POSTED 2021/09/29

公認会計士が選ぶ人気の転職サイトおすすめ7選【徹底比較】

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CAREERUPSTAGE編集部

士業・管理部門TEAM

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  • 「毎日の業務が多忙…。」
  • 「昇給も思わしくなく、将来を考えると不安。」

このような悩みがあり、そろそろ転職をしたいと考える公認会計士におすすめなのが、「公認会計士特化型」の転職サイト・エージェントです。

なぜ、公認会計士の転職で転職サイト・エージェントに登録するべきなのか。
それは、以下のメリットがあるからです。

  1. 転職に強いプロからの客観的なキャリア判断がもらえる
  2. ベストな自己アプローチ方法や志望動機作成方法を教えてもらえる
  3. 最適な求人探しや面接のセッティング、スケジュール調整もしてもらえる
  4. 非公開求人にも応募できる
  5. 書面からでは見えない自分の良い面を企業に直接伝えてもらうことができる

上記のメリットを得られるため、より転職に成功できる可能性が高いのです。数ある転職サイト・エージェントの中でも今回は、公認会計士の転職で特に抑えておくと良いものを特徴と合わせてご紹介していきます。

まず初めに、転職の目標を明確にした方が質の高い転職ができるので、公認会計士の主な転職先をご覧ください。

目次

公認会計士向け転職サイト・転職エージェントおすすめ7社一覧

まずは、国内の公認会計士向け転職サイト・エージェントを一覧にしましたので、参考にしてみてください。

エージェント名

 特徴をひとことで言うと

マイナビ会計士

公認会計士特化型の転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。

ジャスネットキャリア

会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。

Ms Agent(ms-japan)

経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。

パソナキャリア

転職時の年収アップも67.1%。転職成功に導くプロ集団。

リクルートエージェント

業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。

doda

求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

ビズリーチ

年収800万円以上を目指すハイクラス層むけ。スカウト型の転職サイト。

マイナビ会計士』『ジャスネットキャリア』『Ms Agent』は会計士・経理・管理部門の転職支援に力を入れる特化型サービスですので、外せないエージェントと言えます。

『年収UPにこだわりたい』『事業会社へ転職したい』ということであれば『ビズリーチ』や『doda』を利用するのがおすすめと言えます。

転職サイトと転職エージェントの役割の違いとは?

転職エージェントは人材紹介サービスのことで、企業からの依頼を受けて、企業が求める人材を登録ユーザーの中から選んで紹介を行うというのが主な業務です。転職エージェントに登録すると、担当のキャリアコンサルタントがついてくれるので、転職に関する相談やアドバイスを受けながら転職活動することができます

転職エージェントには、人材バンクと呼ばれる大手の転職エージェントと、地元地域に特化した中小領域特化エージェントがあります。

転職エージェントならではのサービス

非公開求人に応募できる

転職活動に関する専任のアドバイザーがつく

給与交渉をしてくれる

もちろん、これらのサービスはすべて無料。転職エージェントでは、依頼された企業への採用が決まった場合、企業側からお金をもらっているので、転職者は無料でサービスを利用できるというわけです。

公認会計士向けの転職サイト・転職エージェントの選び方と比較ポイント3つ

今回、編集部が転職サイトの比較軸として重視したのは次の5つの要素です。

  1. 十分な求人数があるか
  2. 年収アップできる求人があるか
  3. キャリアアップできる求人があるか

では「なぜこの3つが比較軸として重要なのか」をご説明します。

十分な求人数があるか

求人数は、転職サイトの質を測る重要な基準です。求人数が多いほど、希望の職場が見つかりやすいからです。企業側からすると、転職サイトに求人を掲載するのはタダではありません。月額の掲載料などを支払ってでも「よい人材を採用したい」と考えているのです。

つまり求人数が豊富とは、採用意欲の高い企業が揃っているということを示します。

年収アップできる求人があるか

転職における退職理由のアンケートでは、多くの方が「給与への不満」を転職理由に挙げています。そのため、年収アップの基準として、「正社員求人を多く取り扱っているか」「高年収の案件はあるのか」は重要と判断しています。

キャリアアップできる求人があるか

同じアンケート結果から、転職者の多くは「他にやりたい仕事がある」「経験や能力を活かした転職がしたい」と思っていることがわかっています。そのため、キャリアアップへのニーズも重要と判断しています。

【公認会計士特化】転職するなら絶対に外せない転職サイト・エージェント3選

 目標を明確にしたうえで、自分の強みを知ったり企業とのマッチングを上手く行ったりするために欠かせないのが転職サイト・エージェントの利用です。会計士の転職を成功させるためには、特化型の転職サイトと総合型の転職サイトを併用するのが最も効率よいやり方です。

その理由は、以下でご紹介するおすすめの転職サイト・エージェントと一緒にご紹介します。会計士の転職は専門性が高いため、特化型のエージェントに登録することで質の高い転職を行うことが可能です。

中でも、『マイナビ会計士』は会計士の転職に特化しているので登録必須と言えます。その他の転職サイト・エージェントは、求人の幅を広げたい時に必要に応じて複数登録しましょう。

マイナビ会計士(一番オススメ)

マイナビ会計士

マイナビ会計士は、転職エージェントの中で唯一の会計士業界に特化した専門エージェントです。

  1. 会計士のための求人数が業界最大
  2. 非公開求人数(マイナビ会計士だけ)が全体求人の約8割
  3. 公認会計士や税理士などの転職者を年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍
  4. 職務経歴書の作成、添削、面接対策など丁寧に対応
  5. 会計士専門ならではの情報力で、企業ごとの面接の質問傾向なども細かくアドバイス
  6. 他の転職エージェントに比べ、書類選考率が高い
  7. 入社後のフォローも長期的に受けられる

業界大手のマイナビネットワークの強みを生かした幅広い求人情報を持ち合わせています。また、会計士専門のキャリアアドバイザーが市場の情報をいち早くキャッチし教えてくれて、転職者のキャリア設計に合わせたマッチングが可能です。

転職が初めての人のためのサポートにも優れているので、あまり転職活動に慣れていない会計士の方でも効率よく転職活動を進めることができます。

完全無料で利用できるので、公認会計士の転職において登録して損はない転職エージェントです。

公式サイト:https://cpa.mynavi.jp/

ジャスネットキャリア

ジャスネット

ジャスネットキャリアは公認会計士により1996年に創業された、会計、税務、経理などの業界に強い転職エージェントです。

  1. 全体求人の内99%が非公開求人
  2. エージェント応募と直接応募の2種類の応募方法が選べる
  3. 1対1の面接対策が非常に充実している
  4. 会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い
  5. 経理の仕事に役立つ「アカウンタンツライブラリー」の有講座動画が、エージェント登録期間中は無料で視聴可能

特に会計事務所やコンサルタントへの転職に強いエージェントとして、監査以外の業務を開拓したい方にはおすすめです。個人の経歴を踏まえたキャリアプランの提案が得意なエージェントです。

新たな可能性を見出してより自分にマッチした転職先を選ぶことができます。

公式サイト:https://career.jusnet.co.jp/

MS Agent

MSAgent

MS Agentは、管理部門や士業への転職サポートに特化した転職エージェントです。

2019年に行われた楽天インサイトの調査によると、経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1の特化型転職エージェントに選抜。会計士の転職サポートの経験も豊富なので、安心して転職サポートを依頼できます。登録することで、非公開求人を消化してもらえます。

  • 会計士向けの求人数が豊富
  • セミナー、個別相談会が豊富で公認会計士向けのキャリア相談会もある

マイナビ会計士やジャスネットキャリアを登録していれば、ほとんどの求人は補えているため、特にキャリアアップを目指していて幅を広げたいという人におすすめのエージェントと言えます。

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

【総合型】公認会計士・経理職の求人が豊富な転職サイト・エージェント4選

総合型の転職サイト・エージェントは、会計士の転職に特化しているわけではないですが、求人数の多さから幅広い視野で転職先を探すために活用できます。

パソナキャリア(管理部門)

パソナキャリア(管理部門専門転職サービス)

パソナキャリアは、転職支援実績25万人の実績がある転職エージェントです。

  • 転職時の年収アップも67.1%と高水準
  • 2021年オリコンの調査で転職満足度が高い転職エージェントに選出
  • 有名企業・大手企業の転職実績サポートが多い転職エージェント

経理職としてキャリアアップしたいという場合に向いているといえるのではないでしょうか。求人数も多く、2021年9月時点の会計の求人は1,908件でした。求人サイトでは求人表に担当者のコメントもあり見やすいです。

書類の添削・面接指導・面接日の調整・条件交渉など行ってくれます。サービス登録者には転職のノウハウが詰まった「転職必勝ガイド」が配布されます。

公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

リクルートエージェント

リクルートエージェントは求人数が圧倒的に豊富なので、求人の幅を広げるために利用するのがおすすめです。

  • 一般の求人サイトにはない非公開求人が10万件以上(2020年9月時点)
  • 同サービスのアプリが使いやすいと評判
  • キャリアアドバイザーの交渉力が強いと言われている

表には出ていない非公開求人の数が圧倒的なので、特化型とは違う幅広い求人を網羅することができます。年収交渉が強い事でも知られており、内定前にキャリアアドバイザーに希望条件を伝えておくことで転職を有利に進められるというメリットもあります。

公式サイト:https://www.r-agent.com/

ビズリーチ

ビズリーチ

ビズリーチは、企業からのスカウト型転職サイトでハイクラス求人を扱っています。

  • 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
  • 企業やヘッドハンターからスカウトが来て、自分で転職活動を行う
  • 無料プランと有料プランがあり、無料プランはスカウトを受けられるが自分から求人応募ができない

年収アップを目指して登録する人が多い転職サイトで、ベンチャー企業などの大手企業のスカウトが欲しい人に向いています。しかし、監査業務だけしか経験がないという人や、転職経験の少ない人は正直厳しいと言われています。

今後の目標を持ち、根気を入れてTOEICやUS.CPA(米国公認会計士)資格取得の勉強をしたいと思える方、キャリアにこだわりたい方以外の登録はあまり向きません。ただし、無料プランでもスカウトを受けることができるので、自分の市場価値を知るためや求人数の幅を増やすために登録してみるのもおすすめです。

公式サイト:https://www.bizreach.jp/

doda

doda

dodaは国内最大級の転職エージェントで、求人数が多いのも魅力です。2021年9月現在の求人数は、未公開案件を含めて130,000件以上です。

  • dodaでは、キャリアアドバイザーの他に採用プロジェクト担当者がいる
  • 採用プロジェクト担当者は求人企業と対峙しているので企業の採用したい人材を明確に理解
  • どんな風に面接対策すればいいのかといった情報を得やすい

専任のキャリアアドバイザーが転職活動全体をサポートしてくれます。企業への応募書類の提出、日程の調整、条件交渉などもサポート範囲です。キャリアアドバイザーにはメールや電話だけではなく、LINEでも気軽に相談することもできます。

公式サイト:https://doda.jp/

転職エージェントの利用時に気を付けるポイント

転職エージェントを利用する際に、失敗しないためのポイントをいくつか押さえておきましょう。

特化型と総合型を登録する

今回ご紹介した登録必須の「マイナビ会計士」以外に、1~2社程他の転職サイト・エージェントを登録するのがおすすめです。特化型では転職のサポートをメインに活用し、総合型も合わせて登録することで求人数をカバーする目的があります。

担当者が合わないと感じた場合は遠慮なく変更してもらう

キャリアアドバイザーは転職活動がスムーズに進むかどうかのカギを握るので、合わないと判断したら遠慮なく変更を申し出るようにしましょう。面談時に聞きたいことを尋ねてみて、思ったようなアドバイスが得られない、または不安がある状態なら変更したほうが良いです。

ポイントはいかに本音で話せるかどうかです。

担当者に申し訳ないという気持ちになってしまうこともあるかもしれませんが、人生を左右する転換期なのですから、遠慮をすることはありません。これを言うと相手に変に思われるかもしれないとか、休職中であるなどの言いにくい事を黙っていると後々内定にも響いてしまう可能性があります。

このような事にならないためにも、自分が信頼できるキャリアアドバイザーに担当になってもらって、現状を正直に伝えることが転職の第一歩になります。

こまめに連絡を取る

良い求人というのはやる気の伝わる人やすぐに転職可能性のある人に優先的に紹介されます。また、やはりキャリアアドバイザーも一人の営業マンですので、やる気がある人にはそれだけの準備をもって対応してくれます。

連絡が遅いというのは相手にも良い印象を持たれない上に、転職意欲がないもしくはもう転職を終えたとみなされて求人紹介があまり来なくなってしまいます。そうならないためにも、最終的に利用するエージェントは絞って、どんなに忙しい場合の連絡も1~2週間に1回は返すように心がけましょう。

事前に用意するもの

最初の面談時にキャリアアドバイザーに伝える内容は主に次のことです。

  • 転職する理由
  • これまでの経歴
  • 資格取得状況
  • 希望する転職先
  • 希望条件など

その際面談をスムーズに行うため、準備するものがいくつかあります。

  • 履歴書、職務経歴書
  • 考えている求人先

職務経歴書などがなくても面談できる場合もありますので、最低限伝える内容に困らないための情報整理を行っておくと良いでしょう。

【目標別】公認会計士の主な転職先

公認会計士が転職を行う場合、以下が主な転職先です。

  • 大手監査法人
  • 中小監査法人
  • 会計事務所
  • 事業会社
  • コンサルティングファーム

では、それぞれの転職先の特徴をご紹介します。

大手監査法人

大手監査法人は、このようなキャリアを描いている人に向いています。

  • 監査業務以外にも少しでも幅広い業務をこなしたい
  • キャリアを築いて年収アップを狙いたい
  • アドバイザリー業務も行いたい

日本の大手監査法人(新日本監査法人、あずさ監査法人、トーマツ監査法人、PwCあらた監査法人)では、パートナーになることが最終目標となりやすく、パートナーの年収は最低でも1,500万円から多い場合は1億を超えることもあります

その分監査業務は忙しく競争も激しい傾向にあるので、根気強く地位を築き上げることが転職後に必要なモチベーションとなるでしょう。

また、これまで監査法人はどこも人手不足も影響して年収や待遇改善を行っていたのですが、コロナ情勢の影響を受けて大手に限っては採用を控える動きがあります。しばらくは大手監査法人の厳しい採用状況は変わらないと思われるので、転職先に選ぶ場合は慎重に考えて決定しましょう。

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中小監査法人

中小監査法人は、このようなキャリアを描いている人に向いています。

  • 監査業務にはかかわりたいけど、残業も少なくしてワークライフバランスを重視したい
  • 比較的落ち着いた環境でキャリアアップしたい
  • 事業所立ち上げを目指して人脈作りを行いたい など

大手監査法人では大手企業を相手にする一方、中小監査法人では小規模な企業を相手にする機会があることから、マネージャー職などのキャリアを積むこともできます。さらに、外部の専門家ともかかわる機会が増えるので人脈形成の面でも有利です。

昇格も比較的行いやすいため、大手にも負けない収入の安定も見込めるのも人気の一因です。また、社風によりますが大手よりも比較的こじんまりした職場が多く、気を張り続けることも少ない環境でキャリアアップできます。

なお、中小監査法人の場合は働き方改革の実現に向けた増員の需要があり、採用は伸びる傾向にあるので狙い目とも言えます。

[参考]

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会計事務所

会計事務所は、このようなキャリアを描いている人に向いています。

  • 監査業務以外に税務・経営・金融にも興味を持っている
  • アドバイザリー業務も行いたい
  • 事業所立ち上げを目指して人脈作りを行いたい

会計コンサルタントに生かせる経験がある人や、税理士法人の経験がある場合はそれを元に転職が可能です。また、独立を将来的に考えている人にとっては税務の知識も得ることができます。

ただし、税務業務が未経験の場合は年収がダウンしてしまうことも考えられるため、年収を下げたくない人は慎重に考えましょう

事業会社

事業会社は、このようなキャリアを描いている人に向いています。

  • ワークライフバランスを整えたい
  • 福利厚生が充実している場所で働きたい
  • 経理の仕事や内部監査の業務に携わりたい
  • 会計のプロフェッショナルとして働きたい

一般企業への転職は、会計のプロとしてやりがいを感じながら比較的バランスよく働けるため、公認会計士の転職先でもトップを争う人気です。さらに、会計のプロフェッショナルとして重宝されるだけでなく、管理職にもつきやすいというメリットがあります。

ただしメリットの一方、年収アップどころかダウンすることもあるため注意が必要です。このように一般企業への転職は、ワークライフバランスを一番優先する方におすすめですが、企業方針によっても異なることがあるため事前の確認は欠かせません。

企業のあらゆる内情はネット情報を自分で調べて確認することには限界があるため、必ずエージェントの力を借りるようにしましょう。

コンサルティングファーム

コンサルティングファームは、このようなキャリアを描いている人に向いています。

  • ある程度監査の経験を積んだのでステップアップがしたい
  • 自分の手で人材育成に携わり、やりがいを感じられる仕事がしたい
  • 財務、経営、税務、戦略などいずれかの分野でコンサルタントとして活躍したい
  • 将来的に独立も視野に入れている

コンサルティングファームには、次の種類があります。

コンサルティングファームの主な種類
  1. 会計/財務系(経営資源調達・運用などのサポートを行う。日常的な会計処理から投資活動の支援、経営戦略の支援など幅広く活躍したい人に向いている)
  2. 企業/事業再生系(企業を経営悪化から回復・発展させるためのサポートを行う。洞察力やコミュニケーション力が高い人に向いている)
  3. 税務系(企業を税務面からサポートを行う。独立を目指す人におすすめ)
  4. 戦略系(企業の経営課題分析・解決などのサポートを行う。やりがいを求める人におすすめ)

人を育てていくというやりがいのある業務の一方、必要とされるスキルがロジカルシンキングや高いコミュニケーション力と多岐にわたります。

また、コンサルティング未経験でも転職は可能です。FASのサービスの中でも主に財務DD(デューデリジェンス)は、監査の経験を活かして挑戦しやすいと言えます。経営、財務、戦略などのコンサルティングに携われるので、専門性を高めて将来独立を視野に入れている方にも選択肢として選ばれています。

[参考]

公認会計士の転職情報・会計事務所...
公認会計士がコンサルタントに転職するには|転職のメリットや適性・転職先の選び方と必須スキルを解説 |... 公認会計士のキャリアは、監査法人内での昇格を目指す、転職して別の業務経験を積みながらキャリアアップを図るなど複数の選択肢があります。中でも公認会計士からの人気が...

公認会計士が転職を成功させるためのポイント5つ

転職活動を始める前に、転職に失敗しないため押さえておきたいことがあります。公認会計士に限らず転職失敗でよくある原因は、目標が曖昧なまま何となく転職してしまうことです。

記事の冒頭で公認会計士の主な転職先をご紹介しましたが、まずは本当に転職するべきかどうか、自分の転職目的を明確にしておきましょう。

後半では、エージェント利用時に気を付けることや、転職にあたってよくある疑問を元にポイント解説をしているので参考にしてみてください。

なぜ転職するのか?転職目的を明確にする

転職目的をはっきりとしておかないと、応募する時も何となく流されてしまい、結果的に転職先でも不満を抱えることになりかねません。まずは、現状の不安点を整理することが大切です。

以下は、公認会計士の転職者がよく考えている転職理由です。

  • 給料に不満がある
  • 将来への不安(昇給がない)
  • 今の職場ではキャリアアップ(パートナーになることが)できない
  • ワークライフバランスを取れる環境に移りたい
  • 監査の作業に飽きた
  • もっとやりがいが欲しい
  • 将来独立を見据えている

上記は、公認会計士の転職理由のほんの一部です。この中にはポジティブな転職理由もあれば少しネガティブな転職理由もありますね。もしあなたの転職理由にネガティブな動機が含まれているなら、一旦その考えは置いて、自分がやりたいことを考えてみてください。

現状を改善する方法はないのかも検討する

実は嫌なことから逃げるような転職をすると、次の職場でも自分の居場所はここじゃない気がする…と思い続けて現状改善に繋がらないことがしばしばあります。一刻も早く現状を変えたいと願う時は現実的に考えられていないこともあるので、一度冷静に見つめる時間を設けてみてください。

年収アップか仕事とプライベートの両立が最優先なのか、または独立を見据えた転職なのか、できる限り明確な目標をもって転職に臨みましょう。どうしても明確な目標が決められない場合は、転職エージェントで面談を活用し、キャリアアドバイザーにプロの目線からアドバイスをもらうのもおすすめです。

将来性を見据えた転職を考える

転職後にどのようなキャリアを築けるのかも大切です。中長期的なキャリアを明確にしてから転職先を決めることで、必要な経験は何か、どこで働けばその経験を得られるのかがおのずと見えてくるでしょう。

給与や待遇など表面的な面だけで応募先を選ぶことがなく、失敗も回避しやすくなります。万が一失敗した場合のリカバリーが可能かどうかという意味でも中長期的な視点が必要です。

希望年収に幅をもたせる

公認会計士はもともとの年収が高いこともあり、年収アップはおろか、年収維持も容易ではありません。年収にこだわりすぎると選択肢が狭まるため、希望年収には幅を持たせておき、どこまで許容できるのかを決めておくのがよいでしょう。特に監査法人から転職する人は年収ダウンも想定しておくべきです。

もっとも、初年度は高い年収を設定せず、経験に応じて年収を上げていくケースもよくあります。どのように昇給するのかを確認しておけば一時的な年収ダウンに一喜一憂せず、モチベーションも保ちやすいでしょう。

履歴書・職歴書の魅せ方にこだわる

どんなに優秀であっても、魅力的な履歴書・職歴書を作成できなければ書類選考を突破できません。とくに職歴書は公認会計士としてどんな経験を積んできたのか、どんなスキルがあるのかを具体的にアピールするための重要な書類です。

ポイントは、単に経験・スキルを列挙するのではなく、採用担当者にとってあなたを採用するメリットが分かるように書くことです。そのためには自身の経験・スキルを丁寧に棚卸しすること、応募先の募集ポジションやサービス内容を研究する必要があります。

経験・スキルと応募先が求める人材像にマッチした内容に仕上げることを意識しましょう。

会計士の転職でよくある失敗3つ

まずは、自分で転職活動を行った人の失敗例をご紹介します。

  1. イメージしていた仕事内容と違っていた
  2. 半年以上転職活動を行うことになり、ブランクが生まれてしまった
  3. 自己分析、自己アピールが正しくできない

これを見ると自己判断での転職活動は思った取りに活動できる反面、自分を上手く分析してアピールしたり、マッチした企業を探したりするのは難しいことが分かります。

イメージしていた仕事内容と違っていたという例の原因は、大きく2パターンあると思われます。

  • 1つ目は、理想の転職先を思い描いて実際の仕事内容や社内情勢をきちんと把握できていなかったこと。
  • 2つ目は、自分のスキル感覚を誤っており、求められるレベルに達していなかったこと。

このようなケースを未然に防ぐ為には、やはりプロの第三者から自分の評価を正しく知り、企業側の情報もきちんと把握することにあると言えます。

次に転職エージェントを利用して失敗したと感じる例をご紹介します。

  • 紹介してくれた求人が合わなかった
  • 事前に確認した仕事内容と違うことが入社後に分かった

このようにエージェントを利用しても、どうしても完璧を求めることは難しく、キャリアアドバイザーの力不足で紹介した求人が合わないことも実際にあります

このような失敗をできるだけ回避するには、信頼できる担当者を見つけること、無理のないキャリアプランを設定することです。

企業の実情や仕事内容も、転職前に必ず聞くようにしましょう。入社後万が一事前に把握していた条件と違うなと思った場合、雇用契約書の内容と照らし合わせて確認し実際異なっていれば、労働基準法 第2章 第十五条に記載の通り法的に即時退職が可能です。

ただし再転職のリスクを考えて慎重に判断する必要はあるので、まずはキャリアアドバイザーに相談するのがベターだと思います。

公認会計士が転職活動で失敗しないための5つのチェックポイント

最後に公認会計士が転職活動で失敗しないためのチェックポイントを紹介します。

業務内容への興味関心【意外と重要】

業務内容に興味があるかは転職において最も重要です。例えば、ワークライフバランスを整えるために監査法人から一般事業会社へ転職する場合、業務内容は異なるものになります。

そのため、業務内容に興味がないと途中で働く意味を見失ってしまったり、つまらなくなったりするかもしれません。やる気がなくなれば出世や収入にも影響が出てきてしまうので、興味があることを選ぶのが大前提です。

労働環境・福利厚生は整っているか

労働環境や福利厚生は企業により大きく異なります。例えば、収入は増えても残業が多い企業に転職すれば、体調を崩したり、忙しさから家族仲に亀裂が入ったりする恐れがあります。

また、女性の場合は産休・育休・時短勤務などがきちんと取れる体制ではないとせっかく転職しても仕事を辞めることになってしまうかもしれません。転職時には、面接時に確認したり、インターネットで口コミを探したりするなどして、きちんと確認すべきといえるでしょう。

社風と合っているか

公認会計士の退職理由でよくあるのは人間関係ですが、実際には入所してみないと分からない部分があります。

しかし転職時に社風を確認することでリスクをある程度抑えることができます。たとえば監査法人といっても体育会系のノリがある法人、真面目で努力家が多い法人など社風には特徴があります。

自分の性格や考え方と社風がマッチしていないと転職後に不満を抱える可能性が高いため、現場の温度感を含めて確認しておきましょう。

募集背景を確認する

欠員補充なのか、業務拡大なのかといった募集背景も確認しましょう。たとえばワークライフバランスを重視して転職したものの、転職後に退職者が立て続けに出たために業務量が多くなってしまったという失敗が考えられます。

募集背景を確認しておけばこのような失敗を回避できます。

ビジネスモデルや将来的な事業の可能性を確認する

安定したビジネスモデルなのか、将来的な事業の継続可能性が高いのかといった点も大切なポイントです。

特にベンチャー・スタートアップ企業への転職を希望する場合は、将来性を見誤ったことで結局は上場を果たせずに再転職を余儀なくされるケースがあるため注意が必要です。企業HPだけでなくIR情報も見るなどして事業の方向性を確認しておきましょう。

まずは登録してみて、後悔のない転職を目指しましょう!

転職サイト・エージェントは、登録することで自分の重たい腰を上げるきっかけにもなります。

業界によっては適齢期があるものもあるので、将来像がハッキリしている場合は早めに動くに越したことはありません。迷っている場合は、相談だけでも利用してみて迷いを払拭する、もしくは転職の時期を見直すことができます。

あなたにとって転職が後悔のないものになるよう応援しています。

エージェント名

 特徴をひとことで言うと

マイナビ会計士

公認会計士特化型の転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。

ジャスネットキャリア

会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。

Ms Agent(ms-japan)

経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。

パソナキャリア

転職時の年収アップも67.1%。転職成功に導くプロ集団。

リクルートエージェント

業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。

doda

求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

ビズリーチ

年収800万円以上を目指すハイクラス層むけ。スカウト型の転職サイト。

  • URLcopy
士業・管理部門TEAMのアバター
CAREERUPSTAGE編集部

士業・管理部門TEAM

弁護士・公認会計士・管理部門特化の転職コンテンツを作成。士業・管理部門の転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカス。転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。