と悩んでいる1年目の看護師もいるのではないでしょうか。

1年目の看護師は、毎日指導を受けたり、疾患や処置を学んだりと忙しく、疲れて辞めたいと感じる方は多いのです。

1年目で退職しても新しい職場は見つかるため、安心してください。

この記事では、看護師1年目の方が辞めたいと感じる理由や対処法、転職を成功させるポイントについて解説します。

また、辞めるメリット・デメリットについてもお伝えするので、辞めようか悩んでいる方は読んでみてください。

関連記事：看護師向け転職エージェントおすすめ18選｜求人数や口コミも比較して紹介！

看護師1年目の転職事情

まずは看護師1年目の転職事情について、詳しく見ていきましょう。

関連記事：看護師が転職するのは何年目がベストな時期？【経験年数で徹底比較】

看護師1年目で転職することは十分に可能

1年目の看護師が退職しても、次の働く場所は見つかるため、退職しても問題ありません。

看護業界は人手不足な病院が多いため、1年目でも転職先を見つけられる可能性が高いからです。

退職したくなったときは、師長に「お時間のあるときに伝えたいことがあります」と声をかければ、時間を作ってもらえます。

退職理由は、精神的に負担がある、看護業務に不安があり続けられないなど、今思っていることを伝えれば問題ありません。

ただし半年は続けた方が無難

先述した通り看護師1年目で転職することは可能ですが、よほどの理由がない限りは半年ほどは続けておいたほうがよいでしょう。

看護師に限らず、どのような仕事でも始めたばかりのころは「きつい」「辞めたい」と感じるものです。

短期で離職してしまうと次の転職先への評価に響く可能性もあるため、最初は半年程度の経験を積んでおいた方がよいでしょう。

ただしハラスメントを受けている、心身ともに限界が来ているなどの特別な事情がある場合は、無理に半年続けずとも辞めてよいでしょう。

看護師1年目の離職率

日本看護協会によると、2022年度の1年目の看護師の離職率は、10.2％と報告されています。

多くの医療機関で1年目の看護師の離職率は、9％以上であり、約10人に1人が退職しています。

参考記事：2023年 病院看護実態調査 報告書｜日本看護協会

1年目の看護師が辞めたいと感じる6つの理由

1年目の看護師が辞めたいと感じる理由は、下記の6つです。

ひとつずつ解説します。

関連記事：看護師を辞めたいときの対処法5選｜辞めたい理由や退職の判断基準も解説

業務量が多い

看護師の業務量は非常に多く、入職時にギャップを感じる看護師がいます。

近年は、コロナウイルスの影響で実習時間が短くなっており、現場で患者に関わる時間が減少していることも、入職時のギャップを感じさせる要因の一つでしょう。

コロナ前の実習時間は、8:30～16:00までなど学校によって異なりますが、夕方近くまで病棟にいるケースが多くありました。

しかし、コロナ後は、午前中のみの病棟実習が増えたり15時までになったり、患者や業務に関わる時間が短くなっています。

また、看護師1年目で配属された病棟では、採血やルート確保の技術、疾患の知識などの勉強を求められます。

勉強は、勤務終了後自主的に学習する必要があり、2～3ヵ月は、勉強の日々が続いて疲れてしまうことも退職を考える原因です。

サービス残業が多い

前残業・後残業があり、残業時間をすべて申告できない医療機関もあります。

病院によっては、1年目は残っているのが当たり前で、残業代を出さないと決めている病院もあるのです。

サービス残業は労働基準法に違反しているため、近年は残業代を支払うようになった病院も増加しています。

しかし、日本看護協会がおこなった調査によると、実際の残業時間と申告時間に違いがあることも事実です。

1年目の看護師は、規模の大きい急性期に就職を勧められるケースが多いのではないでしょうか。

知識やスキルは身につきますが、残業時間が多い傾向と自分の時間が取れず、辞めたいと感じてしまうでしょう。

参考記事：2021年 看護職員実態調査｜日本看護協会
2023年 病院看護実態調査 報告書｜日本看護協会

関連記事：看護師はブラックすぎ？ ブラック病院の見分ける方法・おすすめの転職エージェントを紹介！

夜勤をしないと給料が低い

夜勤手当は1回1～2万円もらえます。

しかし、1年目看護師が夜勤に入れる時期は、入職してから3ヵ月程度かかります。

病院によっては、入職した月から始まるところもあるでしょう。

夜勤は、月に4～5回勤務する医療機関が多く、夜勤をしないと5～10万円も給料が変わってしまうのです。

想定年収は、夜勤をしたと仮定して計算されています。

仕事量は多いのに思ったよりも給料が少ないと、辞めたいと感じてしまうでしょう。

2023年の賃金構造基本統計調査によると、看護師1年目の平均年収は約307万円と報告されています。

2年目～4年目の平均年収は、387万円と報告されていることから、夜勤をしないと給料が低いといえます。

参考記事：令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種｜政府統計の総合窓口 e-Stat

関連記事：夜勤専従看護師の現実とは？リアルな体験談から見る夜勤専従で働くメリット/デメリット

不規則な勤務で疲れが取れない

看護師は日勤・夜勤の不規則な勤務です。

看護師1年目の方は勤務に慣れるまで、疲れが取れにくいと感じるでしょう。

夜勤中は仮眠の時間が決められていても、忙しい病院ではまともに休めないことがあります。

疲れが取れない中で働く必要があり、辞めたいと感じる原因になってしまいます。

関連記事：看護師が疲れたと感じる理由は？ストレスを抱えて働くリスクや対処法も解説

人間関係によるストレスがきつい

看護師が主に働く病院は、女性社会であり、コミュニケーションで当たりが強いと感じる方もいるでしょう。

また、1年目看護師に対して指導が厳しいスタッフや、「いつになったらできるの？」などと言われる場合もあります。

優しく指導してくれる先輩もいますが、人間関係が悪い病棟に入職すると辞めたいと考える原因になります。

自信がない看護業務を次々と任される

病院は常に忙しいため、即戦力として働いてもらえるように次々と新しいことを任されます。

1回でできて当たり前と考えている方が多く、2回目で失敗すると、上司や先輩から指導を受けるでしょう。

もちろん、難しい技術は1～2回でできるはずがありません。

たとえ、上司や先輩に指導を受けても引きずらず、「次は成功するように頑張ろう」と前向きな気持ちで取り組む姿勢が大切です。

ミスできないプレッシャーに耐えられない

上記で解説したように、看護業務を次々任せられたり、失敗すると指導を受けたりする恐怖心から、ミスできないとプレッシャーに感じてしまうでしょう。

適度なストレスであれば問題ありませんが、人間関係の悪さやプレッシャーが重なると、辞めたいと考える1年目の看護師は多いでしょう。

看護師1年目で転職するメリット

看護師1年目で転職するメリットは、以下のとおりです。

それぞれ見ていきましょう。

関連記事：新人看護師におすすめの転職サイト8選｜退職理由や1年目で転職を成功させるコツを解説

給料が増える可能性がある

1年目看護師が転職すると、今よりも給料が増えるかもしれません。

ほとんどの病院は、ボーナスを導入していますが、勤務期間が短い1年目は6月のボーナスが少なくなってしまいます。

年俸制の病院を選択するとボーナスがない代わりに、基本給が高く設定されるため、毎月の給料が増えるでしょう。

クリニックへ転職すると、夜勤がなくても、今より高い給与で働ける可能性があります。

関連記事：【2024年版】看護師の平均年収は？年代別のデータや年収アップの方法も解説！

人間関係の改善に期待できる

職場を変えることで、人間関係の改善に期待できます。

今の職場で人間関係が悪すぎると悩んでいる方は、職場を変えると解決できるかもしれません。

しかし、人間関係は入職するまでわからない点には注意してください。

残業や業務量が少ない病院で働ける

1年目看護師で残業や業務量が多いと悩んでいる場合は、業務量や残業の少ない職場を選びましょう。

残業が少ない職場には、訪問看護や慢性期病院があります。

経験が少なくても、採用してもらえる慢性期病院や訪問看護はあるため、近くに求人がないか探すとよいでしょう。

看護師1年目で転職するデメリット

看護師1年目で転職するデメリットは、以下のとおりです。

ひとつずつ見ていきましょう。

転職先の幅が狭くなる

1年目で看護師を辞めると、転職先の幅が狭くなってしまいます。

病院の求人によっては、臨床経験を求められることがあり、1年目で退職した場合は応募できません。

また、採血のスキルがない場合は、クリニックへの転職も難しい可能性があります。

美容クリニックを目指している方は、採血や末梢点滴留置のスキルを身につけておいた方が転職しやすいでしょう。

しかし、臨床経験を求められない病院やクリニックもあります。

1年目で退職しても、必ず転職できないことはないため安心してください。

関連記事：看護師の病院以外の転職先15選！珍しい職場や転職を成功させるコツも解説

奨学金の返済が求められる

看護学校に通学していたときに、医師会や附属の学校から奨学金を借りて、看護師資格を取得した方もいるのではないでしょうか。

今の職場でお礼奉公として働いている方は、退職するときに奨学金の返済を一括で求められるケースがあるため注意が必要です。

もし退職するときに一括で支払えない場合は、職場の事務課や医師会に返済方法を相談しましょう。

面接で早期離職した理由を質問される

次の職場を探すときに、早期退職した理由は面接で必ず聞かれます。

たとえ、転職して2ヵ所目の転職先で長く働いていても、最初の病院をなぜ短い期間で辞めたのか質問されるでしょう。

しかし、1年目ではなく、2年目以降に退職した場合も離職理由は聞かれるため、大きなデメリットにはならないでしょう。

早期離職した前向きな理由を決めておけば、何回聞かれても答えられるようになるため、安心してください。

関連記事：看護師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例とは？答え方のポイントを解説

引っ越しと転職を同時におこなう必要がある

病院の寮に住んでいる方は、退職後1～2週間で退去を求められます。

上京してきた方が退職するときに、金銭的な援助が必要な場合は家族に連絡が必要でしょう。

もし、実家に帰らない場合は、転職先と引っ越し先を同時に進行させる必要があります。

仕事が決まっていないと、不動産の契約ができず、短い期間で仕事を先に探さなければいけません。

また、賃貸の契約は、1ヶ月程度の期間を見積もっておく必要があります。

1ヶ月未満では、契約できる物件に制限がかかってしまいます。

最低でも契約までに1～2週間はかかると想定しておきましょう。

転職先でついていけないことがある

看護師1年目は、看護師としてのスキルを身につけ、徐々に経験を積んでいく段階にあります。

慣れないことや分からないことが多く辞めたいと感じやすい時期でもありますが、のちのち看護師として一人前になるための大切な期間ともいえるでしょう。

しかし1年目でスキルが不十分なまま転職してしまうと、転職先で仕事についていけず、心身ともに疲弊してしまうリスクもあります。

1年目で転職を考えている場合は、研修制度が整っている病院を選ぶなど、工夫して転職先を探しましょう。

看護師1年目で辞めたい方が転職しても良いケース

看護師1年目で辞めたい方が転職しても良いケースには、2つあります。

上記に当てはまる場合は、退職すると状況の改善に期待できるかもしれません。

それぞれ見ていきましょう。

精神的な症状により日常生活に支障がある

抑うつや眠れないなどの精神的な症状により、日常生活に支障をきたしている場合は、退職しても問題ないでしょう。

厚生労働省によると、20代看護師の離職理由の3番目に、精神的な理由があり、10.8％と約10人に1人が退職していると報告されています。

日本看護協会によると、看護管理者が考える1年目の看護師の退職理由では、精神的な疾患によるものが49.4％と約半数と報告されています。

参考記事：令和4年版厚生労働白書 ー社会保障支える人材の確保ー ｜厚生労働省
2023年 病院看護実態調査 報告書｜日本看護協会

パワハラやモラハラを受けている

看護業界は、日々ストレスを抱えている方や、女性社会のため気が強い方が多くいます。

なにかミスをすると溜め息をつかれたり、陰口を言われたりと職場環境が悪い病院もあるでしょう。

上司に相談しても仕事ができる看護師がいなくなると、病棟業務を回せなくなるため、環境が変わらないことも多いのです。

現在モラハラやパワハラを受けていて、上司に相談しても改善されない場合は、退職しても問題ありません。優先するべきは、自分自身です。

1年目で転職しない方がよい看護師の特徴

一方で、1年目で転職してしまうと不利になるパターンも存在します。

この章では転職を検討し直した方がよい新人看護師の特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

専門分野でキャリアを積みたい方

看護師として専門性の高い領域でのキャリアを望んでいる方は、1年目で転職をするのは避けた方がよいでしょう。

たとえば看護師の専門資格である「認定看護師」を取得するためには、看護師免許を取得後、5年以上の実務経験があることが条件となります。

1年目では看護師としての基礎を身につける段階のため、何か不満があったとしても一人前になることを最優先にしたほうがよいでしょう。

参考記事：日本看護協会｜認定看護師®（Certified Nurse®）とは

人間関係の悩みから辞めようと思っている方

人間関係が原因で辞めようと考えている方も、すぐに転職に踏み切らない方がよいでしょう。

たとえば「プリセプターと相性が合わない」「先輩が苦手」といった場合でも、長い目で見れば部署移動などで解決することは可能です。

ハラスメントを受けているなどのケースは別ですが、人間関係だけが理由で辞めてしまうと、次回の転職で短期離職を懸念される可能性もあります。

勢いで転職を決めるのではなく、まずは同僚や上司に相談するところから始めてみましょう。

看護師が1年目で転職する際の注意点

ここでは看護師が1年目で転職する際に、注意しておきたいポイントを見ていきましょう。

短期間で転職を繰り返すのは控える

1年目で転職する場合は、短期間で転職を繰り返さないように注意しましょう。

看護師は人手不足の傾向にあり、資格を保有していれば働ける場所も多い一方で、短期離職を繰り返していると信用に傷がついてしまいます。

転職先の病院・施設から「またすぐに辞めるのではないか」と懸念されて不利になることもあるため、なるべく長く勤められるところを選ぶようにしましょう。

条件のよい職場を見つけるためには、転職サイトのようなプロの手を借りるのも手です。

関連記事：看護師は転職が多い？転職を繰り返す人の傾向と対策を紹介

転職先の研修制度が充実しているか確認する

看護師1年目で転職する場合、基礎的なスキルが身につかないままの転職になることも多いでしょう。

技術やスキルをしっかりと学ぶためにも、転職先を選ぶ際は研修や教育制度が充実しているところを見極めることが大切です。

病院・施設によっては人手が足りず教育に回せる余裕がないところもありますので、長く勤めるためにもしっかりチェックしておきましょう。

就業規則で退職時期が定められていないか確認する

病院によっては、退職を申し出る期間が決まっているケースがあります。

先に転職活動をして内定をもらっていたとしても、職場の就業規則で時期が決まっていた場合はトラブルになってしまうことがあります。

場合によっては内定を取り消されたり、引き留めにあって働きづらくなることも考えられますので、必ず確認しておきましょう。

1年目の看護師が辞めたいと感じた時の対処法

1年目の看護師が辞めたいと感じるときの対処法には、下記があります。

それぞれ解説します。

先輩に相談する

プリセプターや相談しやすい先輩に、「辞めようか悩んでいる」と相談してみましょう。

先輩は働き続けてほしいと考えている方が多いため、一緒に解決策を探してもらえるでしょう。

悩みを相談できる相手がいると、あなたの不安も軽減され、もう少し働いてみようと、前向きな気持ちになれるかもしれません。

関連記事：看護師転職の相談先とは？よくある相談内容や解決方法を紹介

ON/OFFを切り替える

ON/OFFを切り替えられると、気持ちが晴れてまた頑張ろうと思えるでしょう。

ON/OFFを切り替えるためには、あなたが楽しいと思えることに取り組むことが大切です。

趣味がある場合は、趣味の時間を作るとよいでしょう。

もし、趣味がない方はプリセプターに相談すると時間を作ってもらえたり、同僚と会話したりするだけでも気分転換が可能です。

仕事を完璧にこなそうとしない

入職してすぐは、気が張った状態で仕事に取り組んでいる方が多くいます。

完璧にこなそうとすると、なにかミスをしたときに引きずってしまうでしょう。

看護師も人間のため、ミスをしてしまいます。

ミスをしないようにではなく、「患者が無事に入院生活を送れるようにしよう」と考えることが大切です。

気が楽になると、緊張状態を緩和できて、働きやすくなることに期待できます。

異動を検討する

現在働いている病棟の雰囲気が合わない場合は、上司に異動を相談することも対処法のひとつです。

病棟によって雰囲気や人間関係がガラッと変わり、働きやすい可能性があります。

異動で働きやすい病棟に配属され、働き続けられるかもしれません。

もし、異動しても働きにくいと感じる場合は退職して問題ないでしょう。

1年目看護師が働きやすい場所

1年目の看護師が働きやすい場所は、以下のとおりです。

それぞれの職場の特徴を解説します。

中規模の病院

中規模の病院は、100～200床程度の病院です。

新人看護師の入職が大規模な病院ほど多くないため、人数に余裕があり、教育体制の整っている病院もあるでしょう。

教育体制や新人看護師の入職者数については、必ず面接時に確認しましょう。

新人が入職していない中規模病院では、教育体制が整っておらず、転職に失敗したと感じるかもしれません。

慢性期病院

慢性期病院はルーチンワークのため、業務に慣れてくると、仕事内容で不安に感じることは少ないでしょう。

しかし、少ない人数で業務をおこなっているため、教育に余裕のないところも多いです。

また、急性期病院と比較して処置や病状の変化がないため、アセスメント力やスキルアップには期待できないデメリットがあります。

将来的にスキルアップしたい、急性期病院に戻りたいと考えている場合はあまりおすすめできません。

落ち着いて働きたい、看護師としてスキルアップが主な目的でない方は慢性期病院が働きやすいでしょう。

訪問看護

訪問看護は、一対一で看護を提供できます。

以前は、経験年数を求められるステーションがほとんどでしたが、最近は経験年数の少ない看護師を採用している事業所もあります。

最初は、先輩と同行訪問ですが、最終的にはひとりで訪問して、自分で利用者の状態をアセスメントしなければいけません。

夜勤はありませんが、ステーションによってはオンコール対応が必要なこともあります。

厚生労働省によると、2022年時点で、24時間対応できる体制を整えている訪問看護ステーションは、86％と報告されています。

参考記事：訪問看護｜厚生労働省 老健局

関連記事：【例文あり】訪問看護に転職するときの志望動機とは？履歴書や面接でのポイントも解説

美容クリニック

美容クリニックは、日勤のみで高給与に期待できます。

美容クリニックで働く際は、自由診療のため、接遇や社会人としてのマナーを求められることが多いでしょう。

美容クリニックと一言で表現しても、脱毛をメインでおこなったり、整形や注射・点滴などを実施したりと、業務内容が異なります。

あなたのやりたいことを明確にして、希望に合う美容クリニックを見つけることが重要です。

関連記事：美容クリニックに強い看護師向け転職サイト8選｜失敗しない選び方も解説！

看護師1年目で円満退職をするコツ

退職を決めた際は、なるべく円満に済ませたいものです。

ここでは看護師1年目で転職する方が、円満退職をかなえるコツを解説します。

最初は上司に伝える

内定が出て退職することが決まったら、最初は上司に退職の意思を伝えましょう。

また辞める直前に伝えても引き留めにあう可能性がありますので、実際に退職する2～3ヶ月前に伝えておくのがベストです。

上司に伝えておくことで、同僚やその他の人へどう伝えるかなどの段取りが組みやすくなるでしょう。

お世話になった先輩へお礼をする

1年目であれば、プリセプターや先輩にお世話になった機会も多いでしょう。

退職する際は感謝の気持ちや、学んだことを転職先でどのように生かすかを伝えられると好印象です。

人間関係に悩んで転職する方は気が進まないかもしれませんが、最後の挨拶だけでも丁寧におこなうようにしましょう。

退職届の書式を確認する

病院によって退職届の書式は異なりますので、退職を伝えたタイミングで確認しておきましょう。

場合によってはサイズや書き方に指定があるケースもありますので、事前に確認しておくと不受理になるリスクを減らせるでしょう。

面接で注意しておきたいポイント

ここでは面接で押さえておきたいポイントについて解説します。

前職に不満があっても愚痴を言わない

転職を検討した理由が、元職場への不満から来ているケースもあるでしょう。

しかしながら面接では、不満があったとしても愚痴をこぼすことは好ましくありません。

面接官も共感を示してくれるかもしれませんが、「うちの職場でも愚痴を言うのだろうか」とマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。

離職理由を伝える際は、主観的に愚痴を言うのではなく、改善のために取り組んだことや自分がどう向き合ったのかを伝えるようにしましょう。

経験やスキルは正直に伝える

1年目の看護師を採用する側としては、「どの程度の研修が必要か」といった点を確かめておきたいものです。

面接までに経験やスキルの棚卸しをしておき、具体的にどこまで出来て、どこまで出来ないのかを伝えられるようにしましょう。

大きく伝えすぎても小さく伝えすぎてもトラブルのもとになりますので、正直にありのままを伝えましょう。

ポジティブな転職理由を伝える

面接で転職理由を聞かれた際は、ポジティブな言葉で伝えることが大切です。

たとえ本音はネガティブな理由であったとしても、そのまま伝えてしまうと採用担当者に良くない印象を持たれてしまうかもしれません。

以下記事では、看護師監修のもと面接でよく聞かれる質問や回答例を記載していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事：看護師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例とは？答え方のポイントを解説

看護師1年目で辞めたい方が転職するときのポイント7つ

看護師1年目で辞めたい方が転職するときのポイントは、以下のとおりです。

ひとつずつポイントを見ていきましょう。

関連記事：看護師が転職で後悔する理由とは？実例や悩み別に転職ポイントを解説！

職場を必ず見学する

気になる職場は必ず見学しましょう。

見学せずに就職してしまうと、転職に失敗する確率が高くなってしまいます。

見学すると病院の雰囲気や環境、人間関係がわかります。

見学の際に、職員と目が合っても挨拶がない場合は、環境がよくないかもしれません。

たとえ、忙しくても挨拶はできるはずです。

また、職場を見学すると、勤務体制などの気になることを質問できます。

夜勤が不安な方は、夜勤の看護師が3人以上の職場を選択すると、安心して働けるでしょう。

見学することで事前に合わない病院がわかるため、職場は必ず見学しておきましょう。

教育体制を確認する

プリセプター制度を採用しているのか、病棟やチーム全体で教育するのかなど、職場によって教育体制は異なります。

1年目の看護師の場合は、採血技術などの研修があると、スキルを磨きながら働くことが可能です。

また、プリセプター制度がない場合は、困ったときに相談する相手が明確ではないため、相談しづらいかもしれません。

実践したい看護を決める

実践したい看護とは主に下記があります。

上記のように、一人ひとり実践したい看護が異なります。

あなたの実践したい看護が決まると、転職先も自然と絞られてくるでしょう。

退職した理由を考えておく

もし1年目で退職した場合は、早期退職した理由を考えておきましょう。

実際の理由は後ろ向きの理由であっても、前向きに言い換えれば問題ありません。

退職した理由を前向きに考えられない場合は、転職エージェントを利用して相談してみましょう。

転職サポートのプロのため、前向きな退職理由を考えてもらえます。

困難な場面での対処法を考えておく

退職した理由に対して実践した対処法や、今後同じ場面になったときの対処法を考えておきましょう。

面接の際には、「今後同じ状況になったらどうしますか？」と必ず質問されるからです。

対処法を説明できると、「今後は同じ場面になっても対処できるんだな」と採用担当者に好印象を与えられます。

好印象を与えると、面接の合格率が高くなるでしょう。

身につけたスキルを明確にする

今の職場で身につけたスキルを振り返って、明確にしておきましょう。

主なスキルには下記があります。

上記以外にも、働いている職場で介助した処置などもスキルとして、説明して問題ありません。

医療機関の採用担当者は、看護技術がどれぐらい身についているのか、即戦力として働けるのかを採用基準としています。

身につけたスキルがあれば、採用される可能性を高められるでしょう。

転職エージェントを利用する

看護師1年目で転職するときは、転職エージェントを利用しましょう。

1年目で転職するときは、次の職場を選ぶ方法や探す時間がない方も多いからです。

転職エージェントに相談すると、あなたのスキルや経験を活かせる職場、希望条件に合う求人を無料で探してもらえます。

ホームページ上の求人では、臨床経験が必要と記載されている求人も、転職エージェントに相談すると、面接の機会をもらえる可能性があります。

また、職務経歴書など初めて記載する書類もサポートを受けながら記載できるため、安心して転職活動に臨めるでしょう。

看護師1年目で辞めたいと感じている方におすすめの転職エージェント

看護師1年目で辞めたいと感じている方におすすめの転職エージェントは、下記の3つです。

各転職エージェントの特徴を解説します。

レバウェル看護

レバウェル看護は、年間4,000回以上の職場訪問を実施しています。

職場を訪問しているからこそわかる、内部の情報を教えてもらえるでしょう。

人間関係や病棟の雰囲気、実際の残業時間などを知ることが可能です。

求人票には記載されていない情報がわかると、転職後の働く姿をイメージしやすいでしょう。

納得のいく転職ができるまでサポートしてもらえるため、転職で後悔したくない方におすすめです。

ナース専科 転職（旧：ナース人材バンク）

ナース専科 転職（旧：ナース人材バンク）は、看護師専門の転職エージェントです。

年間利用者数は10万人以上いるため、看護師で転職を考えている多くの方が利用しています。

地方担当制のキャリアパートナーから転職サポートを受けられます。

地域に根差しているナース人材バンクだからこそ、紹介してもらえる地方の求人があるかもしれません。

看護roo!転職

看護roo!転職は、美容クリニックの求人特集があります。

美容クリニックへ転職を考えている方は、利用しやすい転職エージェントでしょう。

また、初めての転職でも安心して転職してもらえるようなサポートが充実しています。

15年以上の看護師転職支援実績から、面接に合格するためのコツや、書類選好率を高めるポイントを抑えているでしょう。

看護師1年目の転職に関してよくある質問

看護師1年目で辞めたいと感じている方からよくある質問には、下記があります。

それぞれ見ていきましょう。

看護師1年目で辞めても問題ない！実践したい看護を決めて転職しよう

今回は、看護師1年目で辞めたいと感じる理由や、退職するメリット・デメリットについて解説しました。

看護師1年目で辞めようか悩んでいる方は、退職しても問題ありません。

退職しても、次の職場を見つけるために時間はかからないからです。

1年目に看護師が辞める理由は、主に業務量の多さや人間関係によるものです。

転職すると、今よりも人間関係が良く、業務量の少ない職場が見つかるかもしれません。

転職して失敗するリスクを軽減するためにも、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントを利用すると、求人票や職場見学だけではわからない情報を教えてもらえます。

よい職場に転職したいと考えている方は、無料で利用できる転職エージェントに相談してみましょう。