
とにかく業務がきつい…

仕事の内容に対して給料が低い
仕事に対して不満を抱えるエンジニアは少なくありません。しかし、転職先の環境や転職活動の手間を考えると、退職に踏み切れない場合も多いでしょう。
この記事では、エンジニアをやめたいと感じた時に考えるべき以下の内容を解説します。
- エンジニアを辞めた方が良いかの判断方法
- エンジニア転職を失敗させない方法
今後のキャリアで後悔しないためにも、エンジニアのキャリアプランや転職方法などを予め把握しておくと良いでしょう。
エンジニアの会社・仕事を辞めたい理由ランキング
ここでは、リクルートグループが運営するTech総研が実施したアンケートをもとに話を進めていきます。
アンケートは「会社を辞めたいと思ったことがある」エンジニア400人に対して実施されました。
「あなたが会社を辞めたいと思っている理由はなんですか?」の質問に対するアンケート集計結果は以下になります。
引用元: Tech総研
1位 給料が上がらなかった・下がった
最も多かった理由が、給料に関するものでした。やはり、収入に納得がいかないと、その職場を辞めたくなるエンジニアが多いのですね。
長年に渡って勤務していて、ある程度の責任ある仕事を任されているにもかかわらず、給料がそれに見合っていなければモチベーションも上がらないものです。
お金が全てではありませんが、やはり給料は働くうえで重要な要素なのですね。
エンジニア転職した1社目は1年くらいで辞めたいよね。すまんけど、給料低すぎるんだもん。
— 人並みさん (@normal_man7) March 15, 2021
僕は経験1年で転職したら年収280万が450万に上がったよ
ITエンジニアは求められてるものに対して給料低すぎるの何とかしてくれないかな
— りく extension Ver38.67.91 (@riku7220) March 14, 2020

2位 自社では技術やスキルを伸ばせないと思った
そして、集計結果の第2位が、技術やスキルを伸ばせないと思ったことです。36%ですから、3人に1人以上の割合でこのように感じているということ。
技術力が全てのエンジニアにとって、やはりスキルアップは重要なテーマ。
特に、20代の若いエンジニアであれば、スキルを伸ばせない職場で働きたくないと考えるのは当たり前のことでしょう。
新卒で入った会社は「エンジニア向いてないわ」と思って1年で辞めたし、今の会社も「スキルアップできないわ」と思ったので4年で辞める。そして「年末年始もGWも仕事なの、精神的に無理」と感じたので休める会社に行く。良い悪いかは別として、僕はそうして常に幸せに働いてます😌
— たつみ@本と写真と珈琲 (@TATSUMI_365) January 11, 2021
よく「3年は辞めるな」みたいな話があるけど、スキルアップできないような環境で、ただじっと3年耐えてただけのエンジニアは(採用するのは)難しい…。 https://t.co/qE85iB1O0f
— みっちゃん (@micchan_se) July 19, 2018
3位 仕事で理不尽な目に合わされた
次に多かった回答が、仕事で理不尽な目にあわされたという理由です。無茶苦茶な対応をさせられたのであれば、どのようなエンジニアでも納得いかないものです。
もちろん、どのような仕事であっても、お客様の要望を無条件でのまなければいけないケースもあります。
しかし、それがあまりにも理不尽であれば、辞めたいと思うのは当たり前ですよね。
今の会社辞めて転職しようかな
— とむ@ゲームエンジニア (@creativetomred) August 8, 2023
今の会社状態全然納得できないから
言ってることとやってることが違いすぎて理不尽
でもなぁ、そしたら私転職人間になっちゃう。
理不尽な要求や終わらない残業や、積み上げた仕様を何度も崩される賽の河原で嘆きの言葉や怨嗟の叫びが尽きるとエンジニアはにゃーんと鳴き始めるのです
— みるくここあ@代表取り締まられ社畜 (@milkcocoa_org) August 2, 2023
4位 残業や休日出勤が多い・増えた
アンケート集計結果の第4位が、残業や休日出勤などの労働時間に関する理由です。
プロジェクトによっては、開発に時間がかかり勤務時間が長くなりがちなエンジニア。
しかし、それも行き過ぎてしまうと、多くのエンジニアが退職を真剣に考えるようです。
「PayPay(ペイペイ)は汗をかかずに儲かるシステムだから抵抗してやめました」と話題です。
— マスクド・アナライズ(DXコンサルタント・作家) (@maskedanl) June 26, 2023
ITエンジニアは仕事で汗をかきませんが、残業と休日出勤でうつ病になったり、仕事が忙しすぎて離婚しています。
そもそも「楽して稼げる商売」だったら、なんでずっと人手不足なんでしょうね。
5位 職場の人間関係のトラブル
第5位が人間関係のトラブルです。どのような職種であっても、やはり人間関係のトラブルは退職や転職のきっかけになるもの。
パソコンに向かっている時間が長いエンジニアであっても、やはり人間関係が大切なのですね。
ふと思ったんやがエンジニアって技術力でも悩むけど殆ど人間関係に潰されるよね
— オニキスブラック60🇸🇪怪文書製造機 (@T4_momentum) August 9, 2023
文句言う人達自分でやってみろって他部署にも同部署にも思うわ
手伝わない&教えない人間が口出しするの本当にクソ
ひとまずエンジニアになって日本中のクソ上司をdeleteボタン1個で消せるようなシステムを作ろうかな
— りーふぴょん (@leaf00) January 26, 2019
6位 自社では技術やスキルを生かせないと思った
そして、アンケート集計結果の第6位が、技術やスキルを活かせないと思ったから。
技術力で仕事をするエンジニアだけあって、自分のスキルが活かせない職場は納得がいかないようです。
スキルを活かせない場合には、転職を積極的に考えてみても良いでしょう。
新人に「この会社の基準で生きていたらエンジニアとしては成長できないので、会社の外を見て外の基準で生きて行きなさい」というのは余計なことを吹き込む事になるのかどうか?
— mishizaki (@mishi_cs) August 21, 2020
7位以降 そのほかの理由
その他の理由として、「異動、左遷、降格などの人事」が挙げられています。希望しない人事異動や降格など、納得できない評価をされた場合、会社に対する不満や不信感が生まれます。会社との信頼関係が破綻した結果、転職を考える方が多いようです。
また、「同僚、上司、部下の退職」という理由も挙げられています。信頼する上司がいるという職場は、恵まれている環境といえるでしょう。しかし、信頼していた上司や同僚が退職したことによって目標がなくなり、このまま会社で働く意味があるのかと考える方も多いようです。
ネガティブな理由が多い中、「ヘッドハンターや友人から転職を誘われた」という理由もありました。
エンジニアを辞めたいと思う理由は、必ずしも不満やストレスによるものではなく、前向きな理由の場合もあることを覚えておきましょう。
エンジニアを辞める前に確認すべき4つの項目
ここでは、エンジニアを辞めたいとお考えの方に、本当に辞める前に確認すべき4つの項目を紹介します。一度仕事を辞めてしまうと、同じ会社に復職するのは難しいため、しっかりと確認して決断しましょう。
1.今の職場で問題や課題を解決・改善できないか
もし現在の職場が嫌でエンジニアを辞めようとお考えの方は、まず今の職場で問題や課題を解決・改善できないかを確認しましょう。
もし人間関係や労働条件などに不満がある時は、上司に相談したり、時間の経過とともに解消されたりする可能性があります。
近年は、働き方改革が進められていることもあり、今後大きく環境が変わるかもしれません。エンジニアを辞める前に、今一度会社に確認することが大切です。
2.同業他社への転職で今ある問題が解決できないか
エンジニアの仕事が嫌いでない場合には、転職することで、いま悩んでいる問題を解決できるかもしれません。
今の会社の人間関係や社風と合わないからエンジニアを辞めたい、と考えているのであれば、転職してみるのも良い方法です。
エンジニアの求人は多い職種の1つでもあるため、もしかすると給与がアップしたり、リモート勤務が可能な会社が見つかったりする可能性もあります。
エンジニアは転職する方が多い職種でもあるため、ぜひ一度、転職エージェントに相談して、希望する条件を提示してみてはいかがでしょうか。きっとあなたにピッタリの職場が見つかるでしょう。
3.エンジニアを辞めて本当に後悔しないか
エンジニアになるためには、きっと多くの時間を費やして勉強してきたはずです。しかし、エンジニアを辞めると、せっかく積み重ねてきた努力が水の泡となってしまう可能性があります。
そこで、エンジニアを辞める前に「本当にエンジニアを辞めて後悔しないか」を確認しましょう。
エンジニアは、実力が評価されやすく、比較的自由な働き方を提供している会社も少なくありません。また、将来性もあり、転職求人も比較的多い職種の1つです。
実際に経済産業省の調べによると、2030年頃には約60〜70万人ものIT人材が不足するとの調査結果もあります。
エンジニアは、数少ない「安定した職種」の1つと言えるでしょう。エンジニアを辞めて後悔しないように、今一度よく考えてみることをおすすめします。
4.転職する明確な目的や方向が決まっているか
もし転職する目的が明確なのであれば、エンジニアを辞めても後悔することはないでしょう。しかし、はっきりとした目的や目標がないままにエンジニアを辞めるのはおすすめできません。
また「〇〇の仕事は、エンジニアよりも楽しそう」といった理由でエンジニアを辞めるのであれば、一度転職エージェントなどに相談して、プロの目線から判断が正しいかどうかをアドバイスしてもらうと良いでしょう。
「隣の芝は青くみえる」のは、よくあることです。実際に転職してみたら「思っていたのと違った」ということにならないために、しっかりと相談してから決断することをおすすめします。
ITエンジニアを辞めるべきか判断する要点
エンジニアを辞めるべきか判断するポイントをケース別に紹介します。
エンジニアをやめて異職種への転職を考えるべきケース
ご自身が「エンジニアに向いていない」「周囲についていけない」と感じている場合には、他の職種への転職を考えるべきかもしれません。
以下のような、エンジニアに向いていない人の特徴に当てはまる場合には、仕事でより充実感を得るためにも転職をおすすめします。
- スキルアップの意欲を持つことが難しい
- IT業界への関心が薄くAIなど最新技術に関心が持てない
- スケジュールに追われたくない
これらに心当たりのある方は、エンジニアとして働いている中で焦燥感を持っているのではないでしょうか。
ITエンジニアの世界では、技術や開発言語の進化が激しいことが通常です。エンジニアとして働いていくためには、ご自身のスキルをアップデートしなければ周囲との差が開いてしまいます。
また、IT業界に対して関心が低い場合にも、モチベーションを保つことが難しくなるでしょう。ある程度のプレッシャーであれば自己成長の糧になるはずですが、常にストレスを感じているのであれば転職を検討しましょう。
エンジニアを辞めず他の会社に転職するべきケース
「上昇志向の会社が息苦しい」「労働時間が長いが給料は低い」など、辞めたい要因が社風や労働環境にある場合には、現在の会社から転職することを考えても良いでしょう。
労働環境が変わることで、不満やストレスから解放されて「エンジニアを辞めたい」という気持ちが落ち着くこともあるかもしれません。
以下のような理由で辞めたいと感じている方は、エンジニアという職を辞めずに別の会社への転職を検討しましょう。
- 自分のスキルや業務成果が給料に反映されていないから
- 下請け・孫請け企業のため労働時間が長いから
- スキルアップが期待できない労働環境だから
- 労働基準法が守られていないから
上記に当てはまる場合には、必ずしもエンジニア自体を辞める必要はありません。エンジニアとして環境の良い企業に転職することや、フリーランスや派遣で働く選択肢もあるでしょう。
エンジニアが働き方を変えることのメリット・デメリット
エンジニアが働き方を変える場合にはメリット・デメリットもあります。フリーランス・派遣・正社員の違いは以下のようになります。
働き方 | メリット | デメリット |
---|---|---|
フリーランス | 働き方・働く場所が自由 勤務時間や休日の調整を自分で管理できる | キャリアや人脈がない場合仕事が得られにくい 保険・年金は自分で加入する 賞与や昇給がない 保証がないため怪我や病気の際に収入が減るリスクがある |
派遣 | 多くの企業を経験することが可能 勤務時間や休日を調整しやすい | 賞与がない 保証がないため怪我や病気の際に収入が減るリスクがある |
正社員 | 企業の福利厚生を受けられる 責任の業務を任せてもらえる 収入が安定 賞与や昇給がある | 転勤や異動が必要な場合がある 繁忙期に休みが取りにくい |
フリーランスは収入面で不利になる場合がありますが、事前に独自資金や仕事のツテを作っておくことで対策できるでしょう。フリーランス向けの転職エージェントを活用してみることも選択肢の一つです。
エンジニアとして退職しない方がいいケース
現状で不満やストレスを感じていたとしても、社内の環境を変えられる可能性が残っているのであれば、退職を思いとどまった方が良いかもしれません。下記の項目に当てはまる方は、退職を考え直してみても良いでしょう。
- 社内の人間関係以外に不満がない
- 現在の給与で満足している
- 社内で部署異動や職種変更の可能性がある
人間関係が原因で仕事を辞めたいと感じている場合は、部署異動や担当業務の変更によって不満を解消できる可能性が高いはずです。まずは、同僚や上司などの社内の人間に相談することをおすすめします。
ITエンジニアが転職を成功させるポイントとは?
エンジニアが転職を成功させるコツを解説します。
エンジニア経験を活かせる職種を選択する
エンジニアを辞めて他の職種に転職するケースでは、これまで培ってきたエンジニアの経験やスキルを活かせる職業につくことで転職成功へ近づくでしょう。完全に未経験の職種に転職した場合、年収が大幅に下がる恐れもあります。
転職の満足度を下げないためにも、エンジニアの経験を活かせる職種にチャレンジすることをおすすめします。
以下はエンジニア経験を活かせる職種になります。
職種 | 業務内容 |
---|---|
ITコンサルタント | ITによる企業課題の解決提案を行う |
プロジェクトマネージャー | システム開発など、プロジェクトのマネジメントを行う |
セールスエンジニア | 技術的な提案やサポートなどの営業活動を行う |
社内SE | 社内システムの開発・運用など、社内技術の支援を行う |
エンジニアの退職・転職しやすいタイミングを選択する
退職する場合、業務の引き継ぎにかかる時間を算出しておくことで、ゆとりを持って退職準備ができるでしょう。また、引き継ぎがうまく行くことによって、職場からむやみな引き止めを避けることもできるでしょう。
スケジュールを調整することが可能であれば、以下のようなタイミングで退職すると社内承認を得られやすいはずです。
- 担当案件・プロジェクトの区切りで退職する
- 決算月など人事が重なるタイミングで退職する
- 新しいエンジニアが入社することが判明したタイミングで退職する
もちろん、今の会社に退職を切り出すのは、他社への転職目処がついてからで問題ありません。次の会社の入社予定日は、引き継ぎの余裕ができる日にちに設定しましょう。

転職の理由を明確にする
転職を決断した理由を、自分の中で明確にすることも必要です。転職理由が曖昧なままだと、転職の軸がぶれてしまい転職先を早期離職する原因ともなります。
エンジニアを辞めて転職する際に、多くの企業から「なぜエンジニアを辞めたのですか?」と聞かれるでしょう。内定を掴みとるためには、採用担当者が納得できる理由と志望動機を事前に用意しておくことが大切です。
「エンジニアを辞めてどのような仕事に就きたいのか」「エンジニアを辞めて何を実現したいのか」を明確に話せるようにしておきましょう。

【転職理由の例】
前職では業務系システムの開発に携わり、プログラマとして1年、SEとして3年のキャリアを積んできました。まだまだ新たなことに挑戦したい気持ちが強く、挑戦しがいのある営業職に強い興味を抱きました。前職では営業職への異動は叶わないため転職を決意し、SE経験が活かせる貴社のコンサルティング営業職を志望しました。
転職先の企業研究をする
転職を成功させるためには、念入りな企業研究が必要です。志望する会社について下調べを行なって、企業とご自身のミスマッチを防ぎましょう。ミスマッチを防ぐことで、より充実した仕事に就ける可能性が高くなるはずです。
以下は、企業研究で確認しておくべきポイントになります。
- 事業内容
- その企業の強みや他社との違い
- 経営理念
- 社風や社員の声
エンジニアを辞めたい気持ちが強くても、次の転職先を焦って決めることはやめましょう。企業のサイトやそこで働く社員が取り上げられている記事には、最低限目を通しておきましょう。
転職から後悔しないように、残業時間や評価制度など細かな部分も調べておくと安心です。求人に応募する際には、自身が目指す働き方ができそうであるかを確認しましょう。
転職エージェントを活用する
転職サイトや転職エージェントを活用することも重要なポイントです。長時間労働が多いエンジニアであっても、限られた時間の中で効率的に転職活動を進めることができるからです。
特に、ITエンジニアの転職に特化した転職エージェントを活用すれば、理想の企業に転職できる確率が大きく高まるでしょう。
さらに、ITエンジニア専門の転職エージェントでは、業界に精通したキャリアアドバイザーから転職に関するさまざまな支援を受けることができます。例えば、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策へのアドバイスなどです。
ITエンジニアからの転職におすすめな転職サイト・転職エージェント|状況別
エンジニアからの転職を成功させるためにも、無料で転職サポートが受けられる転職エージェントを利用することをおすすめします。
ITエンジニアを続けるなら | |
レバテックキャリア マイナビITエージェント ダイレクトタイプ ウィルオブテック Geekly | エンジニアに特化している ハイクラス・年収アップに強い これまでの経験を活かせる転職 |
フリーランスエンジニアを目指すなら | |
レバテックフリーランス | フリーランスエンジニアに特化 フリーランスの案件数が業界トップクラス 高単価案件あり |
別職種や業界に転職するなら | |
リクルートエージェント doda | 求人の幅が広い 業界トップクラスの求人数 面接・履歴書対策も安心 |
今後のキャリアプランに悩みがある方は、複数の転職エージェントに登録することをおすすめです。転職エージェントによって保有する求人や、得意分野に違いがあるため、複数利用した方が採用情報を幅広く把握することができるからです。
担当アドバイザーとの相性もあるため、まずは2、3件の転職エージェントに登録して、最終的に気に入った1社をメイン利用すると効率的です。
レバテックキャリア

- 15年以上IT・Web業界に特化
- ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1
- 現場社員から収集した企業の内部情報を共有
レバテックキャリアは、IT・Web業界の転職支援において15年以上(※1)の歴史を有する転職エージェントです。
職種ごとに分かれたキャリアアドバイザーのサポートに定評があり、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1(※2)を獲得した実績もあります。
また、企業の内部情報の収集に力を入れており、現場社員からヒアリングした生きた情報を共有してもらえることも特徴です。
社員のマネジメント方法や職場の雰囲気・スキル感など、入社前に知っておきたい情報を得られることは、転職の失敗を避けるためにも有効といえます。
(※1)レバテックキャリアの公式ホームページより
(※2)日本マーケティングリサーチ機構調べ 「2021年1月期 サービスの比較印象調査」1位
サービス名 | レバテックキャリア |
運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 21,424件(※3) |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
マイナビITエージェント

- 企業規模や募集職種など、取り扱い求人の幅が広い
- 企業情報の収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍
- 非公開求人多数
マイナビITエージェントは、人材紹介企業大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントで、IT・Webエンジニアの転職に特化しています。
業界の転職事情に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、ベンチャー企業から大手企業まで、さまざまな選択肢の中から最適な求人を紹介してくれます。
ITコンサルタントやインフラエンジニア、社内SEなど募集職種が幅広く、非公開求人が多数あることも、大手エージェントならではの特徴でしょう。
また、企業の情報収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍しており、企業が求める人物像や内部情報を把握したうえで応募に進めるのもうれしいポイントです。
応募書類の添削や面接対策などの転職支援も充実しているため、一人で転職活動を進めるのが不安な方にもおすすめのサービスといえます。
サービス名 | マイナビITエージェント |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 17,289件(※) |
非公開求人数 | 6,311件(※) |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
ダイレクトタイプ

- 企業から直接スカウトが届く
- さまざまな企業の求人を取り扱う
- iOS限定の使いやすいアプリがある
ITエンジニア転職に特化しているダイレクトタイプでは、登録して待つだけで企業からスカウトが届くサービスを展開しています。
経歴やスキルをもとにオファーが来るため、マッチ度が高い転職を叶えられるでしょう。
自分で求人を検索しての応募も可能で、有名企業からスタートアップのベンチャー企業まで、1,600以上(※)もの求人から検索できます。
保有スキルや使用ツールなど、実力や希望条件を指定して的確に検索できるのもうれしいポイントです。
さらに、iOS限定のアプリには、タップするだけで簡単に職務経歴書が完成する機能や、最適な求人がレコメンドされる機能が搭載されています。
ITエンジニアの仕事と両立しながら、手間をかけずに転職活動を進めたい方におすすめのエージェントです。
(※1)ダイレクトタイプの公式ホームぺージより
サービス名 | ダイレクトタイプ |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公開求人数 | 1,600件以上(※1) |
非公開求人数 | - |
おすすめポイント |
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対応地域 |
不明
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公式サイト |
ウィルオブテック

- 2名体制で求職者を徹底サポート
- 年収アップの実績多数
- サポート期間の制限なし
ウィルオブテックは、丁寧な転職サポートに特色があるITエンジニア特化型の転職エージェントです。
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの2名体制で求職者を支援しており、将来を見据えた求人の紹介や徹底した企業対策に力を入れています。
サポート期間の制限がないため、納得いくまで転職活動を続けられることも魅力のひとつです。
また、年収が上がった実績が多いこともウィルオブテックの特徴で、中には150万円以上の年収アップ(※)に成功した転職者もいるようです。
現時点で年収を上げられなくても、将来的に年収を上げるためのキャリアステップもアドバイスしてもらえるため、年収を軸に転職活動を進めたい方は見逃せないエージェントでしょう。
(※1)ウィルオブテックの公式ホームページより
サービス名 | ウィルオブテック |
運営会社 | 株式会社ウィルオブ・ワーク |
公開求人数 | 2,994件(※2) |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
Geekly

- IT・Web・ゲーム業界の求人多数
- IT業界に特化した口コミサイトがある
- 11年以上蓄積したノウハウをもとに求職者をサポート
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、非公開求人を含めて27,000件超(※1)と、圧倒的な求人数の多さが特徴です。
11年以上にわたって蓄積されたノウハウを活かした転職支援が魅力で、たとえば、応募書類を添削する専門チームがあったり、コンサルタントの専門分野が職種別に細分化されていたりと、きめ細やかなサービスで転職を成功へと導いてくれます。
また、同社が運営する「Geeklyレビュー」では、企業で実際に働く社員から寄せられた口コミを閲覧できます。
応募前に活用すれば、社風や実情を把握でき、自身のアピールポイントの整理にも役立てられるでしょう。
(※1)Geeklyの公式ホームページより
サービス名 | Geekly |
運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
公開求人数 | 19,627件(※2) |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京23区内が中心
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公式サイト |
リクルートエージェント

- 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
- キャリアアドバイザーの提案力に定評がある
- 公開・非公開を合わせて約70万件以上の求人を保有
『リクルートエージェント』は、転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)です。
※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)
リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。
あなたの気づいていない価値を見つけ出し、活かせる転職先を紹介してくれ、採用担当者にあなたのことを売り込んだり、入社後の条件を交渉したりすることを得意としています。
サポート力には定評があるため、「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人におすすめです。
サービス名 | リクルートエージェント |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 364,921件 |
非公開求人数 | 233,721件 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
【リクルートエージェントの口コミ・評判】
模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。
職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。

doda

- 圧倒的な求人数
- 顧客満足度No.1を獲得
- 直接応募も可能
dodaは、圧倒的な求人数と顧客満足度の高さが特徴の転職エージェントです。
保有求人は公開・非公開合わせて20万件超(※1)と多数で、キャリアカウンセリングを受けられる拠点は全国に12ヵ所あり、大手エージェントの中でも有数の規模を誇ります。
また、顧客満足度ランキングで1位(※2)を獲得した実績もあり、手厚いサポートと質の高い求人紹介に期待できるでしょう。
dodaでは、転職エージェントを介した応募のほか、気になる求人に自分で直接応募できる機能も備えられています。さらに、企業から直接スカウトが届くサービスもあり、自分に合った方法で転職活動を進められるのも魅力です。
(※1)2023年12月時点の求人数
(※2)2023年オリコン顧客満足度調査 「転職エージェント 20代」で1位
サービス名 | doda |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 223,854件(※3) |
非公開求人数 | 39,055件(※3) |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
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公式サイト |
【dodaの口コミ・評判】
初めての転職におすすめ
初めての転職で使用しました。最初はdodaさんではないところを使っていたのですが求人が最初来たきり紹介がなく他も利用しようと思いdodaさんを登録。エージェントも登録し担当についてくれた方がとても熱心でした。コロナ禍で書類通過率はかなり悪かったですが絶えず求人紹介を頂けましたし、転職活動を進めるにつれ書類通過率も上がってきました。他サイトの口コミなどであるように専門性には欠けるかもしれませんが初めてで右も左も分からない方にはおすすめです。在職中で忙しい人もlineでやりとりできますし、職務経歴書や志望動機などもざっくりした文章でも添削と調整をしてくれてサポートはかなり手厚いです。引用元:doda/デューダの口コミ・評判
こちらの不安や要望に適した丁寧な対応に満足でした
印象的なテレビCMのキャッチコピーに背中を押されて、登録をしました。
担当の方は、とても穏やかで丁寧な対応をしてくださいました。
求人情報に関しても、こちらの要望に沿うように、繰り返し複数求人をご紹介くださいました。
また、私が職選びや面接や転職後のことで抱える不安や疑問にも一つ一つ答えて下さり、大変心強かったのが印象的でした。レスポンスに関しては、まれに時間がかかることもありましたが、全体的に満足しています。
おかげさまで無事に転職もでき、最後まで面倒を見てくださった担当者様には大変感謝しております。引用元:doda/デューダの口コミ・評判
レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営するエージェントです。業界認知度も高く、業界最大級のリモート、複業・副業案件を有しています。
レバテック全体では業界トップクラスの20万人以上もの登録があり、フリーランスのITエンジニアだけでなく、デザイナーやディレクターなどのIT系のフリーランスの職種全般を取り扱っています。
また、単価が100万円を超える案件も多く取り揃えているため、収入アップも期待できるでしょう。 また、参画者に向けた福利厚生パッケージとして、「レバテックケア」を提供している点も特徴です。
レバテックケアでは、収入が途切れないように専任の担当者が次の案件を探してくれたり、会計ソフトを割引価格で利用できたりと、フリーランスエンジニアの不安を解消してくれます。
エンジニアの種類別でみた辞めたい理由
まずは、エンジニアを辞めたいと思った理由について探ってみましょう。ハードウェア系とソフトウェア系で各200人、年齢は20~40歳の男女を対象としたリクナビNEXTの調査内容をみてみましょう。
引用:リクナビNEXT│あなたが「会社を辞めたい」と思った理由は何ですか?(複数回答可)
とりわけ35~40歳の辞めたい理由として多いのが、給料面への不満です。
ある程度のキャリアを積み重ね、できる仕事や責任が増える中で「これだけ頑張っているのだからもう少し給料が高くてもいいだろう!」という考えが出てくるのかもしれません。
また、20代のエンジニアが会社を辞めたい理由として多いのが「自社では技術やスキルを伸ばせないと思った」というもの。若い世代がスキルアップに対して意欲的だということが分かります。
それ以外にも、若い世代は「残業や休日出勤が多い・増えた」ことに対して不満を持っており、「正直なところ、疲れた…」と感じている人も少なくないのでしょう。
30代以降になると、転職しにくいともいわれるので20代のうちに転職を決断するエンジニアは多いです。続いて、エンジニアの職種別でみた辞めたい理由をみていきましょう。
システムエンジニアが仕事を辞めたい理由5つ
システムエンジニアが仕事を辞めたい理由を挙げてみます。
残業時間が慢性的に多い
システムエンジニアといえばよくイメージされることですが、とにかく残業時間が多くてつらいと感じている人は少なくありません。月の残業時間が100時間を超えることはざらという会社も中にはあります。
会社によっては独自に残業できる時間を制限しているところもありますが、実際のところは「仕事が残っているのに帰れと言われる…」と不満が溜まっている人もいるようです。
それでもなお「残業が多いのは作業効率が悪いからだ」といった叱責をされることもあるでしょう。毎日続く残業の中で厳しい言葉を投げつけられたらしんどくなっても不思議ではありません。
みなし残業のため残業しても給料に反映されない
長時間残業とつながる話なのですが、残業代が出るだけよくて、みなし残業のため残業しても給料に反映されないケースがあります。
みなし残業とは、あらかじめ一定時間分の残業代が含んでいる制度のことです。
例えば、「月30時間の残業を含む」となると30時間より短い時間であれば、残業してもその分が給与に加算されない仕組みです。(制度上は既に支払っていることになっている)
労働時間が長くなって給料が増えるのならまだ我慢できるかもしれませんが、給料に反映されないとなったら、ふつふつと不満が沸き上がるのではないでしょうか。
プログラミングをしたい
本来はプログラミングを専門としたエンジニアとしての採用だったはずだったのに、システム開発の上流工程を担当することになって、業務内容の不一致が出てきたケースも考えられます。
また、年齢が上がるにつれ、ほとんどのエンジニアがマネジメントを任されることになります。マネジメントが苦手なシステムエンジニアにとって居づらい環境になることも。プログラミングに集中できる環境を求めて、プログラマーへ転身する人もいます。
逼迫した納期がストレス
IT業界はおそらくどの企業もほとんど同じ状況なのでしょうが、逼迫した納期に追われる毎日でストレスを感じるケースが多いです。
納期から遅れてしまうとプロジェクトマネージャーやリーダーから怒られるので、無理をして残業することに。「ゆったりと仕事ができたらな…」と思っても不思議ではありません。
新しい技術についていくのが大変
システムエンジニアは担当する範囲が広く、とにかく勉強が大変です。
幅広い分野における基礎的な知識はもちろんのこと、どんどん新たな技術が誕生するので、終わりなき勉強が続きます。
働きながら自宅でも勉強するのはけっこうきついもの。プライベートな時間はどれだけ確保できるのでしょうか。
インフラエンジニアが仕事を辞めたい理由5つ
インフラエンジニアには、システムエンジニアとは少し違った退職理由があるようです。インフラエンジニアが辞めたいと思う理由を紹介します。
他にやりたい仕事ができた
20代のエンジニアですと、IT業界以外を志望して辞める人は少なくありません。
安定性を求めるなら公務員、デスクワークが合わないと思ったら営業へ、という他業界他業種への転職を決意するケースもあります。
適性についてエンジニアになる前に気付ければよかったのですが、働いてみて初めて分かることもあるので、仕方のないことかもしれません。
コミュニケーション能力をもっと活かせる仕事に就きたい
企業によっても異なりますが、インフラエンジニアはクライアントとの交渉の場につく機会が比較的少なく、自分の高いコミュニケーション能力を十分に発揮しきれていないと感じる人がいます。
たしかにポジションによっては、パソコンとの会話がほとんどだということもあるでしょう。自分の適性に合っていないのであれば退職を考えるかもしれませんね。
ITに深い興味を持てなかった
システムエンジニアと共通するところですが、ITに深い興味を持てなかった人はエンジニアを辞めていきます。
ITのことを漠然としか理解できておらず、憧れでIT業界に踏み込んだ人に多いです。新人研修でITが嫌になる人もいるほど。
単調なオペレーション業務がつまらない
監視オペレーターやテクニカルサポートなどの単調なオペレーション業務を担当することもあるインフラエンジニアは仕事がつまらないと思い、辞めたいと感じることがあるようです。
単調な作業のくり返しがとても苦痛な人がいるので、向き不向きをきちんと考えてから入社したいところですね。ただし、これは就職先をしっかり選べば回避できるところではあります。
客先常駐や夜勤などの就業環境に不満がある
エンジニアは客先常駐や夜勤作業などがある仕事です。過酷な場合ですと、入社してすぐに一人で派遣先へ常駐させられることも。
不明点が出てきても、クライアントに逐一聞くのはためらわれるかもしれません。そういったストレスが辞めたい理由になります。
webエンジニアが仕事を辞めたい理由5つ
webエンジニアが仕事を辞めたい理由がこちら。他のエンジニアと共通していることも多いです。
納期が厳しい
納期が厳しく、残業が慢性化している労働環境に不満を抱く人は少なくありません。エンジニアは21時定時説が唱えられることも。21時がもはや定時のような感覚で、「22時帰社なら早いな」と感じる人もいるのだとか。
SNS禁止といった独特なルールがある
機密保護の理由でSNSの利用が禁止されているといった独特なルールがあることも。仕事と無関係ではありませんが、プライベートにも支障をきたすのは苦痛でしょう。
会社の雰囲気に合わなかった
面接だけでは判断がつきにくい会社の雰囲気に違和感が生じた人もいます。20時にやっと仕事が終わったと思ったら、上司や先輩から飲みに誘われ、プライベートな時間を確保できないこともあるでしょう。
職場がブラックなのかは判断が難しいところですが、自分に合わないと感じたら辞めたい理由にはなります。
仕様変更が多くてストレスが溜まる
残業をしつつ一つのサイトを作っても、クライアントに提示して「なんか思ったのと違うな」の一言でやり直しになるのが、この世界です。
とりわけwebエンジニアは仕様が変わって作り直すことがしばしばあります。いろいろと仕様が変わると今までの努力が水の泡になるので、やる気を失うこともあるでしょう。
プログラミング自体にやりがいを感じられない
webエンジニアになってから「さほどプログラミングに興味が持てないな…」ということに気付く人も少なくありません。
複雑なロジックを解決していくので、そこを楽しいと思えないのであれば、仕事を続けていく意義を見つけられないことも多いでしょう。
エンジニアを辞めたい前向きな理由
エンジニアが会社や仕事を辞めたいと考える場合、後ろ向きな理由だけではありません。前向きな理由で退社を決断し、転職をおこなうケースもあります。
ここでは、エンジニアの会社・仕事を辞めたい前向きな理由について紹介します。
スキルアップを目指したいから
エンジニアは、今後も高い需要が続くと見込まれる職業のひとつです。そのため、より高度なスキルを身につけるために転職を決意する方は多いでしょう。
たとえば、「仕事内容がに固定化されていて、スキルの幅を広がらない」「会社が閉鎖的で、最新の技術に触れる機会がない」といった環境では、エンジニアとしてのスキルアップが目指せません。現在勤めている会社ではスキルアップは不可能と判断し、経験やスキルを積むために退職を決意することがあります。
独立したいから
すでに高いスキルを習得し、豊富な経験を積んでいるエンジニアであれば、独立を目指して退職をするケースもあります。
独立した場合、またどこかで前職のメンバーと一緒に仕事をすることがあるかもしれません。また、前職で築いてきた人脈がビジネスチャンスにつながる可能性もあるでしょう。
独立して仕事を得るためには、人脈は非常に大切です。そのためにも、人間関係を良好に保てるよう、円満退職を心がけましょう。
自分の力を試したいから
エンジニアの前向きな退職理由には、自分の力を試したい場合もあります。
現状の仕事に不満はないものの、自分自身の価値を高めたいという気持ちが芽生えることは向上心の高い人に多く見受けられます。「実力を試したい」という前向きな理由は、転職活動でも有利となるでしょう。
他社からの引き抜きがあったから
引き抜きとは、他社に所属する優秀な人材をスカウトし、自社に入社させることです。豊富な経験やスキルをもつ優秀なエンジニアは、競合他社から引き抜きを持ちかけられることもあるでしょう。
現職よりも好条件の待遇を約束された場合、自分を評価されたことに嬉しくなり、すぐにでも転職したい気持ちになりがちです。しかし、引き抜きを持ちかけられた際には、いったん冷静になることが必要です。
引き抜きの行為自体は違法ではありません。しかし、前職関係者との信頼関係が崩れてしまう可能性は高く、慎重な判断が必要です。今後の将来を左右する決断にもなりかねないため、熟考したうえで決断しましょう。
エンジニアには不向き?転職をおすすめしたい人の特徴
以下では、エンジニアに不向きな人の特徴を紹介します。もしいくつかの項目に該当する場合は、よりご自分に適した職業を探してみましょう。
1.自由に仕事がしたい人
エンジニアの仕事は、リモートワークを採用する会社があるなど、比較的自由度の高い職種に感じられるかもしれません。しかし、基本的にチーム単位で業務を遂行することが多いために、実際に仕事をしてみたら、思っていたよりも時間に拘束されると感じる方もおられるようです。
そのため、時間に余裕が欲しい方や、ご自分のペースで仕事をしたいとお考えの方は、転職エージェントに相談して、ご自分に合う職業を探してみるのもおすすめです。
2.自己管理が苦手な人
エンジニアの仕事は、高い自己管理能力が求められる仕事です。なぜなら、ある程度決められた仕事を、期限内に完遂する必要があるからです。
ただ、エンジニアに限らず、ある程度の自己管理能力は、どの仕事にも必要な能力です。具体的にどのような生活がしたいかや、現実的にそれが可能かどうかを、転職エージェントに確認してみることをお勧めします。
3.地道な作業が苦手な人
エンジニアの仕事は、地道な作業の連続とも言える仕事です。その中でも、新しい知識やスキルを習得する「学び」も必要となるため、コツコツ仕事をするのが苦手な人には向いていないかもしれません。
ただ、現職でエンジニアとして仕事をしているのであれば、このような素養は十分にあると思われますので、本当にエンジニアを辞めたいと考える理由を、今一度確認してみましょう。もし、自分が「どのような仕事が向いているかわからない」とお悩みの方は、ぜひ転職エージェントに相談して、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみましょう。自分でも気づかなかった「やりたい仕事」や「向いている仕事」が見つかるかもしれません。
4.ルーティン作業が好きな人
エンジニアの仕事は、工場での流れ作業のような仕事が好きな人には向いていないかもしれません。エンジニアの仕事は、クライアントの課題や問題を解決するソフトウェアを開発したりする仕事であるため、常に最先端の技術や情報を学び、ブラッシュアップを重ねなければならない仕事です。
そのため、毎日同じ作業を黙々と繰り返す、ルーティンワークを好む人は、エンジニアの仕事が嫌になる可能性があります。
ただ、ルーティンワークの仕事に転職すると、収入が下がる可能性もあるため、それでも転職すべきかどうかを考えた上で転職活動を行うようにしましょう。
5.コミュニケーションが苦手な人
エンジニアの仕事には、高いコミュニケーション能力が求められます。なぜなら、エンジニアの仕事は、チームで取り組むケースが多いからです。エンジニアには、クライアントへのヒアリングや業務内容の設計、自社のチームメンバーをまとめながら仕事の進捗管理を行うといった、幅広い業務が求められます。このように多くのクライアントやスタッフと連携するためには、高いコミュニケーション能力が必要です。
そのため、コミュニケーションが苦手な方は、エンジニアには不向きかもしれません。
6.論理的に考えることが苦手な人
エンジニアは、ITを活用し、クライアントの課題や問題を解決するのが仕事です。そのため、物事を論理的に考えて解決策を導き出すことができる「論理的思考能力」が求められます。
論理的思考能力は、エンジニアだけでなく、優秀なビジネスパーソンには欠かせない能力の1つですが、エンジニアの仕事を進める中で鍛えられる能力でもあります。もし、潜在的なクライアントの課題や問題を顕在化したり、それらの問題を解決する方法を考えるのが苦痛に感じるなら、エンジニアに向いていないかもしれません。
ただ、エンジニアで身につけた知識やスキルを活かせる職業は多いため、転職エージェントに相談しながら、せっかくの知識やスキルを活かせる転職をおすすめします。
エンジニアがすぐに辞めた方がよい会社の特徴3つ
「エンジニアを辞めたい」と思っても、転職は容易に選択できるものではありません。しかし、エンジニアがすぐにでも辞めた方がよい会社の特徴があります。
これらに当てはまるなら、早いうちに転職を検討するのが賢明です。
将棋の駒のように扱われる
下請け企業に多いのですが、将棋の駒のように扱われていると感じたら、退職することを検討しても不思議ではありません。
クライアントや親企業の都合で残業や休日出勤が当たり前になっているのなら、これから先も働き続けるイメージが湧きにくいでしょう。
仕事に見合った給料がもらえない
仕事に見合った給料がもらえていないと感じたときも危険信号です。ITエンジニアの平均年収や平均時給はこちらの通り。
引用:求人ボックス給料ナビ│ITエンジニア
これらより明らかに低いなら転職を検討する方がよいでしょう。最悪のケースですと、基礎時給が最低賃金以下になっていることも。
みなし残業も要注意です。若手エンジニアですと、これからの昇級に期待できるかどうかも考慮してみましょう。
社員の囲い込みをしている
エンジニアの世界では、他企業からの引き抜きがめずらしくありません。
私が勤めていたSIerでは、クライアントの情報システム部に転職した先輩がいました。どちらから話を持ちかけたのかまでは知りませんが、優秀なエンジニアは引く手あまたなのです。
そのため、企業によってはSNSの利用や他の同業者との接触を禁止するところもあるようです。言葉巧みに引き留められても冷静な判断が必要でしょう。
仕事を辞めたいと思ってもエンジニアを辞めたいと言えない場合
仕事を辞めたくても上司になかなか報告できないエンジニアがいます。
「今、自分が抜けたらメンバーに迷惑をかけるのではないか?」「上司が怖くて話しかけられない」など、理由はさまざま考えられますが、以下のことを意識するとトラブルなく退職できるでしょう。
早めに相談する
やはり何事も準備が重要ですので、周囲に迷惑をかけるのではないかと心配ならこそ、早めに退職したい旨の相談をしましょう。
プロジェクトの切れ目での退職ですとさほど迷惑をかけないことがほとんどです。
それに、そもそも一人が抜けたぐらいでつぶれるようなプロジェクトはマネジメントに問題があります。辞めたいのに言い出せないのは自分でハードルを上げてしまっているせいかもしれません。早めにスパッと伝えましょう。
我慢せずに転職を決意する
まず、最も大切なことが、今の仕事を我慢せずに転職を決意することです。今の会社を辞めたいと考えていながらも、嫌々と仕事を続けるのは苦痛なだけです。
さらに、嫌な職場で我慢しながら働き続けるのは、精神的にもよくありません。仕事のストレスでうつ病になる人もいるぐらいです。辞めたいと感じたのであれば、我慢せずに転職を決意しましょう。
引き継ぎを丁寧に行う
引き継ぎを丁寧に行うことで周囲への迷惑を減らせます。誰が見ても分かるような丁寧な引き継ぎマニュアルを残して退職ができると、「あいつは優秀なやつだったな」と仕事ができる印象が強まるかもしれません。エンジニアの世界は意外に世間が狭く、良い評判を残して退職するのも余裕があれば重要かもしれませんね。
同僚に感謝の気持ちを伝える
直接同僚と話して感謝の気持ちを伝えることも大事です。辞める理由や今までの感謝を伝えると円満退社できることが多く、何かしらの縁で仕事上でのつながりを持つことになっても気まずさがありません。
メールで退職報告をする人も多いですが、なるべく直接伝えた方がよいですね。
エンジニアを辞めたいと思った経験|RUNTEQ社長の菊本さんに伺いました


エンジニアとして長く活躍されている菊本さんにも、「エンジニアを辞めたい」と感じた経験があるのでしょうか?

ありますよ。「エンジニア辞めてぇ〜!」という感じでした。エンジニアはブラック勤務とか、労働環境が悪いとか言われがちな業界です。もちろん好きでやっているエンジニアが多いことは確かですが、働いていく中で何か葛藤があって仕事を辞めたいと感じた方は多いかもしれませんね。

「エンジニア辞めてぇ〜!」と感じた際に菊本さんはどのようにモチベーションを回復されたのでしょうか。

温泉でリフレッシュしたり、京都で庭園を見たりしました。考えを巡らせることでリフレッシュできるタイプなので、静かに考える時間が必要だったんでしょう。そうしているうちに「エンジニアを辞めたら自分に何が残るんだろう…」と冷静になり、エンジニアに立ち返りました。

給与への不満や人間関係が原因で辞めたいと感じている場合、フリーランスや副業といった形でエンジニアを続ける方もいるかと思います。特に、技術に自信がある方はフリーランスの道を検討する方も多そうです。フリーランスでやっていくために必要なスキルはありますか?

まず第一に、フリーランスエンジニアは企業に勤めるよりも難易度がめっちゃ高いです。当然個人事業主ですから会社に所属するよりも責任が求められます。責任感とやりきる力がなければ続けられないと思いますね。なので、エンジニアを辞めたいからといって気軽な気持ちでフリーランスに転向することはおすすめしません。ちなみに、周囲でも副業しているエンジニアは多いです。自分が所属する企業では体験できないことを求めたり、純粋に収入を求めたり、理由は様々ですが学べることはあります。フリーランスへの転向を視野に入れているのであれば、副業から始めて見た方が良いかもしれませんね。

エンジニアを辞めたいと不満を抱えている方に向けて、エンジニア歴20年以上の菊本さんからコメントをお願いします。

エンジニアという仕事は、働き方を選択できるメリットがあります。職場や環境によって働きやすさは大きく異なりますから、エンジニアを辞めるよりも、そこからスキルアップしてもっと良い環境の職場に転職することを目指してみてください。理不尽なことがあったり評価されなかったりと悩みは様々かもしれませんが、職場が変わることで心持ちも本当に変わりますから。開発に関わりたくない場合には、エンジニア採用の人事に転職する道もおすすめです。エンジニアの採用って難しいですから、現場を知っている元エンジニアが重宝されるんですよ。どちらにせよ、エンジニアとしての経験を活かせる仕事に転職すると、キャリアに一貫性が出て将来の選択肢が増えるでしょう。

エンジニアを辞めたい人が転職で失敗しない方法|まとめ
あまりにも長時間残業や厳しい待遇が続いてしまうと「エンジニアを辞めたい」という気持ちになってしまうでしょう。しかし、実際に退職する際は後悔しないように順序立てて計画的に進めていく必要があるでしょう。
また、辞めたい気持ちは一時的である可能性も。ひとまず転職エージェントに登録して転職活動を始めても周囲には転職活動中であることを伏せたほうが無難です。
「辞めてやる!」ということをくり返し発言してしまううと、次第に周囲からの評価が下がり気まずさが蔓延してしまうことがあるためです。
退職の旨を伝えるのは直属の上司からというマナーは守りましょう。