転職エージェントは、基本的には求職者の転職を後押ししてくれる強い味方です。転職エージェントをうまく利用することで転職の成功が近づくといっても過言ではないでしょう。
一方で、
- 「使えない」
- 「登録しても一向に連絡がこない」
- 「登録して時間を無駄にした」
などと感じてしまう転職エージェントが一定数いるのも事実です。
転職エージェントに相談をしたらマジ使えなさすぎる…。
募集要項と書いてあることと違うこと言い始めたり、こっちの質問の内容を理解するのに同じこと三回も言わなきゃ理解できないし…。そんな変なコト言ってるわけじゃないのに。引用元:Yahoo!知恵袋
個人的に転職エージェントは使えないと思います。転職先がエージェント都合になったり、3ヶ月で辞めたくなった時に会社からボロクソ言われることがあります。Wantedlyとか、会社が主催しているもくもく会に参加してつながりを増やすことをオススメします。 #peing #質問箱 https://t.co/kvAiuR1CNy
— 宮水 (@mymz_engineer) August 30, 2018
使えない転職エージェントに当たってしまったら、直接応募に切り替えるのが賢明なのでしょうか?
本記事では、使えない転職エージェントの特徴を紹介しながら、使えない転職エージェントに出会ってしまう理由と対処法を解説します。
「使えない」と感じやすい転職エージェントの特徴8つ
求職者はどんなタイプのエージェントに対して「使えない」と感じているのでしょうか?
使えないと感じやすいエージェントの特徴を解説します。
面談後すぐに求人を紹介してくる
最初のキャリア面談でエージェントと会った際、ろくにヒアリングもせずにすぐに求人を紹介してくる場合があります。これでは希望とマッチする求人であるはずもなく、「不人気の求人を適当に紹介しているだけ」と思ってしまいます。
登録後すぐに連絡がこない
転職エージェントに登録すると2~3営業日以内には担当者から連絡が入り、その後キャリア面談の日程調整をするというのが一般的な流れです。しかし使えない転職エージェントは登録してもなかなか連絡してきません。
求職者は転職したいと考えて転職エージェントに登録していますし、登録後すぐに連絡がこなければ転職活動を進めることができません。
登録した後の反応が鈍いと本格的に転職活動を始めたときのサポートにも不安を感じてしまいます。このようなエージェントは今後も使えないと考えて間違いないでしょう。
連絡回数が多すぎる又は少なすぎる
求職者の多くは今の仕事と並行しながら転職活動を進めているため、仕事中に何度もエージェントから連絡がきても対応できません。そのような事情は分かっているはずなのに頻繁に連絡してくるのは使えないエージェントの典型です。
反対に連絡回数が少なすぎるのも本当に求人を探してくれているのか疑問に感じます。エージェントからの連絡がなければ、その分転職活動期間が長くなってしまうため、求職者にとってデメリットです。
返事を急かしてくる
内定の返事を急かしてくるエージェントも使えないと思われやすいでしょう。もちろん企業側が早く採用を決めたいとの思いから返事を急かしている場合もありますが、転職は今後の人生を左右するほどの大きな決断です。
優秀なエージェントであれば企業から提示された期限を把握したうえで、求職者の事情も考慮しつつ期限の延長も含めて適切に対応してくれるはずです。少なくとも、「急がないとほかの人に決まってしまう」などとむやみに急かすことはしないでしょう。
希望と沿わない求人ばかり紹介してくる
転職エージェントは求職者の希望に合致した求人を探して紹介するサービスです。しかし希望を伝えているにもかかわらず、希望と沿わない求人ばかり紹介してくるエージェントも少なくありません。使えないと思われても仕方がありません。
書類添削や面接対策が適当
多くの転職エージェントでは、職務経歴書の添削や面接対策のサポートがあります。職務経歴書の書き方が分からない、面接に不安があるなどの理由でエージェントのサポートを希望している人にとっては非常に有益なサポートです。
しかし、中には書類添削や面接対策を適当に済ませるエージェントがいます。こちらの期待するサポートを丁寧にしてくれないエージェントは使えないと思われて当然でしょう。
頭ごなしに否定してくる
求職者の考えが甘ければ指摘して正してくれるのもよい転職エージェントの条件です。しかしそれをはき違えているのか、求職者の話を全く聞こうともせず、頭ごなしに否定してくる転職エージェントがいます。
転職エージェントのやり取りで鬱病になってしまいました。
「お前の経歴じゃ希望の仕事無理だから」とか、「作品がひどすぎる、論外だから見せるな」とか、「今まで何してたんだよ、こんな会社で無駄な時間を潰しやがって」など、2時間に渡って人格を否定する発言をひたすら言われ続けました。
引用元:yahoo!知恵袋
そのようなエージェントは本当に求職者のキャリアを考えているとは思えないですし、頼ろうという気持ちがなくなるものです。
大量応募やとにかく推薦応募をおこなう
これは総合転職系エージェント(様々な業種を扱うエージェント)に起こりがちなのですが、とにかく大量の求人を提示して、片っ端から応募や推薦を促すケースがあります。
最初の面談時にある程度の条件や希望、志向性を聞いたうえで求人の提案はしているので完全なるミスマッチではないものの、企業側が求める条件との間に差が開いてしまい、50社応募して45社書類審査で落とされるなんてこともあります。
大手転職エージェントでは応募・推薦等の業務がシステム化されていますので、求職者側の対応と企業側の採用支援担当が分かれています。
(いわゆる『片手型』と呼ばれるエージェントモデル)
求職者の対応をした人間が企業側のことを細かく把握していない為、企業担当者が開拓した簡易な求人票の情報のみで推薦等を行う結果、求職者に取っては書類で「お祈りされる」、無駄に精神をすり減らす事態になってしまいます。
なぜ使えない転職エージェントに当たってしまうのか?ミスマッチが起こる主な理由
「転職エージェントが使えない!」と思ってしまうのには一定の理由があります。
転職しないと儲からないビジネスモデルだから
転職エージェントは、紹介した求職者が転職した場合に、紹介料として企業から報酬を受け取るというビジネスモデルです。つまり転職エージェントは転職を成立させないと儲かりません。
そのため自社の利益のために転職をプッシュし、求職者からは強引な印象を持たれてしまっている可能性があります。転職エージェントはボランティア事業ではありませんし、このビジネスモデルだからこそ求職者は無料で利用できます。
そのためある程度の強引さは仕方がないといえるかもしれません。だからといって自分が納得しない転職には応じる必要はありません。
転職エージェントにノルマが設定されているから
転職エージェントの担当者には一般的な営業職と同じようにノルマが課せられているケースが多くあります。そのため、優れた職歴を持っていて転職に成功しやすい求職者には猛プッシュをかけ、結果的に「連絡頻度が多くて煩わしい」といった印象を与えてしまいます。
反対に経験が少なく採用のハードルが高そうな求職者の対応は後回しにする傾向があるため、求職者は「連絡が少ない」「対応が遅い」といった不満を感じるケースが多くなります。
また月末や四半期などノルマの締め切り日になると一人でも紹介件数を増やそうと返事を急かしているケースもあります。
エージェントが複数の求職者を受け持っているため忙しいから
求職者から見るとエージェントの担当は1人なので、自分の都合に合わせてくれて当然と思いがちです。しかしエージェントから見た自分は、複数いる求職者の一人にすぎません。
転職エージェントは一人あたり複数の求職者を受け持ち、それぞれ並行して転職サポートを実施します。そのため忙しくてすぐに連絡できないのかもしれません。
自分の希望が正しく伝わっていないから
希望の条件や転職活動中の連絡頻度など、こちらの希望・要望が正しく伝わっていない可能性は大いに考えられます。自分は伝えたつもりでもエージェントとしては聞いていない・違う意味で捉えているなど意思疎通がうまくできていないケースは珍しくありません。
優先度の低い求職者として扱われているから
転職エージェントが企業から紹介料をもらい、担当者自身がノルマを達成するために手っ取り早いのは、転職が決まりやすい求職者を紹介することです。具体的には、実務経験が豊富にある、専門性の高いスキルがあるなど転職市場での価値が高い求職者がこれにあたります。
転職意欲の高い求職者も、積極的に転職活動をおこない、エージェントの指摘を吸収しようと努力することから転職が決まりやすい傾向にあります。
一方、正社員経験がない、積極性に欠けるなどの求職者はなかなか転職が決まらないためエージェントにとっての優先度が低くなります。つまり、ほかの求職者との比較で優先度が低いと判断されているために、連絡が遅い・少ないといった行動につながっている可能性があります。
ターゲット層が異なるエージェントを使おうとしているから
転職エージェントにはそれぞれターゲット層が設定されています。希望と合わない求人ばかり紹介されるのであれば、そもそもターゲット層が違うためフィットする求人がない可能性があります。
たとえば、事務職の求人を探している人がエンジニア特化の転職エージェントを使っても、ターゲット層とのずれがあるため、フィットする求人を紹介してもらえないのは容易に想像できるでしょう。
自分とエージェントで市場価値の判断基準が違うから
自分では年収1,000万円の市場価値がある人材だと思っていても、実際には年収300万円くらいの市場価値しかなければ、紹介される求人は年収300万円の求人になります。しかし、自分の市場価値を把握できていないと、「なぜ年収1,000万円の求人を紹介してくれないのか」と不満に感じます。
単純に能力の低い担当者に当たってしまっただけのケースも
ここまで挙げたのは、転職エージェントの構造的な理由と求職者側の理由でした。しかし、中には単純に能力の低い担当者に当たってしまっただけのケースもあります。
典型的な例は、エージェントの経験が浅い新人が担当になったというケースです。特に担当者よりも求職者の方が社会人経験が豊富な場合には、エージェントの対応に不満を感じる可能性があります。
使えない転職エージェントをやめて直接応募する場合のメリット・デメリット
使えないエージェントを利用するくらいなら、自分で直接応募したほうがよいのでしょうか?直接応募に切り替えるメリット・デメリットを確認しましょう。
直接応募に切り替えるメリット
転職エージェントを介さずに直接応募するメリットは次のとおりです。
エージェントとのやり取りがなくなる
エージェントと連絡を取り合う必要がなくなるので、やり取りの煩わしさから解放されます。企業の担当者とのやり取りだけに集中すれば済みます。場合によってはトントン拍子に話が進み、短期間で転職できる可能性もあるでしょう。
エージェントへの不満でストレスを感じない
真剣に転職先を探しているのにエージェントが思うような対応をしてくれないと、非常にストレスが溜まるものです。しかし、自分で応募する場合の転職活動にはエージェントが存在しないため、エージェントに対する不満を感じることも、それによりストレスを感じることもありません。
どんな求人でも自由に応募できる
転職エージェントを利用すると、基本的にはエージェントから紹介された求人に応募することになります。エージェントは求職者の経歴・スキルにフィットする求人を探して紹介しているため、紹介された求人に応募することで選考の通過率が高くなるからです。
紹介されていない求人に応募することがダメなわけではありませんが、エージェントの知らないところで応募すれば転職サポートを受けられないため、そもそもエージェントを利用する意味がありません。
これに対して、自分で応募する場合にはエージェントの紹介してもらう必要はないので、どんな求人でも自由に応募できます。市場価値が年収300万円の人が年収1,000万円の求人に応募するのも当然自由です。
直接応募に切り替えるデメリット
転職エージェントを使わずに直接応募した場合、以下のデメリットがあります。
転職サポートは一切受けられない
転職エージェントを利用すると面接の日程調整や企業の情報収集、面接対策や年収交渉などさまざまな転職サポートを受けることができます。直接応募の場合はこれらのサポートは一切受けられないため、すべてを自分ひとりでおこなう必要があります。
採用のハードルが上がってしまう
企業にとって、転職エージェントを介して応募してくる求職者は、少なくともエージェントのフィルターを通り抜けた人材なので安心感があります。一方、企業に直接応募してくる求職者はその時点で誰のフィルターも通っていないため、求職者のことについて事前知識がないため多少警戒します。
また直接応募の場合は転職エージェントの推薦が付かないため、よほど効果的なアピールをしない限り、あと一歩の押しがありません。
こうした理由から、直接応募は転職エージェントを介して応募した場合と比べて採用のハードルが上がってしまいます。
面接のフィードバックがないので次に活かせない
紹介された求人に応募して不採用になると、エージェントが企業に確認して不採用の理由をフィードバックしてくれます。不採用になったのは残念ですが、何がダメだったのか課題が見えてくるため、次の応募に活かすことができます。
また、転職エージェントを利用すると、応募回数を重ねるごとに面接での対応が洗練され、次第に転職が成功する可能性も高まっていきます。
一方、自分で直接応募した場合には、企業が不採用の理由を明確に説明してくれるケースはほとんどありません。何がダメだったのかは自分で判断するしかないため、応募を重ねても改善点が分からずなかなか転職が決まりません。
非公開求人に応募できない
転職エージェントは一般に公開されていない非公開求人を保有しています。非公開求人は条件がよいため応募者の殺到が予想される求人や、他社に知られたくない重要なポジションの求人が中心です。
非公開求人に応募できるのは転職エージェントを利用する人だけです。つまり自分で応募すると質の高い求人に出会えるチャンスが失われてしまいます。
年収UPのチャンスを逃す可能性もある
また、総じて非公開求人の方が年収も高いケースが多いので、エージェント経由で応募したら年収が50万円以上アップしたが、直接応募ではそのチャンスが失われた、という可能性もあり得ます。
すべての転職エージェントが使えないと思わないことが大切
転職エージェントを利用するメリットは大きいため、使えないと思ったからといってすぐに直接応募に切り替えるのは勿体ないことです。転職エージェントは多数あり、それぞれに特徴があるためすべてのケースで使えないわけではありません。
転職エージェントが使えないと感じたときの対処法
転職エージェントが使えないと感じたときは以下の方法で対処しましょう。
今一度自分の希望をしっかり整理して伝える
希望とずれた求人ばかりを紹介される場合は、希望が正しく伝わっていない可能性があります。まずはもう一度自分の希望をしっかり伝えましょう。
条件面は優先順位をしっかり付け、いつまでに転職したいのかなども明確に伝えます。自分の中で希望が整理されていなければ、エージェントもどんな求人を紹介すればよいのかわかりません。
面倒だからとメールで伝えるとうまく伝わらない可能性が高いので、電話や口頭で伝えるのが確実です。その上でメールなどの文章に残すとよいでしょう。
転職エージェントは、やり方次第で良くなりますよ👍
私の場合、初めに担当してくれたエージェントと飲みに行ったことで仲良くなり、本音で話してくれるようになったので、単に求人を紹介してくれるだけじゃなく、別の道を提示してくれたりしますね😊
その道のプロの情報量は、やっぱり強いですね😌— ヤス⚡️エンジニア×MBA×英語 (@earlyfield8612) August 30, 2018
担当者を変更してもらう
担当者との相性が悪い場合には、担当者を変更するだけで状況が改善される可能性があります。担当者変更に応じているエージェントも多いので、遠慮せずに申し出ましょう。
ただし、担当者に直接言うのは角が立ちます。
また、もともと意思疎通が十分にできないからこそ不満に感じた相手なので、「なぜ担当を変更してもらいたいのか」を理解してもらえない可能性があります。そのため、担当者個人ではなく、エージェント(企業)に直接変更を申し出るほうがよいでしょう。
ほかの転職エージェントを利用する
日本に数ある転職エージェントにはそれぞれに得意分野がありますし、エージェントが契約している企業も異なります。そのためほかの転職エージェントに切り替えるだけで自分に合った求人を紹介してもらえる可能性は十分にあります。
公式サイト:https://tenshokuagent-pro.com/
特化型の転職エージェントを利用する
特化型エージェントとは『医師特化』『エンジニア特化』『管理部門特化』『フリーター就職支援特化』などの転職エージェントです。大手の転職エージェントに比べると求人数の面では劣りますが、ミスマッチのない求人に出会える、転職しやすい、という面ではメリットが大きくなります。
また、所属するアドバイザーも業界出身の人であったり、その業界に長く携わることで深い知見を有するアドバイザーが多いため、専門職の方特有の悩みやキャリアアップ支援が受けられます。
転職エージェントをツールと割り切るのも有効
転職エージェントの役割は『求人の紹介』『応募フローの一任』『面談対策』が主ですが、それぞれ「使えない」と感じたシーンによって使い分けるのも有効です。
求人の紹介のみに期待する
転職エージェントの紹介する求人に、必ず応募しなくてはいけない訳ではありません。たとえば大手転職エージェントを活用する場合、最も大きなメリットは求人紹介数が圧倒的であるということです。
登録しておけば毎日新規求人がマイページに登録されますから、今まで自分が知らなかった優良企業に出会える可能性が高いです。エージェントとのやりとりで「この人はスキルのことをや業界のことを分かっていない」と感じるのであれば、知らなかった企業を紹介してくれるツールと割り切って利用するのも良いでしょう。
そういう使い方をする意味では、業界最多の求人数を誇る『doda』や、転職エージェント最大手の『リクルートエージェント』などはおすすめです。
もしエージェントの担当者がいい人であれば、そのまま二人三脚で転職活動を続ければ良いので、損はないかと思います。
面談対策のみをお願いする
もし紹介される求人にミスマッチあると感じる場合、企業との面接対策や応募書類の添削などをお願いするだけでも良いでしょう。提案求人が合わなかったとしても、数多くの求職者を相手にしてきたアドバイザーは、面接のプロであることは間違いありません。
受かる応募書類の書き方や面接でのポイントなどは転職回数が数回程度の方よりは熟知しています。特にお願いすべき相手としては『キャリアコンサルタント資格』を持っている方です。
キャリアコンサルタントとは
キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍。平成28年4月より国家資格になり、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。
お金を払えば誰でも受かるような資格試験ではなく、転職にまつわる考え方や、今後の指針を根拠をもってアドバイスしてくれる方で、カウンセリングとは全く違います。
その転職エージェント経由で転職をしなくても、キャリアコンサルタントのアドバイスを受けられる機会があるだけでもプラスになると断言できます。
使えない転職エージェントに当たらないための対策は?
最後に、使えない転職エージェントに当たらないために求職者の側でできることを解説します。
先にターゲット層や得意分野を確認しておく
まずは転職エージェントのターゲット層や得意分野を確認しておきましょう。これにより、自分が希望する求人を保有している可能性があるかどうかを判断できます。ターゲット層や得意分野はエージェントのホームページや公開求人検索などから確認可能です。
実際に利用した人の口コミからも、どんな種類の求人が多いのかといった情報を得ることができます。
キャリアカウンセリングが親身かどうかを見極める
転職エージェントに登録した後、最初に実施されるキャリアカウンセリングはエージェントの質を確かめるよい機会です。親身になって話を聞いてくれるエージェントは誠意があり、求職者のキャリアを真剣に考えて提案してくれるでしょう。その代わり、求職者自身も一度しっかりと心を開き、転職への熱意を伝えることが大切です。
反対に、あまり話を聞いてくれない、横柄な態度で接してくるなどの傾向が見られるエージェントは継続して利用しないのが賢明です。
最初に紹介される求人が自分に合っているかをチェックする
登録後はじめて紹介される求人は、エージェントとしても気合いを入れて探したはずです。そのため最初の求人が自分に合っていれば、希望がきちんと伝わっている証になります。今後もフィットする求人を紹介してくれる可能性が高いでしょう。
複数登録して自分に合ったエージェントだけを使い続ける
自分に合った転職エージェントを見つけるためには、よさそうなエージェントに複数登録し、その中で比較検討することが大切です。
ただし、いくつものエージェントと同時にやり取りするために転職活動の負担が増えれば本末転倒です。そのため実際に使い続けるのは登録したエージェントの中で自分に合ったエージェントに厳選するようにしましょう。
あくまでも自分主体の転職活動だと心得る
転職エージェントからの連絡を待っているばかりでは転職に消極的な求職者だと思われてしまいます。
転職活動の主体はあくまでも自分です。連絡がなければこちらからこまめに連絡を取る、もう少し連絡を入れるよう伝えるなどの行動を起こしましょう。
編集部おすすめの転職エージェントを利用する
アシロが運営する『キャリズム』では、転職エージェントを口コミや評判、独自の調査結果をランキング形式で掲載しています。
公式サイト:https://tenshokuagent-pro.com/ranking/
本当につかえる転職エージェントを探したいという方は、是非ご利用ください。
転職することを前提としないエージェント活用のススメ|代表的なサービス2つ
近年はキャリアコンサルティングのみを受けられるサービスも増えてきていることをご存知でしょうか?
転職の斡旋(転職エージェント業)は、厚生労働省の資格をもって行うサービスですが、転職の斡旋をメインにするのではなく、自分のキャリアや今後のビジョンを明確にすることで、自分自身で転職活動やキャリアアップを築いていくことを支援するサービスです。
もし転職エージェント疲れを起こしているなら、こういったサービスもありますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。下記では代表的なサービスを2つご紹介します。
ポジウィルキャリア|キャリアコーチングのリーディングカンパニー
公式サイト:https://posiwill.jp/career/
ポジウィル株式会社が運営するポジウィルキャリアは、「転職するかどうか迷っている」、「今後のキャリアについて誰かの意見を聞きたい」など、キャリアの相談に特化したパーソナルトレーニングサービスです。
転職エージェントではないのですか?
ポジウィルキャリアは、求人をユーザー様にご紹介しないという点で転職エージェントと全く違うものになっています。
家庭環境やこれまでのキャリア選択した理由、価値観や人生を通じたテーマを言語化し、それをキャリア構築理論に基づいて分析、自分のやりたいことがわからない、強みがわからないといった不安の解消ができます。
ニューキャリア|20代/30代特価のキャリアカウンセリング
公式サイト:https://uzuz.jp/newcareer/
ニューキャリアは、株式会社UZUZが提供する、20代,30代のキャリアカウンセリングサービスです。UZUZは第二新卒、フリーター特化型の転職エージェントではありますが、『ニューキャリア』では、現状のキャリア納得度を可視化しています。
「やりたいこと」探しの自己分析ではなく、「強み/弱み」「性格」「業務経験」などを整理して、「今の自分」を具体化します。
求人紹介はUZUZからでもいいですし、自己応募で選考を進める企業、他エージェント経由の面談にも対応しています。ポイントとしては、選考企業ごとにカスタマイズした面接対策を実施している点です。
転職エージェントとして提携している企業に応募している場合は、内定率を上げるためのコツなども期待できます。
まとめ
転職エージェントは数多くあるため、使えないと感じるエージェントに当たってしまう可能性は否定できません。ただしその理由はエージェント側にあるケースと求職者側にあるケースがあるため、なぜ使えないと感じるのかを一度整理してみることが大切です。
エージェント側に理由があるのなら、担当者やエージェントの変更で状況が改善される可能性が高いため、早めに切り替えるようにしましょう。