SE(システムエンジニア)として働いている方の中には、待遇への不満などから「辞めたい」と感じてしまう方もいるでしょう。
結論として辞めるべきかは、人や会社によっても異なりますが、一時の思い付きですぐに辞めてしまうことはリスクが高いといえます。
未経験業界への転職難易度や、転職して年収が下がるのかも併せて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

SEを辞めたくなる理由とは
まずは転職に踏み切る前に、なぜSEを辞めたいと感じるのかを洗い出しましょう。会社との方針が合わないのか、待遇に不満があるのかなど、今の会社で解決できる問題かどうかも併せて考えるのがおすすめです。
一度「辞めたい」と考えてしまうと常にその考えがつきまとうものですが、勢いだけで転職してしまうと後悔する可能性が高いです。たとえ当面の問題が解決したとしても、新たな不満が出てきて転職を繰り返してしまうリスクもあります。
そこでこの章では、SEが「辞めたい」と感じる理由を4つ解説します。この中に自分の当てはまる理由がないかどうか、転職前にぜひ確認してみてください。
調査方法:インターネットによるアンケート
調査日:2023年9月15日
調査方法:システムエンジニアとして働いた経験のある方
※ユーザーアンケートより抜粋
業務に対して給料が低い

収入面での不満が大きい。働き方改革で残業は減らされるものの納期は変わりませんので、技術調査等を自宅でやる羽目になります。やる事は増えるのに収入が増えない(むしろ減る)ことが不満で辞めたいと思いました。

給料が低く、特許や成果も他人に奪われました。上司も含め、同僚との対人関係、暴力はどの業種でも辛いと思いますが、買い手が断った製品(買い手がいない)をつくり続けたり、開発班に上がってくるまで別班の遅れを待たなければならない、待つだけの残業は苦痛でした。寝る時間も食べる時間もなく、過労で不治の病になりました。
現在はフリーランスで別の業務とともに身体に無理のない仕事が行え、雇われていた時よりも快適な生活を送っています。システムエンジニアならよほど待遇の良い企業でなければ、個人で仕事を取ってくる方が幸せになると考えます。

5次受けということもありとにかく受けた案件に対しノーとは言えず、納期に間に合うよう残業ばかりの毎日でした。その割に薄給で自身もその会社で技術的なことを満足に学ぶことができていなかったため、在職後半は転職のことしか考えていませんでした。
経済産業省が2022年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査(※)」によれば、IT人材の年収は400万円~1,500万円と大きく開きがあります。
システムエンジニアだけで見た場合には年収500万~700万円となっており、ほかの業種と比べて著しく賃金が低いというわけではないようです。
しかし、仮に年収700万以上の給与をもらっていたとしても、長時間労働や休日出勤などが頻発するような会社においては「仕事量に対して給料が低い」と感じる方もいることでしょう。
またこの調査では、日本の能力・成果重視型企業における最高水準と最低水準の差は2倍未満にとどまっており、デジタル先進国であるアメリカと比べるとIT人材に対する評価が圧倒的に低いことも分かっています。
(※)【参考記事】我が国におけるIT人材の動向|経済産業省
長時間労働や休日出勤が多い

この業界はとにかく残業が当たり前のようにあります。会社に泊まり込みという事も少なくはなく、とても辛かったです。体力的にも厳しいので長くは続けられないといつも感じていました。

納期がきついので、閑散期もありはするが、繁忙期は家に帰れないこともたまにあり、ワークライフバランスのとれた職場に転職したいと考えて仕事を辞めました

基本的に定時で帰れないのは当たり前ですし、毎日のように残業で自宅に帰るのは夜中近くにもなってしまうので、生活も不規則になり続けていて大丈夫なのか不安になってきます。

みんな徹夜や休日出勤を続けて連勤になっている中で、管理職が根本的な解決策を実施せず、結果精神論や人をただ単に増やしてゴリ押すことしかしなかった。この会社では何も改善せず同じような炎上を今後も繰り返すんだろうなと思い、退職を決意しました。

納期が厳しい案件にアサインした際に、やめたいと思いました。
受注した段階で、納期が厳しく休日出勤前提のスケジュールでした。
また、プログラマーとしてアサインしているメンバーは新人が多く、スケジュールがどんどん遅延していく状態でした。
お客様からの仕様変更が多く、お客様都合でのスケジュール遅延する場合でも納期はずらせませんでした。

ユーザー向けのサイト運営をしていました。年末年始は稼ぎ時なのでキャンペーンの実施などを行うため、昼夜問わず出勤しなければならず、小規模の開発事業者だとかなり大変でした。(大手はシフトを組めるので比較的楽だと思います)また、トラブル対応のために昼夜問わずサーバーのエラー対応をしなければならないのは本当に苦痛でした。Slackが嫌いになるほどでした。
2回の転職で分かったこと。無駄なことは何一つなかった。SE→貿易事務→商社。1社目で鬱になったことで、「長時間労働は無理」と。2社目でモヤモヤしたことで「テレワークできる環境が良い」と気付けた。そして残業少なめ・テレワーク可能な今の働き方に繋がった。常に自分の気持ちにアンテナを☺️
— こっぴー (@lifedesign_tak) April 22, 2022
夫、リモートワークできる職種としてSE選んだけど、リモートの時の方がイライラしているし、長時間労働になりがち。。
— イナバナエコ (@ottonotumenoaka) March 3, 2022
SEには適性ありそうなんだけど、リモートに向いてないんじゃないだろうか?
毎日やっても大丈夫な人と合わない人いる気がする。
長期的にやってみて初めてわかることあるよね。
SEは、クライアントの抱えている課題や要望をヒアリングし、解決に向けたシステム設計をおこなう業務が中心になります。
設計した納品物に不備やトラブルがあった場合は即時対応が求められることがあり、休日出勤や長時間労働が必要になるなど激務になりやすい傾向があるようです。
長時間労働や休日出勤が恒例になっている場合、ストレスを溜め込んでしまうのも無理はありません。このような労働環境に対し、不満から「辞めたい」と感じるケースは決して少なくないでしょう。

人間関係でトラブルを抱えている

開発のスケジュールを一か月短縮され機能ごとに集約せずに担当毎にただ作ることを強いられた。
長年続いていた協力会社の案件が途切れ、ヘッドハンティングできた営業部長の人脈から
の案件に変わった途端に色々と部長の介入してきて人間関係がややこしくなり精神的にきつく成りました。

システムエンジニアとして働いたけれど、開発よりもマネジメントの仕事が多く、やりたいこととマッチしませんでした。また、下請け会社や協力会社、顧客、他部署など、さまざまな人と関わりが必要になるので、人間関係に疲れました。
残念なことに若手エンジニアが辞めるのを何度も見た。
— ひろぽん@相互フォロー支援垢 | フォロバ100% (@hiro_businessZ) February 28, 2023
やりたい事との不一致や給与体系に不満あり、キャリアアップのためならばどんどん新しい事にチャレンジするのを応援する。
でも多くは上司との人間関係で辞めてく人が多く印象。成果を出し人格に優れてる上司配下は辞める人が少ないのが実情。
SEはクライアントやチームメンバーなどさまざまな人と関わる職種のため、人間関係でトラブルを抱えてしまうと業務に支障が出る可能性があります。
また「開発の仕事がしたかったのにマネジメント中心の会社だった」といったミスマッチに不満を抱く声も見られ、人間関係に悩む方は少なくないようです。
自分のやりたい業務ができず成長につながらない

モノづくりが好きなので、開発に必要な作業(設計、コーディング、検査、スケジュール調整、打ち合わせ等)は苦になりませんでしたが、経験を重ねて開発チームをまとめる立場になると、性格的に相性が悪いメンバー同士の間を取り持ちや、相性が悪いことによって生じたミスのフォロー作業など、開発の本筋ではない作業が増え、仕事がつまらなくなりました。

そのうちできるようになるだろうと思ってプログラミングの才能・適性がないまま3社で働いて、一切楽しいと思えることもないまま約12年が経過しました…。今はシステム屋から出向先に転職したWeb制作者です。

できることを増やしたいのに、増やしかたがわからないことが多かったです。資格等はたくさん取りましたが、実践を経験を詰めずあまり仕事に繋がらなかったです。

SE歴22年です。下請けからメーカーまで、幅広く経験してきました。
「辞めたい理由」を一言で言うと、「いくら成長しても仕事が楽にならないから」です。新人の頃は、実力がなくて辞めたかったです。毎日上司に怒られ、パワハラも横行してましたので「辞表持ってきたか?」とみんなの前でからかわれ、それでも生活のため頑張りました。1人でやっていけるくらいに成長し、残業代が支払われる会社に転職しました。
中堅になったらなったで大変です。自分の仕事をこなしつつ、新人の面倒を見せられます。自分の仕事を楽にするために仕事を身につけたのに、新人に足を引っ張られるので、新人のころとキツさが変わりませんでした。それで新人が自分を慕っているならともかく、「別に頼んでねーし」くらいの態度でした。上司に相談しても「それが先輩の仕事だろ」と言われ取り合ってもらえなかったので、メーカーに転職しました。
外からは羨ましがられるトップメーカーも、働くのは辛いです。高い報酬の分、求められる仕事量はそれまでの比ではありませんでした。
そんなこんなで、「いくら成長しても仕事が楽にならない」ことを確信しました。早く辞めたいです。

下請け時代、某I社がプライム(一次請け)の案件に参画した話です。私は、三次請けでした。間に某C社のメディカル部門が入っていました。I社もC社も、聞けば誰でも知っている会社です。
電子カルテパッケージの改修案件でした。「パッケージ」の「改修」案件ですから、ノンカスタマイズでちゃんと動くものを改修するのが普通です。にもかかわらず、I社の電子カルテは品質が低く、決まった手順で操作するとプログラムが停止するようなバグがいくつも潜在していました。それを改修するというだけでも、ストレスフルな案件でした。
加えて、C社は私を社員であるかのように扱い、I社にも下請けだと言うことは伝えるなと指示してきました。そのため、I社から見れば私は、C社の正社員です。私は、業務委託として参画したばかりで右も左もわからないのに、I社社員から使えないエンジニアとして扱われ、非常に不愉快な思いをしました。後にキャッチアップしてコアメンバーに食い込みましたが、私みたいな傭兵に頼らざるを得ないC社が情けないと思いました。
このような案件でも、下請けは甘んじて請けざるを得ません。SEなんか辞めたいと思った、印象深い案件の一つです。
SEは常に最新の技術と向き合いながら業務に取り組めるため、やりがいを感じる人も多いでしょう。
たとえば勤めている会社の業務内容が単純化されていたり、開発は好きだがマネジメントは苦手といった適性の問題であったり、問題は多岐にわたります。
また一般的にIT企業は元請けと下請けに分かれる「ピラミッド構造」になっているため、受ける案件によっては自身の成長につながらないと感じるケースもあるようです。

SEを辞めるべきではない人の特徴
この章では、SEを辞めるべきでない人の特徴を2つ紹介します。ストレスを感じ「辞めたい」と感じている方は、まず自分が当てはまっていないか確認してみてください。
退職を検討している理由が他責である
退職理由が、上司や同僚とうまくやっていけない場合や、やりたいことをやらせてもらえない状況など他責傾向にある際には、まずは現職で改善努力ができるか否かを考えてみてください。
例えば、人間関係に不満がある場合、上司に直接伝えて改善を図ったり、人事に相談したりすることで解決するかもしれません。同じ部署で働くことが難しい場合は、異動させてもらうのも方法のひとつです。
ただし転職する際の面接では必ずといってよいほど退職理由を聞かれます。その際に「自分でこのようなアクションを起こしたが、改善は難しかったため転職を検討した」と伝えると、企業側にネガティブな印象を与えなくて済むでしょう。
入社から1年未満など日が浅い
仕事が辛くSEを辞めたいと強く思ったとしても、入社して1年未満の転職は避けたほうが良いでしょう。採用担当者にネガティブな印象を与える可能性があるため、最低でも1年以上は働いてから転職を検討しましょう。
1年未満で転職活動を進めてしまうと、「また不満が出てきたら、すぐに離職してしまいそう」と懸念を持たれる可能性もあります。場合によっては書類選考などの初期の段階で見送りになることもあるかもしれません。
また、SE未経験で入社して1年未満で転職を検討する場合、即戦力・一人前のSEとはみなされないことも想定されます。そのため、年収アップが難しくなるほか、年収が下がる可能性もありますので、即決で転職するのではなく一度踏みとどまっても良いかもしれません。
辞めたほうがいい会社の特徴
この章では、むしろ辞めた方がよい会社の特徴を3つ紹介します。
- ITゼネコン構造で下位にいる会社
- SEを大切にしない会社
- 労働環境がブラック・グレーな会社
一つずつ解説しますので、自分の所属する会社が当てはまっていないかチェックしてみてください。
ITゼネコン構造で下位にいる会社
一つめの特徴は、ITゼネコン構造で下位に位置する会社です。
このような構造では、下位にいくほど単純でレイヤーの低い業務が増え、SEとしての成長が期待しにくくなります。
案件が進むにつれて、下位にいる会社では業務が細分化され、最終的に「動作確認のテストだけやれば問題ない」といった単純なタスクを任されることが多くなります。
SEを大切にしていない会社
もう一つの特徴は、SEを大切にしない会社です。
上司など一個人ではなく、会社の方針で無理なスケジュール管理をおこなっている場合は、上層部に改善を働きかけるより転職した方が早いケースもあります。
例えば無理な納期で案件を受託し、結果的に社員が長時間労働をせざるを得ない状況が蔓延している会社に勤めている場合は、心身ともに負担がかかる前に転職した方が良いでしょう。
労働環境がブラック・グレーな会社
三つ目の辞めるべき会社の特徴として、労働環境がブラックやグレーな会社が挙げられます。
法外な長時間労働やパワハラ・セクハラなどが横行しているブラック企業に勤めていると、心身ともに追い詰められて体調を崩したり、最悪の場合はうつ病などに追い込まれたりしてしまうリスクもあるでしょう。
中には完全なブラック企業ではなく、待遇や労働条件がやや不十分なグレー企業も存在します。「ブラック企業に比べたらまだ良い方」と思ってしまう気持ちも分かりますが、適切な労働環境を提供している会社に転職した方が身のためです。

SEから転職する際に注意するべきポイント
この章では、SEから転職する際に注意すべきポイントを3つ紹介します。
- SE事態をやめる判断を安易にしない
- 目的なしで転職を繰り返さない
- 現実から逃げるための転職をしない
SEからの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
SE事態をやめる判断を安易にしない
まずはその不満や課題を具体的に洗い出し、必要によって上司や同僚とコミュニケーションを取り、問題解決に向けて努力することが大切です。
SEとして働く場合、プログラミングの知識が身についている方は多いのではないでしょうか。プログラミングは専門的なスキルとして価値が高く、そのスキルを安易に捨ててしまうのはもったいないといえます。
目的なしで転職を繰り返さない
不満を抱えて転職をした場合、必ずしも転職先で問題が解決するとは限りません。仮に解決したとしても新たな問題に突き当たったり、前職より過酷な環境に置かれたりする可能性もあります。
そうすると再び転職を検討したくなりますが、目的を定めずに転職を繰り返してしまうと、その後の転職で不利になる可能性があります。特に退職理由はどの企業でも必ずといってよいほど質問されるため、あいまいな理由を答えてしまうと採用担当者に良い印象をもってもらいにくくなるでしょう。
また年齢を重ねるごとに、ポテンシャルやスキルの高さ以外にもマネジメント経験が求められる傾向にあるため、極端に転職回数を増やすことは避けた方が無難です。
現実から逃げるための転職をしない
あまりにも業務がつらい場合は「転職できれば何でも良い」と現実逃避をしたい気持ちになることもあるでしょう。ただし一時の感情に流されて転職に踏み切ってしまうと、入社後にミスマッチを起こす可能性が高くなります。
自分のキャリアに傷をつけないためにも、まずはなぜ転職したいのか、今後どのようなキャリアプランを描きたいのか等をしっかり定め、じっくり検討することをおすすめします。
SEからの転職でおすすめの転職先とは
この章では、SEからの転職でおすすめの転職先を3つ紹介します。
- 社内SE
- ITコンサルタント
- フリーランス
なお、いずれもSEの経験を活かせる職種であり、未経験業界に転職したい方は「SEから未経験業界に転職するのは難しい?転職のポイント」をご覧ください。
社内SE
業務内容はさまざまですが、なかにはシステム開発まで社内SEがおこなう場合や、社員からの問い合わせに対応するヘルプデスク業務に携わることもあるようです。
一般的にSEはクライアントのオフィスに常駐することが多いため、社内とのつながりを保ちにくい傾向にありますが、社内SEであれば同じ会社の社員と共に働くことができるため、連帯意識が生まれやすくやりがいにつながるでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITの技術を駆使して企業の抱える課題解決につとめる職種です。企業ごとに経営戦略に沿ってシステム開発や最適化を促し、経営をサポートする業務が中心になるため、より上流工程に携わりたいSEの方におすすめといえます。
ITコンサルタントにはコミュニケーション能力やクライアントの抱える課題を適切に把握する能力も求められます。より良い提案をするにあたって、SEとして培ったシステム開発の知識が役立ってくるでしょう。
フリーランス
SEのスキルを活かして高単価な案件を受注することで、年収アップにつなげることもできるでしょう。最近ではフルリモートの案件も多いため、場所に縛られずに自由に働くことも可能です。
ただし正社員に比べるとリスクが高い面もあるため、フリーランス専門のエージェントを利用するなど対策を取ることをおすすめします。

システムエンジニアをやめたい人におすすめの転職エージェント5選
転職エージェントにはさまざまな会社があり「どこを選べばよいか分からない」「たくさんありすぎて絞り切れない」という方もいるのではないでしょうか。
レバテックキャリア

- 15年以上IT・Web業界に特化
- ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1
- 現場社員から収集した企業の内部情報を共有
レバテックキャリアは、IT・Web業界の転職支援において15年以上(※1)の歴史を有する転職エージェントです。
職種ごとに分かれたキャリアアドバイザーのサポートに定評があり、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1(※2)を獲得した実績もあります。
また、企業の内部情報の収集に力を入れており、現場社員からヒアリングした生きた情報を共有してもらえることも特徴です。
社員のマネジメント方法や職場の雰囲気・スキル感など、入社前に知っておきたい情報を得られることは、転職の失敗を避けるためにも有効といえます。
(※1)レバテックキャリアの公式ホームページより
(※2)日本マーケティングリサーチ機構調べ 「2021年1月期 サービスの比較印象調査」1位
サービス名 | レバテックキャリア |
運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 21,424件(※3) |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
マイナビITエージェント

- 企業規模や募集職種など、取り扱い求人の幅が広い
- 企業情報の収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍
- 非公開求人多数
マイナビITエージェントは、人材紹介企業大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントで、IT・Webエンジニアの転職に特化しています。
業界の転職事情に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、ベンチャー企業から大手企業まで、さまざまな選択肢の中から最適な求人を紹介してくれます。
ITコンサルタントやインフラエンジニア、社内SEなど募集職種が幅広く、非公開求人が多数あることも、大手エージェントならではの特徴でしょう。
また、企業の情報収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍しており、企業が求める人物像や内部情報を把握したうえで応募に進めるのもうれしいポイントです。
応募書類の添削や面接対策などの転職支援も充実しているため、一人で転職活動を進めるのが不安な方にもおすすめのサービスといえます。
サービス名 | マイナビITエージェント |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 17,289件(※) |
非公開求人数 | 6,311件(※) |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
Geekly

- IT・Web・ゲーム業界の求人多数
- IT業界に特化した口コミサイトがある
- 11年以上蓄積したノウハウをもとに求職者をサポート
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、非公開求人を含めて27,000件超(※1)と、圧倒的な求人数の多さが特徴です。
11年以上にわたって蓄積されたノウハウを活かした転職支援が魅力で、たとえば、応募書類を添削する専門チームがあったり、コンサルタントの専門分野が職種別に細分化されていたりと、きめ細やかなサービスで転職を成功へと導いてくれます。
また、同社が運営する「Geeklyレビュー」では、企業で実際に働く社員から寄せられた口コミを閲覧できます。
応募前に活用すれば、社風や実情を把握でき、自身のアピールポイントの整理にも役立てられるでしょう。
(※1)Geeklyの公式ホームページより
サービス名 | Geekly |
運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
公開求人数 | 19,627件(※2) |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京23区内が中心
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公式サイト |
ダイレクトタイプ

- 企業から直接スカウトが届く
- さまざまな企業の求人を取り扱う
- iOS限定の使いやすいアプリがある
ITエンジニア転職に特化しているダイレクトタイプでは、登録して待つだけで企業からスカウトが届くサービスを展開しています。
経歴やスキルをもとにオファーが来るため、マッチ度が高い転職を叶えられるでしょう。
自分で求人を検索しての応募も可能で、有名企業からスタートアップのベンチャー企業まで、1,600以上(※)もの求人から検索できます。
保有スキルや使用ツールなど、実力や希望条件を指定して的確に検索できるのもうれしいポイントです。
さらに、iOS限定のアプリには、タップするだけで簡単に職務経歴書が完成する機能や、最適な求人がレコメンドされる機能が搭載されています。
ITエンジニアの仕事と両立しながら、手間をかけずに転職活動を進めたい方におすすめのエージェントです。
(※1)ダイレクトタイプの公式ホームぺージより
サービス名 | ダイレクトタイプ |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公開求人数 | 1,600件以上(※1) |
非公開求人数 | - |
おすすめポイント |
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対応地域 |
不明
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公式サイト |
ウィルオブテック

- 2名体制で求職者を徹底サポート
- 年収アップの実績多数
- サポート期間の制限なし
ウィルオブテックは、丁寧な転職サポートに特色があるITエンジニア特化型の転職エージェントです。
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの2名体制で求職者を支援しており、将来を見据えた求人の紹介や徹底した企業対策に力を入れています。
サポート期間の制限がないため、納得いくまで転職活動を続けられることも魅力のひとつです。
また、年収が上がった実績が多いこともウィルオブテックの特徴で、中には150万円以上の年収アップ(※)に成功した転職者もいるようです。
現時点で年収を上げられなくても、将来的に年収を上げるためのキャリアステップもアドバイスしてもらえるため、年収を軸に転職活動を進めたい方は見逃せないエージェントでしょう。
(※1)ウィルオブテックの公式ホームページより
サービス名 | ウィルオブテック |
運営会社 | 株式会社ウィルオブ・ワーク |
公開求人数 | 2,994件(※2) |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
SEから未経験業界に転職するのは難しい?転職のポイント
SEから転職する場合、未経験業界に転職したいという方もいるでしょう。
結論としては20代であればSEから未経験業界に転職することは可能ですが、30代からは難易度が上がる傾向にあります。したがって未経験業界への転職を目指すなら、早めに動き始めるのが得策といえます。
基本的にはSEの経験を活かせる同業界への転職がおすすめですが、それでもSEから未経験業界に転職したいという方向けに、前もって押さえておくべきポイントを2つに絞って解説します。
- 志望動機を明確にする
- SEとしての経験が活かせる業界か確認する
志望動機を明確にする
面接では必ず「なぜこの業界を志望したのか」を質問されるため、明確に答えられる状態にしておきましょう。
特に未経験を歓迎している求人では、相対的に応募者も多い傾向にあります。数ある応募者の中から選ばれるためにも、この業界に入りたいという強い意志をアピールすることが大切です。
SEとしての経験が活かせる業界か確認する
未経験業界に飛び込む際には、SEとして得た経験が活かせるかどうかも前もって確認しておきましょう。
例えばプロジェクト運営などマネジメントの経験がある場合は、業界を問わず活かしやすいので有利に働きます。ほかにも問題解決能力やヒアリング力なども、業界によっては活かすことができるでしょう。
その際は具体的にどのような経験をしたのか、その経験を活かして今後どう活躍していきたいのかを添えて伝えると、より説得力が増します。
SEを辞めたい方が抱くよくある質問
SEの経験・スキルを活かしてフリーランスはあり?
SEの経験・スキルを活かしてフリーランスになることも選択肢のひとつでしょう。ただしフリーランスになると受託だけではなく、自身のスキルを売り込む営業活動もおこなう必要があるため、SEだけの知識では難しい一面もあるかもしれません。
その他にもクライアントから継続して依頼を受けるためのコミュニケーション能力など、さまざまな能力が求められます。
SEから未経験業界に転職したら年収は下がる?
業界にもよりますが、特にマネジメントの経験がある場合は年収アップを目指すことも可能です。
ただし活かせる経験があまりない場合や、IT業界からかけ離れた職種に転職した場合は、逆に年収が下がってしまう可能性もあります。
SEを辞めたい場合は理由を洗い出し、慎重に転職活動を進めよう
本記事では、SEを辞めたいと考えている方向けにその理由や辞めるべき人の特徴、転職する際の注意点について解説しました。
SEを辞めたいと感じる理由は人によってさまざまですが、一時の感情に流されて転職をしてしまうとその後のミスマッチにつながる可能性もあります。
それでも改善されない場合や、明らかに労働環境がブラック・グレーな会社で働いている場合は、転職に踏み切るのがおすすめです。ただし未経験業界への転職は年収が下がってしまう可能性もあるので、SEの経験が活かせるか確認することが重要です。
もし自分の適性や向いている職種が分からない場合は、転職エージェントなど第三者の意見を聞きながら進めることも大切です。各企業の内部事情に詳しいアドバイザーが在籍しているため、一人で転職活動をするよりも効率的に情報を収集できるでしょう。
ぜひ積極的に活用し、自分に合った働き方を見つけてみてください。