ニートからの社会復帰は無理?怖い?働けないと感じる理由とおすすめの支援サービスを紹介

本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

ニートから社会復帰は無理だよね?

このように社会復帰できるのか不安な方は少なくありません。

たしかに「ブラック企業へ入社」「社内の人間関係が合わない」など、考えてしまうと怖くなってしまう方もいるでしょう。

結論、ニートから社会復帰をするために、以下のステップで進めていきましょう。

気になるところからクリックして、内容を確認してみてください。

この記事では、ニートの方が働けないと感じる理由、社会復帰のためにすべきことを詳しく解説します。

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関連記事:フリーターにおすすめの転職エージェント16社比較ランキング|選び方と転職/就職成功のポイント

この記事の執筆者
佐藤 誠一 氏Webライター
22〜26歳までフリーターを経験した後に正社員に就職した経験をもつ。 また「全国職業相談センター」というサイトで3,000人以上の職業相談も実施。ブログ「さとうのキモチ」を運営

社会復帰したいニートが働けないと感じる7つの理由

ニートが働けないと感じる 7つの理由

ニートが働けないと感じてしまう理由は、いくつかあり、しょうがないと思われるものから、考えすぎが原因のものまで様々です。

不安な気持ちはわかりますが、一歩踏み出す勇気も必要となります。ここで紹介をするのは一部の例ですが、当てはまる方は一度自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。

ニートが社会復帰するのは無理だと思い込んでいるから

自分のような社会経験がない・乏しい人間を雇う企業はいないという不安は、ニートであれば誰もが疑いたくなりますよね。

当然、ニートが引く手あまたなんてことはありません。社会復帰には、ある程度の難しさがあるでしょう。

ですが、会社の社風・特色に合う人材であれば、ニートであったかどうかは、さほど重要ではないといえます。

いままでに何を「やった」かより、これから何を「する・できる」かのほうが重要だからです。

自身のいまの状況を踏まえ、どう会社に貢献していけるかアピールしていきましょう。

自分に自信が持てないから

失敗・挫折経験を理由に自信を持てなくなるのは、誰にでも起こりうることです。

このままじゃいけないとわかっていても、何をしていいかわからない、やる気が起きない自分に嫌気がさしてきますよね。

そうして自分を責め続けてしまうと、どんどん自信がなくなってしまい、より社会復帰が困難になってしまいます。

急に自信が身に着くことはありません。どんなことでも良いので、まず小さな積み重ねを続けるのが大切です。

とはいえ、具体的に何をすればよいのかわからない場合も多いですよね。詳しくは「ニートから社会復帰を目指すための5つのSTEP」で後述しますが、おすすめは上手くいっている方の真似をしてみることです。

体調に問題があるから

「過酷な労働環境で働いていた」「学生時代にいじめられていた」など、過去の経験が理由で体調に問題があり、働けない方もいると思います。

働かなきゃと焦る気持ちはわかりますが、体調の改善を優先することおすすめします。

もちろん、働きながら症状が改善していくのが理想でしょう。

ですが、それがあなたにとってベストの選択とは限らず、場合によっては状態が悪化するかもしれません。

いきなりフルタイムで働くのは難しいかもしれないので、パートやアルバイトなども選択肢に入れておくとよいです。

状況が状況なだけに、他人と比較して焦ってしまいがちですが、自分のペースで少しずつ社会復帰を目指しましょう

人間関係に恐怖心があるから

ニート期間中、家族以外との関わりがほとんどなかった場合、就職しても周囲と上手くコミュニケーションが取れる気がせず、不安になりますよね。

確かに働く上でコミュニケーション能力は必須です。世渡り上手の言葉があるように、円滑なコミュニケーションができるだけで、仕事がうまくいくことも少なくありません。

実際、会社を退職した人の理由の多くが人間関係です。きちんと、人間関係を構築できる術を身につけて損はありません。

引用元:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10|リクナビNEXT

もしコミュニケーション能力に不安があって就職をためらっているのであれば、リハビリがてら、就職支援サービスの利用をおすすめします

就職支援を受ける際には、担当者と話す必要がありますし、ハローワークやジョブカフェ、一部の転職エージェントでは、グループワークをおこなっています。

仲間と協力して課題に取り組んだ経験は、就活時に大いに役立つでしょう。

働いた経験がないor少ないから

学校を卒業してそのままニートになった人や、就職した会社をすぐに辞めてニートになった人は、働いた経験の少なさから「働けない」と感じやすいです。

業務スキルに自信がなく「すぐ辞めてしまうのではないか?」と思い、行動できない人もいます。

この場合は、未経験者を採用している求人に応募するのがおすすめです。

未経験応募できる業界や職種は数多くあり、挑戦できるチャンスは十分にあります。
就職してから業務スキルを身につければいいため、ニートだった人も働きやすいでしょう。

社会復帰するのが怖いし辛いから

以下の理由で「社会復帰するのが怖い・辛い」と感じて行動できない人もいます。

  • 生活が急に変化する恐怖
  • 他者と比較して劣等感がある
  • 過去のトラウマで働くのが怖い

ただし、人生を変えるときは誰もが怖いと思うものです。

まずは転職エージェントに登録する・求人を探すことなどでも十分です。

佐藤誠一

人間は慣れる生き物なので、一歩を踏み出して少しずつ慣れていくのが良いでしょう。

ブランクが長くて仕事ができるか不安だから

ブランク期間が長いと、仕事ができるか不安で行動できない人もいます。

行動できない理由
  • 長く休んでいたことで体力的に不安がある
  • ビジネスマナーがわからず仕事についていけるか不安

こうした不安も少しずつ解消していきましょう。

少しずつ体力をつけていったり、ビジネスマナーを勉強していけばOKです。

ビジネスマナーを無料で教えてくれる就職支援サービスもあります。
併せてニートの人を採用した実績がある企業も紹介してくれるので、就職活動に活用してみてください。

ニート・引きこもりの社会復帰の現状

まずは、ニート・引きこもり状況や、社会復帰の現状を見てみましょう。

ニートの数や割合

ニートの割合
総務省統計局|労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要
引用元:総務省統計局|労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要

2022年現在、総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、ニートの数は約93万人おり、全体労働者6,902万人の約1.3%を占めています。

ニートの数はコロナが本格的に流行した2022年に108万人と飛びぬけた数字となりましたが、ここ数年は90万人程度で推移しています。そのため、全体労働者の割合は2022年以外あまり違いはありません。

また、ニートの年齢層については15~24歳・25~34歳・35~44歳に分けて統計が取られています。

25~44歳のニートの数は年々減少しているものの、近年は15歳~24歳の数が増加しています。

このことから、ニートの若年層化が進んでいるといえるでしょう。

ニート・引きこもりになる原因

ニート・引きこもりになる主な原因は以下のとおりです。

  • 知識・能力に自信がない
  • 病気・けがのため
  • 学校以外で進学や資格取得などの勉強をしている

【参考記事】労働政策研究・研修機構|第3章 非求職無業者(ニート)の経歴と意識、世帯の状況

病気やケガなどやむをえない理由の他に、働くことに対して自信がなかったり、スキル不足を感じていることが理由でニート・引きこもりになっている人が多いとわかります。

佐藤誠一

後述しますが、ニート・引きこもりの人が社会復帰できる可能性はあります。

ニート・引きこもりの社会復帰率

過去1年間でニートだった15〜34歳の人の社会復帰率は38.5%です。

労働形態は以下のとおりで、正社員に就職している人がもっとも多いです。

労働形態割合
正社員18%
パート・アルバイト10.5%
派遣社員3.4%
契約社員5.2%
会社役員など1.4%
【参考記事】労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状 ③ -平成29年版「就業構造基本調査」より-

一方、ニート・引きこもりのままの人は40.5%です。

社会復帰する人がいる3割以上いる一方で、ニート・引きこもりを続ける人も4割もいます。

ニートが社会復帰を目指さない理由

ニートが社会復帰を目指さない大きな理由は「適当な仕事がありそうもない」と感じるからです。

厚生労働省の「非労働力人口のうち就職希望のある者が求職活動をしない理由」で、適当な仕事がありそうもないと思う人がもっとも多いと公表されました。

そして、適当な仕事がみつからない理由は「今の景気や季節では仕事がありそうもない」としています。

以前は、自分の能力に見合う仕事がない、勤務時間・賃金などの労働条件にあうものがないという理由が大半でしたが、現在は景気動向に大きく左右されているようです。

ニート・引きこもりから社会復帰した年齢

ニート・引きこもりから社会復帰した年齢は、以下のとおりです。

性別年齢復職率
男性15~19歳57.2%
20~24歳55.7%
25~29歳50.5%
30~34歳58.1%
35~39歳51.0%
40~44歳42.7%
45~49歳38.8%
女性15~19歳48.1%
20~24歳66.9%
25~29歳62.3%
30~34歳48.4%
35~39歳40.6%
40~44歳38.1%
45~49歳41.8%
【参考記事】労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状 ③ -平成29年版 就業構造基本調査」より-

年齢が高くなるほど求人の数が少なくなり、求められる能力も高くなります。

復帰しにくくなる前に、早めに就職活動したほうがよいかもしれません。

ニート期間が10年以上で長期化すると社会復帰できないことがある

以下は、フリーター期間別で「正社員に就職できた割合」を表したグラフです。

6カ月以内が50%以上なのに対して、1~2年だと42%、3年以上だと38%まで正社員になれた割合が減っていることが分かります。

つまり、フリーター期間が短いほど、正社員に就職しやすいとわかります。

フリーターから正社員になれた割合
労働政策研究・研修機構|大都市の若者の就業行動と意識の展開
引用元:労働政策研究・研修機構|大都市の若者の就業行動と意識の展開

ニートにも同じことがいえるでしょう。10年以上などニート期間が長引くほど、社会復帰しにくくなります。

くりかえしですが、本気で社会復帰したい人は早めに行動しましょう。

ニートから社会復帰を目指すための5つのSTEP

やる気があるうちに一息で進める方法も悪くありませんが、今後のことも考えれば計画的に進めていきたいところです。

社会復帰は、あくまで最初の一歩。本当に大事なのは、一社会人として継続的に活動していくことです

勢いももちろん大切ですが、狙ったゴールに到達できるよう、少しずつやっていきましょう。

STEP1|生活習慣を直す

現在、生活習慣が乱れ切っている方は、規則正しい生活を心掛けてみましょう。

朝寝て夜起きる、運動をしないといった生活習慣の乱れは、あなたの心身に大きな影響を与えています。

特に疲れやすい、眠れない、やる気が出ないといった症状に悩んでいる方は、自律神経が乱れている可能性が高いといえます。

太陽の光は自律神経を整えるのに大きく役立つため、規則正しい生活をするだけで改善できるかもしれません。

また、仕事は体力勝負な面もありますので、適度な運動で働くための土台を作っておきましょう。

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STEP2|ニートから社会復帰できた人の体験談を読んでみる

自身と似たような境遇であった人が、社会復帰できたという事実はあなたに大きな希望をもたらすはずです。

ニートを卒業するために、どんなことをやったのか、参考にできるものはどんどん取り入れてみましょう

X(旧Twitter)などのSNSであれば、コンタクトが取りやすいので、気になることは質問してもよいかもしれません。

見ず知らずの人にメッセージ送るなんて無理…という人も、そこは一歩勇気を出してみてください。

STEP3|簡単な自己分析・企業研究

仕事に対するイメージがあいまいだと、なかなか働こうとは思えないものです。

今までの社会経験の不足を補うためにも、簡単な自己分析・企業研究をやっておくとよいでしょう。

一言に仕事といっても、世の中にはさまざまな職業・会社があります。
自分がどんな仕事をやりたい・やりたくないのか考えてみてください。

そして、なぜやりたい・やりたくないと思ったのか、そのイメージが実態とかけ離れていないか調べてみましょう。

たとえば、営業はノルマが大変できついイメージが強いですが、身につけたスキルを他の会社で活かしやすいというメリットもあります。

何となく嫌だなという理由だけで、選択肢を狭めてしまうと、就活で苦労することになるので、正しい知識を身につけておきましょう。

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STEP4|アルバイトをやってみる

ニートから正社員への就職はハードルが高いですが、アルバイトであれば、比較的楽に仕事を見つけられます。

待遇面では正社員に劣りますが、自分で働く時間をコントロールできるのがアルバイトの良いところ。

急にフルタイムで働く自信がない方は、アルバイトから始めるのもアリです。

ただし、いくらアルバイト経験があっても、就活時に評価されるわけではないので、辞める時期の目途は立てておいたほうがよいでしょう。

また、アルバイトとはいえ、きちんと対策を立てて面接に望まないと、落とされてしまうので注意してください。

STEP5|就職支援サービスを活用してみる

働くための準備が整ったら、就活を始めたいところですが、進め方がわからないと不安ですよね。

「履歴書の書き方がわからない」「志望動機がわからない」「ブラック企業に行きたくない」などの不安がある方は、就職支援サービスを利用するとよいでしょう

就職支援サービスでは、求人紹介だけでなく、就活に関する相談や履歴書の書き方指導、面接対策などのさまざまなサポートが受けられます。

ハローワークやジョブカフェなど公的機関が運営するサービスと、民間企業が運営する転職エージェントがあり、どちらも無料で利用可能

何もわからないまま就活を進めても、落とされてしまう可能性が高いので、就職支援サービスを上手く活用していきましょう。

ニートが社会復帰する方法【年代別】

ニートが社会復帰を目指す際、20代のほうが就職に有利になるのが一般的です。20代はニート期間が短く、転職市場においてもポテンシャルを重視した採用をされる傾向があるからです。

しかし、30代・40代であっても、適切な対策を講じることで、就職できる可能性はあります。この章では、20代、30代、40代に分けて、ニートが社会復帰する方法を解説します。

20代ニートが社会復帰する方法

20代はポテンシャルに期待されて採用されるため、前向きに就職活動を続ければ社会復帰できる可能性が十分にあるといえます。

自分一人で就職活動を進める自信がない方は、20代の就職支援を得意とする就職エージェントを利用するのがおすすめです。

とくに、ニートに特化したエージェントでは、社会人未経験者を歓迎している企業の求人を多く取り扱っています。

中には、書類選考が免除されたり、書類作成・面接対策などのサポートが充実していたり、社会人に必要なスキルが学べる研修を受けられたりと、エージェントごとに異なるサービスが用意されているのが特徴です。

自分に合うエージェントを利用すれば、就職活動をスムーズに進められるでしょう。

30代ニートが社会復帰する方法

30代になると、20代に比べて就職成功の可能性は低くなりますが、決して社会復帰が不可能というわけではありません。職歴に合った相談先を利用することが、30代が就職を成功させるポイントといえます。

過去に正社員として働いた経験があって、ニート期間が数年程度と短い方は、転職エージェントの利用がおすすめです。転職のプロであるキャリアアドバイザーが、あなたのアピールポイントを見つけ出し、スキルが活かせる企業を紹介してくれるでしょう。

正社員で働いた経験がない方は、ハローワークへの相談が方法として挙げられます。

ハローワークでは、年齢・経験を問わない求人の取り扱いが多いため、安心して働ける職場を見つけられるかもしれません。

また、未経験歓迎の社会人インターンシップや、ジョブカフェ、地域若者サポートステーションの利用もおすすめできます。

40代ニートが社会復帰する方法

40代になると、ニート期間が長いうえに、求人そのものが減るため、就職成功の難度は高くなります。40代の就職活動でも、まずはハローワークに相談するのが得策でしょう。

また、正社員にこだわらず、アルバイトや派遣社員から社会復帰を目指すのもひとつの方法です。アルバイトや派遣社員は、「週3日」「一日5時間」など、都合に合わせて働き方を決められるため、社会復帰の第一歩として踏み出しやすいかもしれません。

とくに、派遣会社によってはビジネスマナーやパソコンスキルの研修を受けられるため、スキルに自信がない方でも挑戦しやすいことがメリットです。

社会復帰したいニート・引きこもりにおすすめの就職支援サービス

念のため、ニート・引きこもりの人が仕事探し・相談ができる公共の就職支援サービスも紹介します。

  1. ハローワーク
  2. 職業訓練校
  3. ジョブカフェ
  4. 就職支援NPO
  5. ひきこもり地域支援センター
  6. 地域若者サポートステーション
  7. NPO法人社会復帰支援アウトリーチ

ひとつずつ解説するので、どんな機関があるか知っておきましょう。

先ほどふれた「民間企業が運営する転職エージェント」と併用すると、多くの求人を見ることができます。

ハローワーク

ハローワークがおすすめの人
  • 地方で就職したい人
  • 中小企業に就職したい人
  • 35歳以上で職歴がない人

ハローワークは公共の職業紹介所です。具体的には以下のようなサポートを無料で受けられます。

  • 求人の紹介
  • 失業保険の手続き
  • 仕事に関する相談

ハローワークは地方都市の中小企業の求人が多いです。

また、35歳以上で職歴がない人だと、民間の転職エージェントで就活が難しいケースがあります。

そのため、ハローワークで求人を探すのが良いでしょう。

佐藤誠一

都市部で働きたい人、大手企業に興味がある人、34歳以下の人は、民間の転職エージェントと併用して求人を探すのがおすすめです。

職業訓練校

職業訓練校は、求職者に必要なスキルや知識を教える教育機関です。

ハローワークや自治体が主催するものもあり、多くのコースが用意されています。

あくまで一例ですが、以下のようなコースがあります。

  • ビジネス関連:秘書技能、会計・簿記など
  • 医療・福祉関連:看護助手、介護職、医療事務など
  • 農業・水産業関連:農業技術、養殖、農機具の操作など
  • 製造・技術関連:溶接、工作機械操作、CADオペレーターなど
  • 建築・土木関連:大工、設計、土木工事技術、建築模型製作など

ただし、職業訓練校のコースは3ヶ月くらいかかるものもあります。

その間に年齢が上がってしまうと、就職の難易度が上がることもあるので注意しましょう。

就職してからスキルを身につけることもできるので、慎重に検討してみてください。

ジョブカフェ

ジョブカフェの正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」であり、若者が自分に適した仕事を探すための場所です。

ジョブカフェは都道府県が設置する施設であり、現在は46都道府県が設置しています。窓口では以下のようなサポートをおこなっています。

  • 求人紹介
  • 職場体験
  • 各種セミナー
  • 就活や職業の相談

なお、ジョブカフェは各都道府県で設置されている場所やサービスの内容も異なるため、利用するときにはまず、自分の住んでいる自治体のサービス内容を確認しましょう。

就職支援NPO

NPO(特定非営利活動法人)とは、不特定多数の利益になるように特定の活動をする非営利団体です。特定の活動のうち「職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動」をするのが就職支援NPOです。

就職支援NPOには多くの団体があり、ニートの就職を支援する団体や若年層を支援するところなどさまざなサポートをおこなっています。

ニートの時間が長くいきなり就職するのは難しいと感じるなら、就職支援ではなく自立支援NPOを利用するのもよいでしょう。自立支援NPOでは共同寮生活や社会体験プログラムなどを通じ、世間とのつながり方を学べます。

ひきこもり地域支援センター

ひきこもり地域支援センターとは、すべての都道府県と指定都市に設置されている引きこもりを支援する窓口です。

窓口で対応してくれるのは、以下の資格をもつ専門家です。

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 臨床心理士

専門家が引きこもりの改善を図り、就労に関してはハローワークやNPO法人と連携して進めていきます。

各地に設置されており、訪問しやすい環境が整えられているうえに電話での相談も受け付けています。

引きこもりで家から出られないといったケースでは、ありがたいサービスといえるでしょう。

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションとは、15〜49歳までの就労支援をおこなう窓口です。

以下のようなサポートを受けられます。

  • 就労体験
  • 就職相談
  • 面接指導
  • パソコン講座
  • 各種セミナー
  • コミュニケーション訓練など

各地に地域若者サポートステーションがあるため、興味がある人は活用してみましょう。

佐藤誠一

くりかえしですが、34歳以下の人は民間の転職エージェントと併用するのがおすすめです。

NPO法人社会復帰支援アウトリーチ

NPO法人社会復帰支援アウトリーチとは、引きこもりやうつなどなかなか社会復帰できない人や家族を支援する機関です。

具体的には、以下のようなサポートがあります。

  • 会社見学
  • 接し方や心構えの講座
  • 訪問してくれて相談できる
  • 電話・LINE・Zoom相談

引きこもり生活が長期化している人は、利用を検討してみましょう。

ニート・引きこもりから社会復帰したい人におすすめの転職エージェント3社

ここで、ニート・引きこもりに強い転職エージェント3社を紹介します。

転職エージェントは無料で利用できるので、まずは登録だけで済ませておくことをおすすめします。

ハタラクティブ

ハタラクティブ
ハタラクティブの特徴
  • 書類通過率96%以上・就職成功率80.6%(※1)
  • 転職支援18万人以上と豊富な実績(※2)
  • 利用者の8割が大企業への就職を実現

(※1)2023年12月〜2024年1月時点の面接実施した求職者のうち、内定が出た求職者の割合
(※2)2023年12月〜2024年1月時点

ハタラクティブ」は、フリーターや既卒など20代未経験者向けの就職・転職エージェントです。

ハタラクティブは、公式で「未経験専門」というキャッチコピーを掲げるほど未経験に強く、未経験OKの求人は全体の8割を占めています。IT、営業、サービス業、事務、工場、クリエイティブなど幅広い業種・職種から仕事を選べます。キャリアアドバイザーが求職者の希望や性格を丁寧にヒアリングし、厳選した求人を紹介してくれますが、希望に合わない求人を紹介されたらもちろん断って問題ありません。求人を押し付けられることはないので安心して利用できます。

ハタラクティブの面接対策や履歴書添削のサービスはマンツーマン対応で、2025年2月現在、書類選考の通過率は96%以上、内定率は80%以上の実績を誇ります。

「初めての就職活動に自信がない…」というフリーターの方におすすめです。

未経験採用の求人が多いのにもかかわらず、利用者の8割が大企業に就職しているため「できるだけ大きい会社に就職したい」、「安定した収入がほしい!」フリーターの方は、登録して求人をチェックしてみましょう。

 こんな方におすすめ
  • どんな職種が向いているのか分からない方
  • 学歴や経歴に自信が持てない方
  • 書類や面接がなかなか通らない方
サービス概要
サービス名ハタラクティブ
運営会社レバレジーズ株式会社
公開求人数5,161件
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短1週間(平均約1か月)
研修制度なし
対応地域全国
公式サイトhttps://hataractive.jp/
2025年4月14日時点
  • 自分に向いている求人数はあまり多くなかったものの、それでも未経験可能な求人は様々にあったので、その点はとても良かったと思います。(20代男性)
  • 担当の方は希望とする業界の知識が非常に高く、内部事情などまで詳しくアドバイスして頂けたのはとても助かりました。(20代男性)
  • 担当の方とは基本的なやり取りがLINEだったので、隙間時間で気軽に相談をしやすくて助かりました。(20代男性)

えーかおキャリア

えーかおキャリアの特徴
  • 内定獲得率が大手転職エージェントの4倍
  • Google口コミ ★4.7(2025年2月時点)と高評価
  • 入社後の定着率91.4%

※公式サイト参照

えーかおキャリア」は、フリーターを含む20代のサポートに特化した就職・転職エージェントです。

年間約6,000人の就職・転職をサポートしているため、これまで積み上げられて生きた独自のノウハウを活かして高い内定獲得率を誇っています。えーかおキャリアの内定獲得率は大手転職エージェントの4倍を記録しています。

Googleの口コミには利用者から300件以上のレビューが寄せられ、星4.7と高い評価を獲得しています。充実したサービス内容や、担当者の親身なサポートに満足するコメントが多く見られました。

就職活動中はキャリアアドバイザーが親身に寄り添ってくれ、面談を通して求職者一人ひとりの希望を詳しくヒアリングしてくれます。求職者の希望に合った求人のみ紹介してくれるので、ミスマッチが心配な人も安心して利用できるでしょう。
入社後のフォローアップも継続しておこなっており、不安や悩みがあればいつでも相談できます。

そのため、入社1年後の定着率は91.4%と業界高水準です。

「自分に合わない会社に就職して後悔したくない…」「正社員で安心して働きたい!」フリーターの方は、えーかおキャリアに登録して求人を見せてもらいましょう。

 こんな方におすすめ
  • 社会人経験が1年未満の方
  • 1カ月以内に内定が欲しい方
  • 未経験職種にチャレンジしたい方
サービス概要
サービス名えーかおキャリア
運営会社株式会社For A-career
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短2週間
研修制度あり
対応地域関東、関西、東海、九州
公式サイトhttps://e-kao.co.jp/
2025年4月時点
  • 担当者の方はとても親切でわからないことなど細かく説明してくださいました。(20代男性)
  • 選考対策がとにかく丁寧で、安心できます。履歴書やエントリーシートの書き方、面接対策などもしっかりと対応してもらえるため、自信にもなります。未経験な領域に挑戦する上でも励みになりました。(20代女性)
  • 担当の方は基本的にレスポンスが早かったので、内定を貰うまでスムーズに進んだのはとても助かりました。(20代男性)

就職カレッジ

就職カレッジ
就職カレッジの特徴
  • 19年以上累計36,289人の就職支援実績(2005年~2024年)
  • 書類選考なしで最大20社と面接できる
  • 入社後定着率92.1%以上(2023/2〜2023/7に入社した人材の3ヶ月定着率)

※公式サイト参照

就職カレッジ」は、フリーター・既卒・第二新卒専門の就職支援サービスです。もともと企業向けの研修をおこなっていた株式会社ジェイックが、その研修ノウハウを求職者向けに展開しています。

就職カレッジでは、オンラインの無料就職講座を受けることができ、ビジネスマナーや自己分析、履歴書対策などを徹底的に学べるため、初めて正社員を目指すフリーターの方でも安心して企業の選考に応募することができるでしょう。

また、書類選考なしで最大20社と面接できるため、フリーター歴が長く履歴書に自信がない方にもおすすめです。さまざまな企業の話を聞いて、どの企業が自分に合っているか確かめたい人にも適しています。

さらに、就職後1年間はフォローアップ研修を受けられるので初めての正社員でも不安なく働けるでしょう。フリーターの方は、登録して情報収集してみましょう。

 こんな方におすすめ
  • 転職活動前にビジネスマナーを学びたい方
  • 書類選考をスキップしていきなり面接から始めたい方
  • 自分に合った働きやすい企業を探している方
サービス概要
サービス名就職カレッジ
運営会社株式会社ジェイック
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短2週間
研修制度あり
対応地域東京、大阪など全国
公式サイトhttps://www.jaic-college.jp/
  • 書類なしでいきなり面接できるのが良いです。書類を書く手間が省けるため、内定までスピーディーだと言えるでしょう。最初からいきなり採用の決定権を持つ人と面接できることもあるらしく、私もあっという間に内定がもらえました。(20代女性)
  • ビジネスマナーや面接対策などで就活活動に必要な知識などが無料で学べることがてもいいところだなと感じました。(20代女性)
  • 担当者の方は私の質問一つ一つに丁寧に返答してくださいました。わからないこともしっかりと教えてくださいました。(20代男性)

ニートから社会復帰して安定して長く働く4つのコツ

ニートから社会復帰
安定して長く働く4つのコツ

仮に社会復帰できたとしても、長く働けるか不安…
すぐ辞めてしまったら、自信をなくしてもっと社会復帰が難しくなりそう…

社会復帰して、長く安定して働くコツは以下の4つです。

  1. 夢やゴールをもつ
  2. 自分に向いている仕事を選ぶ
  3. 仕事の相談ができる人を作る
  4. コミュニケーション能力を上げていく

ひとつずつ解説するので、参考にしてみてください。

夢やゴールをもつ

まずは夢やゴールをもちましょう。

挫折しそうになっても、夢や目標があれば立ち直れることがあるからです。

夢やゴールの例
  • 親孝行したい
  • 結婚したい
  • いつか起業したい

就職すれば収入を得られるので、できることが増えます。

何をしたいか考えて、夢やゴールを設定してみてください。

自分に向いている仕事を選ぶ

あなたに向いている仕事を選ぶのがおすすめです。

向いている仕事だと、ストレスが少なく長続きしやすいからです。

向いている=才能があるので、スムーズに仕事できる可能性があります。仕事の苦手意識ができにくく、長く働けるでしょう。

自分に向いている仕事はどうすればわかるの?

キャリアアドバイザーに適職診断してもらうと、向いている仕事が見つかることがあります。

就職支援サービスのキャリアアドバイザーに適職診断してもらいましょう。

仕事の相談ができる人を作る

社内でも社外でもいいので、仕事の相談ができる人を探しましょう。

辛いときに相談できれば、問題を乗り越えられるかもしれないからです。

相談できる人の例
  • 友人
  • 職場の先輩
  • キャリアアドバイザー

就職カレッジやハタラクティブは、就職後も仕事の相談ができます。

仕事を長く続けられるか不安な人は活用してみてください。

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コミュニケーション能力を上げていく

勉強してコミュニケーション能力を上げていきましょう。

コミュニケーション能力があれば、職場の人間関係がうまくいきやすく、長く働ける可能性が高まるからです。

コミュニケーションを練習する方法
  • コミュニケーションの本を読む
  • YouTubeでコミュニケーションを勉強する
  • イベントに出向いて知らない人と話してみる
佐藤誠一

コミュニケーションを少しずつ勉強・練習していきましょう。

ニートから社会復帰するときの働き方のスタイル

ニートから社会復帰するときは、以下の働き方があります。

  • 正社員
  • アルバイト
  • 派遣社員
  • 契約社員
  • フリーランス

あなたに合う働き方から始めてみましょう。

こちらもひとつずつ解説していきます。

正社員

メリットデメリット
収入が安定する
福利厚生を利用できる
社会的信用がある
就活の難易度が高い
責任がある

正社員は安定した収入があるため、クレジットカードを作れたり、ローンを組めるなどメリットがあります。

ただし、企業側は長期で安定した給料を払うため、採用のハードルは高いです。

正社員が合っている人
  • 安定して稼ぎたい人
  • ローンを組む予定がある人
  • 結婚したい人
佐藤誠一

先ほどふれた就職支援サービスも活用すれば、採用される確率が上がります。

アルバイト

メリットデメリット
採用されやすい
時間の自由がある
給料が少ない
福利厚生がない
社会的信用が低い
解雇されやすい
アルバイト期間が長いほど正社員に就職しにくい

アルバイトは正社員に比べると採用されやすいです。

理由は、雇用主が解雇しやすいからです。

経営不振になった場合はアルバイトなど非正規の職員から解雇されるため、安定した収入を得たい人は正社員の方が良いでしょう。
また、前述のとおり、アルバイト期間が長くなるほど正社員に就職しにくくなります。

ただし、少しずつ社会復帰したい人にはアルバイトがおすすめです。

アルバイトが合っている人
  • とりあえず働きたい人
  • 少しずつ社会復帰したい人

派遣社員

メリットデメリット
就職しやすい
色々な職場を経験できる
派遣先の正社員になれることもある
給料が少ない
社会的信用が低い
契約終了になることがある
派遣先の正社員になれる保証がない

派遣社員とは、派遣会社の非正規スタッフとして採用されて、派遣先の企業で働くスタイルです。

いろいろな職場を経験できるため、自分に合った仕事を見つけたい人には良いでしょう。

また、派遣先の正社員になれる可能性がある「紹介予定派遣」もあります。

職場体験をしてから正社員になれる可能性があるため、こちらも大きなメリットです。

ただし、必ず正社員になれる保証はありません。派遣社員の期間が長くなるほど、正社員に就職しにくくなるので注意しましょう。

派遣社員が合っている人
  • とりあえず働きたい人
  • 色々な仕事を試したい人

契約社員

メリットデメリット
就職しやすい
正社員になれることもある
給料が少ない
社会的信用が低い
契約終了になることがある
正社員になれる保証がない

契約社員とは、特定の企業で一定の期間のみ働く非正規社員のことです。

企業によっては正社員になれる「正社員登用制度」があります。

そのため、特定の企業の正社員になりたい人は、契約社員から始めて正社員登用を狙う方法もあります。

ただし、必ず正社員になれる保証はありません。契約社員の期間が長引くほど、正社員に就職しにくくなるので注意しましょう。

契約社員が合っている人
  • 働きたい企業が決まっている人
  • 契約社員から正社員を狙いたい人

フリーランス

メリットデメリット
仕事の量を調整しやすい
休む期間を作りやすい
在宅で働ける仕事もある
収入が不安定
仕事がなければ収入ゼロ
ニートに戻る恐れアリ

フリーランスとは個人事業主のことです。

フリーランスの例
  • 翻訳
  • ライター
  • 動画編集
  • デザイナー
  • プログラマーなど

個人事業主なので、特定の企業に雇われて働くストレスはありません。

ただし、営業力がないと仕事をもらえず、まったく稼げないこともあるので注意しましょう。

佐藤誠一

私もフリーランスのライターですが、収入の保証がない怖さはあります。

仕事をもらえないと、そのままニートに逆戻りしてしまう人もいます。

在宅で働ける魅力はありますが、スキルを身につける覚悟と営業力がないなら慎重に考えましょう。

フリーランスが合っている人
  • 特定のスキルをもっている人
  • 営業に自信がある人

ニート・引きこもりから社会復帰した体験談

佐藤誠一

私が相談に対応したニートの人の体験談を紹介します。

Aさんは新卒で就職した会社を半年で辞めた後に、2年間のニート生活を送っていました。

ですが、社会人の同級生と久しぶりに会ったときに「このままではマズい…」と危機感を覚えたそうです。

2年間の空白期間があることから「空白期間の説明が重要」とお伝えしました。
空白期間をポジティブに答えられないと、採用されない可能性があるからです。

未経験から就職できる職種の話をして、IT系のプログラマーかインフラエンジニアに興味があるとのことだったので、IT職種の未経験就職に強い転職エージェントを紹介しました。

結果、無事に内定をもらって就職することができました。

適切に就活を進めていけば、ニート期間があっても就職できる可能性はあります。
就職したい人は、できることから始めていきましょう。

ニートから社会復帰せずに働かない選択肢があってもいい

働かない選択肢があってもいい

働かなきゃダメだと追い込むほど、何もできない自分に嫌気が差してしまい、頑張る気力がなくなることもあります。

それならば、いっそのこと今は働かないと開き直ってもよいでしょう。

そもそも、病気の人は治すことが先決ですし、前向きになるための準備・充電期間も必要です。

ただし、休むなら明確に期間を定める、働かない間は家事や勉強をやるなど、ルールを決めておきましょう。
何もしないでだらだらする生活に慣れてしまったら最後、動きたくても動けなくなってしまいます。

自分では甘えじゃないと思っていても、世間の目は想像以上に厳しいです。

今は甘えさせてくれる家族もいつかはいなくなります。

若いうちはやり直せるといっても20代まで。30歳を過ぎてしまうと、途端に就職の難易度は上がります。

生活保護もニートは受けられないため、あなたが思うよりも高齢ニートの末路は悲惨であることを忘れないでください。

ニート・引きこもりの社会復帰でよくある質問や悩み

最後にニート・引きこもりの社会復帰でよくある質問や悩みに答えていきます。

ニートが就活を始めるベストなタイミングは?

「今すぐ」がおすすめです。

くりかえしですが、ニート期間が長引くほど就職しにくくなるからです。

とはいっても、就活を始めるのは勇気がいるなぁ…

という人は、今すぐできることから始めてみてください。

今すぐ始められること
  • 求人情報を眺めてみる
  • 興味がある職種を調べてみる
  • 就職支援サービスに相談だけしてみる

ひとつずつ進めていけば社会復帰に近づいていきます。

ニートは何歳までに就職した方がいい?社会復帰できる年齢は?

一歳でも若い方が良いでしょう。

前述のとおり、年齢が上がるほど就職が難しくなるからです。

ただし、40代でも社会復帰できる人はいます。
この記事で伝えてきたとおり、きちんと行動すれば社会復帰できる可能性があるので、今日からできることを始めましょう。

ニート・引きこもりから社会復帰を目指せる業種や職種は?

以下の業種・職種は社会復帰しやすいです。

社会復帰しやすい業種・職種
  • 警備員
  • 清掃員
  • 営業職
  • IT関係
  • 介護職
  • ドライバー
  • 工場勤務
  • 倉庫作業員
  • 事務員
  • 接客業
  • 販売職
  • 受付
  • 配達員
  • 引っ越し屋
  • コールセンター
  • ビルメンテナンス
  • 公務員
  • 在宅ワーク

詳しくは、ニートでもできる仕事18選|無職からいきなり正社員も夢じゃない!を参考にどうぞ。

フリーターの経験があるニートが社会復帰する方法は?

アルバイトで経験した職種をアピールするのがおすすめです。

アピールの例
  • 販売のバイト経験→営業に応募
  • 飲食のバイト経験→飲食チェーンの正社員に応募
佐藤誠一

自信がない場合は、もう一度アルバイトから慣れていったり、未経験者を募集している求人に挑戦するのも良いでしょう。

また、フリーターから正社員の就職に強い転職エージェントを利用するのもおすすめです。

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正社員経験があるニートが社会復帰する方法は?

正社員で経験した職種に応募すると採用されやすいです。

経験を活かせる例
  • 製造業の正社員を経験→製造業に応募
  • 運送業の正社員を経験→運送業に応募

う〜ん、前職はトラウマがあってやりたくないんだよね…

という人は、未経験者を採用している仕事に応募すると良いでしょう。

学校卒業後にニートになった人はどう就活すればいい?

以下のように就活を進めるのがおすすめです。

  • 未経験OKの仕事に応募する
  • 25歳未満であれば既卒枠の求人に応募する
  • 基礎的なビジネススキルを身につける

社会人経験がない人は、基礎的なビジネススキルを身につけておきましょう。

スムーズに仕事に入っていけるからです。

基礎的なビジネススキルの例
  • メール文の作り方
  • 電話対応のやり方
  • 名刺の渡し方など

くりかえしですが、無料でビジネススキルを教えてくれる就職支援サービスもあるので、社会人経験がない人は利用してみましょう。なおかつ未経験者OKや既卒枠の求人を紹介してもらえます。

働きたいのに働けない人はどう社会復帰すればいい?

働けない理由にもよりますが、在宅ワークで問題解決するケースが多いです。

以下の理由で働けない人は、在宅ワークも検討してみましょう。

  • 育児や介護など家庭の事情
  • けがや病気
  • 人間関係の不安など
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職歴なしの40代ニートはどう社会復帰すればいい?

以下のように社会復帰を狙いましょう。

  • 40代でも正社員になれる仕事に応募する→営業、介護、運転手など
  • アルバイト+フリーランス

高卒のニートはどう社会復帰すればいい?

以下のように就活を進めていきましょう。

  • 高校で勉強したことを活かせる仕事に応募する→工業高校なら製造業やIT、商業高校なら会計事務所など
  • 学歴不問×未経験OKの仕事に応募する
  • 高卒も対応している就職支援サービスを利用する

学歴不問×未経験OKの仕事は、未経験でもできる仕事16選!正社員として採用されやすい求人の特徴や転職のコツを解説に詳しくまとめたので参考にどうぞ。

高卒も対応している就職支援サービスは、こちらの記事にまとめています。

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中卒のニートはどう社会復帰すればいい?

以下のように進めていきましょう。

  • 学歴不問×未経験OKの仕事に応募する
  • アルバイトから始める
  • アルバイト+フリーランス
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ニート・引きこもりが社会復帰するときおすすめのバイトは?

アルバイトであれば、単発バイトがおすすめです。

徐々に仕事に慣れていけるからです。

単発バイトの例
  • 棚卸し
  • 倉庫作業
  • イベントスタッフなど
佐藤誠一

また、ウーバーイーツなど活動的な仕事も良いでしょう。
体を動かすことで、ポジティブになっていきます。

短時間のアルバイト・パートから始めてもいい?

仕事に自信がないなら、短時間のアルバイト・パートから始めてもいいと思います。

短期間のアルバイト・パート例
  • コンビニ
  • スーパー
  • 宅配サービスなど

ニートからいきなり正社員に就職するのはきつい?

たしかに大変かもしれませんが、そのうち慣れていきます。

くりかえしですが、不安ならあなたに向いてる仕事がおすすめです。
向いてる仕事だとスムーズにできるので、ストレスが少ない可能性があるからです。

あなたに向いてる仕事を見つける方法は、向いてる仕事がわからない!適職を見つけるポイントや転職に有効な方法も紹介も参考にどうぞ。

ニートがハローワークにいくと怒られそうで怖い…

怒られないので安心してください。

もし担当者さんと合わなかったら、担当を変えてもらうか他の就職支援サービスを併用しましょう。

ハローワークが初めてで不安な人は、ハローワークに初めて行くニートでも効率よく就活する方法を紹介!サポート内容や活用方法を解説も参考にどうぞ。

ニートの空白期間が長かったので働きたくない…

気持ちはわかります。ただし、以下のデメリットがあります。

働かないデメリット
  • 収入がなくなり貯蓄も減る
  • 社会的な信用を得られなくなる
  • 時間が経つほど脱ニートしにくくなる
  • ネガティブ思考が強くなり行動力がなくなる
佐藤誠一

結論、できることから始めていきましょう。

不安なら就職支援サービスに相談すればOKです。

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まとめ|ニート・引きこもりの社会復帰方法を実践してみよう

「働きたくても働けない」と「ニートだから働けない」では、大きく解決策が異なります。

前者の場合はそもそもニートではないですし、後者の場合の多くは、不安のあまりに悪い解釈をしてしまっているといえます。

不安な気持ちはわかりますが、ずっと立ち止まっているわけにはいきません。社会復帰をするために、自分にできることから始めていきましょう。

  • STEP1|生活習慣を直す
  • STEP2|ニートから社会復帰できた人の体験談を読んでみる
  • STEP3|簡単な自己分析・企業研究
  • STEP4|アルバイトをやってみる
  • STEP5|就職支援サービスを活用してみる

上記のように、自分で細かく段階を分けて計画をたてると、継続して取り組みやすくなります。

ニートからの社会復帰は困難であったとしても、不可能ではありません。前向きに取り組んでいきましょう。

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