
第二新卒は未経験業界・職種に転職すべき?

未経験業種だと採用されない可能性が高いのでは?
と悩む第二新卒の方も多いのではないでしょうか。第二新卒の中には、未経験業界や職種に挑戦したくても、勇気を持てず行動に移せない方もいます。
しかし、第二新卒はポテンシャル採用される可能性があるため、未経験の業種へチャレンジできる年代です。ただし第二新卒で未経験業界・職種に転職するためには、アピールすべきポイントを押さえておく必要があります。
そこで本記事では、下記について解説します。

第二新卒から未経験業種への転職を考えている方が本記事を最後まで見ると、成功する確率が上がるでしょう。あなた自身のキャリアに良い影響を与えるためにも、ぜひ最後までご覧ください。



第二新卒の異業種転職が有利になる3つの理由

第二新卒の異業種転職が有利になる理由は、下記のとおりです。
- ポテンシャル採用の対象になる
- 新卒よりもビジネスマナーがある
- 求職者と企業のマッチ度が新卒採用よりも高くなる
第二新卒が未経験業種に転職する際、有利になる理由を把握しておくと、成功できる可能性を高めることができます。
ポテンシャル採用の対象になる
第二新卒の異業種転職が有利になる理由のひとつは、ポテンシャル採用の対象になることです。
4年制の大学を卒業していたとしても25歳とまだ年齢が若く、柔軟性や将来性をアピールできます。
新しい業界や業務にも適応することができ、好奇心や向上心をもって仕事に臨むことができるでしょう。
業界の知識は入社してから学んでいけるため、第二新卒の異業種転職は、企業にとって有望な人材です。
いままでの経験から将来性をアピールすることで、未経験業界・職種への転職が叶いやすくなるでしょう。

第二新卒はある程度の無茶をしても取り返しのつく年齢です。あなた自身のポテンシャルを企業に伝えられれば、未経験業界・職種でも転職できる可能性は十二分にあるでしょう。
新卒よりもビジネスマナーがある
新卒よりもビジネスマナーがあるのも、第二新卒の異業種転職者が有利になる理由のひとつです。
ビジネスマナーが身についていることで、企業は研修に時間をかけずにすぐに現場で働くことができる人材を確保することができます。
新卒採用は、社会人経験がないため、ビジネスマナー等の研修を行う必要があります。
一方、第二新卒の場合、前職での経験があるため最低限のビジネスマナーが身についている方が多いため、入社をしてすぐ業務に移ることができます。
人手をもっと増やしたい企業にとって、研修にかかる人的リソースを削減できる第二新卒は重宝されるでしょう。
企業側としても、自社に早く順応して欲しいと考えているので、ビジネスマナーが身についており、すぐに働ける姿勢があることをアピールしましょう。

新卒が持っていないビジネスマナーは、第二新卒の大きな武器です。企業側にとっても、すぐ事業に携われるスキルがあるのは嬉しいポイントでしょう。
求職者と企業のマッチ度が新卒採用より高くなる
求職者と企業のマッチ度が新卒採用よりも高くなるのも、第二新卒未の異業種転職者が有利になる理由のひとつです。
社会人経験が全くない学生は、自分が何に向いているのかわからないことが多く、ミスマッチが起きやすい傾向にあります。
一方、第二新卒は社会人経験があるため、自身のスキルや経験をもとに、自分に合った求人を選びやすい傾向があります。
その理由は、自分がどのような仕事内容や職場環境に向いているのか、より明確に把握しているからです。
そのため、入社後のミスマッチが少なく、長期的なキャリア形成に繋げられる可能性が新卒よりも第二新卒のほうが高いでしょう。
また、第二新卒は前職での経験を通じて、自身の強みやスキル、興味・関心からどんな企業が合っているのか判断しやすくなっているでしょう。
企業側としても、自分の強みや興味・関心を理解したうえでエントリーしてくれる第二新卒は、自社との相性がいいのか評価しやすくなるはずです。

第二新卒の異業種転職では、過去の職務経験やスキルを通じて、企業とのマッチ度を高めることにより、採用してもらえる可能性を高められるでしょう。
第二新卒が未経験業界・職種への転職でアピールできる3つのポイント

第二新卒が未経験業界・職種への転職でアピールできるポイントは、下記のとおりです。
- 謙虚かつ柔軟に学ぶ姿勢・意欲
- 自発性や向上心
- 今後の成長性・将来性
第二新卒の未経験業界・職種への転職が有利になることを理解しても、どのようにアピールすればいいのかわからない場合も多いでしょう。
第二新卒は、スキルや経験、実績ではなく、上記のポイントをアピールすることが重要です。
それぞれのポイントについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
謙虚かつ柔軟に学ぶ姿勢・意欲
第二新卒が未経験業界・職種への転職でアピールできるポイントのひとつは、謙虚かつ柔軟に学ぶ姿勢・意欲です。
異業種や未経験の職種に転職する場合、専門的な知識やスキルが不足しているケースが多く、特定の分野での経験も限られているかもしれません。
しかし、謙虚な姿勢で学び、成長しようとする意欲をアピールすることは重要です。
謙虚で新しい知識やスキルを吸収し、適応力を発揮する姿勢を示すことは、採用担当者に好印象を与えるでしょう。
謙虚かつ柔軟な姿勢・意欲をアピールするためには、学習や成長に対する意欲が高いと強調することが重要です。
自己学習や関連するオンラインコースの受講など、自身でスキルを磨く取り組みもアピール材料となります。
スキルや経験、実績が他の求職者よりも劣る第二新卒は、志望動機や面接で自分自身の姿勢や意欲を的確に伝えることが重要です。
転職希望者が謙虚かつ柔軟に学び、成長する姿勢を示すことで、未経験でも転職先の企業にとって魅力的な存在となるでしょう。
自発性や向上心
第二新卒が未経験業界・職種への転職で欠かせないポイントのひとつは、自発性や向上心です。
異業種や未経験の職種に転職する場合、自分から積極的に新しいことに挑戦し、スキルや知識を向上させる意欲があることは、採用担当者にとって大きな魅力です。
転職先の企業は、積極的な行動力を持つ人材を求めており、チームにプラスの影響をもたらす人を採用したいと考えています。
たとえば、新しい業務やプロジェクトが生まれたときに、自分から積極的に参加し貢献する姿勢は、組織内での評価を高める要因となるでしょう。
未経験の分野に転職する場合、スキルや知識が不足しているケースがほとんどですが、向上心を持って積極的に学習し、成長する姿勢が重要です。
転職先の企業は、将来的に貢献できる人材を求めており、向上心のある候補者は長期的な視点で評価される場合が多くなります。
自発性や向上心をアピールするには、過去の経験や実績を通じて自分の行動力や成長意欲を示すことが重要です。
書類や面接で、自分から積極的にプロジェクトに関わった経験や、自主的に新しいスキルを習得した経験を具体的に伝えることで、自発性や向上心を証明できます。
第二新卒は自発性や向上心をしっかりとアピールすることで、未経験業界・職種でもアドバンテージを持って進められるでしょう。
今後の成長性・将来性
第二新卒が未経験業界・職種への転職でアピールできるポイントとして、今後の成長性や将来性もあげられます。採用担当者は、候補者が長期的に企業で活躍できるかどうかを注目してみています。
成長性や将来性をアピールするためには、主体的に仕事に取り組む姿勢があることが大切です。
成長し続ける人は、人から言われたからではなく、自ら考えて行動できる人です。
そのため、自分の強みやスキルから具体的な目標やビジョンを設定して、そのビジョンを達成するためにすでに行動に移すことで、ポテンシャルを企業に伝えることができるでしょう。
未経験業界・職種への転職では、自分の成長性や将来性をアピールすることが成功への鍵です。将来的な展望をしっかりと提示し、企業と共通するビジョンを示すことで、採用担当者に高印象を与えられるでしょう。
企業が未経験業種へ転職希望の第二新卒に持つネガティブイメージ

多くの企業が第二新卒者を歓迎する一方、就労期間の短さや専門性の無さは、ケースによってはマイナス評価につながる点も理解しておかなければいけません。
イメージの相違による早期退職の可能性
前職を辞めて未経験業種へチャレンジする第二新卒者のなかには、志望企業に対して良いイメージばかり膨らませているケースもあるでしょう。
その場合、入社してから理想と現実の違いを目の当たりにし「思っていた内容と違った」と早期リタイアにつながる可能性が出てきます。
そもそも、第二新卒は早い段階で前職を退職しているため、企業からは常に「すぐ辞める」と思われているかもしれません。「第二新卒=すぐに辞める」のレッテルをはがす方法は、記事の後半で説明します。
専門知識がなく即戦力にならない
第二新卒者は就労経験が短期間のため、企業が期待するほどスキルを備えていません。加えて、未経験業種への転職であればゼロからのスタートとなり、スキルどころか業界の基礎知識すら把握していないケースも多いでしょう。
そのため、応募者リストのなかに異業種からの転職を試みる第二新卒者が含まれていると「採用しても即戦力にならないだろう」とマイナスに思われる可能性があります。
教育コストがかかる
異業種から転職を試みる第二新卒者に対して、企業は「教育コスト」の負担をデメリットと感じています。
なぜなら、企業がキャリア採用に求める要素は業務における立ち上がり速さであり、中途採用者に対して手間暇かけて教育するのはできる限り避けたいと思っているからです。
未経験の第二新卒者を採用すると、右も左もわからない状態が予想されるでしょう。そうなると、企業の負担が大きくなるうえ教育コストが追加されるとなれば、採用を見送るケースが出てくるといえます。
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種7選

ここでは、第二新卒でも転職できる未経験業界・職種について解説します。下記の業界・職種は、未経験の第二新卒でも転職できるチャンスがあるため、ぜひ参考にしてください。
- IT業界
- 人材業界
- 不動産業界
- 金融業界
- 営業職
- マーケティング職
- コンサルタント職
IT業界
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、IT業界です。
経済産業省の調査では、2030年までに約40~80万人のIT人材が不足すると言われています。IT業界は急速な成長によって人材不足が懸念されているだけでなく、幅広い職種が存在するため、第二新卒でも転職のチャンスが広がっているでしょう。
引用元:IT人材育成の状況等について 経済産業省
ただし、第二新卒がIT業界への転職を検討するときは、基本的なIT知識やスキルを学ぶことから始めることが重要です。
また、IT業界はコミュニケーション能力や問題解決能力も重要です。単に技術スキルだけでなく、チームで協力してプロジェクトを進める能力も求められます。
前職で活かせるスキルや経験があれば、未経験でもIT業界に転職できる可能性は高まります。
IT業界は、新しい技術やトレンドが急速に変化するため、常に学び続ける姿勢が重要です。自己学習や情報収集を怠らず、最新の技術動向にも注意を払いましょう。
IT業界は未経験の第二新卒でも転職できる業界ですが、成功させるには学び続ける姿勢と柔軟な発想が不可欠です。
急成長するIT業界で新しいスキルを身につけ、成長するチャンスを追求することで、自身のキャリアを大いに広げられるでしょう。
人材業界
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、人材業界もあげられます。
人材業界は、就活・転職者のキャリア形成や就業環境を支える重要な役割を果たす分野であり、求職者と企業双方にとって価値あるサービスを提供します。
自身の仕事が人々の未来や成長に影響を与えるという点で、やりがいを感じられるでしょう。
第二新卒が人材業界への転職をするときは、コミュニケーションスキルや人間関係の構築能力が重要です。
求職者やクライアント企業との信頼関係を築き、適切なマッチングを実現するためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。
人材業界は業務の幅広さが特徴であり、求職者と企業双方のニーズに合わせたサービスを提供するため、多岐にわたる職種が存在します。
- リクルーター(採用担当者)
- キャリアアドバイザー
- 人事コンサルタント
人材業界は多岐にわたる職種があり、成長し続けている分野であるため、未経験の第二新卒でも転職できるチャンスが大いにあります。
人材業界へ転職するときは、自身のコミュニケーション能力や人間関係構築力を活かし、人々のキャリアや成長をサポートする仕事に携わることで、やりがいを持ちながら活動できるでしょう。
不動産業界
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、不動産業界もあげられます。不動産業界は、不動産の売買や賃貸など、住宅や商業施設に関する取引を担う業界です。
住宅や商業施設の需要は常に存在し、人々の生活やビジネスで密接に関わる重要な分野です。とくに都市部では不動産価格の変動が活発であり、需要と供給のバランスを見極める力が求められます。
- 不動産営業
- 賃貸管理
- プロパティマネジメント
- 不動産開発
不動産業界は、未経験からでも研修を通じて基本的な知識やスキルを身につけ、適切な職種にチャレンジできる業界です。
未経験の第二新卒が不動産業界へ転職するには、コミュニケーション能力や人間関係構築能力が必要です。
不動産取引はクライアントとの信頼関係が重要であり、適切なアドバイスや提案を行うためのコミュニケーションスキルは欠かせません。
また、不動産業界は地域や市場の動向に敏感であるため、情報収集や市場分析能力も求められます。
不動産業界に転職し、市場の成長性や幅広い職種、コミュニケーション能力、情報収集力の活かし方を考えることで、新しいキャリアのスタートを切れるでしょう。
金融業界
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、金融業界もあげられます。
金融業界は、銀行や証券、保険、資産運用などの領域を含み、お金や資産の取引や運用を担う業界です。金融業界の中でも、未経験からでもチャレンジできる職種やポジションは多くあります。
- 銀行窓口業務
- 顧客対応
- 営業職
これらの職種は、金融業界の基本的な知識やスキルを研修や独学を通じて習得することで、新しいキャリアのスタートが切れます。
ただし、未経験の第二新卒の方が金融業界へ転職するには、コミュニケーション能力と調査分析力が必要です。顧客との信頼関係を築くためには、適切なコミュニケーションスキルが重要です。
また、金融商品や市場の動向を理解し、顧客に適切なアドバイスを提供するためには調査や分析が欠かせません。金融業界は法律や規制の影響を受けるため、コンプライアンスへの意識も大切です。
金融業界は、安定した雇用環境やキャリアの成長性、幅広い職種が魅力です。適切なスキルと姿勢を持つ第二新卒にとっては、未経験からでも転職のチャンスが広がっています。
営業職
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、営業職もあげられます。
営業職は企業にとって重要なポジションであり、広範な業界や商品に関する知識が求められるため、新たなキャリアを築く上で魅力的な選択肢となります。
営業職の魅力は、役割の幅広さです。企業の収益を支える役割を果たすため、商品やサービスの提案、顧客との関係構築、契約締結など多岐にわたる業務が求められます。
営業職は数字や目標達成が重要なため、自身の成果を評価しやすい環境が整っているのも魅力です。
未経験の第二新卒が営業職に転職するには、下記のようなスキルが求められます。
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
- 論理的思考力
- タスク管理能力
- 交渉力
- 課題発見力
- 課題解決力
営業職は、さまざまなスキルを求められますが、大きく成長できる職でもあります。
しかし、求められるスキルが多いからこそ、苦手意識を持ってしまうケースがあるのも事実です。
そのため、若いうちから努力をし続け、とにかく成長したい意欲を持つ場合は、営業職が向いているでしょう。
マーケティング職
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、マーケティング職もあげられます。マーケティング職は企業の商品やサービスを顧客に提案・宣伝するための戦略を立案し、実行する重要なポジションです。
未経験の第二新卒がマーケティング職に転職するには、広い視野と柔軟な発想が必要です。マーケティング職では、顧客のニーズを正しく理解して、サービスに反映させる能力が求められます。
マーケティング職ではデータ分析や市場調査も欠かせない要素です。第二新卒が持つ異業種での経験やスキルを活かし、効果的な戦略を導くための分析力が求められます。
第二新卒は異業種で培ったスキルや経験を活かすことで、新たな切り口を見つけられる可能性があるでしょう。
マーケティング職は競争が激しい一方で、成果に対する評価が明確であり、キャリアアップの機会が広がっています。自身の提案や実行が企業の成果に繋がるため、やりがいを感じながら成長できるでしょう。

コンサルタント職
第二新卒でも転職できる未経験業界・職種のひとつは、コンサルタント職もあげられます。
コンサルタントは企業や組織の課題や課題解決策を分析し、戦略的なアドバイスや改善提案を行う役割を果たします。
しかし、コンサルタントはさまざまな業界・職種の知識やスキルが求められるため、挑戦をする人材が少ないのが特徴です。
未経験の第二新卒がコンサルタント職に転職するには、問題解決能力と分析力が必要です。
コンサルタント職では、異なる業界・職種の知識を駆使して、新たな視点から企業の課題や本質を見抜き、戦略を提案することが求められます。
コンサルタント職は高度な専門知識と経験を活かして課題解決に取り組むため、成果に対する評価が明確であり、キャリアの選択肢は様々です。異なる業界からの転職でも、幅広いプロジェクトに携わることができ、自身の成長に繋がるでしょう。
第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させる7つの秘訣

第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させる秘訣は、下記のとおりです。
- 転職エージェントに相談する
- スキルや経験を棚卸する
- 退職理由をポジティブに言い換える
- 志望理由と退職理由に一貫性を持たせる
- 資格を取得する
- 企業が求める人物像を把握する
- 入社後のキャリアビジョンを明確にする
第二新卒が未経験業界・職種へ転職することは、決して容易ではありません。転職を成功させるには、上記の秘訣を一つずつ実施することが重要です。それぞれについて詳しく解説します。
転職エージェントに相談する
第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させるために、転職エージェントへの相談しましょう。
専門家に悩みや不安を相談することで、異業種への転職におけるポイントや注意点を理解できます。
なぜなら、転職エージェントは各業界・職種に関する深い知識を持ち、課題や成功のための具体的なステップを提供してくれるからです。
自身の経験やスキルをもとに、どの業界・職種に転職するのが適切か、どのようなスキルや資格を磨くべきかなど、具体的なアドバイスを得られます。
転職エージェントに相談すると、下記のサポートサービスが受けられます。
- キャリアプランの相談
- 求人の選定・紹介
- 書類作成・添削
- 面接選考対策
- 企業との日程調整
- 退職手続のサポート
- アフターフォロー

転職エージェントを活用するときは、併用するのもおすすめです。複数のサポートを受けることで、より相性の良い求人を見つけられる可能性が高まります。


スキルや経験を棚卸する
スキルや経験を棚卸するのも、第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させる秘訣のひとつです。
異業種への転職を考えるときは、自身の持つスキルや経験を正しく認識し、どのように新しい業界や職種で活かすかを明確にすることが大切です。
スキルや経験を棚卸をする場合は、自身の過去を振り返り、どのようなスキルや知識、業務経験を持っているかを洗い出します。
次に、明確にしたスキルや経験が、新しい業界や職種でどのように役立つかを考えます。
自身のスキルや経験を棚卸し、どのように異業種で活かすことを明確にすることは、未経験の第二新卒が転職を成功させるために不可欠なステップです。
自己分析を通じて見つけた強みを活かし、異業種でも価値を提供できると伝えることで、採用担当者に自身の魅力を最大限にアピールできるでしょう。

自分の強みであるスキルや経験を明確にすると、自身の市場価値も把握できるため、相性の良い企業を見つけやすくなるでしょう。
退職理由をポジティブに言い換える
退職理由をポジティブに言い換えるのも、大切なポイントです。
たとえば、前職での経験を「新たなスキルや知識を習得するために転職を考えました」と言い換えることで、自己成長の意欲をアピールできます。
また「前職での環境に限界を感じ、新たな挑戦を求めて転職を決意しました」といった表現は、退職の背景にある向上心を強調することもできます。
退職理由では、過去の経験から得た教訓や学びを強調するのも効果的です。前職での経験が、新しい業界や職種で活かせる貴重な経験であると示すことで、転職先に対して自身のポテンシャルをアピールできます。

「人間関係だけがつらかった」「仕事内容が合わなかった」といったネガティブな理由は、印象を悪くしてしまうので、避けるようにしましょう。
志望理由と退職理由に一貫性を持たせる
志望理由と退職理由に一貫性を持たせるのも、第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させるための秘訣です。
採用担当者に対して、志望動機と退職理由の間に一貫性があると示すことで、自身の転職の意図や方向性を明確に伝えられます。
一方、志望動機と退職理由に一貫性がない場合は、志望度が低いと判断されます。面接官は「うちでなくても、他の企業でも大丈夫だよね」と思ってしまいます。
「退職した理由を解決できるのが御社である」と伝えると、採用側から見ても、論理的に応募した理由が伝わりやすくなります。
志望動機と退職理由の一貫性を持たせることで、第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させるための自己PRがより魅力的になるでしょう。

スキルや経験がない第二新卒が採用してもらうには、素直で謙虚な姿勢を見せることが大切です。
資格を取得する
資格を取得することで、自己成長へや特定の知識を保有していることを効果的にアピールできます。
未経験業界や職種への転職では、必要なスキルや知識を短期間で習得し、アピールポイントとして持ち合わせることが重要です。
資格は、特定のスキルや知識の習得を裏付けるものとして、採用担当者にアピールできる有効な要素となります。
ただし、資格を取得するときは、未経験業界や職種に求められるスキルや知識を把握し、関連する資格を選定することが重要です。
資格は必ずしも全ての業界や職種で求められるわけではないため、自身の目指す方向性やキャリア目標に合わせて、計画を立てるようにしましょう。

資格は将来的にも活用できる場面は多いため、取得しておくと役立つでしょう。資格を取得していることで収入が増えるケースもあるので、前向きに検討しましょう。
企業が求める人物像を把握する
企業が求める人物像を把握するのも、第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させるための秘訣です。
転職先の企業が求める人物像を正確に理解し、自身の強みや特徴を合わせてアピールすることで、採用担当者とのマッチングを高められます。
スキルや経験がない第二新卒は、企業の人物像を把握して、自分が人物像にマッチしているをアピールすることで、採用されるチャンスを広げることができます。
企業が求める人物像を調べるときは、公式ホームページや求人情報を見るだけでなく、転職エージェントに一度どんな人を求めているのか聞いてみましょう。
企業はどんな人をいつまでに何人採用するのか事前に決めて採用活動をおこなっています。
企業に「採用したい」と思ってもらうためにも、自身の経験や性格、スキルを企業が求める人物像にリンクさせることで、マッチング度が高いと伝えましょう。

企業が求める人物像=採用したい人材です。事前の調査で転職できるかが大きく変わるため、企業研究は妥協せずに行いましょう。
入社後のキャリアビジョンを明確にする
入社後のキャリアビジョンを明確にするのも、第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させる秘訣のひとつです。
転職に失敗する人の多くは、内定をゴールにします。転職後を考えずに活動を進めると「思った企業と違った」と後悔し、早期離職に繋がるでしょう。
第二新卒は、入社後のキャリアビジョンを達成できる企業で働くことができれば、転職後も納得して働けます。
そのため、転職先での成長やステップアップを見越して、入社後のキャリアビジョンを持つことは大切です。
キャリアビジョンを明確にするには、転職後にどのようなポジションになりたいのか、どの分野でスペシャリストとして活躍したいのかを具体的に描くことが重要です。
また、入社後の数年間でどのような経験やスキルを身につけたいのか、どのようなプロジェクトに参加し、どの分野で専門性を高めるかを計画的に考えるのもポイントになるでしょう。
第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させるには、入社後のキャリアビジョンを明確にすることは重要です。
転職後に納得して働くためにも、どのようなキャリアを描きたいか明確にしましょう。

転職活動は入社して終わりではなく、スタートです。将来の目標・目的を達成するためにも、キャリアビジョンを明確にしましょう。
異業種へ転職したい第二新卒におすすめの転職エージェント3選
ここでは異業種へ転職したい第二新卒におすすめの転職エージェントを3選紹介します。


リクルートエージェント

- 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
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※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)
リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。
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サービス名 | リクルートエージェント |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 364,921件 |
非公開求人数 | 233,721件 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
【リクルートエージェントの口コミ・評判】
模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。
職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。
doda

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dodaでは、転職エージェントを介した応募のほか、気になる求人に自分で直接応募できる機能も備えられています。さらに、企業から直接スカウトが届くサービスもあり、自分に合った方法で転職活動を進められるのも魅力です。
(※1)2023年12月時点の求人数
(※2)2023年オリコン顧客満足度調査 「転職エージェント 20代」で1位
サービス名 | doda |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 223,854件(※3) |
非公開求人数 | 39,055件(※3) |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
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公式サイト |
【dodaの口コミ・評判】
初めての転職におすすめ
初めての転職で使用しました。最初はdodaさんではないところを使っていたのですが求人が最初来たきり紹介がなく他も利用しようと思いdodaさんを登録。エージェントも登録し担当についてくれた方がとても熱心でした。コロナ禍で書類通過率はかなり悪かったですが絶えず求人紹介を頂けましたし、転職活動を進めるにつれ書類通過率も上がってきました。他サイトの口コミなどであるように専門性には欠けるかもしれませんが初めてで右も左も分からない方にはおすすめです。在職中で忙しい人もlineでやりとりできますし、職務経歴書や志望動機などもざっくりした文章でも添削と調整をしてくれてサポートはかなり手厚いです。引用元:doda/デューダの口コミ・評判
こちらの不安や要望に適した丁寧な対応に満足でした
印象的なテレビCMのキャッチコピーに背中を押されて、登録をしました。
担当の方は、とても穏やかで丁寧な対応をしてくださいました。
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おかげさまで無事に転職もでき、最後まで面倒を見てくださった担当者様には大変感謝しております。引用元:doda/デューダの口コミ・評判
マイナビエージェント

- 20~30代の転職に強み
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マイナビエージェントは、はじめて転職する方におすすめの転職エージェントです。
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(※1)2023年12月時点の求人数
(※2)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。
サービス名 | マイナビエージェント |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 67,499件(※1) |
非公開求人数 | 18,873件(※1) |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
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公式サイト |
【マイナビエージェントの口コミ・評判】
大変お世話になり感謝しております。もし知り合いで転職を考えている方がいればぜひ紹介させて頂きたいです。大変お世話になりありがとうございました。初回の面談からしっかりと聞き取りいただき、合致する求人を紹介頂きました。こまめにフォローを頂き、質問に対すても素早く返答頂きました。また常に的確にハッキリと根拠に基づくアドバイスを頂き、とても頼りにさせて頂きました。ありがとうございました。
マイナビエージェントを利用させて頂いたことで、転職という自分の人生の転機に力になって頂き、非常に感謝しております。間違いなく自分ひとりでは何をしたら良いかもわからず、現職でただただ働き続けていて、動き出すことが出来ていなかったと思います。転職に際してどう動いたら良いかを丁寧に教えて下さり、より自分に合った求人をたくさん提供頂いたこと結果が、自身の満足のいく転職先の決定に繋がったと思っております。ひとりひとりにしっかり寄り添って提案頂けるとても良いサービスだと感じました。キャリアアドバイザーには初めてお会いしてから長い時間になりましたが、定期的に気にかけて下さり、私の希望条件もしっかり加味してフォローをして頂き、本当に感謝しております。
(後略)
第二新卒の未経験転職でよくある質問
第二新卒の未経験転職でよくある質問は、下記のとおりです。
第二新卒におすすめの転職エージェントはなんですか?
本記事で紹介した、リクルートエージェント・doda・マイナビエージェントがおすすめです。

資格を持っていた方が有利ですか?
有利になるケースは多くなります。ただし、志望先の業界・職種に関係する資格が対象となるでしょう。
第二新卒の期間はいつまでですか?
学校を卒業し就職してから3年以内です。
まとめ|第二新卒が未経験業界・職種へ転職するなら転職エージェントを活用しよう!

第二新卒が未経験業界・職種への転職を成功させるには、下記の対策が必要です。
- 複数の転職エージェントを併用する
- スキルや経験を棚卸する
- 転職理由を明確にする
- 素直で謙虚な姿勢をアピールする
- 退職理由をポジティブに言い換える
- 志望理由と退職理由に一貫性を持たせる
- 資格を取得する
- 企業が求める人物像を把握する
- 入社後のキャリアビジョンを明確にする
第二新卒で未経験業種へ転職することは、決して容易ではありません。ただし、上記の対策を一つずつ丁寧に実施すれば、転職できる可能性を高められます。
とくに、転職エージェントを併用することは重要です。第二新卒で転職する場合、不安や悩みを抱えるケースがほとんどです。相談できる環境を作れば、スムーズに転職活動を進められるでしょう。