「成績ノルマがきついので会社を退職したい」
「人手不足を理由に退職を認めてくれえない」

営業職の現場で働くサラリーマンの中には、このような悩みを持つ方もいるでしょう。

営業職は残業や土日出勤などで勤務時間が長く、ノルマが厳しい職場が多いため、転職して次のステップへ進みたいという方が多くいます。

しかし、営業職特有の理由により退職を認めてくれないケースが後を絶ちません。そのような方は、退職代行サービスを利用することをおすすめします。

今回は、営業職が退職代行サービスを利用するメリットや利用の流れを解説します。また、おすすめの退職代行サービスの紹介も行いますので、利用を検討している営業職の方は、最後まで読んで参考にしてください。

営業職で退職代行を利用するメリット4選

営業職が退職代行サービスを利用するメリットとして、以下の4つが考えられます。

それぞれのメリットを詳しく解説します。

本人に代わって退職の意向を伝えられる

退職代行サービスを利用することで、本人に代わって退職の意向を会社に伝えられます。

退職代行サービスを利用しない場合、退職を自ら切り出し職場と話し合った上で退職しますが、上司に退職を切り出しにくい、自分が退職することで周りに迷惑がかかるかもしれない、という理由で直接言いにくいケースもあるでしょう。

退職代行サービスが間に入ることで会社と直接話す必要がなくなるため、精神的負担を大きく減らす効果があります。

確実に退職できる

退職代行サービスを利用することで、確実に退職できる点もメリットの1つです。

民法627条によると、どのような企業でも退職の申し入れから2週間を経過することで退職できると定められています。たとえ就業規則で「退職は◯か月前に申し出るように」と決められていても、民法のほうが優先されるため2週間で退職できます。

そのため、退職代行サービスを利用すれば、人手不足や就業規則を理由にやめさせてくれないという事態を防げるでしょう。

面会をせずに退職できる

退職代行サービスは、本人と職場の間に入って退職の手続きを進めてくれるサービスです。そのため、上司の顔を見ると退職の話を切り出せなくなる方でも、安心して退職の意向を伝えられます。

退職代行サービスを利用すれば、早ければその日から上司や同僚との接触を断てます。さらに、退職に関する書類の提出や離職票の発行なども代理で行ってもらえるため、退職代行サービスは職場の人と話さずに退職したい方にとって、大きいメリットがあると言えるでしょう。

退職後のトラブルの心配がない

退職後に訴えられたりトラブルに巻き込まれたりする心配がない点も、退職代行サービスを利用するメリットです。

労働基準法16条では「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」とされています。

つまり、退職を理由に違約金や損害賠償を請求することはできないのです。

退職代行サービスには法律の専門家がついています。そのため、退職代行サービスを利用することで「辞めたら訴えられるのでは」という心配がなくなり、安心して退職できるでしょう。

営業職が退職代行を利用してやめたい理由

営業職が退職代行サービスを利用して会社を辞めたいと思う理由には、主に次の6点が挙げられます。

ここからは、営業職の退職したい理由を詳しく解説します。

過酷なノルマが課される

営業職では、過酷なノルマに苦しめられているという理由で退職する方が多く見受けられます。

ノルマが達成できないと社内の立場が低くなったり、上司から罵声を浴びせられたりすることから、モチベーションの維持が難しいのです。

中には、そのプレッシャーを力に変えて頑張る営業職の方もいますが、そうでない場合は退職代行サービスの利用を検討してみてもいいかもしれません。

人間関係に悩んでいる

人間関係で悩み退職するケースが多いのも、営業職が退職を希望する理由の1つです。

営業職は、営業成績を厳しくみられるということもあり、パワハラが起きやすい傾向にあります。パワハラによる叱責で萎縮してしまい、本来の力を出せずにさらに成績が落ちてしまうという負の循環に陥ってしまうこともあるでしょう。

さらに、ノルマを達成することで、妬まれて人間関係が悪くなるケースもあります。人間関係は一度悪化すると修復することは難しいため、退職してリセットする方法を検討してみましょう。

残業や土日出勤が多い

営業職が退職を考える3つ目の要因として、残業や土日出勤が多くなり、プライベートの時間が取れにくくなる点が挙げられます。

お客様の都合に合わせたり、他の仕事も任されたりするとどんどん勤務時間が長くなってしまい、残業や土日出勤が多くなるのです。

残業や土日出勤が多くなるとリフレッシュが出来ず、仕事効率が落ちて本来の力が発揮できなくなるかもしれません。

勤務時間が長く休みが十分に取れない会社に勤務している場合は、身体が壊れる前に退職代行サービスの利用を考えてみましょう。

関連記事：残業が多い仕事を今すぐ辞めたい！平均の残業時間と円満に退職する方法を紹介

将来のキャリアに不安を感じている

営業職を続ける中で、将来のビジョンが見えずに不安を感じてしまうことも、退職を考える要因の1つです。将来のキャリアに不安を抱いたままでは、気持ちが沈んでしまい仕事に身が入らなくなります。

たとえば、結果を残しても給与が上がらない、本来の担当ではない業務ばかり任されるなど、満足の行く環境でなければ仕事は続けられないでしょう。将来を見据えて納得の仕事をしたいのであれば、退職代行サービスを利用することを検討してみてはいかがでしょうか。

会社の方針が合わない

会社の方針と自分の考えが合わないことも、退職の要因として考えられます。会社の方針に納得がいかなければ、仕事に気持ちが入らず営業成績が落ちる原因となってしまいます。

売上至上主義でお客様第一でない、営業成績だけが会社の評価になっているなど、会社の方針が自分と合わないと判断した場合は退職を考えるべきなのかもしれません。

営業成績が給与へ直結している

営業ノルマの達成により給与が上がることは営業職の良さの1つですが、場合によっては生活が苦しくなるケースもあります。

たとえば、給与がフルコミッション制の場合、一定以上の成績を上げれば高い給与を手に入れることができますが、売上が一定まで上がらなければ給与が発生しないケースもあります。

このような給与制度は収入が安定しないため、退職を考える営業職が多くなるのです。

営業職が退職したくてもできない要因

営業職は退職したくてもできないことがあります。

退職したいのにできない要因を詳しく見ていきましょう。

上司が退職を受け入れてくれない

退職の旨を伝えたにもかかわらず、上司が退職を受け入れてくれないことが1つ目の要因です。

代わりの人材がいない、部下が退職することで上司自らの評価が下がる、ということが理由として考えられます。その結果「人手不足だからしょうがない」と諦めて、退職することを我慢してしまうケースが多く見受けられます。

周囲の目が気になる

退職できない2つ目の理由として、退職後に周囲の目が気になってしまうことが考えられます。

周りから「仕事を辞めてどうするのか」「ほかで通用するのか」と思われるのが嫌で、退職に躊躇してしまうのです。

しかし、周囲の目が気になるからといって精神的負担を背負ったまま仕事を続けていると、鬱になって長期間働けなくなるおそれがあります。

周囲の目を気にする前に、自分自身はこれからどうしたいのかを見直すことが重要です。

収入が減るのが怖い

仕事を辞めると収入が減ってしまうのではないかという不安から、退職をためらう営業職の方もいるでしょう。

特に、高い営業成績を上げていた営業職の場合は、退職することでこれまでの生活が維持できなくなるため、辞められなくなるケースが少なくありません。

収入が減ることに不安を抱えている方は「退職と入社の間を開けすぎないように早いうちから転職活動を行う」「十分な貯蓄をした上で退職する」などの対策を講じるようにしましょう。

退職日までの間気まずい思いをしたくない

退職の意向を伝えてから退職するまでの間、気まずい思いをしたくないという理由で退職できないケースも考えられます。

退職することで周りに迷惑をかけてしまい、人間関係が崩れるのではないかという理由で退職に踏み込めないのです。

退職により気まずい思いをしたくないのであれば、退職代行サービスの利用がおすすめです。退職代行サービスは、出社しなくても退職の手続きを代行してくれるため、気まずい思いをしなくて済みます。

営業職が退職代行を利用する流れ

営業職が退職代行サービスを利用して会社を退職にする流れは、以下の6ステップです。

退職代行サービスに相談する方法は、電話・LINE・メールのいずれかです。また、退職代行サービスから会社へ退職の意思を伝えた後に、会社から連絡があるかもしれませんが、直接話したくない方は応対せずに退職代行サービスへ相談すると良いでしょう。

さらに、退職代行サービスによっては、アフターサービスを受けられる場合もあります。退職後の支援を受けたい方は、失業保険の申請サポートや、求人紹介などのアフターサービスを提供している退職代行サービスを利用しましょう。

退職代行サービスの流れについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事：退職代行サービスを利用する際の流れ6ステップ｜利用時の注意点も解説

営業職におすすめの退職代行サービス3選

ここからは、営業職におすすめの退職代行サービスを3つ紹介します。

各サービスごとの特徴やメリットを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

退職代行Jobs

退職代行Jobsは、株式会社アレスが運営する弁護士の監修を受けている退職代行サービスです。

24時間365日いつでも即日退職ができることが大きな特徴で、即日の退職にも対応しています。また、退職代行Jobsは労働組合と提携しているため、団体交渉を通じて有給休暇の交渉や未払い賃金の請求なども行ってもらえます。

「退職の意志だけを伝えたい」「退職時に未払い賃金の請求や交渉を行いたい」など状況に応じたプランを選びましょう。さらに、複数の転職サイトと提携していることも特徴で、無料で転職サポートを受けられます。

LINEで問い合わせることも可能なので、まずは気軽に相談してみてください。

退職代行Jobsについてもっと詳しく知りたい方は、以下のページをチェックしてみましょう。

関連記事：退職代行Jobsの口コミ紹介！メリットや注意点、評判、料金などを解説

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは、東京都労働委員会からの認証を受けている東京労働経済組合が運営しています。

労働組合が運営しているため、有給休暇の取得や退職金の申請なども依頼できます。また、退職代行ガーディアンは即日退職にも対応しており「今日すぐに退職したい」という方にもおすすめです。

退職代行サービスの中には、退職難易度によって料金が変わるところがありますが、退職代行ガーディアンの利用料金は一律24,800円で追加費用はありません。退職代行ガーディアンは公式ホームページからLINEで問い合わせできますので、気になる方はまず相談してみましょう。

退職代行ガーディアンの情報をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事：退職代行ガーディアンの口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

退職代行OITOMA

退職代行OITOMAは、日本通信ユニオンという労働組合が運営している退職代行サービスです。

労働組合が運営しているため、退職日の調整や有給の消化など法的な交渉を行うことができます。利用料金は24,000円の一律価格でお財布に優しい点が特徴です。

また、全額返金保証付きで、万が一退職できなくても返金される点は安心材料です。さらに、業務引き継ぎ書のテンプレートが無料でもらえたり、無料転職サポートが付いていたりする点にも注目です。

LINEやメールで無料相談ができるので、気になる方は問い合わせてみましょう。

退職代行OITOMAに関する情報を詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。

関連記事：退職代行OITOMA（オイトマ）の口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

まとめ

この記事では、営業職が退職代行サービスを利用するメリットや、利用する流れなどを紹介しました。

退職代行サービスを利用することで、本人に代わって退職の意向を伝えられる、確実に退職できるなどのメリットが生まれます。また、営業職が退職代行サービスを利用して退職するのは、過酷なノルマが課されたり、残業や土日出勤が多かったりすることが要因として挙げられます。

営業職は成績ノルマや人間関係が原因で退職するケースが多いですが、人手不足などを理由に退職を認めてくれないことも少なくありません。その場合は、ここで紹介した退職代行サービスを利用して、次のステップに気持ちよく踏み出してみましょう。