経理職に強いおすすめの転職エージェント20社を徹底比較!選び方と転職成功ポイントを解説

編集者
佐藤達也
【キャリアアドバイザー】国弁護士・公認会計士・税理士等の士業や、管理部門特化の転職サポートを行う人材紹介会社に在籍。士業・バックオフィスに特化した転職ノウハウ・企業調査を担当しています。分野特化だからこその、勘所を押さえたリアルな情報を発信できるよう心がけています。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。
  1. 「経理職としてキャリアアップしたい
  2. 「経理でリモートワーク可能な求人を探している」
  3. 「年収アップや経理が評価される企業に転職したい」 
  4. 経理に強い転職エージェントを探している」
  5. 経理の転職活動について悩んでいる」

このような悩みを抱えている方は、経理職・バックオフィスに特化した転職エージェントを利用するのがおすすめします。

経理は企業内においても重要なポジョションであり、専門知識を身に着けることができるので、転職市場の価値も高いのが特徴です。一方で、経理職を評価する体制きちんと設けている企業が少ないのも事実

だからこそ、経理職の転職に特化した転職エージェントを複数登録し、活用することで、他の求職者より一歩前に先んじた情報を知ることができます

また、これから経理職を目指したい、経理職にキャリアチェンジ転職を検討されている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、経理職が選ぶおすすめの転職エージェント17社をご紹介し、未経験から経理に転職するにはどんな資格やスキルがあれば転職しやすくなるのかについても解説。

なお、この記事で紹介する転職サイトは、求人数・サポート体制・内定率に着目して選抜しています。

時間がない人はここだけCHECK!

・効率的な転職には特化型転職エージェントが必須
・転職エージェントは複数登録が基本

1:まずはBEET-AGENTに登録!(経理職に特化。書類添削や企業の内情まで知れる)
2:併用するならMS-JAPAN(とにかく多くの求人を見たい)
3:公認会計士有資格者ならハイスタ会計士(監査法人から事業会社の経理に!)

関連記事:法務の転職に強い転職エージェントおすすめ6社を徹底比較!転職市場や転職成功ポイントも解説

この記事でわかること

1:経理・財務職向けの転職サイト・エージェントの概要やおすすめポイント
2:良い転職サイト・エージェントを見分ける方法や利用時の注意点
3:経理職の転職成功事例例と失敗例
4:経理職の転職市場
5:経理と年収アップ・スキルアップするためのポイント

この記事の監修者
岡 佳伸氏
岡 佳伸氏キャリアコンサルタント
国家資格2級「キャリアコンサルティング技能士」として、多くの人のキャリアを支援。厚生労働事務官、ハローワーク勤務を経て、社会保険労務士として開業。
目次

【経理職・財務専門】評判の高いおすすめ転職エージェント14社比較

早速、国内主要の経理職向け転職エージェントサイトを一覧にしましたので、参考にしてみてください。

どれも経理人材の転職に強い、求人数は多いのですが・・・

  1. 経理財務の実務経験者の転職なら『BEET-AGENT
  2. 会計士・事業会社への転職なら『ハイスタ
  3. 経理未経験・これからなりたい方は『doda

を利用するのがおすすめです。

BEET|年収600万円以上の経理財務に特化した転職エージェント

beetagent_3

BEETは、経理・財務等の管理部の転職に特化した転職エージェントです。

経理や財務、経営企画、会計管理の実務経験がある方のキャリアアップが可能な求人を多数保有しているため、求人レベルの高さがポイントです。

IPOを狙う企業への転職支援サービスも展開しています。

公式サイト:https://beet-agent.com/

BEETの利用メリット

管理部門特化として、経理財務はもちろんのこと、ほか管理部門求人も多数扱っており、上場企業からベンチャー経理まで、幅広いネットワークを確保。

CFO待遇の新規上々をねらうベンチャー・スタートアップから、大企業の非公開経理求人の紹介を受けることができます。

BEETのサポート内容

求職者ひとりひとりと面談を行った上で、『指向性』『人間性』『スキルマッチ』などを検討し、活躍できる環境を厳選して紹介しています。

他にも

  1. 完全非公開求人
  2. 経理・財務に精通したキャリアアドバイザーが在籍
  3. 職務経歴書の作成、添削、面接対策など丁寧に対応
  4. 入社後のフォローも長期的にサポート 

など、初めての転職であったり、転職が具体的に決まっていない段階でも無料で活用できるのがポイント。経理職の転職であれば、間違いなく登録して損はないと言えます。

キャリアアドバイザーが、二人三脚で転職活動に取り組んでくれるので心強いでしょう。

公式サイト:https://beet-agent.com/

ハイスタ会計士|監査法人から事業会社の経理転職をサポート

ハイスタ会計士

ハイスタ会計士は、公認会計士・経理財務キャリアの転職支援に特化した転職エージェントです。

公認会計士、経理財務で転職をお考えの方におすすめの求人サイトで、CFO候補や優良企業の非公開求人も豊富なのが特徴です。

USCPAや監査法人から事業会社への転職支援実績が豊富です。グローバル企業・外資系企業で経理職に挑戦したい場合などのサポートも行ってくれます。

公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/

ハイスタ会計士の利用メリット

会計士など、スキルや実績を活かして転職し、キャリアアップを実現させたい人におすすめです。

ハイスタ会計士のサポート内容

ハイスタ会計士は、自分のペースに合わせた転職活動ができるのが魅力です。

転職を急ぐ場合には、すぐにキャリアアドバイザーからのサポートを受けられますし、ゆっくり転職活動をしたい場合には求人サイトで良い求人が見つかった時点でコンサルタントに相談し、転職をサポートしてもらえます。

転職を急いでいない方や良い求人があった場合にのみ転職活動をしたいという方にも便利です。

公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/

MS-Japan|経理を含む管理部門登録数No.1

MS-Agent

管理部門・士業の転職活動に特化した転職エージェントMS-Japan」を紹介します。

MS-Japanは、2019年に行われた楽天インサイトの調査によると、経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1の特化型転職エージェントです。

経理職の転職サポートの経験も豊富なので、安心して転職サポートを依頼できます。

登録することで、非公開求人を消化してもらえます。

MS-Japanを利用するメリット

有資格者向けの求人も多いので、経理関係の資格を保有している場合にはアピールしやすいです。管理職や年収が高い企業の募集も豊富なので、キャリアを積んだ人でも満足できる転職先を見つけることができるでしょう。

MS-Japanのサポート内容

セミナーや個別相談会が常時開催されており、転職が具体的に決まっていない段階でも活用できます。 面接に進んだら、面接の日程調整、年収などの条件交渉も責任を持ってキャリアアドバイザーがしてくれます。

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

ジャスネットキャリア|経理職特化の転職エージェントならココ

ジャスネットキャリア

公認会計士・税理士・経理の転職に特化した「ジャスネットキャリア」を紹介します。

ジャスネットキャリアは、1996年に公認会計士により設立され、保有している公認会計士・税理士・経理の求人は99%が非公開求人なので、どんな求人があるかについては登録後に確認できます。

幅広い求人を有しているので、20代後半までの若手層から40歳以上の管理職求人までキャリアステージに合った転職活動をサポートしてくれます。

ジャスネットキャリアを利用するメリット

経理の知識が豊富なアドバイザーが多いので、実際に転職したらどんな仕事をすることになるのかなど具体的に説明してくれます。特化型の転職エージェントではないとわからないような細かい情報収集も可能です。

また、経理などの転職に特化しているので、専門性の高い求人に出会えます。自分のスキルや経験にはまる企業に出会えれば、好条件で転職活動ができるでしょう。

ジャスネットキャリアのサポート内容

キャリアアドバイザーがキャリアプランの相談に乗ってくれて、「やりたいこと」と「できること」を整理して自分に合った転職活動ができます。

履歴書・職務経歴書の書き方指導もしてくれますし、書類選考では伝わりにくい内容についてはキャリアアドバイザーから転職希望先企業に伝えてくれます。

公式サイト:https://career.jusnet.co.jp/

経理エージェント|経理人材特化の転職エージェント

経理エージェント

経理エージェントは、経理人材に特化した転職エージェントです。特化型の転職エージェントでありながら取引実績は1000社以上あります。

経理エージェントを利用するメリット

過去15年の転職支援実績から蓄積した転職成功事例を整理・分析して経理エージェント独自のアドバイスをしてくれます。転職で年収アップした事例も豊富です。経理実務担当者がアドバイザーになってくれるので、細かいことも相談しやすい環境にあります。

経理エージェントのサポート内容

転職に関するアドバイス、転職先企業との面接日程調整など行ってくれます。また、年収や勤労条件の交渉も任せることも可能です。

公式サイト:https://keiri-agent.com/

人材ドラフト|会計事務所・経理求人が多い転職エージェント

人材ドラフト

人材ドラフト「経理」「財務」「税務会計」など会計業界に特化した転職エージェントです。

人材ドラフトには、以下のような特徴があります。

  • ドラフト指名・逆指名制度がある
  • 入社後の活躍にこだわった転職支援
  • 企業・求職者双方に面接後のフォローがある

人材ドラフトを利用するメリット

人材ドラフトには、自分で求人検索・応募ができる転職サイトとしての機能「人材ドラフトWEB」と、転職サポートを受けられる「人材ドラフトエージェント」のサービスがあります。

人材ドラフトのこだわりは「定着と活躍率」です。これまでに転職が決まった人の中で退職率はわずか2%となっており、多くの方が転職後のギャップを感じずに活躍していることが分かります。

人材ドラフトのサポート内容

会計系の求人が多いサービですので、簿記2級クラスでの転職実績が多いのと、実際に企業を訪問して職場の雰囲気も調査するため、転職前にどのような職場なのかを確認することが出来るのが魅力です。

もちろん、書類の書き方や面接対策など、入社までステップに合わせて専任者がアドバイスします。

公式サイト:https://www.jinzai-draft.com/

SYNCA|管理部門に特化したスカウト型サイト

転職SYNCA

SYNCA」は、管理部門に特化したスカウト型転職サイトです。

2017年設立の株式会社WARCが運営する比較的新しいサービスで、経理や総務、経営企画といったバックオフィス・管理部門の求人が多く、東京都付近を中心に転職サポートをしています。

SYNCAを利用するメリット

SYNCAは管理部門の求人の中でも、ベンチャー企業やスタートアップなどが多く、メガベンチャーやIPO準備中の会社まで幅広い求人を保有しています。

そのため、多種多様な働きやマルチなスキルが求められる求人などが掲載されているので、自身の適正に合うベンチャー企業を見つけやすいエージェントと言えるでしょう。

SYNCAのサポート内容

管理部門での転職者と企業のミスマッチが起こる原因の一つにスキルを可視化しづらい点がありますが、SYNCAでは自身のスキルを可視化できる「市場価値診断」を無料で利用することができます。

また、SYNCAでは応募とスカウトの双方から企業へアプローチすることができます。

自身のペースで転職活動をしたい方は直接応募の求人を選べますし、1人での転職活動が不安な方はアドバイザーのサポートが入る求人を選べるので、納得のいく転職活動ができるでしょう。

特にSYNCAでは経験者の方のキャリアアップ支援に力を入れているので、現職経理でキャリアアップを狙いたい人には非常におすすめの転職エージェントです。

公式サイト:https://synca.net

パソナキャリア|管理部門の転職に意外と強い・アドバイザーの満足度が高い

パソナキャリアは、転職支援実績25万人の実績がある転職エージェントです。

2021年オリコンの調査で転職満足度が高い転職エージェントに選ばれ、転職時の年収アップも67.1%と高水準なのも特徴です。

パソナキャリアを利用するメリット

パソナキャリアは、有名企業・大手企業の転職実績サポートが多い転職エージェントです。

経理職としてキャリアアップしたいという場合に向いているといえるのではないでしょうか。求人数も多く、2021年8月時点の経理・財務・会計の求人は1,908件でした。求人サイトでは求人表に担当者のコメントもあり見やすいです。

パソナキャリアのサポート内容

書類の添削・面接指導・面接日の調整・条件交渉など行ってくれます。サービス登録者には転職のノウハウが詰まった「転職必勝ガイド」が配布されます。

公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

LHH転職エージェント|分野特化のキャリアアドバイザーが在籍

LHH転職エージェント

グローバル企業のアデコグループの運営する「LHH転職エージェント」について紹介します。

門分野に特化したキャリアアドバイザーが転職活動をフルサポートしてくれます。キャリア相談を通して転職希望者の価値を正確に評価し、企業とのマッチングをしてくれるので、経理職の転職支援で年収アップさせた事例も豊富です。

LHH転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーと企業担当者が分かれていることもありますが、Spring転職エージェントはキャリアアドバイザーが両方を担当します。そのため、企業のニーズ(受かるポイント)をダイレクトに転職希望者に伝えることができる点が他にはないメリットと言えるでしょう。

LHH転職エージェントのサポート内容

希望にマッチする企業の紹介、書類の添削、面接指導、条件交渉など行ってくれます。また、現職を円満退社するフォローも行ってくれるので安心です。

公式サイト:https://jp.lhh.com/

コトラ|経理・金融・管理部門人材に特化した転職エージェント

コトラ

コトラは金融や管理部門などのプロフェッショナル人材に特化した転職エージェントです。

ハイクラス向けの求人も多く、年収1,000万円前後の求人も豊富です。

コトラを利用するメリット

実務経験があり業界に精通したコンサルタントが担当者になってくれるので、細かい仕事内容のすり合わせもしやすく、適切な面接指導を受けることが可能です。

コトラのサポート内容

コトラでは、職務経歴書の確認・アドバイス、企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた面接アドバイスをしてくれます。毎週2回届く転職サポートメルマガで最新の転職情報を得ることも可能です。

公式サイト:https://www.kotora.jp/

リクルートエージェント|国内大手の転職エージェント

リクルートエージェント

厚生労働省の調査で、2019年の転職支援実績No1になった「リクルートエージェント」について紹介します。

リクルートエージェントは、専門のキャリアコンサルタントが、転職活動をフルサポートしてくれます。キャリア相談ではキャリアの棚卸を行ってくれるので、それを志望動機や自己PRにそのまま活かすことも可能です。

リクルートエージェントを利用するメリット

リクルートエージェントは、国内最大級の転職エージェントです。一般に公開されない非公開求人の数は業界トップクラスの約25万件に及びます。(2023年3月30日時点)

転職支援専用システム「Personal Desktop」を利用でき、転職活動の進み具合も管理しやすくなっています。

リクルートエージェントのサポート内容

リクルートエージェントは業種別のサポートも得意としており、経理職の書類の書き方のポイント・見本などの用意もあります。 また、担当のキャリアアドバイザーも面接指導をしてくれますが、「面接力向上セミナー」を定期的に開催しています。

初めての転職活動でも面接の必勝法を理解できるでしょう。入社日の調整や年収などの条件交渉、退社手続きなどもキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。

公式サイト: https://www.r-agent.com/

doda(デューダ)|求人数20万件以上

doda

パーソルキャリアの運営する転職エージェント「doda」を紹介します。 https://tenshokuagent-pro.com/links/doda/

dodaは国内最大級の転職エージェントで、求人数が多いのも魅力です。2023年3月現在の求人数は、非公開求人を含めて20万件以上です。転職に関するセミナーも豊富に用意されています。

doda(デューダ)を利用するメリット

dodaでは、キャリアアドバイザーの他に採用プロジェクト担当者がいます。採用プロジェクト担当者は求人企業と対峙しているので企業の採用したい人材を明確に理解しており、どんな風に面接対策すればいいのかといった情報を得やすい環境にあります。

doda(デューダ)のサポート内容

専任のキャリアアドバイザーが転職活動全体をサポートしてくれます。企業への応募書類の提出、日程の調整、条件交渉などもサポート範囲です。キャリアアドバイザーにはメールや電話だけではなく、LINEでも気軽に相談することもできます。

履歴書・職務経歴書はキャリアアドバイザーのサポートを受けながら作成できます。

公式サイト:https://doda.jp/

マイナビエージェント|経理求人数が豊富

マイナビエージェント

大手転職エージェントの「マイナビエージェント」を紹介します。

マイナビエージェントは、経理特化型の転職エージェントではないものの経理職の求人案件が豊富なのが魅力です。大手企業から地方の中小企業まで内容も様々です。経理職未経験でも挑戦できる案件の掲載もあります。

キャリアアドバイザーだけではなく、企業担当のアドバイザーからのバックアップも受けられ、職場の雰囲気など求人票だけではわかりにくい情報も知ることができます。

マイナビエージェントを利用するメリット

マイナビエージェントは、2019年の楽天インサイトの調査で20代に信頼される転職エージェントNo1に選ばれています

若年層向けの転職支援を得意としているので、初めての転職活動で右も左もわからなくてもキャリアアドバイザーが手厚くフォローしてくれるのが特徴です。

マイナビエージェントのサポート内容

マイナビエージェントでは、履歴書・職務経歴書の添削をしてくれます。また、他社では珍しい模擬面接もしてくれるので、転職活動の十分な準備ができるでしょう。

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/

type転職エージェント|セミナーや相談会でサポート充実

type転職エージェント

type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。経理求人も扱っており、『日商簿記3級』『社会人経験2年以上』という比較的ハードルの低い求人の紹介も可能です。

type転職エージェントを利用するメリット

type転職エージェントでは、20代で初めての転職を目指す方や、女性、離職中の方向けなど、さまざまな転職相談会やセミナーが無料で毎週実施されています。キャリアアドバイザーへの個別相談も可能です。

type転職エージェントのサポート内容

type転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーによるキャリアコンサルティングが評判で、「安心して転職活動を進めることができた」「丁寧に接してくれた」と好評です。

経理求人の多いスカウト型転職エージェントおすすめ3選

これまで転職エージェントをご紹介してきましたが、こちらではスカウト型の転職サイトをご紹介します。データベース型と呼ばれるこちらのサービスは、登録すると多数のエージェントからスカウトがもらえるため、

  • 多くのエージェントからスカウトを受けたい
  • 自分の市場価値を測りたい

場合におすすめです。

ビズリーチ|ハイクラス転職が叶う

ビズリーチ

ビズリーチは経営幹部や管理職などのプロフェッショナル人材向けの、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。

ビズリーチを利用するメリット

ビズリーチは、年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上です。

ヘッドハンターも5,200名以上在籍(2022年4月現在)していて、会員登録すると、職務経歴書を見たヘッドハンターや企業から直接スカウトが来ます。

  • 全体公開求人数:約86,000件(2022年12月現在)
  • 得意な分野:高年収エグゼクティブ・ハイクラス求人
  • 対応年代:30代~60代
  • 対応職種:経営・管理・人事など幅広く対応

ビズリーチのサポート内容

東証一部上場企業の非公開求人も多数です。

ビズリーチには無料プランと有料プランがあり、無料の会員登録でもスカウトを受けることができます。

公式サイト:https://www.bizreach.jp/

あわせて読みたい
ビズリーチのハイクラス会員とは?タレント会員の違いや審査基準を徹底解説 「ビズリーチ」は、求職者と企業・ヘッドハンターをつなぐハイクラス向けのスカウト型転職サイトです。有料会員制度もあり、一般的な転職エージェントとは異なるアプロ...

リクルートダイレクトスカウト|リクルートが運営元のスカウト型転職

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、30代~50代のハイクラス人材をターゲットにしたスカウト型の転職サービスです。

リクルートダイレクトスカウトを利用するメリット

履歴書・職務経歴書を登録した後は、スカウトを待つだけなので忙しくて時間がない人でも転職活動を進められます。

リクルート系列のサービスであるため企業からの信頼が厚く、求人は10万件以上と非常に豊富です。

年収800万円~2,000万円以上の求人や、名だたる大企業の求人を多数扱っています

リクルートダイレクトスカウトのサポート内容

リクルート出身のコンサルタントが多いため、アドバイスやサポートの質が安定して高いのも魅力です。

リクルートダイレクトスカウトは完全無料で利用できるため、金銭的な負担は避けたい人にもおすすめです。

公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/

doda X|キャリアアップ・管理職転職が叶う

dodaX

doda Xは、管理職やハイキャリアの方などに特化した転職サービスです。

doda Xを利用するメリット

全ての求人がマネージャークラスやCFO、事業戦略担当などのハイクラス求人で、現在管理職に就いている方のほか、転職をきっかけにキャリアアップしたい方にもおすすめできます。

年収800万円以上や年収1,000万円以上の非公開求人を多数保有しており、年収アップを目指す方も条件に合う求人を見つけられるでしょう。

doda Xのサポート内容

登録すると、ヘッドハンターから直接スカウトが届くシステムで、忙しい方でも手間をかけることなく好条件の求人に出会える可能性があります。

公式サイト:https://doda-x.jp/

経理職が未経験の方向けのおすすめ転職エージェント3選

経理職への転職は、未経験でも挑戦が可能です。

  • 実務経験はないが、取得している経理に役立つ資格を使って経理職に転職したい
  • 経理職としてバックオフィス業務で働いてみたい

などの場合におすすめです。

ハタラクティブ|就職成功率は80.4%

ハタラクティブ

ハタラクティブは、レバレジーズが運営する人材紹介サービスです。

就職成功率は80.4%で、20代のフリーター、既卒、第二新卒、大学中退でお悩みの方向けの転職支援をおこなっています。

学歴・経歴不問でありながらも、土日祝日休みや残業無し、年収UP、というような、多くの人が希望する条件での転職先を希望することも可能です。

ハタラクティブを利用するメリット

ハタラクティブで扱っている求人の8割以上が、未経験OKです。

そのため、登録しても求人を紹介してもらうことができず、転職活動が進まないという問題は起こりにくいでしょう。利用された方の就職活動期間は、平均2~3週間以内で、最短でも2週間で内定が出ているケースもあります。

アドバイザーとのやり取りは、メールでけでなくLINEでおこなうことができるため、気軽に相談できるでしょう。

ハタラクティブのサポート内容

ハタラクティブでは、転職活動において漠然としたイメージしかない方に対して、始め方・進め方、会社の探し方から、マンツーマンでサポートしてくれます。

履歴書添付に加えて、1社ごとに面接対策をしているため、万全な準備をして面接に望むことが可能です。入社後のフォローまでがサポートなので、初めて働く環境でも安心できるでしょう。

公式サイト:https://hataractive.jp/

ヒトタス|正社員として派遣で働ける

ヒトタスは、BEETやハイスタ会計士などを運営している株式会社アシロの子会社で、法律事務所や事業会社のオフィスワークに特化した人材派遣サービスを展開しています。

取り扱っている職種の求人は、経理に携わることのできる事業会社の経理部門や法律事務所なので、安定した職場環境で働けるうえに、仕事をしながら専門性が高いスキルを身につけることができます。

ヒトタスを利用するメリット

ヒトタスを利用して派遣で働く場合、ヒトタスの正社員として雇用されます。

そのため、経理未経験でも正社員として働くチャンスがあります。給与面や福利厚生、休日休暇が充実しているので、安定した条件で働くことが可能です。

また、従来の派遣で働く形とは異なり、同じ職場で3年以上働くことができるので、慣れた職場環境で長く働ける点もメリットです。

ヒトタスのサポート内容

派遣先で働く前の研修期間は1週間~2週間あるので、未経験業界での就業でも安心できるでしょう。3ヶ月に1回は定期面談、半年毎に人事面談があるので、就業後のサポートも安心です。

もちろん、いつでも相談ができる社員専用の相談窓口や営業担当がいるので、就業先でのお悩みをすぐに解決できる環境が整っています。

スキルアップのために利用できるオンライン学習ツールや研修があるので、仕事に対するモチベーションを保てます。

公式サイト:https://hito-tasu.co.jp/

とんがりコラボ|経理職専門の人材紹介・派遣サービス

とんがりコラボは、経理職専門の人材紹介・派遣サービスを展開しています。

そのため、経理の求人が豊富にあり、働き方も正社員や派遣、パートの中から自分に最適なものを選択可能です。

経理未経験向けの就活セミナーや実務セミナーを無料でおこなっているので、未経験でも経理の仕事にチャレンジしやすいでしょう。

とんがりコラボを利用するメリット

転職のサポートをしてくれるキャリアアドバイザーは、全員が経理経験者もしくは簿記取得者です。

経理分野の知識がある人に転職をサポートしてもらえるため、経理として働くうえでのポイントや必要な知識を質問した際に、専門的な回答を得ることができるでしょう。

無料セミナーは、実務イメージがしやすい内容なので、事前に自分に向いている分野なのかを考えるきっかけになります。

とんがりコラボのサポート内容

簿記の資格をもっているが実務経験は無いという方向けに、2日間の実務セミナーを実施しています。就業して即戦力になれる準備ができるのは心強いでしょう。

また、キャリアアドバイザーが、自分に合った求人の紹介、面接設定をしてくれるため。転職活動にかける時間を短縮することができます。キャリアを考えたうえでの求人提案なので、転職をきっかけに業務の幅を広げることにつながります。

公式サイト:https://tongari.co.jp/

経理職の転職に強い転職エージェントの選び方と比較のポイント5つ

経理職の転職活動では、転職エージェントを利用が便利です。転職エージェントは、市場に出ていないような求人を有しているので、自分の力では出会えないような求人に出会える可能性があります。

また、キャリアアドバイザーが担当者としてついてくれて、転職活動をフルサポートしてくれるので初めての転職活動の場合は心強いでしょう。

転職希望先との面接の日程調整だけではなく、履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策などをしてくれる転職エージェントもあります。

経理職・バックオフィスに特化している転職エージェントかどうか

経理職として転職を成功させるためのポイントの1つ目は、経理職・バックオフィスの転職に特化している転職エージェントかどうかです。業界知識を売りにしているエージェントは多いですが、経理職の実務や企業の実態を把握していない人が担当につく可能性があります。

その場合、『連結決済業務』や『月次決算』『単体決算』の違いを理解していないことも多く、詳しい情報やアドバイスまでは得られない可能性があります。

転職を成功させるためには転職動向をはじめ、希望の企業がどのような人材を必要としているか、必要なスキルは何かなど事前に知っておきたい情報はたくさんあるでしょう。

管理部門・バックオフィス特化エージェントのアドバイザーであれば、これまで培ってきた知見を活かして、こうした内容により踏み込んだアドバイスが期待できるのです。

キャリアアドバイザーの出身業界に多様性があるか

2つ目は、転職エージェントに所属するキャリアアドバイザーが特定の業界に偏りがないかも重要です。例えばIT・WEB業界、不動産業界、メーカー、商社で経理の業務には大きな違いが生まれます。実際に、特定の業界での経理職の現場を理解しているアドバイザーのほうが、転職活動の相談をする際に話が早く進みます。

業界特有の実務をしっかり理解している人に担当してもらったほうが、安心して転職活動を進められるでしょう。

サポート体制・キャリアアップを見据えた提案があるか

サポート内容も転職エージェントによって異なります。キャリアアップを見据えた提案をしてくれるかどうかも重要です。あてして大手は求人の紹介は多いものの、添削や面談対策はなく、あなたが興味がある企業へ職歴書をただ送るだけのケースもあります。

また、たとえ条件の良い求人があっても、将来的に成長が見込める求人であるとは限りません。あなたが転職後に経理としてキャリアアップを考えているのであれば、それに基づいた提案をしてくれるかどうかも転職エージェント選びのポイントになります。

あなたとキャリアアドバイザーの相性が良いかどうか

4つ目は、キャリアアドバイザーとの相性が良いかどうかです。

実際に具体的な転職サービスを提供してくれるのはキャリアアドバイザーですので、その人との相性も意識しましょう。

人間同士ですからどうしても話が弾まない、相談しにくいということは起こり得ます。なんでもはっきり伝えてくれる人もいれば、直球的な話し方を避ける人もいるように、コミュニケーションスタイルはさまざまですから、タイプが合わなければ単純に相談しづらいという状況になることもあるでしょう。

せっかくのアドバイスが的を得ないことも考えられますし、自分の思ったことがうまく伝わらなければ、希望する条件の転職先を提案してもらえないかもしれません。

担当となるキャリアアドバイザーは、あなたの転職を成功させるために重要な役割を持つ人です。キャリアアドバイザーとの相性が良いかどうかは、転職活動をするうえでとても大切なポイントなのです。

キャリアアドバイザーが「分業型(片手型)」と「両手型」のどちらなのか

最後は、キャリアアドバイザーが「片手型」と「両手型」のどちらなのかです。

「片手型」や「両手型」などの用語は普段馴染みがないかもしれませんが、転職サイトやエージェントを利用する人は知っておくべき用語です。それぞれ以下のようなメリット・デメリットがありますので、自分に合ったほうを選びましょう。

分業型(片手型)とは?

分業型の場合、キャリアアドバイザー(CA)とリクルートアドバイザー(RA)の2つに分かれ、キャリアアドバイザーは求職者の対応、リクルートアドバイザーは企業の対応というように、それぞれが別の業務を担当します。

分業型には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

  1. メリット:完全分業なのでサポートが迅速で、転職活動がスムーズに進む
  2. デメリット:キャリアアドバイザーは企業動向に詳しくない可能性があり、理想の転職先が見つからない恐れがある

両手型とは?

両手型の場合、一人の担当者が求職者と企業の対応にあたります。

両手型には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

  1. メリット:求職者と企業のニーズを理解しており、マッチング精度が高い
  2. デメリット:分業型に比べるとサポートが遅く、早期転職を目指す人には向かない恐れがある

どちらにもメリット・デメリットがありますが、企業のニーズと求職者のニーズをよく知っているのでミスマッチが少ないという点から、転職活動で失敗したくない人には両手型がおすすめです。

経理職が特化型の転職エージェントを使う3つのメリット

そもそも経理財務の転職活動でエージェントを使うべきか迷っている方もいるかもしれません。

先ほど『両手型・片手型エージェントについて』と『経理職・バックオフィスに特化している転職エージェントかどうか』という視点に触れましたが、ここでは特化型転職エージェントを使うメリットとデメリットについて、深ぼって整理しご説明します。

経理・財務のキャリアについて具体的なプランが明確になる

経理特化型転職エージェントを利用する最大のメリットは、経理キャリアならではの相談に乗ってもらえることです。

経理の転職エージェントは『経理の市場動向』や『求人情報』をもとに、求職者に合ったキャリアプランを提案するのはもちろんですが、いち経理担当者としての転職なのか、経理財務キャリアからさらに上のポジションを狙うのか、将来のキャリアビジョンについて具体的な相談が可能です。

基本的なキャリアカウンセリングではあなたの『強み』『弱み』を客観的に分析することに加えて、リーダーポジションへのキャリアアップが希望であれば、

  1. 月次決算・連結決算業務への関わり方
  2. マネジメント経験の有無
  3. 思考性・今後のビジョン など

上記と相性の合う企業へ転職することで、『今以上のキャリが見込める転職先にはこんな企業がある』という提案まで行ってくれます。

IPO準備中企業や非公開求人の紹介を受けられる

また、公式HPの採用情報や一般的な求人などには掲載されない非公開求人の紹介を受けることができます

特に上場準備中企業の非公開求人は市場に出回らないため、応募者数が少なく、競争率が低い点がメリットです。ストックオプションを発行・付与するのはエージェント経由の応募者のみとしているケースもゼロではありません。

企業側も優秀な人材を確保したいという強い意志があるため、待遇面やキャリアアップの面でも有利になる可能性があります。

求人票には載っていない詳細情報・企業内情の情報提供

求職者側からすると、応募する前に知りたいことが多数あります。たとえば、

  1. 実残業時間や休日出勤の有無
  2. 社風や風土
  3. チームメンバー・上司の人柄
  4. 管理部門の評価体制
  5. 業務の兼任度合い(経理意外に採用にも関わるかなど)

といった情報です。こういった情報は求人票や企業HPの限られた情報では得られません。

転職エージェントは企業の採用担当者と直接やり取りしており、実際に足を運んで得た生の情報も保有しています。これらの情報を事前に提供してもらうことで自分に合った企業を見つけやすくなります。

経理の転職で転職エージェントを使うデメリット3つ

転職活動全体を通じてさまざまなサポートを受けられる転職エージェントですが、人によってはデメリットになってしまうことがあります。

エージェントとのやり取りが発生

転職エージェントは求職者のスキルや希望条件を把握して適切な求人を紹介してくれますが、そのためには定期的なコミュニケーションが必要になります。

エージェントとのやり取りは電話やメール、面談などさまざまな形で行われますが、いずれも時間や手間がかかります。また、エージェントとの関係がうまくいかない場合は、ストレスや不信感を感じる可能性もあります。

紹介された求人にしか応募できない

転職エージェントを使った場合、応募できるのは紹介された求人のみです。たとえば自分のスキルや経験では通常は応募できないレベルの求人にチャレンジしたい場合、自己応募であれば応募するのは自由ですが、エージェント経由で応募するのは難しくなります。

これはエージェントが求職者にマッチする求人、つまり、ある程度採用可能性が高い求人を紹介しているためです。しかし、自分のアピールに自信がある方などは、物足りない印象を受けるかもしれません。

希望と異なる求人を勧められる場合がある

転職エージェントを使うと、希望と異なる求人を勧められる場合があります。これは、転職エージェントが自社の契約企業の求人を優先的に紹介するためです。通常、転職エージェントを利用する際に求職者側に料金はかからず、エージェントは契約企業から成功報酬を受け取るというビジネスモデルです。

そのため求職者よりも契約企業の希望が優先されてしまうケースが少なくありません。また、エージェントと求職者の意思疎通がうまくいっていない場合、エージェントが適切な求人を見つけることが難しい場合もあります。

経理職向けの転職エージェントを賢く利用する6つのコツ

仕事は生活の中でも長い時間を費やすものですから、「希望条件に合った会社に転職したい」と願うのは当然です。

しかし、特に初めて転職活動をする人や職場環境を変えたい人などは、「もし転職できなかったらどうしよう…」と不安に感じることもあるでしょう。

転職エージェントの登録は1社に絞らず2、3社複数登録する

転職エージェントを利用する際は2、3社程度登録しましょう。

ここまでご紹介してきたように、転職エージェントにはそれぞれ得意分野や特徴があり、いくつか登録して利用してみることで、より多くの企業にアプローチできたり、好条件の求人が見つかりやすくなったりするなどのメリットがあります。

また、さまざまなキャリアアドバイザーと面談してみることで、自分の強み・弱点・能力・経験などが明確に見えてくることもあります。

なかには、一部の転職エージェントしか取り扱っていない非公開求人などが存在することもあり、複数社を利用してみることで思わぬ好条件の求人に出会える可能性が高まります。定期的に連絡をとるようにする。

優先的に案件を紹介してもらうためにも、1~2週間に一度程度は自分から連絡することをおすすめします。定期的に連絡することでキャリアアドバイザーに転職活動の真剣さが伝わり、積極的に転職サポートをしてもらえるかもしれません。

経理・管理部門特有の要望を素直に伝える

経理職の転職活動において、何に重点を置くかは人によって異なります。

  1. これから需要が高まりそうなスキルを身につけたい
  2. 経理以外との兼務は嫌だから選任ポジションで転職したい
  3. ワークライフバランスやリモートワークで働きたい」など

自分の要望は正直に伝えましょう。

業界に特化したキャリアアドバイザーであれば、自分の要望を伝えることで有効なアドバイスが望めます。包み隠さず要望を伝えることで、条件に合った案件を紹介してもらいやすくなるなどのメリットも期待できます。

ただし、その際に前職の愚痴や不満などを言い過ぎると、「転職してもすぐに辞めてしまうのではないか」などとマイナスに捉えられ、かえって良くない印象を抱かれてしまう恐れがあります。

退職理由を伝えることは必要ですが、ネガティブな部分は簡単に伝えるなどして、なるべく自分のイメージが悪くならないように注意しましょう。

キャリア・スキルで嘘を申告しない

キャリアアドバイザーとの面談では、これまでのキャリアや現状持っているスキルを聞かれることが一般的です。このとき、よりよい求人を紹介してもらおうと考えて、誇張した内容を伝えるのは絶対に避けてください。

もし、嘘が発覚してしまうと、同じ転職エージェントでは求人を紹介してもらえなくなってしまいます。また、仮に嘘が発覚せずに転職先から内定がもらえたとしても、仕事がうまく対処できない可能性が高いでしょう。

転職活動にも、入社後の仕事にもよい影響を与えることはありませんから、キャリア・スキルで嘘の申告はしないでください。

同じ求人に重複してエントリーしない

内定通過率を上げようと、同じ求人に複数の転職サイト、エージェントから重複してエントリーするのも避けた方がよいでしょう。重複してエントリーすると、転職エージェント・企業間でトラブルになり迷惑がかかってしまいます。

さらに、応募先企業にも「自己管理がなっていない人」と判断されて、選考で不利な判断をされることにもつながるでしょう。複数の転職エージェントからの重複エントリーは絶対にNGであると覚えておいてください。

相性が悪いキャリアアドバイザーは変更を伝える

後ほどくわしく解説していますが、キャリアアドバイザーのスキルによって転職の成功・失敗は大きく左右されてしまいます。もし、あなたとの相性が悪いと感じたら、ただちに変更を伝えましょう。

変更を伝えるのは気が引けるかもしれませんが、担当者が変わるのはそこまで珍しいことではありません。本人に変更を直接伝えてもよいですが、難しい場合は、サポートセンサーに連絡してもよいでしょう。

すぐに転職したいと伝える

キャリアアドバイザーとの面談では、転職希望時期を聞かれることが一般的です。このとき「すぐに転職したい」旨を伝えるようにしてください。

すでにお伝えしましたが、転職エージェントは転職成功して初めて手数料がもらえるビジネスモデルです。そのため、転職希望時期が早かったり、転職への熱意が高かったりする方に積極的に良い求人を紹介する傾向にあるからです。

「良い求人があったら転職したい」「おおよそ半年後に転職を検討している」などの回答は避け、早い時期に転職希望である旨を伝えましょう。

転職エージェントに任せきりにしないで積極的に情報収集する

経理の転職を成功させるためには、転職エージェントに頼るだけでは不十分です。

転職エージェントはあくまでサポーターであり、転職活動の主体は求職者自身です。転職エージェントからのアドバイスや紹介を受けた求人が必ずしも最適解とは限らないため、転職エージェントに任せきりにしないで、自分でも積極的に情報収集することが重要です。

よくスカウト型転職サイトの広告で、『登録して待つだけ』という訴求を目にしますが、待っているだけでは本質的には転職などできません。良い求人がすぐに埋まるのは、『積極的に情報収集をして動いている人たち』です。

経理職に特化した転職エージェントの使い方・流れ

転職エージェントを活用して転職する方法は、次のとおりです。

経理職に特化した転職エージェントへ無料登録

本記事で紹介したような、経理職に特化した転職エージェントに登録しましょう。

経理職特化型の転職エージェントのほうが、キャリアアドバイザーの業界知識が豊富であったり、源泉された求人を取り扱っていることが多いです。

登録する際に必要な情報としては、自身の基本情報に加えて、希望の転職時期や転職業界、職種、条件などの入力をおこないます。

基本情報のみでも登録することができる場合もありますが、転職についての項目も入力しておくことで、キャリアアドバイザーとの面談の時間が充実するでしょう。

経理職の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーとの面談

キャリアアドバイザーと面談をおこない、転職活動をどのような方向でおこなっていくのかについて話合います。

過去の経験からキャリアの棚卸しをおこなって、転職時にアピールできるポイントやこの先目指すことができるキャリアプランを明確にします。

面談前に履歴書や職務経歴書を提出しておくと、面談時に求人を提案してもらえるケースもあるので、用意しておくと転職活動がスムーズに進むでしょう。

経理の求人を紹介してもらう

履歴書や職務経歴書、面談の内容を踏まえて、最適な求人を何社か紹介してもらえます。

あくまで提案ベースなので、紹介された求人に全て応募しないといけないという決まりはありません

選択した求人への応募

求人の中から、受けてみたい企業の求人を選択します。

履歴書や職務経歴書は、応募する企業ごとにオリジナルでつくり直したほうが通過率は高まりますので、都度作成をおすすめします。

作成した書類は、キャリアアドバイザーに添削してもらえるサービスもあるので活用しましょう。

面接を受ける

書類選考が通過したら、いよいよ面接です。

久しぶりに転職活動をする場合、何を話せばいいのか悩むケースは多いでしょう。サポートのひとつとして、面接練習をお願いできることがあるのでお願いしましょう。

面接回数は応募先によって異なりますが、1回~3回はあることを想定しておくといいです。

合否の結果を受ける

面接後の結果によって、動き方が変わります。

内定となった場合の動き方

内定がでたら、改めて希望条件や働く環境をみて、納得した状態で内定の承諾をしましょう。

現職への退職時期の交渉は、キャリアアドバイザーに対応してもらうことはできないので、はやめに対応しておきましょう。

不採用となった場合の動き方

不採用となってしまった場合、別の求人を紹介してもらえます。キャリアアドバイザーは、最後まで転職のサポートをしてくれるので心強い存在です。

今回どのような点がアピールとして足りなかったのかを明確にし、次の面接に活かしましょう。

経理職が転職を成功させる7つのポイント

ここでは、経理職への転職を成功させる方法について紹介します。

転職時期を見極める|有利な時期は決算月の3ヶ月前・1月か9月頃

例えば、日本企業では3月末決算の企業が多いです。税務申告期限は5月末となりますので、4月・5月が決算業務に追われるいわゆる繁忙期です。そのため、企業が経理職の求人を出すタイミングは、繁忙期の2~3か月ほど前である1~2月あたりに求人募集を始めるスケジュールを組む企業が多くなります。

国税庁のデータでは12月を決算月にしている企業も多いという結果が公表されていますので、9月もタイミングとしては良いでしょう。

表:決算期月別法人数

事業年度終了月(決算月) 法人数
2月 176,981
3月 543,709
4月 195,243
5月 216,449
6月 252,265
7月 202,806
8月 238,234
9月 290,587
10月 114,052
11月 70,919
12月 245,664
1月 94,398
2,641,307
参考:国税庁

もちろん1年を通してどの時期でも経理として転職できますが、求人案件が多い時期を狙った方がより希望に沿った転職先を見つける確率は高まるでしょう。

経理職に強い転職エージェントを利用する

経理職への転職は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントを利用すると、担当のキャリアアドバイザーが転職希望者の希望にマッチした企業を紹介してくれます。

転職エージェントの多くは、市場に出回っていない優良企業の求人も有していますので、自分で探しているだけでは出会えないような案件を見つけることもできるでしょう。

転職エージェントは、転職希望先とも面談の日程調整、履歴書・職務経歴書の添削、面接指導、条件交渉なども行ってくれます

特に、未経験者で書類審査に落ちてしまいそうなケースやキャリアアップのために難易度高めな求人に挑戦したい場合には、転職エージェントの力を借りたほうが良いです。転職希望先の企業に書類だけでは伝わらない魅力を伝えて後押ししてくれることに期待できます。

リファラル採用を活用する

最近では、リファラル採用も増えていますが、転職を希望する企業に知人が働いているのであれば直接人事に紹介してもらうのも良いでしょう。

企業としては、転職エージェントを利用すると手数料がかかってしまうので、紹介のほうがコストを下げられます。転職希望者としても、会社の雰囲気など紹介者からの生の声を聞いて事前に知っているので、ミスマッチが少ないメリットがあります。

職歴書の作成や志望動にはこだわる

なぜその会社で働きたいかを明確に

転職を成功させる大きなポイントは、「この会社で何をしていきたいか」を明確にするのが一番です。前職では「叶えられなかったこと」を整理し、次の会社で「実現したいこと」をうまく伝えましょう。

未経験者の場合はなぜ経理を目指すのか

未経験から経理を目指す場合「なぜ経理でなければいけないのか」を説明できることが望ましいでしょう。企業の会計は「粉飾防止」はもちろん、昨今のコーポレートガバナンス強化に最も近い業務の一つです。

興味を持ったきっかけや、数字に強い特徴を活かしたい、といった志望理由だけではなく、前職での経験がどう経理に活かせるのか、実際に簿記などの資格を取得するために勉強していることをアピールすることなど強い意志があることを示すことが大切です。

岡 佳伸氏
岡 佳伸氏
全くの未経験から経理職に就こうと思った時は資格取得することが効果的です。資格取得のための各種受験予備校に通う際は雇用保険に加入している在職者、又は原則離職後1年以内の方は「教育訓練給付」を活用することが出来ます。教育訓練給付の対象講座を学ぶことで受講料の約20%~70%が後日給付されます。詳しくは厚生労働省の教育訓練給付制度、又はハローワークにお問い合わせください。

未経験はベンチャー企業を狙う

経理職は転職市場で即戦力を求められるので、未経験者は採用されにくい傾向にあります。そのため、経理職に経験したい未経験者は、未経験でも採用してくれるベンチャー企業からキャリアアップを目指すのも一つです。

ベンチャー企業で未経験の経理職をするメリットとしては、社内の体制が整っていない中で経理体制を整えれば経理職としての実力が身に付きます

また、IPOを経験する場合、上場企業の監査に合わせた対策が必要になるので、経理に対する知識を増やすことも可能でしょう。

このような経験をしている経理職は、経理職として必要になる知識全般を身に着けていると評価され、転職市場でも価値が高まるでしょう。また、IPOを経験すれば社外取締役としての道も開かれる可能性があります。

まず会計事務所に転職してから経理に転職

経理職の未経験採用は非常に狭き門です。そのため、一度会計事務所に転職して会計の知識を身に着けてから一般事業会社の経理職へ転職するという方法も考えられます。

会計の専門知識を身に着けていることがアピールできれば、監査対応要員として経理職への転職がしやすくなるでしょう。

派遣社員から正社員を目指す道も

未経験者がいきなり正社員の転職は難しいですが、派遣社員として経理職の経験をしてから正社員を目指すのも一つの戦略でしょう。派遣社員は正社員に比べると専門職の募集が多いのが特徴ですし、大手企業で働けるチャンスもあるでしょう。

派遣社員として経理職の実務経験をすることで、正社員として転職活動をする際に「実務経験がある」とアピールできます。

【経理職の転職市場】将来性・ポジションと今後のキャリアパスについて

経理職はどの会社にも必要な仕事です。そのため、需要は一定数あるので、専門知識さえ身に着けることができれば転職市場でも重宝される存在となるでしょう。

ここでは、経理職の転職市場や、経理職を選ぶメリットについてもご紹介します。

会社を支える重要なポジション

経理職は会社を支える重要なポジションです。企業においてお金の流れを正確に管理することは信用にもつながるので非常に大切といえます。例えば、経理職が取引先への支払いを誤ることになれば、取引先の資金繰りを圧迫させてしまうこともあるでしょう。

そうなれば、信頼を大きく失墜し取引停止になる事態も想定できます。

経理の仕事は比較的地味な仕事ですし、「できて当たり前」というイメージがあるかもしれませんが、企業の活動において非常に重要な役割を果たしているのです。このような重要なポジションで頑張りたいと思うのであれば経理職を選ぶとやりがいを感じられるでしょう。

キャリアチェンジしやすい

経理職の仕事内容は、どの企業でも大きく変わりません。そのため、「人間関係が悪い」「待遇が悪い」と感じても転職しやすいのがメリットといえるのではないでしょうか。

経営陣との距離が近い

経理職の仕事は、経営陣との距離が近いというのも特徴です。決算や財務、開示業務などの仕事をする場合、若手のうちから経営陣と一緒に仕事をする機会が増えるでしょう。経営陣に「優秀な人材」だと評価されれば、出世もしやすくなるのではないでしょうか。

経理の求人は安定してある

経理はどの業界でも共通してある職種なので、求人も比較的安定してあります。一般的に年間を通して求人がありますが、特に決算期や税務申告期には会計業務が多忙になり人手不足やスキル不足を感じる企業が多くなるため、経理求人も増える傾向が見られます。

ただし経理の求人は欠員募集が中心なので、求人件数が多いわけではありません。また企業ごとに1人ないし2人の募集なので、応募枠がうまり募集がすぐに締め切られてしまう場合もあります。

即戦力採用が基本だから経験者有利

経理の仕事は専門性が高く、即戦力として活躍できる人材が求められています。そのため経理の転職では経験者が有利な傾向にあります。特に、決算や税務などの業務に加えて予算管理や財務分析などの戦略的な業務にも携われる経験者は、多くの企業から求められています。

また海外に事業展開する企業の場合、国際会計基準や外国為替の知識を持つ経理担当者が必要とされています。

RPAAIの進歩で経理の需要はなくなるのか?

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAI(人工知能)の台頭で、多くの職種で仕事が奪われ、需要がなくなるといわれています。経理も例外ではなく、将来的に需要がなくなるとの指摘があります。しかし、完全に需要がなくなることはないと考えられます。

なぜなら、経理には単純作業だけでなく、複雑な判断や分析が必要な業務も多くあるからです。たとえば予算や資金計画の立案や管理、財務分析や経営判断の支援などです。

これらの業務はRPAAIでは代替できない人間の専門性や創造性が求められます。また、経理は企業の財務状況を正確に把握し、信頼性の高い情報を提供する役割も担っています。そのため、RPAAIが行った業務の監査や検証も必要です。

経理の需要はなくなるのではなく変化する

上記の理由により経理の需要はなくならないといえますが、その内容は変化していくでしょう。単純作業はRPAAIに任せることで、経理業務の効率化や品質向上を図るという流れになることが予想されます。

一方、経理人材はより高度な業務や、経営陣とのコミュニケーションが必要な業務などに注力することが求められます。

将来も活躍できる市場価値の高い経理人材になるためには

将来にわたり活躍できる経理人材になるには、RPAAIなどの技術革新に対応し、自分のスキルや知識を高めていくことが大切です。RPAAIを使いこなせる経理人材は、単純作業から解放され、より高度な分析や戦略的な判断を行うことができます。

また経理には環境の変化に対応できる柔軟性や、既存の枠組みにとらわれず新しいアイデアや解決策を考え出す創造性も大切です。たとえば新しいシステムやツールを導入したり、業務プロセスを改善したりすることで、効率化や品質向上を図ることができます。

応募条件として実務経験3年以上+簿記を求められるケースが多い

経理求人を見ると、応募条件として実務経験は3年以上に設定しているケースが多いです。また簿記2級またはそれと同等の知識・スキルがあることを応募条件に掲げているケースもよくあります。

未経験で採用されるには

経理未経験から転職するのは難しい面がありますが、必ずしも転職できないわけではなく、未経験で転職を成功させる人もいます。未経験で採用されるには年齢が若いうちにチャレンジすることが大切です。

年齢が若いとポテンシャルを期待されて採用される場合があるため、経理に興味がある方ははやめに動きだしましょう。

また経験が少ない場合は、担当業務が細分化されている企業を狙うことも必要です。少ない経験でもその業務にマッチすれば採用される可能性があります。

ただし基本的には規模が大きい企業が対象となり、そもそもの採用基準が高いので、資格の取得や筆記試験対策などできるだけの準備が欠かせません。

CFOへの道もある

経理職を極めるとCFO(最高財務責任者)になれる道があります。CFOはファイナンスに関する責任者ですが、企業にとってお金の流れを管理するのは非常に重要であるため、その存在は重要視されています。CFOになればCEO(最高経営責任者)の右腕となり、経営を動かすこともできます

また、CFO経験者は社外取締役としての価値も高いです。CFO引退後は、社外取締役として活躍することも考えられるでしょう。

あわせて読みたい
CFOになるには|なり方・求められる経験やスキル・おすすめの転職支援サービス10選 CFOとは「Chief Financial Officer」の略称で、日本語では「最高財務責任者」と訳されます。 近年は日本でもCFOを置く企業が増えつつありますが、まだそれほどなじみ深...

経理職として評価されやすい5つのスキル

最後に、経理職として評価されやすいスキルについて説明します。

パソコン・エクセルのスキル

経理職にはパソコンスキルが必須です。普段の業務でパソコンのツールを利用して計上をしますし、見積書や請求書の発行なども日常的に行います。インターネットバンキングも増えていますので、その管理も必要です。

特に、地味ですがエクセルのスキルはかなり重宝されます。Vlookup、IF関数は当然として、『index+match』やrounddownなどは覚えておいて損はないでしょう。

資料作成スキル

経理職は経営陣への説明をする機会が多い職種です。また、上場企業の場合は株主向けの情報展開も多くなります。そのため、見やすい資料を作成できるスキルを保有しておくと評価されやすいです。

コミュニケーション能力

経理職は社内の様々な人と話す機会がある職種です。社内で監査対応を依頼する際には、目上の人に対して資料の提出を依頼したり、訂正をお願いしたりする必要も出てくるでしょう。

この時に、コミュニケーション不足から相手を嫌な気分にさせてしまえばそれ以降仕事がしにくくなります。そのため、相手を不快にさせないけれどやるべきことはきちんと伝えられるコミュニケーションスキルが求められるのです。

また、社内だけではなく取引先や公認会計士、株主などと対話する場面もあるでしょう。誰からも不快に思われないようなコミュニケーション能力があると活躍できる場面が広がります。

あわせて読みたい
【2024年最新】公認会計士の平均年収は?キャリアプランごとの相場とおすすめの転職エージェント5社を紹介 ビジネスの国際化や多様化が進む現代では、企業経営の透明性やコーポレートガバナンスの強化が求められる傾向にあり、公認会計士の活躍の場が拡大していると考えられま...

真面目に仕事に取り組む姿勢

経理職は数字を扱う仕事ですが、少しのミスでも会社の信頼を大きく傷つける可能性があります。たとえば、資金繰りの把握は経理職にとって重要ですが、読み間違えれば資金不足になり倒産に陥る恐れがあります。

そのため、ミスなく仕事を遂行できるように何回もチェックするなど仕事に真面目に取り組む姿勢をアピールできると経理職として評価されやすいです。

英語力

大企業・海外進出企業・外資系企業の場合決算書類を英語で作成する必要があります。また、現地のスタッフに英語で資料作成に関する説明などが必要になるシーンも出てくるでしょう。

そのため、英語力はアピールになりますので取得しておいて損はありません。

経理職の転職活動・面接で気を付けたいポイント

ここでは、経理職の転職面接で気を付けたいポイントを紹介します。

会社のビジョンに共感していることをアピール

経理職の転職活動に限りませんが、転職活動では企業研究をしっかり行い、会社のビジョンに共感していることをアピールすべきといえるでしょう。

前向きな姿勢をアピール

前向きな姿勢のアピールは転職活動で欠かせません。例えば、転職希望先の企業が海外法人を作るなど攻めの体制ならば、「海外法人の決算にも携わりたい」と伝えたほうが前向きなイメージになるでしょう。今までに経験したことがない仕事でも積極的に挑戦したいという姿勢を見せるのが大切です。

真面目に仕事に取り組んだエピソードをアピール

経理職は、数字を正しく取り扱う必要があるため、真面目に仕事ができることをアピールできると良いでしょう。前職が経理職だったのであればどのような業務を担当し、どんな姿勢で仕事に取り組んでいたのかを分かりやすく説明できるようにしてください。

エージェント名 特徴
BEET-AGENT [経理経験者向け]管理部門が評価される企業への転職をモットーに、経理・財務に強い管理部門特化の転職エージェント。キャリアアドバイザーの親身な対応が◎。
ハイスタ会計士 [監査法人からの転職におすすめ]公認会計士・経理財務特化。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
MS-Japan 士業管理部門特化の転職エージェント。2019年の楽天インサイトの調査によると、経理・財務管理部門の登録No.1。
リクルートエージェント 圧倒的求人数と内定率。経理未経験・実務経験なしOKの求人数が多いのが魅力。日商簿記を取得していればチャンスが多い。
SYNCA 管理部門に特化した転職エージェント。経験者やキャリアアップを目指したい人に特におすすめ転職エージェント。
doda 国内最大級の求人数を誇る転職サイト。経理未経験・実務経験なしOKの求人数が多いのが魅力。日商簿記を取得していればチャンスが多い。
ジャスネットキャリア 会計職・税務、経理に特化した転職エージェント。20代後半から40歳以上の管理職求人までキャリアステージに合った転職活動をサポート。
人材ドラフト 会計事務所・税理士事務所・経理など会計業界に特化した転職エージェント。
コトラ 経理会計・金融管理部門などのプロフェッショナル人材に特化した転職エージェント。
マイナビエージェント 経理特化型の転職エージェントではないものの経理職の求人案件が豊富なのが魅力。
type転職エージェント 『日商簿記3級』『社会人経験2年以上』という比較的ハードルの低い求人も紹介可能。
経理エージェント 経理人材に特化した転職エージェントです。特化型の転職エージェントでありながら取引実績は1000社以上。
パソナキャリア 2021年オリコンの調査で転職満足度が高い転職エージェントに選ばれた実績。
LHH転職エージェント 専門分野に特化したキャリアアドバイザーが転職活動をフルサポート
ビズリーチ エグゼクティブ求人・ハイクラス求人に特化した転職エージェントで、年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上
リクルートダイレクトスカウト 30代~50代のハイクラス人材をターゲットにしたスカウト型の転職サービス。
doda X 管理職やハイキャリアの方などに特化した転職サービスを展開。

経理職の転職を有利にできる可能性の高い資格5つ

経理職の転職で有利になる資格について説明します。

日商簿記2級

財務諸表を作成するために、普段から仕訳・計上をする経理職にとって、簿記の知識は必要不可欠です。転職市場では、日商簿記2級を保有していると評価されやすい傾向にあります。経理未経験者が経理職に転職したいという場合にも日商簿記2級を取得しているとアピールになるでしょう。

BATIC(国際会計検定)

BATICとは、英文簿記・国際会計理論を学べる資格です。特に、国際的な会計知識は、海外法人や支店があるグローバル企業に経理職にとって必要といえるでしょう。BATICは合格・不合格という形ではなく、TOEICのようなスコア制です。

グローバル企業の経理職に挑戦したい場合、高スコアを取得しておくと有利といえます。

公認会計士・会計士試験合格

公認会計士は会計の頂点と言える資格です。公認会計士として認められるには監査法人などで『監査業務』を行う必要がありますが、担当式試験、論文試験合格は取れます。難関資格と言われるだけあり、持っているだけで基礎知識の証明になります。

税理士・税理士科目合格

税理士資格を保有していると、財務初書類の作成や監査対応ができる人材として経理職としても重宝されます。税理士資格に合格するのは決して簡単ではありませんが、社会人でも合格できるような予備校のコースなども用意されています。

経理職として上を目指したいのであれば取得して損はないでしょう。また、企業会計を経験した税理士として独立することも視野に入れることができます。

TOEIC

グローバル企業では、英語の決算書類の作成も必要になります。そのため、英語力が高い人は重宝されますので、転職でグローバル企業を目指す場合にはTOEICで高スコアを取得しておくとアピールになるでしょう。

エージェント名 特徴
BEET-AGENT [経理経験者向け]管理部門が評価される企業への転職をモットーに、経理・財務に強い管理部門特化の転職エージェント。キャリアアドバイザーの親身な対応が◎。
ハイスタ会計士 [監査法人からの転職におすすめ]公認会計士・経理財務特化。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
MS-Japan 士業管理部門特化の転職エージェント。2019年の楽天インサイトの調査によると、経理・財務管理部門の登録No.1。
リクルートエージェント 圧倒的求人数と内定率。経理未経験・実務経験なしOKの求人数が多いのが魅力。日商簿記を取得していればチャンスが多い。
SYNCA 管理部門に特化した転職エージェント。経験者やキャリアアップを目指したい人に特におすすめ転職エージェント。
doda 国内最大級の求人数を誇る転職サイト。経理未経験・実務経験なしOKの求人数が多いのが魅力。日商簿記を取得していればチャンスが多い。
ジャスネットキャリア 会計職・税務、経理に特化した転職エージェント。20代後半から40歳以上の管理職求人までキャリアステージに合った転職活動をサポート。
人材ドラフト 会計事務所・税理士事務所・経理など会計業界に特化した転職エージェント。
コトラ 経理会計・金融管理部門などのプロフェッショナル人材に特化した転職エージェント。
マイナビエージェント 経理特化型の転職エージェントではないものの経理職の求人案件が豊富なのが魅力。
type転職エージェント 『日商簿記3級』『社会人経験2年以上』という比較的ハードルの低い求人も紹介可能。
経理エージェント 経理人材に特化した転職エージェントです。特化型の転職エージェントでありながら取引実績は1000社以上。
パソナキャリア 2021年オリコンの調査で転職満足度が高い転職エージェントに選ばれた実績。
LHH転職エージェント 専門分野に特化したキャリアアドバイザーが転職活動をフルサポート
ビズリーチ エグゼクティブ求人・ハイクラス求人に特化した転職エージェントで、年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上
リクルートダイレクトスカウト 30代~50代のハイクラス人材をターゲットにしたスカウト型の転職サービス。
doda X 管理職やハイキャリアの方などに特化した転職サービスを展開。

経理の転職はここに注意!失敗しない転職にするためのトピック

ここからは経理が転職活動を進めるうえでの注意事項を解説します。

転職時期は繁忙期を避ける

経理は決算期を中心に繁忙期がある程度決まっているため、繁忙期を避けることが大切です。繁忙期に転職すると現職の引き継ぎが十分にできない可能性が高く、今の職場に迷惑をかけてしまいます。

繁忙期は業務量が多く、時間的に余裕がないため、引き継ぎ資料の作成や後任者への説明がおろそかになりがちです。これは、自分の評価や信頼を下げるだけでなく、後からトラブルの原因にもなります

また転職先でも、新しい職場での仕事に対応しづらいというデメリットがあります。繁忙期は皆が忙しいため周囲からのサポートも期待できず、業務内容や社内ルールを覚えるのに時間がかかります。

先輩や上司とのコミュニケーションも取りづらく、孤立感やストレスを感じる可能性もあるでしょう。志望先の繁忙期を事前に確認し、計画的に転職活動を進めることが大切です。

大企業・中小企業・ベンチャーとの違いを理解する

大企業と中小企業の違いを理解したうえで、自分の適性や希望にあわせて転職先を選びましょう。大企業では経理部門の規模が大きく、専門性が高い仕事を任されることが多くなります。一方、中小企業では経理部門の規模が小さく、幅広い業務を担当することが多いです。

また大企業では安定した給与や福利厚生、キャリアアップの機会がありますが、競争が激しく、高い結果を求められます。

一方、中小企業では柔軟な働き方や自分の裁量で仕事を進められることがありますが、給与や福利厚生の面では大企業に見劣りしますし、キャリアパスが限られることがあります。

自身のスキルレベルと合わない企業には応募しない

応募先は、自分のスキルレベルにマッチしていることが重要です。レベルがあわないとそもそも採用されづらいというのもありますが、仮に転職できたとしても自分の能力に見合わない仕事をすることはストレスや不満を生み、キャリアアップの妨げにもなるからです。

たとえば高い専門性があるにもかかわらず簡単な帳簿処理しか任されない企業に転職した場合、やりがいや成長の機会を感じられません。

反対に、経理経験が少ないのに高度な財務分析や予算管理を求められる企業に転職した場合、仕事についていけずに失敗や責任を負う可能性が高まります。どちらの場合も、自分のスキルレベルと企業のニーズがマッチしていないため、経理としての価値を発揮できません。

条件だけでなく職場の雰囲気や文化もチェックする

転職した後の満足度は、給与や待遇などの条件面だけでなく、職場の雰囲気や文化にも大きく影響されます。

たとえば経理が自社の業績や予算について積極的に発言できるかどうか、経理部長や上司とのコミュニケーションが円滑かどうかなどは、仕事のやりがいや成果に直結します。

また経理部門の雰囲気がよく、経理部員同士の連携や協力が取れていれば仕事がやりやすく、精神的なストレスもためにくいでしょう。したがって、経理の転職では、条件だけでなく職場の雰囲気や文化もチェックすることをおすすめします。

応募先の会計ソフトや会計基準などを事前に確認しておく

応募先の会計ソフトや会計基準などを確認しておくことも重要です。たとえば会計ソフトは市販のものや自社開発のものなどさまざまな種類がありますが、操作方法や機能が異なるため、現職で使い慣れたものとは違う場合があります。

会計基準については国際会計基準(IFRS)や日本会計基準(J-GAAP)などがありますが、それぞれに適用されるルールや処理方法が異なるため知識や経験が必要です。これらの点を事前に調べておくことで、転職後の仕事にスムーズに対応できるようになり、面接でも自分のスキルや適性をアピールできます。

応募先のワークライフバランスについても確認しておく

経理は繁忙期や決算期には残業が多くなりがちな職種ですが、それでも自分のライフスタイルに合った働き方ができるかどうかは、転職後の満足度に大きく影響します。

応募先のワークライフバランスを確認する方法としては、求人情報や企業HPで残業時間や休日出勤の状況、有給休暇の取得率などをチェックする方法があります。

面接時に直接担当者や現場の人に聞いてみるのもよいでしょう。働き方の風土や環境についても聞くとより参考になります。面接などで聞きづらい場合は転職エージェントを通じて情報を提供してもらうとよいでしょう。

まとめ

経理職は専門知識を求められるので、スキルを身に着けた経験者にとっては転職活動がしやすい環境にあります。AIやアウトソーシングにより経理職の仕事は減るといわれていますが、経理職はどの企業にも存在しますし、経理職全体の仕事を把握して指示や管理できる人の存在は重宝されるでしょう。

一方、即戦力を求められるので未経験者にとって転職活動は難しいものになります。しかし、資格を取得したり、未経験可の求人に申し込んだり、派遣社員から正社員を目指したりすることで経理職の道を切り開くことができるでしょう。

また、大企業やグローバル企業では英語で決算書類の作成をしたり、現地スタッフに指示したりする必要があるので、TOEICやBATICがアピールになります。

エージェント名 特徴
BEET-AGENT [経理経験者向け]管理部門が評価される企業への転職をモットーに、経理・財務に強い管理部門特化の転職エージェント。キャリアアドバイザーの親身な対応が◎。
ハイスタ会計士 [監査法人からの転職におすすめ]公認会計士・経理財務特化。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
MS-Japan 士業管理部門特化の転職エージェント。2019年の楽天インサイトの調査によると、経理・財務管理部門の登録No.1。
リクルートエージェント 圧倒的求人数と内定率。経理未経験・実務経験なしOKの求人数が多いのが魅力。日商簿記を取得していればチャンスが多い。
SYNCA 管理部門に特化した転職エージェント。経験者やキャリアアップを目指したい人に特におすすめ転職エージェント。
doda 国内最大級の求人数を誇る転職サイト。経理未経験・実務経験なしOKの求人数が多いのが魅力。日商簿記を取得していればチャンスが多い。
ジャスネットキャリア 会計職・税務、経理に特化した転職エージェント。20代後半から40歳以上の管理職求人までキャリアステージに合った転職活動をサポート。
人材ドラフト 会計事務所・税理士事務所・経理など会計業界に特化した転職エージェント。
コトラ 経理会計・金融管理部門などのプロフェッショナル人材に特化した転職エージェント。
マイナビエージェント 経理特化型の転職エージェントではないものの経理職の求人案件が豊富なのが魅力。
type転職エージェント 『日商簿記3級』『社会人経験2年以上』という比較的ハードルの低い求人も紹介可能。
経理エージェント 経理人材に特化した転職エージェントです。特化型の転職エージェントでありながら取引実績は1000社以上。
パソナキャリア 2021年オリコンの調査で転職満足度が高い転職エージェントに選ばれた実績。
LHH転職エージェント 専門分野に特化したキャリアアドバイザーが転職活動をフルサポート
ビズリーチ エグゼクティブ求人・ハイクラス求人に特化した転職エージェントで、年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上
リクルートダイレクトスカウト 30代~50代のハイクラス人材をターゲットにしたスカウト型の転職サービス。
doda X 管理職やハイキャリアの方などに特化した転職サービスを展開。

  • URLcopy
佐藤 達也のアバター
キャリアアドバイザー

佐藤 達也

弁護士・公認会計士・税理士等の士業や、管理部門特化の転職サポートを行う人材紹介会社に在籍。士業・バックオフィスに特化した転職ノウハウ・企業調査を担当しています。分野特化だからこその、勘所を押さえたリアルな情報を発信できるよう心がけています。