バックエンドエンジニアとして転職をしようと考えた場合、転職エージェントの活用をおすすめします。

特にエンジニア向けの転職エージェントを使えば、バックエンドエンジニアの求人も豊富にあり、担当してくれるキャリアアドバイザーからの有意義なアドバイスも期待できます。

本記事では、バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントのご紹介と、転職エージェントを使う際に知っておきたいポイントについて解説します。

参考にしていただき、バックエンドエンジニアの転職を成功させるきっかけにしていただけると幸いです。

【関連記事】IT転職エージェントおすすめ比較28選！エンジニア向けに徹底解説

バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェント

早速、バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントを8社ご紹介します。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、15年以上のエンジニア支援実績をもつIT特化の転職エージェントです。

2024年11月時点でバックエンドエンジニアの求人が1,235件と充実しており、なかには年収800～1,000万円を目指せるハイクラス向けの求人もありました。

IT分野に特化してきた転職支援会社だけあって、キャリア相談だけでなく、技術的な相談にも対応できるアドバイザーが在籍しています。

求人数も他の大手転職エージェントと引けを劣らず、十分に満足できる求人を見つけられることでしょう。

ITやエンジニア職に特化していることもあり、他の転職エージェントにはみられない質の高い求人も期待できます。

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは、大手人材会社のマイナビが運営するエンジニア向けの転職エージェントです。

大手だからこその求人数はさすがで、公開求人だけでも6万件以上があります。

バックエンドエンジニアに絞っても2,000件を超える求人が掲載されており、自身のスキルや経験を活かせる求人が見つかりやすいでしょう。

マイナビITエージェントは、開発・インフラ共に強みを持っており、幅広い分野で活躍するバックエンドエンジニアの方でも相談や求人を探しやすい環境が整っています。

Geekly

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。

エンジニア求人も豊富で、バックエンドエンジニアの公開求人だけでも718件の取り扱いがあります。

インフラエンジニア関連の求人が若干多めではありますが、開発の求人も十分あるので、バックエンドエンジニアの転職にも十分役立てることができるでしょう。

また、GeeklyにはIT専門のアドバイザーが100名以上在籍しているため、エンジニア転職の悩みも安心して相談することが可能です。

ビズリーチIT

ビズリーチITは、スカウト型サービス「ビズリーチ」が運営するエンジニア向けの転職エージェントです。

2024年11月時点でバックエンドエンジニアの求人が1,010件掲載されており、そのほとんどが年収800万円以上のハイクラス求人というのが魅力です。

通常、転職先を探す際は自分の希望する条件に合った企業を選んでいきますが、スカウト型では自分の希望の外からのオファーもあるため、転職の選択肢を広げてくれることも多いです。

また、ビズリーチ自体がハイクラス向け転職サービスになっていますので、年収800万円以上のエンジニア求人も多数見られました。

今までとは少し違った転職方法も試してみたい方におすすめです。

ウィルオブテック

ウィルオブテックは、総合人材サービス企業の株式会社ウィルオブ・ワークが運営している転職エージェントです。

全体の求人数は決して多くはありませんが、求人の質に自信を持っており、転職後の年収アップ率や定着率が高い実績があります。

半数以上が非公開求人と割合が高いため、登録してみてより良い求人に出会える可能性も高いでしょう。

また、ウィルオブテックでは他のエージェントと異なり、担当者が2名体制で手厚くサポートをおこなってくれるのが特徴です。

じっくり満足のいく転職をしたいエンジニアの方におすすめの転職エージェントです。

社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、その名の通り社内SE求人を中心に取り扱う転職エージェントです。

バックエンドエンジニアとして、社内SEで働くことも選択にある方におすすめできます。

提案される求人数が多いことが特徴で、平均25.6社の求人が提案されているようです。

スピード感を持って多くの求人を見てみたい方にもおすすめです。

Direct type

Direct typeは、ITエンジニアに特化したスカウト型の転職サービスです。

有名な大手企業からスタートアップ企業まで、1,600件以上のIT求人を扱っています。

経歴や希望条件を登録すれば、待っているだけで企業からスカウトが届くので、手軽にあなたに合う求人と出会えるでしょう。

職種や言語など、あなたの経験や希望を細かく登録できるため、精度の高いマッチングが期待できます。

仕事で忙しいバックエンドエンジニアの方は、登録してスカウトを待つ転職方法もあります。

レバテックフリーランス｜フリーランス向け

レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営するエージェントです。

フリーランス案件を紹介する専門エージェントとしては老舗で業界認知度も高く、業界最大級のリモート、複業・副業案件を有しています。

レバテック全体では業界トップクラスの20万人以上もの登録があり、フリーランスのITエンジニアだけでなく、デザイナーやディレクターなどのIT系のフリーランスの職種全般を取り扱っています。

平日夜や土日稼働の案件も増えており、本業に支障なく働きたい方にも案件紹介してもらえるエージェントです。

また、単価が100万円を超える案件も多く取り揃えているため、収入アップも期待できるでしょう。

また、参画者に向けた福利厚生パッケージとして、「レバテックケア」を提供している点も特徴です。

レバテックケアでは、収入が途切れないように専任の担当者が次の案件を探してくれたり、会計ソフトを割引価格で利用できたりと、フリーランスエンジニアの不安を解消してくれます。

未経験におすすめのバックエンドエンジニア向け転職エージェント

この章では、IT未経験からバックエンドエンジニアを目指す方向けにおすすめの転職エージェントを2社紹介します。

ユニゾンキャリア｜20代限定で未経験からエンジニアを目指せる

20代からバックエンドエンジニアを目指す方には、IT特化型のユニゾンキャリアがおすすめです。

成長が見込まれる優良企業を5,000社ほど取り扱っており、ブラック企業を避けたい方に向いています。

利用者のうち87%は年収アップを実現しているため、大幅な年収ダウンを下げつつ、エンジニアへのキャリアチェンジを果たすことができるでしょう。

Green｜自分のペースで求人を探したい方向け

Greenは、IT・Web業界の求人を豊富に保有している転職サイトです。

他のエージェントと異なり、担当者が付かないサイト型の転職サービスですが、企業の担当者と直接やり取りをしたり、面接前にカジュアル面談を実施したりすることが可能です。

公式サイトで未経験歓迎のバックエンドエンジニア求人を検索したところ、1,153件と豊富な求人数がヒットしました。

iOS・Androidともに使いやすい公式アプリもリリースされているため、まずは気軽に求人を探してみてはいかがでしょうか。

バックエンドエンジニアの転職エージェントの選び方

バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントは上の項目でご紹介しましたが、この中から実際に利用する転職エージェントを2〜3社に絞っていきましょう。

バックエンドエンジニアが転職エージェントを選ぶ場合、次の内容に注目して利用するエージェントを絞っていくことをおすすめします。

バックエンドエンジニアの求人数の多さで選ぶ

転職エージェントを選ぶ上で大事なポイントが求人の多さです。対象となる求人が多ければ、それだけ転職もしやすくなりますし、転職の選択肢が広がります。

特にバックエンドエンジニアとして転職することが決まっている場合は、バックエンドエンジニアの求人数の多さにも注目して転職エージェントを選んでいきましょう。

エージェント向けの転職エージェントでも、インフラエンジニアの求人が多めの転職エージェントや、プログラマーの求人が多い転職エージェントなど詳細が違ってきます。

上記でお伝えした全体の求人数やバックエンドエンジニアの求人数を参考に、利用する転職エージェントを絞っていきましょう。

また、地方でバックエンドエンジニアに転職する場合、求人数に限りがあります。転職可能な地域でも条件を絞ってみて、その地域の求人をしっかり保有している転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

担当者の業界の理解度で選ぶ

転職エージェントを利用する場合、担当者があなたの仕事に対して理解をしているかどうかが重要になります。仕事に対する理解が乏しいと、紹介される求人の仕事内容や条件等が希望と合わなくなってしまいやすくなります。

CMで見聞きするような大手総合型転職エージェントは、求人数こそは多いですが、担当者がバックエンドエンジニアの仕事についてまで理解していないケースがあります。

バックエンドエンジニアに転職するのであれば、まずはエンジニア向けの転職エージェントを基本的に利用していくと良いでしょう。

担当者がエンジニアの仕事や業界の動向に対して理解していることで、有利に転職活動を進めやすくなります。

担当者との相性で選ぶ

転職エージェントを選ぶ上で、担当者との相性も大事になります。転職エージェントの担当者も人間ですから、性格ややり方の違いが出てきます。また、あなたの状況や考え方によってもその人との相性の違いが出てくることでしょう。

例えば、積極的に連絡をくれる担当者に対して、「頼もしい」と思う人もいれば、「煩わしい」と思う人もいます。

担当者との相性がどうしても悪い場合は、無理にその人とのやり取りや転職エージェントの利用を続ける必要はありません。

転職エージェントの運営に連絡すれば担当者を変更してもらえますし、他の転職エージェントを試す選択もあります。

安心して任せられる担当者が見つかるまで、いくつかの転職エージェントを比較してみても良いでしょう。

サポートの手厚さで選ぶ

転職エージェントは求人を紹介してくれるだけでなく、他にもさまざまなサポートを実施してくれます。

代表的なものは、応募書類の添削や面接対策です。他にも、応募先企業との交渉や推薦状作成、気になる企業に対するヒアリングなどがあります。

これらのサポートは基本的にどの転職エージェントで利用できますが、担当者が実際にきちんとサポートしてくれるか？欲しいサポートは十分に受けられるか？などを判断して選んでみましょう。

また、エンジニア向け転職エージェントであれば、採用時のコーディングテストなどの模擬を実施してくれる場合もあります。

転職に関して不安な部分があれば、サポートによって不安をしっかり解消してくれそうな転職エージェントを選んでいきましょう。

バックエンドエンジニアが転職エージェントを利用するメリット

ここまでご覧の方は、転職エージェントを利用することにかなり前向きかと思われますが、こちらでは今一度バックエンドエンジニアが転職エージェントを利用するメリットについてご説明します。

バックエンドエンジニアが転職エージェントを利用するメリットには次のようなものがあります。

知らなかったメリットがあれば、利用時に有効活用してみてください。

好条件の非公開求人を紹介してもらえる

多くの転職エージェントでは、非公開求人を保有しています。

非公開求人とは、特に条件が良い求人や、人気の企業で応募が殺到しそうな求人を非公開にしているもので、転職エージェントに登録していなければ紹介されることがありません。

非公開求人を知れるだけでも転職エージェントに登録するメリットがあります。

公開求人で気になる求人を見つけられた場合、さらに好条件の非公開求人がないかどうかを担当者に確認してみるのも賢いやり方です。

キャリアアドバイスや転職サポートを無料で受けられる

転職エージェントは基本的に無料で利用できます。求人紹介だけでなく、面接対策や書類添削などのサポート、キャリアに関する相談なども無料です。

転職エージェントは利用者から料金を徴収するのではなく、応募求人を出している企業側から料金をもらうビジネスモデルになっています。

利用するにあたって、料金面で気にすることがない点は大きなメリットに挙げることができるでしょう。

応募先の詳細を調査してくれる

転職エージェントは求人掲載先の企業ともやり取りをおこなっており、実際の職場の雰囲気や業務の実情などをヒアリングしやすい状態にあります。

また、どのような人材を必要としているかを把握できれば、効果的な選考対策にも繋げることができます。

担当者としっかりコミュニケーションが取れていれば、応募先の企業が自分に合っているかどうかを判断することもできるでしょう。

自分だけで応募しようとなると、選考まで応募先企業の内情を知ることができにくいため、あらかじめ応募先企業の詳細を知れることは転職エージェント利用の大きなメリットに挙げられます。

応募先企業との連絡やり取りを代行してくれる

働きながら転職活動を進めている場合、求人への応募や担当者とのやり取り、日程調整などが負担になってしまうこともあります。

特に複数の企業に同時進行で転職活動をしていると、スケジュール調整や送付書類等の不備も起こりやすくなります。

転職エージェントを利用することで、これらの細かいやり取りを担当者に任せることも可能になります。

面接や入社日等の日程調整、複数企業の応募・選考状況の管理などを任せることができるため、自分自身は現職の仕事や退職の準備などに専念することができます。

給料や条件などの交渉をおこなってくれる

転職エージェントは、求人を出している企業側とも連絡を取り合っているとお伝えしましたが、場合によっては求職者側から求人に対して要望を出せることがあります。

スキルに自信がある方であれば経歴をもとに給与交渉を持ち出せる場合がありますし、家庭の事情等で労働時間が変則的になりがちな方は、事前に勤務条件の交渉をおこなってもらえる求人もあります。

求人票だけでは少しだけ条件が合わないようなケースでも、交渉次第では応募したいと思える求人もいくつかあるはずです。

そのような場合、担当者に交渉をお願いできる選択肢があることも転職エージェントを利用するメリットの1つです。

バックエンドエンジニアが転職エージェントを利用するデメリット

転職エージェントを利用するメリットは数多くありますが、一方でデメリットがある点にも留意しておきましょう。

転職エージェントを利用するデメリットには次のようなものがあります。

ただし、これらのデメリットは良い担当者になることで解消されることが多いです。

上でも触れましたが、転職エージェントを利用する際は、担当になるキャリアアドバイザーの見極めも重要になります。

連絡がしつこい場合がある

転職エージェントの悪い口コミで度々見られますが、連絡がしつこいと感じることがあるようです。

転職エージェントは、希望に沿った求人が見つかると積極的に連絡してくることが多いため、特に転職に対する意欲が低めの方にとっては、「連絡がしつこい」と感じてしまうかもしれません。

あまりにも連絡が多くて他のことにも支障が出るようであれば、担当者に連絡を入れて連絡の頻度を落としてもらうように要望を出しましょう。

転職を急かされる場合がある

上の内容とも似ていますが、基本的に転職エージェントは転職をするように勧めてきます。

転職エージェント側の立場で考えてみると、利用者に自社サービスを使って転職してもらうことで採用企業から報酬を得られるからです。

もちろん、利用者は転職エージェントを使ったからといって転職しなくてはならないことはありません。

しかし、担当者によっては強引に転職を勧めてきたり、条件に合わない求人でも数多く紹介してきたりして、なんとか転職させようとしてくるケースがあります。

転職エージェントとのやり取りもコミュニケーションです。そのような、自分本位な提案ばかりしてくる転職エージェントとは相性が悪いと判断できます。

担当者や転職エージェントそのものを変更すべきサインだと判断するようにしましょう。

希望条件と合わない求人を紹介されることがある

上でも触れましたが、転職エージェントを利用していると、希望条件に沿わない求人を提案されることがあります。

上記のように転職を推し進めてくるためにとりあえず求人を紹介するケースもあれば、ヒアリングが不十分でお互いに理解し合えていないケースも考えられます。

自分の考えが十分に伝わっていないケースでは、一度希望に合わない求人が紹介されただけで担当者変更をするのでなく、お互いに意見の擦り合わせながらやり直してみることもおすすめします。

担当者としっかりコミュニケーションが取れていれば、そのようなミスマッチも減っていき、お互いにいい気持ちで転職活動を進めやすくなります。

バックエンドエンジニアが転職エージェントを利用する流れ

こちらの項目では、バックエンドエンジニアの転職で転職エージェントを利用する際の流れについてご説明します。主な流れは次の通りとなります。

転職エージェントに登録する

転職エージェントを利用するためには、まずは登録が必要になります。

氏名や生年月日、メールアドレス、転職意欲などの転職に関する基本的な考えなどを入力して登録しましょう。

登録後は、担当者が割り当てられ登録したメールアドレスや電話に連絡が届きます。

担当者から今後の流れについて詳細が説明されますが、基本的には次のヒアリングに進んでいきます。

担当者からヒアリングを受ける

登録後は担当者がヒアリングをおこない、今後の求人紹介や転職活動に関する方向性をすり合わせていきます。

この際、履歴書や職務経歴書などを基に話し合うこともあるため、担当者から作成をお願いされていた場合には前もって作成しておきましょう。

エンジニア転職の場合、スキルや経歴に関する情報をより深くヒアリングされることが多くなります。

ヒアリングを基に求人紹介がされますので、伝えたい希望や条件はご自身で事前に考えをまとめておくことをおすすめします。

面談方法は利用する転職エージェントによりますが、直接面談、電話、WEB等複数の方法からやりやすい方法を選択できることが多いです。

希望条件に基づいた求人を紹介してもらう

ヒアリングで伝えた条件を基に、マッチする求人の紹介を受けます。

希望条件や担当者によっては、複数に求人をいくつか提案されるため、その中から希望を絞って応募する順番を決めていきます。

紹介求人の中で詳細が気になるものがあれば、より詳しい内容をリサーチしてもらったり、条件交渉を検討してもらったりすることも可能です。担当者とコミュニケーションを取りながら納得できる求人に応募できるようにしましょう。

もし、紹介される求人が希望に沿っていないようなことがあれば、どのような部分が希望に沿っていないかの意見をしっかり伝えて、再度求人を探してもらうように提案しましょう。

それでも希望に沿わない場合、2つの理由が考えられます。

前者の場合は担当者や転職エージェントの変更を、後者の場合は希望条件の一部を見直す必要があります。

良い担当者であれば、一緒に納得できる求人探しをおこなってくれますので、協力体制で求人を探していきましょう。

一方、あまり良くない担当者は一方的に求人を送ってくるだけで対応が疎かです。求人だけでなく、担当者の良し悪しも判断できると良いです。

希望する求人に応募する

応募したい求人が出てきた場合、対象求人に応募したい旨を担当者に伝えます。今後の対応については説明がありますが、まずは応募先の選考方法に合わせて履歴書や職務経歴書を作成していきます。

あらかじめ作っておいたもので良い場合もあれば、応募企業用に新たに作り直した方が良い場合もありますので、担当者から相談や添削を受けながら応募書類を作成していきます。

最近では、応募をネット上で完結させるためマイページなどから履歴書や職務経歴書を作成できる機能があります。

それを担当者が添削し、応募先へ送る方法が取られることもあります。

採用選考・面接を受ける

応募後に選考や面接を受ける流れは、一般的な就職・転職活動と同じです。

転職エージェントを利用している場合、これらの日程調整を担当者がおこなってくれる場合がありますので、頼れる部分は頼って問題ありません。

また、応募先の詳細を知りたい場合や条件交渉がしたい場合には、面接を受けに行く前に担当者と話し合って対応を決めておきましょう。

面接に不安がある方は、担当者から面接対策を受けることも可能です。

内定後、入社手続きに進む

無事に内定をもらえて、入社に問題がなければ、入社手続きに進んでいきます。

現在も働いている方は、退職日を決め、業務の引き継ぎや今の職場への挨拶を済ませていきます。

退職や入社に関して不明点がある場合は、転職エージェントの担当者に相談することもできますので、ぜひ頼ってみてください。

バックエンドエンジニアが転職エージェントを有効活用するポイント

上記で転職エージェントの基本的な利用方法をお伝えしました。

さらに、利用者が少し工夫することで、より有利に転職活動を進めていくことが可能になります。

転職エージェントを利用する際は、次のことに取り組んでみてはいかがでしょうか。

複数の転職エージェントに登録して比較する

本記事でもいくつかの転職エージェントをご紹介しましたが、1社に決めるのではなく、良さそうな転職エージェントに複数登録してみて、比較しながら判断する方法がおすすめです。

最終的な転職エージェントの良し悪しは、担当者との相性と条件に合う求人の有無に左右されますが、その時々のタイミングによって変わることも多いです。

実際に複数を使ってみることで、「どっちの求人が良い」「どの担当者が良い」などの比較がしやすくなります。

また、良い求人が紹介されない場合には、「他のサイトではこのような求人もありましたが…」などと引き合いに出すこともできます。

ただ、あまりに多く登録し過ぎても連絡の管理などが大変になりますので、2〜3社がベストです。その上で本命の1つに絞っていくと良いでしょう。

担当者とのヒアリング前に希望条件をまとめておく

転職エージェントに登録した後は、担当者とヒアリングをおこない、希望条件などを伝えていきますが、その前にご自身で考えをまとめておくことをおすすめします。

転職エージェントのキャリアアドバイザーも相談には慣れていますので、求職者の希望を聞き出すための方法は心得ていますが、行き当たりばったりだと伝えきれなかった内容も出てきやすくなります。

事前に希望や経歴などをしっかりまとめておくことで、担当者との意思疎通もしやすくなってくることでしょう。

担当者に任せっきりにしない

転職エージェントを利用すれば、担当者が積極的に求人紹介をしてくれたり、面接等の日程調整をおこなってくれたりします。

このような転職に関わる行動を代わりにおこなってくれることはメリットに挙げられますが、担当者に任せっきりにすることはおすすめできません。

連絡が遅かったり、事前作成の応募書類が間に合わなかったりしていると、担当者からは「転職に意欲がない人」と判断されやすくなります。

担当者は複数の求職者を担当しており、転職に意欲がない人と判断されてしまうと、担当の求職者内での優先度が下げられてしまいます。

その結果、良い求人を先に他の利用者に紹介されたり、いざこちらが転職に本腰を入れようとした時も連絡が遅くなってしまったりします。

転職エージェントを利用する際は、担当者に任せっきりにせず、二人三脚で一緒に転職活動を進めていくことを意識しましょう。

担当者と相性が合わない場合は変更を希望する

何度かお伝えしているように、転職エージェントを利用するにあたって担当者との相性は重要です。

担当者との相性が悪いと感じられる場合、転職エージェントの運営会社に担当者変更を依頼することも検討しましょう。

基本的にどの転職エージェントも担当者変更にはすぐに対応してくれるはずです。伝える際は、どのような利用で変更を希望するかまで理由を添えておくと良いでしょう。

次のような担当者は質が低いと感じられますので、変更も検討してみてください。

バックエンドエンジニアの転職事情

最後に、バックエンドエンジニアに転職する際に知っておくべき基本情報をお伝えします。

本項目でお伝えするバックエンドエンジニアの転職事情は次のとおりです。

バックエンドエンジニアの仕事内容

「バックエンドエンジニア」とは、Webサービスやアプリの開発でサーバーサイド側のシステム開発を担うエンジニアを指します。

バックエンドが日本語で「後方」と表現するように、ユーザーからは見えない部分の業務をおこなうのが特徴です。

バックエンドエンジニアの主な業務には、以下の4つが挙げられます。

バックエンドエンジニアのおもな仕事は、システム開発です。Webサイトやサービスの開発を軸に、サーバーやデータベースの構築をはじめ、それらのシステムが正常に動作するかの保守と運用まで、幅広い業務を担っています。

たとえばPHPなどのプログラミング言語を用いてサーバー側処理のコーディングを担当したり、Webシステムに異常が発生した場合は現場へ出向いて復旧作業をおこなったりします。

Webサービスやシステムの土台ともいえる部分を担当するのが、バックエンドエンジニアと考えてよいでしょう。

バックエンドエンジニアに向いている人・向いていない人

以下のいずれかが該当する人は、バックエンドエンジニア向きの性格といえます。

バックエンジニアにはその名の通り裏側の部分のコーディングが中心になりますので、地道な作業でも集中力を継続させ続けられる人が向いています。

裏側の作業でもシステムを動かす根底であることには変わりありませんので、物事をロジカルに考えられ、技術の向上を探求し続けられる人でないと苦労してしまうでしょう。

一方、バックエンドエンジニアに向いていない方は、上記のような方です。

バックエンドエンジニアは、特にプロジェクトの終盤に作業が増えることもあり、納期に追われてしまうことも少なくありません。

結果として、夜間や休日などを犠牲にしてしまう場面も出てしまうことも起こり得ます。

また、フロントエンジニアと比べると、どうしても地道な作業が多いため、「このようなシステムやプログラムを作りたい」と明確な考えを持っている方にとっては、やりがいを感じにくい場面が出てきてしまうかもしれません。

バックエンドエンジニアに求められるスキル

バックエンドエンジニアに求められるスキルには、次のようなものが挙げられます。

JavaやPHPなどの基本的なプログラミング言語はもちろん、データベースやサーバー導入、フレームワークに関する幅広い知識や経験が求められます。

全てのスキルや経験が必須というわけではありませんが、関わるプロジェクトや転職先企業が求めるスキルは最低限知識を身につけておきたいところです。

バックエンドエンジニアの転職に有利な資格

バックエンドエンジニアの転職に有利になる資格には、次のような資格が挙げられます。

プログラミング言語の認定試験は、自信のプログラミング言語の理解度を試せるだけでなく、転職市場でも役に立てていくことができるため、転職のタイミングで資格取得を目指してみても良いでしょう。

「バックエンドエンジニアだからコレが良い」という資格があるわけでもありませんので、ご自身の知識がある言語や転職を狙っている企業が求めるスキルに応じた資格を探してみると良いでしょう。

未経験のバックエンドエンジニアへの転職難易度

未経験の方でもバックエンドエンジニアの転職は可能です。

しかし、エンジニアの中途採用全体に言えることですが、ほとんどが即戦力の経験者を求められます。

ですので、エンジニア職の経験がない方は、バックエンドエンジニアに限定しすぎず、未経験でも採用のチャンスがあるエンジニア職を幅広く探していくことをおすすめします。

エンジニアとしての経験があれば、バックエンドエンジニアの経験はなくても採用のチャンスが広がります。

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関連記事：「バックエンドエンジニアはやめとけ」の理由とは？やりがいや向いている人の特徴も解説

まとめ

本記事では、バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントとその選び方、使い方などをご説明しました。

本記事でご紹介した転職エージェントであれば、エンジニア求人も豊富にあるため、バックエンドエンジニアの良い求人も効率的に見つけやすくなるでしょう。

おすすめは、2〜3社を利用してみて、実際の求人を見たり、担当者と面談をしたり、求人紹介を受けたりして、一番良い求人が見つかる転職エージェントに絞っていく方法です。

また、何度かお伝えしているように、担当者との相性も非常に重要です。転職エージェントを利用する際は、担当者になってくれるキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を成功させるビジョンを持っておきましょう。