26歳未経験からのITエンジニア転職は成功しやすい！おすすめの職種や成功のコツを解説！【体験談】

結論からお伝えすると、26歳未経験からのエンジニア転職は十分に可能です。

これまでの経験や将来性を企業が評価してくれるため、キャリアチェンジに最適なタイミングと言えます。

この記事では、なぜ26歳が有利なのかという理由を、先輩エンジニアからのリアルな声や客観的なデータと共に解説します。

さらに、転職を成功させるための具体的なロードマップや、気になる年収の現実、おすすめの職種まで、疑問や不安を解消するために必要な情報を網羅しています。

関連記事：IT転職エージェントのおすすめ人気ランキング40選！全エンジニア向け徹底比較【2025年10月最新版】

【結論】26歳未経験からのエンジニア転職は十分に可能

26歳未経験からエンジニアへの転職は、十分に可能です。

IT業界は慢性的な人手不足の状況にあり、若手人材の採用意欲が非常に高いためです。

経済産業省の調査「IT人材需給に関する調査（PDF）」によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。

この人材不足を裏付けるように、dodaの「転職求人倍率レポート」では「エンジニア（IT・通信）」の求人倍率が11倍を超えるなど、極めて高い水準で推移しています。

この数値は、求職者1人あたり11社以上が採用したいと考えていることを意味し、企業がポテンシャルを持つ20代の人材を強く求めている証拠です。

実際に、未経験者向けの研修制度を整えている企業は多く、26歳であればポテンシャル採用を積極的に行っています。

したがって、正しい戦略と準備をもって臨めば、26歳エンジニア未経験だったとしても、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせることはかなり現実的と言えるでしょう。

26歳未経験からのエンジニア転職に関する先輩エンジニアからの声・体験談

26歳未経験からのエンジニア転職を考える際に、実際に同じ道を進んだ先輩エンジニアたちの声は非常に参考になります。

Xや知恵袋では、26歳未経験からのエンジニア転職に対して、肯定的な意見と厳しい意見の両方が見られます。

良い意見と悪い意見、両方の側面を理解することは、転職活動の成功確率を高めることにつながりますので、先輩エンジニアたちの声を見てみましょう。

良い意見：「26歳は有利」「ポテンシャル採用で十分可能」

SNS上では、「26歳は未経験からの転職に有利な年齢で、チャンスは十分にある」という肯定的な意見が目立ちます。

結局努力問題なのよね。

なにくそ根性論ではないけど、未経験が難しいのは当たり前。未経験だから。

あとITエンジニアはやる気があればあまり年齢は関係ない。

（年を取るほど努力量が多くなるが。）

私は26歳から未経験で社内SEやって今はサーバー保守とHP開発に携わらせてもらってる。

引用：X

あと、職をお探しでしたらITエンジニアはおすすめです。

私は26歳の時に全くの未経験でITの道に方針変更(元々は文系大卒営業マン)しました。

本当にエンジニアになって良かった。

社会不適合者の私が唯一やっていける職業に出会えたと思っています。

引用：X

未経験知識0からインフラエンジニアとして活躍することは可能です。

現場で活躍できるまでの日数に個人差はあります。

私は26歳の時に知識なし学歴なしからIT業界に入り、監視オペを経て現在はプリセールス、要件定義、設計、構築など複数の案件に携わらせていただいてます。

本気の方はご連絡ください！

引用：X

業務経験とか社会人経験なかったフリーター26歳だったけどITエンジニアに転職できました

未経験でも（もちろん勉強する、スキルつけたい意欲は前提で）特化のエージェントに相談したら20代なら案件結構ありました

引用：X

未経験エンジニアの就職に関しての所感  

〜29歳 実力やコミュ力次第だけどポテンシャル採用枠でいける

30〜32歳 厳しいけど能力次第ではギリギリ滑り込めるかも

33歳〜 かなり厳しい。運要素がだいぶ絡む。  

いずれにしても給与が新卒レベルになるのは覚悟したほうがいいかな。

あくまで所感です。

引用：X

語弊を恐れずに言うのなら、未経験からインフラエンジニア目指す場合、20代が期限になります。

30代だとハードルが上がる。

転職できないわけではないけど、20代と30代では、かなり変わることを認識しておいた方が良いです。

募集要項を見てもらうとわかりますが、28歳までとか、29歳までがかなり多い。

引用：X

やっぱ25.6歳くらいにエンジニアとして転職しておきたかったな〜 って考えるとまじで前職の2年間無駄だったわ…

未経験エンジニアだとSESになる可能性が高いから、案件ガチャにビビって情シス入ったけど、ほぼ何も技術的な部分は身に付かなかった

引用：X

28でエンジニアになろうとしたら、   転職エージェントには「絶対に無理だ、遅すぎる」と言われた。  

最初の受けた企業には「29歳は取ってないんだけど」と言われた。  

一ヶ月研修した企業には「助成金目的で受けいれた」と言われた。  

でも、エンジニアになれたので否定的な言葉はアテにならない。

引用：X

エンジニア目指すには26歳がギリギリの年齢やね  

うちのエンジニアが他の会社に言われたらしい  

誰の目線で、なんの情報でそう思うの？  

人それぞれエンジニアになる目的も違うのに  

無責任な言葉は無視すりゃいい

引用：X

これらの声からわかるように、多くの現役エンジニアが26歳をチャンスと捉えています。

「30代に比べ、20代はポテンシャルで評価されやすい」という考え方に加え、中には「26歳の時にエンジニアになっておけばよかった」と後から振り返る人もいるほど、貴重なタイミングであることがわかります。

学習意欲と行動力さえあれば、未経験という壁は乗り越えられる、という考え方が根底にあるようです。

悪い意見：「入社後のギャップ」「待遇や私生活への影響も」

良い意見もある一方で、転職後の現実的な課題や、理想と現実のギャップに言及する声も存在します。

私は他業種からエンジニアに転職した26歳です。  

興味本位からエンジニアに転職し、今で約半年となります。

いきなり開発現場でSD.CD.UTと作業を行なっておりますが全く向いている気がしません。

他の方との差は致し方ないと思うのですが、在宅ワークでコミュニケーションも取れず、質問もままならないまま期日を過ぎ、謝罪の毎日です。  

大雑把な傾向もあり、1年先にこの下流工程を自身で簡潔に終わらせられる見通しがたつ気がしません。

若干鬱症状も出ているためこのままこの業種にいて良いのか悩む毎日です。

引用：知恵袋

26歳で完全未経験からインフラエンジニアに転職して半年の給与

これって少なすぎではないけど、少ない方よな…

（差引支給額：227,510円）

引用：X

26歳から28歳までかけて文系未経験からエンジニアになったが、そんなんしてる間に婚期を逃した側面は否定できないわ

気づいたときには遅かった…

引用：X

私の場合、26歳未経験からインフラエンジニアに転職して初任給は300万からでした。

参考までに。

引用：X

先輩たちのこうした本音からは、入社した後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチの様子が伝わってきます。

仕事についていけずに苦労したり、期待していたほど給与が高くなかったり、プライベートにしわ寄せがいくこともあるようです。

だからこそ転職活動では、仕事の魅力だけでなく、こうした現実的な側面まで事前にしっかり確認しておくことが大切です。

26歳で未経験エンジニアとして採用されるには？企業が評価するポイント3つ

未経験者の採用では、現時点でのスキルよりも将来性や人柄が重視されます。

多くの企業は育成を前提とした「ポテンシャル採用」を行うため、入社後にどれだけ成長し、チームに貢献してくれるかを慎重に見ています。

そのため面接では、専門知識よりも「なぜエンジニアになりたいのか」「自ら学ぶ姿勢があるか」といった点が重点的に問われます。

これから解説する3つの評価ポイントを理解し、自身の強みとしてアピールすることが、転職成功の鍵となります。

ポイント①：今後の成長を期待させる「学習意欲」と「ポテンシャル」

企業が未経験者を採用する上で、最も重視するのは自ら学び続ける「学習意欲」です。

IT業界の技術は常に進化しているため、エンジニアには継続的な自己学習が求められます。入社後も新しい知識を主体的に吸収できる人材でなければ、長期的な活躍は難しいと判断されるからです。

例えば、Progateのような学習サービスで基礎を学んだり、簡単なポートフォリオを作成したりすることで、学習意欲を客観的な形で示すことができます。

このように、新しい知識を素直に吸収し、主体的に行動する姿勢こそが、未経験からの転職における最大の評価ポイントとなります。

ポイント②：前職の経験が活きる「ビジネススキル」と「コミュニケーション能力」

エンジニアの仕事は、チームでの共同作業が基本となるため、円滑なコミュニケーション能力が求められます。

一人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、実際には顧客との仕様調整やチーム内での進捗共有が頻繁に発生します。

例えば、前職で営業経験があれば顧客折衝で、販売職の経験があれば相手の意図を汲み取る場面で、そのスキルを活かせます。

技術は入社後に学べますが、「報告・連絡・相談」といった基本的なビジネススキルは、社会人としての信頼に直結します。こうした経験は、未経験というハンデを補って余りある強みとして評価されます。

ポイント③：チーム開発で不可欠な「誠実さ」と「協調性」

チームの一員として、責任感を持って仕事に取り組む「誠実さ」や「協調性」も重要な評価ポイントです。

開発プロジェクトは一人では完結せず、チームメンバーとの連携が不可欠だからです。分からないことを素直に質問したり、自分とは異なる意見を尊重したりする姿勢が、円滑なチーム運営につながります。

企業は候補者の技術力だけでなく、長期的に組織へ貢献してくれる人材かどうかを見ています。

面接では、過去の経験からチームでどのように貢献したかを伝えることで、これらの素養をアピールできます。

関連記事：20代ITエンジニアが転職を成功させるには？経験者・未経験者別に解説！

26歳未経験からエンジニア転職を成功させる具体的な手順【4ステップ】

26歳未経験からエンジニアへの転職は、計画的に進めることで成功確率が格段に上がります。

やみくもに行動すると、学習途中で挫折したり、自分に合わない企業を選んでしまったりする可能性があるからです。

まずは転職活動の全体像を把握するために、具体的な手順を4つのステップに分けて紹介します。

各ステップで具体的に何をすべきかを詳しく見ていきましょう。

ステップ①：自己分析でキャリアの方向性を定める

最初のステップは、「なぜエンジニアになりたいのか」を深く掘り下げ、キャリアの方向性を定めることです。

この軸が定まっていないと、学習のモチベーションを維持したり、入社後のミスマッチを防いだりすることが難しくなります。まずは自分の価値観や目標を言語化することが、転職活動の土台となります。

例えば、「将来はリモートワークで、場所に縛られずに働きたい」「自分の手でサービスを作り、世の中の課題を解決したい」といった具体的な将来像を描きます。その上で、前職の経験で培ったコミュニケーション能力や課題解決能力など、活かせるスキルを洗い出します。

このように自己分析を徹底することが、後悔のない企業選びと自己アピールにつながります。

ステップ②：学習計画を立ててスキルを習得する

次に、自己分析で見えた目標から逆算し、具体的な学習計画を立ててスキルを習得します。

学習方法は主に独学とプログラミングスクールの2つがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。独学は費用を抑えられますが自己管理能力が問われ、スクールは費用がかかる分、効率的な学習とキャリアサポートが期待できます。

26歳未経験からのWeb系エンジニアを目指すのであれば、HTML/CSS、JavaScriptといった汎用性の高い言語から学び始めるのがおすすめです。

1日に確保できる学習時間や転職希望時期から逆算し、無理なく継続できるスケジュールを立てることが、スキル習得の鍵です。

関連記事：働きながら学べる社会人におすすめのプログラミングスクール9選

ステップ③：スキルを証明するポートフォリオを作成する

学習したスキルを客観的に証明するために、オリジナルのポートフォリオ（作品集）を作成します。

実務経験のない未経験者にとって、ポートフォリオは唯一のスキル証明書であり、採用担当者に学習意欲をアピールするための最も強力な材料です。

ポートフォリオがあるかどうかで、書類選考の通過率は大きく変わります。

自身の学習過程で作成したWebサイトやアプリケーションなどを、開発意図や使用技術を添えてまとめましょう。完成した作品のソースコードは、GitHubを使って公開することが一般的です。

技術的に高度である必要はなく、「自分で考え、形にする力がある」ことを示すことが重要です。

ステップ④：転職エージェントを活用し求人に応募する

最後のステップとして、転職エージェントを活用して本格的に求人へ応募します。

26歳未経験者の場合、一人で転職活動を進めるよりも専門家のサポートを受ける方が圧倒的に有利です。未経験者歓迎の非公開求人を紹介してもらえたり、企業に合わせた応募書類の添削や面接対策をしてもらえたりと、多くのメリットがあります。

特にIT業界に特化したエージェントは、業界の動向や企業が求める人物像を深く理解しています。

自分に合ったエージェントを見つけ、客観的なアドバイスをもらいながら進めることが、転職成功への確実な道筋となります。

関連記事：【未経験者必見】IT転職エージェントおすすめ17選！2025年最新版でエンジニア向けも徹底解説

26歳未経験人材におすすめのエンジニア職種と年収

26歳未経験からでも挑戦しやすい、おすすめのITエンジニア職種をご紹介します。

職種ごとに、仕事内容、求められるスキル、そしてキャリアを積んだ際の年収目安をまとめました。

ご自身の興味や適性と照らし合わせながら、目指す方向性を探してみてください。

なお、年収は個人のスキルや企業規模によって変動します。ここでの年収の目安は、dodaや求人ボックス給料ナビなどの公開情報を参考に、未経験からのキャリアパスを想定して記載しています。

【参考】
求人ボックス給料ナビ
職種別平均年収ランキング｜マイナビエージェント
【職種一覧】あの職種の仕事内容は？doda職種図鑑（全101職種）｜doda

1.プログラマー

経験年数	年収の目安
初年度	300万円～380万円
1～3年目	350万円～450万円
3～5年目	430万円～550万円

プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書に基づき、プログラミング言語を用いてシステムを開発する職種です。

IT業界は常に人材を求めており、特にプログラマーは基礎知識を身につければ比較的キャリアを積みやすいため、未経験者にとって門戸が広い職種です。

Web系やアプリ開発など多様な分野があり、自身の興味に合わせて専門性を高めていける魅力があります。

チームで開発を進めるため、技術力だけでなく、円滑なコミュニケーション能力も評価されます。

関連記事：プログラマー転職エージェントおすすめ15選を徹底比較！未経験・経験者別に解説

2.テストエンジニア（QAエンジニア）

経験年数	年収の目安
初年度	300万円～360万円
1～3年目	340万円～420万円
3～5年目	400万円～500万円

テストエンジニア（QAエンジニア）は、開発されたシステムやアプリが正常に動作するかを検証する品質管理の専門家です。

はじめから高度なプログラミングスキルは必須とされないことが多く、論理的思考力や注意深さが活かせるため、未経験者がキャリアをスタートさせやすい職種です。

不具合の原因を特定する過程で、開発に関する知識も自然と身につきます。

将来的に開発エンジニアへステップアップする道筋も描けるため、最初の一歩としておすすめです。

関連記事：【2025年最新版】QAエンジニアにおすすめの転職エージェント7選

3.フロントエンドエンジニア

経験年数	年収の目安
初年度	330万円～400万円
1～3年目	400万円～550万円
3～5年目	500万円～700万円

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリでユーザーが直接目にする部分を設計・開発する仕事です。

ユーザー体験に直結するため需要が非常に高く、HTML、CSS、JavaScriptといった言語をしっかり学習すれば、未経験からでも採用の可能性は十分にあります。

デザインやUI/UXへの興味も活かせる分野です。

自分が作ったものが目に見える形で動くため、ものづくりの楽しさを実感しやすい職種です。

関連記事：フロントエンドエンジニアに強い転職エージェントおすすめ10選【2025年最新】

4.バックエンドエンジニア

経験年数	年収の目安
初年度	330万円～420万円
1～3年目	420万円～580万円
3～5年目	550万円～750万円

バックエンドエンジニアは、ユーザーの目には見えないサーバー側の処理やデータベースの管理を担う職種です。

Webサービスの根幹を支える重要な役割であり、JavaやPythonといった言語スキルが求められます。

ロジカルな思考が得意な方や、システムの仕組みそのものに興味がある方に向いています。

フロントエンド同様に需要は高く、着実にスキルを身につけることで、高い専門性を持つエンジニアとして活躍できます。

関連記事：バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェント10選！選び方や使い方のコツも解説SE

5.SE（システムエンジニア）

経験年数	年収の目安
初年度	320万円～400万円
1～3年目	400万円～520万円
3～5年目	500万円～650万円

システムエンジニア（SE）は、顧客の要望をヒアリングし、システムの設計から開発、運用までを統括する職種です。

プログラミングだけでなく、顧客折衝やプロジェクト管理といった上流工程にも関わるため、前職で培ったコミュニケーション能力や調整力を大いに活かせます。

IT業界は人手不足であり、ポテンシャルを重視する企業も多いため、26歳未経験でも挑戦可能です。

システム全体を俯瞰する視点が身につくため、将来的にプロジェクトマネージャーを目指すこともできます。

関連記事：SE（システムエンジニア）におすすめの転職エージェント35選！自分に合った転職エージェントの選び方も解説

6.アプリケーションエンジニア

経験年数	年収の目安
初年度	340万円～420万円
1～3年目	420万円～560万円
3～5年目	550万円～700万円

アプリケーションエンジニアは、スマートフォンやPCで使う様々なアプリケーションを開発する専門家です。

多くの人が日常的に使うものを作るため、自分の仕事の成果が分かりやすく、やりがいを感じやすいのが魅力です。

未経験からでも、基礎的なプログラミングスキルを身につけ、自作アプリのようなポートフォリオを用意することで、採用の可能性は十分にあります。

自社サービスを開発する企業で働く機会も多く、腰を据えて一つのプロダクトを育てていきたい方におすすめです。

関連記事：アプリエンジニアにおすすめの転職サイト6選！利用の流れや選ぶコツも解説

7.サーバーエンジニア

経験年数	年収の目安
初年度	320万円～380万円
1～3年目	360万円～480万円
3～5年目	450万円～600万円

サーバーエンジニアは、Webサービスを安定して動かすためのサーバーの設計、構築、運用保守を担う仕事です。

Webサービスに不可欠な存在であり、その需要は常に安定しています。

近年はクラウド技術の知識も重要視されており、継続的な学習意欲があれば未経験からでも専門性を高めていけます。

縁の下の力持ちとして、ITインフラを支えることにやりがいを感じる方に向いています。

関連記事：サーバーエンジニアにおすすめの転職サイト7選！選び方や活用するコツも解説

8.ネットワークエンジニア

経験年数	年収の目安
初年度	320万円～380万円
1～3年目	360万円～480万円
3～5年目	450万円～600万円

ネットワークエンジニアは、サーバー同士や、コンピューターとインターネットをつなぐネットワークを設計・構築・運用する仕事です。

現代社会に不可欠な通信インフラを支える重要な役割を担います。

トラブルなく通信できる環境を維持することに責任感とやりがいを感じられる方に向いている職種です。

専門の書籍や資格も豊富で、学習ロードマップが描きやすいため、未経験者も目標を立てて挑戦しやすい分野です。

関連記事：ネットワークエンジニアの転職エージェントおすすめ11選【2025年最新】

9.フィールドエンジニア

経験年数	年収の目安
初年度	340万円～420万円
1～3年目	400万円～500万円
3～5年目	480万円～620万円

フィールドエンジニアは、顧客先へ出向き、自社製品やシステムの設置、保守、トラブル対応を行う仕事です。

顧客と直接対話し、感謝される場面も多いため、コミュニケーション能力や課題解決能力を活かせます。

技術的な知識に加え、フットワークの軽さや臨機応変な対応力が求められます。

人と接することが好きで、現場で直接問題を解決することにやりがいを感じる方におすすめです。

10.データサイエンティスト

経験年数	年収の目安
初年度	400万円～500万円
1～3年目	480万円～650万円
3～5年目	600万円～900万円

データサイエンティストは、膨大なデータを分析し、ビジネス上の課題解決や意思決定に役立つ知見を見つけ出す専門職です。

統計学や数学的な素養が求められるため、全くの未経験からの挑戦は簡単ではありませんが、その分、高い専門性と将来性が魅力です。

学生時代に統計学を専攻していたなど、素地のある方であれば有力な選択肢となります。

データという客観的な事実に基づいてビジネスを動かしていくことに、大きなやりがいを感じられる仕事です。

関連記事：データサイエンティストにおすすめの転職エージェント10選

26歳未経験人材のエンジニア転職の難易度

26歳の未経験人材がITエンジニアに転職する難易度はそう高くありません。

先述したように、ITエンジニアはIT業界の発展とともに需要が増している職種であり、さまざまな自動化ツールやノーコードツールが登場しても、既存システムの保守や刷新といった用途でこれからも高い需要を維持する職種として認識されています。

未経験人材を募集するITエンジニアの求人の多くは「20代」にあたるため、26歳であれば未経験でもITエンジニアに転職できる可能性は十分にあるでしょう。

ただし、たとえ未経験あっても、ITエンジニアの各職種はプログラミング言語の習得が前提とされるのが通常で、システム設計・開発・運用保守に関する最低限の知識も必要とされます。

求められる知識の内容については、オープンソースコミュニティやプログラミングスクールなどで情報を収集できるため、十分な準備をおこなったうえで転職活動を始めることがポイントです。

【裏技】事前学習なしでOK！26歳未経験からエンジニアになる2つの最短ルート

26歳未経験からのエンジニア転職・就職では、プログラミングスキルを身につけてから転職活動を始めるのが王道ですが、実は事前学習なしで内定を目指せる戦略も存在します。

未経験者の採用では、スキルよりもポテンシャルや意欲を重視する企業も少なくないからです。特に26歳という年齢は、社会人経験と将来性の両方が評価されるため、有利に働くことがあります。

具体的には、以下の2つのルートが考えられます。

	安定ルート	挑戦ルート
主な方法	「転職エージェント経由」で研修完備の非公開求人を紹介してもらう	「転職サイト」でポテンシャル採用してもらえるベンチャーに自分で応募
特徴	確実性が高く、手厚いサポートを受けられる	スピード感があり、早くから実践的な経験が積める
向いている人	じっくり学びたい安定志向の方	裁量を持って成長したい挑戦志向の方

どちらのルートが自分に合っているかを見極めることが、転職成功の重要な鍵となります。

ルート①：「研修完備の非公開求人」を転職エージェントに紹介してもらう

一つ目は、未経験者の転職支援に強いエージェントを頼り、育成体制が整った優良企業を狙う、最も確実性の高い方法です。

未経験者を本気で育てたいと考える優良企業は、応募の殺到を避けるため、採用を非公開にしていることが少なくありません。

転職エージェントは、こうした一般には出回らない「研修制度が充実した非公開求人」を多数保有しています。

加えて、職務経歴書で前職の経験をどうアピールすべきか、企業ごとにどんな面接対策が有効か、といった専門的な選考サポートも受けられます。第三者からの客観的な推薦が、ポテンシャルを証明する上で強力な後押しとなることもあります。

一人で活動するよりも内定の確実性が高まるため、着実にキャリアを始めたい安定志向の26歳に最適です。

例えば、20代未経験者に特化した「ユニゾンキャリア」のような転職エージェントが、こうした支援を専門に行っていますので、利用してみるのも1つの手です。

ルート②：「ポテンシャル採用」が活発なベンチャー・スタートアップを狙う

二つ目は、ポテンシャル採用に積極的なベンチャー企業へ、自ら直接アプローチする方法です。

成長段階にある企業では、現時点でのスキル以上に、事業への共感や仕事への熱意が評価される傾向があります。

入社後に学び、会社と共に成長してくれる人材を求めているため、未経験であることがハンデになりにくいのが特徴です。

この方法では、選考のスピードが速い傾向があり、早くから実践的な経験を積むことができます。裁量の大きい仕事を任されやすいのも大きな魅力です。

スピード感のある環境で、実践を通して急成長したいと考える挑戦志向の方に向いています。

こうした企業は、ベンチャー・スタートアップ企業の求人が豊富な「Green」のような転職サイトで見つけやすい傾向があるので使ってみると良いでしょう。

26歳未経験からのエンジニア転職でおすすめのエージェント・サービス3選

26歳未経験からエンジニアへの転職を成功させるには、伴走してくれる転職サービスの選択が非常に重要です。

転職サービスは、専任のアドバイザーが手厚くサポートする「転職エージェント」と、自分のペースで企業を探せる「転職サイト」に大別されます。

それぞれに異なる強みがあるため、自身の状況や性格に合わせて最適なものを選ぶことが、成功への近道です。

ここでは、数あるサービスの中から、特に26歳未経験者の支援実績が豊富で、信頼できるものを厳選して紹介します。

ユニゾンキャリア｜IT未経験・20代の支援に特化した専門エージェント

公開求人数	約10,000件
エンジニア未経験者歓迎の公開求人数	非公開

ユニゾンキャリアは、IT業界への「未経験転職」に完全に特化した、20代のための転職エージェントです。

最大の強みは、アドバイザー全員がIT業界に精通している点です。キャリア相談では、将来のキャリアパスまで見据えた的確なアドバイスが期待できます。

その上で、履歴書添削から企業ごとの面接対策まで徹底的にサポートしてくれるため、内定率は95%という高い数値を実現しています。

さらに注目すべきは、入社後定着率が96.8%と非常に高いことです。これは、入社後の研修制度が充実した「優良企業」のみを厳選して紹介している証拠です。

ITについて何も知らなくても、安心してキャリアの第一歩を踏み出せます。

サービス概要
サービス名	ユニゾンキャリア
運営会社	株式会社ユニゾン・テクノロジー
タイプ	IT特化型
求人の閲覧	可能
エージェント機能	あり
スカウト機能の有無	なし
対応地域	全国（首都圏が中心）
料金	完全無料
公式サイト	https://unison-career.jp/

PITキャリア｜学習サポートも充実、元エンジニアが伴走するエージェント

公開求人数	41,000件
エンジニア未経験者歓迎の公開求人数	非公開

PITキャリアは、未経験からIT業界を目指す方を専門にサポートする転職エージェントです。

最大の特徴は、アドバイザー全員が元エンジニアであること。現場を知るプロから、キャリアプランや学習方法、企業のリアルな情報まで、具体的なアドバイスを受けられます。

さらに、無料のITスクールも提供しており、インフラエンジニア転職に必須のCCNA資格取得や、AI開発でも使われ将来性の高いPythonでのWebアプリ開発などを学びながら、転職活動を進められるのも大きな魅力です。

書類通過率85%を誇る選考対策や、一人ひとりに合わせた丁寧な求人紹介など、サポート体制も万全。こうした徹底した支援があるため、26歳からでも安心してエンジニアへのキャリアチェンジを目指せます。

サービス概要
サービス名	PITキャリア
運営会社	株式会社ラストデータ
タイプ	IT特化型
求人の閲覧	可能
エージェント機能	あり
スカウト機能の有無	あり
対応地域	首都圏中心
料金	完全無料
公式サイト	https://pit-job.net/career-new/

マイナビジョブ20'sIT｜20代・未経験からのIT転職に特化した専門エージェント

公開求人数	非公開
エンジニア未経験者歓迎の公開求人数	非公開

マイナビジョブ20's ITは、大手マイナビグループが運営する、20代のIT職への転職に特化したエージェントです。

最大の魅力は、扱っている求人のすべてが「20代対象」「未経験歓迎」であること。ポテンシャルを重視する企業ばかりなので、26歳からでも安心して挑戦できます。

担当するのは、20代の転職とIT業界の両方に精通したキャリアアドバイザーです。「自分に合う職種は何か」「どんな勉強をすればいいか」といったキャリア設計の段階から親身に相談に乗ってくれます。

大手ならではの豊富な非公開求人も多数保有しており、幅広い選択肢の中から自分に合った企業を見つけられるでしょう。

サービス概要
サービス名	マイナビジョブ20's IT
運営会社	株式会社マイナビワークス
タイプ	IT特化型
求人の閲覧	非公開
エージェント機能	あり
スカウト機能の有無	なし
対応地域	全国
料金	完全無料
公式サイト	https://mynavi-job20s.jp/landing/it

26歳未経験人材のエンジニア転職でよくあるQ&A

この章では、26歳未経験人材のエンジニア転職でよくある質問と回答を3つ用意しました。

26歳の転職では、一般的に第二新卒として捉えられる25歳を超えての転職活動となることもあり、年齢に関するさまざまな不安を抱える若手人材が多いようです。

Q1.未経験からシステムエンジニアに転職するのは何歳までが限界ですか？

未経験者がシステムエンジニア（SE）に転職する際、一般的には限界の年齢は存在しないでしょう。

転職市場全体において、転職に好ましい年齢は28歳までとする説もありますが、慢性的に人手不足のIT業界ではあてはまらないことが多いようです。

ただし、30歳を超えると未経験者を対象とした求人は減る傾向にあるので、未経験からシステムエンジニアを目指すのであれば、20代のうちに行動にうつすのが得策といえます。

26歳であればポテンシャル採用も狙える年齢であるため、プログラミング言語の学習やIT業界の分析など、転職を視野に入れたさまざまな準備をおこなっていくとよいでしょう。

関連記事：【未経験者必見】IT転職エージェントおすすめ17選！2025年最新版でエンジニア向けも徹底解説

Q2.26歳未経験でITエンジニアに転職するのは遅いですか？

ITエンジニア未経験の人材が26歳に転職するのは遅くありません。

26歳であれば、他職種での経験を評価されるとともに、将来性に期待されて採用される見込みも十分にあるでしょう。

ただし、IT業界の知識があることを前提とするケースが多く、応募先によってはポートフォリオの提出を求められることもあるため、全く準備をしていない状態での転職成功の可能性は低いといえます。

26歳未経験者がITエンジニアへの転身を成功させるためには、しっかりと転職先の職種に適応するためのプログラミングスキルを習得し、IT業界の基本的な知識を身につけておくことが大切です。

Q3.ITエンジニアは何歳まで働けますか？

IT業界では、よく「35歳定年説」といって、エンジニアの第一線で活躍できるのは30代半ば頃までといわれています。

これは、ITエンジニアは常に最新の技術を学び続ける必要があり、吸収力と体力面の衰えを感じる35歳が分岐点と考えられるためです。

しかし、実態は企業や職種によっても異なるようで、AI関連技術の進歩によってデジタル技術との関わり方が大きく変わりつつある今、正確に「何歳まで働ける」とは言い切れないでしょう。

仮に35歳で体力の限界を感じたとしても、管理職への転向や上流工程の仕事への移行も可能です。

ITエンジニアは今後も需要拡大が見込まれる職種である以上、どこまでもキャリアアップが期待できる職種といえます。

日々生まれるトレンドや新たなプログラミングニーズを積極的に収集し、働くことの限界を決めずに仕事ができる点も魅力のひとつといえるでしょう。

Q4. 無職・ニートからでもエンジニアになれますか？

はい、無職やニートの期間があっても、エンジニアになることは十分に可能です。

IT業界は、過去の経歴そのものよりも、現在のスキルやこれからの学習意欲を重視する傾向が強いからです。

空白期間があることよりも、「なぜエンジニアになりたいのか」という熱意や、実際に学習を進めているという行動の方が、採用では高く評価されます。

例えば、Progateのような学習サイトで勉強を始めたり、簡単なWebサイトを自分で作ってポートフォリオとして提示したりすることで、空白期間中も主体的に行動していたことを証明できます。

経歴に自信がなくても、これからの行動で十分に挽回できます。

もし一人で進めるのが不安な場合は、ユニゾンキャリアのように職歴にブランクがある方の支援実績も豊富なエージェントに一度相談してみることをおすすめします。

まとめ｜26歳は未経験からエンジニアを目指せる絶好のタイミング

これまで解説してきたように、26歳は未経験からエンジニアを目指すのに絶好のタイミングです。

若さと将来性、そして物事を考える落ち着きを併せ持っているため、多くの企業がポテンシャル採用に最も積極的になるのが、まさにこの年齢だからです。

もし転職活動に少しでも不安があれば、一人で抱え込まず、IT未経験の支援に強い転職エージェントのようなプロに相談するのが成功への近道です。