介護士からのおすすめの転職先は?経験を活かせる異業種・他職種を紹介!

津島武志
           

津島武志

執筆者
介護福祉士
現役介護職兼ケアマネージャー。さまざまな介護系メディアでWebライターとしても活動し、多くの検索上位記事を執筆。ブログ「介護士の転職コンパス」を運営
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自立した日常生活が困難でサポートを必要とする高齢者の助けとなる介護士は、高齢化社会を支える重要な職業です。

必要とされ、やりがいのある職業ですが、さまざまな理由から転職を考える方も少なくありません。

しかし介護士からの転職を考えたとき「介護士から転職できないのでは?」「介護職ならではの強みって何だろう」と悩むこともあるでしょう。

本記事では介護士から転職する場合の選択肢や、おすすめの転職先について紹介します。

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関連記事:介護職向け転職エージェントおすすめ15選|資格・施設別に徹底比較【2024年最新】

目次

介護職から転職する場合の選択肢

介護職からの転職を考えた場合「これまでの経験やスキルを活かしたい」という方もいれば、「介護士とは全く異なる職種に挑戦したい」と考える方もいるでしょう。

これまでの経験を活かした転職をすすめるのか、初めての業界へチャレンジするのかで準備しておくべきことも変わってくるはずです。

介護職からの転職の方向性として代表的な方法は、次の4つの選択肢が挙げられます。

一つずつ確認していきましょう。

介護・福祉業界を続ける

介護士で培った経験を活かして、介護に関連する職種に転職したいのであれば、同業種に転職する方法があります。

たとえば、収入をアップしたい、もっと労働環境や待遇の良い事業所で働きたいと考えているのなら、条件の良い介護の仕事に転職するのが得策でしょう。

「給料が良い」「スタッフが多く休日がしっかり取れる」「福利厚生が充実している」など、譲れない条件から転職先を探すことで、納得した条件で働ける職場が見つかりやすくなります。

同業種であれば、違う業界に転職した場合のように新たにスキルや資格を取得する必要がないため、即戦力として業務に適用できる点がメリットです。

また、ご自身のキャリアや興味に合わせて転職先を決めることで、ご自身のキャリアアップやスキルの向上にも繋がるはずです。

なぜ今の職場から転職したいのかを明確にして、転職活動を進めましょう。

介護業界と似た業種へ転職する

介護の業務は好きだけれど、介護業界が合わないと感じる方は介護と似た別業界に転職するのがおすすめです。

一例としては以下が挙げられます。

介護業界と似た業種の例
  • 介護教員
  • ケアマネージャー
  • 看護師
  • リハビリテーション職

各職業の詳細は後述しますが、ライフスタイルの変化やプライベートを充実させたいなどが理由で転職を考えているなら、介護教員など日中の勤務で済む職種を目指してみるのもよいでしょう。

看護士やリハビリテーション職の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、いずれも国家資格の取得が必要ですが、介護職とは違った面から困っている人をサポートしたいと考えている方にとって選択肢になる職種です。

いずれも直接的に人と関わり、やりがいのある職種のため、もともと介護士として働いていた方におすすめです。

介護業界よりも仕事の大変さがなく似たような仕事ができるため、介護の仕事にやりがいを感じている方には馴染みやすい仕事となるでしょう。

介護経験を活かせる他業種へ転職する

介護業界での知識や経験を活かせる別業種への転職も一つの選択肢です。これまで介護士として勤務で得た知識・経験を活かせるでしょう。

仕事は全くの別業種ですが、知識・経験から自信を持って業務をスタートすることができるはずです。

介護士として働いてきた経験を、他の業種で活かせるようアピールポイントとして役立てましょう。

介護と無関係な職種へ転職する

「介護士を続けたいと思えない」「新たな職種でスキルアップを目指したい」方は、介護とは一切関係のない業種への転職を検討してみましょう。

介護業界そのものに不満を抱えている方におすすめの選択肢です。

一からスキルを身につけるのは大変なことですが、気になる職種ややりたいことがあるなら挑戦してみるのも転職のひとつの形です。

介護士としての経験や知識が評価されることはありませんが、介護士から離れることでやりがいを感じられる新たな職種が見つかる可能性もあるでしょう。

未経験から挑戦できる職種も多くあるため、転職サイトや転職エージェントを活用して効率的に情報収集することをおすすめします。

介護業界内でおすすめの転職先

介護士から介護業界内で転職する場合におすすめの選択肢を解説します。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャーは、介護が必要な方に向けて適切な介護保険サービスを提供できるようケアプラン(居宅サービス計画書)を作成したり、介護サービスの内容に問題がないか確認するために利用者の自宅を訪問したり、相談に乗ったりする職業です。

ケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。

また受験条件として「介護福祉士やリハビリ職など国家資格が必要な職種、または生活相談員や支援相談員などの職種で、5年以上かつ従事日数900日以上の実務経験」が必要です。

介護業界を代表する職業であることから、介護士からのキャリアアップとして目指す価値は大いにあります。

参考:介護支援専門員実務研修受講試験

関連記事:ケアマネ未経験の転職は厳しい?採用されるポイントや求人探しのコツを解説!

介護教員

介護教員は、介護福祉士養成校の専任教員として働いたり、実務者研修や介護職員初任者研修の講師として働いたりと、後進の育成を目的とする職業です。

いずれも、介護福祉士として5年の実務経験が必要となりますが、介護士に比べて平均年収が高く、日中勤務がメインとなるためプライベートの時間が確保できる点がメリットです。

3年以上の専任教員経験を積むことで教務主任として活動できる可能性もあるため、さらなる収入アップを見込めます。

サービス提供責任者

サービス提供責任者は、ケアマネージャーとの間に入って、計画書に沿って提供されるケアの内容や目標を訪問介護員に指示する役割を持っています。

サービス提供責任者という資格はありませんが、就くためには以下のような条件を満たす必要があります。

  • 介護福祉士の資格を持っている
  • 実務研修を修了している
  • 3年以上の介護実務経験がある

福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員は、福祉用具の利用者にあった用具の選定や、福祉用具の使用方法を利用者本人やご家族などにアドバイスする職業です。

福祉用具貸与所は、福祉用具専門相談員を2名配置することが義務付けられています。

介護福祉士、社会福祉士、保健師、看護師などの国家資格を持っている方は、講習の受講なしで福祉用具専門相談員として勤務できます。

生活相談員

生活相談員とは、介護施設で相談業務を担当する職員のことです。

相談業務の内容として、新規利用者の契約手続きや、利用上での困りごとや不安なことの相談、担当者会議への出席、ケアマネージャーとの連絡などがあげられます。

職場によっては、介護事務を兼務する場合もあるようです。

利用者とのやりとりや介護に直接関わることに負担がある方は、裏方の事務作業が多い生活相談員がおすすめと言えるでしょう。

生活相談員になるために資格は不要ですが、社会福祉士や精神保健福祉士を所持している方が優遇される場合もあるようです。

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介護業界と似たおすすめの転職先

介護士から転職する場合の、介護業界と似た職種の選択肢を解説します。

保育士・保育補助

保育士・保育補助は、保育園をはじめとした児童福祉施設で子どもたちの養護・教育をおこなう仕事です。

遊びだけでなく、生活面や精神面のサポートをおこなうことが求められますが、この点は介護士と類似する部分があります。

保育士や保育補助の業務は、子供たちの成長・発達を支援して、安全で快適な環境を提供することを担います。

介護業界と同様に、利用者の生活や福祉に貢献するやりがいを感じることができるでしょう。

保育士になるには資格が必要です。保育士養成課程のある大学や短大などを卒業し取得する方法と、保育士試験に合格する方法があります。

保育士試験は保育士養成課程のない大学や専門学校、高校卒業でも条件を満たせば受験できます。

介護福祉士を取得している場合、受験の際に「社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」の3科目が免除されるため資格が取得しやすいメリットがあります。

社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士のいずれかの資格をお持ちの方は、受験申請の際に登録証のコピーを提出することにより、筆記試験科目の「社会的養護」・「子ども家庭福祉」・「社会福祉」が免除になります。

社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士br_資格所有者の免除について|一般社団法人全国保育士養成協議会

保育士を取得すれば、保育園やこども園だけでなく、児童養護施設・助産施設・乳児院などでも働くことが可能で転職の幅が広がります。

関連記事:保育士転職エージェントおすすめ比較18選|求人数や口コミも紹介!

看護師

看護師は、医師の診察や指示に基づき診療や傷病者のサポートをおこなう職業です。

不自由を感じている方をサポートする点では、介護士と近しい側面もあり、介護士で養ってきた知識や経験を活かせることもあるでしょう。

看護師も資格が必須の職業です。看護学校や養成所に通い、専用カリキュラムを受講したのちに試験に合格する必要があるため、入職できるまでに長い時間を要します。

介護業界の仕事で収入に不満があったり、将来へのビジョンが見えなかったりする場合にはおすすめの選択肢と言えるでしょう。

関連記事:【2024年最新】看護師向けおすすめ転職エージェント16選!施設・働き方別に徹底比較

看護助手

資格の必要な看護師と異なり、特に資格がなくても看護師のサポート役として働けるのが看護助手です。

看護師の指示のもと、診療に必要な器具の準備・洗浄、必要書類の準備、病棟のベッドメイキング、配膳下膳、患者の入浴や排泄の補助などが仕事です。

しかし、こうした業務内容は介護士と類似する点も多く、介護士からの転職先として選択肢になりやすい職種です。

看護助手の仕事は、看護師のように専門の学校を卒業する必要も、国家資格もないため時間をかけて準備しなくても転職を目指せます。

未経験で応募できる求人も多く、介護の経験を活かすことができます

看護助手は看護師の補助業務を行うこともあります。看護師の免許がないため、医療行為を伴わない業務を担当します。

看護助手実務能力認定試験というものを受けておくと、看護助手として即戦力になるアピールができるでしょう。

また、メディカルケアワーカーという民間資格を取っておくと、看護助手としてより転職しやすいでしょう。

メディカルケアワーカーは、看護助手としての役割を果たすことを目的として作られた新たな認定資格です。

看護助手として地位を確立できたり、技能・スキルがあることを証明できたりします。

心理カウンセラー

心理カウンセラーは、悩みを持った方の相談相手となりサポートをおこなっていく職業です。

業務をおこなう場所は学校や病院をはじめ、一般企業などさまざまです。

心理カウンセラーにはコミュニケーション能力が欠かせません。なかでも傾聴スキルはカウンセリングをおこなううえで大切になります。

「話を聞く」「寄り添う」「サポートする」などは、介護士の現場でも必要なスキルです。

心理カウンセラーは、介護士で培ったこれらのスキルを活かしながら取り組める職種なのです。

心理カウンセラーに特別な資格は必要ありませんが、臨床心理士や精神保健福祉士、産業カウンセラーなどの民間資格を取得していれば、相談者に安心感を持ってもらえたり、転職が有利に進められたりする可能性があります。

なお、2017年に国家資格として「公認心理師」が創設されましたが、心理系の大学・大学院を卒業するなどの条件があるため、介護士からの転職のために取得するにはハードルが高いかもしれません。

心理カウンセラーは、カウンセリングルームなどを開いて開業することもできるなど、働き方の選択肢が多いのも特徴です。

リハビリ職

リハビリテーション職は、病気やけがによる後遺症、加齢などで障害を患った方の社会復帰をサポートする職業です。

リハビリテーション職には「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」などがありますが、いずれも国家資格の取得が必要です。

資格取得には大学、専門学校など、指定の養成施設でカリキュラムを修了する必要があるため、取得まで時間がかかります。

また、これらの資格を取得していれば、「機能訓練指導員」として、病院だけでなくデイサービスや特別養護老人ホームといった介護士に馴染みのある施設で働くこともできます。

介護経験を活かせるおすすめの異業種

介護士から転職する場合に、別業界で介護経験を活かせるおすすめの職業を解説します。

一般職・事務職

事務職は、一般企業で事務業務を担当します。事務職はデスクワーク中心となることが通常です。

介護士よりも身体的な負担が少ないため、体力に自信がない方におすすめの業種です。

事務職自体は人気が高い業種であるため、他の業種よりも求人倍率に難点があります。

転職サイトdodaの調査によると、事務・アシスタント色の求人倍率は0.42となっており、求職者100人に対して求人が40件程度しかないという見方ができます。

介護士からの転職の場合には、非正規雇用での勤務が一般的となるでしょう。医療系の一般職であれば、介護士の経験を活かして働くことが可能です。

医療事務

介護士と無関係の職業につきたい場合、医療事務はひとつの候補です。

窓口での受付業務、診療内容の点数化や計算、レセプト(診療報酬請求明細書)の作成などが主な仕事内容です。

専門職のように感じられる医療事務ですが、取得が必須の資格はありません。

医療事務技能審査試験や医療事務管理士などの民間資格を取得していれば、転職に有利に働く可能性はあります。

ハローワーク求人統計データでは求人倍率0.26と高めの人気職種ですが、未経験からでも応募できる求人は多く、40代以上でも応募できる求人も見られます。

営業職

介護士として働いている方は、人とのコミュニケーションや、相手の気持ちを考えるスキルなどを身につけているでしょう。

営業職は、自社のメンバーやクライアントなど様々な人と接して、自社製品やサービスをアピールする必要があります。

営業職は、介護士で培ってきた人と接する能力を活かすことができるでしょう。

特に、福祉用品の販売を行う企業や、介護用品のメーカーであれば実際に現場に携わってきたスキルを強みとして活かしやすくなります。

営業職は年収アップが期待できる業種でもあるため、介護業界での収入に不満がある方におすすめの職種です。

介護タクシー・福祉タクシー

介護タクシーは、要介護1以上であり、一人公共交通機関を利用できない方が利用できる福祉車両のことを言います。

車椅子やストレッチャーのまま乗車できるよう、車両が改良されていることが特徴です。

送迎業務だけでなく、介護サービスを提供する場合には、介護関連の資格を所有しているか、介護職員初任者研修を受講していることが必要です。

一方の福祉タクシーは、要支援認定の方が主に利用します。ドライバーに福祉関連資格の有無は関係ありません。

キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーとは、転職エージェントの利用者に転職に関するサポートやアドバイスをする職業です。

介護業界専門の転職エージェントでは、介護士の経験を活かして、実際の現場リサーチや、職場が求めている人物像などを的確にアドバイスできるはずです。

また、利用者としても介護士資格や経験がある担当者についてもらえれば、心理的に安心できるでしょう。

ご自身も転職サービスを利用した経験があれば、双方の立場を鑑みた上で利用者に寄り添ったサポートが叶うでしょう。

ジム・フィットネストレーナー

理学療法士の資格を取得して、パーソナルトレーナーとしてジムなどに転職する方法もあります。

理学療法士は社会復帰のサポートだけでなく、トレーニングにおいても役立つ専門知識を有しているため、「理学療法士の資格を持ったパーソナルトレーナー」として働くことも可能です。

ほかのパーソナルトレーナーと差別化が図れるため、ジムのトレーナーとして転職する、フリーのトレーナーとして働く、パーソナルジムを開業するなどの働き方も望める可能性があります。

介護士で経験した、「自分ではうまくできないと悩む相手をサポートする」「自分でできるように介助する」などの経験が、トレーニングのシーンで活かせるかもしれません。

介護職と無関係でおすすめの異業種

介護士から転職する場合に、未経験でも挑戦しやすい介護業界と関係のないおすすめの職業を解説します。

介護職と無関係でおすすめの転職先

接客業

接客業には、食料品や衣料品、家電など小売業だけでなく、美術館や博物館、レジャー施設などさまざまな業種があります。

仕事内容は介護と全く異なりますが、介護士で培ったコミュニケーション能力やサポート力を発揮して、お客様のニーズに応える接客ができるかもしれません。

全ての世代で転職先に選びやすい職種ですが、コミュニケーション力だけでなく、話を聞く力やお客様のニーズを察知する観察力、提案力、柔軟な対応力、最新情報に敏感になる、忍耐力などが身につきます。

20代のうちに転職すれば自分自身の成長にもつながる職種です。

オペレーター

オペレーターは、お客様からのさまざまな問い合わせに対応する職業です。

電話やメールが主な対応手段のため、基本的にはデスクワークです。肉体的な負担を抑えながら業務をおこなえる点では、30代後半の方にマッチした職業といえるでしょう。

オペレーターにも種類があり、商品やサービスの受付がメインとなる「テレフォンオペレーター」、商品やサービスをお客様に案内する「テレフォンアポインター」、お客様からの問い合わせに対応する「カスタマーサポート」、電化製品などの問い合わせに対応する「テクニカルサポート」などがあります。

必要となる資格も特にないので、比較的転職しやすい点がメリットです。

製造業

人と関わることに疲れてしまった方には、製造業界がおすすめです。

製造業は工場での勤務が中心となるため、人と関わる機会が少なく、黙々と仕事を進めることができます。

勤務時間自体が長く設定されている場合もありますが、残業が少ないことが通常です。

製造業では様々な形態の求人が多く出ているため、一度確認してみると良いでしょう。

【年齢別】介護職からのおすすめの転職先

介護職からの転職に限らず、年齢を重ねるにつれて転職のハードルは高くなります。

特に未経験の業種に転職する場合や、資格取得に時間のかかる職種への転職は、早めにしたほうがよいでしょう。

そこでこの章では、年代別におすすめの転職先を紹介します。介護経験が活かせる職種、全く関係のない職種などさまざまな職種から紹介するので参考にしてください。

【年齢別】介護職からのおすすめの転職先

20代におすすめの介護職からの転職先

介護職から20代で転職する際はポテンシャルが重視される傾向にあり、経験のある分野はもちろん未経験の分野でも採用される可能性が高い特徴があります。

また、あらためて資格取得が必要な職種へ転職を希望している場合、資格によっては通学して学習しなければならないものもあるため、準備の時間がかなり必要になります。

こうした職種への転職を目指しやすいのも20代ならではといえるでしょう。

20代におすすめの介護職からの転職先
  • 保育士
  • 看護師
  • リハビリ職
  • パーソナルトレーナー
  • 接客業

30代におすすめの介護職からの転職先

社会人としてある程度経験を積み、中核人材として重宝される傾向にある30代は、介護で培ったスキルを活かせる職種だけでなく、社会人としての豊富な経験を活かせる転職先を選ぶのも方法です。

30代におすすめの介護職からの転職先
  • 心理カウンセラー
  • 看護助手
  • オペレーター

40代におすすめの介護職からの転職先

40代の介護職からの転職では、さらに経験やスキルの豊富さが求められます

介護職経験を活かしつつ転職したいなら「上位資格を取得してステップアップを目指す」「後進の育成などに関われる職種へ転職する」などがおすすめです。

40代におすすめの介護職からの転職先
  • ケアマネージャー
  • 介護教員
  • 医療事務

介護職からの転職を成功させるコツ

介護職からの転職先や自信の強みがわかったとしても、安易に転職に進むことは危険です。

転職を成功させるためには、前もってしっかり準備しておくことも大事です。こちらの項目では、介護士からの転職を成功させるポイントを解説します。

転職先が決定してから退職する

転職活動は面接日の調整や提出書類の準備などがあるため、現職の仕事と転職活動を両立させることは難しいことが通常です。

しかし、転職先が決まる前に退職をしてしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。

転職先を決める前に退職するリスク
  • 収入が一時的に途絶える
  • 転職先がすぐに見つからず不安になる
  • 長いブランクが生じて転職が不利になる

転職は大きな人生の決断とも言えます。したがって、未確定の状態での退職は控えることをおすすめします。

特に介護士は時間や体力的に転職活動に専念しにくい環境も多いと考えられます。

そのような場合、後述するように転職エージェントを使って負担軽減することがおすすめです。

転職サービスを有効活用する

転職活動を有利に進めるためには、転職サービスを利用しましょう。

例えば、転職エージェントは以下のようなサービスを提供しています。

転職エージェントが提供しているサービス
  • キャリアの棚卸し
  • ヒアリングした条件での求人紹介
  • 書類の作成支援や面接対策
  • 面接等のスケジュール調整
  • 転職先との交渉の代行

また、サービスによって提供する求人や特色が異なるので、複数のサービスを利用すると幅広い選択肢が得られます。

介護士からの転職を成功させるために、転職エージェントは複数登録がおすすめです。

周囲のサポートを受ける

転職は一人で進めるよりも、家族や友人、専門家のサポートを受けるとスムーズに進むでしょう。

特に転職エージェントのキャリアアドバイザーは、プロの視点からのアドバイスを受けることができるので、積極的に利用すると良いでしょう。

転職条件を決めて計画を立てる

転職を考える際には、自分の理想の働き方や求める条件を明確にしましょう。

妥協点となる条件や絶対条件をリストアップすることで、的確な転職先の選定が可能となります。

また、転職活動は平均して3~6ヵ月かかることが一般的です。十分な時間を確保して、計画的に転職活動を進めましょう。

具体的な活動計画を立てることが難しい場合には、転職エージェントに登録してアドバイスをもらうと良いでしょう。

転職の動機をはっきりさせる

転職を考える理由をはっきりさせましょう。

それが職場環境の問題であるか、給与の問題であるか、キャリアの問題であるか、理由を明確にすることで、次のステップがクリアになります。

介護士によくある転職理由については後述しますので、ご自身の考えと照らし合わせる参考にしてください。

介護から転職する強みや活かせるスキル

介護職で培った経験は、他業種でも役に立つことがあります。

資格取得などで得られるスキルとは異なり、コミュニケーション力や対応力など、どこにでも持ち運びのできるポータブルスキルは、強みとして十分にアピールできます。

以下に介護からの転職でアピールできる強みを3つ紹介します。

介護職から転職する強みや活かせるスキル

コミュニケーション能力

介護士は、利用者の方々へのサポートやスタッフ同士の連携において、日々さまざまなところでコミュニケーションをとっています。

そのため、ご自身ではあまり実感がないかもしれませんが、自然に強みにできるようなコミュニケーション能力が身についていると考えられます。

コミュニケーション能力は、どの業種でも必要とされる能力です。当たり前のことと謙遜せず、自信を持ってアピールしましょう。

柔軟で臨機応変な対応力

介護の現場では、予定通りに1日の業務を進められないことも多く、とっさに機転を利かせる必要があるなど、常に柔軟な対応が求められます。

介護の現場で培った臨機応変な対応力は、ポータブルスキルとして十分に強みになります。

協調性

コミュニケーション能力と多少重複しますが、利用者のニーズに合ったサポートを遂行すること、上司や同僚と協力してサポートをおこなうことで協調性も身についているといえます。

会社組織の中で働く上で、協調性の部分もアピールできる強みに挙げられます。

忍耐力

介護施設にはさまざまな利用者が存在し、人間性や持病を考慮しながらサポートをおこなう必要があります。

プレッシャーがかかる場面も多く、精神的にも肉体的にもハードな仕事のため、離職率が高い傾向にある職種でもあります。

実際、厚生労働省の令和3年上半期雇用動向調査結果の概況によると、令和3年度の医療・介護の離職率は8.6%となっており、16産業の中で5番目に高い水準でした。

長年介護士として働いてきた方は、忍耐力の部分もアピールできる強みとなります。

ハードな職業を継続してきたことで磨かれた忍耐力は、「そう簡単には会社を辞めない」と、採用側にも好印象に移ります。

参考:令和3年上半期雇用動向調査結果の概況│厚生労働省

介護職から転職する際に気を付けたいこと

介護の現場は、他の職業の現場とも違った環境であるため、全く別の職種に転職する際に困ってしまうことが起きやすいかもしれません。

こちらの項目では、介護職から別の職種に転職する際に注意しておくことをご紹介します。

介護士としてのアピールポイントでは不十分な場合がある

コミュニケーション能力や忍耐力、対応力などは、介護士から転職する強みともお伝えしました。

しかし、転職先の会社や職種によっては、これらの能力にあまり関心がない場合もあります。

また、転職する人の年齢によっても、「実績をもう少し具体的に教えてほしい」と考えられている場合があります。

特に30代以降で好条件の転職先を希望する方は、具体的に業績や業務効率を改善した実績や、チームをまとめ上げてきたマネジメント能力など、より具体的なアピールポイントを用意しておくことが望まれます。

転職後の現場で働くイメージがしにくい

これまでずっと介護の現場でしか働いたことがない方であれば、他の職種の仕事内容がイメージしにくいケースも多いでしょう。

肉体的・精神的な負担は、介護士として培った忍耐力で耐えられるかもしれませんが、どうしても付いていけないような業務内容が出てくるかもしれません。

例えば、何時間後までに資料作成を依頼されたり、営業職として売り上げ目標を達成させるための動きをしなくてはいけなかったりする仕事内容は、忍耐力でどうにかできるものでもありません。

結果として転職先の仕事に付いていけなくなり、再び転職をしてしまう事態も起きかねません。

このようなことが起きないためにも、自己分析をしっかりおこない、転職先の仕事についてもリサーチを済ませておきましょう。

また、未経験歓迎や入社後のフォローが整っている会社を選ぶことも検討しましょう。

介護職に比べると求人が少ないことがある

介護業界は他業界に比べて人手不足が続いているため、ほとんど常日頃から求人が出ています。

しかし他業種では、なかなか希望する求人が出なかったり、特定の時期にしか求人が出なかったりすることも珍しくありません。

高待遇を求める場合は、転職サイトが保有している「非公開求人」を狙った方が効率がよいかもしれません。

希望する職種の求人傾向をリサーチしつつ、情報を取りこぼさないように転職サイトも活用しておきましょう。

関連記事:求人が増える時期はいつ?転職における最適なタイミングや避けるべき時期についても解説!

介護から転職するデメリット

この章では、介護士から転職した際に想定されるデメリットを解説します。

介護職からの転職に苦戦する

これまで何度かお伝えしてきましたが、介護業界の業務は他職種に比べて特殊なものが多いです。

そのため他職種に転職した際に、業務内容が全く異なることにギャップを感じたり、業界ならではの決まり事などに困惑してしまったりすることもあるでしょう。

一般企業で評価されることと、介護業界で評価されることが同じとは限りません

介護士としての経験を高く評価してもらえない企業に当たってしまうと、転職に苦戦してしまう可能性があります。

介護職のブランクを作ってしまうのが気がかりになる

介護職から転職をすると、一旦は介護職を辞めてしまうことになります。

経歴としては介護職のブランクが出来てしまうため、もし戻りたいと考えても復帰しづらくなるのではと不安になる方も多いのではないでしょうか。

実際にはブランクOKの求人も多々ありますが、あまりブランク期間が長くなると、現役の時に比べて待遇が下がる可能性も否めません。

二度と介護職に戻らないといった決意で転職する場合は問題ありませんが、少しでも戻ってくる可能性がある場合はブランク期間についても考えておきましょう。

転職してから後悔する可能性がある

とくに介護士に嫌気がさして転職した場合、転職先で問題が解決されずに後悔してしまう可能性があります。

介護職だけに留まらず、良い職場というのは人によって異なります。

たとえ人間関係で悩んで転職したとしても、再び同じ問題に悩まされてしまうかもしれません。

介護職を離れて初めて、自分が介護士に向いていたのだと再発見して後悔するケースもあるでしょう。

転職する際はよくリサーチをした上で、良い面と悪い面をそれぞれ把握しておきましょう。

感謝の言葉をかけてもらえないことがある

介護職では利用者やご家族など、サービスを提供する相手が必ずいるものです。

自身の働きによって、サービスを受けた相手から感謝の言葉をかけてもらったり、労ってもらえることも珍しくはありません。

しかし対人サービスをおこなわない職業に転職した場合は、感謝される機会がぐんと減ることが予想されます。

「感謝されるために仕事をやっていない」「まったく気にしない」といった方もいるでしょうが、感謝の言葉をもらえるのは、人によっては大きなやりがいとなり得ます。

転職する前に、自身のやりがいや生きがいは何かを整理しておくことが大切です。

介護から転職してよかったと感じるポイント

この章では、介護士から転職するメリットを紹介します。

さまざまな職種に挑戦できる

介護士から転職する場合、介護業界との関連に関わらずさまざまな職種で働くことができます。

若いうちに色んな業界を見てみたい、仕事を楽しみたいといった方にとっては、転職が有効な選択肢となり得るでしょう。

また介護職に向いていないと感じて転職した場合、思わぬ天職に出会える可能性もあります。

介護士としての経験を高く買ってくれる企業であれば、転職しても待遇が変わらないケースも珍しくはありません。

体力的な負担が少なくなる

介護士は身体介助などの力仕事のほか、夜勤など不規則な生活を強いられることが多いです。

体力的にきついと感じている場合や、休日は寝て終わってしまうという方であれば、日勤のみでデスクワークなどの転職先を選ぶと良いでしょう。

生活習慣が整うことで、身体的にはもちろん精神的なつらさも少なくなるでしょう。

さらに土日祝が休みの会社を選べば、家族や友人との時間を作りやすいのも魅力です。

関連記事:夜勤をやめたい場合の対処法とは?息抜きの仕方や転職方法を解説

人間関係のストレスが少なくなる

介護職の空気感や人間関係がつらいと感じている場合は、転職することでストレスが軽減されるかもしれません。

転職サービスによっては、転職先の人間関係などを事前に教えてくれるケースもあります。

前もって情報をリサーチしておけば、同じ悩みを抱えずに済むでしょう。

特にパワハラなどのハラスメントが横行している場合は、一刻も早く転職することをおすすめします。

職種によっては頑張りがストレートに反映される

介護職では年功序列制が採用されている施設も多く、頑張っても給料に反映されないといったケースも存在します。

営業職やベンチャー企業など、自分の頑張りがストレートに反映される職種に転職すれば、収入も上がりやすくモチベーションを保てるでしょう。

主に待遇面や年収などに不満を抱えている場合は、一度転職を検討してみることをおすすめします。

介護士から転職したいと考える理由

介護職は直接的なサポートで「人のためになる」実感を得やすい、やりがいのある仕事です。

しかし、下記のような問題が理由となり転職を考えている方が多いのも事実です。

介護士から転職を考える主な理由

この項目では、介護から転職を考える主な理由を深掘りして解説します。

給料が安い

介護士から転職を考えている方の理由として多いのが給料の安さです。

下記は介護職と全職の平均年収を比較した表です。

平均年収
職種 男性 女性 全体
全職種の平均給与 約533.2万円 約412.2万円 約499.8万円
介護職員(医療・福祉施設等) 約390.5万円 約347.8万円 約362.9万円
介護支援専門員(ケアマネージャー) 約437.1万円 約394.7万円 約405.8万円
訪問介護従事者 約386.4万円 約343.8万円 約353.2万円
【参考】職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)|厚生労働省 賃金構造基本統計調査

このように、介護職は男性・女性どちらも全職種の年収より低い傾向にあります。

ハードな業務に対して、平均に満たない給料では見合っていないと考え転職に踏み出す方が多いようです。

関連記事:介護士の給料はいくらもらえる?平均年収や給料アップの方法なども紹介

人間関係に悩んでいる

介護士は施設内で業務が完結することも多い性質上、閉鎖的な環境になりやすい傾向にあるようです。

そのため、利用者や職員との人間関係につまずいてしまった際、逃げ場がなくストレスを抱えてしまいがちです。

コミュニケーションが欠かせない介護の現場では、それが摩擦となり人間関係を良好に保つのが難しい場合もあるのかもしれません。

しかし、コミュニケーションや協力を得ず業務をおこなうことは難しい職種なため、人間関係の問題は転職に直結する理由になっていると考えられます。

業務内容がハード

介護士では生活援助をはじめ身体介護など、利用者のさまざまなサポートをおこないます。

特に身体介助は、利用者の移動の介助をしたり、車椅子へ移動させたり、入浴の介助をおこなったりしなければならないため、必然的に体力勝負になります。

大人を介助するのはとても力のいることです。ひとりで複数の利用者を担当しなければならず、時間も限られているため業務内容はハードといえるでしょう。

さらに、上述した給料の安さや人間関係の問題が理由で離職率・就業率に影響を及ぼし、介護業界全体の人手不足により多くの施設で人員基準ギリギリの状態で運営していることも、ひとり当たりの業務負担を大きくしています。

こうした現状に「仕事がきつい」「体力が持たない」と感じ、転職を考えてしまうことも考えられます。

【参考記事】介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について「従業員の過不足の状況」|厚生労働省

介護士から転職する際におすすめの転職エージェント

介護士の強みを生かした転職がしたいなら、転職サービスを活用することがおすすめです。

この章では介護士からの転職をサポートしてくれる転職エージェントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

介護ワーカー

介護ワーカー
介護ワーカーの特徴
  • 業界トップクラスの求人数
  • 年間1万人の転職成功実績あり
  • 経験者にも未経験者にも合う求人が見つかる

介護ワーカーは、医療・福祉業界への人材紹介や派遣サービスをおこなっている株式会社トライトキャリアが運営している介護士向けの転職エージェントです。

あなたに合う転職先を積極的に提案しサポートしてくれるので、すぐに転職したい人や手厚いサポートを望む人におすすめです。

サービス概要
サービス名介護ワーカー
運営会社株式会社トライキャリア
公開求人数53,187件
非公開求人数優良求人を直接ご紹介
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイトhttps://kaigoworker.jp/
2024年10月1日時点
  • 希望年収より50万円ほど高い職場に転職できた
  • 面接同行をしてくれたので安心できた
  • 自分のキャリアを踏まえた求人提案をしてくれた


関連記事:介護ワーカーとは?口コミ・評判の真相やメリット・デメリットを解説!

レバウェル介護(旧きらケア)

レバウェル介護派遣(旧きらケア介護派遣)
レバウェル介護の特徴
  • 正社員はもちろん派遣求人も充実
  • 実際に訪問しているから内部情報がわかる
  • 気になる職場は事前に見学可

レバウェル介護(旧きらケア)は、人材紹介・人材派遣事業をおこなっているレバレジーズメディカルケア株式会社が運営している介護特化型の転職エージェントです。

職場の雰囲気や人間関係・自分では聞きづらい残業時間や離職率まで共有してもらえるため、ミスマッチの少ない転職が実現できるでしょう。

サービス概要
サービス名レバウェル介護(旧きらケア)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数225,164件
非公開求人数非公開
対応地域北海道、東北、北陸、関東、東海、関西、中国、九州、沖縄  (※)
公式サイトhttps://job.kiracare.jp/
2024年10月1日時点
(※)甲信越・四国は対応外
  • 高給与の求人を紹介してくれた
  • 福利厚生がしっかりしているなど、質の高い求人が多かった
  • 地方でも求人が充実していた

ミラクス介護

ミラクス介護
ミラクス介護の特徴
  • 介護職・ケアマネ・相談員に特化
  • 非公開求人の多さがトップクラス
  • 未経験OKの求人が充実

ミラクス介護は、介護・保育・医療の人材派遣や紹介を手掛けている株式会社ミラクスの転職エージェントです。

好条件求人も多く、未経験OKの求人もあるため、他業種から介護士として正社員を目指したい方にも向いているでしょう。

サービス概要
サービス名ミラクス介護
運営会社株式会社ミラクス
公開求人数44,148件
非公開求人数93,398件
主な対応地域全国
公式サイトhttps://kaigo.miraxs.co.jp/
2024年10月1日時点
  • 自分に合った求人を紹介してくれた
  • 求人数が多く幅広い選択肢から選べるのがよかった
  • 職場の雰囲気を事前に教えてもらえた


関連記事:ミラクス介護の評判は?利用者の口コミからわかる実態・活用のコツを解説!

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職成功実績は45万人以上
  • リクルートエージェントにしかない非公開求人が多数
  • 幅広い業界・職種の求人を保有

リクルートエージェント」は、業界最多クラスの求人数が魅力の総合型転職エージェントです。

ベンチャー企業から大手企業まで、さまざまな業種の求人を取り扱っています。

非公開求人も多数保有しているため、リクルートエージェントにしかない求人にも応募できます。

こんな方におすすめ
  • 土日や平日の夜にしか転職活動できない方
  • テレワークや残業が少ない求人を探している方
  • キャリアプランを相談したい方
サービス概要
サービス名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数476,777件
非公開求人数404,869件
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://www.r-agent.com/
2024年10月1日時点
  • 自分に合う求人が見つかった
  • めんどくさい手続きを代行してくれる
  • 書類の添削や面接対策をしてくれる

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 転職から入社手続きまでトータルサポート
  • 大手からベンチャーまで幅広い求人を保有
  • 各業界に特化したキャリアアドバイザーがサポート

マイナビエージェント」は、転職経験のない人に特におすすめの転職エージェントです。

キャリアアドバイザーが面談をしたうえで適性に合った求人を紹介してくれるため、自分の強みを活かせる企業が見つかるでしょう。

こんな方におすすめ
  • 初めて転職活動をする方
  • 書類選考や面接対策の進め方が不安な方
  • 大手企業へ転職したい方
サービス概要
サービス名マイナビエージェント
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数66,610件
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/
2024年10月1日時点
  • 求人情報が見やすく使いやすい
  • 求人情報の内容以上の情報を知ることができる
  • サポートが手厚く親身に対応してくれる


関連記事:マイナビエージェントの評判はひどい?口コミや利用におすすめな人を解説

介護士の働き方の実態

この章では、令和4年に厚生労働省が発表した「介護労働実態調査」をもとに、介護士の働き方について紹介します。

気になる項目があれば、クリックして確認してみてください。

雇用形態

調査をもとにすると、介護士の雇用形態別の割合は以下の通りでした。

職種無期雇用職員有期雇用職員無回答
全体71.5%25.1%3.4%
訪問介護員63.9%32.7%3.4%
サービス提供責任者75.5%20.8%3.7%
介護職員69.2%27.1%3.7%
介護支援専門員74.3%22.2%3.5%
出典:厚生労働省|令和4年度 介護労働実態調査結果|就業形態

結果を見ると、区分に関わらず介護職では「無期雇用職員」が最も多いことが分かります。

一方でパートや契約社員のように、期限を定めて就業している方も2割~3割ほどおり、とくに訪問介護員では有期雇用職員の方が多いようです。

1週間の労働時間数

介護職の方に1週間あたりの労働時間をたずねたところ、以下のような結果でした。

左右にスライドできます
職種10時間未満10時間以上20時間未満20時間以上30時間未満30時間以上40時間未満40時間以上無回答
全体6.3%4.2%5.9%14.4%62.6%6.6%
訪問介護員9.4%13.9%10.1%12.6%44.6%9.5%
サービス提供責任者5.1%0.6%1.8%12.2%73.6%6.6%
介護職員5.9%3.7%7.7%14.7%61.2%6.9%
介護支援専門員5.2%1.9%2.4%15.3%69.5%5.7%
出典:厚生労働省|令和4年度 介護労働実態調査結果|1週間の労働時間

全ての職種において「40時間以上」という回答が最も多いことが分かります。

先ほどの設問では有期雇用職員が多かったため、週に5日フルタイムで働くと8時間をゆうに超える計算となります。

退職理由

離職経験者のうち、介護職をやめた理由をたずねた結果は以下の通りです。

退職理由割合
職場の人間関係に問題があったため27.5%
法人や施設・事業所の理念や運営の在り方に不満があったため22.8%
他に良い仕事・職場があったため19.0%
収入が少なかったため18.6%
自分の将来の見込みが立たなかったため15.0%
新しい資格を取ったから10.2%
結婚・妊娠・出産・育児のため10.0%
出典:厚生労働省|令和4年度 介護労働実態調査結果|直前職(介護関係の仕事)をやめた理由

最も多いのが「人間関係」による離職であり、その次に「施設・事業所への不満」が起因していることが分かりました。

およそ3~4人に1人が人間関係に関して悩みを抱えて辞めているというのは、かなり大きな比率といえるのではないでしょうか。

勤続年数

介護士として働いている人の勤続年数は、以下の通りでした。

勤続年数割合
1年未満7.8%
1年以上2年未満9.5%
2年以上3年未満8.2%
3年以上4年未満7.7%
4年以上5年未満7.3%
5年以上7年未満12.3%
7年以上10年未満14.1%
10年以上15年未満16.4%
15年以上20年未満9.7%
20年以上6.0%
平均勤続年数8.0年
出典:厚生労働省|令和4年度 介護労働実態調査結果|今働いている法人の勤続年数

最も多いのが「10年以上15年未満」である一方で、平均勤続年数は「8年」となっており、入れ替わりが大きい業界であることが分かります。

時間給

介護士の時間給は「1000円以上1100円未満」が最も高く、平均で「1,187円」と発表されていました。

主な職種別の平均時間給は以下の通りです。

職種時間給
訪問介護員1,279円
サービス提供責任者1,206円
介護職員1,050円
生活相談員1,097円
介護支援専門員(ケアマネジャー)1,310円
出典:厚生労働省|令和4年度 介護労働実態調査結果|時間給

介護士から人気が高い転職先

編集部で過去にアンケートを実施したところ、回答者300名のうち、介護業界と全く関係のない事務職や営業職に転職した方はわずか6名に留まりました。

【アンケート名】介護士の転職に関する実態調査
【調査日】2024年4月10日
【調査対象】介護士で転職を経験したことがある男女
【調査人数】300人(男性149人/女性151人)
【調査方法】調査方法:アイブリッジ株式会社Freeasyを用いたインターネットリサーチ(調査元:キャリアアップステージ編集部)

介護職から介護職へ転職した方

介護職から介護職とケアマネ兼務(38歳男性・福岡県在住)

デイサービスの介護職からデイサービスの管理者と生活相談員の兼務に転職。(40歳男性・栃木県在住)

介護職から似た業界に転職した方

介護士から理学療法士(35歳男性・宮城県在住)

介護職員から児童指導員へ(32歳女性・神奈川県在住)

介護職とは全く関係ない業界に転職した方

介護職から中小企業の営業事務職に(42歳女性・大阪府在住)

大多数の方が介護業界、もしくは医療・福祉業界に転職しており、同じ職種のまま働き続けている方もいるようです。

介護士が転職を考える理由や、面接で効果的に伝えるコツは以下の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

関連記事:介護職の転職理由に悩むあなたへ!面接官に響く書き方と例文7つを紹介

介護職からの転職でよくあるQ&A

この項目では、介護士からの転職でよくある疑問を、Q&A方式で紹介します。

退職届を受理してもらえません

退職届を出したのにも関わらず、申し出が受け入れられず悩んでいる方もいるでしょう。

法律上は退職の2週間前に退職の旨を伝えることで手続きが可能となっていますが、施設によっては就業規則で別途、期間が定められていることがあります。

たとえば2週間前ではなく「1ヶ月前」といったように期間が定められていることがあるため、会社の規則に従って手続きをおこなうようにしましょう。

介護職に戻る人が多いのは本当ですか?

介護士から転職しても、再び介護職に戻ってくる方が多いのは事実です。

編集部で実施したアンケートでは、約98%の方が介護職もしくは医療・福祉分野に転職を決めていました。

介護職は慢性的な人材不足に陥っているため、他職種に比べて年齢や経歴がそこまで重視されない傾向があります。

ただしブランク期間が長くなってしまうと体力的に負担を感じる可能性もあるため、慎重に決断するようにしてください。

40代・50代でも介護士から転職できますか?

介護士の経験を適切にアピールできれば40代・50代からでも転職することは可能です。

ただし介護とは関係ない全くの未経験分野に転職する場合は、年齢がネックになり選考に通りづらくなってしまうかもしれません。

企業は中途採用者に対して即戦力を求めているほか、40代以降にはマネジメント能力を期待しているものです。

あなたに管理職の経験があるのであれば、一般企業でもノウハウを生かしてメンバーをまとめられることをアピールしましょう。

ほかにも年齢を不問としている会社で働いたり、その業界で有利になる資格を取得したりして準備を整えることをおすすめします。

介護うつとは何ですか?

介護うつとは、介護士や自宅介護など介護に携わる方が発症するうつ病・うつ症状のことを指します。

介護によって心身ともにストレスを抱えた結果、眠れなくなったり食欲がわかなかったり、ひどい時は希死念慮に苦しめられるといった症状が出ます。

少しでもおかしいと感じたら、早めに医療機関に相談したり、休職や転職など介護職から離れる選択を検討したりすることをおすすめします。

関連記事:介護職から離れたい!転職理由や対処法・転職すべき人の特徴とは?

住宅型有料老人ホームと特別養護老人ホームどちらに転職した方がいい?

住宅型有料老人ホームと特別養護老人ホームの大きな違いは「運用体系」にあります。

住宅型有料老人ホームは民間施設で、特別養護老人ホームは地方自治体や社会福祉法人が運用している施設です。

特別養護老人ホームは、要介護3以上の高齢者の介助を目的としている施設で、公的施設であることからどの施設でもおおむね業務内容は決まっています。

一方、住居型有料老人ホームの場合は施設ごとにサービス内容が異なります。

住宅型有料老人ホームの場合、生活支援サービスの提供がメインになるため、比較的精神的・肉体的負担の少ない介護施設といえます。

ただし、訪問介護やデイサービスなどもおこなっているような施設であれば兼務しなければならない可能性もあるため、事前の確認は欠かせません。

介護士としてさらに経験を積みたい、要介護度の高い方のサポートをおこないたいと考えているのなら特別養護老人ホーム、比較的負担の少ない施設で働きたいなら住宅型有料老人ホームと考えておいてもよいでしょう。

なお、住宅型有料老人ホームと特別養護老人ホームそれぞれの平均給料は以下のように異なります。

老人ホーム給料比較
施設名 平均月収|5年目 平均月収|10年目 平均月収|20年以上
特別養護老人ホーム 328,380円 348,850円 424,670円
住宅型有料老人ホーム 326,960円 331,760円 381,670円
【参考記事】令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省

5~10年目までは給料にそれほど変化はありませんが、20年以上になる頃には約4万円前後の差が生まれます。

また、残業や福利厚生などの面を考慮すると、特別養護老人ホームの方がしっかりとした体制を整えている傾向にあるため、安定や給与面を重視するなら特別養護老人ホームが選択肢になるでしょう。

離職した介護士の勤続年数は?

厚生労働省の「介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について」によると、訪問介護員・介護職員の正規職員、非正規職員別の離職者の平均勤続年数は、1年未満が35%前後、1以上3年未満が25%前後となっています。

離職者の約64%が勤続年数3年未満で、早期に転職や退職に踏み出すケースが多いようです。

介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について「事業所規模別離職率・離職した介護職員の勤務年数」|厚生労働省
介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について「事業所規模別離職率・離職した介護職員の勤務年数」|厚生労働省

介護士はなぜ人気がないの?

介護士が人気のない理由としてよく挙げられるのは以下の理由です。

介護士が人気のない理由
  • 仕事内容がハード
  • 給料が安い

介護士の仕事は体を使い直接利用者のサポートをおこなうことから、肉体的に負担がかかる上、精神的にも消耗しやすいといえます。

人が辞める職場の特徴は?

また、記事内でも紹介したように、介護職の平均年収は全職種の平均年収より低い傾向があるため、「割に合わない」と判断され人気がないとも考えられます。

人が辞める職場の特徴として以下3つの事項が挙げられます。

人が辞める職場の特徴
  • 組織体制が古く効率良く機能していない
  • いくら頑張っても評価してくれない
  • 業務内容や会社そのものに将来性がない

従業員にとって一番辛い点が、業務を頑張って成果を出したにも関わらず評価してくれないことです。

モチベーションが上がりにくく、仕事が嫌になってしまうことも考えられます。

もし現状がこのような職場に該当する場合、転職する際には口コミ・評判や転職エージェントで情報を収集して、職場の実際の環境をよく確認してから選ぶのをおすすめします。

最後に|スキルはすでに持っている!介護士から転職を成功させよう

介護に従事してきた経験から身についた、コミュニケーション能力や臨機応変な対応、協調性などのポータブルスキルは、自分の強みにできるため自信を持って転職活動に臨みましょう。じ

何もスキルがないと思い込まず、自分のスキルの棚卸しをし、あらためて自分にできることや強みを確認してみましょう。

「自分でスキルの棚卸しをするのは難しい」「転職活動は初めてで不安」な方は、転職エージェントの活用が有効です。

転職エージェントには総合型や介護職に特化したものがあります。介護から介護に転職するのか、別の業種に転職するのかで転職エージェントを使い分けてもいいでしょう。

また、複数の転職エージェントを利用すればそれだけ多くの求人に触れられるため、良い求人に出会える可能性が高まります。

介護からの転職は、実現できないものではありません。転職エージェントなどをうまく活用して、理想の転職を実現させてください。

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会社名 株式会社アシロ(ASIRO Inc.)
2021年7月20日 東証グロース上場(7378)
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新宿アイランドウイング4F
法人番号 9011101076787
設立日 2009年11月
代表者(代表取締役社長) 中山博登
主な事業内容 HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業
許認可 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782)
グループ会社 株式会社アシロ少額短期保険
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