システムエンジニアのやりがいとは?SEに向いている人の特徴も解説

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本記事は、転職エージェント公式サービス(リクルート・マイナビ・ビズリーチ等)の広告リンクを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

システムエンジニアといえばどんなイメージを持っていますか。「残業が多くて大変そう…」という感想を持つ人は少なくありません。

たしかに、システムエンジニアは、納期直前やトラブル発生時には徹夜もいとわず対応します。とはいえ、「大変そう」という感想だけでシステムエンジニアを語ることはできません

そこで、元システムエンジニアの私がやりがいや大変なこと、苦労している人へのアドバイスをご紹介します。

なのはな

夜間大学在学中に、人材コンサル会社にて勤務。
営業や採用サポート、イベント運営などを幅広く経験。
その後、新卒でIT会社にシステムエンジニアとして入社。
開発や保守・運用に従事。
現在は、フリーランスライターとして活躍中。

目次

SE(システムエンジニア)として仕事のやりがいを感じていたことは?

まずは、システムエンジニアとして仕事のやりがいを感じるときについてお伝えします。

ハードなイメージが強いシステムエンジニアですが、その分真剣に仕事に取り組んでいる人が多く、充実感を感じている人は多いと思います

1:モノを作る喜びがある

システムエンジニアの最大の魅力は、ものづくりの楽しさを感じられるところです。子どものころにパズルやレゴが好きだった人は、設計書作りやプログラミングに興味を持てることが多いようです。

システムの開発規模にもよりますが、そう簡単に完成するものではなく、思わぬトラブルが起きたり、スケジュール通りに進まなかったりするものです。そういった困難を乗り越えて、完成までこぎつけたら、ひとしおの喜びがあります。

なのはな

私がシステムエンジニアをやっているときは、残業を重ね、共に苦労を分かち合った同期とは仲を深められたと思っています。
あぁ、システムが動いた…!」というときは大げさかもしれませんが、感動しました。

2:技術さえ身につければ、学歴や職歴関係なしに頼られる

学歴コンプレックスがあったり、就職氷河期で就活に失敗したりした人は、システムエンジニアを目指してみても良かもしれません。なぜなら、システムエンジニアは技術さえあれば、学歴や職歴関係なしに頼られる存在になれます。

実際、大卒・大学院卒のメンバーを高卒のリーダーがまとめることはよくありますし、東大卒・京大卒であってもスキルがなければ役立たず扱いされる職業です…。

何かしらの理由があって、一念発起して頑張りたいと思ったら、プログラミングスクールや書籍を利用してプログラミングを学んでみても良いかもしれません。

フリーランスのエンジニアとして活躍している大学生もいるので、誰にでも平等にチャンスがある世界だといえます。

3:どの会社でも生き抜くスキルが身につけられる

また、スキルについていうと、システムエンジニアに必要なプログラミングスキルやコミュニケーション能力などは、どこの会社でも通用する、いわゆるポータブルスキルだということに注目したいです。

なのはな

上司ガチャ」なんて言葉も使われていますが、自分で上司や所属する部署を選べる人はほんのわずかでしょう。たまたま、相性の良くない上司にあたったら、ストレスが溜まる日々を過ごすことになるかもしれません。

そんなとき、システムエンジニアであれば、比較的転職という選択を考えやすいです。会社特有の高い知識やスキルが求められる仕事であれば、「転職するときに必要な武器がない…」と思うことも多いでしょう。

どの会社でも生き抜くスキルが身につけられるのは、システムエンジニアの魅力です。

4:比較的給料が高い

意外に思われるかもしれませんが、システムエンジニアの平均年収は690.0万円と、全職種平均年収489.9万円より高くなっています

(厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和2年)」より)

なぜか、システムエンジニアといえば薄給のイメージが少なからずありますが、実際のところはそんなことはありません。

特に、上流工程(顧客交渉・要件定義など)に携わるようになると、高収入になります。

平均年収の高い業種例
  • ITコンサルティング:928.5万円
  • プロジェクトマネージャー:891.5万円
  • ITアーキテクト(高度):778.2万円

参考:ITエンジニアの平均年収は世界各国と比較して低い?高い?|Greekroid

年収900万円だと、満足できる人が多いのではないでしょうか。システムエンジニアといえば、薄給というイメージは間違っているでしょう。

やはり、年収が高いとやりがいにつながります。

5:お客様から感謝の気持ちを伝えてもらえる

システムを無事リリースすると、「あなたたちに仕事を任せて良かった!」「本当に感謝しています!」と言葉をかけられることがあります。

クライアントの情報システム部の人も似た苦労を味わっているので、プロジェクトが完了したときに共有できる達成感は言葉では表しきれません。

なのはな

基本的に、システムをリリースした後は保守・運用を任されるので、「これからもどうぞよろしくお願いいたします」と強く握手をする瞬間もあるでしょう。このとき、システムエンジニアのやりがいを強く感じます。

6:成長を実感しやすい

SEの仕事は、自身のスキルが伸びていることを実感しやすく、やりがいにつながります。

プロジェクトごとに仕事をするため、経験を積むたびに前回のプロジェクトで学んだことを活かすことができます。

またプロジェクトは規模が異なるため、数か月のプロジェクトから数年かかるプロジェクトもあります。

様々なプロジェクトをこなして、年数を重ねることで、成長を感じやすいのはSEのやりがいの1つですね。

7:完成した時の達成感

苦労しながら作ったシステムが完成したとき、やりがいや達成感を味わうことができます。

そもそもシステム開発は決してひとりではできないため、チームで協力し合ってプロジェクト完遂を目指して仕事を行います。

苦労しながらシステム開発を行い、完成した時には大きな達成感や、やり切った感触を感じるでしょう。

なのはな

毎日頑張って頑張ってシステムが完成した時は、ホントうれしいです!

8:様々な業界に関われる

クライアントの業界は多岐にわたるため、様々な業界の知識を身につけることができます。

というのも、システムを開発するためには、システムを使うユーザーが何を求めているのか理解する必要があるからです。

またエンジニアの世界は技術が進化するスピードが凄まじく、最新のテクノロジーに触れる機会が多いことも魅力の1つです。

ここ最近ではAIを活用することが注目されており、新しい技術を駆使することで自身のキャリアを広げることもできます。

9:社会貢献を実感できる

担当している業務によっては、直接的な社会貢献につながるため、社会に貢献していることを実感できるでしょう。

銀行や電力、物流など人々の生活を支えるインフラに関わるシステムやアプリケーションを開発することもあるでしょう。

ときには、医療分野のシステム開発に携わることで、より多くの人々が必要な医療情報やサービスにアクセスできるようになり、社会全体の健康を改善に寄与したことに実感ややりがいを感じることもあります。

10:コミュニケーション能力が高まる

SEはひとりで黙々と仕事をすることはなく、クライアントとの打ち合わせなどコミュニケーションを頻繁にとります。

ユーザーのニーズを理解し、システムの設計に反映させるためには、クライアントの要望をヒアリングしたり、自ら提案したりする必要があります。

また、社内でも同部署はもちろん、営業などの他部署との関わりも発生します。

SEとして働くことで、コミュニケーション能力が高まり、さまざまな人々と効果的に連携する能力を身につけることができます。

SE(システムエンジニア)に向いている人の特徴6選

SEに向いている人、活躍している人には共通したスキルがあります。

SEとして働きたいと思っている方は自身にあてはまるかどうか、確認していきましょう。

  • 論理的に物事を考えられる
  • 問題解決能力がある
  • 学習意欲が高い
  • コミュニケーション能力がある
  • チームでのモノづくりをするのが好きである
  • 変化を楽しめる姿勢がある

論理的に物事を考えられる

論理的に物事を考えられる人はSEに向いています。

システムを作るために、期間や人員から逆算してシステム設計フローを考える必要があります。

またクライアントとシステム開発に関して打ち合わせをする際にも、論理的に考えられている人は、分かりやすく物事を伝えることができます。

問題解決能力がある

SEは日々の業務でコードのバグ、設計上の問題などが頻繁に発生します。

問題が起きたときに、なぜ発生したのか原因を特定して、解決する能力が求められます。

なのはな

論理的思考と同様に、目の前の事象に対して、俯瞰的に物事を考えられる人はSEに向いています。

学習意欲が高い

エンジニアが使用するテクノロジーは常に進化しており、SEとして活躍するためには学習し続ける必要があります。

またクライアントの業界に知識がない場合は、事前にどのような業界なのか理解しておくことも求められます。

そのため、新しい知識や技術を好奇心旺盛に楽しみながら学ぶことができる人はSEに向いているでしょう。

コミュニケーション能力がある

SEは、自分の考えを他人に明確に伝える能力が求められるため、コミュニケーション能力が求められます。

システム開発に関わる人はもちろん、営業などの他部署とのコミュニケーションも、プロジェクトを成功させるためには重要な役割を果たします。

そのため、コミュニケーション能力がある人はSEに向いているでしょう。

チームでのモノづくりをするのが好きである

SEの仕事は、チームで行うのが一般的で、各メンバーはプロジェクトの一部分を担当し、全員が協力して最終的なシステムを開発します。

そのため、ひとりでコツコツ黙々と作業したい人はSEには向いていないでしょう。

全ての仕事は一人ではできませんが、SEは特にチームワークが求められる仕事の1つです。

変化を楽しめる姿勢がある

IT業界は情報やテクノロジーの進化が凄まじく、絶えず変化しています。

そのため、学ばずに今までの経験に頼っていると、SEとして活躍し続けることは難しいでしょう。

今までの固定概念にとらわれずに、新しい技術や知識を取り入れられる人はSEに向いています。

なのはな

また変化に対応できる人は、SEとして長く活躍することもできるでしょう。

SE(システムエンジニア)に転職する人におすすめの転職エージェント

ここではシステムエンジニア(SE)転職におすすめの転職エージェントをご紹介します。

レバテックキャリア

レバテックキャリア
レバテックキャリアの特徴
  • 15年以上IT・Web業界に特化
  • ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1
  • 現場社員から収集した企業の内部情報を共有

 

レバテックキャリアは、IT・Web業界の転職支援において15年以上(※1)の歴史を有する転職エージェントです。

 

職種ごとに分かれたキャリアアドバイザーのサポートに定評があり、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1(※2)を獲得した実績もあります。

 

また、企業の内部情報の収集に力を入れており、現場社員からヒアリングした生きた情報を共有してもらえることも特徴です。

 

社員のマネジメント方法や職場の雰囲気・スキル感など、入社前に知っておきたい情報を得られることは、転職の失敗を避けるためにも有効といえます。

 

(※1)レバテックキャリアの公式ホームページより
(※2)日本マーケティングリサーチ機構調べ 「2021年1月期 サービスの比較印象調査」1位

 

サービス名 レバテックキャリア
運営会社 レバテック株式会社
公開求人数 21,424件(※3)
非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • 応募前に企業の詳しい情報を把握できる
  • ITエンジニアのキャリアについて相談できる
  • 年収アップに期待できる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
(※3)2023年12月時点

 

マイナビITエージェント

マイナビITエージェント
マイナビITエージェントの特徴
  • 企業規模や募集職種など、取り扱い求人の幅が広い
  • 企業情報の収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍
  • 非公開求人多数

 

マイナビITエージェントは、人材紹介企業大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントで、IT・Webエンジニアの転職に特化しています。

 

業界の転職事情に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、ベンチャー企業から大手企業まで、さまざまな選択肢の中から最適な求人を紹介してくれます。

 

ITコンサルタントやインフラエンジニア、社内SEなど募集職種が幅広く、非公開求人が多数あることも、大手エージェントならではの特徴でしょう。

 

また、企業の情報収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍しており、企業が求める人物像や内部情報を把握したうえで応募に進めるのもうれしいポイントです。

 

応募書類の添削や面接対策などの転職支援も充実しているため、一人で転職活動を進めるのが不安な方にもおすすめのサービスといえます。

 

サービス名 マイナビITエージェント
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 17,289件(※)
非公開求人数 6,311件(※)
おすすめポイント
  • 幅広い選択肢の中から自分に合った求人を見つけられる
  • 企業の詳しい情報を教えてもらえる
  • 初めての転職活動でも安心の転職支援
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
(※)SE・システムエンジニア(IT/通信/インターネット)、2023年12月時点

 

Geekly

geekly
Geeklyの特徴
  • IT・Web・ゲーム業界の求人多数
  • IT業界に特化した口コミサイトがある
  • 11年以上蓄積したノウハウをもとに求職者をサポート

 

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、非公開求人を含めて27,000件超(※1)と、圧倒的な求人数の多さが特徴です。

 

11年以上にわたって蓄積されたノウハウを活かした転職支援が魅力で、たとえば、応募書類を添削する専門チームがあったり、コンサルタントの専門分野が職種別に細分化されていたりと、きめ細やかなサービスで転職を成功へと導いてくれます。

 

また、同社が運営する「Geeklyレビュー」では、企業で実際に働く社員から寄せられた口コミを閲覧できます。

 

応募前に活用すれば、社風や実情を把握でき、自身のアピールポイントの整理にも役立てられるでしょう。

 

(※1)Geeklyの公式ホームページより

 

サービス名 Geekly
運営会社 株式会社Geekly(ギークリー)
公開求人数 19,627件(※2)
非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • 幅広い選択肢の中から希望に合う求人を見つけられる
  • 東京23区内の求人が見つかる
  • 応募書類の作成をサポートしてもらえる
対応地域
東京23区内が中心
公式サイト
(※2)2023年12月時点

 

ダイレクトタイプ

Direct Type
ダイレクトタイプの特徴
  • 企業から直接スカウトが届く
  • さまざまな企業の求人を取り扱う
  • iOS限定の使いやすいアプリがある

 

ITエンジニア転職に特化しているダイレクトタイプでは、登録して待つだけで企業からスカウトが届くサービスを展開しています。

経歴やスキルをもとにオファーが来るため、マッチ度が高い転職を叶えられるでしょう。

 

自分で求人を検索しての応募も可能で、有名企業からスタートアップのベンチャー企業まで、1,600以上(※)もの求人から検索できます。

 

保有スキルや使用ツールなど、実力や希望条件を指定して的確に検索できるのもうれしいポイントです。

 

さらに、iOS限定のアプリには、タップするだけで簡単に職務経歴書が完成する機能や、最適な求人がレコメンドされる機能が搭載されています。

 

ITエンジニアの仕事と両立しながら、手間をかけずに転職活動を進めたい方におすすめのエージェントです。

 

(※1)ダイレクトタイプの公式ホームぺージより

 

サービス名 ダイレクトタイプ
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数 1,600件以上(※1)
非公開求人数 -
おすすめポイント
  • マッチ度が高い転職を実現できる
  • オファーがくるため転職活動に時間を割かなくていい
  • 幅広い企業の求人を見ることができる
対応地域
不明
公式サイト

 

ウィルオブテック

ウィルオブテック
ウィルオブテックの特徴
  • 2名体制で求職者を徹底サポート
  • 年収アップの実績多数
  • サポート期間の制限なし

 

ウィルオブテックは、丁寧な転職サポートに特色があるITエンジニア特化型の転職エージェントです。

 

キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの2名体制で求職者を支援しており、将来を見据えた求人の紹介や徹底した企業対策に力を入れています。

サポート期間の制限がないため、納得いくまで転職活動を続けられることも魅力のひとつです。

 

また、年収が上がった実績が多いこともウィルオブテックの特徴で、中には150万円以上の年収アップ(※)に成功した転職者もいるようです。

現時点で年収を上げられなくても、将来的に年収を上げるためのキャリアステップもアドバイスしてもらえるため、年収を軸に転職活動を進めたい方は見逃せないエージェントでしょう。

 

(※1)ウィルオブテックの公式ホームページより

 

サービス名 ウィルオブテック
運営会社 株式会社ウィルオブ・ワーク
公開求人数 2,994件(※2)
非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • じっくりと転職活動ができる
  • 年収を重視して転職できる
  • 1人で転職活動を進める不安がなくなる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
(※2)2023年12月時点

 

そもそもSE(システムエンジニア)とは

SE(システムエンジニア)とは、クライアントの課題をヒアリングしてソフトウェアの設計・開発を行う仕事です。

仕事内容は、クライアントからヒアリングしたり、プログラミングをしたりなど様々な業務があります。

SEとして働き始めた人は、プログラミングの一部を任されることが多いです。

なのはな

仕事に慣れてきたら、徐々に任される範囲が増えていくケースが一般的ですね。

将来的には、プログラマーをまとめるリーダーやプロジェクトリーダーのようにキャリアアップしていきます。

SE(システムエンジニア)として大変だったこととは?

続いて、システムエンジニアとして大変なことを紹介します。私自身も、「これはつらかったな…」ということをお伝えします。

1:慢性的に残業時間が長い

正直に言ってシステムエンジニアの残業感覚は少しずれていると思います。20時ごろだと「今日は帰宅が早いな~」なんてのんきなことを言っているシーンを何度も見ました。

さらに、受託開発を行う会社のシステムエンジニアだと、残業時間が納期によって左右されやすいです。

他の人が担当している要件定義が遅れて、数日はやることがなく暇で、その後3日で開発・テストを完了させないといけないこともあります。

なのはな

なるべくばらつきが出ないように、クライアントと調整するのが大切なのですが、自分の業務範囲外だとどうしようもできません。システムエンジニアと残業は切っても切れない関係だといえるでしょう。

2:場所や人などの環境の変化が大きい

システムエンジニアは、業務をする場所や人の入れ替わりが激しいことも大変だといえます。

クライアント先で、会議を行うだけではなく、客先常駐といって、クライアント先で机を並べて業務が行われることもあります。

指示するのはクライアントの情報システム部であることが多いので、緊張感があるかもしれません。

その他にも、サーバー室での作業や他部署での作業など、場所が変わるケースはいくらでもあるでしょう。

また、プロジェクト単位でチームが編成させるので、良くも悪くも、ころころメンバーが入れ替わります

なのはな

もし、運悪く相性が良くない人と同じチームになっても、「リリースまでの我慢だ…」と思えるメリットがありますが、せっかく一致団結できたのにチームが解散してしまうことにさびしさを感じるかもしれません。

とはいえ、実際のところは、チームリーダーに気に入られたら、次のプロジェクトも同じチームに編成されることが多いので、努力していると心地良い環境を選べる可能性があります。

3:業務外でも学習が必要

スキルさえあれば評価されるやりがいについて触れましたが、その分、スキル・知識を学習し続ける姿勢は求められると言って良いでしょう。

「学習しようとしないシステムエンジニアは失格だ」なんてことを言う人もいます。さらに、IT関係の資格は多くあるので、その資格取得を会社が促す雰囲気もあります。

なのはな

その資格取得のための受験料を会社が負担してくれるケースが多く、資格を取ったら手当てをつけてくれることがあるのでメリットにも感じますね。「資格なしの業務遂行は、無免許運転だ」という上司がいました。業務外でも、プログラミングスキルやIT知識、業務理解などの勉強は必要でしょう。

SE(システムエンジニア)に関する否定的な意見

しかし、全てがポジティブなことだけではなく、SEに関して否定的な意見があるのも事実です。

そこでSEとして働くうえで、注意しておくべき点を2点紹介します。

  • 部分的な工程にしか携われず、システムを作っている時間が湧かない
  • 下流工程ではユーザーからのフィードバックが届かない

部分的な工程にしか携われず、システムを作っている時間が湧かない

システム開発は以下のような流れで進んでいきます。

  1. 要件定義
  2. 外部設計
  3. 内部設計
  4. プログラミング
  5. システムテスト
  6. 移行
  7. 運用・保守

企業によっては、プログラミング専門など、一部分をメインとしている企業もあります。

大きなシステムの一部分をプログラミングしているような業務ばかりだと、どんな人に向けてのシステムなのか全体像を理解するのが難しいことがあります。

なのはな

ただし、企業によっては要件定義から運用・保守まで一貫している企業もあるため、SEとして働く際に、応募先がどこまで範囲としているのかチェックしておきましょう。

下流工程ではユーザーからのフィードバックが届かない

もう一つの注意点が、内部設計やプログラミングに携わっている人は、ユーザーからのフィードバックを得られない点です。

システム開発自体は、作業効率向上や属人化を解消するために作られているはずですが、なかなかクライアントと向き合う機会がなく、せっかく作ったシステムの感想を聞けないこともあります

なのはな

クライアントからの生の声は仕事をするうえで、やりがいにつながりますが、下流工程の仕事をしている方はやりがいを感じない可能性もあります。

まとめ

システムエンジニアのやりがいや大変なところ、悩んだときの解決法を紹介しました。安易な気持ちで判断するのはおすすめできませんが、転職によって道が拓けた人も多くいます。

転職エージェントは無料で登録でき、必ずしも転職しないといけないわけではないので、一度登録してみても良いかもしれません。

なのはな

個人的には、医療・医薬メーカーの社内SEをおすすめします。比較的落ち着いている業務内容にも関わらず、給料が良いからです。実際、探してみて、労働条件を確認してみてはいかがでしょうか。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。