現状、40代での転職は一般的に厳しいといわれています。40代ではスキルや経験を求められることがほとんどです。

現在、IT業界は人材不足に見舞われている状況です。

そのため、ITエンジニアの需要が強まっており、40代でも採用する企業は少なくないでしょう。

そこで、今回の記事では40代が効率よくIT転職するためにおすすめの転職サイトを詳しく紹介していきます。

また、40代でITエンジニアに転職することについてのメリット・デメリットなども解説しているので、40代でIT転職を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

関連記事：【IT未経験OK】エンジニア転職サイトおすすめランキング！全21社を徹底比較

40代におすすめのIT転職サイト比較【エンジニア必見】

40代ITエンジニアの転職において、転職サイトを利用することは必要不可欠です。

なにも考えずに転職エージェントを選んでしまうと、転職先のミスマッチにも繋がってしまいます。

ここでは、40代のITエンジニアにおすすめの転職サイトをご紹介します。納得いく転職をするために、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】IT・WEBエンジニア転職サイトおすすめ比較ランキング｜20代・30代・未経験・スカウトや後悔しない転職エージェント

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Web業界の転職支援で15年以上の歴史を有する転職エージェントです。

職種ごとに分かれたキャリアアドバイザーのサポートに定評があり、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1（※1）を獲得した実績もあります。

年間累計7,000回以上企業に足を運んで、現場のプロジェクトマネージャーやメンバーと頻繁にヒアリングを実施し、企業の内部情報の収集に力を注いでいます。

さらに40代向けの求人情報を多数保有しています。

レバテックキャリアを利用して転職活動の成功率は、96％（※2）を獲得するという転職成功率の高さを誇っています。

また、現場社員からヒアリングした生きた情報を共有してもらえることも特徴です。

社員のマネジメント方法や職場の雰囲気・スキル感など、入社前に知っておきたい情報を得られることは、転職の失敗を避けるためにも有効といえるでしょう。

（※1）日本マーケティングリサーチ調べ
（※2）2030年8月～2021年9月の実績

マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは、人材紹介企業大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。

主に、IT・Webエンジニアの転職に特化しており、IT業界の転職事情に詳しい専任のキャリアアドバイザーが、多数の企業から最適な求人を紹介してくれます。

募集職種が幅広く、非公開求人が多数あることも大手エージェントならではの特徴でしょう。

また、マイナビITエージェントを利用して転職した人は年収アップ率が73.7%、定着率97.5％となっています。（※）

 企業の情報収集を担当するリクルーティングアドバイザーが在籍しており、企業が求める人物像や内部情報を把握したうえで応募に進めるのも魅力的なポイントです。

 応募書類の添削や面接対策などの転職支援も充実しているため、一人で転職活動を進めるのが不安な人にもおすすめのサービスといえます。

（※）公式サイト参照

ウィルオブテック

ウィルオブテックは、丁寧な転職サポートに特色があるITエンジニア特化型の転職エージェントです。

キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの2名体制で求職者を支援しており、「どうなっていたいか」という将来を見据えた視点で求人の紹介や徹底した企業対策に力を入れています。

まさに40代の方にぴったりの転職エージェントです。

サポート期間の制限がないため、納得いくまで転職活動を続けられることも魅力のひとつです。

現時点で年収を上げられなくても、年収を上げるためにはなにが必要か、どのようなキャリアステップを進むべきか長期的にアドバイスしてもらえます。

年収を軸に転職活動を進めたい方は見逃せないエージェントでしょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは転職支援実績がNO.1（※）の総合型転職エージェントです。

求人数は非公開求人含め約60万件を保有しています。経験者よりも未経験の方におすすめといえるでしょう。

やはり、リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。

独自に業界分析した情報の提供や、面接力向上セミナーなどといったリクルート独自のサービスを活用できます。

サポート力に定評があるため「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人はぜひご活用ください。

（※）厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数

type転職エージェント

type転職エージェントは、首都圏や関西・東海エリアなど、都市部の求人を中心に扱う転職エージェントです。

type転職エージェントは、さまざまなIT求人のなかでもシステムエンジニア職を多く紹介してもらえるのが特徴です。

求職者一人ひとりに専任アドバイザーが就き、業界のトレンドを踏まえたキャリアプランの提案をしてくれるため、IT未経験からの転職でも納得のいく転職ができるでしょう。

アドバイザーは企業へ年収交渉やその他の条件交渉も代行してくれるため、安心して転職サポートを依頼できます。

40代のITエンジニア転職のメリット

今回は、40代がITエンジニアへ転職するメリットをご紹介します。

専門職のため40代の求人数が少ないが、競争率は低い

40代になると役職に就く人もいると思います。

新天地に移るよりも現在の職場で働いたほうがよいと考えるのも無理もありません。

また、40代を対象にしたITエンジニアの求人は20代30代に比べて多くありません。

しかし、40代で転職を考えている人の割合が少なくなっているので競争倍率が高くなりません。

つまり、40代のITエンジニアは競争倍率が高くないのです。スキルがあれば40代のITエンジニアに転職できる可能性は大いにあるということです。

慢性的な人手不足

IT業界は年代に関わらず人手不足が続いています。

参考元：経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

人材不足を解消するために企業ができる手段として「採用」という手段があります。

IT業界は慢性的な人手不足なため、即戦力となる人材を求める傾向にあります。

つまり、40代でもITエンジニアを目指せるのです。

ですが、必須スキルが足りない状態で求人に応募しても、採用されるのはむずかしいでしょう。

40代ITエンジニアへの転職はまず、ITエンジニアとしての必須スキルを会得することや、現時点で自身が持っているスキルで応募可能な企業への転職を考えるなど、臨機応変に対応することが求められます。

マネジメントスキルが重宝される

40代のITエンジニアに期待されているのは、エンジニアスキルだけではありません。

スキル＋マネジメント力を期待されます。

40代ともなると、部下の育成やチームの指揮をとるなど人の前に立つことがあります。

企業は、前職で培われたマネジメントスキルを40代ITエンジニアに求めているのです。

ですが、マネジメントスキルがないからITエンジニアになれないわけではありません。

エンジニアのスキルやマネジメントスキルのほかに、柔軟性・協調性をはじめとする組織中核で活躍するためのポータブルスキルがあれば、マネジメントスキルがなくてもITエンジニアに転職できる可能性があります。

適性やスキルは求人や面接によって変わってきますので、自身の強みを把握しておきましょう。

40代ITエンジニア転職のデメリット

40代ITエンジニアの転職ともなるとデメリットも生じてきます。

とくに大きな2つのデメリットを紹介します。

「新しい挑戦」での転職は失敗しやすい

40代のITエンジニアは、20代30代のエンジニアと比べて転職難易度が高いのが現実です。

理由として、ポテンシャル採用がされにくく、スキルという部分で戦わなければならないからです。

「新しい挑戦」は、つまり未経験の地に足を踏み入れるということです。

もちろん新しいことに挑戦することはよいですが、「新しい挑戦」というキーワードで20代や30代と比べた時に、企業は若い人を採用するでしょう。

あくまで、40代に求めているものは即戦力で働いてくれる人材なので、自分が活躍できる領域で少し軸をずらして新しいことに挑戦するとよいでしょう。

転職後すぐに引っ張る立場になってしまう

40代で転職するとITエンジニアに限らずすぐに部下を持ち、チームを引っ張っていく立場になることもあります。

転職したての時は、コミュニケーションを通じてさまざまな人から情報を聞き出し、状況把握をしていくことが必要です。

また、一番大きな課題は入社してすぐに周りの人からの高い期待に応えていくことです。

転職の際に「どのような事業に力を入れているか」や「どこに強みがあり、どこが課題か」などを事前に調べておきましょう。

IT業界における40代の転職事情

40代ITエンジニアの転職と聞くと、転職活動に苦労しそうと感じる人は少なくないでしょう。

実際、20代や30代に比べて転職難易度の高いことが現実です。

ここではIT業界における40代の転職事情について解説します。

スキルや経験があれば転職しやすい

ITスキルと経験があれば40代エンジニアでも十分に転職は可能です。IT業界は慢性的な人手不足であり、40代でも飛び込める業界です。

ですが、20代30代に比べると転職成功の割合が高くないため、注意が必要です。

転職に成功するために自身のスキルを見直して、条件に合うような企業を見つけられるように早めの行動をしていきましょう。

専門職のため、40代の転職競争率が低いが、未経験はおすすめできない

40代のITエンジニアの求人が多くなく競争倍率は高くありません。

なぜなら、転職を考えている40代の割合が少なくなっているからです。

ですが、基本的に経験者への求人であったりし未経験となるとおすすめはできません。

あくまで、エンジニアスキルを持っている前提であり、未経験でITエンジニアに転職するならスキルを身につけてから目指すことをおすすめします。

対策をしないと年収が下がる恐れがある

40代は基本的に即戦力を求められるため、スキル・経験は必須です。

そのため、面接担当者にどれだけアピールできるかが重要です。うまくアピールできないと採用されない可能性もあります。

また、採用されても役職がなく、年収が下がるというケースもあります。

40代でIT業界に転職する際にやっておいたほうがよいこと

いざ転職活動をする際になにからやればよいかわからないことがあるでしょう。

また、転職成功率をあげるにはどういうことを意識するとよいなど知りたい人は多いと思います。

40代でIT業界に転職するためにやっておいたほうがよいことについて解説します。

ぜひ転職活動にご活用ください。

関連記事：エンジニアの転職方法と成功につなげるコツを徹底解説！

今後のキャリアプランを描く

40代ITエンジニアが転職する際に重要になってくるのが、キャリアプランを描くことです。

40代は人生の半分に差し掛かる前段階です。「これから先この分野でキャリアを構築していこう」という具体的な構想とそのための軸を持つことが大切になってきます。

キャリアプランを描くことで自身がどういったことをしたいか、どこで叶えられるかを明確にできます。転職する際はぜひ活用してみてください。

関連記事：40代のエンジニアは生き残れる？身につけておくべきスキルや生き残るためのポイントを解説！

応募先の企業を入念に分析する

転職では応募先の企業についてよく調査や分析しておくことが必要です。

企業分析することで、企業理念や企業がどういった人材を求めているのかなどを把握でき、自分自身が企業の求めている人材かを知ることができます。

また、面接のためだけでなく入社後の働き方をイメージするうえでも、人材育成に対する考え方や就労環境といった点を調べることで、社員のことを大切にしているかを知るきっかけにもなります。

そのほかでも働いている従業員の年齢層を調べることで、どういった人を迎え入れたいかを考えられるでしょう。

スキル面や情緒面を意識してPRする

多くの企業はミドル世代以降の転職者に対し、履歴書で「知識・スキル・実績」を、面接で「人柄・情緒面」を注視する傾向にあります。

ですので、40代ITエンジニアの人が転職する際は、自身がアピールしたいことを整理し、しっかり準備する必要があります。

履歴書でアピールするポイントとして、企業が欲しがっている人物像でイメージし、その部分の知識・スキルにフォーカスしてPRすることを重視しましょう。

「私は過去にこのような経験をしてきてこういうことができます。」というイメージで書いていくとよいでしょう。

面接では面接担当から「やっていけそう」という印象を植えつけることを意識しましょう。

企業に対して理解と共感し、新しい環境に適合していくための協調性や柔軟性があることを見せていくことがポイントです。

履歴書や面接の両方で、相手に何を知ってもらいたいか意識するとよいでしょう。

ITエンジニアに特化した転職サイトを活用する

40代ITエンジニアの転職を成功させるには特化型の転職サイトの活用をおすすめします。

総合型の転職サイトとの違いは特定の業界に特化しているという部分です。

IT業界に特化した転職サイトを活用することで、求人のほかに自身の市場価値を知れます。

公開求人のほかにも、キャリアアドバイザーを介しての非公開求人の紹介もあり、転職エージェントを活用するかしないかで転職先の幅が変わってくるでしょう。

転職サイト・エージェントの上手な活用方法

40代の転職活動において転職サイト・エージェントの活用は必要不可欠です。

また、どの転職サイト・エージェントを活用すればよいかわからない人もいるでしょう。

転職サイト・エージェントの上手な活用方法を工程順に解説していきます。

一つひとつなにをすればよいか明記されているので実践してみることをおすすめします。

それでは順に解説していきます。

40代向けのIT転職サイト・エージェントに登録する

まずは、40代向けの転職サイト・エージェントに登録しましょう。

併用しても問題ないので複数の転職サイト・エージェントに登録しておくことをおすすめします。

ただし、総合型の転職サイト・エージェントではなくIT業界に特化した転職サイト・エージェントか、40代向けの転職サイト・エージェントに登録しましょう。

IT転職に強いキャリアアドバイザーと面談する

登録が完了したらキャリアアドバイザーと面談します。

外すことができない条件などがあれば、面談の際に伝えておきましょう。

面談自体はおおよそ1時間程度で、IT業界の転職情報や、企業の内部情報など質問できます。

求人紹介・転職サポートをしてもらう

転職サイト・エージェントではさまざまな転職のサポートを受けることができます。

面接対策から履歴書の添削や給与交渉まで対応してくれるので、最大限活用し転職成功率をあげていきましょう。

面談で希望条件を伝えると、条件に合わせた求人を紹介してもらえます。

なかには、非公開求人が含まれていることもあるので、積極的に紹介してもらうことをおすすめします。

応募先の企業との面接をする

書類選考に通ったら面接の準備をします。

面接担当者になにを伝えたいか、自分のアピールできる部分はどこかをしっかり整理して伝えましょう。

また、面接の際に、企業の情報や仕事内容について詳しく説明を聞くことができます。

気になることや聞きたいことは、面接の場で聞いておきましょう。

内定・入社準備

面接が終わり、内定が決まった後は入社準備をします。

就業中の場合は、勤務先に退職の意を伝えるといった退職準備、引継ぎを行います。

また、退職の準備や引継ぎ期間、有給消化などを考慮し事前にスケジュールの調整をしておきましょう。

他には内定先に入社する前に、スキルアップの時間を作ることもおすすめです。

まとめ｜転職の際はスキルや知識を得たうえ転職サイト・エージェントを活用しよう

40代ITエンジニアの転職においてやはり重要になってくるものは、スキルや経験になります。

40代になると部下を引っ張っていかなければなりません。

そのため、ITスキルのほかにもさまざまなスキルが要求されます。

40代で転職の際はITスキルのほかに別の活かせるスキルを身につけておくと、転職活動において苦労しにくくなるでしょう。