転職エージェントを利用してみたものの、SES企業の求人かり紹介されて困っている方もいるでしょう。

結論、転職エージェントはSES以外の求人ばかりとは限りません。

自社開発企業の求人や社内SEの求人が豊富な転職エージェントも多いからです。

とはいえ、「SES以外の求人を紹介してくれるエージェントってどこ？」と疑問に思った方も多いでしょう。

そこで、SES以外の求人を紹介してくれる転職エージェントを21社ピックアップしました。

SES企業から転職したい方や、SES企業への転職を避けたい未経験の方は、最後まで読んでみてください。

そもそもSESとは？わかりやすく解説

SESは、システムの開発・保守・運用などの特定の業務に対して、エンジニアの技術力を提供するサービスです。正式名称は「システムエンジニアリングサービス」です。

エンジニアはSES企業に所属しますが、自社で作業することは少なく、クライアント企業に出向いて仕事をします。

SESは正社員として雇用される

SESの場合、エンジニアはSES企業の正社員として雇用されます。

そのため、社会保険や福利厚生を受けることが可能です。

プロジェクトに参画していない期間も給料が入るので、雇用の安定性は高いといえます。

転職エージェントがSESの求人ばかりと感じる理由

転職エージェントの求人がSESばかりと感じてしまう理由は、以下の2つです。

それぞれの詳細を解説します。

SES企業自体が多いから

そもそも日本のIT業界は、SES企業が多いのが実情です。

厚生労働省の「働き方・休み方改善ハンドブック」によると、客先常駐をしている企業の割合は、全体の9割を超えていることがわかっています。

参考：働き方・休み方改善ハンドブック｜厚生労働省

SES企業自体が多いので、SESばかりと感じてしまうのも無理はありません。

SES以外の求人は非公開の場合が多いから

SES以外の求人は非公開の場合が多いのも「SESばかり」と感じてしまう要因のひとつです。

企業が求人を非公開にする主な理由をまとめました。

SES以外の求人をチェックしたい方は、転職エージェントで非公開求人を見せてもらいましょう。

SES以外の求人を紹介してくれる転職エージェントは、次の章で紹介しています。

SES以外の求人が多い転職エージェント【経験者向け】

ここでは、SES企業から転職したい方におすすめの転職エージェントを紹介します。

IT特化型・ハイクラス向けなど、さまざまな転職エージェントをピックアップしているので、あなたに合うサービスがあるか確かめてみてください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、19年にわたってITエンジニアの転職を支援してきた実績のあるエージェントです。

社内SE・ITコンサルタントなど、約50職種・25,000件以上（※1）の求人を保有しています。

企業へのヒアリングに力を入れているので、同僚の雰囲気・キャリアアップ体制など、求人票ではわからない情報を詳しく教えてもらえる点が魅力です。

応募書類の添削や模擬面接といった選考のサポートも充実しており、希望企業への転職成功率は96%（※2）と優秀な数字を残しています。

ミスマッチの少ない転職を実現したい方や、手厚いサポートを受けたい方は、登録してサポートを受けてみましょう。

（※1）2024年5月時点での求人数｜レバテックキャリア
（※2）レバテックキャリア公式サイト参照｜2020年8月～2021年9月の実績

マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは、20〜30代前半の方におすすめのIT・Webエンジニア向け転職エージェントです。

公開・非公開あわせて24,000件以上（※1）の求人を保有しており、IT業界未経験者や第二新卒向けの求人も多く取り揃えています。

ITに精通したキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれるため、転職に慣れていない方には心強いでしょう。

実際にマイナビITエージェントを利用して、転職に成功した方の年収アップ率も73.7%（※2）と優秀です。

サポート期間に制限がないため、納得のいく転職がしやすいでしょう。

（※1）2024年5月時点での求人数｜マイナビITエージェント
（※2）マイナビITエージェント公式サイト参照｜2021年10月1日～2022年9月30日の間に転職が決まった方で転職前の年収額を上回った割合

Geekly

Geeklyは、14,000件以上（※1）の転職支援実績を誇る、IT・Web・ゲーム業界特化の転職エージェントです。

公開求人を22,000件以上（※2）、非公開求人を9,000件も取り扱っています。

ひとりの求職者に紹介できる求人数が56件以上と多いので、たくさんの求人をチェックしたい方におすすめです。

また、10年以上にわたる転職支援で蓄積した216,000件以上（※3）のデータを活用して、応募企業に即した面接対策が可能です。

面接に不安がある方は、Geeklyの面接サポートを活用しましょう。

（※1）Geekly公式サイト参照｜2024年2月時点
（※2）2024年5月時点での求人数｜Geekly
（※3）Geekly公式サイト参照｜2024年4月時点

ビズリーチ

ビズリーチは、登録者数236万人以上（※）を誇るスカウト型の転職サービスです。

経歴を登録するだけで、企業やヘッドハンターからスカウトが届くので、あなたの市場価値がわかります。

企業の採用担当者や役員と直接やり取りできるので、効率よく転職活動を進められるでしょう。

求人はハイクラス向けのものが多く、なかには年収1,000万円以上の求人もあります。

一部の機能は有料ですが、基本的な機能は無料で利用できるので、情報収集の一環として利用してみると良いでしょう。

（※）ビズリーチ公式サイト参照｜2024年1月末時点

パソナキャリア

パソナキャリアは、総合人材サービス企業のパソナグループが運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。

約54万人（※1）もの転職をサポートしてきた実績を誇ります。

求人全体の約6割が非公開求人ですが、公開求人も36,000件以上（※2）と豊富です。

IT・Webエンジニアの公開求人も7,000件以上（※3）あります。

大手・優良企業の求人が全体の9割以上を占めているので、キャリアアップを狙っている方は、登録して求人を紹介してもらいましょう。

（※1）パソナキャリア公式サイト参照｜2001年から2022年までの累計実績
（※2）2024年5月時点での求人数｜パソナキャリア
（※3）2024年5月時点での求人数｜パソナキャリア

ウィルオブテック

ウィルオブテックは、株式会社ウィルオブ・ワークが運営している、ITエンジニア向けの転職エージェントです。

大手の有名企業からベンチャー・スタートアップ企業まで、幅広い求人を扱っています。

求人全体の約7割が非公開で、スキルアップが見込める好待遇の求人が豊富です。

企業の雰囲気や文化を詳しく教えてもらえるため、ミスマッチが少なく、転職後の定着率は95%（※）と優秀な数字を残しています。

中長期的な視点で求人を紹介してくれるので、気になる方は登録して自分に合った求人を見せてもらいましょう。

（※）ウィルオブテック公式サイト参照｜2024年1月時点

TechStars Agent

TechStars Agentは、株式会社Branding Careerが運営している、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。

取引している企業の数は1,300社以上（※2）あり、大手からスタートアップまで、1万件以上の求人を扱っています。

マッチング精度が高く、入社後3か月以内での離職率は0.45%（※1）と極めて低い数字です。

年収交渉にも対応しており、年収が5〜10％程度アップする可能性があります。

あなたに合った良い企業を紹介してもらいたい方は、登録して話を聞いてみると良いでしょう。

（※1）TechStars Agent公式サイト参照｜2018年7月～2023年8月
（※2）TechStars Agent公式サイト参照｜2023年8月時点

社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、業界トップクラスの社内SE求人を保有している転職エージェントです。

ひとりの求職者に紹介できる社内SE求人は平均25.6社と多いため、転職先の選択肢を増やせるでしょう。

情報システム部門や自社開発など、幅広い求人があるので、一人ひとりに合った求人を紹介することが可能です。

事実、入社後の定着率は96.5%（※）と高いため、転職に失敗したくない方に向いています。

SESから社内SEにキャリアチェンジしたい方は、登録して求人を紹介してもらいましょう。

（※）社内SE転職ナビ公式サイト参照｜2022年7月～12月入社者の3か月以上継続率

メイテックネクスト

メイテックネクストは、製造・メーカー・ITのエンジニア転職に強いエージェントサービスです。

常時1万件以上の求人を保有しており、非公開求人や独占求人も多く扱っています。

キャリアアドバイザーが各企業の担当者と密に連絡を取っているため、企業の内情を細かく教えてもらえるでしょう。

ITエンジニア出身のキャリアアドバイザーが多いので、専門的なアドバイスが期待できます。

また、各企業をイメージした模擬面接も実施しているので、選考に役立つでしょう。

【メイテックネクストの評判・レビュー】

Kaguya

Kaguyaは、ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼス社と、メイテックネクスト社が共同で運営している、エンジニア向けの転職エージェントです。

年間8,000人のエンジニアが利用しています。

常時1万件以上の求人を保有しており、大手・優良企業の非公開求人や独占求人も豊富です。

また、IT業界に精通したキャリアアドバイザーからサポートを受けられます。

先端技術・イノベーション領域に強いので、より高度な技術スキルを身につけたい方は、登録してサポートを受けてみましょう。

TechClipsエージェント

TechClipsエージェントは、5,000件を超える豊富な求人を保有している、IT・Web専門の転職エージェントです。

年収500万円以上の求人だけを扱っており、利用者の95%以上が年収アップに成功しています。

現役のエンジニアがキャリアアドバイザーを務めているので、技術的な話もしやすいでしょう。

土日や夜間の面談にも対応しているため、仕事で忙しい方でも利用しやすいといえます。

SESから自社開発企業への転職実績も豊富なので、好条件の企業への転職を目指している方は、登録して話を聞いてみましょう。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、コンサルタント・IT人材の転職支援を得意としている転職エージェントです。

創業20年で約85,000人の転職志望者を支援してきた実績があります。

平均サポート期間が3年と他社と比べて圧倒的に長いので、中長期的なキャリア支援が可能です。

キャリアアドバイザーは、コンサルティング業界やIT業界の出身者が多いため、SESからITコンサルタントへのキャリアチェンジに向いています。

求人全体の約77%が非公開なので、気になる方はキャリアカウンセリングを受けて求人を見せてもらいましょう。

Findy

Findyは、導入企業数800社以上（※）・登録者10万人以上（※）を誇る、ITエンジニア向けの転職サービスです。

自社サービス開発企業を中心に、大手企業からスタートアップまで、幅広いIT・Web系求人を掲載しています。

GitHubを用いて、スキルや適正年収を可視化してくれるので、あなたの市場価値が一目でわかります。

スキルに応じて企業からオファーが届くため、効率よく転職活動を進められるでしょう。

また、エンジニアの転職に詳しい専門のスタッフからサポートを受けることも可能です。

（※）Findy公式サイト参照｜2024年1月時点

SES以外の求人が多い転職エージェント【IT未経験者向け】

次にIT未経験向けの転職エージェントを紹介します。

Green

ユニゾンキャリア

ユニゾンキャリアは、株式会社ユニゾン・テクノロジーが運営している、IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントです。

優良企業の求人を5,000件以上（※）も取り扱っており、利用者の87%（※）が年収アップに成功しています。

IT業界出身のキャリアアドバイザーが多く在籍しているため、エンジニア目線でのアドバイスをもらえる点がうれしいポイントです。

入社後も相談できるので、安心して働けるでしょう。

また、完全無料でITスクールを利用できるため、プログラミングスキルを身につけてから転職活動を進めることも可能です。

（※）ユニゾンキャリア公式サイト参照｜2024年2月時点

ワークポート

ワークポートは、83万人もの転職相談実績を誇る総合型の転職エージェントです。

もともとはIT専門のサービスだったこともあり、IT系職種の求人を多く取り扱っています。

自社開発の公開求人だけでも1,000件以上（※）あるので、他社への出向にストレスを感じている方にはぴったりです。

サポート面では、面接での評価ポイントや懸念点も丁寧にアドバイスしてもらえるのが魅力です。

ひとりで転職活動を進める場合では、なかなか手に入りにくい貴重な情報を得られるので、次回の面接に活かせるでしょう。

少しでも選考を有利に進めたい方は、登録してサポートを受けてみてください。

（※）2024年5月時点での求人数｜ワークポート
（職種に「ソフト開発・システムエンジニア系すべて」「通信・インフラエンジニア系すべて」を選択・キーワードに「自社開発」を入れて検索）

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材業界最大手の株式会社リクルートが運営している、総合型の転職エージェントです。

公開・非公開あわせて74万件以上（※2）の求人を扱っており、幅広い職種の求人があります。

社内SEやセールスエンジニアを含む、ITエンジニアの求人も15万件以上（※1）と豊富です。

担当のキャリアアドバイザーが、丁寧なヒアリングであなたの強み・適職を分析し、最適な求人を提案してくれるでしょう。

転職支援歴が45年以上と長いので、大手の転職エージェントでサポートを受けたい方におすすめです。

（※1）2024年5月時点での求人数｜リクルートエージェント
（※2）2024年5月時点での求人数｜リクルートエージェント

doda

dodaは、公開・非公開あわせて27万件以上（※2）の求人を保有している、大手の転職エージェントです。

社内SE・ITコンサルタントなどのIT技術職の求人は、46,000件以上（※1）あります。

各企業の担当者が、求める人物像や職場の環境などを詳しく教えてくれるので、選考対策に役立つでしょう。

もちろん、専任のキャリアアドバイザーから応募書類や面接のアドバイスを受けることも可能です。

自分で応募できる求人やスカウト機能もあるため、あなたに合う方法で転職活動を進められます。

転職活動のノウハウが学べるオンラインセミナーも開催しているので、転職活動に自信がない方は登録して参加してみてください。

（※1）2024年5月時点での求人数｜doda
（※2）2024年5月時点での求人数｜doda

type転職エージェント

type転職エージェントは、関東を中心に展開している転職エージェントです。

1993年の創業から、これまでに34万人（※1）もの転職を支援してきた実績があります。

求人数は公開・非公開あわせて27,000件以上（※3）で、なかでもIT系職種の求人が豊富です。

担当のキャリアアドバイザーが親身になって話を聞いてくれるので、ひとりで転職活動を進めるのが不安な方でも安心です。

年収交渉も実施しており、利用者の79%（※2）が年収アップに成功しています。

首都圏での勤務を考えている方は、登録してサポートを活用してみてください。

（※1）type転職エージェント公式サイト参照｜2023年1月時点
（※2）type転職エージェント公式サイト参照｜計測期間：2021年10月1日～2022年9月30日、自社調べ
（※3）2024年5月時点での求人数｜type転職エージェント

ウズカレIT

ウズカレITは、株式会社UZUZが運営している、IT未経験者向けの転職エージェントです。

転職支援と学習サポートの両方を受けられるので、スキルを身につけながら転職活動を進められます。

また、ブラック企業を排除するため、自社の厳しい基準を突破した企業の求人のみを紹介している点も魅力です。

加えて、企業ごとに約1時間かけて面接対策をしてくれるため、安心して選考に臨めるでしょう。

入社後も無期限で相談に乗ってくれるので、働き始めてから感じる不安や悩みを解消しやすいのもメリットです。

未経験からエンジニアを目指す20代の方は、登録してサポートを受けてみてください。

GEEK JOB（ギークジョブ）

GEEK JOBは、未経験から急いでITエンジニアに転職したいと考えている方におすすめのサービスです。

初心者でも挫折しないカリキュラムを設計しているため、最短1か月でエンジニアの基礎を学べます。

チャットやビデオ通話ですぐに質問できるので、疑問を解消しやすいのもメリットです。

書類作成や面接対策などのサポートも受けられるため、安心して選考に臨めるでしょう。

未経験OKの求人を500件以上揃えているので、本気でエンジニアを目指している方は、登録してサポートを活用してみてください。

転職エージェントを使う7つのメリット

転職エージェントを利用するメリットは以下の7つです。

詳細を順番に解説します。

無料で利用できる

多くの転職エージェントは登録から利用まで完全無料です。

ただし、ビズリーチなどの一部の例外を除きます。

転職が決まってもお金はかからないので、安心して利用できるでしょう。

SES以外の非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントを利用すれば、非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。

前述のとおり、非公開求人にはSES以外の求人が含まれているケースが多いです。

SES企業を避けたい方は、転職エージェントで求人を見せてもらいましょう。

ネットに載っていない企業情報がわかる

転職エージェントでは、企業の内情も細かく教えてもらえます。

採用企業に直接ヒアリングをおこなっているからです。

企業の社風や実際の労働環境など、求人票には載っていない情報をゲットできます。

入社してから「イメージと違った...」と後悔したくない方は、転職エージェントを活用しましょう。

自分のスキルに合った求人を紹介してくれる

転職エージェントなら、自分のスキルに合った求人を紹介してもらえます。

あなたが求人を探す必要はありません。

効率よくあなたに合う求人に出会いたい方は、転職エージェントで求人を紹介してもらいましょう。

選考のサポートを受けられる

選考のサポートを受けられるのも、転職エージェントのメリットです。

転職のプロから、書類添削や面接のアドバイスを受けられるので、選考の通過率アップが期待できます。

「応募書類や面接で自分をどうアピールすればいいかわからない...」と不安な方は、転職エージェントでサポートを受けましょう。

企業とのやり取りを代行してくれる

転職エージェントを活用すれば、企業とのやり取りをする手間を省けます。

担当のキャリアアドバイザーが代行してくれるからです。

たとえば、応募書類の提出・面接日程や入社日の調整などをキャリアアドバイザーに任せられます。

「企業とのやり取りが面倒...」という方でも大丈夫です。

年収交渉をしてもらえる

転職エージェントでは、年収交渉もキャリアアドバイザーが代行してくれます。

うまくいけば年収がアップする可能性があります。

「自分では条件面のことを切り出しにくい...」「交渉が苦手...」という方は、転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントの選び方

転職エージェントを選ぶ際のポイントは以下の3つです。

エージェント選びに失敗したくない方は、参考にしてみてください。

転職の実績で選ぶ

各エージェントの転職実績も確かめておきましょう。

IT転職の実績が豊富なほどノウハウがたまっており、安心して利用できます。

後述しますが、複数の転職エージェントを利用すると、それぞれのメリットを享受できます。

詳細は、SES企業への転職を避けたい方が転職を成功させるコツ3選にまとめているので、チェックしてみてください。

SES以外の求人数で選ぶ

実際にSES以外であなたに合う求人をどれくらい紹介してもらえるか確認しましょう。

実際に登録して、求人を紹介してもらえばOKです。

求人数が多ければ、あなたに合った求人に出会える確率が高くなります。

IT特化型の転職エージェントを選ぶ

IT特化型の転職エージェントを選ぶのも方法のひとつです。

SES以外にも多くのIT求人を保有しているため、選択肢が広がるでしょう。

総合型と特化型を併用すると、求人の網羅性をさらに高められます。

転職エージェントを利用する流れ5ステップ

転職エージェントを利用する流れは以下のとおりです。

「転職エージェントで内定をもらうまでの流れがわからない...」という方は、参考にしてみてください。

会員登録

まずは、各エージェントの公式サイトから会員登録を済ませましょう。

氏名や生年月日などの基本情報・職務経験・希望条件を入力します。

エージェントごとに入力内容は少し異なりますが、多くの場合5分ほどで登録が完了します。

登録を済ませたら、担当者から電話またはメールで連絡が届くので、面談日程の調整をおこないましょう。

面談

日程を決めたら、キャリアアドバイザーとの面談へ進みます。

面談では、希望条件のすり合わせや転職活動のスケジュール確認がおこなわれます。

事前に希望条件や転職する目的を明確にしておくと、面談がスムーズに進むでしょう。

転職に際して疑問点があれば、面談の場で積極的に質問してOKです。

求人紹介

面談で転職活動の方向性が明確になったら、キャリアアドバイザーから求人を紹介されます。

場合によっては、非公開求人を紹介されることもあります。

求人の内容をしっかりチェックして、問題がなければ選考に進みましょう。

もし求人が合わない場合は断っても大丈夫です。

書類選考・面接

あなたに合う求人が見つかったら、選考へと進みます。

書類選考から面接に進むのが一般的な選考の流れです。

書類添削や模擬面接に力を入れている転職エージェントが多いため、選考が不安な方はサポートを活用しましょう。

また、不採用になった場合でもフィードバックをもらえることがあります。

ひとりで転職活動を進める場合だと手に入りにくい貴重な情報を得られるので、次の選考に活かしましょう。

内定

内定を獲得した後も、転職エージェントのサポートは続きます。

年収交渉や入社日の調整を代行してくれるので、退職手続きや入社の準備に集中できるでしょう。

なかには、円満退職に向けたアドバイスをしてくれるエージェントもあります。

入社後も相談できるエージェントもあるため、働き始めてから感じた不安があれば話を聞いてもらうことも可能です。

転職エージェントの賢い使い方

結論、転職エージェントを賢く使う方法は以下の3つです。

記事を参考に、転職エージェントを有効活用しましょう。

合わない担当者は変更してもらう

合わない担当者に当たってしまった場合は、変更してもらいましょう。

変更する際は担当者にメールを送ればOKです。

実際の例文は以下のとおりです。

紹介される企業の情報を自分でも集める

転職エージェントから紹介される企業の情報は、自分でも調べておきましょう。

入社後のミスマッチを防ぐためです。

具体的には以下の情報をリサーチしましょう。

複数の転職エージェントを併用する

転職活動をする際は、複数の転職エージェントを活用しましょう。

紹介される求人を比較できるからです。

求人を比較することで、どれがあなたに合った求人なのかが見えてきます。

また、キャリアアドバイザーとの相性も比較できるので、どの転職エージェントがあなたに合っているかも明確になるでしょう。

そのため、複数の転職エージェントを利用して転職活動を進めるのがおすすめです。

転職エージェントにSESの求人ばかり紹介されたときの対処法

万が一、転職エージェントでSESの求人ばかり紹介された場合の対処法は、以下のとおりです。

SES企業の求人を避けたい方は、参考にしてみてください。

改めて希望条件を伝える

担当のキャリアアドバイザーに改めて希望条件を伝えましょう。

あなたに合う求人を紹介してもらうためです。

うまくいけば、希望に合う求人を紹介してもらえる可能性があります。

転職サイトも併用する

転職エージェントと転職サイトを併用するのも方法のひとつです。

求人の網羅性を高められるからです。

あなたに合ったSES以外の求人を逃したくない方は、転職サイトにも登録して求人をチェックしましょう。

ITエンジニア向けの転職サイトは、以下の記事で紹介しているので、あなたに合った転職サイトを探してみてください。

【関連記事】IT転職エージェントおすすめ比較27選！エンジニア向けに徹底解説【2024年最新】

優良なSES企業も転職の選択肢に入れる

SESの中にも優良企業・ホワイト企業はあります。

そのため、SES以外の求人を探しつつ、範囲を広げて優良なSES企業も視野に入れるのも選択肢のひとつです。

SES企業からの転職におすすめのキャリアプラン7選

SES企業からの転職におすすめのキャリアプランは、以下の7つです。

それぞれのメリットを順番に解説します。

社内SE

社内SEは、以下の業務をおこなう職種です。

社内SEは自社での勤務なので、SESのように客先常駐で疲弊することはありません。

ヘルプデスク業務などの雑務が多くなる傾向はありますが、ノルマや納期に追われることは少ないです。

また、システムのユーザーが自社の従業員なので、直接お礼の言葉や利用した感想を聞ける機会があります。そのため、やりがいを感じやすいでしょう。

IT営業

SESからIT営業に転職する道もあります。

IT営業は、システム開発やWebサイト制作など、ITに関連する商品やサービスを販売する営業職です。

エンジニアでの経験・知識を存分に活かせるので、コミュニケーション能力に自信がある方は挑戦してみると良いでしょう。

大手のSIer企業

SIer企業は、システム開発や運用などの業務を請け負う企業のことを指します。

特に大手のSIer企業では上流工程を担うケースが多いので、求められるスキルのレベルが高いぶん、給料は高いのがメリットです。

SESからの転職で年収アップを狙っている方におすすめです。

自社開発企業

自社開発企業は、アプリやWebサービス、システムなどを自社で開発する企業を指します。

主な業務内容は以下のとおりです。

SIer企業と同じく、求められるスキルのレベルは高いです。

しかし、上流工程を経験できるチャンスがあるので、キャリアアップにつながるでしょう。

また、社内SEと同様、基本的に客先常駐がないため、他社への出向でストレスを感じている方に向いています。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITシステムを活用して企業の経営課題を解決する専門家です。

エンジニアの経験を活かせることに加え、経営の視点が身につきます。

会社員としてはもちろん、フリーランスとして独立する場合にも大いに役立つでしょう。

フリーランスとして独立

スキルや経験に自信がある方は、フリーランスとして独立するのも手段のひとつです。

もちろん、以下のようなデメリットはあります。

しかし、努力次第で正社員以上の収入を狙えます。うまくいけば、年収1,000万円以上も夢ではありません。

加えて、時間や場所にしばられない自由な働き方ができるのも魅力です。

以下の記事では、フリーランスに向いている人の特徴を解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

【関連記事】フリーランスのメリット・デメリットを徹底比較｜向いている人の特徴も解説

異業種・異職種に挑戦する

「IT業界から完全に足を洗いたい...」と考えている方は、異業種・異職種に挑戦するのも選択肢のひとつです。

異業種・異職種に挑戦するメリットは以下のとおりです。

未経験から挑戦できる仕事は、以下の記事で紹介しています。

【関連記事】未経験でもできる仕事16選！正社員として採用されやすい求人の特徴や転職のコツを解説

異業種・異職種に挑戦する際は、SESで得たスキルをどのように活かせるのかを企業側にしっかりアピールする必要があります。

「アピールの仕方がわからない...」と悩んでいる方は、転職エージェントでサポートを受けましょう。

SES企業への転職を避けたい方が転職を成功させるコツ3選

ここでは、SESからの転職を成功させるコツを解説しています。

SESからの転職に失敗したくない方は、チェックしてみてください。

転職する目的を明確にする

まずは、転職する目的をはっきりさせましょう。

転職する目的をもたないまま、漫然と転職活動を進めると、失敗する可能性が高くなるからです。

目的をもたずに転職活動をするリスクは、以下のとおりです。

入社後のミスマッチを防ぐために、転職する目的を明確にしましょう。

キャリアの棚卸しをしてみる

転職する目的が明確になったら、次はキャリアの棚卸しをしてみましょう。

これまでの経験やスキルを振り返ることで、あなたに合った企業が見えてくるからです。

キャリアの棚卸しの具体的なやり方は、以下の4ステップです。

キャリアの棚卸しをすれば、応募書類や面接でのアピールポイントも明確になります。

少し大変ですが、転職に失敗したくない方は、キャリアの棚卸しに取り組んでみましょう。ひとりでキャリアの棚卸しをする自信がない方は、転職エージェントを活用してみてください。

キャリアアドバイザーがあなたの経験を一緒に振り返り、強みを探ってくれます。

ポジティブな退職理由と転職理由を考える

退職理由と転職理由は、できるだけポジティブなものにしましょう。

ちなみに、退職理由と転職理由は以下のようにまったく別物です。

• 退職理由：退職しようと思ったきっかけ
• 転職理由：転職して実現したいこと

退職理由と転職理由の伝え方を、良い例・悪い例に分けて紹介します。

	良い伝え方の例	悪い伝え方の例
退職理由	今の会社では理想のキャリアを実現できないため、退職を決意しました。	給料が安いから人間関係が合わないから企業の将来性がないから
転職理由	御社では理想のキャリアを実現できるため、転職を決意しました。	御社は給料が高そうだから御社は休みが多そうだから御社は残業が少なそうだから

「自分の場合はどう伝えればいいのかわからない...」と不安な方は、転職エージェントを活用しましょう。

キャリアアドバイザーから面接での答え方を教えてもらえます。

エンジニア転職でよくある質問

エンジニア転職でよくある質問をまとめました。

転職するにあたって疑問点がある方は、チェックしてみてください。

SESは転職が難しいというのは本当？

SESである程度のスキルや経験を積んでいれば、転職することは十分に可能です。

もちろん、やみくもに転職活動をしていては、転職は難しいです。

以下のポイントを意識して転職活動を進めましょう。

• SESで得たスキルを活かせる職場を選ぶ
• 身につけたスキルを選考でしっかりアピールする

「SESで得たスキルをどうやってアピールすればいいのかわからない...」と不安な方は、転職エージェントを活用しましょう。

キャリアアドバイザーが適切なアピールの仕方を教えてくれます。

SESとSEの違いは？

SESとSEの違いは「サービス」か「職種」かです。

SESは、エンジニアの技術力を提供するサービスのことを指します。

一方、SEは「システムエンジニア」の略称で、システム開発を担当する職種です。

Webサイトやスマートフォンアプリなど、さまざまなITシステムの設計・開発・運用をおこないます。

SESと派遣の違いは？

SESと派遣の違いは以下のとおりです。

	SES	派遣
指揮命令権	SES企業がもっている →出向先の現場で理不尽な扱いを受けにくい	派遣先企業がもっている →同じ現場にいる担当者から直接指示を受けるので、コミュニケーションを取りやすい
契約期間の有無	法律で定められた契約期間はない	派遣法により、契約期間は最長で3年 （※同一事務所・同一部署で勤務する場合）
給料	案件に参画していない期間も収入がもらえる	案件に参画していない期間は収入がない （※無期雇用派遣の場合は除く）

働き方は似ていますが、上記の違いがあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなたに合った働き方を選びましょう。

SESとSIerの違いは？

SESは、エンジニアの技術力や労働力を提供するサービスです。

一方、SIerは他社から依頼を受けて、システム開発をおこないます。

ちなみに、SIerは「システムインテグレーター」の略で、読み方は「エスアイヤー」です。

SIer企業の社員だけでは人手が足りない場合、SESや派遣でエンジニアを調達します。

SIerは上流工程を担当することが多く、プログラムの実装部分はSESのエンジニアがおこなう傾向です。

未経験でSESは「やめとけ」というのは本当？

「未経験でSESはやめとけ」といわれる理由は以下のとおりです。

一方で、以下のようにメリットもあります。

どの働き方にもいえることですが、メリットもあればデメリットもあります。

メリット・デメリット双方を比較したうえで、SESがあなたに向いていないかどうか慎重に判断しましょう。

【関連記事】SESとは？派遣との違いやメリット・デメリットを紹介

SESが向いている人・向いていない人の特徴は？

SESが向いている人・向いていない人の特徴は、それぞれ以下のとおりです。

向いている人	向いている人
未経験でエンジニアの実務スキルを伸ばしたい人 定期的に職場環境を変えたい人 幅広いIT知識を習得したい人 大手企業で働きたい人チャレンジ思考な人 人脈を広げたい人	エンジニアで一定以上の経験を積んだ人 長期的な目線で業務に携わりたい人 コミュニケーションが苦手な人 開発案件に特化したい人 年収を上げたい人

あなたがSESに向いていないかどうかの判断材料にしてみてください。

ちなみに、各項目の詳細は以下の記事で解説しています。

【関連記事】SESやめとけ！エンジニアの仕事がきつい理由やホワイト企業へ勤める方法を解説

内定を獲得するまでにかかる期間は？

内定を獲得するまでにかかる期間の目安は3か月です。

利用する転職エージェントによっては、1か月以内で内定を獲得できる場合があります。

急いで転職したい方は、スピード内定の実績がある転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントが合わなかったら退会できる？

転職エージェントが合わない場合は退会できます。

退会する方法は以下のとおりです。

多くの転職エージェントでは、退会する際に費用はかかりません。

ただし、GEEK JOBは途中で退会すると違約金が発生する場合があります。

ですが、これはあくまでも例外です。

転職エージェントを使わないで転職活動をするデメリットは？

転職エージェントを使わないで転職活動をするデメリットは、以下のとおりです。

自分ひとりで転職活動をする自信がない方は、転職エージェントを活用してサポートを受けましょう。

まとめ｜転職エージェントはSESばかりではない！自分に合った1社を見極めよう

転職エージェントでは、書類添削・面接対策などの選考サポートを受けられます。

また、入社日の調整や年収交渉など、企業とのやり取りを代行してくれるのもメリットです。

SES以外の非公開求人を紹介してもらえるチャンスもあるので、SES企業への転職を避けたい方は転職エージェントを利用しましょう。

最後にもう一度、おすすめの転職エージェントをまとめておきます。

SESから転職したい方は、特に以下の3つがおすすめです。

一方、SESへの転職を避けたい未経験者の方は、以下のエージェントを利用すると良いでしょう。

電話やメール、専用フォームからいつでも退会できます。

転職エージェントをフル活用して、転職を成功させましょう。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです。