営業以外で稼げる仕事6選|文系・無資格でも転職を成功させる方法・注意点

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「営業職は給料が低すぎて、このまま仕事を続けていても将来お金に困るのでは…」

「自分の性格と営業の仕事が合ってないから、この先も続けられるか分からない…」

このように、営業として働き続けることに不安を覚えている人は少なくありません。

実際、日本労働調査組合の調査によれば、営業として働くうえで「給与の安さ」「将来の不安」「モチベーション維持」で悩んでいる方が多いようです。

営業職の勤務意識に関するアンケート|日本労働調査組合
引用:営業職の勤務意識に関するアンケート|日本労働調査組合

このまま営業として働き続けていくことに不安を感じつつも、営業以外にどんな仕事が稼げるのか、なかなかイメージできていないのではないでしょうか。

実は営業以外にも、営業の経験を活かして年収アップを狙える職種や、未経験で挑戦できるうえに稼げる職種は存在します。

転職がうまくいけば、営業で働いていたときの悩みを解決できるうえに、年収を増やすことができるかもしれません。

そこで本記事では、営業以外で稼げるおすすめの仕事、転職を成功させるポイントを解説します。

目次

営業の経験を活かせて稼げる職種

求人ボックスによれば、営業の平均年収は391万円とされています。

営業の給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

営業で培ってきた「コミュニケーション能力」や「情報収集能力」といったスキルは、ほかの職種でも活かすことができます。

そこで求人ボックスの平均年収をもとに、営業の経験を活かせて、かつ年収アップを狙える職種を3つ紹介します。

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マーケティング

マーケティング職の給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

マーケティングは市場や顧客のニーズを分析して、そのニーズを満たす商品やサービスを提供することが主な仕事で、営業よりも平均年収が約100万円高くなっています

商品を販売するターゲットや広告手段や価格設定次第で、売り上げが左右する可能性があるため、重要度の高い職業といえるでしょう。

マーケターとして活躍するためには、市場調査やトレンドなどの情報収集から正確にニーズを分析する力が求められます。

また、データを分析する能力だけでなくて、分析したデータから正しい判断をする決断力も大切な能力の1つです。

実際に商品を利用するユーザーのリアルなニーズに触れてきた営業では、どんな商品がニーズを解決できるのかイメージしやすく、前職の経験が活かせる可能性が高いでしょう。

つまり、営業経験のある方はマーケティングに転職しやすいと考えられます。

商品開発

商品開発の給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

商品開発も営業の経験を活かせる職種で、営業より40万円ほど平均年収が高い結果が出ています

マーケティング・企画部が決めた商品やサービスの方向性をカタチにしていくのが主な仕事内容です。

どれだけマーケティングが優れていたとしても、提供しているサービスや商品の質が悪いと、長期的に売り上げを伸ばしにくくなってしまいます。

商品の出来次第で会社の売り上げに与える影響が大きいため、商品開発は営業よりも高い年収を期待できます

実際に商品を使うユーザーの特性を理解できている営業は、ユーザーに寄り添った商品やサービスを開発できるでしょう。

また、計画書を社内でプレゼンする際には、営業で身につけたプレゼン経験が活かせるはずです。

コンサルタント

コンサルタントの給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

コンサルタントは、営業と仕事内容が近く、顧客の悩みや課題を理解・分析して、その悩みを解決するためにサポートしていくことが主な仕事内容です。

平均年収はマーケティングに次いで高く、471万円となっています。

また、経営コンサルタントや戦略コンサルタントなど高度な能力が求められる職種であれば、さらに年収が上がる可能性があります。

顧客のニーズを正確に理解して、その課題を解決するためにはコミュニケーション能力、論理的思考や業界知識など幅広い能力が求められます。

レベルの高いスキルが求められる職業であるため、コンサルタントは営業が活かせる仕事の中でも年収が高い傾向があります。

広報

広報の給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

広報は、プレリリースやPR活動など社外に向けた活動と社内報といった社内に向けた発信をすることが主な仕事内容です。

広報も営業よりも高い平均年収の職種の1つです。

企業の規模にもよりますが、広報は2~3名ほどで担当することが一般的で、主体的に行動・判断することが求められます。

また、広報は企業を代表して情報発信していくため、社外にどのような情報発信をする必要があるのか経営者目線が必要になってきます。

営業時の顧客目線と違った立場で物事を判断する必要があるので、営業よりも高い年収が期待できます

未経験でも稼ぎやすいIT業界の職種

続いて、未経験でも稼きやすいIT業界の職種を紹介します。IT業界をおすすめする理由は「業界の成長性が高いため」「人材が不足しているため」の2点です。

特に人材不足が顕著で、経済産業省の調査によれば、2030年には約79万人のIT人材が不足すると言われています。

IT人材育成の状況等について|経済産業省
引用:IT人材育成の状況等について|経済産業省

市場規模が拡大していく一方で人材は不足しているということは、「IT業界は未経験でも採用してもらいやすい」と考えることもできます。

また、IT人材はスキルや経験で年収が変わる成果主義を採用している企業が多いため、自分の努力次第では営業よりも稼ぐことができる可能性があります。

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プログラマー

プログラマーの給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

プログラマーは、システムエンジニアが設計したプログラムの仕様書に基づいて、プログラミングを行っていくことが主な仕事内容です。

プログラマーになるための資格は特に必要なく、学歴不問で、基礎知識を身につけていれば、未経験からでも挑戦しやすいのが特徴です。

ただし、未経験で転職したタイミングでは、営業時のスキルを活かせる可能性が低いため、年収が下がる恐れがあります。

経験を積んでいけばプログラマーからシステムエンジニア、プロジェクトリーダーのように高収入な職種にキャリアアップすることも可能です。

システムエンジニア

システムエンジニアの給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

システムエンジニアは、要件定義から、設計、テスト、運用保守を行うことが主な仕事です。

ソフトウェアの設計までをシステムエンジニアが行い、開発作業はプログラマーが行っていきます。

システムを設計・開発するために顧客と要件定義を行うため、顧客の要望を正確にヒアリングするコミュニケーション能力が求められます。

また、プロジェクトの進捗管理をするためにプログラマーをマネジメントする能力など、プログラミング以外の能力が求められるため平均年収が高くなっています

プログラマーとしてのスキルがある人材が、必ずしも顧客と人間関係を構築するスキルが高いとは限りません。

むしろ、営業時に多くの顧客とコミュニケーションを取った経験がある方のほうが重宝されるはずです。

プログラマーとして経験を積み重ねていけば、営業時のコミュニケーション能力を活かせることができるため、活躍できるシステムエンジニアになれる可能性が高いでしょう。

インフラエンジニア          

インフラエンジニアの給与データ 求人ボックス
引用:求人ボックス

インフラエンジニアはシステムを使用するために欠かせないOS、ネットワーク・サーバーの設計・構築・運用することが主な仕事内容です。

システムエンジニアはユーザーが実際に使用する画面や機能を開発していくのに対し、インフラエンジニアはユーザーが使用しない部分を開発・運用していきます。

24時間365日稼働しているシステムが増えており、安定してシステムを稼働させる必要があります

インフラエンジニアの需要が増えているにもかかわらず、エンジニアが足りていないため、今後も高収入が見込める職種と言えるでしょう

営業以外の職種で働くメリット

「ノルマ」「クレーム対応」など営業で抱えていた不満や課題を、転職することで解決できる可能性があります。

本章では、営業以外で働くことメリットについて解説します。

【関連記事】営業職の転職は厳しい?他業種に転職するメリットとデメリットを解説

ノルマがなくなる

ノルマがない仕事であれば、数字に追われて仕事をすることがなくなるため、営業で感じていた毎月のストレスから解放されるでしょう。

ただし、売り上げ目標がないと職種にしても、毎月の目標や締め切りは存在します。

例えば、エンジニアではプロジェクトの納品期限があるため、締め切り直前は残業時間が増えてしまう傾向にあります。

どの職業にも売り上げ目標以外に求められる数値や期限があることは事前に理解しておきましょう。

社外の付き合いが減る

営業で発生していた社外の付き合いが減ることで、ストレスを軽減できる可能性があります。

例えば、プログラマーなどの職種では営業のように社外と頻繁に連絡を取る機会は減るでしょう。

しかし、社外の付き合いが減るとはいえ、プログラム単位で進めていくため、社内でのコミュニケーションが必要不可欠です。

社内での付き合いの重要性は変わらないため、良好な人間関係を築くこと自体はどの職業でも重要であることは頭に入れておきましょう。

残業時間が減る

営業だと顧客の都合を最優先してスケジュールを組むため、定時後に打ち合わせを行うこともあるでしょう。

ただし、営業以外の仕事では計画的にスケジュールを組んで業務を行っていけば、残業時間を減らすことができます

また、外回りをしていた時間がなくなるため、業務に従事できる時間を増やすことができ、営業時と比べて残業時間削減につながる可能性が高いです。

ただし企業によっては、慢性的に残業時間が多いケースもありますので、残業時間が気になる方は採用担当者の方に実際の残業時間や業務量を問い合わせしてみてください。

営業以外の職種へ転職する際の注意点

営業から別の職種に転職することで、営業時に感じていた不満が必ず解消されるとは限りません。

また、未経験の職種に転職した場合は、営業時よりも年収が下がる可能性もあります。

そのため、転職する際に気を付けることをあらかじめ頭に入れておきましょう

人付き合いがなくなることはない

たとえテレワークで働ける仕事に就いたとしても、人と全く関わりを持たずに仕事をすることはできません

どんな仕事でも同僚や顧客との関わりを持ちながら仕事をしていく必要があります。

むしろ、エンジニアやプログラマーはチームで仕事を進めていくため、コミュニケーションを取る量は増えるかもしれません

人付き合いが苦手だとしても、人と関わることが全くなくなることがないことは理解しておきましょう。

年収が下がる可能性がある

営業から転職したとしても、必ずしも年収が上がるとは限りません。

特に未経験の職種に転職した場合は、営業で得た経験やスキルを活かすことができないため、年収が下がる可能性が高いでしょう。

以下の経済産業省の調査を参考にすると、求められるスキルが高ければ高いほど年収が高くなっています。

IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果|経済産業省
引用:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果|経済産業省

つまり、自分のスキルを上げることで収入を増やすことができるので、年収アップを目指したいのであれば自己研鑽に励むことはマストであると考えておきましょう。

未経験だとスキルを習得する必要がある

上でもお伝えしたとおり、未経験の職種に転職した場合は、資格取得など自己研鑽に励まないとなかなか年収が増えない可能性があります。

特にエンジニアやプログラマーは、自分のスキルに合わせて年収が変動するため、収入を増やすためには仕事以外にも意欲的に自己研鑽する必要があります

注意点として、成果主義を採用している企業では、年収が「高い人」と「低い人」の二極化する可能性があります。

経済産業省の調査によれば、能力・勢力主義型の最高水準と最低水準の生涯年収の差額は約300万円あります。

IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果|経済産業省
引用:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果|経済産業省

能力があって、成果を出している人材は年収が高く、逆に成果が出ていない人材は年功序列型の水準よりも年収が低くなっていることが分かります。

自らの努力次第で成果を出せば年収を増やすことができるので、年功序列型の賃金で収入が増えずに悩んでいる方にとっては、転職することで年収アップを狙える可能性もあります。

営業以外の職種へ転職を成功させる方法

営業経験を活かした職種に転職する場合は、前職からの経験をアピールすることで内定をもらえる確率は高いでしょう。

ただし、営業とは全く関係のない職種に転職する場合は、営業から転職する理由を明確にする必要があります

そこで、営業以外の職種に転職を成功させる方法を解説します。

現職に感じた不満の解消したい順に優先度をつける

現職で感じた不満を解消するためには、どこに不満を感じていたのか自分の中で整理することをおすすめします。

そして、整理された「不満を解消したい順」に優先度を立てましょう

例えば、以下のように営業時に感じていた不満に優先度を立てたとします。

  1. ノルマが嫌
  2. 残業が多い
  3. サービスに自信が持てない

すると、転職するときに重要視するのは「サービス内容」よりも「ノルマがない仕事」ということになります。

優先度の高いものが、入社を判断する基準の1つになります。

ネガティブな退職理由をポジティブな転職理由に変換する

先ほど設定した優先度が高く、解消したい不満から転職理由を考えていきます

退職理由を聞かれた際に、ネガティブな退職理由もそのまま伝えては面接で苦労するでしょう。

入社して活躍できる人材だと判断してもらうためにも、前向きな表現に言い換えて伝えることが大切です。

もし「ノルマから解放されたい」ことが営業を辞める理由であれば、目の前の売り上げだけでなく「顧客と長期的に良好な人間関係を築いていきたい」のように、転職理由をネガティブなものからポジティブなものに変えましょう

【関連記事】営業職の転職理由の考え方・伝え方を例文付きで徹底解説!

転職エージェントに相談する

転職活動は自己分析から職務経歴書などの書類作成、面接対策など準備することが多く、働きながら自分一人ですべて行うのは困難でしょう。

また、初めて転職する人はどのように転職活動を進めていけばいいのか分からないといったことも多いはずです。

転職エージェントは職務経歴書の添削から面接対策のサポート、さらには求人情報の紹介まで行ってくれます

また、経験豊富な転職エージェントであれば、自身では気づいていない経験やスキルからおすすめの職種や業界を紹介してくれることもあります。

今まで数多くの転職を成功させてきた転職エージェントに相談することをおすすめします。

営業から転職する人におすすめの転職エージェント

営業から転職する人におすすめの転職エージェントを紹介します。

【関連記事】【最新】営業職の転職でおすすめの転職エージェント5選!選び方や利用するメリットについて

リクルートエージェント

リクルートエージェント

公式サイト:https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、求人数が業界トップクラスを誇る転職エージェントです。

リクルートエージェントしか持っていない非公開求人も多く、ほかのエージェントにはない求人を多数取り扱っているのが特徴の1つです。

また、キャリアアドバイザーの質が高いことで評判で、書類の添削はもちろん、一人ひとりの希望にあった業界情報や企業情報を提供してくれます。

営業以外にも様々な職種を取り扱っているため、営業以外に転職したい方は登録しておきたいエージェントです。

doda

doda

公式サイト:https://doda.jp/

dodaは「エージェントサービス」「スカウトサービス」の2つのサービスを利用できるのが特徴です。

エージェントサービスでは転職市場に精通したエージェントが転職ノウハウの提供やキャリアプランの相談まで幅広く転職活動をサポートしてくれます。

一方、スカウトサービスでは、自ら求人を探すことなく、スキマ時間に転職活動を進めることができます

転職エージェントが履歴書や職務経歴書の添削から面接日の調整まで行ってくれるので、仕事が忙しくてなかなか転職するための時間が取れない方はぜひ利用をおすすめします。

また、面接に苦手意識を持っている方は、面接対策に関するアドバイスをしてくれるので、ぜひdodaの転職エージェントを活用してみてください

マイナビITエージェント

マイナビITエージェント

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/it/

マイナビITエージェントは、株式会社マイナビが運営するITに特化した転職エージェントです。

エンジニアやプログラマーとして働きたい方は登録しておきましょう

大手ならではの求人数の多さが魅力の1つで、未経験でも挑戦可能な求人も数多く取り扱っています。

また、キャリアアドバイザーは転職活動の悩みに一つひとつ丁寧に回答してくれます。

転職活動自体初めてで何から始めればいいかの分からない方はマイナビITエージェントに登録することをおすすめします。

実際に営業から転職した体験談

最後に実際に営業から別の職種にジョブチェンジした方の体験談を紹介します。

営業から経営コンサルタントへ          

営業から経営コンサルタントへ転職することで、着実に年収を増やしていて、キャリアアップの見本のような見事な転職ですね。

営業からWebマーケティングへ

資格の勉強や講座を受講して、Webマーケティングの知識を深めたことが1か月という短い期間での転職成功につながったことでしょう。

①営業からエンジニアへ

実際に未経験からエンジニアに転職成功している方がいると、励みになりますね。

自分の魅力をアピールすることにおいて、営業経験が転職に活きたことでしょう

②営業からエンジニアへ

30代・未経験で営業からエンジニアへ転職を成功させている方もいるため、決して未経験だから転職できないわけではないことが分かります。

最後に

本記事では、営業以外に稼げる仕事について解説しました。

営業経験を活かせる仕事・未経験でも挑戦できる仕事の大きく2つに分けられます

コンサルタントやマーケティングなどの職種は、営業で培った経験やスキルを活かすことができるため、年収が上がる可能性が高いでしょう。

一方、未経験でも挑戦できるエンジニアやプログラマーなどの職種は、転職した際は年収が下がる可能性があります。

ただし働いていく中で、スキルや経験を積んでいくことで徐々に年収を上げることができるでしょう。

初めての転職で今後の進め方に不安な方は、転職エージェントにサポートしてもらいながら、少しずつ転職活動を進めていきましょう

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。