「転職したいけどブラック企業では働きたくない」
「ホワイト企業ばかり掲載されている転職サイトはないのだろうか」
「ホワイト企業の見つけ方を知りたい」

求人サイトを利用する人の中には、このような疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。

転職サイトでホワイト企業を見つけるにはコツが必要です。

本記事では、ホワイト企業の求人が多く掲載されている転職サイト12選とホワイト企業の見つけ方のポイントについて解説します。

転職の注意点についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイト企業の求人が多い転職サイト12選

ホワイト求人企業が多く掲載されているおすすめの転職サイトを紹介します。

おすすめは以下の12社です。

1.リクルートエージェント

2.マイナビエージェント

3.ビズリーチ

4.doda

5.type転職エージェント

type転職エージェントは、IT・Web業界に強みを持つ転職エージェントで、ホワイト企業の求人も多数取り扱っています。

特に技術職やクリエイティブ職の求人が豊富です。

6.ワークポート

ワークポートは、IT・ゲーム・クリエイティブ業界に強みを持つ転職エージェントで、ホワイト企業の求人も多数取り扱っています。未経験からの転職支援にも力を入れています。

7.リクルートダイレクトスカウト

8.doda X

dodaXは、パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サイトで、ホワイト企業の求人も多数掲載されています。

エグゼクティブ層や専門職に特化した求人が豊富です。

9.JACリクルートメント

JACリクルートメントは、外資系企業や海外勤務を希望する方に強い転職エージェントです。

ホワイト企業の求人も多く取り扱っており、特にグローバルなキャリアを目指す方に向いています。

JACリクルートメントの特徴は、海外の求人情報も豊富に取り扱っている点です。

また、専門のキャリアアドバイザーが個別にサポートしてくれるため、応募者の希望に合った企業を見つけやすくなります。

10.パソナキャリア

パソナキャリアは、業界最多の求人情報を誇ります。

とくにキャリアカウンセリングが充実しており、求職者一人ひとりに対しての丁寧なサポートが特徴です。

また、女性の転職支援にも力を入れており、働きやすい環境を求める女性にとって非常に心強い存在となるでしょう。

ホワイト企業の非公開求人も多く、個別にマッチする求人情報を紹介してもらえるのも魅力です。

11.ウズキャリ

20代の既卒・フリーターや第二新卒に特化した転職エージェントです。

未経験者向けの求人が多く、ホワイト企業に就職したい若い世代の方におすすめします。

アドバイザーが親身になって対応してくれ、大手企業からベンチャー企業まで幅広く選べるのが特徴です。個性に合わせてサポートしてくれるため、納得して就職したい方にも適しています。

サービス概要
サービス名	ウズキャリ
運営会社	株式会社UZUZ
求人数	非公開
対応地域	全国

12.リクナビNEXT

リクナビは、大手企業の求人が豊富に揃っている転職サイトです。

ホワイト企業の求人が多く、とくに新卒や第二新卒向けの求人情報が充実しており、初めての転職を考えている方は登録しておきましょう。

さらに、定期的なセミナーやイベントも開催されており、転職活動をサポートしてくれます。

ホワイト企業の特徴

ホワイト企業とは、従業員にとって働きやすい環境を整えている企業のことを指します。

とくに定義はありませんが、以下のような特徴を持つ企業をホワイト企業と呼ぶのが一般的です。

総じて、ホワイト企業は従業員満足度が高く、従業員の離職率が低い傾向があります。

働きやすい環境が整っているため、長く勤務する従業員が多いのです。

ホワイト企業が多い職種・業界

ホワイト企業が多い職種や業界には、いくつかの共通点があります。

これらの業界や職種は労働環境が整備されており、従業員の働きやすさを重視しているのが特徴です。

ホワイト企業が多いとされる代表的な職種・業界には以下のようなものがあります。

一般的に、コンプライアンスの徹底や、柔軟な働き方に力を入れている企業ほどホワイトな環境であることが多い傾向です。

転職サイトでホワイト企業を見分ける7つの方法

転職サイトを利用してホワイト企業を見分けるには、いくつかのポイントに注目する必要があります。

ここでは、転職サイトの求人情報からホワイト企業を見分ける7つの方法を紹介します。

本章を参考にして、ホワイト企業の求人を探していきましょう。

離職率が高くないか

離職率は企業の労働環境を知る上で重要な判断基準といえます。

離職率が低い企業は従業員の満足度が高く、働きやすい環境が整っていると考えてよいでしょう。

転職サイトでは、離職率そのものが明記されていることはほとんどありません。

その代わり「定着率が高い」「長く働ける環境」と表現されていることがあります。

さらに、離職率だけでなく平均勤続年数も確認すると、より判断がしやすいでしょう。

残業時間が多くないか

残業時間についてもチェックが必要です。

ホワイト企業は残業時間が少なく、ワークライフバランスが取れていることが特徴です。

転職サイトでは、求人情報に「残業時間の平均」や「月間の残業時間」を記載していることがあります。

さらに、口コミサイトで実際に働いている人たちの声を参考にするとよいでしょう。

残業時間が少ない企業は効率的な業務運営がされており、社員の健康を重視していることが一般的です。

完全週休2日かどうか

完全週休2日制を導入しているかどうかも、ホワイト企業を見分ける重要なポイントです。

週休2日制の企業は従業員のリフレッシュを重視し、ライフワークバランスを大切にしています。

転職サイトの求人情報には、休日・休暇制度について記載されていることが多いので、必ず確認しましょう。

また、企業の公式サイトで休暇制度の詳細を確認することも大切です。

有給休暇の取得率

有給休暇の取りやすさも、ホワイト企業の重要な判断基準です。

従業員の健康管理や、プライベートの充実を重視している企業ほど、有給休暇が取りやすい傾向があります。

また、有給休暇の消化率や取得推奨制度の有無もチェックすべきポイントです。

転職サイトは、企業の有給休暇の取得状況を確認できることがあるので、チェックしておきましょう。

福利厚生が充実しているか

充実した福利厚生も、ホワイト企業の重要な要素です。

転職サイトの求人情報には、企業の福利厚生が詳細に記載されています。

とくに、住宅手当や育児支援、リフレッシュ休暇などが充実している企業は、社員の生活を大切にする傾向にあります。

また、企業独自の福利厚生制度や資格取得支援があるかもチェックしていきましょう。

福利厚生が充実している企業の多くは、社員の満足度が高く働きやすい環境が整っています。

新人研修制度が整っているか

研修制度が整っているかどうかも、ホワイト企業を見分ける際に必要な要素です。

充実した研修制度を持つ企業は、従業員のスキルアップやモチベーション向上に力を入れています。

とくに、入社時の研修だけでなく、定期的な研修が充実している企業は、社員の成長を重視している企業です。

転職サイトの求人情報では「教育制度」や「研修制度」の項目で具体的な内容が記載されていることが多いので、目を通すようにしましょう。

ブラックになりやすい業界かどうか

転職しようとしている企業が、ブラックになりやすい業種かどうかを確認することも重要です。

たとえば、労働時間が長く、低賃金の業界はブラック企業が多い傾向にあります。

また、口コミサイトで業界全体の状況を確認することも有効です。

これらの情報を総合的に判断することで、ホワイト企業を見つけやすくなるでしょう。

ホワイト企業を探すときの5つのポイント

ホワイト企業を探す際には、複数の視点から企業を評価することが重要です。

ここでは、ホワイト企業を見つけるための5つの重要なポイントを紹介します。

順番に見ていきましょう。

口コミを参考にする

ホワイト企業を見つけるためには、口コミ情報を参考にするのもひとつの方法です。

口コミサイトには、実際に働いたことのある人のリアルな声が掲載されていることが多く、労働環境など具体的な情報がわかります。

残業時間や離職率、有給休暇の取得状況など、企業の情報からはわからない点を知ることができます。

ただし、口コミはネガティブな意見が多いため、あくまでも参考と考えましょう。

 IR情報を参考にする

IR情報は、企業が投資家向けに公開している情報で、企業の安定性や成長性を客観的に評価できます。

たとえば、売上高や利益の推移、負債比率などを過去数年分比較することで、企業の成長性や安定性の判断推測が可能です。

とくに、安定した収益を上げている企業や成長が見込まれる企業は、長期的に安心して働ける可能性が高いでしょう。

IR情報は、企業の公式サイトや金融情報サイトで簡単にアクセスできるので、確認してみてください。

スカウト型の求人サイトを使う

スカウト型の求人サイトを利用することも、ホワイト企業を見つける方法のひとつです。

企業側から直接オファーが届くため、あなたにマッチした企業を見つけやすくなります。

自分の市場価値を把握しつつ、条件にあった企業とのマッチングが可能なことが大きな特徴です。また、スカウトが届くことで、通常の求人情報では見つからない企業と出会えるチャンスがあります。

そのため、スカウト型の求人サイトは積極的に活用しましょう。

外部の認定を受けているかを参考にする

外部機関による認定や表彰は、企業の客観的な評価として参考となります。

とくに、労働環境や従業員の待遇に関する認定は、ホワイト企業を見分ける上でのポイントとなります。

代表的な認定制度としては、厚生労働省の「くるみん認定」や「えるぼし認定」です。

「くるみん認定」は子育てサポート企業として認定されるもので「えるぼし認定」は女性活躍推進に関する取り組みが評価された企業に与えられます。

また「ホワイト企業認定」や「働きがいのある会社ランキング」などの認定を受けている企業は、一定の基準を満たしていることの証明です。

これらの認定を受けている企業は、従業員のワークライフバランスや生きがいを重視していると考えてよいでしょう。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、豊富な企業情報と経験を持つ転職のプロです。

転職エージェントのサポートを受けることで、ホワイト企業を効率的に見つけられます。

転職エージェントの最大のメリットは、非公開求人を紹介してもらえることです。

一般に公開されていない求人情報の中には、優良なホワイト企業の案件が含まれていることがあります。

また、企業の内部事情にも詳しいため、求人票だけでは分からない情報を入手することが可能です。

自分の希望条件に合った企業を紹介してもらえるため、転職活動がスムーズに進むでしょう。おすすめ

エージェントをうまく活用することで、ホワイト企業への転職成功率が高まります。

【関連記事】転職サイト大手おすすめ比較ランキング｜求人数や転職成功ノウハウも解説

ホワイト企業に転職する上での注意点

ホワイト企業への転職を目指す際は、いくつかの注意が必要です。

意識することで適切な判断ができ、あなたに合った企業を見つけやすくなります。

ホワイト企業への転職を考える上で、とくに重要な5つの注意点を見ていきましょう。

それぞれ解説します。

数字に騙されない

転職サイトや企業のホームページで目にする数字は、必ずしも実態を正確に反映しているとは限りません。

たとえば「平均残業時間」や「有給休暇取得率」などは、全従業員の平均値であるケースが多く、部署や職種によって大きく異なる可能性があります。

また、給与に関する数字も慎重に見る必要があるでしょう。

基本給だけでなく、各種手当や賞与の有無、昇給制度なども含めて判断することが大切です。

譲れない条件を決める

ホワイト企業へ転職するためには、譲れない条件を明確にすることが重要です。

単に企業名や企業規模にとらわれず、自分の価値観や生活スタイルに合った転職先を選ぶために欠かせません。

条件を決める際は、現在の職場での経験を振り返ることから始めましょう。

不満に感じている点や、満足している点を洗い出すと、自分にとって本当に必要な条件が見えてきます。

転職エージェントの言いなりにならない

転職エージェントは、ホワイト企業への転職を目指す上でとても頼りになる存在です。

しかし、言いなりにならず、自分で判断することも重要です。

転職エージェントは、あなたを紹介することで企業側から報酬を得るビジネスモデルとなっています。

そのため、担当者によっては、自分の業績を優先することもあるでしょう。

エージェントが紹介する求人が、自分の希望条件に合わない場合は断る勇気も必要です。

紹介された求人が自分に合わないことが続いた際は、担当者を変えてもらうなどもよいかもしれません。

「ホワイト企業＝大手企業」と思わない

一般的に、大手企業は安定性や福利厚生の面で優れているイメージがあります。

しかし「大手企業＝ホワイト企業」といった誤解を持たないことが重要です。

中小企業やベンチャー企業の中にもホワイト企業は多く存在します。

むしろ、小規模な企業のほうが任される仕事の範囲が広く、キャリアアップしやすいケースもあるのです。

企業の規模にとらわれず、自分にとって働きやすい環境かどうかを重視した企業選びをおこないましょう。

ホワイト企業が必ずしも自分に合うとは限らない

一般的にホワイト企業と呼ばれる会社であっても、必ずしも自分に合うとは限りません。

ホワイトな労働環境だったとしても、自分の価値観やキャリア目標に合っていなければ、満足度の高い転職にはならないでしょう。

たとえば、労働環境や福利厚生が整っていても、仕事内容や企業文化があなたに合わない可能性があります。

重要なのは、どのような仕事にやりがいを感じるのかや、キャリアビジョン、価値観を明確にして転職先を探すことです。

ホワイト企業にこだわらず、自分に合う企業を探しましょう。

【関連記事】ホワイト企業をやめたい！転職後に後悔しないための確認事項を徹底解説

転職サイトからホワイト企業に転職したい方に関するよくある質問

転職サイトを利用してホワイト企業への転職を目指す方々から、よく寄せられる質問について回答します。

転職活動を進める上で気になる点や不安な点を解消し、より効果的な転職活動につなげてください。

転職エージェントに嘘をついてもバレますか？

転職エージェントに嘘をつくことは絶対に避けましょう。

キャリアアドバイザーは豊富な経験と専門知識を持ち、応募者の経歴や能力を見抜く目を持っています。

嘘がバレると信頼関係が崩れ、適切なサポートを受けられなくなり、転職活動全体に悪影響を及ぼすでしょう。

転職エージェントでしてはいけないことは何ですか？

転職エージェントとの約束を破ることはしないようにしましょう。

また、エージェントに対して過度な要求や無理な交渉をおこなうことも控えましょう。

エージェントはあなたの味方ですが、企業との関係も大切にしています。

お互いに良い結果を導くために、適切なコミュニケーションが不可欠です。

転職は何回までならOKですか？

転職回数に関する明確なルールはありません。

しかし、回数が多すぎる場合は不利になることが多くなります。

たとえば、短期間で何度も転職していると「長続きしないのではないか」と思われるのが一般的です。

ただし、転職理由がキャリアアップやスキルの向上を目指したものであれば問題ありません。

重要なのは、転職の背景や目的をしっかりと説明できることです。

まとめ

今回は、転職サイトを通してホワイト企業への転職について解説しました。

ホワイト企業とは、離職率が低く残業時間が少ないことが特徴です。

また、完全週休二日制や有給休暇など福利厚生も充実しています。

ホワイト企業に転職するためには、口コミやIR情報などをもとに判断し、目先の数字にとらわれないことが重要です。

ホワイト企業が必ずしも自分に合うとは限らないため、企業の文化や働き方をよく理解することが求められます。

自分では判断がつかない場合は、転職エージェントのサポートを受けてみましょう。

本記事で紹介した転職エージェントは、多くのホワイト企業の求人を取り扱っており、利用者の満足度が高いサイトです。

ぜひ、転職エージェントの力を借りて、満足度の高い転職活動をおこなってください。