大学中退者のその後は?よくある進路や就職先を紹介

           
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大学中退は一般的によくないイメージを持たれており、その後の進路や就職活動に不安を感じる方は少なくありません。

大学中退後の不安を解消するには、具体的な対策や就職活動への準備が必要です。

そこで本記事では、大学中退後に就職活動をスムーズに進める方法を解説しました。大学を中退したおもな理由や、その後の進路もあわせて紹介しています。

大学を中退しても就職は可能なので、ぜひ最後まで記事を読んで参考にしてください。

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関連記事:フリーターにおすすめの転職エージェント16社比較ランキング|選び方と転職/就職成功のポイント

目次

大学中退者の現実は?就職は可能?

結論をお伝えすると、大学を中退しても正社員での就職は可能です。

IT業界やベンチャー企業、営業職などは学歴を重視せずに人材を採用しています。

とはいえ、大学卒業者と比べると、大学中退者の就職率は低い傾向があります。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構が2012年におこなった調査を見ると、大学中退者(大学院含む)の就職率は33.9%と、決して高い数字ではありません。

また、厚生労働省と文部科学省の調査を確認すると、令和6年3月に大学卒業予定者の就職内定率は86.0%と発表されています。

大学中退者は大学卒業者と比べて就職率が低くなるため、就職活動の準備や企業研究、面接対策などが大切と言えるでしょう。

参考資料:大学等中退者の就学と意識に関する研究
参考資料:令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況

大学中退者の割合・中退理由

文部科学省がおこなった調査によると、令和3年度における大学中退者数(大学院生を含む)は57,875人です。

学生数に占める中退者の割合は1.95%で、約50人にひとりは大学を中退しています。

おもな中退理由と全体に占める割合は、以下のとおりです。

大学を中退した理由

それぞれの中退理由を、詳しく紹介します。

参考資料:学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査

転学

大学中退者の16.3%は、転学を理由に大学を中退していました。

転学をする主な理由は、以下のとおりです。

転学をする主な理由
  • 学びたい専門分野が変わった
  • レベルの高い環境で学びたい
  • より良い施設や設備の整った大学で学びたい
  • 学費が高いなどの経済的理由
  • 大学の雰囲気があわない

大学卒業後のキャリアやライフプランを考え、転学する学生は少なくありません。

また、経済的な理由や大学での人間関係を理由に、転学する方もいます。

学生生活に馴染めない・修学意欲の低下

学生生活に馴染めない、就学意欲の低下を理由に大学を中退する方もいます。

同級生や教授とコミュニケーションがうまく取れずに、大学に馴染めないと感じる人もいるでしょう。

学生生活に馴染めないと精神的なストレスを抱えやすく、修学意欲も低下してしまいます。

就職・起業等

企業への就職や起業を理由に、大学中退を選ぶ学生もいます。

「アルバイト先から正社員採用の誘いがあった」「サークルの仲間とビジネスを立ち上げた」など、中退理由もポジティブな場合が多いです。

中退して就職や起業を行うと、同級生よりも早いタイミングで社会経験を積めます。

特に、起業の経験は実績として残るので、たとえビジネスを失敗してもその後の就職活動でプラスに働くでしょう。

経済的な事情

経済的な事情があり、大学を中退する方も少なくありません。

国立大学の授業料標準額は1年間で535,800円です。学費の支払いは家庭の経済状況に大きな負担をかける場合もあります。

私立大学の場合は授業料がさらに高額になるので、両親の負担は大きくなるでしょう。

奨学金の利用やアルバイト収入があっても、経済的に苦しくなり大学から中退する学生もいます。

参考資料:国立大学の授業料標準額の改定について(案)

学力不振

大学中退者の7.7%は、学力不振を理由に中退しています。

学力不信で中退する学生には「授業のペースについていけず単位が不足した」「学びたい専門分野が変わり、授業に出席しなくなった」などの理由があるでしょう。

また、アルバイトが忙しく学業に専念できなくなったことも、大学を中退する一因となります。

大学中退を判断する前に考えた方がいいこと

大学中退は人生において重要な判断となるため、以下のように色々なことを考えてから決断しましょう。

大学中退の手続きを進めてしまうと後戻りできません。後悔しないようしっかりと検討を重ねてから判断することが大切です。

大学のことで困っているなら誰かに相談する

大学のことで困っているのであれば、ひとりで抱え込まず、誰かに相談して良い解決方法がないか考えましょう。

日本学生支援機構がおこなった「令和4年度専門学校生生活調査結果」によると、以下の項目について多くの大学生が悩みを持っていることがわかりました。

  • 授業についていけない:39.1%
  • 卒業後にやりたいことがない:51.1%
  • 希望の就職先・進学先に行く自信がない:68.6%
  • 経済的に困窮している:22.7%
  • 友人関係に悩んでいる:20.4%

※割合は「大いにある」「少しある」の合計値

項目にもよりますが、もっとも多い項目で3人に2人以上、少ない項目でも5人に1人が悩みを抱えています。

ひとりで悩みを解決できればよいのですが、他人からサポートを受けないとなかなか解決できないものです。そのため、誰かに相談すれば、自分にはない視点でのアドバイスが受けられるかもしれません。

また、誰かに悩みを聞いてもらうだけでも、不安は和らぐものです。悩みがあるからといってすぐに大学中退するのではなく、誰かに相談したうえで退学するかどうか検討しましょう。

もし相談する相手がいないという場合、大学に設置されている相談窓口がないか確認しましょう。学生総合共済に加入しているなら「学生生活無料健康相談テレホン」も利用できます。

やりたいことがわからないなら違うことをやってみる

やりたいことがわからず在学する意味がわからないなら、今までと違うことをやってみると新たな道が見つかるかもしれません。

やりたいことがないと「在学する意味はないのでは」と、感じてしまうものです。もし何がやりたいかわからないのであれば、今までと違ったことをしてみるとよいでしょう。

たとえば、以下のような行動を取ってみるのも方法のひとつです。

  • 休暇を利用して長期間の旅に出る
  • 好きなことを探すのではなく嫌いなことをしないようにしてみる
  • 嫌いなことにあえて挑戦してみる
  • 専攻しているまったく異なる分野の講座を受ける など

上記はあくまで例ですが、どれも今の状況をガラッと変える方法です。

どのような方法が自分にあっているのか探すのは難しいため、まずは試してみるという気持ちが大切だといえます。

大学に行くのが嫌になったら休学を検討する

大学に行くのが嫌になった場合、休学していったん休憩することも大切です。

嫌になっているにもかからわらず、無理して通学すると精神的に良くありません。

いったん休憩して気持ちを落ちつけて、問題を解決してから通学するとよいでしょう。

大学によっては「休学制度」を設けているところもあるため、休学する際にはまず制度の有無を調べましょう。休学制度の内容も大学によって異なるものの、休学中の授業料が全部免除、一部免除になるなど休みやすい体制が整えられています。

なお、休学制度を利用する場合は所定の手続きをしなければなりません。学校によって違うものの、おおよそ以下のような手続きが必要です。

  1. 休学届を提出
  2. 大学から休学の許可を取得する
  3. 休学する

休学を検討する際には、休学制度があるか、どのような手続きが必要なのか確認しておきましょう。

金銭問題なら補助制度を利用する

大学中退を検討する理由が金銭的な問題であれば、補助制度を利用できないか調べてみましょう。

補助制度はいくつかあるため、本記事は国の補助制度である「高等教育の修学支援新制度」を紹介します。

高等教育の修学支援新制度を利用すれば、授業料や入学金の免除・減額や給付型奨学金の支給を受けられます。

ただし、利用するには以下の条件を満たしていなければなりません。

  • 世帯収入や資産が一定以下である
  • 学ぶ意欲がある学生

おおまかな条件ですが、具体例を表記します。

支援対象者年収の目安
(両親・本人(18歳)・中学生の家族4人世帯の場合)
年収の目安
(両親・本人(19~22歳)・高校生の家族4人世帯の場合)
支援額
住民税非課税世帯の学生~270万円~300万円満額
住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生~300万円~400万円満額の2/3
~380万円~460万円満額の1/3
引用:文部科学省「学びたい気持ちを応援します 高等教育の修学支援新制度

※上記はあくまで目安です
※家族形態によって基準が変わります

なお、補助を受けるには所定の手続きを決められた期間までにおこなわなければなりません。

高等教育の修学支援新制度の利用を検討する場合は、奨学金相談センターに確認してみてください。

大学中退後のデメリット3選

大学を中退するデメリットを3つにまとめました。具体的には、以下のとおりです。

最終学歴が高卒になる

最終学歴が高卒になることは、大学を中退するデメリットの一つです。

企業の求人情報には大卒以上を応募資格に求めるケースがあるため、最終学歴が高卒だと就職活動で不利になる可能性があります。

大学を中退しても大卒以上の求人に応募できますが、書類選考の通過率は低くなりやすいです。

最終学歴が高卒になると応募できる企業の選択肢は限られるので、大学を中退するデメリットといえるでしょう。

就職活動で印象は悪くなる可能性がある

大学を中退すると、就職活動での印象は悪くなる可能性があります。

多くの企業は長期間働いてくれる人材を求めているため、中退した学生は「継続力がない」と判断されやすいでしょう。

大学で学ぶ専門的な知識やスキルの習得が不十分であることも、就職活動でマイナスな印象を与えてしまいます。

大学卒業と比べて年収が低くなりやすい

大学卒業と比べて年収が低くなりやすいことも、大学を中退するデメリットです。

令和5年に厚生労働省がおこなった調査によると、新卒大学生の平均賃金は22万8千円ですが、高卒は18万1千円となり4万円以上の差があります。

新卒者1ヶ月の平均賃金
高校 181,200円
専門学校 212,600円
高専・短大202,300円
大学228,500円
大学院 267,900円
参考資料:令和4年賃金構造基本統計調査の概況

年収を計算すると高卒は約217万円、大卒は約274万となり、57万円の差があります。

高学歴になるほど年収は高くなることも、大卒を中退するデメリットでしょう。

大学中退後のメリット4選

大学を中退するメリットを4つにまとめました。具体的には、以下のとおりです。

自由に使える時間が増える

自由に使える時間が増えることは、大学を中退する大きなメリットです。

大学で講義を受ける時間や通学の時間を自分のために使えるので、新しい趣味を見つけたり、専門的な知識やスキルを身につけたりできるでしょう。

また、海外への留学や友人とビジネスを立ち上げるなど、在学中では取り組みにくいことにも挑戦できます。

自由に使える時間が増えてやりたいことに取り組める環境が手に入ることは、大学を中退するメリットです。

学費を支払う負担がなくなる

学費を支払う負担がなくなることも、大学を中退するメリットの一つです。

大学2年生の時点で中退をすると、3年生と4年生の学費は不要となります。

特に、アルバイトの収入を学費に充てていた方は、自由に使えるお金が増えて経済的に余裕が生まれます。

奨学金や教育ローンの支払額も軽減されるので、返済のプレッシャーも少なくなるでしょう。

社会人の経験をいち早く積める

社会人の経験をいち早く積めることも、大学を中退するメリットです。

大学を中退後すぐに就職すると、同級生よりも早いタイミングで社会人としてのキャリアをスタートできます。

仕事をする中で多くの経験を積めるので、将来のキャリアアップにも繋がるでしょう。

大学時代の人間関係をリセットできる

大学時代の人間関係をリセットできることも、大学を中退するメリットです。

大学を中退すると苦手な教授や同級生と距離を置けるので、精神的なストレスを軽減できます。

また、サークルでリーダーを担当している場合は、メンバーとのコミュニケーションや予算管理など、多くの役割を求められるでしょう。

大学での人間関係をリセットすると自分のために使える時間も増えるので、新しい趣味を楽しみ知識やスキルを習得しやすいです。

大学中退後の進路5選

大学を中退した方の、主な進路をまとめました。

自身の生活環境にあわせて、その後の進路を検討してください。

少し休む

大学での生活に疲れた場合は、少し休む時間を作る方も少なくありません。

病気やケガを理由に大学を中退した方や、精神的なストレスを抱えている方は、体調が回復するまで一定期間休みましょう。

また、体調が回復してきたら今後の進路を考えて、少しずつ進学や就職活動の情報を集めてください。

Webサイトなどで情報を集める他にも、信頼できる窓口への相談もおすすめです。

関連記事:就活の相談先おすすめ窓口9選を紹介!相談相手の選び方も解説

アルバイトをする

大学中退後の生活費を稼ぐために、アルバイトを始める方も少なくありません。

在学中と同じアルバイト先で働いてもよいですし、家を引っ越す場合は新しい職場を探す方もいます。

新しい環境でアルバイトを始める場合は、通勤時間や職場環境、待遇などの条件を調べてから求人に申し込んでください。

また、転学や就職のために資格を取得する方は、勉強時間を確保できるようにシフトを調整してもらいましょう。

専門学校や大学に入学する

大学中退後に、他の専門学校や大学へ入学する方もいます。

在学中に学びたい専門分野が変わったときや、よりレベルの高い環境で学びたい方におすすめの進路です。

他の大学へ転学するときには、中退した大学で取得した単位を認められる可能性があります。

修得済み単位がどこまで認められるかは大学によって異なるので、事前に必ず確認をしてください。

起業する

在学中にビジネスを立ち上げた場合は、大学の中退をきっかけに起業する方もいます。

Webサイト制作やオンラインスクールなどはパソコンとインターネット環境を整えれば仕事を受けられるので、リスクを抑えた起業も可能です。

また、InstagramやX(Twitter)を活用すると、広告費を抑えてビジネスの宣伝をおこなえます。

専門的なスキルがあり多くの時間をビジネスに使える方は、起業にチャレンジしてください。

就職活動を始める

大学中退後は安定した収入を求めて、就職活動を始める方も多いです。

正社員はアルバイトや派遣社員と比べて給与も高くなりやすく、安定した生活を求める方におすすめします。

企業の業績がよければ給与以外にもボーナスが支給され、福利厚生が充実していることも正社員に就職するメリットです。

営業職やサービス業など最終学歴が高卒でも就職しやすい仕事は多いので、安定した生活をしたい方は就職活動を始めましょう。

就職活動に不安のある方は、大学中退者におすすめの就職サイト・就職エージェント7選の記事も参考にしてください。

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大学中退者が就職を成功させるコツ

大学中退者が企業への就職を成功させるには、事前準備が大切です。

具体的なポイントを、4つにまとめました。

自己分析を行う

就職活動を始めたら、自己分析を行いましょう。

自己分析とは、これまでの経験や学んだ分野を整理して、自分にあった仕事や企業を明確にする作業です。

具体的には、以下の方法を試してください。

自己分析の方法
  • 自分の歴史を整理する
  • 得意なこと・苦手なことを書き出す
  • やりたい仕事・希望する職種を書き出す
  • 学んだスキルや資格を整理する
  • アピールポイントをまとめる

自己分析を行うと、エントリーシートや面接で自身のアピールポイントを伝えやすくなります。

志望する企業を分析する

自己分析が終わったら、企業分析を行います。

志望する企業のWebサイトを閲覧し、事業内容や業務内容、他社との違いを確認しましょう。

また、企業のWebサイトを確認するときには、代表者紹介の項目に注目してください。

代表者の経歴に大学中退とあれば、中退に対して偏見を持たずに接してもらえる可能性があります。

希望する企業へ就職するためにも、企業分析は時間をかけて行いましょう。

大学中退後の空白期間を明確に説明する

求人へ応募するときには、大学中退からの空白期間に何をしたかを説明できるようにしてください。

採用担当者からは大学中退から現在までの空白期間の過ごし方を聞かれることが多く、明確に説明できないと内定をもらいにくくなります。

具体的には「就職先で活かせるスキルを学んでいました」「アルバイトを行い実務経験を積んでいました」など、前向きな過ごし方をアピールしましょう。

面接では大学を中退した理由をポジティブに回答する

企業との面接では、大学を中退した理由をポジティブな形で伝えましょう。

面接で嘘をつくことは避けるべきですが、中退した理由を正直に説明し今後の目標を伝えることで、採用担当者に良い印象を与えられます。

以下の例文を参考に、面接対策を行いましょう。

【例文】

大学の授業は非常に充実しておりましたが、私が志望する分野の専門的なスキルをより深く、実践的に学ぶため、専門学校への転学を選びました。

専門学校では即戦力としてのスキルを磨くことができ、貴社のような企業でさらに成長できると考えております。

【例文】

大学で学べる知識も重要ですが、私は実際の職場で求められるスキルを早期に習得することが大切だと感じていました。

そのため、大学を中途退学し、地元のIT企業でアルバイトをする選択をしました。

アルバイトの期間は実際のプロジェクトに参加させてもらい、クライアントのニーズに応えるソフトウェア開発を担当しました。

具体的には、チームの一員として顧客管理システムの改善に取り組み、システム効率を20%向上させています。

アルバイトの経験から問題解決能力や効率的な業務遂行能力が身につき、理論だけではなく実践的な技術を習得できました。

面接でネガティブな中退理由を伝えると、採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。

採用担当者に良い印象を与えられるように、面接対策を行いましょう。

大学中退後の就職におすすめの業界5選

大学中退者でも内定をもらいやすい、おすすめの業界を紹介します。

IT業界

多くの企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)対応を進めており、IT業界は人手不足が続いています。

IT業界は学歴を重視せずに人材を採用する傾向があり、スキルや実績があれば大学を中退していても内定を獲得しやすいです。

IT企業が求職者に求めるスキルは、以下の3つです。

IT企業が求職者に求めるスキル
  • 学び続ける意欲と姿勢
  • 興味関心を仕事に活かすスキル
  • 数字に苦手意識を持たないこと

上記3つのスキルがあり、大学で情報学部や理工学部で学んだ方はIT業界へ就職しやすいでしょう。

関連記事:IT業界で求められる人材とは?活かすべきスキルと志望動機について解説

介護・福祉業界

介護や福祉業界も人手が不足しており、多くの企業では採用活動を進めています。

働きながらの資格取得も可能で、保有資格が多くなると基本給もアップしてキャリアの選択肢は広がります。

主な仕事内容は高齢者の生活サポートで、食事や入浴の補助、相談相手やレクリレーションの実施などを担当する業務が多いです。

給与アップの方法や働きやすい職場を見極めたい方は、介護士の給料はいくらもらえる?平均年収や給料アップの方法なども紹介の記事を参考にしてください。

運送業界

運送業界は年齢の若い人材が比較的少なく、20代の求職者は内定をもらいやすいです。

大学で交通工学や機械工学を学んだ方は、特に内定をもらいやすいでしょう。

また、運送業界では物流のDX対応を進めており、エンジニアやプログラマーの採用も進めています。

運送業界は幅広い職種で人材を求めており、大学中退者でも内定をもらいやすいでしょう。

関連記事:期間工おすすめ13選|未経験でも働ける・正社員になれるメーカーをご紹介

サービス業界

小売店やホテルなどの宿泊施設は特定のスキルや資格を必要としないため、学歴を重視せずに人材を採用する傾向があります。

コミュニケーション能力や接客の経験がある方は、大学を中退しても内定を獲得しやすいでしょう。

サービス業界は幅広いキャリアパスが用意されており、現場で経験を積みながら昇給や昇進するチャンスも豊富です。

大学で経済学や経営学を学んだ方は、管理職やマネージャーへ昇進できる可能性があります。

不動産業界

不動産業界も、大学を中退した方の就職におすすめです。

不動産の営業は固定給とは別に歩合給を支給される事が多く、成果をあげると高年収を獲得できます。

土地や建物の取り引きでは多くの法律が関わるため、法学部で学んだ方は不動産業界へ就職しやすいです。

また、都市工学や建築学を学んだ方も、企業からの需要は高いでしょう。

不動産営業職の年収が高い理由や相場を確認したい方は、不動産業界の営業職の年収相場は?高収入を実現する転職のコツを解説の記事もあわせて読んでください。

大学中退者が就職活動を進める方法

大学中退後にはじめての就職活動をするため、不安や疑問点を感じる人も多いでしょう。

スムーズに就職活動を進める方法を3つ紹介します。

就職サイトを活用する

企業からの内定を獲得するために、就職サイトを積極的に活用しましょう。

就職サイトとは就職活動を支援するためのWebサイトで、以下の機能を利用できます。

就職サイトの機能
  • 求人情報を検索
  • 企業へのエントリー
  • 説明会・セミナーの予約
  • インターンシップの情報を収集
  • 就職活動に関する記事や動画の閲覧

具体的には、マイナビやリクナビなどが運営する就職サイトがあり、多くのサービスは無料で利用できます。

初めての就職活動で不安を感じている方は、以下の記事もあわせて読んでください。

関連記事:就活どうしたらいいか分からないのはみんな同じ。何から始めればいいのか解説

ハローワークで求人を探す

ハローワークは全国に500箇所以上も設置されており、求人情報の取得が可能です。

求人情報の取得以外にも、以下のサポートを無料で活用できます。

ハローワークでの無料サポート
  • 窓口での相談
  • 自己分析のサポート
  • 職業訓練に関する相談や受付
  • 応募書類作りのサポート
  • 面接対策
  • 企業への紹介状を発行

ハローワークではさまざまな職業訓練を受講できるので、資格を保有していない方のスキルアップにも活用できます。

詳しいサポート内容や活用方法は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:ハローワークに初めて行くニートでも効率よく就活する方法を紹介!サポート内容や活用方法を解説

就職支援サービスに相談する

就職活動で企業から内定をもらうためには、就職支援サービスへの相談もおすすめです。

就職支援サービスは求職者なら無料で利用でき、求人の紹介や企業の詳しい情報をリサーチできます。

具体的には、以下のサービスを活用しましょう。

就職支援サービス
  • ジョブカフェ
  • サポステ(地域若者サポートステーション)
  • 就活エージェント

相談相手の選び方がわからない方は、就活の相談先おすすめ窓口9選を紹介!の記事もあわせて読んでください。

大学中退者におすすめの就職支援サービス

大学中退者におすすめの就職支援サービスを紹介します。

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えーかおキャリアは、20代の就職や転職に特化したサービスです。

無料でサービスに登録でき、公式サイトでは全国の求人情報を取り扱っています。

担当者との面談は日程の調整が可能で、アルバイトが忙しい方にむけてWebや電話での面談にも対応しています。

また、担当者は面接のアドバイスや模擬面接を何度も行ってくれるので、納得の行く形で企業との面接に挑めるでしょう。

サービス概要
サービス名えーかおキャリア
運営会社株式会社For A-career
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
対応地域関東、関西、東海、九州
公式サイトhttps://e-kao.co.jp/
2024年9月1日時点
  • 学歴関係なくサポートしてくれた
  • 面接の練習を満足いくまでおこなってくれた
  • 自分にとってふさわしい仕事が見つかった

ハタラクティブ

ハタラクティブ
ハタラクティブの特徴
  • 就職成功率4%(※1)
  • 未経験OKの求人を多数取り扱う
  • LINEを活用して就職活動をサポート

ハタラクティブは学歴を問わない求人情報を多く取り扱っており、大学を中退した方も利用しやすい就職支援サービスです。

サービスへの登録時も学歴による利用制限がなく、担当のアドバイザーは適職診断や面接対策をサポートしてくれます。

ハタラクティブを利用したユーザーは短期間で内定を獲得しやすく、最短2週間で就職に成功した実績もあります(※1)

担当者はLINEでの連絡にも対応しているので、アルバイトのスキマ時間を活用して就職活動を進められるでしょう。

(※1)ハタラクティブ公式サイトより

サービス概要
サービス名ハタラクティブ
運営会社レバレジーズ株式会社
公開求人数4,527件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://hataractive.jp/
2024年10月1日時点
  • 自分に向いている仕事が分かった
  • 短期間で内定をもらえた
  • LINEで気軽に相談できる

就職カレッジ

就職カレッジ JAIC
就職カレッジの特徴
  • 中退者やフリーターに強い就職支援サービス
  • 入社後の内定率2%(※1)
  • 専任の就職アドバイザーがサポートを担当

就職カレッジは、中退者やフリーターなど、社会人経験の少ない方に特化した就職支援サービスです。

就職カレッジの登録後は、以下のサービスを無料で受けられます。

  • 企業研究
  • 履歴書の添削
  • 面接対策
  • 自己分析のサポート
  • ビジネスマナーの講座

専任の就職アドバイザーは大学中退者の就職支援を多く担当しており、社会人経験の少ない方でも安心して利用できます。

企業への内定後も専門のスタッフからサポートをもらえるので、新しい職場にも安心して適応できるでしょう。

(※1)就職カレッジ公式サイトより

サービス概要
サービス名就職カレッジ
運営会社株式会社ジェイック
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
対応地域東京、大阪など全国
公式サイトhttps://www.jaic-college.jp/
  • 書類選考なしで企業と面接できた
  • 転職に関する研修・講座を受けられる
  • キャリアアドバイザーが丁寧に対応してくれた

大学中退者に関するよくある質問

大学中退者に関するよくある質問と回答を、5つ紹介します。

大学を中退した後にどうしたらよいですか?

大学を中退した後にする主な行動は、以下のとおりです。

  • 正社員・アルバイト・派遣社員などに就職する
  • 違う大学に編入する
  • 資格を取得する
  • 起業する など

大学中退してもできることは多くあります。しかし、中退したことを後悔しないよう、どの選択肢が自分にとって最良なのかよく考える必要があります。

どの行動もメリット・デメリットがあるため、じっくり検討して安易に選択しないことが大切です。

大学中退は何年生が多いですか?

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、2年生での中退が31.1%と1番多いです。

学年ごとの比率は、以下の表を参考にしてください。

中退時の学年男性女性男女計
1年生12.3%27.5%17.0%
2年生28.4%37.1%31.1%
3年生26.4%17.9%23.8%
4年生以上32.9%17.5%28.1%
参考資料:大学中退者の就労と意識に関する研究

大学2年生と4年生の約3割は中退しており、学生生活の変化や将来の進路を考えて中退を決意するケースがあります。

大学を中退する人は何人くらいいますか?

文部科学省の調査によると、令和3年度に大学(大学院を含む)を中退した人は57,875人です。

令和2年度に大学を中退した人は57,913人なので、ほとんど変化はありません。

一方、令和元年度の中退者は74,129人なので、約16,000人減少しています。

参考資料:学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査

大学中退は最終学歴になりますか?

総務省は最終学歴を「最も高い教育期間を卒業した経歴」と定義しているため、大学中退は最終学歴になりません。

大学中退者の最終学歴は、高卒となります。

一方、就職や転職のときに使用する履歴書や職務経歴書には、大学中退の事実を記入してください。

記入する際は「中退」ではなく、正式名称の「中途退学」と書きましょう。

大学中退の事実は調べられますか?

大学中退は個人情報になるので、第三者は調べられません。

企業などが大学に直接問い合わせても、学生情報は個人情報保護法で守られているため、本人の許可なく情報を外部に開示することはないでしょう。

大学中退すると人生終了ですか?

大学を中退しても、人生終了ではありません。

多くの成功者は、学歴に関わらず成果を出しています。

スティーブ・ジョブズ(Apple)やマーク・ザッカーバーグ(Meta)などは、大学を中退してもビジネスを成功させています。

大学中退後も専門的なスキルや資格を取得すると、幅広い仕事の中から自身にあったキャリアを選べるでしょう。

まとめ|大学中退してもその後就職はできる!

本記事では、大学中退者の割合や中退するおもな理由を紹介しました。

大学を中退すると最終学歴が高卒になるというデメリットはありますが、事前準備を行うと就職活動はスムーズに進みます。

大学中退後の人生を明るく過ごすためにも、その後の進路を適切に選びましょう。

また、就職活動をスムーズに進めるためには、就職支援サービスへの登録は有効です。

登録後は就活市場の最新情報を取得できるので、ぜひ利用してください。

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会社名 株式会社アシロ(ASIRO Inc.)
2021年7月20日 東証グロース上場(7378)
URL https://asiro.co.jp/
本社所在地 160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号
新宿アイランドウイング4F
法人番号 9011101076787
設立日 2009年11月
代表者(代表取締役社長) 中山博登
主な事業内容 HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業
許認可 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782)
グループ会社 株式会社アシロ少額短期保険
株式会社ヒトタス
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