転職活動の際、多くの方が利用するサービスに「転職エージェント」があります。
熊本で理想の転職を実現したいならば、転職エージェントの利用がおすすめです。
しかし、転職エージェントの数が多く「どこに登録すべきか迷ってしまう」「転職活動の進め方が分からない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
また、熊本県にUターン・Iターンで転職するケースを考えると、面接や引っ越しの日程調整が難航する恐れもあります。こうした場面でも、転職エージェントの活用によってスムーズな転職や引っ越しが実現できる可能性が高くなります。
今回は、熊本で転職を成功させるためにおすすめの転職エージェントと、その上手な活用方法をお伝えします。
ぜひ最後まで読んでいただき、満足できる転職を実現させましょう。

熊本県で総合的におすすめの転職エージェント5選
熊本で転職をするにあたって、総合的におすすめの転職エージェント会社を紹介します。
これらの転職エージェント会社は保有している求人数が豊富なため、最初に登録することをおすすめします。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- doda X
- type転職エージェント
1.リクルートエージェント|国内最大の求人数と実績
リクルートエージェントの最大の魅力は、業界・職種を問わない豊富な求人情報です。
また、約40年にわたる転職のノウハウを持つ同社は、非常に多くの専門性を発揮しており、転職未経験者も安心して転職活動を進められます。
利用者が多く、一人ひとりに合わせたサポートが難しい状況もありますが、複数のエージェントに登録したり、転職への強い意欲をアピールすることをおすすめします。
運営会社 | 株式会社リクルート |
熊本県の公開求人数 | 3,692 |
熊本県の非公開求人数 | 2,808 |
福岡県の拠点(熊本県に拠点なし) | 福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-3リクルート天神ビル6階 |
※情報は2022年12月時点
2.マイナビエージェント|20代、30代の転職に強み

マイナビエージェントは、20代・30代の若者の転職支援に強い転職エージェントです。
新卒採用で知られるマイナビが運営していることもあり、他のエージェントとは異なるルートでの求人案件を保有しています。
リクルートなどに比べると求人数は少ないですが、支援体制が整っており、初めての転職でも安心して利用できるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
熊本県の公開求人数 | 452 |
熊本県の非公開求人数 | 79 |
福岡県の拠点(熊本県に拠点なし) | 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1JRJP博多ビル7階 |
※情報は2022年12月時点
3.doda|転職サイトも運営
dodaはリクルートに続いて、国内2番目の求人数を誇る転職エージェントです。
他の転職エージェントと比べても、幅広い分野の職種を扱っており、コンサルタントのサポートを受けながら転職サイトを利用することが可能です。
手厚いサポートが評価されている、評判の高い転職エージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
熊本県の公開求人数 | 3,248 |
熊本県の非公開求人数 | ー |
福岡県の拠点(熊本県に拠点なし) | 福岡県福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡13階 |
※情報は2022年12月時点
4.dodaX|自ら応募もできるハイクラス向けサービス
dodaXは、ハイクラス向けの転職エージェントです。企業からスカウトされるだけでなく、魅力的な求人に自分から応募もできます。
優れた転職を実現するノウハウを持つカウンセラーが、魅力的な応募書類の作成から個人のスキル認識、面接対策までキャリアアップのための総合的なサービスを提供します。
「dodaX キャリアコーチング」という専属のサポーターとの対話を通じて、キャリアに対する新しい気づきや考え方を引き出してくれる有料のサービスも活用できます。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
熊本県の公開求人数 | 405 |
熊本県の非公開求人数 | ー |
福岡県の拠点(熊本県に拠点なし) | 福岡県福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡13階 |
※情報は2022年12月時点
5.type転職エージェント|19年の転職支援実績
type転職エージェントは、豊富な経験とノウハウを提供できます。
2万件以上の求人情報を持っており、19年間で31万人以上の転職希望者にアドバイスをしてきた実績があるので、安心して利用できるでしょう。
ITやWeb業界、営業職、企画職などの領域で強みがある転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
熊本県の公開求人数 | 22 |
熊本県の非公開求人数 | 40 |
拠点(東京のみ) | 東京都港区赤坂3-21-20赤坂ロングビーチビル 9階 |
※情報は2022年12月時点

熊本市でおすすめの地域特化型転職エージェント3選
この項目では、熊本市でおすすめの地域特化型転職エージェントを紹介します。
- リージョナルキャリア熊本
- ライフワーク
- リフティン
1.リージョナルキャリア熊本
リージョナルキャリア熊本は、熊本へのUターン・Iターン転職に特化した転職エージェントです。
熊本にある企業とのつながりを生かして非公開求人を含む優良求人を紹介しているほか、求職者へのキャリアプランの提案、Iターン転職希望者への地域情報の提供など、独自のコンサルティングサービスを提供しています。
すぐに転職したい方はもちろん、いつか転職したいと考えている方でも、気軽に相談できます。
Uターン・Iターンでの熊本への転職を希望する方にはピッタリのサービスでしょう。
運営会社 | 株式会社パーソナル・マネジメント |
熊本市の公開求人数 | 366 |
熊本市の非公開求人数 | ― |
熊本市の拠点 | 熊本県熊本市中央区安政町4-19TM10ビル8F |
※情報は2023年2月時点
2.ライフワーク
ライフワークは、熊本市をメインに求職者と人材を求める企業をマッチングする転職エージェントです。
特に、医療分野や介護分野の資格を持った人材の登録が多いほか、登録者の年代が幅広いのが特徴です。
転職はもちろん、就職のサポートも行っており、登録から面接、内定・入社までしっかりサポートしてくれます。
熊本での転職に強い地域型転職エージェントを探しているなら、登録を検討しましょう。
運営会社 | 株式会社ライフワーク |
熊本市の公開求人数 | 129 |
熊本市の非公開求人数 | ― |
熊本市の拠点 | 熊本県熊本市中央区新大江1丁目9-15レガス新大江-B |
※情報は2023年2月時点
3.liftin
liftinは熊本を含めた九州での転職に強い人材サービスです。地域型転職エージェントに加えて人材派遣や紹介予定派遣事業も展開しています。
国家資格を持つキャリアコンサルタントや産業カウンセラーなどが、求職者の能力・適性を見極め、キャリアアップをサポートしているのが特徴です。
九州圏内で800以上の優良企業との取引実績があるほか、求人が見つからない場合は、潜在的な求人ニーズを探してもらえるのも魅力です。
熊本で理想的な転職を実現したい場合は、利用したい転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社リフティングブレーン |
熊本市の公開求人数 | 63 |
熊本市の非公開求人数 | ― |
熊本市の拠点 | 熊本県熊本市北区弓削5丁目1-17 |
※情報は2023年2月時点
転職エージェント会社を選ぶポイント
総合的におすすめの転職エージェントと地域特化型の転職エージェントを紹介してきましたが「選択肢が多くてどこに登録すればよいか分からない」という方もいるでしょう。
転職エージェントを選ぶポイントを次のように紹介します。
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1.熊本に拠点がなくてもオンラインで対応可能
まず、転職エージェントは対面だけでなく、電話やオンラインでの面談も可能です。
そのため、近くに転職エージェントの拠点がなくても問題なく転職活動を進めることができます。
Uターン転職などの場合、熊本より遠方に住んでいる場合もあるかと思いますが、転職エージェントが面接をオンラインで実施できないか調整してくれるケースがほとんどですので、面接の度に熊本まで足を運ぶ必要がありません。
2.総合的に網羅している転職エージェントに複数登録する
最初に登録するのはリクルートやdodaのような、保有している求人数が多い大手の転職エージェントがおすすめです。
大手の転職エージェントは求人が多いうえ、転職市場に関する知識やノウハウを幅広く持っていることが多いため転職活動の進め方や自分の市場価値を聞くこともできます。
3.特化型やスカウト型転職エージェントに登録する
希望業界に強い転職エージェントにも登録しましょう。
独自の求人を持っていたり、コンサルタントが業界に精通していたりするケースが多いので、登録時に希望条件をできるだけ細かく入力することをおすすめします。
もしUターン転職を考えているときは、その旨も登録時に伝えましょう。それによってコンサルタントは提案する求人や、スケジュール感を調整してくれます。
4.複数社を目安に比較しながら転職活動を進めていく
複数の転職エージェントに登録が済んだら、それぞれコンサルタントとの面談や求人検索を進めましょう。
コンサルタントとの面談は転職の進め方以外にも、相性を確かめるという点で非常に重要です。自分や希望業界への理解度など、コンサルタントによって大きく変わりますので慎重に見極めましょう。
気になる求人が多い転職エージェントはそのまま継続し、さらに検討したい場合は他の転職エージェントに登録するのがおすすめです。
転職エージェントを利用するメリット
ひとりで転職活動を進めるよりも、転職エージェントを利用した方が転職の成功に近づきます。
ここでは転職エージェントを利用するメリットを3つお伝えします。
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1.転職のノウハウを教えてくれる
コンサルタントは転職活動のあらゆる面をサポートしてくれます。
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自分だけでは得られないような情報やノウハウを教えてくれるのは、大きなメリットです。
面接対策では他の求職者からの情報を教えてくれたり、企業の採用担当者から直接聞いた情報を教えてくれたりします。
転職エージェントをうまく活用すれば、転職活動に関する不安の軽減が可能です。少しでも気になったことはコンサルタントに聞いて、自信を持って転職活動を進めましょう。
2.非公開求人を紹介してくれる
登録した人しか見られない非公開求人を紹介してくれるのも、転職エージェントを利用する大きなメリットです。
企業が非公開にしている理由は、事業戦略の観点で競合に知られたくなかったり、公開すると応募が殺到する恐れがあったりするからです。
非公開求人は、条件がいい可能性がありますので、それらを確認するためにも転職エージェントに登録しましょう。
2022年8月時点のリクルートエージェントの非公開求人数は約20万件であるのに対し、転職サイトであるリクナビNEXTの求人数は約6.3万件です。
これだけ考えても3倍以上の求人数の差があるので、転職エージェントを利用した方が転職の幅が広がるでしょう。
3.企業との交渉を代理で行ってくれる
コンサルタントは書類提出や面接日程の調整はもちろん、給与や入社日などの条件まで交渉してくれます。
「給与をもう少し上げてほしい」「退職交渉が難航して、入社日が少し遅れそう」などの相談も、代理でコンサルタントが企業に伝えてくれるため、企業へ直接伝えると印象が悪くならないかと心配になるような悩みもまずはコンサルタントに相談することがおすすめです。
また、Uターン転職などの引っ越しを伴う転職では、面接の日程調整が難しいこともあるかもしれません。
コンサルタントはそのような相談をうまく企業に伝えてくれるので、安心して要望などを伝えられます。
転職エージェントを利用する流れ
どのような流れで転職エージェントを活用していくのかについて、登録から内定まで順番に説明します。
1.サイトに登録し希望条件を入力
まずは利用する転職エージェントに登録します。
このとき希望条件の入力が求められるので、事前に整理しておくとよいでしょう。主な入力事項は次のとおりです。
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2.面談を実施
転職エージェントへの登録が終わると、面談日の調整を行います。
面談は近くの拠点まで行って対面で実施するか、zoomなどを使用したオンラインや電話での実施です。
初回面談の所要時間は30~60分が目安です。
この面談で転職の方向性や初回に紹介してくれる求人を決めていくので、希望条件を登録時よりも詳しく伝えられるようにしておきましょう。
具体的には次のような内容を話します。
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この他に転職活動に関する疑問点があれば、遠慮なく聞いておきましょう。
3.求人の紹介と閲覧
初回の面談をもとに、コンサルタントがおすすめの求人を提案してくれます。
提案された求人を見て、気になるものがあればさっそく応募の準備を開始しましょう。
転職エージェントによっては紹介求人を見た感想を聞くために、改めて面談を行うケースもあります。
このときは、今後のためにも正直な感想を伝えるようにしましょう。
コンサルタントが自分に合った求人を探してくれるのは、手間が省けると同時に自分では見つけられなかった可能性のある求人も紹介してくれるので大きなメリットです。
4.履歴書・職務経歴書の添削
求人検索と並行して、応募書類の準備も早い段階で進めましょう。
履歴書や職務経歴書のテンプレートを用意している転職エージェントもあるので、時間を効率的に使うためにも積極的な活用をおすすめします。
完成後はコンサルタントが添削してくれるので、安心して企業に提出できます。
最初から完璧な状態を目指すよりも、まずはコンサルタントに見てもらい、不安を解消していくことがおすすめです。
5.企業に応募
応募書類が整ったら、気になる企業に応募を開始しましょう。
企業の忙しさにもよりますが、おおよそ1週間以内には返事がきます。
ここから先は、応募企業の内定時期の調整なども考えなくてはいけないため、コンサルタントと密に連絡を取りながら応募していきましょう。
なお入社までの企業とのやり取りは、コンサルタントが全て進めてくれます。
6.面接対策・模擬面接
応募後、模擬面接の実施などコンサルタントが面接対策を行ってくれます。
とくに、コンサルタントはこれまでに企業の面接を受けた人からの感想や情報を保有していることもありますので、それらの情報をもとに、より実際の面接に近い形で模擬面接を行うケースもあります。
7.内定と退職手続き
無事に内定をもらえたら、退職手続きと入社日の調整を行います。
この日程や退職の伝え方などもコンサルタントが相談に乗ってくれるので、気になることは聞いておきましょう。
特に初めての転職の場合は、退職の伝え方や入社日までの期間など分からないことが多いですが、コンサルタントが最後までサポートしてくれるので安心です。
転職エージェントの活用方法
全体の流れがイメージできたところで、転職エージェントの効果的な方法を8つお伝えします。
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1.複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントは複数登録しましょう。
ただし、登録しすぎると管理が大変なので、自分で連絡や応募の把握に困らない程度に抑えることが大切です。
複数の転職エージェントに登録する理由は主に2つです。
複数のコンサルタントから異なった視点でアドバイスが受けられる
転職は人生の大きな転換点なので、複数のコンサルタントから意見を聞くとよいでしょう。
コンサルタントによって紹介する求人や転職の方向性は異なりますので、納得できる意見を持ったコンサルタントと出会うことがポイントです。
より多くの求人が検討できる
転職エージェントによって閲覧できる求人が異なります。
特化型のエージェント会社も利用することで、熊本に根付いた企業など、より希望する求人が見つかる可能性が高まるでしょう。
特化型の転職エージェントは、所属しているコンサルタントの知識もその領域に関して豊富なので、話だけでも聞くことをおすすめします。
2.連絡はこまめに、返信は素早く行う
ビジネスパーソンとして「報告・連絡・相談」は大切だと言われていますが、転職においても同様です。
こまめな連絡と素早い返信は、転職に対する意欲が高いという評価や、コンサルタントからの信頼につながります。
コンサルタントとしても転職意欲が高い求職者に力を入れたいため、条件の良い求人を優先的に紹介してくれるでしょう。
更新が無かったり返信がなかったりすると、転職する意思が無くなったとみなされ、案内が届かなくなります。
また、面接日程の調整などは企業側のスケジュールもあり、素早い対応が求められます。返信が遅いとコンサルタントはスケジュール管理が難しくなり、印象が悪くなりかねません。
3.転職時期は「すぐにでも」と伝える
転職エージェントに登録すると、登録時のアンケートや面談で、いつ頃転職したいかという質問を受けます。
このときは「すぐにでも」と伝えましょう。
転職エージェントは、転職が決まったときに企業から手数料をもらっています。そのため、早く転職したい人を優先に求人紹介をしていく傾向があるからです。
だからといって、転職を考え始めて自分の市場価値を聞きたいだけのときに「すぐにでも」と嘘をつくのは、今後の転職活動時に印象が悪くなってしまうので避けましょう。
4.経歴などは全て正直に書く
コンサルタントや企業には正しい情報を伝えましょう。
どうしても希望する企業に入社したいからと嘘をついたり、スキルをごまかしたりすることは経歴詐称です。
たとえ転職できたとしても、入社後のスキルや年収とのミスマッチが起きてしまい、自分も企業もメリットがありません。
もし経歴に自信がなかったり、魅力ある伝え方を知りたいときは正直にコンサルタントへ相談しましょう。
コンサルタントはノウハウを持っているので、しっかりと相談に乗ってくれます。転職エージェントにも履歴書などの記録は残るため、その後の関係性が悪くなってしまいます。
5.希望条件はできるだけ細かく伝える
コンサルタントには、遠慮せず詳しい希望を伝えましょう。
「面倒な求職者だと思われて求人の紹介が無くならないか」と不安になるかもしれません。
しかし、コンサルタントは伝えた希望をもとに求人を紹介してくれます。正しく希望を伝えないと、的外れな紹介ばかりになるでしょう。
もし本当に厳しい条件であれば、コンサルタントから正直に代替案や進め方の相談を持ちかけてくれます。
「最低でも年収を50万円上げたい」「月の残業時間は15時間以内」など、具体的な希望を用意しましょう。
6.担当コンサルタントとの相性は慎重に見極める
転職活動において、担当コンサルタントとの相性はとても大切です。
人によってはうまくコミュニケーションが取れなかったり、紹介される求人が希望するものでないということもあるでしょう。
相性が合わなかったときの対処法は2つ挙げられます。
1つは他の転職エージェントに登録すること、もう1つは担当コンサルタントの変更を伝えることです。
自分で探してみて気になる求人がなければ、他の転職エージェントに登録してもいいでしょう。
しかし、応募したい求人があるのに、他のエージェント会社に登録するのはもったいないです。「他のコンサルタントからの意見も聞いて総合的に判断したい」という伝え方などで、担当変更を伝えることは問題ありません。
7.ひとつの求人に複数の転職エージェントから応募しない
企業は同じ求人を複数の媒体で公開していることがあります。このとき、同じ求人に複数の転職エージェントから応募しないように気を付けましょう。
企業側からコンサルタントに「他のエージェントからも同じ人で応募がきている」と連絡が入ってしまい、企業とコンサルタント両方に迷惑がかかります。最悪の場合、応募取り消しも考えられるでしょう。
8.推薦状を確認させてもらう
推薦状とは、コンサルタントが企業に応募する際、履歴書などと一緒に送ってくれる書類です。応募者を紹介するに至った理由などが書かれています。
推薦状のクオリティは担当コンサルタントによって変わるため、応募前に確認させてもらいましょう。
「面接時に推薦状の内容と異なった受け答えをしたくないのと、自分の客観的な評価を知りたいので、拝見してもよろしいでしょうか」と依頼すれば基本的に見せてくれます。
熊本県へのUターン・Iターン転職とは
熊本へ転職を考えている方のなかには、Uターン・Iターン転職という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
それぞれどのような転職なのかについて、解説します。
Uターン転職とは
Uターン転職とは、生まれ育った地元を就職を機に離れていた人が、地元の企業へ転職してくることを意味します。
ライフイベントの変化などを背景に、Uターン転職を検討することが考えられるでしょう。
Iターン転職とは
Iターン転職とは、生まれ育った地元で就職をした人が、ほかの土地へ転職し、地元を離れることを差します。
なかには、旅行をきっかけにその土地に魅力を感じ、Iターン転職を行うなどのケースも考えられるでしょう。
Uターン・Iターン転職のメリットデメリット
それでは、Uターン・Iターン転職にはどのようなメリットとデメリットがあるのかについて解説します。
Uターン・Iターン転職のメリット
Uターン・Iターン転職の主なメリットは次の3つです。
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以下で詳しくご説明します。
1.ワークライフバランスを充実させられる
地方は都心ほど物価が高くないため生活費を抑えられます。
その分、職場に近い場所に家を建てたり、借りたりすることが可能になるので通勤時間が減るでしょう。
2.落ち着いた環境で生活できる
東京では朝晩の通勤・帰宅ラッシュに嫌気が差している人もいるでしょう。
また、休日に出かけても混雑していて、なかなかリフレッシュできないと感じる人もいるのではないでしょうか。
地方では車通勤などもあり、東京のような満員電車に乗る機会が減り、落ち着いた環境でゆったりと暮らすことができる可能性があります。
3.コミュニティでの交流が生まれる
地方は都心よりも地域での交流が盛んな傾向にあります。
Uターン転職であれば、学生時代の友人などとのつながりがあるので、スムーズに輪に入れるでしょう。
忙しい都会では周りの人との交流がなかなか難しいですが、地方で暮らすことは人の温かさを感じられる機会が増えます。
Uターン・Iターン転職のデメリット
メリットがある一方でUターン・Iターン転職には気を付けるべき点もあります。
主な注意点は次の3つです。
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1.セミナーやイベントなどが少ない傾向にある
都心と比べるとビジネスに関するセミナーやイベントが少ないため、ビジネスに関する人との交流機会が減ってしまう可能性があります。
オンラインセミナーなどをうまく活用するとよいでしょう。
2.地方の生活に馴染めない可能性がある
コミュニティでの関わりが強い分、その人間関係がストレスに感じてしまう可能性があります。
人間関係以外にも地方ならではの行事や慣習など、都心と異なる生活環境に適応しないといけません。
たとえ地元だったとしても、成長して感じ方が変わっている可能性もあるので、生活環境は事前によく確認しておきましょう。
3.引っ越しの初期費用やスケジュール管理が必要
Uターン・Iターン転職には引っ越しが伴います。
内定・退職手続き・引っ越し・入社日の調整が必要なので、事前にスケジュール感をコンサルタントと相談しておくとよいでしょう。
引っ越し費用に関しては、自治体が助成金を出している場合もあるので調べることをおすすめします。
Uターン・Iターン転職を成功させるコツ
Uターン・Iターン転職を希望するときに、成功させるためのコツを3つ紹介します。
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1.家族の理解を得る
家族がいる場合は、全員が納得したうえでUターン・Iターン転職を検討しましょう。
自分の地元であっても、配偶者にとっては初めて暮らす土地である可能性があります。
転職後に生活環境に馴染めず後悔してしまうと、簡単には戻れません。
地域のことをよく理解し、家族全員が納得してからUターン・Iターン転職を検討し始めることが大切です。
2.理想の求人が出るまで焦らない
都心と比べると熊本は求人が少なく、求める条件の求人が常に出ているとは限りません。
焦って希望とは異なる企業に転職したり、先に引っ越しをしてしまったりすると後悔する結果につながる可能性が高まります。
コンサルタントと相談しながら、理想の求人が出たときに応募できるよう計画的に行動しましょう。
3.特徴の異なる転職エージェントを利用する
閲覧できる求人の幅を広げるために、特徴の異なる転職エージェントを複数利用しましょう。
熊本は求人数が少ないため、紹介される求人を増やさなくてはいけません。
転職エージェントによって業種や職種など得意領域が異なりますので、自分の希望する求人に強い転職エージェントや、大手の求人数が多い転職エージェントをうまく併用しましょう。
熊本県の生活環境
引っ越しを伴う転職となったときに気になるのが「暮らしやすさ」です。熊本県の生活環境について紹介します。
住宅
熊本県 | 東京都 | |
持ち家比率 | 61.9% | 45.0% |
住宅延べ面積 | 98.69㎡ | 65.18㎡ |
1畳あたり家賃 | 2,082円 | 5,128円 |
【参考記事】平成 30 年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計結果の概要|総務省
熊本県は東京都の約40%の家賃相場なので、Uターン転職などであれば生活費を大きく下げられるでしょう。
転職によって多少年収が下がったとしても、自由に使えるお金は増える可能性が考えられます。
仕事
熊本県 | 東京都 | |
通勤時間 | 21分 | 44.0分 |
1ヵ月あたり労働時間 | 153.1時間 | 146.7時間 |
1ヵ月あたり残業時間 | 11.7時間 | 12.4時間 |
【参考記事】
4-3 通勤時間の状況|総務省統計局
労働統計年報 平成29年|厚生労働省
熊本県は、東京都よりも若干労働時間が長い傾向にあります。しかし通勤時間を抑えられたり、満員電車がなくなったりするので通勤のストレスを減らしながら、余暇時間を確保できるでしょう。
熊本県の転職市場
熊本で転職を考えている方にとって「どのくらい転職しやすいのか」「熊本の給与水準はどのくらいなのか」などは気になるポイントでしょう。
まずは熊本の有効求人倍率と給与水準を紹介します。
熊本県の有効求人倍率
令和4年10月の有効求人倍率は1.44倍と、前年同月比でプラス0.1ポイントとなりました。全国の有効求人倍率が1.35倍のため、平均よりは転職しやすい環境といえるでしょう。
新規求人数は20ヵ月連続で増加しており、前月から増加が目立つ産業は運輸業・郵便業(19.1%増)、医療・福祉業(8.1%増)、製造業(4.4%増)です。
一方で建設業や卸売・小売業、宿泊業・サービス業は減少しました。
【参考記事】一般職業紹介状況 (令和4年10月分)|熊本労働局
<有効求人倍率とは>有効求人倍率とは、有効求人者数に対する有効求人数の割合です。つまり「1人あたり何件の求人があるか」を示した数値であり、数値が高いほど求人が豊富にあることを意味します。
上記の熊本県の数字で考えると、有効求人倍率1.44倍なので、1人あたり1.44件の求人があるといえます。 |
熊本県の給与水準
厚生労働省の令和元年度の調査によると、熊本県の1ヵ月の平均賃金は約25.8万円でした。全国平均が約30.7万円なので平均よりも低い水準です。
しかし、令和3年の消費者物価地域差指数を見ると、熊本県は99(全国平均=100)と物価も低い水準にあります。
生活費も安いので、Uターン転職の場合は少し年収が下がったとしても、生活水準を落とさずに暮らせるでしょう。
【参考記事】
消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2021年(令和3年)結果-|総務省
都道府県別賃金(男女計)|厚生労働省
<消費者物価地域差指数とは>消費者物価地域差指数とは全国平均を100としたときの、世帯が購入する財やサービスの価格を地域ごとに表した指数です。 |
熊本県の産業
熊本県は恵まれた立地や気候を活かした農業が盛んな県です。令和3年3月末時点のデータでは、次のように発表されています。
- 「認定新規就農者数」全国1位
- 「認定農業者数」全国2位
- 「農業産出額」全国5位
新規就農者の形態別割合を見ると、年によって割合の変化がありますがUターン転職による就農者も一定数いると分かります。
農業以外でも、近年は豊富な地下水を背景として半導体関連企業が増えています。
半導体受託製造大手の「台湾積体電路製造(TSMC)」が進出したことをきっかけに、2021年度以降で半導体工場の新設数は30件超を記録しました。
【参考記事】熊本県
熊本県で転職を成功させるには転職エージェントを活用しよう
今回は熊本県でおすすめの転職エージェントと転職エージェントの活用方法、熊本県の生活環境などを解説しました。
熊本県の有効求人倍率は比較的高いため、転職はしやすい環境だといえるでしょう。
しかし求人数が少ないため、転職エージェントが保有している非公開求人を活用することが、転職成功のポイントとなります。
転職エージェントの活用方法を理解して、理想の求人と出会えたときに有利に応募を進められるよう、準備しておきましょう。