エンジニアは年収が高いといった声を聞いたことがある方もいるでしょう。
一方で「エンジニアの給料が安すぎる」と言われることもあり、実際のところどのくらいの年収なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
既にエンジニアとして働いている方にも未経験者にも参考になる内容となっているため、ぜひ最後まで目を通してみてください。
関連記事:IT転職エージェントおすすめ比較28選!エンジニア向けに徹底解説
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・地域で求人数に偏りがあり、地方よりも関東圏の求人のほうが圧倒的に多かったです。 |
目次
エンジニアの平均年収
エンジニアの平均年収について紹介する前に、一般的な平均年収について見てみましょう。
- 平均月収(短時間労働者を除く)
-
311,800円
- 平均年収
-
約374万円(12ヶ月で計算)
それではITエンジニアの年収を見てみましょう。
引用元:求人ボックス
求人ボックスが、2024年1月時点の求人情報から算出したデータによれば、正社員のITエンジニアの平均年収は「約480万円」という結果です。
関連記事:20代ITエンジニアの平均年収は?稼げる職種や年収アップのコツも解説
職種別の平均年収
マイナビ転職で2022年度に掲載された求人情報から算出した平均値によると、ITエンジニアの職種別の平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 |
---|---|
システムアナリスト | 1,223万円 |
システムコンサルタント(業務系) | 987万円 |
セキュリティコンサルタント | 731万円 |
プロジェクトマネジャー・リーダー (Web・オープン・モバイル系) | 724万円 |
プリセールス・セールスエンジニア | 659万円 |
品質管理 (ソフトウェア・ネットワーク) | 625万円 |
ITアーキテクト | 623万円 |
パッケージ導入コンサルタント (ERP・SCM・CRM等) | 604万円 |
ネットワーク設計・構築 (LAN・WAN・インターネット) | 603万円 |
プロジェクトマネジャー・リーダー (汎用機系) | 597万円 |
システムエンジニア (DB・ミドルウェア設計/Web・オープン・モバイル系) | 594万円 |
システムエンジニア (アプリ設計/汎用機系) | 593万円 |
サーバ設計・構築 (LAN・WAN・インターネット) | 565万円 |
システムエンジニア (アプリ設計/Web・オープン・モバイル系) | 561万円 |
プログラマー (パッケージソフト・ミドルウェア) | 555万円 |
プログラマー(汎用機系) | 554万円 |
システムエンジニア (パッケージソフト・ミドルウェア) | 554万円 |
システムエンジニア (マイコン・計測・画像等/制御系) | 549万円 |
プログラマー (Web・オープン・モバイル系) | 541万円 |
社内システム開発・運用 | 540万円 |
プログラマー(制御系) | 534万円 |
システムエンジニア (通信制御ソフト開発/制御系) | 526万円 |
ネットワーク運用・監視 | 517万円 |
通信設備設計・構築(無線系) | 516万円 |
社内情報化戦略・推進 | 508万円 |
導入・運用トレーナー | 506万円 |
テクニカルサポート (ソフトウェア・ネットワーク) | 481万円 |
サーバ・マシン運用・監視 | 465万円 |
システムエンジニア (DB・ミドルウェア設計/汎用機系) | 403万円 |
マイナビ転職に掲載された求人情報に限られるため、職種にやや偏りがありますが、ほとんどの職種が先ほどの平均年収よりも高い平均年収額となっています。
しかし、汎用機系システムエンジニアの平均年収額が約400万円であるのに対し、システムアナリストの平均年収額は1,000万円を超えているなど、ITエンジニアであっても職種によって大きく差があることがわかります。
【参考記事】マイナビ転職|転職ノウハウ「2023年版 職種別 モデル年収平均ランキング」
関連記事:インフラエンジニア│ネットワークエンジニア│アプリエンジニア│Webエンジニア│QAエンジニア│サーバーエンジニア│フロントエンドエンジニア│データエンジニア│
システムエンジニア(SE)の平均年収
システムエンジニアの設計をもとにプログラミングをおこなうのがプログラマーのため、システムエンジニアはエンジニアの中でも上流工程を担う役割です。
求人ボックスに掲載されている「システム・エンジニア」の平均年収は556万円です。
先ほどの職種別平均年収の一覧からシステムエンジニアのみを抜き出して比較してみると、大きな差はみられないものの若干ばらつきがあることがわかります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
DB・ミドルウェア設計/Web・オープン・モバイル系 | 594万円 |
アプリ設計/汎用機系 | 593万円 |
アプリ設計/Web・オープン・モバイル系 | 561万円 |
パッケージソフト・ミドルウェア | 554万円 |
マイコン・計測・画像等/制御系 | 549万円 |
通信制御ソフト開発/制御系 | 526万円 |
DB・ミドルウェア設計/汎用機系 | 403万円 |
同じDB(データベース)・ミドルウェア設計のシステムエンジニアでも、Webやオープン・モバイル系と汎用機系では200万円近くの差があります。
しかし汎用系のエンジニアが少ないことを踏まえると、一概に汎用機系の単価が低くWebやオープン系が高いとは考えにくいため、あくまで参考値として捉えるべきでしょう。
実際に先ほどの職種別平均年収では、汎用機系プログラマーの年収は500万円を超えているなど、ITエンジニアの年収からみても汎用機系エンジニアは高い金額となっています。
関連記事:システムエンジニアのやりがいとは?大変なことやSEに向いている人の特徴も解説
エンジニア職以外の平均年収
最後に、エンジニア職以外の平均年収を比較してみましょう。
職種 | 平均年収 |
---|---|
専門職 (コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 598万円 |
企画/管理系 | 543万円 |
営業系 | 456万円 |
技術系(電気/電子/機械) | 455万円 |
技術系(IT/通信) | 452万円 |
金融系専門職 | 452万円 |
技術系(建築/土木) | 432万円 |
技術系(メディカル/化学/食品) | 395万円 |
クリエイティブ系 | 383万円 |
事務/アシスタント系 | 343万円 |
販売/サービス系 | 334万円 |
職種別では専門職が1位ですが、それぞれの内訳まで見ると、技術系(メディカル/化学/食品)職種に分類される医師が1,028万円ともっとも高額な平均年収額です。
企画/管理系では内部監査が715万円、営業系は3位ですが、その内訳はMRが732万円と高額なものの、次点の医薬品メーカーは583万円、機会/電機メーカーは493万円と差が大きくなっています。
また金融系専門職は、職種別では6位となっているものの、投資銀行業務947万円、運用810万円、アナリスト795万円といずれも高額の平均年収額です。
【参考記事】doda「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」
エンジニアの年収が上がりにくい理由
年収を上げるポイントは数多くあるにもかかわらず、エンジニアの年収が低いといわれる理由が3つ考えられます。
給料が上がらないと悩んでいるエンジニアの方は、自分の状況と照らし合わせてみましょう。
関連記事:エンジニアが年収1,000万円を目指す方法とは?達成できる人の共通点や企業も紹介!
労働時間が長い
エンジニア業界は残業が多く、とくに納品前はテスト作業やデバッグ作業の繰り返しとなり、労働時間が長くなりやすい仕事です。
そのためどんなに年収が多いように見えても、実働時間に換算するとむしろ割に合わないと感じるエンジニアが少なくないのです。
睡眠時間を削ってでも働くことは、年収を上げることにつながるかもしれませんが、体を壊して仕事ができなくなるリスクを考えるとあまりおすすめできる方法とはいえません。
エンジニアの基本給が尋常じゃなく低い割に年収が高いのは、命削るほど残業してるからなんだよなぁ。
— みょん (@L4TA1nanako) September 30, 2021
サービス業ほど残業代出ないわけじゃないところが多いってのは確かにいいところやね。マイナスが0になる意味で。
業界構造がピラミッド型
日本のIT業界はピラミッド型と呼ばれる多重下請け構造といわれています。
エンド企業から受けた案件を、一次請け、二次請け、三次請けと、次々に末端の下請け企業へと委託していくため、そのたびにマージンが取られていきます。
つまり下請け企業になるほど報酬が下がってゆき、働くエンジニアの給料も低いままとなってしまうのです。このような構造で年収を上げるためには、一次請けやエンド企業を目指して転職するのが懸命といえます。
スキルアップしにくい
年収を上げるためには、スキルアップすることをお伝えしましたが、先ほど解説したIT業界の構造も相まって、スキルアップしにくいケースも少なくありません。
とくにSESの場合は人材派遣と同じ仕組みのため、エンジニアの単価が高く設定されていたとしても、一定の額が所属企業に中抜きされるため、エンジニア本人の給料としては低いままになってしまいます。
そのうえ、開発スキルが身につかない環境での作業も多く、とくに上流工程の経験は積めないケースがほとんどです。
下請けのSESとして働いている場合は、独学でスキルを磨いたり会社に交渉したり、実務経験を積める会社へ転職したりといった方法があります。
年収が高いエンジニアの特徴
平均年収より高い傾向のあるエンジニアですが、人によって給与に差が出るのはどうしてなのでしょうか。
年収が高いエンジニアの特徴を紹介するので、自分のスキルと比べながら見ていきましょう。
ITスキルのレベルが高い
経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(平成29年)」による結果を見てみましょう。
スキルレベル | 平均年収 | 基準 |
---|---|---|
レベル1 | 437.8万円 | 新人・初級者レベル、仕事に慣れ始めたレベル |
レベル2 | 499.2万円 | 上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル |
レベル3 | 576.0万円 | 独立して仕事ができる中堅人材レベル |
レベル4 | 726.1万円 | 部下を指導できるチームリーダーレベル |
レベル5 | 937.8万円 | 社内での指導者・幹部レベル |
レベル6 | 1,229.9万円※ | 国内で著名なレベル |
レベル7 | 1,129.9万円※ | 国際的に著名なレベル |
結果を見ると、レベル1~3までの年収は緩やかに上昇していることがわかります。
レベル4から上昇幅が大きくなっており、著名なレベルに達すると年収1,000万円超えが可能です。
年収が高いエンジニアは、レベル4~7に達するITスキルを身につけている方が少なくありません。
このように、ITスキルのレベルが高いほど、年収が高くなります。
専門的なスキルが高い
ITスキルも大切ですが、年収が高いエンジニアは、専門的なスキルが高い方が少なくありません。
専門分野で高いITスキルを保有するエンジニアは「ITスペシャリスト」と呼び、エンジニアのキャリアパスのひとつになります。
ITスペシャリストになるには、経済産業省が定めたITスキル標準(ITSS)のレベル3以上のスキルを習得しなければいけません。
レベル3の習得には、スキルの専門分野確立を目指し、必要な応用的知識・技能を持っていることが条件です。
特定のスキルに特化しているエンジニアは、他のエンジニアと差別化されるため希少性の高い人材になれます。
また、専門性が高いITスペシャリストと対照的な存在になるのが「ITゼネラリスト」です。
ITスペシャリストはITの専門分野に特化した存在ですが、ITゼネラリストはIT分野において幅広い知識や経験を持った人材を指します。
プロジェクトの進行管理やマネジメントをおこない、チーム統括を担います。
どちらとも専門的なスキルが必要であり、平均年収を上げることが可能です。
IT業界の流行に敏感
IT業界の常識は日々アップグレードされています。
年収が高いエンジニアは、最先端スキルやITトレンドをいち早く取り入れている特徴があります。
最新情報や業界のトレンドに精通していることで、企業のニーズに応えることができ、高単価の案件を獲得しやすくなります。
高単価の案件に挑戦する機会が多いエンジニアは、さまざまなプロジェクトで必要とされるため、希少価値の高い人材になれるでしょう。
流行に敏感になるには、業界のニュースやSNSから情報を得たり、トレンドになっている最新技術を実践してみたりなど、積極的な姿勢が大切です。
スキルや実績が身に付けば、教育側としても活躍でき、あらゆるケースで年収アップの可能性が広がります。
向上心があり努力ができる
向上心や努力ができることは、高収入のエンジニアになるために大切な要素です。
年収が高いエンジニアは現状で満足するのではなく、さらなる高みをめざしているからこそ年収に反映されています。
日々業務で代わり映えのないツールや技術を使用しているエンジニアは、特定の仕事しかできないため価値のあるエンジニアにはなれません。
特に、企業独自のツールを利用しているエンジニアであれば、他企業からはスキルや実績を評価されにくく、転職時に不利になる可能性があります。
エンジニアとしてのレベルを上げるためには、日ごろから汎用的なスキルを向上させることが必須です。
向上心や努力を続けられる方なら、他のエンジニアより一歩進んだ技術やスキルを身に付けられ、高収入を得られるでしょう。
オリジナルサービスを作れる
企業は他者とは違うシステムやサービスを求めているものです。
独自の技術を生み出せる人材は他社に譲りたくないため、オリジナルサービスを作れるエンジニアは高収入を得やすい特徴があります。
また、企業ではなく個人開発をする場合、オリジナルの作品は個人の資産となります。
フリーランスエンジニアだと、オリジナルサービスをポートフォリオでアピールすることが可能です。
その結果、企業にスキルや技術を判断してもらいやすくなり、高単価の案件受注率が高くなるでしょう。
エンジニアに必要なスキルがある
年収が高いエンジニアは、エンジニアに必要とされる以下のスキルが身に付いているのも特徴です。
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
- 業務効率化スキル
コツコツとパソコンに向かうイメージのあるエンジニアですが、コミュニケーションスキルを求められる場面は少なくありません。
プロジェクト成功のためには、他のチームメンバーやクライアント、ステークホルダーとのこまめなコミュニケーションが必要です。
年収が高いエンジニアは、技術力を支えるソフトスキルによって、幅広い現場のニーズに対応できます。
また、上流工程を担うには、マネジメントスキルが求められます。
組織やプロジェクトの管理ができる人材は、上司からの評価につながるため、重要な業務を任せられる機会が増えるでしょう。
業務効率化スキルも、エンジニアに必要な素質です。
同じ時間でこなせる業務量が多いエンジニアは、時給単価が上がるため、年収アップにつながります。
年収の高い企業に勤めている
年収の高いエンジニアは、そもそも働いている企業の年収が高い傾向があります。
年収の高い企業は、以下の特徴があるのでチェックしてみましょう。
- 実力主義
- 成長する環境が整えられている
- 最先端のIT技術を取り入れている
実力主義の企業は、スキルや成果によってエンジニアの年収が決定するため、高収入が期待できます。
また、独自のセミナーを開催したり、資格支援制度があったりなど、成長する環境が整えられている企業が少なくありません。
年収の高い企業の多くは、最先端のIT技術を取り入れているため、最新技術を使えるエンジニアが求められます。
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エンジニアの年収が高い企業
エンジニアの年収が高い企業とはどんな企業なのか気になる方も多いでしょう。
ここまでにも少し触れてきましたが、高収入を実現するエンジニアが所属する企業は、主に次の2つです。
大手企業・元請け企業
ピラミッド型の業界構造であれば、当然元請けに近い企業ほどエンジニアの年収は高くなります。また他の業種にも言えるように、有名企業や大手企業の社内エンジニアは中小企業に比べて報酬が高くなります。
ただし、大手になるほど求められるスキルの水準が高くなることも忘れてはいけません。
関連記事:大手企業のSEに転職するための秘訣は?転職する5つのメリットも解説
外資系企業
英語力に自信があるエンジニアは、外資系SIerへ転職するという方法もあります。実力主義といわれるIT業界ですが、日本企業に比べると外資系企業の方がより成果に応じた報酬を得やすいでしょう。成果次第では高収入を狙うこともできます。
実力主義のデメリットとしては、安定したポジションが得られないことや、突然契約を切られる可能性があることなどが挙げられます。
エンジニアが年収を上げる方法
平均年収がわかったところで、エンジニアが平均年収を上げる方法について考えていきましょう。
エンジニアが年収を上げるためには、大きく分けて次の3つの方法があります。
それではひとつずつ解説していきます。
スキルアップする
スキルアップといってもエンジニアの仕事は幅広く多岐にわたるため、資格を取得したりマネジメント経験を積んだりと、それぞれのキャリアプランによって目指すべき道は大きく変わってくるでしょう。
専門性を高める
エンジニアの中でもプログラマーとして長く開発業務に携わりたいと考える場合、専門性を高めてスペシャリストを目指すことで年収を上げていきましょう。
スペシャリストにならないまでも、需要の高い言語を徹底的に使いこなせるようになるだけでも、顧客の要望や課題解決に対しての最適解をすばやく提示できるようになります。
幅広いスキルを身につける
ITエンジニアの作業領域は幅広く、相互に関係していることも少なくありません。それらに対応できる複数のスキルと知識を身につけることでも年収アップを狙えるでしょう。
ただし、やみくもにいくつもの言語を覚えようと思っても、使いこなせなければあまり意味がありません。スキルの幅を広げる場合であっても、結果としてどんなことができるようになりたいのか、目的を明確にしておくことが大切です。
最先端の技術を習得する
IT業界のトレンドの変化は目覚ましく、ここ数年ではシステム開発の分野にもAIが活用されつつあるなど、常に最新の情報や最先端の技術をキャッチしていく必要があります。
また情報やスキルを習得するだけでなく、いち早く新しいツールを習得し使いこなすことも必須となる日がくるかもしれません。
年収アップを狙いたいエンジニアの方にとって、IT業界のトレンドを追い続けられるよう、アンテナを高く張っておけることは重要なスキルのひとつなのです。
コミュニケーション能力を高める
クライアントとのやり取りやチームでの作業において、コミュニケーション能力は非常に大切なスキルです。
たとえばクライアントの抱える課題を正しく理解していなければ、どれほど最先端の技術を使用したシステムを開発したとしても、クライアントは満足しないでしょう。
コミュニケーション能力が高ければ、意図しない誤解や行き違いが起きる確率も減り、開発もスムーズに進みます。ほかにも転職の時に、採用担当者にアピールする際にも役立つでしょう。
さらにフリーランスとして独立する場合は、案件獲得だけでなく、金額交渉のやりとりや経理上の連絡なども全て自分でおこなう必要があります。
コミュニケーション能力を磨いておかなければ、不利な条件で案件を受けてしまったり、思わぬトラブルに見舞われたりといった可能性があるかもしれません。
上流工程を経験する
スキルを身につけ上流工程を経験すれば、必然的に年収も上がります。プログラマーからシステムエンジニアにステップアップするためには、プログラミング能力だけでなく、システムの設計や開発までおこなえることが必須条件です。
さらに予算管理やメンバーのマネジメントなど、プロジェクト全体を動かすマネジメント力を身につけ、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーへ、キャリアチェンジを目指すと良いでしょう。
チームやプロジェクトをマネジメントできるスキルが身につけば、これまでの経験を活かしてクライアントへ課題解決を提案するITコンサルタントへも挑戦できます。豊富な知識と経験が必要な職種のため、責任が大きくなるぶん高額な年収を実現できるでしょう。
マネジメント力を身につける
チームやプロジェクトを牽引するためには、マネジメント力を磨く必要があります。
むしろ40代以降になると必ず身につけておくべき必須スキルのひとつにもなるため、チャンスがあればマネジメントスキルを高められるよう意識しておきましょう。
転職する
年収を上げるためには、転職するのもひとつの方法です。さまざまな業界でITエンジニアが不足している現状では、スキルと経験を身につけることで、今より条件の良い職場や大手企業へ転職して年収を上げることができるでしょう。
あるいは必須のスキルが身についていれば、教育体制の整った企業に転職し、スキルと経験を積んで年収アップを狙うことも可能です。
エンジニアに限らずだけど、年収上げるために昇進を目指すのってコスパ悪すぎるんよな。その時々で需要の高いスキルをつけて給料のいい会社に転職するのが1番手っ取り早い。転職1年目は前年実績ないからボーナス出ないのは痛いけど1年我慢して頑張れば余裕で取り戻せる
— ショウ@インフラエンジニア (@sho_17_s) January 6, 2024
フリーランスになる
実際に、フリーランスエンジニア向けの求人・案件紹介エージェントのレバテックフリーランスでは、フルリモートで月80万円以上の案件が5,772件もヒットします。(※2024年1月時点の求人数)
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関連記事:エンジニアが副業で収入を得る方法をわかりやすく解説!フリーランスとして案件を受任する方法
エンジニアにおすすめの転職エージェント
エンジニアとしてキャリアアップや年収アップを目指して転職したい場合は、エンジニア向けに特化した転職エージェントを活用しましょう。
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Geekly
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- IT転職を熟知したアドバイザーが100名以上在籍
- 精度の高いマッチングでミスマッチへの不安を減らせる
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、一都三県・関西を中心に求人を取り扱っています。
書類作成や面接対策などの転職サポートはもちろん、退職や入社後のサポートまでGeeklyは一貫して対応してくれるため、初めての転職で何から手をつければ分からない方や働きながら転職活動をしたい方におすすめです。
- 首都圏・関西で転職したいエンジニア
- 年収・キャリアアップを実現したい方
- 大手・ベンチャーまで幅広く企業を見たい方
サービス概要 | |
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サービス名 | Geekly |
運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
公開求人数 | 30,071件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 一都三県・関西 |
公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
- 在籍アドバイザーのレベルが高い
- 自分にマッチした求人を的確に紹介してくれる
- 首都圏の求人が充実している
ダイレクトタイプ
- 企業から直接スカウトが届く
- さまざまな企業の求人を取り扱う
- iOS限定の使いやすいアプリがある
ITエンジニア転職に特化しているダイレクトタイプでは、登録して待つだけで企業からスカウトが届くサービスを展開しています。
経歴やスキルをもとにオファーが来るため、マッチ度が高い転職を叶えられるでしょう。
自分で求人を検索しての応募も可能で、有名企業からスタートアップのベンチャー企業まで、1,600以上(※)もの求人から検索できます。
保有スキルや使用ツールなど、実力や希望条件を指定して的確に検索できるのもうれしいポイントです。
さらに、iOS限定のアプリには、タップするだけで簡単に職務経歴書が完成する機能や、最適な求人がレコメンドされる機能が搭載されています。
ITエンジニアの仕事と両立しながら、手間をかけずに転職活動を進めたい方におすすめのエージェントです。
(※1)ダイレクトタイプの公式ホームぺージより
サービス概要 | |
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サービス名 | Direct type |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公開求人数 | 1,600件以上 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://directtype.jp/ |
- 大手企業や有名企業の求人が多い
- 希望に合ったスカウトがたくさん届いた
- 公式サイトやアプリが使いやすい
ウィルオブテック
- 2名体制で求職者を徹底サポート
- 年収アップの実績多数
- サポート期間の制限なし
ウィルオブテックは、丁寧な転職サポートに特色があるITエンジニア特化型の転職エージェントです。
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの2名体制で求職者を支援しており、将来を見据えた求人の紹介や徹底した企業対策に力を入れています。
サポート期間の制限がないため、納得いくまで転職活動を続けられることも魅力のひとつです。
また、年収が上がった実績が多いこともウィルオブテックの特徴で、中には150万円以上の年収アップ(※)に成功した転職者もいるようです。
現時点で年収を上げられなくても、将来的に年収を上げるためのキャリアステップもアドバイスしてもらえるため、年収を軸に転職活動を進めたい方は見逃せないエージェントでしょう。
(※1)ウィルオブテックの公式ホームページより
サービス概要 | |
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サービス名 | ウィルオブテック |
運営会社 | 株式会社ウィルオブ・ワーク |
公開求人数 | 5,103件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外 |
公式サイト | https://willof.jp/techcareer/ |
- 担当者から丁寧なサポートを受けられる
- スピーディに転職できた
- 理想の職場が見つかるまでとことん探せた
エンジニアの年収に関するよくある質問
最後に、エンジニアの年収に関するよくある質問を紹介します。同じ疑問をお持ちの方は、解決するために参考にしてください。
エンジニアの年収は安すぎる?
アメリカのエンジニアの年収は約1,500万円と、日本のエンジニアの約3倍です。
そのため、アメリカと比較すると日本のエンジニアの年収は安すぎると言わざるを得ません。
しかし、日本の一般的な平均年収は約374万円であり、エンジニアの平均年収は約480万円です。
エンジニアは一般的な仕事よりも100万円ほど高い収入になるため、日本で考えると安すぎることはありません。
年収1,000万円はめざせる?
エンジニアで年収1,000万円を稼ぐには、一般的なエンジニアの倍稼ぐ必要があります。
そのため、現状ですぐ稼ぐことは難しいでしょう。
とはいえ、年収1,000万円稼ぐことは狭き門ではあるものの、不可能ではありません。
本記事で紹介した「年収が高いエンジニアの特徴」を参考に、高収入を稼げるエンジニアをめざしましょう。
関連記事:エンジニアで年収1,000万円を目指す方法7選!稼げる人の共通点についても解説
年収が高いIT職業は?
ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーが、IT職業では年収が高い傾向があります。
また、本記事で平均年収を紹介した「システムアナリスト」も、高収入を得られる職業です。
システムアナリストはシステム開発の分析や評価をおこない、プロフェッショナルなスキルがある方では年収1,500万円以上稼いでいるケースもあります。
まとめ
エンジニアの平均年収や年収が上がらない理由、年収が高いエンジニアの特徴などについて解説してきました。
また、スキルや技術を高めていくことで、より高収入を得られる可能性があります。
現在の職場でスキルを評価されづらいなら、転職を視野に入れるのも高収入をめざす手段のひとつです。
年収アップを目指して転職を考える際は、「エンジニアとしてどんな仕事をしたいのか」「最終的にエンジニアとしてどうなっていたいのか」など、長期的な視点で考えて転職先を選ぶことが大切です。
今の年収に悩んだり、転職に不安を感じたりする場合は、ぜひエンジニアに特化した転職エージェントへの相談をおすすめします。
すぐに転職するわけでなくとも、相談だけでの利用でも問題ありません。少しでも悩みがある場合は、ぜひ転職のプロであるエージェントを頼ってみてはいかがでしょうか。
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30代
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首都圏
名古屋
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エージェント | 評価 | クチコミ | 公式サイト |
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5.0
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・面接対策や転職支援など、サポートが手厚いにも関わらず無料だったので非常に助かりました。
・担当の方は連絡も無駄に多い印象はなく、こちらとしてもストレスにならなかったです。 |
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4.8
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・エンジニア系の求人は大手から中小企業までとても充実していました。
・アドバイザーの方はIT業界に対する知識が豊富で、実践的なアドバイスをしてもらえました。 |
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4.5
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・面談から求人紹介までとにかくスピード感を持って対応してもらえました。
・評判通りITに強く、個人にあった企業を積極的に探してくれたのがとても心強かったです。 |
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4.4
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・珍しい求人もあり選択肢が広がりました。
・担当者はいるものの、スカウト型で、自力で転職活動を進められる人向きだと思います。 |
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・IT業界に強いアドバイザーの方が、2人体制で付いてもらえる事に魅力を感じました。
・地域で求人数に偏りがあり、地方よりも関東圏の求人のほうが圧倒的に多かったです。 |