このように考えていませんか？

薬剤師で仕事を辞めたいけれど、退職代行を使って大丈夫なのか気になる方は多いでしょう。

料金や手順など、よくわからないまま利用することに不安を感じるかもしれません。

そこで本記事では、薬剤師が退職代行を使うべき理由や使うメリット・デメリットについて解説します。利用方法やおすすめの退職代行サービスも紹介しているため、退職代行を使うべきか悩んでいる方は参考にしてください。

関連記事：退職代行おすすめランキング13選｜サービス内容や料金・評判を比較【最新版】

薬剤師が退職代行を利用すべき理由

自力で仕事を辞められない・辞めにくいと感じている薬剤師の方は、退職代行を利用すべきだといえます。

下記に当てはまるかどうかをチェックしてみてください。

関連記事：退職代行サービスはどんな人が使う？利用者の特徴6選を徹底解説

引き止めにあい辞めさせてもらえない

人手不足が顕著な職場では、引き止めにあって辞めさせてもらえないことが珍しくありません。

とくに薬剤師の場合は当直や夜勤があったり、入社して2〜3年は給料が安かったりして、なかなか人が定着しないケースが目立ちます。

令和2年度の厚生労働省の調査によると、薬剤師を含む医療・福祉業界の離職率は14.2%でした。（※）

これは他の業種に比べても平均的な数値ですが、実際には「辞めたい」と思いながらも引き止められて辞められないでいる人もいると考えられます。

※参考：厚生労働省「雇用動向調査 産業別の入職と離職」

心身に不調をきたしている

激務やストレスによって心身に不調をきたしている場合も、退職代行の助けを借りるべきでしょう。

薬剤師は慢性的な人手不足であることが多いうえ、夜勤・当直があるなど生活も不規則になりがちです。すると自律神経が乱れ、心身症という形でさまざまな症状が現れてきます。

くわえてミスが許されない仕事のため、日々プレッシャーを抱えるうちに気づいたらうつ状態になっていた…ということも考えられるのです。

ブラック企業でこれ以上働きたくない

そもそもパワハラがひどい、サービス残業が多い、給料が上がらないなどのブラック企業なら、我慢して働く必要はありません。

そのままでは自身のキャリアアップが見込めないどころか、貴重な時間をすり減らしていくだけです。

残業代の未払いや有給未消化など、労働者が当然受けるべき権利を受けられていない場合、労働組合や弁護士と提携している退職代行を使うことで交渉できます。

関連記事：ブラック企業を辞められない理由１位は〇〇！確実に辞める方法とよくある問題

薬剤師が退職代行を利用するメリット

薬剤師が退職代行を利用するメリットは次のとおりです。

上司や同僚と顔を合わせずに辞められる

退職代行を使うと、上司や同僚と顔を合わせずに辞められます。

即日対応している代行業者で会社と合意できれば、その時点からもう出社の必要はありません。

すべて代行業者との電話やLINEのやりとりのみで退職が完結するため、上司や同僚の顔を見なくて済むのが大きなメリットです。

自分で言いにくいことを言うストレスがない

退職代行を利用すると、自分で言いにくいことを言うストレスもありません。

エン転職の調査によると、20代〜40代の退職代行を利用した理由は次のとおりです。

理由	割合
退職を言い出しにくかったから	50％
すぐに退職したかったから	44％
人間関係が悪かったから	32％
パワハラやセクハラの被害に遭っていたから	31％
退職を認めてもらえなかったから	27％
入社して間もなく相談しづらかったから	24％
体調が悪かった・精神的に不調だったから	22％
引き止められたから	19％
自分から伝えるのが面倒だったから	8％

「退職を言い出しにくかったから」という理由で利用した人が50％と、2人に1人が言い出しづらさを感じていることがわかります。

退職代行を使うと、会社とのやりとりはすべて代行業者が請け負ってくれます。万が一直接連絡が来たとしても自分で対応する必要はなく、代行業者に伝えれば問題ありません。

即日で辞められる

退職代行を利用すると、最短即日で辞められるのも大きな魅力です。

退職を申し出て会社と合意すればその日のうちに退職を実現でき、即日対応をうたっている業者なら、当日中に辞められるよう会社に働きかけてくれます。

もし会社の了承を得られなくても、無期雇用の場合、法律上は労働者が退職の意思を伝えて2週間が経過すると退職が可能です。

（期間の定めのない雇用の解約の申入れ）

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用：民法第627条

もし会社の就業規則に「退職の意思は1ヶ月前までに通知する」といった記載があっても、基本的には民法のほうが優先されます。

残りの期間は有給休暇を使えば、それ以上出社する必要もありません。

関連記事：退職代行で可能な「即日退職」の仕組み｜すぐに辞めたい人が押さえるべきポイント

交渉や書類手続きなどのサポートが受けられる

退職代行を使って辞めると、自分で辞めた場合と比べて交渉がしやすいメリットもあります。

労働組合と提携していたり弁護士が監修していたりする業者であれば、次のようなサポートを受けられます。

書類の未交付や嫌がらせといった万が一のトラブルにも対応してくれるのはもちろん、給付金・書類などの面倒な手続きや転職・引っ越しまでサポートしてくれるため安心です。

関連記事：退職代行は弁護士に相談したほうが安心？業者と弁護士それぞれの違いを徹底解説

薬剤師が退職代行を利用するデメリット

薬剤師が退職代行を利用することには、次のようなデメリットも存在します。

転職に影響する可能性がある

1つは、転職に影響する可能性がある点です。

もちろん、個人情報保護の観点から、転職先には前職の情報が知らされないようになっています。

しかし薬剤師は狭い業界のため、人伝いに「退職代行で辞めたらしい」と噂になることもないとはいえません。

退職代行はまだまだ世間に認知されておらず、怪しいイメージを持つ人も多いことから、退職代行で辞めた人は信用に欠けると判断される可能性もあるでしょう。

とはいえ100%バレるというわけではなく、薬剤師は引く手あまたの業界でもあります。前向きな理由で辞めたことややる気をしっかりアピールできれば、転職の大きな妨げにはならないでしょう。

関連記事：退職代行を利用しても転職先にバレる心配なし｜理由やバレてしまうケースを解説

代行費用がかかる

当然ですが、退職代行の利用には費用がかかります。

依頼費用は運営元やサービス内容によって異なりますが、大まかな費用相場は以下のとおりです。

運営	費用相場
一般法人	2万円〜3万円
労働組合	25,000円〜3万円
法律事務所	3万円〜10万円

一般的な民間サービスを利用した場合、2万円〜3万円が相場です。

これを高いと感じるかどうかは個人の価値観によりますが、ストレスから解放される対価として見合うかどうかで判断するといいでしょう。

関連記事：退職代行の利用に必要な料金は？依頼金額の相場から7社を徹底比較

薬剤師が退職代行を利用して辞める手順

ここからは、薬剤師が退職代行を利用して辞める手順について紹介します。

関連記事：退職代行サービスを利用する際の流れ6ステップ｜利用時の注意点も解説

1.利用する業者を決めて申し込む

まずはどのサービスを利用するか決めます。

有給消化などの交渉をしたい場合は労働組合と提携または弁護士監修のサービスを、即日でやめたい場合は24時間対応やLINE完結できるところを選びましょう。

相談だけならどのサービスも無料で利用できるため、あらかじめ自分のケースでどれぐらいの時間がかかるのか、料金の目安を聞いておくと安心です。

2.料金を支払う

料金やサービス内容に納得できたら、支払いをおこないます。

多くの業者はクレジットカード支払いや銀行振込に対応しています。不安であれば、後払いや全額返金制度に対応している業者を選びましょう。

支払い後、希望退職日や勤務先の情報をヒアリングシートに記入します。

3.業者に退職意思を伝えてもらう

その後、業者が退職代行を実行します。

進捗はメールやLINEで報告してもらえるため、自分は連絡を待つだけで大丈夫です。

会社が退職に合意した場合は即日で、合意が得られなかった場合でも2週間で退職となります。

4.必要書類の提出や貸与品の返却をする

必要な書類があれば提出し、会社からの貸与品は返送します。この作業は後日ゆっくりおこなっても問題ありません。

手続きは郵送ででき、会社の人間と直接のやりとりは発生しないため安心してください。

5.書類を受け取り退職する

退職日を過ぎ、離職票などの必要書類を受け取れば、無事退職完了となります。

もしなかなか送られてこない場合は、代行業者を通じて催促するといいでしょう。

薬剤師におすすめの退職代行サービス3選

ここからは、薬剤師におすすめの退職代行サービス3選を紹介します。

関連記事：退職代行おすすめランキング13選｜サービス内容や料金・評判を比較

退職代行Jobs

退職代行Jobsは、相談から申し込みまでLINEで完結できる退職代行サービスです。

過去の退職成功率は100%を誇り、最短30分のスピード退職に対応しています。全額返金制度があるため、安心して利用できるでしょう。

弁護士監修の退職届や引継書のテンプレートがもらえるのも便利なポイントです。

退職完了までは回数無制限でLINEやメールで相談できるため、心強い味方になってくれます。

通常は27,000円（税込）のところ、本記事から申し込むと25,800円（税込）で利用できるためぜひ活用してください。

関連記事：退職代行Jobsの口コミ紹介！メリットや注意点、評判、料金などを解説

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは、運営歴20年の労働組合法人が提供する退職代行サービスです。

一律24,800円（税込）の手ごろな料金ながら、パワハラや引き止め、嫌がらせなどのトラブルを、追加料金なしで一手に引き受けてくれます。

長い運営歴で蓄積されたノウハウを持っているため、辞めるときのトラブルを避けたい人にはとくにおすすめです。

もちろん即日退職にも対応しており、公式サイトで過去の代行実績を見られるため参考にしてみてください。

関連記事：退職代行ガーディアンの口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

退職代行OITOMA

退職代行OITOMA（オイトマ）は、24,000円（税込）という安さが魅力の退職代行サービスです。

全額返金保証にくわえ後払いも選べるなど、顧客満足度が96％と高いのが特徴です。Googleマップでの口コミ評価も高く、安心して利用できるでしょう。

24時間対応しており、相談や電話も無制限で利用できます。安さと使いやすさを兼ね備えたサービスを求めている人にぴったりのサービスです。

関連記事：退職代行OITOMA（オイトマ）の口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

薬剤師が退職代行を利用する際によくある質問

ここからは、薬剤師が退職代行を利用する際によくある質問に回答します。

退職代行で本当に退職できる？

ほとんどは問題なく退職できますが、まれに次のような失敗が起きることもあります。

このような失敗を防ぐには、自分の目的や優先事項に対応している業者を選ぶことが大切です。

以下の記事も参考にしてください。

関連記事：退職代行の失敗パターンとは？リスクや自分に合う代行業者の選び方

薬剤師はどんな退職代行を選べばいい？

待遇に不満があって辞める場合、交渉が可能な退職代行サービスを選ぶのがおすすめです。

一般的な民間業者は交渉権を持たないため、有給消化や残業代の請求などをおこなうと違法になってしまいます。

そのため労働組合と提携している、または弁護士の監修があるサービスか、弁護士事務所がおこなう退職代行を選ぶと安心です。

関連記事：退職代行は弁護士に相談したほうが安心？業者と弁護士それぞれの違いを徹底解説

会社から連絡がきたらどうする？

放置で大丈夫です。

退職の申し入れの際、代行業者から会社側へ直接連絡しないよう伝えてくれますが、強制はできません。

そのためまれに連絡がくることがありますが、自分では対応せず、代行業者に間に入ってもらいましょう。

まとめ

退職を言い出しづらい、引き止めにあっている、心身に不調をきたしているといった状況の場合は、退職代行の利用がおすすめです。

薬剤師のように激務やストレスにさらされやすい、また職場の人間関係が複雑になりやすい仕事は、自力で辞めるのが難しいケースが少なくありません。

退職代行なら会社の人間と顔を合わせることなく、早ければ即日で辞められるため気まずい思いをせずに済みます。

もし辞める際にトラブルになりそうなら、労働組合と提携もしくは弁護士監修のサービスを選ぶと安心です。

自分に最適な退職代行サービスを見つける手助けとして、本記事を活用してみてください。