現在転職を考えていたり、副業での収入のアップを目指していたりすると、

「ネットワークエンジニアは実際どのくらい稼げるのか？」
「年収1000万を達成するにはどんなステップが必要か？」

など、さまざまな疑問が出てくることでしょう。

dodaの調査によるとネットワークエンジニアの平均年収は448.3万円とされています。また、2023年12月時点でdodaにてネットワークエンジニアの年収1,000万円以上の求人は700件以上の掲載があるため、年収1,000万円を目指すことは不可能ではないと伺えます。

この記事では、ネットワークエンジニアの年収相場を紹介し、年収1,000万を目指す方法と取得しておきたい資格やスキルについて解説します。また、未経験からでもネットワークエンジニアになるためにはどうしたらよいかもお伝えします。

転職やスキルアップに使えるおすすめエージェントも紹介しますので、あなたがネットワークエンジニアへの第一歩を踏み出すのに役立つはずです。

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ネットワークエンジニアの年収の相場はいくら？

まずは、ネットワークエンジニアの年収相場を見ていきましょう。ネットワークエンジニアとは、コンピュータネットワークシステムにおける情報の保守・管理やシステムの構築などに携わる技術職です。

専門的なスキルが求められるため、一般的な職種より平均年収は高い傾向にあります。その一方で、生活は働く地域やワークスタイルにかなり左右される傾向があります。また取得している資格やスキルが年収の額を大きく変える職種でもあります。

年収などをより詳細に調べたい場合は、マイナビエージェントなどの情報を参考にしてみると良いでしょう。

【関連記事】ネットワークエンジニアの平均年収はどのくらい？給与アップに有利な資格とは

正社員の場合

同じ正社員のネットワークエンジニアであっても、所属している企業によって大きく年収が変わります。転職サイトのdodaによると、年収が300～400万円の場合が30%と最も多いものの、1,000万円以上の年収を得ているネットワークエンジニアもいるようです。（出典：ネットワークエンジニアとはどんな職種？仕事内容／年収／転職事情を解説）

また、実務経験の有無は年収に大きく影響を与えるため、20代前半のネットワークエンジニアはスキルや経験が十分でないとみなされやすく、350〜400万円前後になることが多いです。

一方で、福利厚生やスキルアップするための環境面では充実度が高いことが多く、自己研鑽するための費用を会社が負担してくれたり、勤務時間内に研修に参加できたりとメリットも多いでしょう。

派遣社員の場合

事務職に比べてネットワークエンジニアの時給単価は高いといえます。ただし青天井ではなく、ある程度上限が決まっているところが派遣社員の弱みかもしれません。

早い人だと1〜2年くらいで時給2,500円ほど稼げるようになるでしょう。派遣社員としての上限の目安は、時給4,000円程度です。

キャリアチェンジのために経験を積みたいというのであれば、派遣社員としてのネットワークエンジニアを選択肢に入れてみるのもよいかもしれません。

フリーランスの場合

まったくの未経験からフリーランスのネットワークエンジニアになるケースはまずありえません。かつて企業に勤めていたり、派遣等で実務経験が豊富だったりする場合がほとんどです。

ネットワークエンジニアとしてどのような業務を担当するかによっても年収は異なります。より高度な技術が必要とされるシステム設計や運用などを受け持つ場合、年収が700万以上となることもあります。

本人のスキルや経験に加え、人脈が大きな力を持つのがフリーランスの特徴です。最終的にフリーランスのネットワークエンジニアを目指す場合、少なくとも1〜2年は現場でしっかりと経験を積みながら人脈を築きましょう。

ネットワークエンジニアで年収1,000万円を目指せるのか

結論からいうと、ネットワークエンジニアとして年収1,000万円を目指すことは可能です。

ネットワークは、もはや社会のインフラであり、人々の生活に欠かすことのできないものとなっています。また、クラウドサーバーやリモートワーク環境の構築など従来の型にはまらないネットワークも日々生まれているため、今後もネットワークエンジニアの需要は高まり続けることが予測されます。

ただし、年収アップするためには日々新しい情報を取り入れて学び続ける姿勢が必要です。機会を見て積極的に資格取得やスキル習得に励みましょう。現場のエンジニアスキルだけでなく、マネジメントスキルを身につけると強い武器になるはずです。

ネットワークエンジニアで年収1,000万円を目指す方法

ネットワークエンジニアとして年収1,000万円を目指すこと自体は可能ですが、誰もが実現できるわけではありません。

高い技術力やマネジメント能力、またチームのプロジェクトを円滑に進められるコミュニケーション能力などを身に付け、他のエンジニアと明確に差別化する必要があります。

一般的にネットワークエンジニアの平均年収は448.3万円とされており（出典：ネットワークエンジニアとはどんな職種？仕事内容／年収／転職事情を解説）、年収1,000万円というとその倍以上になります。

以下の項目で、ネットワークエンジニアとして年収1,000万円を得るためにはどうすればよいのか具体的な方法をお伝えします。

外資系企業で働く

外資系企業はインセンティブ制を採用しているところが多く、成果や業績が年収に直結します。そのため、卓越したスキルがあれば年齢に関係なく年収1,000万を達成することは可能です。

外資系企業は、多くの日本の企業に見られる年功序列の文化が色濃い制度とは異なり、基本的に実力主義の文化が強い傾向にあります。仕事を生産性高くおこなうことが評価されるため、残業時間の長さに関係なく仕事の成果に応じて収入が上がりやすいです。

常に結果が求められるため仕事はハードである一方で、収入が増えていくことにやりがいを感じやすい職場です。

大企業で働く

同じネットワークエンジニアでも、勤めている企業の規模によって年収は大きく変わります。基本的に大企業の方が年収は上がる傾向にあるため、企業規模を一つの基準にして転職を検討してみるのもよいでしょう。

大企業だとスケールの大きな案件を扱うチャンスにも恵まれるため、年収アップだけでなくさらなるスキルアップも見込めます。ただし競争相手も多く、熾烈な出世争いが起こることは覚悟のうえで臨んでください。

一度大企業に就職すると地道にステップアップしていけるため、将来的に独立したりフリーランスに転身したりする際にも有利です。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立すれば、収入や待遇のよい案件を自分で選んで受注することが可能で、業務をこなすペースも納期に間に合いさえすれば自分で自由に調整できます。そのため時間はかかるかもしれませんが、正社員として働くよりも収入アップが見込めるでしょう。

ただし安定して仕事が入ってくるとは限らないことがデメリットです。フリーランスになる前からある程度の貯蓄をしておき、十分に準備したうえでチャレンジすることをおすすめします。

ネットワークエンジニアは実務経験や人脈作りが非常に大切です。最低でも1〜2年は何らかの形で企業に所属しつつ、基盤を築いてから独立しましょう。

マネジメントスキルを身につける

業務の内容によっては単独ではなくチーム単位で動くため、ネットワークエンジニアにもマネジメントスキルが求められます。担当する業務を遂行するスキルに加え、他のメンバーのモチベーション管理するコミュニケーション能力や案件全体の進捗を管理するスキルも必要となります。

プロジェクトにおける納期を俯瞰的に把握し、品質やコストに配慮しつつ人を動かす能力をマネジメントスキルといいますが、このスキルを有する人材が重宝されることは間違いありません。

将来的にはプロジェクトマネージャーやチームリーダーとしての活躍の場も見込めるため、収入アップにもつながります。

稼げるネットワークエンジニアになるためのキャリアパス

ネットワークエンジニアとしてのキャリアを描くにあたって、進みたい方向性を定めるのは大切なことです。そのためにまずは自分の適性を知り、将来の目標やプランを検討する必要があります。今後どのようなエンジニアを目指すのか、こだわりたい部分は何かを考え、言語化してみましょう。

方向性が定まれば、マネジメントや人的リソースの管理を行う総合職系に進むのか、ネットワーク関連のスペシャリストとして専門職系に進むのかを選んでください。

総合職系のキャリアを目指すのであれば、客観的に自分の能力を示す指標となる資格を取得しましょう。資格習得のために勉強すれば同時にスキルアップも図れるためより効率的です。

【関連記事】エンジニアが目指すべきキャリアパスとは？判断ポイントや転職事例も解説

総合職系の5つのキャリアパス

まず、ネットワークエンジニアとして年収1,000万円を目指すための総合職系のキャリアパスを紹介します。

総合職系のキャリアパスとしては以下の5つが考えられます。

• クラウドエンジニア
• インフラエンジニア
• プロジェクトマネージャー
• フルスタックエンジニア
• ITコンサルタント

それぞれどのような職種なのか順に見ていきましょう。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド上のサーバー設計や構築、運用、保守からネットワーク整備などにいたる業務を担います。現在はコスト面からサーバーやネットワークを自社構築せず、クラウドを利用する企業が増えているため、今後活躍の場がますます広がると予想される職種です。

パブリッククラウドとして有名な「Amazon Web Services（AWS）」や「Google Cloud Platform（GCP）」は年々機能の削除や追加がなされており、クラウドエンジニアには変化に対応する柔軟な思考や日々情報を取り入れ学び続ける姿勢が求められるでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITシステムの基盤となる領域の設計、構築から運用、保守にいたるまでを手掛けます。ネットワークやサーバーもシステムに含まれるため、ネットワークエンジニアもサーバーエンジニアも広義ではインフラエンジニアに定義されます。

ただしサーバー構築ではLinuxを扱わなければならない場面が多く、プログラミング言語の知識も求められます。ネットワークエンジニアのスキルに加えて、プログラミングスキルの学習も必要です。

プロジェクトマネージャー

IT分野におけるプロジェクトマネージャーとは、システム開発をおこなうチームの責任者であり、プロジェクトが円滑に進められるように人員やリソース、コストを管理する立場です。職種というよりはチーム内のポジションと理解するとよいかもしれません。

開発に直接関わることもありますが、メインの業務はマネジメントです。メンバーの進捗状況を把握して工程が想定通りに進むよう管理し、クライアントとの折衝も担当するのでコミュニケーション能力も必須です。全体を俯瞰してプロジェクトを成功に導きます。難易度は高いですがやりがいのある仕事といえるでしょう。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、特定の領域にとらわれず幅広い知識やスキルを持ち合わせたエンジニアです。

通常、エンジニアにはサーバーやネットワーク、クラウドなどそれぞれの専門分野がありますが、フルスタックエンジニアはそれらの業務を一貫してこなせる人材を指します。

近年、企業が求めるエンジニアの在り方も変化しつつあり、多角的な視点をもってシステム構築後の改善までを行えるフルスタックエンジニアの需要はますます高まっていくことが予想されます。

ITコンサルタント

システムの開発や保守などを担当するエンジニアとは異なり、ITコンサルタントはその名のとおりコンサルティングが主な業務です。クライアントが何に悩んでいるかを丁寧にヒアリングし、課題解決のための施策を導き出します。

課題に対して、技術面でアプローチするのはエンジニアの仕事ですが、ITコンサルタント自身がネットワークやサーバーに精通していれば的確に問題を把握することが可能です。そのため、ある程度現場で経験を積んだエンジニアがキャリアパスとしてITコンサルタントに転身するのが望ましいでしょう。

専門職系の3つのキャリアパス

次に、専門職系のキャリアパスを紹介します。

専門職系のキャリアパスとしては以下の3つが考えられます。

• セキュリティエンジニア
• テクニカルサポートエンジニア
• ネットワークスペシャリスト

それぞれどのような職種なのか順に見ていきましょう。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、ITシステムのセキュリティを担うエンジニアです。近年、ITシステムを導入してデータを管理している企業が多いため、サイバー攻撃やウイルス対策は必要不可欠となっています。

セキュリティエンジニアはITシステムをサイバー攻撃やウイルスから守り、企業のデータを守るエンジニアです。

ネットワークの知識はもちろん、セキュリティ対策やマネジメント能力も必要といわれています。必要な知識やスキルの深さ、抱える責任の大きさなど、求められる能力が高くなる分需要も高い傾向にあります。

テクニカルサポートエンジニア

テクニカルサポートエンジニアは、CiscoやJuniperなど特定の製品に特化した資格やスキルをもっているエンジニアです。特定の製品に関するスペシャリストとして雇われるため、その製品の知識や扱い方は他のエンジニアよりも優れていなければいけません。

ネットワークの知識以外にもコミュニケーションスキルが求められますが、SIerや機器ベンダーなどからの需要が高いエンジニアです。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、ネットワークエンジニアよりもネットワークに関する知識やスキルをもっているエンジニアです。

ネットワークに関する技術や知識はもちろん、企画や運営までも極めなければいけません。企画・設計などの上流工程から関わることが多いため、優れたマネジメント力やコミュニケーション能力が求められます。

エンジニアとしてのスキルだけでなく、マネジメント力やコミュニケーション能力の両面を兼ね備えた人材は非常に貴重なため、需要が高い傾向にあります。

ネットワークエンジニアで年収アップを目指すために取るべき資格

ネットワークエンジニアとして年収アップを狙う際、取得しておくと有利に働く資格を紹介します。資格の習得は必須ではありませんが、客観的に自分の能力を示すことができることやスキルアップにもつながることから、時間の許す限り挑戦してみましょう。

ご紹介するのは以下6つの資格です。

• 基本情報技術者試験
• ネットワークスペシャリスト試験
• シスコ技術者認定
• 情報セキュリティスペシャリスト試験
• LPIC（エルピック）
• 応用情報技術者試験

それぞれの習得難易度や開催頻度、開催時期なども合わせてお伝えします。

基本情報技術者試験

情報処理技術者試験制度の区分においてレベル2（4段階中2番目）に該当する難易度を持ち、IT技術者として最低限の基礎能力を有する証明になるのが基本情報技術者試験です。経営やマネジメントに関する知識が問われる問題も出題されます。

充分に過去問を解いて対策をおこないましょう。

試験はこれまで年に2回（4月、10月）実施されており、令和3年度秋期の受験者数は52,831人で合格率40.1％でした。令和5年度からはコンピュータを使用して受験するCBT方式で、通年実施となるようです。

情報処理に関する知識の有無によって学習時間の目安は異なりますが、ある程度の知見がある方であれば、1日2時間の勉強を1ヵ月ほどが妥当だと考えられます。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理技術者試験制度の区分において難易度がもっとも高いレベル4に該当する国家資格です。資格取得者はネットワーク関連の幅広い知識を有すると認められ、システム構築や運用、保守などの業務に対応可能であることをアピールできます。

令和3年から開催時期は春期に変更され、4月に実施される見込みです。令和4年度の合格率は17.4％と狭き門であるため、ネットワークエンジニアが狙う資格の最終目標になることも多いでしょう。

試験範囲は広く論述形式の問題もあり、書籍および過去問演習を繰り返さなければ合格できません。必要に応じてスクールに通うことも検討しましょう。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定試験とは、アメリカのネットワーク機器メーカー「シスコシステムズ」が主催するネットワーク技術者向けの認定試験です。入門から上級まで5段階にレベル分けがされており、ネットワーク関連のスキルや知識を証明するのに役立ちます。

ネットワークエンジニアとしては、2段階目のレベルにあたる「アソシエイト」の取得を目指しましょう。実務経験が1年ほどあれば、50時間程度の学習時間で合格できるとされています。

申込みは随時受け付けられており、全国100ヵ所以上の会場で受験可能です。また2020年からオンライン試験も利用できるようになっており、都合に合わせて選択するとよいでしょう。

情報セキュリティスペシャリスト試験

情報セキュリティスペシャリスト試験（現・情報処理安全確保支援士）は、セキュリティの観点からシステムの脆弱性のチェックや驚異に対応する能力があるかを測る試験です。平成28年度の実施を最後に情報処理安全確保支援士と統合されました。

IT関連の業務につく際、セキュリティを担保するのは必須事項であるといえます。情報処理安全確保支援士の資格を取得すれば機密情報などに関わる機会も増え、キャリアアップに大きくつながるでしょう。

情報処理安全確保支援士の試験は年に2回（4月、10月）実施予定です。令和4年春期の合格率は19.2％と5人に1人が合格していますが、合格するためにはある程度知識のある人でも200〜300時間程度の勉強時間を確保しなければなりません。初学者の方は、その倍は考えておいた方がよいでしょう。

LPIC（エルピック）

LPICとはLinux技術者認定試験のことで、Linux技術者としてのスキルおよび知識があることを証明する資格です。

日本だけでなく世界基準で認められる資格であり、難易度は3段階に分かれています。Linuxはインターネットサーバーの50％以上のシェアを誇るため、資格を取得すればキャリア形成に優位にはたらくでしょう。

試験は随時申込み可能で、会場に空きがあれば前日でも問題ありません。月〜土曜であれば全国100ヵ所以上のテストセンターから都合のよい場所を選んで受験できます。また試験終了直後に結果が通知されるのも特徴です。

なお、合格率は非公開となっています。参考情報としては、LPIC-2（2番目）で、ITスキル基準における難易度は基本情報技術者試験と同等のレベル2の難易度とされていることです。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は国家試験の一つで、情報処理技術者試験制度の区分では難易度レベル3に該当します。エンジニアとしての技術面や管理面での応用力が問われ、スキルアップを図る際に基本情報技術者試験の次に受験する試験だと考えればよいでしょう。

試験は年に2回（4月、10月）実施されます。令和4年の春期試験では合格率24.3％と、難易度はやや高めといえるでしょう。記述問題もあるため、独学で合格するのはなかなかハードルが高そうです。

実務経験の有無や既存知識がどの程度あるかによりますが、合格のためには一般的に200〜500時間ほどの学習が必要とされています。

未経験からネットワークエンジニアを目指すポイント

では、実務経験やスキルを持たないまったくの未経験から、ネットワークエンジニアになれるのでしょうか。

結論からいうと、未経験でもネットワークエンジニアになることは可能です。ただし経験やスキルがものをいう職種であるため、相当厳しい環境に置かれることは覚悟しなければなりません。まずは独学かスクールに通い、知識やスキルを身につけるために数ヵ月を費やす必要があるでしょう。

しかし一度ネットワークエンジニアになれば需要は高く、働き方にもよりますが安定した収入が得られます。未経験でネットワークエンジニアになるにはどうすればよいか、以下でお伝えします。

まずは副業として始めるのがおすすめ

ネットワークエンジニアになりたいからといって、いきなり転職活動を始めるのはおすすめしません。まずは副業として、本業の就業時間外に知識の習得と同時進行しつつ始めてみましょう。

また案件を探すのであれば、より副業として取り組みやすい在宅やリモートワーク可のお仕事がおすすめです。未経験でもそれなりに需要はあるため、週2日の稼働のみの案件など、働きやすそうな条件で検索しましょう。フリーランスエンジニアの求人サイトから探してみてください。

Webエンジニアから勉強すべき

未経験からネットワークエンジニアを目指すのであれば、まずはWebエンジニアに必要とされる知識やスキルを身につけましょう。

Webエンジニアはインターネット上のサービスのシステム設計や開発・運用を業務としており、ネットワークエンジニアの業務と重なる部分もあります。

またWebエンジニアのスキルはIT業界で働くために必ず知っておかなければならないレベルのものが多く、基礎を固めるという意味合いでも役に立つはずですよ。

SNSで仕事を探す

仕事探しに今や欠かせないツールとなっているのが、TwitterやInstagramなどのSNSです。個人レベルでの案件の他に、企業がネットワークエンジニア関連の求人を公開している場合もあるため、副業を考えているのであれば常にアンテナを張っておくようにしましょう。検索ワードやハッシュタグを駆使すれば案外簡単に見つかります。

またSNSが副業に便利な点は、「ネットワークエンジニア関連の副業受注希望」などをプロフィール欄に記載できることです。自分が応募しなくてもクライアントの方からメッセージがくるかもしれないので、仕事がほしいときはプロフィール欄を作り込んでおきましょう。

ネットワークエンジニアにおすすめのエージェント

ここからはネットワークエンジニアの副業や転職に役に立つエージェントをご紹介します。うまく活用すれば好条件の案件が獲得できるはずです。

おすすめするのは以下の5つのエージェントです。

• TECH STOCK
• パーソナルテクノロジースタッフ
• レバテック
• ビズリーチ
• Type転職エージェント

それぞれの特徴や強みを見ていきましょう。

ビズリーチ

ハイクラス求人を多数扱っているのがビズリーチです。即戦力として働ける人材が求められているため、他の転職エージェントに比べて転職後の平均年収が高めになる傾向にあります。

IT領域で働いていた人材向けの求人特集も行っており、ネットワークエンジニアとしてハイクラス転職を狙っている人におすすめです。利用者にはヘッドハンターが付き、転職活動の相談から内定の獲得までをサポートしてくれるでしょう。

またビズリーチに登録すると有名企業から直接スカウトがくることもあります。チャレンジ精神のあるネットワークエンジニアにはうってつけのエージェントです。

【基本情報】

運営会社	株式会社ビズリーチ
公開求人数	IT技術職：18,887件(2022年７月時点)
公式サイト	https://www.bizreach.jp/

ビズリーチ公式へ

レバテックキャリア

レバテックキャリアはITエンジニア経験者に特化した転職エージェントです。2021年1月度に日本マーケティングリサーチ機構がおこなった調査で「ITエンジニアが利用したい転職エージェント」第1位を獲得するなど、エンジニアからの厚い支持を受けている点が特徴といえるでしょう。

企業の紹介時には本人の強みや経歴、希望条件を徹底的にヒアリングしてくれるため、転職してから「こんなはずじゃなかったのに…」といったミスマッチが起こることを防ぎます。

レバテックを利用した5人のうち4人が年収アップしているなどの実績もあります。今よりも収入を増やしたいと考えているネットワークエンジニアはぜひ利用してみましょう。

【基本情報】

運営会社	レバテック株式会社
公開求人数	14,788件(2022年７月時点)
公式サイト	https://career.levtech.jp/

レバテックキャリア公式へ

type転職エージェント

type転職エージェントはさまざまな職種に対応した転職エージェントで、ITエンジニアの求人も豊富に取り扱っています。女性向け同サービス「type女性の転職エージェント」もあり、ライフステージによって働き方が変化しやすい女性のニーズにも対応可能です。

専任のキャリアアドバイザーは親身になってサポートしてくれるのが特徴で、IT業界に精通した人も多く、希望条件にマッチした求人情報が見つかるでしょう。

主に関東地域の求人に特化したエージェントであるため利用者は限定されますが、お住いの地域が関東圏である場合はぜひ利用してみてください。

【基本情報】

運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	公開求人数：5,831件 非公開求人数：20,939件(2022年７月時点)
公式サイト	https://type.career-agent.jp/

type転職エージェント公式へ

パーソルクロステクノロジー

パーソルクロステクノロジーは、IT関連の人材を専門とした派遣会社です。大手の人材派遣会社であるパーソルホールディングスが母体となっており、企業とエンジニアをつなぐパイプ役としての確かな実績があるので安心して利用できます。

またまったくの未経験者でも働ける案件が多数あり、副業としてネットワークエンジニアを始めたい人には利用しやすいエージェントでしょう。キャリアアドバイザーのサポートも受けられるので、派遣から正社員を目指していきたいという人にもおすすめです。

【基本情報】

運営会社	パーソルクロステクノロジー株式会社
公開求人数	公開求人数：4037件 非公開求人数：非公開(2022年７月時点)
公式サイト	https://staff.persol-xtech.co.jp/

パーソルクロステクノロジー公式へ

TECH STOCK

TECH STOCKは、主にフリーランス向けの案件を扱うエージェントです。企業理念として「日本のIT人材の地位向上」を掲げているため、エンジニアが正当に評価される環境づくりやスキルアップのためのキャリアカウンセリングなども実施しています。

また受注できる案件のエリアが広範囲なのもTECH STOCKの強みといえるでしょう。多くのIT系エージェントの案件は首都圏に集中していますが、TECH STOCKの案件は大阪を中心とした関西エリアや名古屋などの東海エリアにも対応しています。

さらにフリーランスが加入できる福利厚生サービスも魅力です。社会保険や確定申告などの煩雑な業務は税理士にお任せし、仕事に打ち込むことが可能になりますよ。

【基本情報】

運営会社	INTLOOP株式会社（イントループ株式会社）
公開求人数	公開求人数：7605件 非公開求人数：非公開(2022年７月時点)
公式サイト	https://tech-stock.com/

TECH STOCK公式へ

まとめ

この記事ではネットワークエンジニアとして年収アップを図りたいと考えている方向けに、具体的な仕事内容やキャリアアップの方法についてお伝えしました。

年収をアップするためには、需要とキャリアパスを長期的に考えて戦略的に取り組むことが大切です。幸いネットワークエンジニアの需要は今後も高まることが予想されるため、長いスパンで着実に取り組めば結果はおのずとついてくるでしょう。

また、簡単ではありませんが、ネットワークエンジニアで年収1,000万円は達成可能です。ただしスキル向上の努力や日々の学習は大前提であり、積極的に資格取得も目指してください。この記事で紹介した資格はどれも持っていて損がないばかりでなく、自分の能力を示すアピールポイントとして絶大な力を発揮してくれます。

ネットワークエンジニアの案件獲得には、エージェントやSNSを活用しましょう。エージェントはサポート体制が充実している点が魅力で、高待遇の案件に出会えることが期待できます。

この記事を足がかりに、あなたがネットワークエンジニアに向けて新たな一歩を踏み出せることを願っています。