「新卒で入社した会社だけどもう辞めたい…」
「入社した会社を数ヶ月で辞めたら職歴に傷がつくかな…」

皆さんは、そのようなことで悩んでいませんか？

新卒で入った会社が思っていた内容と違い、転職を考えてしまう気持ち、よくわかります。

結論として、新卒が一年未満に転職すること自体は問題ありません。

なぜなら、厚生労働省の調査によると新卒の約10人に1人が1年未満に離職しているため、珍しくないからです。

ですが、次の職場で決まっていないまま退職をしてしまうと、離職期間が長引いてしまうリスクもあります。

そこで本記事ではなぜ新卒1年目での転職は甘えといわれるのかその理由と、転職を成功させるコツを解説します。

関連記事：第二新卒におすすめ転職エージェント22選を徹底比較｜失敗しない選び方を解説

新卒1年目で転職するのは甘え？

実は、新卒1年目で転職するのは珍しくなく、多くの方が転職しています。

厚生労働省が調査した「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」によると、令和4年3月に卒業した新入社員のうち12％の人が1年目で退職しています。

さらに詳しく見てみると、令和4年から平成30年までの離職率平均はおよそ11.6%です。

新卒で入社した人の10人に1人は一年以内に転職していることがわかります。

そのため、採用担当者も珍しいと感じていないのが現実です。

ですが、新卒1年目で転職した方がいいというわけではありません。

新卒で入社してから数ヶ月以内に辞めてしまうと、転職先の採用担当者に「忍耐力がない」などと感じられてしまい印象が悪くなってしまう可能性があります。

特に転職の理由があいまいだったり、「会社や上司のせい」といった他責の理由の場合、「うちに入社しても同じような理由で辞められてしまうかも」となり、失敗する原因となります。

新卒1年目で辞めたいと思う理由

ここでは新卒1年目でも転職したほうがいい場合の特徴を3つ紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

長時間労働や休日出勤を強いられている

長時間労働や休日出勤を強いられている場合は、転職を考えた方がいいと言えます。

なぜなら、慢性的に長時間労働や休日出勤を強いられる場合は心身ともに負担がかかってしまうため、最悪の場合、体を壊す可能性があるからです。

また、長時間労働や休日出勤が常習化している職場の場合は、手当の支給を怠っている場合があり無給の状態で労働している可能性があります。

まずは、残業や休日出勤が多い場合は厚生労働省が定めた36協定の上限を超えていないか確認しましょう。

36協定では月に45時間、年に360時間を超える残業は特別な事情がない限り禁止とされています。

もし上限を超えており、不正な労働を従業員に求めている場合は転職するのがおすすめです。

注意点として、業界によって繁忙期の間は残業が規定の時間を超える可能性があります。

1ヶ月で45時間超えたからといって必ず違法というわけではないため、慎重に見極めるようにしましょう。

参照元：３６協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針｜厚生労働省

ハラスメントが発生している

ハラスメントが発生している場合も転職を考えて問題ありません。

なぜなら、ハラスメントが発生していたり、自分がハラスメントを受けている場合は心身ともにストレスがかかり、体を壊してしまう可能性があるからです。

会社で起こりやすいハラスメントとして、上司から精神的または物理的に攻撃されるパワハラや不要に体を触られたり、プライペートな内容を詮索されたりするセクハラなどがあります。

厚生労働省は2020年から職場におけるハラスメントの防止対策を強化することを発表し、事業者に対してハラスメントの防止措置が義務化されています。

もし、ハラスメントが発生しても社内で対応してもらえない場合は、自分の身を守るために転職を考えましょう。

参照元：職場におけるハラスメント防止のために｜厚生労働省

職場原因で体調不良を起こしている

職場が原因で体調不良を起こしている場合は、転職を検討しましょう。

なぜなら、職場が原因で体調不良が長引いてしまうと慢性的な不調に繋がる恐れがあるからです。

慢性的な不調により心身ともに壊れてしまうと仕事ができなくなり、完治するまで日常生活に影響がでてしまいます。

ストレスによる不調だと以下のような症状が現れます。

姿勢などの身体的な不調は以下のような症状です。

最初は軽度の体調不良でも、徐々に大きくなると取り返しのつかないことになる場合があるため、早めに病院で診察するなど対処しましょう。

会社の将来性が不安だから

会社の業績が悪化していたり、業界全体が縮小傾向にあったりする場合、将来的なキャリアを見据えて早めに転職を検討するでしょう。

とくに経営状況の悪化によって給与や待遇が悪化する可能性がある場合、自分のキャリアを守るためにも、成長の見込める会社や業界への転職を考えてしまいます。

まずは、現職で得られるスキルや経験が将来役立つかを考えてみましょう。

もし役立つと感じるなら経験を積むため、現職に残るのもよいですが、長期間会社に留まるとやめるタイミングを失いやめられない状況を作ってしまう恐れもあります。

希望職種とは違う部署に配属されたから

配属された部署が自分のスキルやキャリアプランに全く関連しない業務であった場合、新卒1年目で辞めたいと考えてしまうでしょう。

なぜなら、やりがいを感じられずモチベーションが低下するためです。

長期間希望しない職種での経験を積むより、興味関心が高いキャリアに向けて行動した方が、仕事にやりがいをもち、将来的に自分の市場価値を高められるでしょう。

より自分に合った職種で経験を積むことを優先すると、下記のようなメリットが得られます。

社内異動ができる場合は利用することをおすすめしますが、希望職種への異動が難しいまたは会社の制度が利用できない場合は、より適した環境を求めて転職を検討することをおすすめします。

新卒1年目で転職するリスク

ここでは新卒1年目で転職するリスクを3つ紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

転職の時に印象が良くない

新卒1年目で転職するリスクとしてまず考えられるのが、転職の際に採用担当者からの印象がよくないことです。

なぜなら、新卒で入社して数ヶ月のうちに辞めてしまうと「忍耐力がない」「なにか嫌なことがあった時に逃げてしまうのではないか」と、悪い印象を与えてしまうからです。

早期退職に対して悪い印象がある採用担当者の場合、入社した時に自分の会社でも同じように早期退職されると考えてしまい、不合格にされる可能性があります。

もし、早期退職した場合は、面接の時に悪い印象を払拭できる退職理由と志望動機を伝えましょう。

年収が下がる恐れがある

新卒1年目で入社した時よりも年収が下がるリスクがあります。

なぜなら、新卒からの早期退職だと社会人として評価できる実績やスキルがほとんどないため、給料を上げるのが難しくなるからです。

即戦力になれるスキルや専門的な知識がある場合は、待遇が良くなる可能性があります。

たとえば、IT業界に転職する場合はプログラミングスキルがすでに備わっていたり、学校でITに関する専門的な知識を勉強していて、会社の即戦力になれる場合は転職に有利です。

ですが、ほとんどの場合では前職より年収を上げることは難しくなります。

転職先によっては、新卒で入った会社よりも低い給料になる可能性があるため、事前に理解しておく必要があります。

応募できる求人が少ない

新卒1年目で転職すると、応募できる求人が少なくなります。

なぜなら、新卒の時よりも第二新卒だと求められる条件が変わるため、厳しくなる場合があるからです。

新卒だと、ポテンシャルや協調性、コミュニケーション力などを評価されることが多くなります。

第二新卒の場合は、熱意や、社会人スキル、業務に即戦力になれるスキルを評価される場合が大半です。

実際に、中途採用の採用条件には「社会人経験が3年以上ある方」や「転職回数が2回未満の方」などで制限されていることもあります。

この条件は、大手に行くほど傾向が強まるため応募できる求人が減ってしまいます。

ボーナスがもらえない可能性がある

新卒1年目で転職を決断すると、会社のボーナス支給のタイミングに間に合わず、ボーナスが受け取れないことがあります。

とくに、ボーナスは会社の業績や勤務年数に応じて支給されるため、短期間で退職すると支給対象外となるケースが多いです。

ボーナスの支給タイミングは会社によって異なるため、給与規定などを確認しておくことをおすすめします。

失業手当がもらえない

失業手当（失業保険、雇用保険の給付金）とは、雇用保険に加入していた人が仕事を失い、次の仕事を探している間に生活を支えるために支給される金銭的な支援です。

失業手当（失業保険）は一定の勤務期間を満たしていることが支給要件となります。

失業手当を受け取るためには、雇用保険に継続して12か月以上加入している必要があり、新卒1年目で転職すると、この条件を満たせない可能性があります。

転職後の就職活動が長引いた場合に、経済的なサポートが受けられなくなるリスクがあるため注意が必要です。

新卒1年目での転職を考え直した方がいい場合の特徴

ここでは新卒1年目での転職を考え直した方がいい場合の特徴を4つ紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

入社してから半年以内

入社してまだ半年以内の場合は、転職しない方がいいでしょう。

なぜなら、半年で転職してしまうと前職の経験が乏しく、社会人としての実績がないため採用担当者も評価しづらい状態になるからです。

退職理由によっては「忍耐力がないのかな」とマイナスイメージを感じられやすくなります。

第二新卒枠で転職する場合でも、新卒の募集と違い社会人スキルを求められることが大半です。

社会人経験が半年だと、社会人としての基本的なマナーがわかっていないと考えられやすく、評価が下がる可能性があります。

希望する業界に特化したアピールポイントがない場合は、転職で評価されづらいため、ブラック企業でない限り半年以内での転職は避けましょう。

転職理由があいまい

転職理由があいまいの場合は、転職を考え直した方がいいといえます。

なぜなら、転職が成功した後も同じようにあいまいな理由で、転職してしまう可能性があるからです。

一度あいまいな理由で転職してしまうと、転職のハードルが下がってしまう可能性があり、ネガティブな理由での転職回数が増えてしまいます。

転職回数が増えると、職歴に傷がついてしまうため徐々に転職がしづらくなるでしょう。

転職する時は、退職の理由を明確にして、自分の将来なりたい状態を意識してから転職活動すると、自分に合った企業をみつけやすくなります。

転職した後も同じように嫌になって転職を繰り返さないために、転職理由があいまいな状態で転職するのはやめましょう。

今の仕事がつまらないから

今の仕事がつまらないからという理由だけで転職するのは、やめた方がいいでしょう。

なぜなら、新入社員として入社してから間もない場合は、研修を通して業務内容やビジネスマナーなどの仕事の基礎を身につける時間が多くなりつまらないと感じてしまいやすいからです。

実務が始まる前に転職すると、この先本当はやりたい仕事ができたのにその機会を失うことになるため後悔する可能性が上がります。

また、研修中にやりたくない仕事だと感じても転職を考えなくて大丈夫です。

なぜなら、研修中だけだと判断材料が少なすぎるため、自分に合っているかわからない場合が多いからです。

実際に1年ほど業務を続けてみると仕事内容の向き不向きが見えてくるため、考えるのはそのタイミングでも遅くありません。

転職理由が「今の仕事内容がつまらないから」という理由のみで転職するのは危険なため、慎重に考えましょう。

転職が目的になっている

転職する際に「転職が目的」になっている場合があります。

もしも、「転職したらなにか変わるかもしれない」と期待して転職を決意している場合、考え直すことをおすすめします。

なぜなら、転職が目的になると転職後も同じように嫌なことが発生した時に、転職を繰り返す可能性があるからです。

転職が目的になっている時は、以下の状態になっていないか注意しましょう。

転職しても同じように嫌な部分が目につくと転職を繰り返すことになるため、考え直しましょう。

新卒1年目での転職で成功しやすい人の特徴

ここでは新卒1年目での転職で成功しやすい人の特徴を紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

アピールポイントがある

転職の際に有利になるアピールポイントがあると転職で成功しやすくなります。

なぜなら、転職においてアピールポイントが明確で企業に価値を提示できる人は市場価値が高く、転職の成功率が高くなりやすいからです。

たとえば、学生時代に学んでいた内容が業務に関係があったり、業務に必要な資格を持っていたりする場合は大きく有利になります。

また、社会人としての判断材料が少ない第二新卒の場合は、学歴が高い大学を卒業している場合も有利に働きやすくなります。

企業に対してメリットを提示できる人は、即戦力として考えられやすいので転職で成功しやすいです。

会社選びの基準が明確

会社選びの基準が明確の場合も転職が成功しやすいといえます。

なぜなら、転職の基準を持っているとブレることなく転職する企業を選択できるからです。

たとえば、転職する業界を決めておくことで採用条件の違いが理解しやすく、自分に合った企業を探せるようになります。

さらに、業界を定めておくと面接などの内容を変更する必要がなくなり、時間を有効活用できるため仕事探しなどの部分に時間を割きやすくなります。

しかし、判断基準が多すぎても選択できる範囲が狭くなってしまうため1、2つ程度に絞りましょう。

基準に含まれなかった部分は柔軟に選択できる状態にすることで、余裕を持って転職が可能です。

転職しやすい業界を選んでいる

転職しやすい業界を選ぶことも、転職を成功させることにおいて重要なポイントです。

転職しやすい業界を狙う場合は、業界全体が人員不足になっているかを考えましょう。

人員不足の業界は、人手が欲しいと考えているため未経験でも採用してもらえる確率が高くなります。

とくに、熱意やポテンシャルを持っており今後活躍してくれそうな第二新卒は、高評価してもらえる可能性が上がります。

おすすめの業界は以下の通りです。

上記の業界は、人員不足が問題視されているため、採用条件に未経験OKと記載されている求人が多くあります。

未経験でも早く業界に携わることで、早い段階で役職をもらえる可能性があるのも利点です。

転職しやすい業界を選ぶと、未経験でも受け入れてもらえる可能性が高いため転職が成功しやすくなります。

転職活動の行動量が多い

転職活動の行動量が多いことも成功の秘訣といえます。

なぜなら、転職活動をあまりおこなわずにいると自分に合っている企業になかなか出会えないため、転職が上手くいきづらいからです。

第二新卒は新卒と比べて、入社の難易度が上がってしまいます。

また、早期退職者として評価されづらくなるため、行動量を上げてたくさんの企業に出会うことが大切です。

具体的に行動した方がいい内容は以下の通りです。

1、2社応募して終わらず、転職が成功するまでどんどん行動していきましょう。

新卒1年目で転職する時のステップ

ここでは新卒1年目で転職する時の5ステップを紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

在職中に転職活動する

転職を決めた時はいきなり会社を辞めずに、在職中に転職活動を進めましょう。

なぜなら、在職中に転職活動することで余裕をもった転職活動ができるからです。

たとえば、仕事をやめて転職活動をすると、空白期間が生まれてしまいマイナスな評価となるため転職に不利になってしまいます。

さらに、給料が一気になくなってしまうため不安が大きくなりやすいです。

不安が大きくなると仕事が決まらないことに焦ってしまったり、転職が目的になってしまいブラック企業に入社してしまう可能性があります。

そのため在職中に転職活動すると、余裕を持った状態で転職活動ができるためおすすめです。

しかし、現状がブラック企業に勤めており、体調不良を起こしてしている場合は早めに転職しても大丈夫です。臨機応変に対応しましょう。

自己分析する

転職活動を始める時は最初に自己分析しましょう。

なぜなら、自己分析することで転職する時の価値観を発見できるからです。

価値観を発見できると転職先に求める条件が明確になるため、転職活動がしやすくなります。

具体的には、新卒で入社した企業での経験を基に現在の価値観、今後の展望について考えましょう。

考えるステップは以下の通りです。

また、自己分析すると面接の時にアピールがしやすくなるため、転職の成功確率があがりやすい利点もあります。

まずは、自己分析からはじめると転職がスムーズに進むため最初におこないましょう。

転職の希望条件を明確にする

転職の希望条件を明確にしましょう。

なぜなら、転職の希望条件を明確にすることで、前職での退職理由を改善した会社を選べる可能性が上がるためです。

たとえば、前職の転職理由が「残業時間の多さ」だった場合は、月平均の残業時間を重視した希望条件にするなどが可能です。

注意点として希望条件は1、2個程度にしましょう。

なぜなら、たくさんの希望条件があるとマッチする企業が見つかりづらくなるからです。

絶対に譲れない条件を決めて、残りは柔軟に対応することで希望に合った職種が見つかりやすくなります。

転職の条件を明確にして希望条件を固めることで、長期的に働ける職場を選びやすくなるでしょう。

転職理由をポジティブにする

転職するときには前職の転職理由をポジティブにして伝えられるようにしましょう。

なぜなら、短期離職の場合は元々マイナスな印象を与えてしまうため、ポジティブな意見を伝えることで印象を変えられるからです。

ポジティブな理由が見つからない場合は、転職理由を言い換えることでポジティブになることが多くなります。

たとえば、以下のように変換しましょう。

もちろん、転職理由で嘘をついてはいけませんが、言い換えることで印象がよくなることがあります。

ポジティブな理由を伝えると、将来の展望があって転職していると評価されるため転職が有利に働きやすくなります。

転職エージェントを利用する

新卒1年目で転職したいと考えている方は、転職エージェントを利用しましょう。

なぜなら、転職エージェントを利用するとプロのアドバイザーと一緒に自分の希望に合った企業を探せるからです。

たとえば、今までの経歴から転職理由から考える希望条件、今の仕事の忙しさなどを考慮して転職活動をプロの視点からアドバイスしてもらえます。

もし、在職中で時間がなくてもアドバイザーがあなたに合った企業を代わりに探してきてくれるため、手軽に転職が進められるのも利点です。

転職で不安になる書類の作り方や面接対策もアドバイザーに添削してもらえるため、より成功率をあげられるため転職エージェントを利用しましょう。

新卒1年目での転職におすすめの転職エージェント

ここでは新卒1年目からの転職でおすすめの転職エージェントを3つ紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

リクルートエージェント

マイナビエージェント

ビズリーチ

新卒1年目からの転職でよくある質問

ここでは新卒1年目からの転職でよくある質問を3つ紹介していきます。

一つずつ紹介していきます。

新卒一年目の離職率はどれくらいですか？

厚生労働省が調査した「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」によると、令和4年3月卒の新入社員では12％の人が1年目で退職していることがわかっています。

令和4年から平成30年までの過去5年間の離職率を見てみると、平均は11.6%程度となり毎年10人に1人が離職しています。

就職活動の難易度は新卒と中途のどちらが高いですか？

結論として、業務に対して即戦力やスキルを求める傾向があるため中途採用の方が難しくなります。

新入社員の場合はポテンシャル重視な場合が多くなりますが、中途採用の場合は即戦力として働いてもらえるかスキルを見ている場合が大半です。

また、中途の場合はすでにビジネススキルを持っていることが前提になっている場合も多いため、評価の項目が多くなることから中途採用の方が難しいといわれています。

新卒1年目で辞める理由は何ですか？

厚生労働省が発表している「平成30年若年者雇用実態調査の概況」では、新卒が一年以内に離職している理由として以下の5つが多いことがわかっています。

参照元：平成30年若年者雇用実態調査の概況｜厚生労働省

新卒1年目での転職は厳しい？

新卒1年目での転職は、少なからず厳しい部分が存在します。

企業側は短期間での転職理由やすぐに辞めてしまうリスクに不安視するため、退職理由や将来のキャリアプランを説明する必要があります。

とくに成長意欲や学ぶ姿勢をアピールすることで、ポジティブなイメージを与えられるでしょう。

関連記事：新卒1年目の転職はなぜ厳しい？転職リスクと成功ポイントを徹底解説

新卒は1年は続けるべき？

「新卒は1年は続けるべき」という考え方は一般的ですが、必ずしも全ての状況に当てはまるわけではありません。

1年間続けることで業務に慣れたり、職場の全体像を理解したりする機会が増えるため、転職活動で評価されやすくビジネススキルや業務経験を得られます。

しかし、健康を害するような過度なストレスやキャリアアップできる機会がないなど、心身に悪影響や業務に関する明らかな不満がある場合は、早めに転職を考えることも一つの選択肢です。

自分のキャリアプランに沿った判断をすることが重要です。

まとめ｜新卒1年目の転職は甘えではない

この記事では、新卒が入社して数ヶ月で転職する時のポイントを解説してきました。

改めて、転職する時のステップをおさらいしましょう。

新入社員として入社した会社を数ヶ月で退職するのはリスクがありますが、会社に問題があったり、今後のキャリアプランのためだったりする場合は早めの行動が大切です。

後悔のない職場で働くために、今日から始められることから転職活動を進めていきましょう。