結論、40代未経験でも営業に転職できる可能性があります。

きちんと募集があり、40代を求める企業があるからです。

「でも、ノルマがきついブラック営業に転職しちゃったらどうしよう…」と不安になりますよね？

この記事では、ノルマがきつすぎる営業を避けるコツや、営業への転職に失敗しにくいコツも解説していきます。

営業を長く続けていく5つのコツもまとめたので、年収アップしてキャリアを広げていきたい人は最後まで読んでみてください。

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40代からでも未経験で営業職へ転職しやすい3つの理由

くりかえしですが、40代未経験でも営業職に転職しやすいです。

理由は以下の3つです。

• 求人が多いから
• 人脈が多いと思われるから
• 信頼されて売れるイメージがあるから

理由をひとつずつ解説していきます。

求人が多いから

営業職は求人が多いため、40代の営業未経験者でも転職しやすいです。

以下は東京労働局が発表した、令和5年12月の35〜54歳の営業職（販売従事者）の有効求人倍率です。

• 35〜44歳：2.39倍
• 45〜54歳：1.28倍

【参考記事】東京労働局｜関東市場圏有効求人・有効求職年齢別バランスシート（一般常用）（平成29年度～）

有効求人倍率2.39倍とは、求職者一人に対して2.39件の求人があることを指しています。

そのため、40代であっても営業職に転職しやすいです。

人脈が多いと思われるから

「40年生きていれば人脈が多いだろう」と思われて、採用されやすいです。

人脈＝見込み客リストなので、採用担当者に「営業に行く先がある」と判断されます。

特に個人向けの営業では、人脈を見られて採用されるケースが多いです。

信頼されて売れるイメージがあるから

40代は年齢を重ねた落ち着きがあり、その落ち着きが人から信頼されて、売れるイメージがあることから採用されやすいです。

20代の若者より、40代の方が人生経験からくる安心感があります。

関連記事：営業職へ転職したい！未経験でもできる？営業の仕事内容と必要スキル、注意点を解説

40代から営業職に転職する5つの魅力

結論、40代から営業職に転職する魅力は以下の5つです。

ひとつずつ解説していきます。

お客様に感謝される

営業職の魅力は、お客様に貢献すると感謝されることです。

「人の役に立ちたい」「ありがとうと言われたい」という人にも、営業職はおすすめです。

人脈が広がっていく

営業活動を通して、人脈が広がっていくのも大きな魅力です。

「営業職でスキルアップして、いつか起業してみたい」という人も、人脈を増やしておきましょう。

起業する際に助けてくれる経営者に出会えることがあります。

売れれば年収アップできる

多くの営業職はインセンティブがあるので、売れると年収アップできるのが大きな魅力です。

営業の種類や売上にもよりますが、年収1,000万円も可能です。

未経験者であっても稼げる可能性があるのは、大きな魅力です。

40代から一生できる仕事

営業職は40代から一生できる仕事です。

おそらく営業職はなくならないからです。

もちろん未来のことは誰にもわかりませんが、営業職はなくならない可能性が高いです。

そもそも、AIから買う人は「もう買おうと決めている人」が多いです。

営業マンの存在意義は「まだ買うと決めてない人」や「まだ商品の必要性に気づいていない人」にも売れることです。

そのため、営業職はなくならず、40代からでも一生できる仕事といえるでしょう。

野村総合研究所が発表した「日本の労働人口の49％が人工知能やロボット等に代替可能に」の中には、AIに代替される可能性がある職種がリストアップされていますが、営業職はこのリストに入っていません。

一生続けられる手に職を身につけたい人にも、営業はおすすめです。

キャリアプランの選択肢が広がる

営業職でスキルアップしていくと、キャリアプランの選択肢が広がっていきます。

人生の選択肢を広げていきたい人にも、営業職はおすすめです。

40代で営業職に転職した人の体験談

実際に、40代で営業職に転職した3人の体験談を見てみましょう。

「営業に転職して良かった点」と「営業に転職して悪かった点」を挙げてもらいました。

転職のイメージになると思うので、最後まで読んでみてください。

【体験談1】人生経験と人間力を活かすことができた

40代で営業職に転職し、自分の人生経験と人間力を活かして、大きな達成感を得た人の体験談を見ていきましょう。

40代で営業に転職して良かった点

営業に転職した良かった点は、自分の人生経験と人間力を活かすことができたことです。
また、営業は結果が数字で明確に出るため、自分の努力が形になる瞬間があり、それは大きな達成感を感じることができました。
さらに、多くの人々と接することで、人間関係のスキルも向上しました。
これらは、私のキャリアにとって大きなプラスとなりました。

40代で営業に転職して悪かった点

40代で営業に転職した際の悪かった点は、新しい環境への適応と、新たなスキルの習得に時間がかかったことです。
また、営業の仕事はストレスが多く、プレッシャーも大きいため、それに対処するのが難しかったです。

【体験談2】身体の調子が良くなった

続いて、営業に転職して歩くことで、健康状態が良くなった人の体験談を見てみましょう。

40代で営業に転職して良かった点

営業に転職した事で身体の調子が良くなった事です。
外回りの営業がメインなのですが1日でかなりの距離を歩くので腸内環境は良くなり腰痛に悩まされていましたが痛みが和らぎ楽になりました。
更には肥満体でしたが体重も平均体重まで落ちたので営業に転職した事で健康体になれたので良かったです。

40代で営業に転職して悪かった点

42歳までは管理職でしたが腰痛は酷く肩は凝り目は疲れ体重は増量し本当に不健康な環境でした。
しかし営業に転職した事で健康体になれたので40代で営業に転職して悪かった点は一切ありません。

【体験談3】地元の色んな方々と知り合えた

続いて、地元でさまざまな人と出会うことで人脈が広がり、仕事を通じて友人ができた人の体験談を見てみましょう。

40代で営業に転職して良かった点

40代で営業職に転職して良かった点は顧客先で地元の色んな方々と知り合う機会を得る事が出来た点です。
何人かプライベートでも遊べる知人も出来ました。

40代で営業に転職して悪かった点

営業なのでやはり毎月のノルマに追われやすいです。
知らず知らずのうちにストレスが溜まりやい環境を作り出してしまう悪い点もあります。

40代の転職でおすすめの営業職4選

結論、以下の4つの営業職がおすすめです。

仕事選びの参考にしてみてください。

ひとつずつ解説していきます。

IT営業

IT営業がおすすめの理由は、今後も需要が伸びていくからです。

引用元：経済産業省｜ＩＴ人材育成の状況等について

次々に新しいIT技術が出てくるため、その新規性で売れやすい傾向です。

と心配になるかもしれませんが、IT営業の場合は最初から深いIT知識が求められない会社もあります。

「今後も成長していく業界で働きたい！」という人には、IT営業がおすすめです。

Web営業

40代から営業職に転職するなら、Web営業もおすすめです。

IT営業と同じく、今後も需要が伸びていくからです。

引用元：経済産業省｜2021 年情報通信業基本調査（2020 年度実績）の結果を取りまとめました

近年はWebサイトだけでなく、SNSやYouTubeなどWeb系のツールが増えています。

そうしたWeb系ツールを使って、企業の集客サポートをおこなう会社も多いです。

多くの企業は集客したいので、Web営業は企業に対して印象がそこまで悪くありません。
営業職のストレスは小さい方です。

将来性に問題はないので、興味がある人は転職を検討してみましょう。

人材営業

人材営業もおすすめです。

現代は人材不足なので、需要が大きいからです。

全体の有効求人倍率は、ずっと一倍を上回っています。
【参考記事】厚生労働省｜一般職業紹介状況（令和5年12月分及び令和5年分）について

人材営業は、人を募集している企業に適切な人材を紹介するための営業です。

多くの企業で人材が足りないので、新規開拓しやすいのがメリットです。

興味がある人は転職を検討してみましょう。

不動産営業

40代から営業職に転職するなら、不動産営業もおすすめです。

インセンティブが大きいので、成果を出せれば収入を上げることができるからです。

不動産の仲介手数料は、宅地建物取引業法で上限が決められています。

取引物件価格	仲介手数料の上限（税込）
400万円超	取引物件価格×3.3％
200万円超〜400万円以下	取引物件価格×4.4％
200万円以下	取引物件価格×5.5％

引用元：宅地建物取引業法第四十六条・国土交通省｜宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額

不動産会社によりますが、インセンティブの相場は仲介手数料の5〜15％です。

1億円の物件を売買した場合の仲介手数料の上限は、以下のとおりです。

400万円超の部分	9,600万円×3.3％＝316万8,000円
200万円超〜400万円以下の部分	200万円×4.4％＝8.8万円
200万円以下の部分	200万円×5.5％＝11万円
仲介手数料の合計	336万6,000円

インセンティブ率が10％の場合で計算してみましょう。

仲介手数料336万6,000円×10％＝33万6,600円（インセンティブ）

件数が多かったり、大きな不動産を取引するほど、インセンティブが大きくなっていきます。

難易度は高めですが、稼ぎたい人は挑戦してみましょう。

関連記事：営業未経験者におすすめの業界7選！転職を成功に導く7つの手順

40代で営業職に転職するときの3つの注意点

40代未経験で営業職に転職するときの注意点は、以下の3つです。

あなたに合う営業職を選ぶ

基本ですが、あなたに合う営業職を選びましょう。

合わない営業職だと、ストレスが大きくなってしまうからです。

という人は、転職エージェントを活用してみましょう。

営業に強いキャリアアドバイザーが、あなたの希望に合わせて営業の求人を紹介してくれます。

年収が下がりすぎない求人を選ぶ

年収が下がりすぎない求人を選ぶことも大切です。

特に既婚者は、生活できる給料を確保しましょう。

基本給が低く、インセンティブの割合が大きい営業は注意が必要です。
売れないと、生活できない恐れがあります。

こちらも営業に強い転職エージェントに、年収が下がりすぎない求人を紹介してもらいましょう。

ノルマがきつすぎるブラック営業を避ける

ノルマがきつく、ブラックな環境で働く営業職もあるので注意してください。

ノルマが不安な人も、営業に強い転職エージェントの求人をチェックしてみましょう。
事前にノルマを聞いてから判断することもできます。

40代未経験で営業職に転職する4つのコツ

40代未経験から営業職に転職するコツは、以下の4つです。

• 人脈をアピールする
• 転職する営業職に必要な知識を勉強しておく
• コミュニケーション能力を発揮したエピソードを伝える
• 40代の営業未経験者に強い転職エージェントを利用する

希望の会社から内定をもらうためにも、この4つを押さえて転職活動を進めていきましょう。

こちらもひとつずつ解説します。

人脈をアピールする

あなたの人脈をアピールすると採用されやすいです。

特に、応募する企業がほしがる人脈があると採用されやすいでしょう。

応募する企業がほしがる人脈をあなたがもっていないかチェックしてみましょう。

転職する営業職に必要な知識を勉強しておく

転職する営業職に必要な知識は、少しでもいいので勉強しておきましょう。

すでに勉強している姿勢を伝えると、印象がよくなって採用されやすいからです。

応募する営業職	勉強しておくこと
IT営業	ITの基礎知識ITパスポート資格の勉強
Web営業	Webの基礎知識Webマーケティング
不動産営業	不動産の基礎知識宅地建物取引士試験の勉強

コミュニケーション能力を発揮したエピソードを伝える

これまでにコミュニケーション能力を発揮したエピソードがあれば、アピールしましょう。

営業はコミュニケーション能力が必要な仕事なので、印象が良くなるからです。

コミュニケーション能力があれば売れる可能性があるので、採用したくなるものです。

具体的なエピソードを伝えて、インパクトを残しましょう。

40代の営業未経験者に強い転職エージェントを利用する

という人は、40代の営業未経験者に強い転職エージェントを使ってみましょう。

そのため、一人で転職活動する自信がない人は、念のため転職エージェントに登録して、求人を見せてもらいながら考えていきましょう。

40代の営業未経験者に強い転職エージェント3選

40代の営業未経験者に強い転職エージェントを紹介していきます。

どの転職エージェントがどんな求人を出してくるかわからないので、複数に登録して求人の紹介を待ちましょう。

ビズリーチ

マイナビエージェント

リクルートエージェント

40代未経験で営業職を続けていく5つのコツ

40代から営業職を続けていくコツは、以下の5つです。

• 相談できる人を探す
• モチベーションが上がる目標をもつ
• 転職先のルールや文化を受け入れる
• お客様の話をよく聞き信頼関係を構築する
• 継続的に学習する

相談できる人を探す

社内で相談できる人を探しましょう。

仕事に悩んだときに相談すると、営業を継続できる可能性が上がるからです。

売れている先輩に相談するのがおすすめです。
今は売れている先輩も、売れない時期を通ってきています。
どうやってのりこえたか、アドバイスをもらいましょう。

モチベーションが上がる目標をもつ

あなたのモチベーションが上がる目標をもちましょう。

辛いときに、もう一度がんばる力になるからです。

自分の持った夢に自分の人生はおおむね比例する。

孫正義

わくわくするようなモチベーションを考えてみましょう。

転職先のルールや文化を受け入れる

40代未経験で営業に転職したら、転職先のルールや文化を受け入れましょう。

同僚は年下かもしれませんが、あなたは新人だからです。

余計なプライドを捨てて、ルールや文化を受け入れる40代はむしろステキに映ります。
ゼロから吸収して、売れる営業マンに成長していきましょう。

お客様の話をよく聞き信頼関係を構築する

営業では売ろうとせず、お客様の話をよく聞きましょう。

お客様の悩みをヒアリングして、その悩みを解決できる方法を提案すれば売れるからです。

• 売れる営業マン→よく聞く
• 売れない営業マン→よくしゃべる

ヒアリングを徹底すると、お客様は「この人は真剣に私の話を聞いてくれる…！」と感動して、あなたを信頼してくれます。

そして、信頼されるからこそ、あなたの提案を受け入れてくれます。

継続的に学習する

営業で売れ続けていくには、継続的な学習が必要不可欠です。

知識があるほどお客様の悩みを解決できる確率が上がり、商品が売れるからです。

売れている営業マンほど、継続的に勉強しています。

今日勉強したことが、明日の現場で活きるかもしれません。常に勉強していきましょう。

40代未経験で営業に転職するときよくある質問

最後に、40代未経験から営業に転職するときに、よくある質問に答えていきます。

営業職に向いている人はどんな人ですか？

営業職に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

• 初対面の人に壁を作らない
• 人と話すこと・人の話を聞くのが好き
• 時間管理ができる
• 自己管理ができる
• 打たれ強い
• コツコツ努力できる
• 論理的
• 気が利く
• 行動力がある
• 準備を怠らない

詳しくは、営業に向いている人の特徴は？向いていない人におすすめの対策にまとめています。

営業職の何がきついですか？

一般的に営業のきついところは以下のとおりです。

• ノルマがある
• 社内のコミュニケーションのストレス
• 収入が成績に左右される

詳しくは、営業がきつい理由とは？「しんどい」「辞めたい」と感じる前の対処法を解説を参考にどうぞ。

女性でも40代未経験で営業に転職できる？

女性の営業職も需要があるため、転職できます。

女性向けの転職エージェントもあるため、営業の求人を紹介してもらいましょう。

関連記事：女性向け転職エージェントおすすめ比較ランキング

営業に転職するときに必要なスキルは？

特に必要なスキルは以下のとおりです。

• 交渉スキル
• 自己管理能力
• 問題解決スキル
• チームワークスキル
• コミュニケーションスキル

営業職の40代の平均年収は？

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、40代の営業職の平均年収は645万円です。

【参考記事】厚生労働省｜賃金構造基本統計調査のデータを元に計算

年収アップしたい40代の人も、営業職がおすすめです。

まとめ｜40代でも営業職に転職できる！転職活動を始めよう

くりかえしですが、40代未経験でも営業職に転職できます。

以下を魅力に感じる人は、さっそく営業職に向けて転職活動を始めましょう。

40代未経験から営業職に転職するコツは、以下の4つです。

• 人脈をアピールする
• 転職する営業職に必要な知識を勉強しておく
• コミュニケーション能力を発揮したエピソードを伝える
• 40代の営業未経験者に強い転職エージェントを利用する

一人で転職活動するのは不安な人は、40代の営業未経験者に強い転職エージェントを使ってみましょう。

どの転職エージェントがどんな求人を出してくるかわからないので、複数に登録して求人の紹介を待てばOKです。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです。