転職エージェントに登録をする

転職エージェントによってサービス内容が異なるため、複数社を登録して比較をしながら転職活動を進めていくのがおすすめです。

ですが、あまりに多くの転職エージェントを登録しすぎてしまうと、多くのメールが溜まってしまい優良な求人情報を見落としてしまう恐れもあるため、2~3社への登録がおすすめです。

3.多方面から情報を集める

保育士から異業種へ転職をする場合には、特に多方面から情報を集めるようにしましょう。転職後にどんな仕事をするのかのイメージを持ちやすくするため、転職サイトでの情報以外にも、友人や知人、SNSでの発信から情報を得るようにしましょう。

また、転職エージェントを活用することで業界の情報だけではなく、志望する企業の内部情報も得られる場合があります。

効率的に転職活動をするためにも、情報を積極的に集めていきながらどのような仕事が合うのかを改めて考えていきましょう。

保育士の転職までの流れ

この項目では、保育士の方が転職をするまでの流れについて解説します。

転職のスケジュールを決める

保育士から転職をするにあたって、まずは転職のスケジュールを決めます。「いつまでに転職をするのか」や「保育の仕事を続けながらどのような形で転職活動をするのか」などの具体的なスケジュールを考えます。

転職活動をする前にスケジュールを決めておくことで、全体の流れを把握できるだけではなくいつまでに何をしないといけないのかも把握できるのでおすすめです。

また、保育士から異業種への転職を目指す場合は、資格を新たに取得する必要があるのかなどもこのタイミングで確認しておくと良いでしょう。

転職の目的を固める

転職の具体的なスケジュールが決まれば、改めて転職をする目的を固めましょう。転職をする軸を決めずに転職活動をしてしまうと、転職後に仕事が合わず離職してしまう恐れもあります。

自身の中で譲れない目的や、どのような条件で働きたいのかをしっかりと固めておきましょう。

また、退職理由も面接の際には必ず聞かれるため、転職の目的から退職理由なども話せるように準備しておくと良いです。

転職先を探す

転職先を探すタイミングは転職をしたいと思う時期の半年から3ヵ月前を目安にすると良いでしょう。

保育士に関連をした仕事を探す人は、これまで紹介をした保育業界に強い転職エージェントの利用やハローワークなどで仕事を紹介してもらう形がおすすめです。

また、保育士から異業種への挑戦を考えている人は、求人数が多いリクルートエージェントや担当者からのサポートが手厚いマイナビエージェントなどの転職エージェントへの登録がおすすめです。

なかには参加費が無料で入退場も自由な転職フェアも開催される場合もあるため、情報を取集しながらご自身のスケジュールに合わせて参加をしてみてはいかがでしょうか。

求人に応募する

実際に転職先を探す中で気になる企業が見つかれば応募をしてみましょう。

人気の求人はすぐに埋まってしまうため、早めに応募をすると良いでしょう。また、転職エージェントによっては非公開求人と呼ばれる一部の求職者のみに開示される限定的な求人もあります。

前もって決めていた転職をする目的と求人の内容を照らし合わせながら、気になる求人があればまずは応募をしてみるのがおすすめです。

応募書類を作成

求人への応募ができれば、次に転職先との面接に向けて応募書類を作成します。

応募書類はご自身で作成することもあれば、転職エージェントの担当者と協力をしながら応募書類を作成するパターンもあります。

応募書類の出来栄えによって選考に進めるかどうかが変わってくるため、まずは転職理由と退職理由の内容にズレがないか、文章を通して一貫した主張になっているかを確認するようにしましょう。

面接を受ける

書類選考に通過をすると採用担当者との面接があります

転職サイト経由で応募をした場合や、転職エージェント経由で応募をした場合でも採用面接はすることが多いです。

面接では、志望動機や前職を退職する理由、転職を決意した経緯などが聞かれるため、事前にいくつかの質問を想定しておきながら準備をしておきましょう。

転職エージェントの中には面接の対策をしてくれるところもあるため、既に転職エージェントに登録をしている人は、フルに活用して本番に備えましょう。

内定

選考が進み内定を貰えた場合、採用担当者から直接連絡がくることもあれば、転職エージェントの担当者から採用の連絡がきます。

内定承諾の返事をすると、次に入社日の調整や入社条件の打合せをします。

転職エージェントに登録している人は、専任の担当者が入社に関する手続きを代わりにしてくれるため、退職に向けて早めに準備していきましょう。

退職

内定承諾も終わり、入社日も決まればいよいよ退職の旨を伝えていきます。

職場により退職希望日の1ヵ月前〜半年前までには退職の意思を伝えておかないと退職ができない場合もあります。

詳しくは入社時に配布された就業規則に記載があるため、必ず確認するようにしましょう。

また、退職の理由を尋ねられた場合はネガティブな表現で伝えるのではなく、前向きな言葉に言い換えて伝えると円満に退職ができます。

どうしても直接退職の旨を伝えるのが難しい人は、転職エージェントが退職を代行してくれるところもあるので、一度確認してみるのが良いでしょう。

保育士からの転職によくある質問4つ

この項目では、保育士からの転職によくある質問についてお答えいたします。

保育士から転職をする前にすべきことは?

保育士から転職をする前には以下の4つを徹底的におこなうのがおすすめです。

  • 自己分析
  • 履歴書や職務経歴書の準備
  • 面接の対策
  • 退職願

自己分析は自分がどんな仕事に就きたいのかを明確にするために必要になります。自己分析をしてみることで実は保育士以外の仕事にも興味が出てきたなどのパターンもあるため、必ずおこなっておきましょう。

次に、履歴書や職務経歴書の準備も必要です。履歴書や職務経歴書などの応募書類はどの企業に転職するうえでも必要となる書類になります。場合によっては手書きで対応を求められることがあります。

事前にある程度の項目を埋めておくなど、柔軟に対応ができるよう準備をしておくことがおすすめです。

また、面接の対策も可能であれば転職をする前にはしておくと良いです。たとえば、保育士から異業種へ転職する場合、転職理由や退職理由を深く聞かれることがあります。主張する内容が一致していないと面接官に不信感を与えてしまうため、面接で何を話すのかを事前に決めておくと良いでしょう。

最後に、転職をするにあたって今の職場に退職願の提出が必要になります。基本的には退職願が会社内で受理された後に、退職日に退職届を提出します。

どう書けば良いか分からない人は事前にインターネットで調べておくと良いでしょう。転職エージェントであれば、退職に必要な手続きも代わりにしてくれるためおすすめです。

保育士転職が不安な時の乗り越え方は?

初めて転職を考える人などは特に、転職活動に対して不安になることもあるのではないでしょうか。

転職が不安な時は、周りの友人や知人などから転職にまつわる経験談を聞いてみるのがおすすめです。また、退職の経緯やどのような形で転職活動をしてきたのかを聞けるため、自分自身が転職活動をするうえでの参考になります。

また、転職エージェントに不安な旨を伝えてみるのも一つです。転職エージェントの担当者はこれまで多くの求職者と面談を重ねているため、適切なアドバイスを受けられるでしょう。

まとめ

保育士からの転職でおすすめの職種や転職理由の書き方、転職までの流れを解説してきました。

保育士から異業種への転職は大変と感じる人もいるかと思いますが、実は保育士の経験やスキルを活かした仕事も多いです。また、保育士以外にも保育士資格を活かした仕事もあります。

保育士から転職をする際に、面接官から必ず転職理由は聞かれます。転職する理由をストレートに伝えすぎると面接官に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。

本記事で紹介をした転職理由を踏まえ、いい印象を与えられるような転職理由を考えていきましょう。

また、転職エージェントは登録さえできれば無料で利用ができるメリットがあります。応募書類の添削や面接の対策、求人の紹介など一人では大変な作業も、転職エージェントの担当者と一緒に進められるため効率的に転職活動ができます。

少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、転職エージェントの担当者との面談をすることでこれからの転職活動や仕事の選択の幅は広がるため、気になる人は会員登録をおすすめします。

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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。