ビジネスパーソンが転職を検討するにあたって、転職エージェントや転職サイトを活用する方は少なくありません。
しかし現代には転職支援のサービスがいくつもあり、自身にとって有効活用できるサイトはどれなのか、悩む方も多いでしょう。とくにハイクラスの転職を実現させたい方の場合、適切な転職支援サービスを選ばなければ、年収アップどころか理想的な求人に出会えない可能性もあります。
そこで本記事では、複数ある転職支援サービスのなかでもハイレベルな求人を多く扱う「リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)」に関して、評判とともにサービスの特徴を詳しく解説します。
ハイキャリアに特化した求人を探したい、スカウト重視で好条件の転職をかなえたいと思う方は、参考にしてみてください。


リクルートダイレクトスカウトの基本情報

リクルートダイレクトスカウトは、2021年11月に「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」から名称変更された、ハイクラスの転職サービスです。
おもにハイキャリア・エグゼクティブに向けた求人を扱っており、求職者の経歴や登録内容を見たヘッドハンターや企業の採用担当者が、スカウト機能を活用して直接求職者へアプローチするシステムとなっています。
以下の表は、リクルートダイレクトスカウトの基本情報をまとめたものです。詳細をチェックしておきましょう。
サービス名 | リクルートダイレクトスカウト |
対応内容 | 適性求人の提案、スカウトなど |
求人数 | 25万3,609件 ※2023年12月時点 (公式サイト参照) |
得意な職種 | 総合:経営・企画・人事・マーケティング・広告・出版・ クリエイティブ・営業・サービス・コンサルタント・ IT・Web制作・電気電子・メディカル・金融・不動産・施工管理など |
得意な地域 | 全国 |
おすすめの年代 | 20代~40代 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
本社所在地 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
ホームページ | 公式サイト |
また大手企業はもちろん外資系企業の求人もあるため、グローバルに活躍したい方におすすめです。基本的には、待っていれば求人情報が届くスタイルですが、自らレベルの高いヘッドハンターへ求人紹介を依頼することもできます。
年収800万~2,000万円レベルの求人に挑戦したい求職者が登録する、まさにトップ集団ばかりの転職支援サービスといえるでしょう。
【参考記事】CAREER CARVERはリクルートダイレクトスカウトへサービス名を変更しました!|リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの口コミ・評判
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス転職の実績を豊富に持つ転職支援サービスですが、本当に高収入や管理職レベルの転職を目指せるのか評判が気になる方も多いでしょう。ここからはリクルートダイレクトスカウトを実際に利用した方からの口コミを参考にしながら、サービスの本質や活用するメリットを確認していきます。
リクルートダイレクトスカウトの良い口コミ・評判
まずはリクルートダイレクトスカウトのサービスに関する良い口コミ・評判を紹介します。
コンサルタントから将来的な年収アップを目指して経営企画へ(Nさん/35歳)
前職 | 戦略コンサルティング会社 |
転職先 | 不動産ベンチャーの経営企画 |
転職先年収 | 900万円 |
数多くの可能性と出会いたいと考えていましたので、興味を持った案件やエージェントの方とはできるだけコンタクトを取り、合計10名ほどとお話をさせてもらいました。
転職にあたっての私の希望は、(1)自分が主体的に意思決定できるポジションであること、(2)社会的課題を解決していく事業や会社であること、(3)年収の3点です。各エージェントの方にも明確にお伝えした上で、「どういう方向性と案件があるのか教えてください」と依頼。その結果、案件数が豊富で適切な提案をしてくれる+企業と強いコネクションを持っているという観点で選定し、エージェント5社と並行して転職活動を進めていきました。最終的に決定した不動産×ITベンチャーA社を紹介してくれたキャリアエックスの東海林さんもこの時に出会ったエージェントの一人。東海林さんはA社の採用コンサルティングにも関わっていたので、非公開求人を紹介してもらうことができました。
引用元:転職事例|リクルートダイレクトスカウト
5年半のブランクがあっても正社員技術者で転職成功(Mさん/52歳)
前職 | 大手精密機器メーカー/家庭事情により退職後5年半はアルバイト |
転職先 | 精密機械メーカーの開発・特許出願担当 |
転職先年収 | 600万円 |
私のキャリアを活かせる求人として、県内にある精密機器メーカーA社の技術者募集を紹介され、書類選考を通過。実は当初、人事側でブランクがあることを懸念していたようですが、企業の現場とも強いリレーションのある溝口さんが現場責任者の方に、私の経歴と開発だけでなく知財特許もできることをアピールしてくれたおかげで、現場から人事側への働きかけもあったようです。
(中略)
一次面接は現場責任者、二次面接は人事担当者と行い、スムーズに内定へ。実は同時に技術者派遣会社を受けており、そちらからも内定をいただき、2社の間で最後まで迷うことに。A社はやりたい仕事ではあるものの、勤務地が自宅から通えず、提示年収が希望に満たない480万円。技術者派遣会社は、提示年収が希望より高い550万円であるものの、将来的に仕事内容と勤務地が変わる可能性もある。
どちらにするか悩みましたが、家族のためにも収入を重視して技術者派遣会社に心が傾きかけていた時、またしても溝口さんがA社の人事担当・現場責任者と交渉をしてくれて、提示年収が600万円にまでアップしたのです。自宅からは通えないものの、同じ県内なので車で1時間半で帰れること、そして何よりも経験を活かせる仕事に再び正社員として就けることに魅力を感じて、最終的にA社への入社を決めました。
引用元:転職事例|リクルートダイレクトスカウト
ハンターを替えて効率よく
転職前はシステムエンジニアとして、プログラム開発やチームの進捗管理などを担当していました。仕事が忙しい割に収入が見合っていないという状況で、残業してようやく希望に近い収入になるという始末です。そこで、高収入が見込める転職サイトを利用して、転職しようと考えました。
一般的な転職サイトは、エージェントが転職希望者の提示する条件に合った企業を紹介する、いわゆるマッチング型が多いです。これならそこそこの企業には転職できると思いますが、自分のエンジニアとしてのキャリアを、更に伸ばすことはできないのではないかと考えました。そこで、ヘッドハンティング型の転職サイトを一度利用してみようと思い、ネットで検索していたらキャリアカーバーを見つけました。
利用してみて分かったのですが、ヘッドハンターを自分で選べるので、自分に合わないヘッドハンターで時間を無駄にするより、ハンターを替えた方が効率的に転職先を見つけられるということです。これは私にとって、とても良かったと思います。いくつか年収1000万円以上の求人案件も紹介してくれましたが、私のキャリアでは荷が重すぎる気がしてお断りしました。
現在は年収も300万円程アップし、主にシステム開発のプロジェクトマネージャーの仕事に就いています。キャリアもアップし仕事に見合う収入も得られて、転職は正解でした。更にキャリアを積んで自信がついたら、収入1000万円以上の転職にも挑戦してみたいと思います。その際にも利用できたらと思っています。
引用元:リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)の口コミ・評判(2019年1月3日投稿)|みんなの評判ランキング
ハイクラスの求人が多いです
担当のヘッドハンターを年代や雰囲気だけでなく、経歴や実績なども確認して自ら選ぶことができたのが良かったです。残業が多くあまり転職活動に時間を設けることができなかったのですが、登録の後はヘッドハンターが自分の希望業界や条件に合わせた企業を提案してくれるので助かりました。
また求人も他のサイトよりもハイクラスの案件が多く、非公開の求人も条件に合えばヘッドハンターが紹介してくれるので効率よく転職活動ができたと思います。
引用元:リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)の口コミ・評判(2018年11月30日投稿)|みんなの評判ランキング
管理職でしたが、以前の実績を評価してくれていい待遇を受けています
前職では管理職として仕事をしており新しい環境を求めて転職活動をしていました。しかしなかなかいい処遇に巡り合うこともできなかったのです。また、面接でも何社か落ちてしまいました。
このサイトでは、ヘッドハンティング制度を採用していることから利用してみました。自分のアピールポイントを登録するだけで関心のある企業からアプローチしてくれるので待っているだけで済むという簡単なシステムが他の転職サイトにはなく気に入りました。新しい自分を発見できてよかったです。
引用元:リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)の口コミ・評判(2019年1月27日投稿)|みんなの評判ランキング
リクルートダイレクトスカウトの良い口コミ・評判には、自身のアピールポイントを登録しておくだけで、複数名のヘッドハンターから求人を提案してもらえる点が挙がっています。
なかには同じ求人を紹介されるケースがあるかもしれませんが、各業界に属するさまざまなヘッドハンターの視点で提案してもらえるため、未開拓分野にチャレンジできる機会や新しい発見もあるようです。
また、リクルートダイレクトスカウトでは基本的にハイクラスの求人を扱っているため、転職を通じて年収アップをかなえた方も多くいます。自身の新たな可能性を見つけてもらい、さらなるキャリアアップを目指したい方には、非常におすすめのサイトといえるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトの悪い口コミ・評判
つぎに、リクルートダイレクトスカウトの悪い口コミ・評判も紹介します。利用するなかで「イメージと違った」という事態を招かないためにも、きちんと確認しておきましょう。
ハードルが高すぎる
20代後半で転職を希望していますが、このサイトでは自分にはかなりハードルが高いと感じました。確かに掲載されている企業は誰でも知っているような一流企業が多く、もし採用されればそれなりの収入は得られると思います。しかし自分の学歴や現在の仕事の内容からすると、恐らく鼻にもかけられないことでしょう。このキャリアカーバーはあくまでも参考としてとらえて、自分の力量に合った転職サイトで転職先を見つけようと思います。
引用元:リクルートダイレクトスカウトの口コミ・評判(2018年10月5日投稿)|みんなの評判ランキング
ハイクラス寄りのサイトです。
他のサイトにも数社登録しているのですが、比べてみるとこちらのサイトは、やはり全体的にスペックが高めの求人が多いです。ただ自分としては、今より高みの消費財系の仕事を目指しているので、こういうサイトでしっかりと情報収集していくつもりです。
リクルートが運営しているので、信頼できるかなという気がしています。時々気になる求人もあるので、これはと思うのがあったら応募してみたいと思っています。今は取りあえず様子を見ている状態です。
引用元:リクルートダイレクトスカウトの口コミ・評判(2019年2月1日投稿)|みんなの評判ランキング
Twitter掲載の口コミ・評判
特にハイクラス人材ではないけど、
— 美容大好きOLゆう (@7yu166) April 28, 2023
リクルートダイレクトスカウトに
今月登録してみた。今現在、希望しない
仕事も含めて企業から8社スカウト来て
1社に当日中に返信してみたけど1週間以上音沙汰無し。
ビズリーチのプラチナスカウトと
違って面談確約ではないのね😵
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは、毎日約5人がリクルートダイレクトスカウトで同じスカウトメールを送ってくる。。。
— いっとこんさる (@A7S1GpqCOQxggtp) April 25, 2023
スカウトメールの送付ノルマが存在するのか、、しかも、求人内容もほぼ同じで、意味がない。
情報収集のためにリクルートダイレクトスカウトに登録したら一晩でえぐい量のスカウトきて戦慄してる
— ゴールデンポメラニアン駆動開発 (@katakasa4444) April 23, 2023
よくわからん内容のもあるし適当におくってくるのやめちくり〜
リクルートダイレクトスカウトの悪い口コミでは、自身の転職がうまくいくのか不安視する声が挙がっています。リクルートダイレクトスカウトはハイクラスに特化しているため、これまでのキャリアによっては自信をもって応募できる求人がない可能性があるのは事実です。「ハイクラス転職」という目的を持って利用しなければ、不安を感じる原因になるでしょう。
またヘッドハンターからのスカウト連絡が多すぎる点を指摘する意見もありました。
これらの点を踏まえると、リクルートダイレクトスカウトを利用する際は、届いたスカウトに対して「自分に合っているか」を判断する力が必要になりそうです。気になったスカウトがあれば提案してくれたヘッドハンターに詳細を確認するなど、やり取りを重ねてひとつずつ判断していくのが大切かもしれません。
このようにリクルートダイレクトスカウトの口コミには、良い面と悪い面の両方が挙がっていました。利用者からのコメントは実際のサービスを想像するうえで欠かせないものですが、どちらかといえば悪い評価が集まりやすいのも事実です。口コミはあくまでも参考程度に留め、まずはサービスを利用して体感してみるのも方法です。
リクルートダイレクトスカウトの5つの特徴
ここからは、リクルートダイレクトスカウトの特徴を詳しく解説します。サービスのポイントを5つ挙げ、利用するメリットも紹介します。リクルートダイレクトスカウトに登録する際の参考にしてみてください。
1.会員登録後はスカウトを待つだけで簡単
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターからのスカウトを待つシステムのため、自身であれこれ検索せずに転職活動を進められます。
仮に求人検索が必要な転職サイトに登録した場合「年収はこのくらいの設定が適性かな」「自分に合う業界ってここで合っているかな」など自身の感覚で検索し、ヒットした求人をチェックすることになるでしょう。一方リクルートダイレクトスカウトでは、求職者の登録したレジュメを各ヘッドハンターがチェックし、転職の条件やスキル・経験を踏まえて合う求人を紹介してくれます。
2023年3月時点では約5,000名のヘッドハンターがリクルートダイレクトスカウトと提携しており、会員登録して待っていれば、複数名のヘッドハンターから魅力的なスカウトが届くはずです。
【参考記事】2023年最新【ヘッドハンターランキング】を公開!│リクルートダイレクトスカウト
2.大手・外資を中心としたハイクラス求人が豊富
リクルートダイレクトスカウトでは上場企業はもちろん、大手や外資系企業の求人も豊富に扱っています。そのため一定のキャリアを築いた方が、さらにハイレベルな企業に挑戦するのに最適です。またグローバルな視点で活躍したい方でも、イメージに合った求人が見つかるでしょう。
たとえば2023年6月時点で掲載されている求人のうち、年収800万円以上のものは約3万9,442件にものぼります(年収応相談を含まない)。1,000万円以上の求人で絞っても1万件以上、3,000万円以上でも数十件あるなど、サイト自体のレベルの高さがうかがえます。
ただし、これらの求人はあくまでも一般公開されている範囲のものです。転職市場ではハイレベル・超大手の求人ほど非公開にされているケースがあるため、会員登録すれば想像以上の好条件な求人に出会える可能性もあります。
3.好みのヘッドハンターに相談できる
リクルートダイレクトスカウトではヘッドハンターからの連絡を待つ以外に、求職者自ら好みのヘッドハンターを探してアプローチするのも可能です。
公式サイトには「ヘッドハンター検索」のページが設けてあり、各人物が得意とする業種・業界経験年数・勤務地などから、自身のイメージに合うヘッドハンターを絞り込めるようになっています。また、年間で活躍したヘッドハンターランキングも公表されているため、各業界の優秀なヘッドハンターを見つけやすくなっているのもポイントです。
やり取りでは求人紹介の依頼以外に、転職に関する疑問や悩みも相談できます。相性の良いヘッドハンターと組んで転職活動を進めるためにも、まずは複数名の人物とやり取りを重ねるのがおすすめです。これらのサービスは無料で利用できるため、最大限に活用してみましょう。
【参考記事】2023年最新【ヘッドハンターランキング】を公開!│リクルートダイレクトスカウト
4.利用料・審査不要でサービスを活用できる
リクルートダイレクトスカウトは登録時に審査がないため、求職者の年齢やスキル・収入に関係なく誰でも利用できます。また、利用料金がかかることもありません。
リクルートダイレクトスカウトは、登録をしなくても以下のサービスを利用できます。
- 求人情報検索
- ヘッドハンター検索
- 選考突破ノウハウの閲覧
- 履歴書テンプレートのダウンロード
- 職務経歴書テンプレートのダウンロード
しかし、会員登録することで、さらに以下のサービスを無料でいつでも活用できるのが特徴です。
- 登録会員限定情報の閲覧
- レジュメの登録
- 非公開求人の紹介
- 企業・ヘッドハンターへのメッセージ返信
また求人検索機能では、業種・職種・勤務地・年収などの基本的な条件に加え、以下のこだわり条件でも絞り込めるようになっています。
- 転勤なし
- 新規事業
- 外資系企業
- 副業・兼業可能
- MBA取得者歓迎
- 外国語を活用する
- IPO、株式公開準備
- 海外勤務、出張あり
- 管理職、マネージャー
- リモート、在宅勤務可能 など
無料にもかかわらず充実したサービスを利用できるのは、求職者にとってこのうえないメリットを感じられるでしょう。難易度の高い転職活動でも、モチベーションを維持しながら過ごせるはずです。
5.顧問求人のスカウトを受け取れる
リクルートダイレクトスカウトでは、近年需要の高い「顧問求人」のスカウトを受けられるのも特徴です。採用に至れば、長年培ってきた経験や知識を活かし、企業の成長を顧問の立場で支援できるようになります。
リクルートダイレクトスカウトで顧問求人のスカウトを受けるメリットには、以下が挙げられます。
- 顧問業務で得た知識を現職に活かすことで質の高い仕事ができる
- 複数の企業に携われば、自身の可能性をさらに広げられる
- 自身の知識・経験を活かして他企業で副収入を得られる
- リタイア後を意識したキャリア形成を図れる
なお顧問求人の働き方は、業務委託雇用となるのが基本です。現職が副業可能なら、就労中でも企業顧問として働けるため、多様なキャリアの構築にもつながります。
このようにリクルートダイレクトスカウトでは、管理職やエグゼクティブクラスの方に向けた求人が豊富にあります。現職と同じレベルの仕事を探すのではなく、よりレベルの高い求人へ挑戦できるため、自身の可能性を広げるチャンスを掴むことが可能です。
またスカウトを待つだけでなく、求職者自らヘッドハンターにアプローチできるのもポイントです。忙しいなかでも効率よく転職活動を進めたい方に、おすすめのサービスといえるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトの登録手順
リクルートダイレクトスカウトを活用する場合、以下の手順を踏めばヘッドハンターからのスカウトを受けられるようになります。
- 会員登録
- レジュメの登録
- スカウトを待つ
転職活動をスムーズに進めるためにも、登録手順をチェックしておきましょう。
STEP1.会員登録
リクルートダイレクトスカウトを利用する際は、公式サイトの専用フォームから会員登録をおこないましょう。初回に入力すべき情報は、以下のとおりです。
- 氏名
- 性別
- 居住地
- 生年月日
- 直近の職種
- 直近の年収
このとき「直近の年収」は、総支給額を入力してください。社会保険料などが差し引かれた後の手取り額ではないため、注意しましょう。
もし総支給額が不明確な場合は、会社からもらえる源泉徴収票で確認できます。もしくは、毎月の給与明細の総支給額欄に記載された金額を12ヵ月で掛け、さらに賞与を足した金額でおおよその年収を計算する方法もあります。
STEP2.レジュメの登録
会員登録に続いてレジュメ登録の画面が表示されるため、手順に従って入力しましょう。レジュメは自身の職歴やスキルをヘッドハンターに知らせるための大切な情報になるため、漏れのないよう記載しましょう。
レジュメに記載する項目は、以下のとおりです。
- 学歴
- 語学レベル
- 直近の職務経歴
- 具体的な職務内容
これらの項目はアンケートへの回答形式になっているため、手順に沿って入力を進めれば簡単にレジュメが完成します。また後から追記・変更も可能なため、まずは下書き感覚で必要な情報を埋めていくのもよいでしょう。
レジュメ登録のポイント
レジュメは多くのヘッドハンターが求職者選びの参考にしているため、漏れなく記載して自身の有能さをアピールしたいものです。
たとえば外資系企業への転職を希望する場合、TOEICスコアが700点以上あれば「ビジネスレベル」を選択しておきましょう。もし自身のレベル感がわからないときは、少しでも英語がわかるなら「日常会話程度」で設定しておくのがおすすめです。
また備考欄に「条件に合う求人が見つかればすぐに転職可能です」と記載しておくと、ヘッドハンターから優先的に求人を紹介してもらえる傾向があります。なかには大手企業や非公開求人などの好条件なものが含まれるケースもあり、ハイクラス転職を実現しやすくなるでしょう。
職務内容は志望分野の経験に重点をおく
レジュメの作成でとくに注意すべきなのが、職務経歴です。記載する際は、複数ある職歴のなかでも自身が希望する業界・職種にまつわる経験をアピールしましょう。
そもそもハイクラス転職では、求職者が企業の即戦力となって活躍できるのが大前提となります。たとえ有能な人材でも、業界未経験者にはスカウトが届きにくいものと考えられます。
もし希望職種にまつわる多くのスカウトを受け取りたいなら、その業界での勤続年数の長さや役職・役割などを具体的に記載しておきましょう。うまくまとめられない場合は、リクルートダイレクトスカウトが提供する「職務経歴サンプル」を活用するのもおすすめです。
【参考記事】職務経歴サンプル一覧|リクルートダイレクトスカウト
STEP3.スカウトを待つ
ここまで登録すれば、レジュメを見たヘッドハンターからスカウトが届くようになります。とりあえず簡易的な登録のみ済ませたという方は、すきま時間を使ってレジュメを充実させていきましょう。
またスカウトの件数が少ないと感じる場合は、登録した内容を見返して表現方法を変えてみるのもおすすめです。
なお、リクルートダイレクトスカウトで届くスカウトには種類があり、詳細を把握しておくとより転職活動を進めやすくなるかもしれません。
以下は、求職者に届くスカウトの詳細を一覧にしたものです。
スカウト名 | スカウト | 一球入魂 | FIT HUNTER | 企業 | 顧問求人 | GOLD |
送り主 | ヘッドハンター | ヘッドハンター | ヘッドハンター | 企業 | ヘッドハンター | 企業 |
特徴 | 一般的なスカウト | ・選ばれた会員に届く ・レジュメに興味を持ってもらえた可能性が高い | ・限られた会員に届く ・業界や職種に特化したレアな求人が多い | ・選ばれた会員に届く ・企業の採用担当者がレジュメを確認している | ・限られた会員に届く ・企業の顧問求人をオファーするもの | ・ごく限られた会員に届く ・面接が確約されている |
書類選考 | あり | あり | あり | なし | あり | なし |
このようにリクルートダイレクトスカウトでは、届くスカウトによって稀少性の高さが判断できるようになっています。企業から直接送られているものは面接が確約されているため、内定に近い求人といっても過言ではありません。
またヘッドハンターから届くスカウトにもレアなものがあり、とくに「一球入魂」や「FIT HUNTER」は求職者の経歴を確認したうえで送られるもののため、マッチ度が高いと考えられます。届いたスカウトに対して「価値がある」と感じた場合は、送り主である企業やヘッドハンターに返信してみましょう。
リクルートダイレクトスカウトでは、早ければ登録した当日中にスカウトが届く可能性もあります。転職時期が未定という方も、ある程度の内容で登録しておくとサービスの雰囲気を掴めるかもしれません。登録内容は都度変更もできるため、定期的に見直してより魅力的なレジュメに仕上げていくのがおすすめです。
「リクルートダイレクトスカウト」と「ビズリーチ」の違い
転職支援サイトには、さまざまな属性が存在しています。なかでも、リクルートダイレクトスカウトと同じスカウト型のサイトでは「ビズリーチ」も有名です。
以下の表で、リクルートダイレクトスカウトとビズリーチの違いをまとめてあります。それぞれの特徴を把握するためにも、チェックしておきましょう。
サービス名 | ![]() | ![]() |
ヘッドハンター数 | 約5,000人 ※1 | 約6,200人 ※2 |
求人数 | 52万5,172件 ※2023年6月9日時点 (公式サイト参照) | 8万6,438件 ※2023年6月9日時点 (公式サイト参照) |
求人の種類 | ハイクラスに特化 | ハイクラスに特化 |
転職活動の方法 | スカウト中心 | スカウト中心 |
登録審査 | なし | あり |
利用料金 | なし | あり |
- 1…2023年3月時点
- 2…2023年1月時点
上記2つのサイトの大きな違いは、求人数と登録時の審査、利用料金です。
リクルートダイレクトスカウトはハイクラスに特化した転職サイトですが、求人検索画面では年収300~400万円レベルの一般職求人も扱っています。そのため掲載求人数が非常に多く、業界最大規模の転職サイトに位置しています。また会員の登録審査や利用料も不要なため、比較的誰でも登録できるサイトといえるでしょう。
一方ビズリーチは、ヘッドハンターの人数こそ多いものの、審査や利用料金が必要な点には注意が必要です。基本的に有料会員でなければ、非公開求人へ応募したりヘッドハンターに相談したりできないため「使いにくい」と感じる方もいるかもしれません。
リクルートダイレクトスカウトの活用が向いている人
リクルートダイレクトスカウトの特徴や評判を踏まえたうえで、利用が向いているのは以下のいずれかが該当する方と考えられます。
- ヘッドハンターを選んで相談したい方
- スカウトからの転職を実現させたい方
- 忙しいなかでも効率よく転職活動を進めたい方
- ハイクラス転職を目指したい方
- 履歴書・職務経歴書の登録が苦にならない方
リクルートダイレクトスカウトは、年収800万円以上のハイキャリアな人材に向けた転職サイトです。公式サイトでは転職先での平均年収を938万円と掲載しており、レベルの高いスカウト求人を多く受け取れるとわかります。
また基本的には待っているだけでヘッドハンターから連絡が届く仕組みのため、就労中で忙しい方でもスムーズな転職を実現しやすい特徴があります。履歴書や職務経歴書の添削、面接対策といったサポートは受けられないため、自身でやり抜く力もしくは、他のサイトを併用しサポートを受けながら転職活動を進める方におすすめといえるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトで転職を成功させる5つのコツ
リクルートダイレクトスカウトは、複数ある転職支援システムのなかでもハイクラスに特化したスカウト型のサービスを提供しています。うまく活用できれば想像を超えた転職を実現できる可能性がありますが、そのためには求職者自身の行動も大切です。
1.相性の良いヘッドハンターを探す
リクルートダイレクトスカウトでの転職を成功させるには、ただスカウトを待つだけでなく、求職者自身が相性の良いヘッドハンターを探すのも大切です。何名かのヘッドハンターとコンタクトを取り、物事の考え方や提案内容に納得・共感できる人物に求人紹介を依頼するようにしましょう。
もし「合わない」と感じたら、やり取りをすぐに終わらせるのも必要です。リクルートダイレクトスカウトと提携している約5,000名のヘッドハンターから信頼できる人物が見つかれば、より自身にマッチしたスカウトを受けられるはずです。
2.レジュメで有能な人材とアピールする
リクルートダイレクトスカウトでハイクラスの転職を目指したいなら、登録するレジュメを作り込む必要があります。求職者のことを「有能な人材だ」と判断してもらえれば、スカウトの件数も増えるはずです。
たとえば、携わった業務や磨かれたスキル、アピールポイントを詳細に記載できると、よりヘッドハンターや企業の目に留まりやすくなる傾向にあります。レジュメ作成が苦手な方は、公式サイトにある職務経歴書のテンプレートをダウンロードし、サンプルを参考にするとまとまりのある内容に仕上がるでしょう。
注目ワードを入れる
求職者がレジュメを作成する際は、ヘッドハンターや企業からの注目度の高いキーワードを盛り込むのがおすすめです。たとえば、有能な人物を検索する際に用いられる検索ワードには、以下が挙げられます。
- MVP
- 表彰
- トップ
- 統率力
- 推進力
- リーダー
- マネジメント など
その他、在宅勤務・オンラインマネジメントも、ヘッドハンターらが検索しやすいキーワードといわれています。これらのワードを用いたレジュメを作成していれば、求職者自らヘッドハンターにメッセージを送らなくても、スカウトメールが届きやすくなるでしょう。
実績は定量的に記載する
レジュメに記載する職務経歴や実績は、数字を用いて具体的に記載するのがおすすめです。また目標に対する達成率や、自身がプロジェクトに携わる前後の売り上げなど、比較対象となるものを挙げると、自身の貢献度をアピールできます。
管理職やリーダー職を担っていた場合は、チームの人数を挙げて規模を明確にするのも効果的です。「業務効率化を図り平均残業時間を××時間削減した」「コストを××円まで抑えた」など、業界内で需要の高い内容に関連したものをアピールできると、より好条件のスカウトをもらえる可能性が高まるでしょう。
3.複数の転職サイト・エージェントを活用する
リクルートダイレクトスカウトで受け取ったスカウトをものにするには、複数の転職サイト・エージェントを併用するのがおすすめです。そうすれば、リクルートダイレクトスカウトのサービスに足りない要素を補いながら、ハイレベルな求人に挑戦できます。
たとえば、リクルートが運営する転職支援サービスでは、以下のサイトを活用するとよいかもしれません。
サービス名 | リクルートエージェント | リクルートエグゼクティブエージェント | リクナビNEXT |
分類 | 転職エージェント | 転職エージェント | 転職サイト |
利用者層 | 20代~30代の求職者 | 30代~50代の経営者向け | 20代~40代の求職者 |
求人の種類 | 一般職~ミドルクラス | ハイクラスが中心 | 一般職~ハイクラス |
転職の進め方 | キャリアアドバイザーの支援をもとにおこなう | キャリアアドバイザーの支援をもとにおこなう | 求職者自身の力でおこなう |
特徴 | ・紹介ベースで求人を探す ・第三者目線の求人を紹介してもらえる ・書類添削や面接対策をサポートしてもらえる | ・紹介ベースで求人を探す ・経営に特化した求人紹介を受けられる ・第三者目線の求人を紹介してもらえる | ・閲覧できる求人数が多い ・あらゆる条件で求人をくまなく探せる ・24時間いつでも求人検索が可能 ・自身のペースで転職活動ができる |
リクルートダイレクトスカウトでは転職活動中のフォローやアドバイスが受けられません。しかし、エージェント型の「リクルートエージェント」や「リクルートエグゼクティブエージェント」なら、転職に関する相談ができたり、アドバイスなどを受けられたりするため、転職活動の良い参考になるかもしれません。
また自分でも求人をチェックして情報収集したい場合は、転職サイト型の「リクナビNEXT」の利用がおすすめです。さまざまなサイトの良い部分を採り入れ、転職活動を戦略的に進められると、よりイメージに合ったキャリアチェンジを図れるでしょう。


4.理想の年収に幅をもたせる
リクルートダイレクトスカウトで現年収以上の転職を目指すなら、理想の年収を高く設定せず、ある程度幅をもたせるようにしましょう。そうすることで、より多くの求人にヒットして転職先の選択肢を広げられます。
またなるべく高収入を目指したいからといって、現年収よりも200~300万円高い金額を設定するのは控えるべきです。レジュメと設定金額を見たヘッドハンターや企業からは「自身の市場価値をわかっていない」と思われる可能性があり、良い印象を与えません。
理想の年収をかなえるには、自身のスキルや経歴に基づいた適正年収を設定し、金額を上げるとしても100万円程度に留めましょう。より多くのヘッドハンターに注目してもらうには「最低400万円~500万円」など、下限値を記載するのもひとつの方法です。
ヘッドハンターからスカウトさえもらえれば、やり取りを通じてより好条件の求人を紹介してもらえる可能性もあります。
5.希望の勤務地を絞る
リクルートダイレクトスカウトでの転職活動を成功させたい方は、希望の勤務地を絞るのがおすすめです。たとえ勤務地にこだわりがなくても特定の場所を選択すると、スカウト件数の増加につながります。
このとき「全国」にした方が、さまざまな求人にヒットするのでは?と思う方も多いでしょう。しかし、ヘッドハンターや企業からは「全国=どこでもよい=意気込みが感じられない」とマイナスに評価されるケースがあります。
居住地から遠い地域に拠点をおく企業だと「弊社にはきてくれないだろう」と思われかねないため、勤務地は極力絞って設定しておきましょう。
このようにリクルートダイレクトスカウトで転職を成功できるかどうかは、求職者自身の行動や戦略的思考、提示する条件なども重要となります。より多くのヘッドハンターに注目してもらえれば、条件にマッチした求人やそれ以上の企業を紹介してもらえる可能性が高まるでしょう。待つスタイルも良いですが、ときには積極的な行動でチャンスを掴みにいく姿勢も大切です。
リクルートダイレクトスカウトを利用する際の注意点
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス転職を目指す方におすすめの転職サイトですが、利用する際は以下の点に注意する必要があります。
- 年収が低い・スキル不足だとスカウトされにくい
- スカウトが届かなければ転職活動を進めにくい
- 特定のヘッドハンターをブロックする機能がない
- 応募書類の添削・面接対策はしてもらえない
- 短期の転職には不向き
より納得のいく転職活動を実現するためにも、サイトのデメリットをきちんと把握しておきましょう。
年収が低い・スキル不足だとスカウトされにくい
リクルートダイレクトスカウトは、エグゼクティブやハイクラスに向けた転職サービスのため、現職の年収が低い方だと「スキル不足」と判断されやすくなります。そうなれば、ハイレベルな転職を目指すどころか、スカウト自体も届きにくいかもしれません。
具体的な金額を例に出すなら、現職年収が600万円を下回る方の転職は、リクルートダイレクトスカウトでは簡単に進まない可能性があります。
スカウトが届かなければ転職活動を進めにくい
リクルートダイレクトスカウトは、多くの転職支援サイトのなかでも「スカウト型」に属します。転職活動は企業・ヘッドハンターからのスカウトをベースに進めるため、メッセージが届かないとキャリアチェンジを目指しにくくなります。
もしスカウトが届かないと感じるなら「ヘッドハンター検索」で相性の良さそうな人物を探したり、求人検索で気になる案件を見つけたりするのもひとつの方法です。スカウトが届かなければ転職活動が一切進まないわけではないため、なんらかの手段を利用してできる限りのことを試してみましょう。もちろん、自身のレジュメ内容を修正するのも効果的です。
特定のヘッドハンターをブロックする機能がない
リクルートダイレクトスカウトには、特定のヘッドハンターをブロックする機能がありません。そのため「このヘッドハンターは自分に合わないから拒否したい」と思っても、メッセージが届き続けるのは防げません。
最大10社までブロック企業を指定することはできますが、基本的に不特定多数の人物にレジュメを見られる点はデメリットといえるかもしれません。ただ、肝心の個人情報欄はマスキングされており、求職者自身が特定のヘッドハンターや企業へコンタクトを取らない限り個人情報が公開されることはないため、安心してサイトを利用して問題ないでしょう。
応募書類の添削・面接対策はしてもらえない
リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターは、あくまでも企業と求職者の仲介業務を担っているだけです。転職支援サービスでよくある応募書類の添削や面接対策などは依頼できず、求職者自身でおこなう必要があるため注意しましょう。
短期の転職には不向き
リクルートダイレクトスカウトでは、求職者がスカウト待ちの状態にあるのが基本です。そのため「すぐにでも転職活動を進めたい」「なるべく早く転職したい」というケースには不向きかもしれません。
もし短期間での転職を目指したい場合は、スピード感をもって転職活動を進められるエージェント型の転職サービスもしくは、通常の転職サイトを利用するのがよいでしょう。なお、リクルートが運営する各種サービスなら、以下のものがおすすめです。
- 転職エージェント…リクルートエージェント
- 転職サイト…リクナビNEXT
Q&A|リクルートダイレクトスカウトに関するよくある質問
最後にリクルートダイレクトスカウトの利用に関する「よくある質問」をチェックしておきましょう。
会員登録に条件はありますか?
リクルートダイレクトスカウトでは、利用にあたっての条件等は設けられていません。年齢・経歴を問わず、キャリアアップを目指す全ての求職者が登録できます。
ただし、各求人には求める人物像が設定されているため、応募する際は確認するのが大切です。求職者の経歴やスキルを活かせる求人の場合、選考通過率が高まるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトにはどのような求人がありますか?
リクルートダイレクトスカウトでは、おもに年収800万円以上のハイクラス求人を多く扱っています。2022年4月時点のハイキャリア会員における転職決定年収は、平均938万円となっています。求人のなかには2,000万円以上のものもあるため、ハイキャリアを目指したい方におすすめです。
リクルートダイレクトスカウトの登録は無料ですか?
リクルートダイレクトスカウトは、全てのサービスを完全無料で利用できます。プレミアム求人の閲覧や企業とのやり取りに費用が発生することもありません。
リクルートダイレクトスカウトには、難易度の高い選考突破につながる応募書類の書き方や、面接対策のノウハウを閲覧できるサービスがあったり、求職者自らヘッドハンターへコンタクトを取れるシステムがあったりします。これらの全てをフル活用し、ぜひハイクラス転職を実現させてください。
はじめての転職にも利用できますか?
リクルートダイレクトスカウトは、転職未経験の方でも登録できます。ただし、より多くのスカウトを受け取るためには、現職での実績をアピールする必要があります。ヘッドハンターは求職者の経歴やスキルを重視しているため、転職経験のない方は携わってきた事業をひとつでも多く記載し、企業の即戦力になれる人材と最大限アピールするのがおすすめです。
スカウトが届かない場合はどうしたら良いですか?
スカウトが届かない場合は登録してあるレジュメ内容を確認し、より充実した内容になるよう修正してみましょう。
リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターは、各求職者のレジュメを参考にしたうえで、条件にマッチした方のみにスカウトを送信しています。そのため、会員登録すれば必ずスカウトが届くわけではありません。表現方法の変更によってスカウトの量が変化するケースもあるため、より多くの求人情報を受け取りたい方は、定期的にレジュメを更新するのがおすすめです。
登録したら現職の人事部門にバレますか?
求職者が登録したレジュメは、リクルートダイレクトスカウトと提携している企業・ヘッドハンターに公開されます。しかし、以下の個人情報が特定される項目はマスキングされるため、安心してください。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
上記の匿名表示により、現職の人事部に個人が特定される可能性は低いと考えられます。求職者がスカウトへ返信したりヘッドハンターへ相談したりすると、当該企業・ヘッドハンターへ情報が公開されます。
なお、現在の職場に転職活動を知られたくないなどの場合は、最大10社までブロック企業を設定できます。ブロックした企業が会員情報を閲覧することはできません。
今すぐに転職を考えていなくても登録できますか?
近いうちに転職しない場合でも、リクルートダイレクトスカウトへの登録は可能です。情報収集の場として活用したい、とりあえず登録したいといった方も多く、求職者のタイミングで転職活動をスタートできます。
もし登録を済ませたうえでスカウトを受け取りたくない場合は、マイページにある「設定」から、スカウトサービスの項目で「利用しない」を選択しておくのがよいでしょう。その間は企業やヘッドハンターからスカウトが届かなくなりますが、転職活動を開始するタイミングで設定を変更すれば問題ありません。
リクルートダイレクトスカウトの退会方法を教えてください
リクルートダイレクトスカウトでの転職活動を終了される方は、公式サイトのマイページから退会手続きをおこなえます。マイページへログイン後、設定ページ内最下部にある「退会する」ボタンをクリックするだけで手続きが可能です。
ただし一度退会すると、リクルートダイレクトスカウトに登録した個人情報やレジュメ、ヘッドハンターとのやり取りなど、全ての情報が削除されます。万が一再登録の必要性が出てきた場合は、最初から登録し直さなくてはいけないため注意しましょう。
なおリクルートダイレクトスカウトに登録したまま就労するのは問題ないため、今後の機会のためにも登録情報を残したままにしておくのがおすすめです。メール配信のみ停止したい場合は、設定ページ内にある「メール配信設定」から手続きをおこなえます。
【参考記事】
公式サイト|リクルートダイレクトスカウト
ヘルプページ|リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはハイクラスの転職を目指す方におすすめ
キャリア形成をイメージした転職では、転職エージェントや転職サイトの利用が不可欠です。とくに管理職や専門職といったよりレベルの高い転職を実現させたいケースだと、それらの分野に特化した転職支援サービスを活用するのが成功の秘訣といえるでしょう。
もしハイクラスの転職を目指しているのなら、リクルートダイレクトスカウトを活用するのがおすすめです。リクルートダイレクトスカウトでは、各業界・業種に特化したヘッドハンターが自身の経歴やレジュメをもとに、あらゆる可能性を考えてスカウトしてくれます。利用料金は無料のため、まずは登録してどのようなスカウトが届くのか試すところから初めてみるのもおすすめです。