「ニートが働きたいと思ったら、まず何をすればいいの？」
「どこにも就職できなかったらどうしよう...」

働きたいと考え始めたニートのなかには、上記のような不安からなかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では以下の内容を解説します。

記事を読むことで、今あなたが抱えている不安を解消でき、就職に向けて行動を起こせるようになるでしょう。

関連記事：フリーターにおすすめの転職エージェント15社比較ランキング｜選び方と転職/就職成功のポイント

働きたいニートが抱える5つの不安とその対処法

ニートから就職しようと決心しても、さまざまな不安が頭をよぎって前に進めない方もいると思います。

そこで、この章ではニートの方が抱える不安を5つに分類し、それぞれの対処法を紹介します。

本記事を読んで不安を解消したうえで就職活動にのぞみましょう。

働いた経験が少ない

働いた経験の少なさから引け目を感じてしまい、「ちゃんと働けるのかな...」と不安を抱く方もいるでしょう。

とくに前職をすぐに辞めた方や、社会人経験がまったくない方の場合は「仕事ができなくて会社に迷惑をかけたらどうしよう...」と考えてしまうのも無理はありません。

ですが、未経験者を歓迎している企業や研修が充実している会社を選べば問題なく働けます。

求人サイトや転職エージェントを活用して、職歴に自信がない方でも応募できる案件を探してみましょう。

ブランクがある

長期間ニートをしていた方の場合、以下のような不安から就職に向けて動き出せない方もいます。

ですが、このような悩みも一つずつ解決していけば問題ありません。

具体的な解決策は以下のとおりです。

今以上にブランクが長引くと、働きたくても就職しづらくなる可能性が高くなります。

就職したいと思ったタイミングが最も若いので、行動するなら明日ではなく今日です。

求人を眺める・自己分析してみるなど何でもいいので、今日からできることを始めましょう。

自分を雇ってくれる会社があるのかわからない

ニートの方の場合は職歴に自信がないぶん、「自分を採用してくれる会社はあるのかな...」と不安になるかもしれません。

ですが、ニートを含む未経験者を積極的に採用している企業は意外と多いです。

また、教育研修に力を入れている会社もたくさんあるので、就職してからでもスキルを習得できます。

働きたいニートにおすすめの仕事18選では、未経験者でも就職しやすい職種を紹介しているので、参考にしてみてください。

仕事を続けられる自信がない

仮に内定を勝ち取ったとしても、就職先で長く仕事を続けられるのか不安に思う方もいるでしょう。

とくに早期退職を経験している方の場合は「またすぐに辞めてしまったらどうしよう...」と感じるのも無理はありません。

対処法としては、最初から「〇年働こう」と考えるのではなく、「まずは1か月働ければOK」とマインドシフトすることです。

1か月働けたら次は3か月・6か月・1年...と、目標を細かく設定すれば長く働けるようになるでしょう。

ただし、体調を崩した・パワハラやセクハラを受けたなどの理由があれば、無理して続ける必要はありません。

コミュニケーションに自信がない

コミュニケーションに苦手意識をもっているニートの方は多いです。

厚生労働省が公表した調査結果によると、「人に話すのが不得意」と回答したニートの割合は64.4%でした。

参考：ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書｜厚生労働省

これは就労に必要な6つの基礎的スキルのなかでも最も高い数値です。

とくに引きこもり期間が長く家族以外と関わる機会がほとんどなかった場合、周囲とうまくコミュニケーションが取れるか心配になるかもしれません。

ですが最初は、しっかり挨拶や返事をする・聞かれたことに対してきちんと答えるなど、基本的なことができればOKです。

面接に不安がある方は、転職エージェントでプロのキャリアアドバイザーからアドバイスを受けられるので、積極的に活用してみましょう。

ニートが働きたいと思ったら最初にやるべきこと

ニートから就職したいと思っても、やるべきことがわからず行動できない方もいると思います。

結論、ニートの方が働きたいと考え始めたら、まずは以下のことから始めてみましょう。

順番に詳細を解説します。

規則正しい生活を送る

あなたがこれまで不規則な生活リズムで過ごしていたのであれば、早急に改善しましょう。

乱れた生活のまま就職すると、心身に不調をきたすリスクがあるからです。

就職活動は日中におこなうことがほとんどですし、多くの会社では始業時間が午前9～10時に定められています。

なので、これまで夜型の生活をしていた方は少しずつ朝型の生活リズムに直していきましょう。

朝型の生活リズムに戻す具体的な方法は下記のとおりです。

また、長期間引きこもり生活を続けていた方の場合、かなり体力が落ちている可能性が考えられます。

そのため、ラジオ体操やストレッチのような軽い運動でいいので毎日少しずつ身体を動かして体力をつけましょう。

友達と会ってみる

仲の良い友達と会って話してみるのも良いでしょう。

社会に出るとコミュニケーションは避けては通れないものです。

だからこそ、友達と顔を合わせて会話することで話すことに慣れるところから始めてみてください。

友人の近況を聞いて「自分も頑張ろう」と刺激をもらえれば、就職活動のモチベーションにもつながるでしょう。

自己分析をしてみる

就職活動を始める前に自己分析は必ずやっておきましょう。

自分自身の強み・弱みがわからないと、仕事の向き・不向きを判断できないからです。

とはいえ、「自己分析ってなんだか難しそう...」と感じる方も多いと思います。

そこで、効率良く自己分析を終わらせる方法をまとめたので、参考にしてみてください。

仕事や企業に関する情報を集める

自己分析を通して自分の強み・弱みを把握できたら、次は仕事についてリサーチしましょう。

たとえば、営業職ひとつとっても以下のようにさまざまな種類があります。

営業職はノルマがあってきついイメージを抱いている方も多いでしょう。

ですが、インセンティブがある会社だと頑張り次第で高収入を狙えるというメリットもあります。

なので、先入観だけで「やりたくない」と考えるのではなく、メリット・デメリットをきちんと把握したうえで適性を判断しましょう。

入念に情報収集することで、今まで知らなかった思いもよらぬ適職と出会える可能性もありますよ。

また、求人サイトで未経験者歓迎の案件やニートの採用実績がある企業をチェックしておくのもおすすめです。

ネットで求人情報を眺めるだけでも入社後のイメージがわきやすいでしょう。

資格を取得する

ニート期間中は自由に使える時間がたくさんあるので、就職に向けて資格を取得するのも一つの手です。

企業によっては資格があると収入がアップする場合もあるので、持っておいて損はないでしょう。

ただし、資格によっては難易度が高く取得に時間がかかるものもあります。

ニートの方の場合、ブランクの期間が長期化するほど就職しづらくなる可能性があるので注意が必要です。

資格がなくても挑戦できる仕事も多いので、あなたが希望している仕事に資格が必要なのかどうかはしっかりリサーチしましょう。

働きたいニートが就職を成功させるコツ

結論、ニートの方が就職を成功させるコツは以下の3つです。

就職活動に失敗したくないニートの方は、できることから実践してみてください。

就職支援サービスを活用する

就職活動を始めると、応募書類の書き方や面接での答え方など、わからないことがたくさん出てくると思います。

そういったときは、就職支援サービスを活用してみましょう。

主な就職支援サービスは次のとおりです。

サービスを活用すれば、就職活動に関する相談・書類作成の支援・面接対策など、さまざまなサポートが受けられます。

ほとんどの就職支援サービスは無料で利用できるので、積極的に活用しましょう。就職活動を成功させる最大のコツは、使えるサービスをすべて使うことです。

未経験でも就職しやすい求人を狙う

未経験者でも就職しやすい職種を狙って応募していくのも賢い方法です。

意外かもしれませんが、未経験者を歓迎している企業は多いので、ニートの方でも内定を獲得できるチャンスは十分にあります。

また、業務に必要なスキルは入社してから身につければいいケースも多いので、職歴に自信がなくても安心して働けるでしょう。

ちなみに、未経験でも就職しやすい職種は働きたいニートにおすすめの仕事18選にまとめています。

仕事選びの参考にしてみてください。

アルバイトから始めるのも選択肢の一つ

いきなり正社員で働くのが厳しい方は、アルバイトから始めるのも良いでしょう。

アルバイトは正社員と比べて責任の大きい仕事を任されることが少ないので、精神的な負担は軽いです。

そのため、まずは半年程度アルバイトをして働くことに慣れてから正社員を目指すのも選択肢の一つです。

アルバイトをしている間に資格を取得したり、スキルを習得したりしておくと就職を有利に進められる可能性が高くなります。

ただし、アルバイトをダラダラ続けても選考では評価されないので、必ず期限を決めたうえで始めましょう。

働きたいニートにおすすめの仕事18選

結論、働きたいと考えているニートの方におすすめの仕事は以下のとおりです。

どれも未経験から始められる仕事なので、ニートの方でも就職できる可能性はあります。

それぞれの仕事の特徴についてはこちらの記事にまとめているので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

【関連記事】ニートでもできる仕事18選｜無職からいきなり正社員も夢じゃない！

働きたいニートにおすすめの転職エージェント

ここでは、働きたいと考えているニートの方におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

プロのアドバイスを受けながら就職活動を進めたい方は必ず活用しましょう。

複数の転職エージェントで面談を受けて、担当者の相性を見てからサポートを利用するか判断してもOKです。

ノビルキャリア

えーかおキャリア

ハタラクティブ

働きたいニートによくある質問

最後に、働きたいと考えているニートの方によくある質問をまとめました。

• ニートからの就職は難しい？
• 30代ニートでも就職できる？
• 自分にはできる仕事がないから不安...ちゃんと働けるのかな？
• ニートはどんな仕事を選べばいい？
• ブラック企業を見分ける方法はある？
• 応募する際の履歴書・職務経歴書はどのように書けばいい？
• どのように面接対策をすればいいのかわからない...どうすればいい？

就職活動を進めるにあたって疑問点がある方は参考にしてみてください。

ニートからの就職は難しい？

正社員として働き続けている方と比べればハードルが高いのは否定できませんが、ニートからでも就職することは可能です。

未経験者歓迎の求人を狙う・就職支援サービスでサポートを受けるなどの工夫をすれば、内定を獲得できる可能性は十分にあります。

しかし、年齢を重ねるにつれて就職の難易度が上がってくるので、働きたいと考えているなら早めに行動しましょう。

30代ニートでも就職できる？

30代でニートの方でも就職をあきらめる必要はありません。

しかし、20代と比べると就職へのハードルが高くなるのは事実です。

まずは一日でも早く就職に向けて行動を起こす必要があります。

30代でニートの方が就職を成功させるためのポイントは次の3つです。

30代でニートの方が就職を成功させるためのポイント

• 転職エージェントを活用する
• ハローワークやジョブカフェなどの公的機関も利用する
• 希望する条件や職種を絞りすぎない

また、こちらの記事でも30代ニートが内定を獲得する方法を詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

【関連記事】30代ニートや無職は就職できる？手遅れ？内定を獲得できる方法を解説 - キャリアアップステージ

自分にはできる仕事がないから不安...ちゃんと働けるのかな？

働いた経験が少ない方や前職でうまくいかず退職してニートになった方の場合、「できる仕事はあるのかな...」と不安に感じることもあると思います。

ですが、あなたに合った企業や職種を選べば問題なく働くことが可能です。

そのためにも自己分析や企業・職種に関する情報収集を入念におこないましょう。

それでも「自分に向いている仕事が見つからない...」と悩む方は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの手です。

あなたの強みや適性を客観的な視点から教えてくれるだけではなく、ヒアリングの結果を踏まえて一人ひとりに最適な求人を紹介してくれます。

また、転職エージェントを利用すればネット上では見つからない非公開求人を紹介してもらえるので、今まで知らなかった優良企業と出会えるかもしれません。

無料で相談できるので、一度話を聞いてもらうと良いでしょう。

ニートはどんな仕事を選べばいい？

結論、ニートの方は未経験から始めやすい仕事を選びましょう。

未経験者を積極的に受け入れている企業のなかには教育体制がしっかりしているところも数多くあります。

なので、入社してからの努力次第では大きく成長できるでしょう。

未経験でも始められる仕事の特徴は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

【関連記事】ニートでもできる仕事18選｜無職からいきなり正社員も夢じゃない！

ブラック企業を見分ける方法はある？

ニートの方のなかには、「ブラック企業には入りたくない...」と思っている方も多いでしょう。

結論、ブラック企業を見分ける方法は主に次の3つです。

ブラック企業を見分ける方法

• 口コミやネットの評判を確認する
• 「就職四季報」をチェックする
• 厚生労働省のブラック企業リストを見る

ブラック企業の見分け方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

【関連記事】ブラック企業を見抜く方法｜ホームページ・面接・求人票から見分ける方法を徹底解説

応募する際の履歴書・職務経歴書はどのように書けばいい？

履歴書・職務経歴書を作成する際に意識すべきポイントは以下のとおりです。

履歴書・職務経歴書を作成する際に意識すべきポイント

• ニート期間をごまかすための嘘や職歴の水増しはNG
• 履歴書の使い回しはしない
• 応募書類を作成したら第三者に添削してもらう
• ニート期間中に勉強したことや取得した資格を書く
• 応募する職種に活かせそうな経験を書く

とくに就職支援サービスの担当者に作成した書類をチェックしてもらうと、具体的なアドバイスがもらえるので実践してみることをおすすめします。

以下の記事では、ニート向けの履歴書の書き方を解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

【関連記事】【例文付き】ニート向け履歴書の書き方と書類選考を高確率で通過させるポイント

どのように面接対策をすればいいのかわからない...どうすればいい？

面接で最も重要なポイントは以下の3つです。

面接で最も重要なポイント

• ニートをしていたことを正直に伝える
• ニートをしていたことに対する反省を伝える
• 今後どうしていきたいかを前向きに伝える

もし一人で面接対策に取り組むのが不安な方は転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントであれば、就職のプロであるキャリアアドバイザーが練習相手になってくれます。

また、キャリアアドバイザーは応募先の企業のこともよく知っているため、実践的なアドバイスがもらえます。

そのため、面接に苦手意識がある方でも安心して選考にのぞめるでしょう。

まとめ

最後にもう一度、働きたいと考えているニートの方がやるべきことをまとめておきます。

まずはできることから始めてみてください。悩んでいても前に進まないので、行動しながら考えましょう。

もし就職活動に自信がないのであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーを頼ってみるのも一つの手です。

あなたの話を親身になって聞いてくれて、的確なアドバイスをくれるでしょう。

また、無料で書類添削や面接対策などのサポートも利用できます。

合わないと感じたらやめてもOKなので、まずは一度話を聞いてもらうと良いでしょう。