今回は、上記のような疑問や悩みにこたえます。

結論、販売職から異業種に転職することは可能です。販売職で身につけたスキルを活かせる仕事は多いからです。

とはいえ、「販売職からどんな職種に転職すればいいの？」「転職を成功させるためにはどうすればいいの？」と気になる方も多いでしょう。

そこで、本記事では販売職からの転職におすすめの職種や、転職を成功させるためのコツをまとめています。記事を読めば、販売職からの転職に必要な知識が身につき、やるべきことが明確になるでしょう。

販売職から異業種に転職して充実した毎日を過ごしたい方は、最後まで読んでみてください。

【結論】販売職から異業種への転職は難しくない

結論、販売職から異業種への転職はそれほど難しくありません。

販売職で培ったスキルを活かせる仕事がたくさんあるからです。

具体例は以下のとおりです。

「でも、他の業種で活かせる販売職のスキルってあるの？」と不安な方もいると思いますが、安心してください。

転職で活かせる販売職のスキルはあります。

詳細は、転職で活かせる販売職の3つのスキルにまとめているので、チェックしてみてください。

販売職からの転職を考える10個の理由

販売職からの転職を考える要因は以下のとおりです。

あなたに当てはまるものがあるかチェックしてみてください。

収入が低いから

販売職は他の職種と比べると、収入が低めです。

厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によると、販売店員の平均年収は357万7,100円でした。一方、全職種の平均年収は458万円です。

つまり、販売店員の平均年収は、全職種の平均年収を約100万円下回っていることがわかります。

販売職は、接客以外にもたくさんの業務があり、繁忙期やセールの日には残業が多くなりがちです。

にもかかわらず、仕事量に対して給料が安いため、割に合わないと感じるのはやむを得ないでしょう。

今後の生活を考えて転職を検討する方は多いです。

参考：厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」

体力的にきついから

体力的にきつくなる主な要因は以下のとおりです。

販売職は、重い荷物を運んだり、店舗内を動き回ったりする機会が多い仕事です。

若いうちは体力がある分、まだなんとかなるかもしれません。

しかし、年齢を重ねると身体への負担は大きくなるものです。

そのため、長く働き続けるのは難しいと感じて、転職を決意する方も数多くいます。

異動・転勤が多いから

異動や転勤のない仕事がしたいと考え、転職を検討する方もいます。

複数の店舗を構えている企業に勤めていると、どうしても異動や転勤が多くなるものです。

また、全国展開している企業の場合、離れた店舗への異動もあるでしょう。

異動や転勤のたびに、イチから店舗の雰囲気をつかみ、人間関係を構築していかなければいけないのは、かなり大変だと思います。

ときには「次はどこに異動・転勤させられるのかな」というプレッシャーを感じることもあるでしょう。

このような悩みから解放されたいと考え、異業種への転職を決意する方も多いです。

売上ノルマがきついから

多くの販売職では、売上ノルマが設けられています。

なかには、従業員どうしで売上を競わせる企業もあります。

場合によっては、ノルマを達成するために、従業員間でお客様を取り合わなければいけないこともあるでしょう。

常に売上ノルマの達成に追われるプレッシャーに耐えられず、転職したいと考えるのも無理はありません。

職場内の人間関係が悪いから

販売職では、売上ノルマを達成するために、協力して業務をこなさなければいけない場面も多々あります。

ですが、以下のような状況だと、働きづらさを感じるものです。

• いじめや嫌がらせがある
• 常に上司が怒鳴る

また、女性が多い職場だと、女性特有の人間関係に悩むことも多々あるでしょう。

このような人間関係が原因で、転職を検討する方も多いです。

クレーム対応が多くてつらいから

販売職は、苦情やクレームに対応する機会が多いです。

ときには、理不尽なクレームを受けることもあるでしょう。

お客様に非がある場合でも、丁寧な対応をしなければいけないのが販売職の大変なところです。

クレームを受けることによる精神的なストレスから、転職を決意する方も数多くいます。

専門的なスキルが身につかないから

販売職で働いている方のなかには、

と不安に感じる方もいるでしょう。

後述する転職で活かせる販売職の3つのスキルでも解説しますが、販売職でも身につけられるスキルはあります。

ただし、プログラミングやWebデザインのような専門的なスキルは身につきません。

そのため、手に職をつけたい方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

ちなみに、販売職からの転職におすすめの職種5選では、手に職をつけて稼げる仕事も紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。

土日や大型連休に休みが取りづらいから

販売職の場合、お客様が多く集まる土日祝日は、必然的に出勤を強いられます。

また、ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休でも、休みを取るのは難しいでしょう。

世間が休日を楽しんでいるなか、働かなければいけないのは相当きついはずです。

仕事もプライベートも両立させたいと考え、転職を考える方も数多くいます。

キャリアアップが難しいから

現場での仕事が長年続き、キャリアアップが見込めないことも、転職を考えるよくある理由のひとつです。

販売職の場合、昇進の席が非常に少なく、出世したくてもできないケースは多いです。

仮に昇進できたとしても待遇面で大きな変化がないため、割に合わないと感じて昇進を拒否する方もいます。

販売職が向いていないと感じるから

そもそも販売職が向いていないと感じている場合、転職を検討したくなるのも無理はありません。

ちなみに、販売職に向いていない人の特徴は以下のとおりです。

向いていない仕事で無理して働くと、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。

販売職に向いていないと感じる方は、次の章でおすすめの職種を紹介しているので、転職先選びの参考にしてみてください。

また、向いている仕事の見つけ方は、こちらの記事で解説しています。

関連記事：自分に向いてる仕事がわからない！転職に有効な方法や適職を見つけるポイントを解説

販売職からの転職におすすめの職種5選

販売職からの転職におすすめの職種は以下のとおりです。

それぞれの魅力を解説します。

営業職

営業職は、販売職と同様に、お客様のニーズに合わせて最適な商品を提案する仕事です。

そのため、販売職で培ったコミュニケーション能力を存分に活かせるでしょう。

ノルマはありますが、インセンティブを設けている企業が多いため、売れれば稼げます。

努力次第では年収1,000万円も十分に狙えるので、本気で収入アップを目指している方におすすめです。

また、以下のように幅広いキャリアパスがある点も魅力です。

キャリアの選択肢を増やすために、まずは営業職で経験を積むのも良いでしょう。

営業には以下のようにさまざまな種類があります。

応募する企業の営業スタイルを事前に確認したうえで、あなたに合った種類を選びましょう。

【関連記事】営業に向いている人の特徴は？向いていない人におすすめの対策

【関連記事】未経験でも営業職に転職しやすい理由とは？営業職への転職を成功させるコツも紹介

事務職

在庫・売上の管理や店舗の運営に携わった経験がある方は、事務職に挑戦するのもおすすめです。

販売職のバックヤード業務で培った、事務処理能力やパソコンスキルを存分に活かせます。

事務職は黙々と作業に打ち込むイメージがあるかもしれませんが、実は社内外のさまざまな方と接する機会があります。

そのため、販売職で身につけたコミュニケーション能力が大いに役立つでしょう。

土日祝休みで残業が少ない職場が多いので、プライベートを充実させたい方にはぴったりです。

【関連記事】20代女性が事務職への転職を成功させるには？おすすめの職種も解説！

介護職

介護職は、高齢化が加速している日本では特に需要が高い仕事です。

業界全体で深刻な人手不足に陥っているため、未経験でも採用されやすいでしょう。

介護の仕事は、高齢者やその家族の要望を踏まえて、一人ひとりのニーズに合わせたサポートをしなければいけません。

そのため、販売職で培ったニーズをくみ取る力や、臨機応変な対応力が大いに役立つでしょう。

介護職では、資格取得の支援制度を設けている企業が多いので、働きながらでも問題なくスキルアップできます。また、資格を取得すると収入アップのチャンスがある点もうれしいポイントです。

【関連記事】介護の仕事はきつい？やりがいやメリット・仕事がきついと感じたときの対処法を紹介

【関連記事】介護職への転職で後悔しないために大切なこと5選｜おすすめの転職方法も紹介

企画職

販売職の経験者の場合、現場で顧客のニーズや売れる商品の傾向を熟知していることが多いため、企画職にも大いに役立つでしょう。

また、社内外問わず多くの人と関わる仕事なので、販売職で身につけたコミュニケーション能力も存分に活かせます。

企画職の仕事は、成果が現れるまでに時間がかかる点が特徴です。そのため、すぐに結果が出なくても粘り強く努力できる方に向いています。

IT系職種

IT業界も介護職と同様に人材が不足しているため、未経験でも採用されるチャンスは十分にあります。

「ITのスキルがないから不安...」という方でも大丈夫です。

研修が充実している企業を選べば、入社後でもスキルを身につけられます。

また、スキルや経験を増やしていくと高収入を狙えるので、手に職をつけて稼ぎたい方は挑戦してみてください。

【関連記事】未経験からのエンジニア転職は「やめとけ」と言われる理由とは？転職成功のコツも解説

転職で活かせる販売職の3つのスキル

ここでは、転職で活かせる販売職のスキルを3つ紹介します。

「販売職から転職したいけど、異職種で活かせるスキルが自分にあるのかわからない...」と不安な方は、チェックしてみてください。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、どんな業界・職種でも役に立つスキルなので、転職では大きなアピールポイントになるでしょう。

そもそも販売職は、お客様一人ひとりのニーズに合った商品を提案し、購入へとつなげるのがメインの仕事です。
そのため、ニーズをくみ取る力やセールストークなどの話術が身につきます。

また、店舗を円滑に運営していくためには、従業員どうしのコミュニケーションが不可欠です。

上司だけではなく、アルバイト・パートの方とも良好な関係を築く必要があります。

このように、さまざまな立場の方とコミュニケーションを取って業務を進めてきた経験も、異職種で大いに活きてくるでしょう。

臨機応変な対応力

臨機応変な対応力も、転職で活かせるスキルのひとつです。

販売職は、たくさんのお客様と接する機会があります。ときには、理不尽なクレームを受けることもあるでしょう。

そのような厳しい状況でも冷静かつ柔軟に対応する力は、どの転職先でも役立ちます。

たとえば、営業職でも顧客先から苦情やクレームが届くことがあるため、販売職で培った臨機応変な対応力が大いに活きるはずです。

事務処理能力

接客スキルだけではなく、事務処理能力も転職時にはアピールポイントになります。

販売業では、接客以外に以下の業務を経験してきた方も多いでしょう。

上記の業務経験がある場合、WordやExceiなどのパソコンスキルを活かして、事務職に転職できるチャンスがあります。

事務職に転職したい方は、販売職でのバックヤード業務の経験をアピールすると良いでしょう。

販売職から異業種に転職した方の成功体験談

ここでは、販売職から異業種に転職した方の成功体験談をまとめました。

上記の体験談からわかった、異業種への転職を成功させるポイントは以下の3つです。

あなたに合った仕事に出会える確率を上げるためにも、ハローワーク・転職サイトなど複数の手段を使って仕事を探すのがおすすめです。

なぜなら、求人の網羅性を高められるからです。

ちなみに、おすすめの転職サイトは以下の記事で紹介しています。

【関連記事】転職サイト大手おすすめ比較ランキング｜求人数や転職成功ノウハウも解説

また「在職中にスキルを身につけておく」「転職エージェントを利用する」については、次の章で詳しく解説しているので、このまま読み進めてみてください。

販売職からの転職を成功させるコツ4選

ここでは、販売職からの転職を成功させるコツをまとめました。

転職活動に失敗したくない方は、チェックしてみてください。

自己分析を通して希望の職種・働き方を明確にする

まずは、自己分析を通して希望の職種・働き方を明確にしましょう。

自己分析をしないと以下のデメリットがあるからです。

なかには「自己分析って面倒くさい...」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。

以下の項目を書き出すだけで、簡単に自己分析ができます。

「自己分析をしても、どんな仕事が自分に合っているのかわからない...」という方は、転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントを利用すれば、プロのキャリアアドバイザーが客観的な視点で向いている仕事を教えてくれます。

おすすめの転職エージェントは、販売職から異業種に転職する際におすすめの転職エージェント5選にまとめているので、チェックしてみてください。

希望する業種や職種の情報を集める

自己分析ができたら、次は希望する業種や職種の情報を集めましょう。

希望する業種や職種の情報を調べることで、入社後に活躍する姿を具体的にイメージできるからです。

最低限調べておきたい項目は以下のとおりです。

入社してから「イメージと違った...」と後悔しないよう、情報収集は念入りにおこないましょう。

スキルを身につけながら転職活動を進める

特にIT系職種を希望する場合、スキルを身につけてから転職したほうが効率的です。

もちろん、未経験でも挑戦は可能です。

ですが、スキルを習得してから求人に応募したほうが転職活動を有利に進められます。

近年、IT系職種ではプログラミングやWebデザインを学べるスクールが増えています。就職支援が手厚いスクールも多いので、スクールを活用して学習・転職活動を進めるのも賢明な判断です。

ただし、スキルの習得には一定の時間がかかります。そのため、スキル習得までにかかる期間も考慮に入れて、転職活動のスケジュールを組んでいく必要があります。

【関連記事】プログラミングスクールおすすめ比較25選【2024年最新】ランキングや転職支援の現実を紹介

転職エージェントを活用する

「ひとりで転職活動を進めるのが不安...」という方は、転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントを利用すれば、プロのキャリアアドバイザーから手厚いサポートを受けられます。

転職エージェントの主なサポート内容は以下のとおりです。

多くの転職エージェントは無料で利用できるので、まずは登録してサポートを受けてみると良いでしょう。

販売職から異業種に転職する際におすすめの転職エージェントは、次の章で解説しています。

販売職から異業種に転職する際におすすめの転職エージェント5選

販売職から異業種に転職する際におすすめの転職エージェントは、以下の5つです。

複数の転職エージェントを利用すると、あなたと相性の良いエージェントがどれか明確にわかります。

そのため、2〜3つほど登録してサポートを受けてみましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大級の求人数と豊富な転職支援実績を誇る、大手のエージェントサービスです。

求人数は公開・非公開あわせて70万件以上（※）を超えており、営業・企画・ITエンジニアなど、幅広い職種の求人があります。

たくさんの求人の中から、キャリアアドバイザーがあなたの希望条件・スキルに合った求人を厳選して紹介してくれます。

また、応募書類の添削や面接対策、入社後の条件交渉などの手厚いサポートが受けられる点も魅力です。

転職活動に役立つノウハウを学べるオンラインセミナーも開催されているので、転職に自信がない方は、登録して参加してみると良いでしょう。

（※）2024年4月時点での求人数｜リクルートエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、20〜30代前半の転職に強いエージェントサービスです。

求人数は公開・非公開あわせて7万件以上（※）あり、なかでも若手向けの求人を多く取り扱っています。

各業界の転職市場に精通したキャリアアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれるので、初めての転職活動でも安心です。

また、サポート期間に制限がないため、納得いくまで転職活動を続けられます。

電話・Webでの面談にも対応しており、どこでも手軽に相談できるので、まずは一度話を聞いてもらうと良いでしょう。

（※）2024年4月時点での求人数｜マイナビエージェント

ビズリーチ

ビズリーチは、経歴やスキルを登録するだけで、大手企業や優秀なヘッドハンターからスカウトが届くサービスです。

経営幹部や管理職向けの求人を多く取り扱っており、年収1,000万円以上の求人も豊富です。

企業の採用担当者や役員と直接やりとりできるので、効率よく転職活動を進められるでしょう。

また、ヘッドハンターが保有する求人に応募すると、場合によっては応募書類や面接のアドバイスを受けられる可能性があります。

スキルや経歴に自信がある方や、本気で収入アップを狙っている方は、登録してスカウトを待ちましょう。

doda

dodaは、人材業界大手のパーソルキャリア株式会社が運営している転職エージェントです。

業界・職種に精通したキャリアアドバイザーから、求人の紹介・応募書類の添削・面接対策などの幅広いサポートを受けられます。

応募書類の提出や面接日程の調整もしてくれるので、転職活動の手間を省きたい方におすすめです。

求人数は公開・非公開あわせて28万件以上（※）で、IT・マーケティング・事務など、さまざまな業界・職種の求人を取り扱っています。

また、dodaでは自分で興味のある求人に応募したり、スカウト機能を活用したりすることも可能です。

転職サイトとエージェント両方の機能を兼備しているので、あなたに合う方法で転職活動を進められます。

（※）2024年4月時点での求人数｜doda

パソナキャリア

パソナキャリアは、公開求人だけで35,000件以上（※2）の求人を取り扱っている、ハイクラス向けの転職エージェントです。

年収800万円以上の求人を数多く保有しており、年収アップ率61.7%を誇ります。

パソナキャリアだけが保有している独占求人や、大手企業の求人も豊富です。

また、キャリアアドバイザーのサポートも充実しており、転職支援実績は約54万人（※1）にのぼります。

各業界の採用動向や応募書類の書き方、面接での答え方を詳しく教えてもらえるので、安心して選考に臨めるでしょう。

転職で不安なことがある方は、登録してサポートを受けてみてください。

（※1）パソナキャリア公式サイト参照｜パソナキャリア経由の入社者・2001年から2022年までの累計実績
（※2）2024年4月時点での求人数｜パソナキャリア

販売職で働きながら効率よく転職活動を進める方法

販売職で働きながら効率よく転職活動を進める方法は、以下のとおりです。

転職活動にかかる期間の目安は、3か月前後です。

そのため、転職を希望する時期の3か月前から、転職活動を始めていく必要があります。

たとえば、転職を希望する時期が4月であれば、1月には転職活動を始めなければいけません。

以下の記事を参考にして、計画的に転職活動を進めていきましょう。

関連記事：働きながらの転職は難しい？辞めてから転職すべきか徹底検証

販売職からの転職でよくある質問

ここでは、販売職からの転職でよくある質問をまとめました。

販売職からの転職に際して気になる点がある方は、チェックしてみてください。

20代で販売職から異職種に転職できる？

20代であれば、販売職から異職種に転職することは可能です。

スキルや経験よりも、人柄や意欲などのポテンシャルを重視して採用している企業が多いからです。

転職は一歳でも若いほうが有利に働きます。

転職を決意したタイミングが最も若いので、自己分析や職種研究など、できることから始めていきましょう。

30代で販売職から異職種に転職できる？

30代でも、販売職から異職種に転職することは十分に可能です。

ただし、20代と比べると少しハードルは上がります。企業側が即戦力を求めるようになるからです。

そのため、以下のポイントをおさえたうえで転職活動を進めましょう。

【関連記事】30代未経験での転職は厳しい？手遅れ？おすすめの業界や転職エージェントを解説

40代で販売職から異職種に転職するのは厳しい？

40代になると、20代・30代と比べて異職種に転職しづらい面はあります。

しかし、対策次第で異職種への転職を狙える可能性があります。

具体的な対策は以下のとおりです。

詳細は、こちらの記事で解説しています。

【関連記事】40代未経験での転職は厳しい？後悔しないための対策とは

販売職から事務職への転職は難しい？

事務職の経験がないのであれば、少し難易度が高いでしょう。

事務職は、人気が高く競争が激しいからです。

ですが、以下の2つのポイントをおさえたうえで転職活動を進めれば、未経験でも事務職を狙うことは十分に可能です。

• 複数の転職サイトで求人をチェックする
• 事務職に強い転職エージェントを活用する

ちなみに、事務職に強い転職エージェントは、以下の記事で解説しています。

【関連記事】事務職に強い転職エージェント・サイト4選【未経験OK】転職成功のポイントや注意点

転職する前に資格を取ったほうがいい？

販売職からの転職におすすめの職種5選で紹介した5つの職種は、特に資格を必要としません。

資格の取得には時間がかかります。

「資格を取得してから転職しよう」と思うと、転職が遅くなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

くりかえしですが、転職は一歳でも若いほうが有利なので、転職活動を優先するほうが望ましいでしょう。

販売職を退職してから転職活動を進めてもいい？

販売職を退職してから転職活動を進めてもいい人の特徴は、以下のとおりです。

ひとつでも当てはまる方は、退職してから転職活動を進めても問題ないでしょう。

反対に、働きながら転職活動を進めたほうがいい方の特徴は、以下のとおりです。

該当する箇所がひとつでもある方は、働きながら転職活動を進めるのが望ましいでしょう。

こちらの記事では、働きながら転職活動を進めるコツや注意点を解説しています。

【関連記事】働きながらの転職は難しい？辞めてから転職すべきか徹底検証 - キャリアアップステージ

販売職から異業種に転職するときの自己PRはどう書けばいい？

販売職から異業種に転職するときの自己PRは、以下の4ステップで書けます。

実際の例文は以下のとおりです。

「自分の場合はどのように書けばいいのかわからない...」と悩む方は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに書き方を教えてもらうと良いでしょう。

販売職から異業種に転職するときの志望動機はどう書けばいい？

販売職から異業種に転職するときの志望動機の書き方は、以下の6ステップです。

実際の例文は以下のとおりです。

未経験の職種に応募する場合は、今取り組んでいることを伝えましょう。

たとえば、上記の例文のように「業務に必要なことを学んでいる」などと一言添えておくと、意欲をアピールできます。

「自分の場合はどう書けばいいのかわからない...」という方は、転職エージェントで書類添削を受けてみましょう。

転職のプロから直接アドバイスをもらえるので、応募書類のクオリティアップが期待できます。

販売職から営業職への転職理由はどうすればいい？

転職理由とは「なぜ転職しようと思ったか？」のことです。

結論、販売職から営業職への転職理由は、以下のようにポジティブに伝えるのがおすすめです。

反対に、転職理由がネガティブだと、企業側の印象が悪くなる可能性があります。

たとえば、以下はあまり良くない例です。

企業側の印象を悪くしないよう、転職理由はポジティブに伝えましょう。

販売職から事務職への転職理由はどうすればいい？

販売職から事務職へ転職する際におすすめの転職理由は、以下のとおりです。

こちらも営業職のときと同様、ポジティブな退職理由を伝えるのがポイントです。

まとめ｜販売職から異業種への転職に向けて今日から動き出そう

販売職から異業種に転職することは可能です。

転職したいと決心したタイミングが一番若いので、今日からできることを始めましょう。

最後にもう一度、販売職からの転職を成功させるコツをまとめておきます。

ひとりで転職活動を進める自信がない方は、転職エージェントに登録してサポートを受けてみましょう。あなたの転職活動の参考になればうれしいです。