在宅ワーク希望の方におすすめな派遣会社ランキング|2023年最新版

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

自宅で働く「在宅ワーク」は、育児や介護とも両立しやすく、通勤の時間もかからないことから、ワークライフバランスを大切にできる働き方といえます。

近年特に人気の働き方なので、「派遣社員でも在宅ワークはできるの?」「正社員しか在宅ワークはできない?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

結論として、派遣でも在宅ワークは可能です。この記事では、在宅ワークをしたい方におすすめの派遣会社や、メリット・デメリットなどを紹介します。派遣で在宅ワークを検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

在宅ワークをしたい方におすすめの派遣会社ランキング

在宅ワークにおすすめの派遣会社として、編集部では以下のポイントを重視して選びました。

  • 求人数が多い
  • WEB登録が可能である
  • 全国展開である

このポイントを踏まえ、在宅ワークをしたい方がまず登録すべきおすすめの派遣会社を5つご紹介します。

リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィングは、株式会社リクルートが運営する人材派遣会社であり、登録から求人探しまで全てオンラインで完結させられるのが特徴です。

保有している在宅勤務可の求人は2,500件(※1)を超えており、主に首都圏の求人が多い傾向にあります。大手企業の事務職やエンジニアといった職種が多く、未経験でも高時給の求人が見られるため、高待遇でありながらワークライフバランスも実現できるでしょう。

月額での在宅勤務手当を導入しており、自宅で終日勤務した場合は1日に200円(※2)の手当が支給されます。在宅勤務でも週に数日または月に数日程度、派遣先オフィスへの出社が求められますが(派遣先による)、遠方の企業であっても交通費をリクルートスタッフィング側が負担してくれるため、金銭面を気にせずに出社することが可能です。

リクルートスタッフィングが提供するeラーニングサービス「ELAN」では、無料でExcelなどのOffice講座やビジネスマナー講座の受講ができるため、未経験の方でも基礎を学んでから業務に入ることができます。24時間いつでもオンラインで受講できるため、育児や介護で忙しい方も手が空いた時間に学ぶことが可能です。

より専門的なスキルを身につけたい方には語学系・資格系・OA系・ビジネス系に分かれた提携スクールを優待価格で紹介してもらえるため、自身のスキルレベルに合わせて学習することをおすすめします。

(※1)2023年8月時点/エリアごとの「在宅」で検索した求人の合計
(※2)派遣先からの指示に基づき、自宅で終日(実働6時間/日以上)勤務した場合、1日あたりの基準額200円と在宅就業時の評価に基づき、月額で支給

公開求人数10,127件
対応地域東京/神奈川/埼玉
千葉/茨城/栃木
群馬/山梨/大阪
兵庫/京都/滋賀
奈良/愛知
静岡/三重/
北海道/宮城/青森
秋田/岩手/福島
広島/福岡/長崎/熊本
※職種によって対応エリアが異なる
雇用形態派遣
紹介予定派遣
アウトソーシング契約社員
運営会社 株式会社リクルートスタッフィング
公式サイト https://www.r-staffing.co.jp/
(2023年8月時点)

アデコ

アデコ

アデコは、総合人材サービス会社である「アデコグループ」が手掛ける、世界60の国に5,100件以上の拠点をもつ世界最大級の派遣会社です。来社不要で全てWEBで登録が完結することが特徴で、ヒアリングも電話でおこなわれるため、気軽に求人を探したい方や、忙しい方でも利用しやすい派遣会社といえます。

公式サイトで「派遣の在宅勤務の求人」といった特集が組まれており、希望の在宅頻度に合わせて求人を検索できます。さらに在宅勤務1日につき200円を支給する「在宅勤務手当(※1)」が導入されているため、働くモチベーションも上がるでしょう。

大手企業での事務・オフィスワークを中心に、語学系などの職種も取り扱っています。さらに「紹介予定派遣(※2)×在宅ワーク」といった魅力的な求人もあり、在宅で働きつつ、正社員にステップアップしたい方には特におすすめの派遣会社といえます。

<未経験で在宅ワーク可の求人もあり、基本的なビジネスマナーやOAスキル等を動画、もしくはeラーニングで学ぶことができます。さらに在宅で働くにあたっての基礎知識や必要なスキルに関しての研修もあるため、「未経験だけど在宅で働きたい!」という方にもしっかり寄り添ってくれますよ。

【参考】派遣の在宅勤務の求人特集(リモートワーク・テレワークの求人)|アデコの派遣

(※1)オフィスへの出勤、月16営業日未満を目安とし、在宅勤務1日につき200円の在宅勤務手当を支給する(オフィスに出勤した日は往復交通費を支給)
(※2)派遣社員として最長6ヵ月ほど働き、派遣先企業と派遣社員双方の合意のもとで正社員として入社する働き方

公開求人数1万4,077件
対応地域東京、大阪、名古屋、福岡など全国
雇用形態派遣
紹介予定派遣
プロジェクト契約社員
無期雇用派遣
運営会社アデコ株式会社
公式サイトhttps://www.adecco.co.jp/
(2023年8月時点)

スタッフサービス(オー人事.net)

スタッフサービス オー人事

オー人事ネットは、創業40年の実績をもつ大手人材紹介会社であり、オフィスワークに特化した求人サイトです。来社登録のほか、自宅で登録手続きができる「WEB登録」をおこなっているため、忙しい方でも求人を探しやすくなっています。

在宅派遣の公開求人数は全国で8,000件を超え(※1)、事務職や営業職、エンジニアなどの職種を中心に取り扱っています。さらに通学型のスクール(※2)でスキルを身につけたり、自宅からeラーニングで通信講座を受けたりすることができるため、未経験の方でも安心してスキルアップが可能です。

職種別に事務・オフィスワークの「オー人事.net」、IT・エンジニアの「エンジニアガイド」、看護・医療系の「スタッフサービス・メディカル」、製造・工場の「働くナビ!」と、業界に特化したグループサイトもあります。興味がある職種や就きたい職種が決まっている方はぜひ利用してみてください。

(※1)2023年8月時点/エリアごとの「宅勤務・テレワーク」求人の合計
(※2)秋葉原、新宿、横浜、大阪、名古屋、仙台、京都、広島、福岡で開催

公開求人数16万206件
対応地域東京、大阪、名古屋、福岡など全国
雇用形態派遣
紹介予定派遣
正社員
契約社員
パート・アルバイト
その他
運営会社 株式会社スタッフサービス
公式サイト https://www.staffservice.co.jp/
<(2023年8月時点)

ランスタッド

ランスタッド

ランスタッドは1960年にオランダで設立され、世界39の国と地域に4,400件以上の拠点を置く世界最大級の人材サービス会社です。オンラインで登録が完結する「クイック登録」を採用しており、スマホや自宅のパソコンから気軽に登録することが可能です。

国内にも25の都道府県に支社・事業所を展開しており、事務・オフィスワークやエンジニア、製造・軽作業など、幅広い職種の求人を取り扱っています。未経験可、時短勤務可のほか、紹介予定派遣の求人も充実しており、条件にこだわって在宅の求人を探したい方におすすめの派遣会社です。

登録すると、指定のスクール(※)で初心者から上級者までレベルに合わせたOAスキルを学んだり、各オフィスでビジネスマナーなどの基礎を学んだりすることができます。さらに、提携スクールや通信講座を優待価格で利用することもできるため、在宅でも活かせるスキルを身につけたい方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

※開催は宇都宮校のみ

公開求人数9,790件
※事務派遣・正社員の求人数
対応地域東京、大阪、名古屋、福岡など全国
雇用形態派遣
紹介予定派遣
正社員
契約社員
アルバイト・パート
運営会社ランスタッド株式会社
公式サイトhttps://www.randstad.co.jp/
(2023年8月時点)

テンプスタッフ

テンプスタッフ

テンプスタッフは、株式会社パーソルテンプスタッフ株式会社が運営する人材派遣会社です。

2023年5月に創業50年を迎えた信頼と実績のある派遣会社であり、大手からベンチャー企業まで幅広い会社の求人を保有しているのが特徴です。

テンプスタッフでは氏名や生年月日などの個人情報や、希望勤務地、雇用形態などを入力するだけで登録できる「クイックWEB登録」をおこなっています。所要時間5分ほどで登録を済ませられ、全ての求人への応募やスキルアップ講座の受講が可能になります。

ただし、「クイックWEB登録」で可能なのは求人探しやエントリーであり、コーディネーターから求人紹介を受けるには、面談付きの本登録を済ませる必要があります。本登録は「来社・WEB・電話」の3種類から選べるため、自分に合った方法で登録が可能です。すぐに働きたい方は本登録、まずは求人を探したい方はクイックWEB登録と、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

テンプスタッフの求人検索「ジョブチェキ」では、一部在宅を含めた在宅勤務可の求人がおおよそ9,300件(※1)ヒットします。事務職(一般事務・OA事務、営業事務など)とエンジニア(SE・プログラマーなど)の求人が多い傾向にあり、「未経験可」から「時給3,000円以上」といった高待遇の求人も見られます。

在宅ワークには必須となるノートパソコンも、テンプスタッフであれば約3ヵ月間無料で貸し出してもらえます。また、初期設定済みのノートパソコンを割引価格で購入できるサービスもあるため、初期費用を抑えて在宅ワークを始められます。

テンプスタッフが提供する「L-TEMP(無料eラーニング)」では、ExcelやWordなどのOfficeソフトの基礎研修、ビジネスマナーの研修を自宅から受けることができます。さらに「テンプオープンカレッジ」ではオンラインでOAスキルやビジネス英語、TOEIC IPテストなどの講座を割引価格で受講できるため、スキルアップを目指す方にも最適な派遣会社といえます。

(※1)2023年8月時点/派遣・受託業務スタッフ、紹介予定派遣 在宅の求人数

公開求人数5万4,994件
ジョブチェキの求人数
対応地域東京、大阪、名古屋、福岡など全国
雇用形態派遣
紹介予定派遣
正社員
契約社員
スキマバイト
運営会社パーソルテンプスタッフ株式会社
公式サイト https://www.tempstaff.co.jp/
(2023年8月時点)

在宅ワークの求人数が多い派遣会社ランキング

この項目では、在宅ワークの求人数が多い派遣会社を3つご紹介します。「とにかく在宅で働きたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. スタッフサービス
  2. アデコ
  3. テンプスタッフ

スタッフサービス(オー人事.net)

オー人事

オフィスワークを中心に、大手企業や有名企業の求人を取り扱っているオー人事.netも、求人数が多い派遣会社の一つです。

在宅の求人は8,000件(※)超えと豊富で、一般事務やOA事務、受付・秘書、経理などの職種を取り扱っています。残業なし(少なめ)や、土日祝休みといった高条件のほか、時給が高めの求人も多いため、納得のいく派遣先が見つかるでしょう。

スタッフサービスでは紹介予定派遣にも力を入れているため、いずれ正社員として在宅勤務をしたいという方にもおすすめです。

※2023年8月時点

アデコ

アデコ

世界最大規模の派遣会社であるアデコでは、2,500件以上(※1)の在宅求人を取り扱っており、オフィスワークや営業、エンジニアなどの幅広い職種を紹介してもらえます。

未経験の方向けにeラーニングでOAスキルを学べる講座や、提携スクールでWEB・デザインやプログラミングの講座といった、充実したスキルアップ支援をおこなっています。未経験の方はもちろん、より自分の市場価値を高めたい方にはおすすめの派遣会社といえます。

さらに在宅1日ごとに200円の「在宅派遣手当(※2)」が支給されます。自宅勤務により光熱費などの利用料金が増える懸念も、こうした手当により緩和できそうです。

※1 2023年8月時点
※2 オフィスへの出勤、月16営業日未満を目安とし、在宅勤務1日につき200円の在宅勤務手当を支給する(オフィスに出勤した日は往復交通費を支給)

テンプスタッフ

テンプスタッフ

最も在宅ワークの求人数が多いのが、大手人材会社のパーソルグループが運営するテンプスタッフです。

2023年8月時点で在宅の求人数は9,000件(※)を超えており、事務職から営業職、販売職、エンジニアまで幅広い職種の求人を紹介してもらえます。未経験可の求人も多く、在宅ワークをしたい方は真っ先に登録すべき派遣会社といえます。

また、在宅ワーク支援としてノートパソコンやポケットWi-Fiの貸し出し、セキュリティソフトの導入などをおこなってくれる求人もあります。自宅の設備が整っていない方でもすぐに在宅ワークを始めることができ、出費を抑えられるのが強みといえるでしょう。

※2023年8月時点「ジョブチェキ」の求人数

派遣の在宅ワーク|勤務形態別に解説

派遣会社の在宅ワークには「完全在宅勤務」「一部在宅勤務」「基本在宅勤務」の3種類があります。それぞれの特徴を解説します。

完全在宅勤務(フルリモートワーク)

完全在宅勤務(フルリモートワーク)とは、勤務全てにおいて自宅で働くのが可能な勤務形態です。出社の必要が一切ないため、通勤のストレスから解放され、全国どこからでも勤務できます

そのため、地方から首都圏の求人に応募し、高時給を狙うことも可能です。通勤が苦手な方はもちろん、プライベートを最重視したい方にもおすすめの勤務形態といえます。

一部在宅勤務

一部在宅勤務とは、週または月に何日かは出社し、残りは自宅で働くといった勤務形態です。

在宅の頻度は求人によって異なりますが、「週3日在宅+2日出社」「週4日在宅+1日出社」「月に1回決められた日に出社+それ以外の日は在宅」など、多岐にわたります。就業してからミスマッチを起こさないよう、あらかじめ希望の在宅頻度を決めて求人を探すとよいでしょう。

自宅と会社でメリハリをつけて働きたい方や、ずっと在宅で働くことに窮屈さを感じる方にはおすすめの働き方です。

基本在宅勤務

基本在宅勤務は、「基本的には在宅で働き、必要なときのみ出社する」といった働き方です。

定期的な出社日が決まっている一部在宅勤務に比べて、基本在宅勤務は「まれに出社日がある」といった働き方となります。一部在宅勤務よりは在宅の頻度は高めですが、不定期とはいえ出社する可能性があるため、派遣先は自宅から通えるところにないと続けにくいでしょう。

育児や介護などで基本的には自宅を離れたくない方や、「在宅勤務はしたいけれど、完全在宅は不安」と感じる方に向いています。

派遣の在宅ワークに向いている職種

この項目では、派遣の在宅ワークに向いている職種を3つ紹介します。

事務職

書類・資料の作成や電話応対、スケジュール管理など、どんな企業であっても欠かせないのが事務の仕事です。内容は一般事務から経理事務、秘書など多岐にわたりますが、いずれもパソコンさえあれば作業ができることや、マニュアルが整備されている傾向にあることが多く、在宅に向いている職種といえます。

派遣の事務職割合
画像引用元:【2023年度版/一般事務・OA事務編】派遣依頼時に活用できる最新マーケットデータ|リクルートスタッフィング

2023年5月に発表されたリクルートスタッフィングの調査によると、派遣スタッフの37%が「一般事務・OA事務」を希望しており、経理事務や営業事務など、合計すると全体の70%以上の派遣スタッフが事務職を希望していることがわかりました。

一方で職種別の案件数は「一般事務・OA事務」で50%、その他の事務を含めても全体で85%以上が事務職の募集となっています。このことからも、事務職は需要と供給が一致しており、自分の適性に合った求人を見つけやすい職種といえそうです。

【参考】【2023年度版/一般事務・OA事務編】派遣依頼時に活用できる最新マーケットデータ|リクルートスタッフィング

IT・エンジニア

エンジニア・プログラマーなどは、在宅派遣の求人が多い傾向にあります。2020年11月に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施した調査によると、業種別のテレワーク率は以下のように発表されています。

在宅勤務導入状況
画像引用元:テレワークの労務管理等に対する実態調査|三菱UFJリサーチ&コンサルティング(厚生労働省資料)

IT・エンジニアに相当する「情報通信業」では、「(在宅ワークを)会社の制度として認めている」の回答率が56.3%で、」他業種に比べて高水準であることがわかります。一方で「導入・実施していない」の割合はわずか9.2%に留まり、情勢が変化する中でもIT系はいち早く在宅ワークを普及させた職種といえそうです。

求人にもよりますが、エンジニア派遣は自宅のインターネット環境やパソコンさえ整っていれば仕事ができることがほとんどで、スキルさえあれば完全在宅勤務(フルリモート)も可能です。未経験でも研修やスクールなどでスキルを身につければ、長く在宅で働くことができるでしょう。

またエンジニア派遣はSES(システム・エンジニアリング・サービス)と混同されることも多いですが、雇用形態と「誰に従うか」といった点において違いがあります。エンジニア派遣について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【参考】テレワークの労務管理等に対する実態調査|三菱UFJリサーチ&コンサルティング(厚生労働省資料)

テレマーケティング・コールセンター

電話で顧客とコミュニケーションを取るテレマーケティング・コールセンターも、在宅ワークに向いている職種です。

主にこちらから顧客に商品やサービスの営業をおこなう「架電(アウトバウンド)」と、資料請求や顧客からの問い合わせに対応する「受電(インバウンド)」に分類され、どちらを担当するかは求人によって異なります。両方を担当することもあるため、希望がある場合はあらかじめ派遣スタッフに共有しておきましょう。

コールセンターでは顧客の個人情報など機密性の高い情報を扱うため、個室で応対をおこなうなどセキュリティ対策を徹底することも大切です。また、業務上でクレームを受けることも想定されるため、何かあった際にすぐに相談できる環境が整っているかどうかも事前に確認しておくようにしましょう。

派遣で在宅ワークをするメリット

この項目では、派遣で在宅ワークをするメリットを4つ紹介します。

通勤時間がかからず、時間を有効活用できる

基本的に在宅ワークでは毎日出社する必要がないため、通勤時間をなくすことが可能です。浮いた時間で学習をしたり、十分な睡眠時間を確保したりと、各人で有効に活用できるのがメリットです。また、満員電車や渋滞などに煩わされることもなくなるため、ストレスフリーに働けるのも魅力といえるでしょう。

育児や介護とも両立できる

育児や介護などで忙しく、なかなか自宅を離れられない方にも派遣の在宅ワークはおすすめです。通勤時間のない在宅ワークは、子どもや家族に何かあった際でも対応しやすいメリットがあります。また、業務が終了すればすぐに家族との時間を作れるのもメリットといえるでしょう。

集中して作業に取り組むことができる

出社していると、タイピング音や話し声が気になったり、集中しているときに話しかけられたりと、ストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。

在宅ワークであれば慣れ親しんだ自宅で作業でき、周りに煩わされることもありません。静かな環境で作業したり、好きな音楽を聴きながら作業したりと、個々に合わせた環境で働くことができ、より仕事のパフォーマンスが高まることが期待できます。

地方から首都圏の求人に応募することができる

首都圏に比べて、地方は家賃などが安い代わりに最低賃金や基本給が下がる傾向にあります。業務形態にもよりますが、在宅ワークであれば居住地域を問わない場合も多いため、地方から首都圏の求人に応募し、高時給で働くことも可能です。家賃などの固定費を抑えつつ高水準な給料を受け取れるため、効率的な働き方ができるといえるでしょう。

派遣で在宅ワークをするデメリット

人によっては魅力的なメリットばかりに見える在宅ワークですが、派遣の場合はいくつか生じうるデメリットもあります。この項目では、派遣で在宅ワークをするデメリットを紹介します。

自宅の環境を整えるのに費用がかかる

在宅ワークをおこなうためには、自宅のデスクや椅子、インターネット環境などを整える必要があります。派遣会社によってはパソコンやセキュリティソフトを貸し出してくれるところもありますが、それ以外の費用は自己負担であることがほとんどのため、初期費用がかかってしまうのがデメリットといえます。

質問がしにくい

業務中に質問点や疑問点が生じた場合、対面であればすぐに聞くことができますが、在宅ワークの場合はチャットや電話で連絡する必要があります。そのため、些細なことが質問しにくく、人によってはストレスを感じるでしょう。

情報漏えいのリスクがある

派遣社員にも守秘義務があり、企業情報や個人情報などの取り扱いは慎重におこなう必要があります。しかし、パソコンの扱いに慣れていない方などは、知らないうちにどこかのサイトからウイルスを拾ってしまう心配もあるでしょう。在宅ワークでは人の目がない分、情報漏えいのリスクも高まるため、事前に研修を受ける、セキュリティソフトを導入するなどして対策しましょう。

派遣会社に登録してから就業開始までの流れ

自分に合った派遣会社を見つけたら、まずは登録して求人を探してみましょう。派遣会社に登録してから就業開始までは以下のような流れが一般的です。

  1. 予約
  2. 派遣会社への登録
  3. 説明会・面談
  4. 求人の紹介
  5. 派遣先の決定
  6. 職場見学(顔合わせ)
  7. 就業開始

通常、派遣会社に登録してから就業開始までは1ヵ月ほどかかります。勤務を始めたい日から逆算して、計画的に登録を進めましょう。

予約

最初に、利用したい派遣会社の公式サイト、または電話から登録の予約をします。登録方法は「対面で登録会に参加」「WEB登録」「電話登録」の中から選択できることがほとんどです。

派遣会社によっては、平日の夜間や土日でも対応しているところがあります。自分の都合の良い日時を選択し、登録に進みましょう。

また、予約後に都合が悪くなった場合は、日時変更の旨をすぐに連絡しましょう。無断で欠席・遅刻をすると、派遣会社からの心象が悪くなり、今後の求人紹介に影響が出るかもしれません。

派遣会社への本登録

予約時に指定した方法で、派遣会社への本登録をおこないます。それぞれの登録方法については、以下のような流れで進むことが一般的です。

対面で登録会に参加

指定した日時に派遣会社のオフィスに出向き、直接登録会に参加する方法です。説明会やスキルチェック、希望条件などのヒアリングのほか、派遣会社によってはその場で求人の紹介を受けられるため、就業開始までの最短ルートといえます。

派遣会社のアドバイザーと顔を合わせることができるため、在宅ワークに不安がある方や、就業に際して考慮してほしい事情がある方でも、じっくり時間をかけて相談することが可能です。また、派遣会社の雰囲気もわかるため、信頼できる派遣会社か見極めたい方にもおすすめです。

当日は、以下のような持ち物を指定されることが多いため、忘れずに持参するようにしてください。

  • 身分証明書(免許証や保険証、マイナンバーカードなど)
  • 銀行口座を確認できる通帳、またはキャッシュカード
  • 印鑑
  • 履歴書、職務経歴書(派遣会社による)

必須ではありませんが、当日資料や書類を渡される場合もあるため、A4のクリアファイルなどを持参しておくと便利です。

登録

WEB登録には、簡易的な仮登録ができるケース、ビデオ通話アプリを利用してアドバイザーと面談して登録するケースがあります。

簡易的な仮登録の場合、本登録のために別途登録会への参加が必要になるケースがほとんどです。しかし、「まずは求人を見てみたい」「すぐではなくいずれ派遣で働きたいと考えている」なら、現段階では簡易登録で問題ありません。

ビデオ通話アプリを利用した登録の場合、説明会・面談までWEB上でおこなわれるのが一般的です。オンラインの登録であっても、面談時は手元に履歴書や職務経歴書を用意しておくと、自分の希望条件をスムーズに伝えやすくなります

電話登録

来社不要で、電話のみで本登録を進める方法です。派遣会社によっては「仮登録はWEB、本登録は電話」といった形式をとっているところもあります。電話で希望条件やこれまでの職歴などを担当アドバイザーがヒアリングしてくれるため、自宅で安心して登録を済ませられます。忙しい方や「来社は難しいけれど、しっかり相談したい」方におすすめの方法です。

面談・説明会

派遣会社に登録を済ませると、通常は同じ日に面談・説明会がおこなわれます

説明会では、派遣会社の仕組みや給料の支払い方法、福利厚生や社会保険、就業時の注意事項などについて説明を受けます。不明点があれば、説明会終了後や個別面談の際に質問し、解消しておくとよいでしょう。

派遣会社や希望職種によっては、ここでスキルチェックがおこなわれます。漢字の読み書きや計算などの問題が出題されたり、パソコン操作のテストが実施されたりと、内容はさまざまです。たとえば外資系企業や秘書を希望した場合は、英作文の作成テストがおこなわれるケースもあります。

あくまでも適性を判断するためのテストなので、結果が悪かったからといって求人が紹介されないわけではありません。難しく考えず、リラックスして臨みましょう。

面談は、通常アドバイザーとの1対1でおこなわれます。経歴やスキル、希望職種などをヒアリングされるため、しっかりと自分の希望を伝えておきましょう。

求人の紹介

面談で伝えた情報をもとに、求人の紹介がおこなわれます。

派遣会社によっては当日中に紹介されるケースもありますが、通常は後日、電話やメール、発行されたマイページ経由で紹介を受けるため、連絡を見逃さないよう注意しましょう。

もし連絡に気づかなかったり、応対できなかったりした場合は、当日中か遅くとも翌日までには連絡を返すことをおすすめします。

求人紹介の際は、時給や仕事内容といった基本情報のほか、派遣会社によっては職場の雰囲気や口コミなどを共有してもらえる場合もあります。少しでも気になる点があれば、担当のアドバイザーに質問することをおすすめします。また、求人の紹介を受けたからといって、必ずしもエントリーする必要はありません。紹介を断る際には、希望条件との相違点などを伝えておくと、次回からより自分にマッチした求人を紹介されやすくなるでしょう。

派遣先の決定

求人にエントリーすると、派遣会社内で選考がおこなわれます。「求人の応募条件を満たしている」「スキルに問題がない」と判断されると、派遣先が決定します。

派遣先が決定すると、ここで初めて派遣会社と雇用契約を結びます。疑問点や不安な点があれば、遠慮せずに質問しながら進めましょう。

職場見学(顔合わせ)

派遣社員側が希望すれば、職場見学や派遣先との顔合わせが実施されます。派遣会社によっては、担当アドバイザーが同行してくれるケースもあるので、一人で見学するのが不安な方は事前に相談しておきましょう。

ここで「思っていた職場と違う」「業務内容が合わない」と感じた場合は、派遣社員側から断ることも可能です。理由も添えて、担当アドバイザーに相談してみてください。

なお、派遣先企業が派遣社員を選考することは、労働者派遣法で禁止されています。顔合わせの結果、派遣先企業から断られることはないため、リラックスして職場見学に臨んでください。

仕事の開始

契約時に取り決めた就業開始日から、仕事を開始します。派遣会社によっては、担当者や営業担当が同行してくれるケースもあるようです。就業前に挨拶や自己紹介を求められる場合もあるため、事前に考えておくことをおすすめします。

また、多くの派遣会社では、就業開始後も定期的なフォローをおこなっています。働き始めてからの不安点や、相談したいことがあれば、遠慮せず連絡を取るようにしましょう。

派遣の在宅ワークに関するよくある質問

この項目では、派遣の在宅ワークに関してよくある質問を紹介します。

完全在宅勤務(フルリモート)の派遣求人はありますか?

完全在宅勤務の派遣求人は決して多いとはいえませんが、エンジニアやデザイナーなど職種によっては存在します。また、実務経験やスキルがある方のほうが完全在宅勤務を許可されることが多い傾向にあります。

経験が少ない場合だと細かい指示などが必要になり、完全在宅が難しいためです。ただし、慣れたらフルリモートになるケースや、週3~4であればリモート可といった求人もあるため、完全在宅を断られた場合はそちらも検討することをおすすめします。

首都圏の求人に地方から応募できますか?

在宅勤務の形態にもよりますが、特に完全在宅勤務(フルリモート)であれば、首都圏の求人に地方から応募することは可能です。ただし、「初日のみ出社」「1ヵ月間は出社、その後完全在宅」などの条件がある場合もあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

派遣社員は在宅ワークをできない場合があるって本当ですか?

近年の情勢により、派遣社員でも在宅ワークが普及してきています。ただし、派遣会社によっては在宅ワークに対応していなかったり、在宅ワークを認めていなかったりといったケースも存在します。

原因としては、派遣会社と派遣先企業、または派遣会社と派遣社員との間に取り交わされる契約書に在宅ワークの旨が記載されていなかったり、派遣会社が在宅ワークに切り替える場合の契約変更を渋っていたりと、さまざまな理由が考えられます。

また、情報漏えいのリスクを避けるために在宅ワークをおこなっていない派遣会社もあります。派遣会社の体制が整っていなかったり、機密情報や社内でのやり取りを社外のネットワークでおこなうことに抵抗があったりするケースが考えられます。

この場合では、在宅ワークを推進している派遣会社を選ぶ、ネットリテラシー研修などの体制が整っている派遣会社を選ぶなどして対策すれば、派遣会社でも問題なく在宅ワークをおこなえるでしょう。

データ入力の在宅派遣はありますか?

在宅ワークではデータ入力の求人も多く存在しています。データ入力は既存のシートにデータをコツコツと入力していく作業なので、初心者でもおこないやすい在宅ワークといえます。

ただし、全くパソコンを触ったことがない方だと難しく感じる可能性もあるため、事前に派遣会社の研修を受けたり、簡単な学習を済ませたりしておくとスムーズに業務が進められるでしょう。

未経験の職種でも在宅派遣で働けますか?

求人にもよりますが、未経験の職種でも在宅派遣で働くことは可能です。特に事務職やテレマーケティング・コールセンターなどの職種は、未経験でもマニュアルが用意されていることが多く、在宅で働きやすいといえます。

ただし、エンジニアやデザイナーなどの専門的なスキルが求められる職種の場合は、開発経験などが必要になるケースがほとんどのため、事前に募集要項を確認しておきましょう。

在宅ワークの派遣求人は全国どこからでも仕事ができますか?

主に完全在宅勤務(フルリモート)であれば、全国どこからでも働くことが可能です。

一部在宅勤務や基本在宅勤務の場合は、定期か不定期かの違いはあれど、基本的に出社日があるため、派遣先から離れた場所に住んでいる場合は通勤が難しくなるでしょう。

居住地を気にせず働きたい方は、まず完全在宅勤務の求人を探すことをおすすめします。

在宅ワークをしたい方におすすめの派遣会社まとめ|自分に合った派遣会社に登録しよう

在宅ワークには出社不要の「完全在宅勤務」と定期で出社する「一部在宅勤務」と不定期で出社する「基本在宅勤務」の3つの勤務形態があります。自分の希望する働き方に合わせて、求人を探すことが大切です。

在宅ワークでは通勤や出社のストレスもないため、育児や介護とも両立しやすく、集中して作業に取り組みやすいメリットがありますが、その代わり質問がしにくく、情報漏えいのリスクなども生じます。メリット・デメリットを照らし合わせ、よく考えた上で在宅ワークで働くかどうか選ぶようにしましょう。

また、在宅ワークの制度が整っている派遣会社を選ぶことも大切です。本記事で紹介している派遣会社はどれもおすすめですので、ぜひ登録してみてください。

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