未経験や第二新卒ではマーケティング職への転職は難しい?有利なスキルと成功ルートを徹底解説

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
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商品やサービスの企画開発に携わる仕事がしたいと思い、未経験からマーケティングへの転職を志望する方もいるのではないでしょうか。

マーケティング職は企業の商品やサービス戦略の根幹を担う重要なポジションです。

そのため未経験からのマーケティングへの転職は簡単なことではありません。未経験や第二新卒でマーケティング職への転職するためにはあなたのポテンシャルをアピールすることが大切です。

企業ごとにあなたのポテンシャルを客観的に分かりやすく説明するための準備を一人でするのは難しいでしょう。

そこでおすすめなのが転職エージェントにサポートしてもらいながら、転職活動を進めることです。

効果的に転職エージェントを活用すれば、マーケティング未経験可の求人を紹介してもらえるうえにあなたのアピールポイントまで教えてくれます。

転職エージェントを利用して、憧れのマーケティング職への転職を成功させましょう。

本記事は未経験や第二新卒からマーケティング職への転職を成功させるためのポイントを解説します。

関連記事:Webマーケティングに強いおすすめの転職エージェント10選!未経験向けなど比較して紹介

目次

マーケティング職とはどのような仕事?

「マーケティング職」とは、モノが売れる仕組みづくりをおこなう職種です。

マーケティング職は、企業の商品や・サービスの販売に必要な市場調査から、企画、営業戦略、広告といった一連の流れに携わり、企業の売上に大きく貢献する重要な業務を担っています。

マーケティング職の所属先は大きく分けて2種類あり、どちらを選択するかによって業務内容が変化します。それぞれの特徴を理解し、転職先を考えるうえでの検討材料にしましょう。

企業のマーケティング部門

所属先の1つ目は、各企業が社内に設けるマーケティング部門です。

ここでは、自社の商品やサービスの企画開発にゼロから関わり、マーケット調査や競合分析、商品販売における営業戦略や広告宣伝まですべてをおこないます。企業のマーケティング部門で業務にあたる場合は、ある程度の知識と経験が求められます。

企業のマーケティング部門で活躍したい場合、まずはターゲット層やマーケットへの理解と、販売商品に関する知識の習得が必要となります。

そのため、たとえ求職者がマーケティング部門への転職を希望しても、先に企業内の違う部門で経験を積み、そのうえで第一志望のマーケティング部門へ異動するケースが多いといえます。

他企業から依頼を受けるマーケティング支援会社

所属先の2つ目は、マーケティングを専門的におこなう支援会社です。

ここでは、クライアントとなる企業からの依頼を受け、マーケティングの役割を代行するのがおもな業務となります。

近年では、オンラインサービスやSNSの普及により、インターネット広告に特化した広告代理店のニーズが高まっています。

いずれにしても、新商品やサービスの企画をおこなったり、市場調査やプロモーション手法を検討したりするなど、業務内容は多岐にわたるのが特徴です。

マーケティング職の仕事内容

マーケティング職は、企業のなかでも商品やサービス販売の根幹を担う重要ポジションといえますが、具体的な仕事内容にはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説します。

市場調査・分析

「マーケティング」と聞くと「調査や分析をメインにおこなう」とイメージする方も多いでしょう。

マーケティングでおこなわれる市場調査や分析は、その先にある商品企画や営業戦略といった仕事のベースとなる重要業務にあたります。

おもな調査方法は、インターネット経由のアンケート調査や電話調査、街頭調査などさまざまです。集めた市場データは、ターゲット層の消費動向や現在のトレンドを把握するのに用いられます。

また、競合他社と差別化を図る手がかりや、既存商品を改良するためのヒントになるなど、企業が定める方向性のほとんどが調査結果に基づいて決定されるといっても過言ではありません。

市場調査や分析業務は、マーケティングのなかでも重視される仕事内容といえるでしょう。

商品企画

マーケティング職では、前述の市場調査をもとに新商品の企画をおこないます。企画担当者が担う業務は、以下のとおりです。

  • 競合他社の商品ラインナップを調査
  • 独自性のある新商品やサービスの考案
  • 新商品のコンセプトや世界観の考案
  • 試作品のチェックと改良点の検討
  • 継続的な利益獲得の仕組みを考案
  • 商品化に向けた経営陣へのプレゼンテーション

マーケティング職の商品企画では、前述の市場調査をベースに「現在のニーズ」と「将来的に出てきそうなニーズ」を考え、よりヒットする新商品やサービスを作るのがおもな仕事です。

商品の考案においては「企業の独自性」や「利益を生む仕組み」も求められるため、物事を多方面から捉えて考えるスキルが必要といえます。

そのほか、製造ラインの社員と関わったり、経営陣に対してプレゼンテーションをおこなったりする点を踏まえると、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も欠かせない要素といえるでしょう。

営業戦略・販売促進

新商品やサービスを世間に広めるための営業手法や販売促進に向けた施策を考えるのもマーケティング職の仕事です。具体的な内容には、以下が挙げられます。

  • ターゲットの活動エリアはどこか
  • どの商品を販売するのが良いか
  • 販売期間はどのくらいが最適か
  • どうすれば商品を手に取ってくれるか
  • 価格設定は妥当か

また、最近はインターネットサイトで商品を販売する業者も増えており、消費者は実物商品に触れる機会のないまま購入するパターンが基本となっています。その場合、入手方法にストレスがないかという点にも配慮した販売施策の考案が必要といえます。

営業戦略では、商品の購入特典や各種キャンペーンを打ち出すのも売上が期待できるため、期間限定セットやノベルティグッズの企画考案も担っています。

商品やサービスが多くの消費者の目に留まるにはどのようにすれば良いかを常に考える必要があるため、発想力や予測力が試されるといえるでしょう。

広告・宣伝

商品やサービスを普及させるためには、ターゲット層に響くパッケージやキャッチコピーの考案が必要です。商品を魅力的に見せる広告デザインや広告戦略は、マーケティング職に欠かせない仕事といえます。具体的な業務内容は、以下のとおりです。

  • 広告掲載期間の検討
  • 広告を打ち出す媒体の検討
  • 広告デザインやパッケージ・キャッチコピーの考案
  • 広告塔となるタレントやインフルエンサーの選定

このような広告宣伝にまつわる業務は、クリエイティブなセンスが求められるものです。場合によっては外部の専門業者に委託するケースもあり、企業によって方針はさまざまといえます。

Webマーケティング・デジタルマーケティング

近年における市場動向の変化から、マーケティング職ではインターネットサイトやアプリの調査分析、広告運用に特化した「Webマーケティング(デジタルマーケティング)」の需要が増えています。

Webマーケティング職では、おもにECサイトの消費者行動分析や、ユーザーの検索キーワードに合わせて表示されるリスティング広告の運用、SNSによる広報活動や広告運用など、消費者の需要に合わせてさまざまな方法で集客を狙います。

また、Webマーケティングは全数値がデータ化されるため、利用客層の分析や、購入・リピート率などを分析しやすいのがメリットです。

未経験からマーケティング職に転職したいと考える場合、Webマーケティング職であれば、企業から内定を得られる可能性があるといえます。

オンラインの普及によって、多くの方が日常的にインターネットサイトやアプリを操作する機会が増えているため、マーケティング業務におけるハードルも他のマーケティング職と比べるとそれほど高くない傾向にあると言えるでしょう。

関連記事:Webマーケティングの年収は?仕事内容・キャリアパス・向いている人を徹底解説

マーケティング職のやりがい

企業の売上に影響を及ぼすマーケティング職ですが、業務遂行によってどのようなやりがいを感じられるのでしょうか。前述した所属先ごとの違いを把握し、自身の志望にマッチするマーケティング職はどちらなのか確認しましょう。

企業のマーケティング部門

企業のマーケティング部門では、自社商品やサービスの企画開発にゼロから関われるのが最大の魅力です。業務では、市場調査や分析データをもとに考案した商品を、ブラッシュアップしながら実際に商品化していきます。

自身が企画から携わった商品やサービスが多くの方に周知され、利用して喜んでもらえた際は、これまでにない達成感を味わえるでしょう。

商品の売れ行きによって企業のブランドイメージが育っていく様子を感じられるため、責任を伴う仕事であると同時に、やりがいも大きいといえます。

他企業から依頼を受けるマーケティング支援会社

クライアントからマーケティングの依頼を受ける支援会社では、さまざまな企業の幅広い商品やサービスに関わるため、早い段階でマーケターとして活躍できるようになる可能性が上がるでしょう。

また、マーケティングに対する考え方や手法はクライアントごとに異なるため、業務を重ねるごとに経験値が上がり、自身の成長に対してやりがいを感じられるでしょう。

支援会社の場合、勤めている方の多くがマーケティングに特化したスキルを保持しているため、日々刺激を受けながら業務にあたれるのも魅力です。

未経験からの転職でも内定を得られる可能性があり、これからマーケターの道を切り開きたい方にはおすすめといえます。

関連記事:Webマーケティング職へ未経験から転職するには?転職手順・やりがい・スキルも解説

未経験ではマーケティングへの転職が難しい理由

未経験からマーケティング職に転職したいと思っても、現実的にはとても狭き門であり、思うようにいかないケースもあるでしょう。マーケティング職への転職が難しい理由には、2つの原因が考えられます。それぞれ詳しく解説します。

ある程度のスキルが求められる

マーケティング職は専門性が高い職種のため、企業側の採用活動では求職者のスキルを重視する傾向があります。もし、採用した人材の技量が足りなければ、企業の売上やブランディングが思うように伸びない可能性もあるでしょう。

未経験であれば、なおさら採用担当者から不安視されやすいため、応募の際は何かしらの知識や資格を得ておくのがおすすめです。マーケティングに活かせる知識のなかで、個人で学べるものには以下が挙げられます。

  • マーケティング理論
  • 経営学
  • 商学

まずは書類選考を通過できれば、転職の可能性が広がります。

そのためには、上記のような知識が備わっている点をアピールする、戦略立てた履歴書や職務経歴書の作成が必要といえるでしょう。

キャリア採用は経験者向けがほとんど

キャリア採用では、その多くが企業の即戦力となる人材を募集しているものです。求職者の高いスキルが要求されるマーケティング職であれば「未経験者OK」の求人は非常に少ないといえるでしょう。

採用担当者は書類選考の段階で求職者の経歴に注目し、マーケティング経験の有無で合否を決めていてもおかしくありません。

未経験でマーケティング職を志望する場合、転職を成功させるには徹底的な自己分析が必要といえます。

キャリアの棚卸とともに自身の強みを洗い出し、いかに企業の「求める人物像」にマッチさせられるかがカギです。必要に応じて、転職エージェントにアドバイスを求めるなどの対策を検討するのがよいでしょう。

【年代別】そもそも未経験からマーケティング職への転職は可能?

マーケティング職で経験者が優遇されるのは、業務内容が企業の売上に直結することが多いためです。

以下では、未経験者がマーケティング職へ転職できるケースがあるとすれば、どのような人材が考えられるのかを詳しく解説していきます。

未経験でもマーケティング職への転職は可能なのか

未経験者の転職は難しいと思われがちなマーケティング職ですが、実際のところ、経験がなくてもある程度の年齢までであれば、転職可能なケースがあります。

特に、ポテンシャル採用の対象になる20代であれば十分に転職できる可能性があります。第二新卒でなくても、30代までであれば転職者のスキルや過去の実績と企業の状況によって可能性はあります。しかし、40代を超えてマーケティング職が未経験の方は無理ではありませんが、基本的には厳しいでしょう。

特に「Webマーケティング職」は、未経験でも挑戦しやすい職種です。過去に自身でサイト運営をおこなった経験や、SNSを使ったリサーチと分析の経験や知識、スキルがあれば、自身の経歴として十分アピールできるものになります。

また、自身が備えている専門知識を活かせる業界のマーケティング職をねらうと、採用担当者から「力になってくれそうだ」と評価してもらえる可能性があるでしょう。

【20代】未経験者のマーケティング職への転職のコツ

20代の未経験者がマーケティング職に転職する際は、競争の激しいマーケティング業界で成長する意欲があることを応募先の企業に伝え、魅力ある人材像をしっかりとアピールすることが重要です。

採用する企業にとって20代の人材は、伸びしろが大きく魅力があるため、将来に期待できる、意欲的な人材を重視する傾向にあると言えるでしょう。

そこで、あなたの志望動機を明確にして、応募企業にマッチできるように準備しておくことが大切です。

転職エージェントに相談すれば、これからどのような知識を身につけ、どのようなキャリアプランを描けば良いかなどを、アドバイスしてくれますので、ぜひ活用してください。

【30代】未経験者のマーケティング職への転職のコツ

一方、30代の未経験者がマーケティング職に転職する際は、これまでのキャリアや経験をアピールすることが重要です。30代では、マーケティングが未経験でも、営業職やその他のマーケティングに関連する業務経験がある人の方が有利かもしれません。

また30代になると、リーダーシップ能力も求められることが多いため、マーケティングに関する経験や知識以外にも、チームリーダーを目指せるマネジメント能力を身につけておくことも重要です。

転職する際は、転職エージェントに相談して、応募企業に合わせた知識やスキルを身につけておくようにしましょう。

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マーケティング未経験者が備えておきたいスキルやツール知識

マーケティング未経験者は、業務に必要なスキルを習得すると「企業の求める人物像」にマッチする可能性が出てきます。転職活動前に備えるべきスキルをチェックしておきましょう。

情報収集スキル

商品やサービスの効率的な販売につながる情報収集スキルは、マーケティング職に欠かせません。

競合商品の情報はもちろん、現在のトレンドや今後流行しそうなものまで、常にアンテナを張って必要な情報を収集します。

情報収集に用いる媒体は、新聞や雑誌以外に、テレビ、ネットニュース、SNSなどさまざまです。

噂話も含めて発信される情報への感度を高くし、絶えず新鮮な内容を取り入れながら適切に分析する能力が大切です。

仮説立証スキル

マーケティング職では、集めたデータをもとに、より詳細な仮説を立てるスキルが求められます。

また、仮説を裏付けるためのデータ分析力も必要であり、新商品の企画には欠かせない工程といえます。

このようなスキルは、マーケティング職以外にコンサルタント職や営業職でも養えるものです。

マーケティングの経験がなくても、前職で企画立案に携わった機会があれば「基本的なスキルが備わっている」と採用されるケースがあるといえます。

プレゼンテーションスキル

マーケティング職では、集めたデータからどのような情報が得られたか、結果をもとにどのような商品を企画するのかを、わかりやすく伝えるプレゼンテーション能力が求められます。

新商品やサービスの販売に向けて企画意図を説明できなければ、各専門スタッフをうまく動かせません。経営陣からの決裁も得られず、一向に商品化までたどり着けないでしょう。

マーケティング未経験者がスキルを備えるには、普段から話を簡潔に伝える練習をおこなうのがおすすめです。

なかでも「結論→理由」の流れを意識すると、話の流れがわかりやすくなるだけでなく、プレゼンテーション能力が養われます。

コミュニケーションスキル

マーケティング職では、部門を越えて社内外のさまざまな方と仕事する機会が多いものです。

そのため、自身のアイデアを周囲へ共有するのはもちろん、他者の考えを引き出したり、チームをまとめたりするためのコミュニケーション能力が求められます。

マーケティング未経験者は、このようなコミュニケーション能力が高いレベルで備わっている点を面接で示せると、面接官から高評価を得られる可能性があります。

もし、前職でチームリーダーやマネジメントを担った経験があれば、積極的にアピールするとよいでしょう。

マーケティング未経験者が慣れておきたいツール

マーケティング未経験者が、最低限慣れておきたいツールには、以下が挙げられます。

  • Word
  • Excel
  • PowerPoint

これらのツールは、調査データをわかりやすくまとめ、企画書やプレゼンテーション資料を作成するのに必要不可欠なため、慣れておくのが良さそうです。

また、転職先にWebマーケティング職を志望する場合、InstagramやTwitter、Facebookといった各種SNSサイトの「インサイトページ」を分析できる力があると重宝されます。

マーケティング未経験者が転職に活かせる資格

マーケティング未経験者が転職活動を有利に進めたいと思うなら、専門的な資格取得に励むのもおすすめです。ここからは、マーケティング職に活かせる資格を紹介します。

マーケティング・ビジネス実務検定

「マーケティング・ビジネス実務検定」とは、国際実務マーケティング協会が実施する検定試験です。

取得によって、マーケティング理論だけでなく、マーケティング職で役立つ実務知識と事例、時事情報の知識が得られると考えられます。

【参考記事】マーケティング・ビジネス実務検定とは?|国際実務マーケティング協会

ネットマーケティング検定

「ネットマーケティング検定」とは、ビジネスで役立つ知識と技術の習得を目的にサーティファイが実施している認定試験です。

取得できれば、インターネットの特性を有効活用したマーケティング能力が習得できると考えられます。

【参考記事】ネットマーケティング検定とは|サーティファイ

Webアナリスト検定

「Webアナリスト検定」とは、一般社団法人日本Web協会が主催する認定試験です。

Webマーケターを目指す方におすすめで、アクセスログ解析やデジタルマーケティングの種類など、Web戦略に求められる知識全般が習得できるといえます。

【参考記事】Webアナリスト検定とは!|一般社団法人日本Web協会

マーケティング職に転職するうえでの必須資格はありませんが、資格取得によって自身のやる気を面接官にアピールできます。

マーケティングの実務経験はなくても、今できることをおこなったり知識を備えたりする意欲的な行動はとても大切といえるでしょう。

未経験や第二新卒からマーケティング職へ転職する方法

実際に転職活動をおこなう際、マーケティング未経験者や第二新卒者が転職を成功させるにはどのような方法が効果的でしょうか。詳しく解説します。

前職の知識を活かせる業界を希望する

未経験からマーケティング職へ転職するには、即戦力になりうる何かしらの要素をアピールすべきといえます。

たとえば、前職と同業他社のマーケティング職をねらうなど、自身の専門スキルを活かせる場のマーケティング職を志望すると、転職の成功率が高まる可能性があります

応募書類や面接で専門性を示せると、採用担当者から自身のスキルを期待してもらえるでしょう。

小規模の支援会社で経験を積む

マーケティング未経験者が転職に成功するには、マーケティング専門の支援会社を志望するのが良いといえます。コンサル会社や広告代理店が該当しますが、どちらも小規模の会社を選ぶのがおすすめです。

企業規模が小さいと社員数が足りないため、必然的に個人が抱える業務量が多くなるといえます。

そうなれば、一度に複数のクライアントを受け持つことになり、短期間でマーケティングスキルを身に付けられると予想できるでしょう。

マーケターとして活躍できるようになったら、次のステップに「会社のマーケティング部門」への転職をねらうのがおすすめです。

転職エージェントを活用する

マーケティングは専門性の高い分野のため、未経験の方は転職エージェントを活用して、さまざまな対策を施さなければ、マーケティング職への転職は難しいといえます。

転職エージェントに依頼できるサポート内容は、以下のとおりです。

  • 非公開求人を紹介してもらう
  • 客観的なアドバイスをもらう
  • 自己分析をサポートしてもらう
  • 履歴書や職務経歴書を添削してもらう
  • 未経験をマイナスに感じない面接対策をしてもらう

このように、転職エージェントのサポートがあれば、未経験でも自信をもって転職活動に挑めるといえます。このとき、マーケティング職に強い転職エージェントを見つけるのも大切です。

【関連記事】Webマーケティングに強いおすすめの転職エージェント5選!未経験で転職するためには

マーケティング職に転職したい人におすすめの転職エージェント

本章ではマーケティング職に転職したい人におすすめの転職エージェントを4社紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
  • キャリアアドバイザーの提案力に定評がある
  • 公開・非公開を合わせて約70万件以上の求人を保有

 

『リクルートエージェント』は、転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)です。
※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)

 

リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。

 

あなたの気づいていない価値を見つけ出し、活かせる転職先を紹介してくれ、採用担当者にあなたのことを売り込んだり、入社後の条件を交渉したりすることを得意としています。

 

サポート力には定評があるため、「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人におすすめです。

 

サービス名 リクルートエージェント
運営会社 株式会社リクルート
公開求人数 394,711件
非公開求人数 346,198件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
※2024年5月1日現在

 

【リクルートエージェントの口コミ・評判】

模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

 

関連記事:【独自調査】リクルートエージェントの評判はひどい?口コミから実情を調査

doda

doda

dodaの特徴
  • 圧倒的な求人数
  • 顧客満足度No.1を獲得
  • 直接応募も可能

 

dodaは、圧倒的な求人数と顧客満足度の高さが特徴の転職エージェントです。

 

保有求人は公開・非公開合わせて20万件超(※1)と多数で、キャリアカウンセリングを受けられる拠点は全国に12ヵ所あり、大手エージェントの中でも有数の規模を誇ります。

 

また、顧客満足度ランキングで1位(※2)を獲得した実績もあり、手厚いサポートと質の高い求人紹介に期待できるでしょう。

 

dodaでは、転職エージェントを介した応募のほか、気になる求人に自分で直接応募できる機能も備えられています。さらに、企業から直接スカウトが届くサービスもあり、自分に合った方法で転職活動を進められるのも魅力です。

 

(※1)2023年3月時点の求人数
(※2)2024年オリコン顧客満足度調査 「転職エージェント 20代」で1位

 

サービス名 doda
運営会社 パーソルキャリア株式会社
公開求人数 238,913件
非公開求人数 41,074件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

【dodaの口コミ・評判】

初めての転職におすすめ
初めての転職で使用しました。最初はdodaさんではないところを使っていたのですが求人が最初来たきり紹介がなく他も利用しようと思いdodaさんを登録。エージェントも登録し担当についてくれた方がとても熱心でした。コロナ禍で書類通過率はかなり悪かったですが絶えず求人紹介を頂けましたし、転職活動を進めるにつれ書類通過率も上がってきました。他サイトの口コミなどであるように専門性には欠けるかもしれませんが初めてで右も左も分からない方にはおすすめです。在職中で忙しい人もlineでやりとりできますし、職務経歴書や志望動機などもざっくりした文章でも添削と調整をしてくれてサポートはかなり手厚いです。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

こちらの不安や要望に適した丁寧な対応に満足でした
印象的なテレビCMのキャッチコピーに背中を押されて、登録をしました。
担当の方は、とても穏やかで丁寧な対応をしてくださいました。
求人情報に関しても、こちらの要望に沿うように、繰り返し複数求人をご紹介くださいました。
また、私が職選びや面接や転職後のことで抱える不安や疑問にも一つ一つ答えて下さり、大変心強かったのが印象的でした。レスポンスに関しては、まれに時間がかかることもありましたが、全体的に満足しています。
おかげさまで無事に転職もでき、最後まで面倒を見てくださった担当者様には大変感謝しております。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

 

 

関連記事:dodaの悪い評判・口コミは実際どう? 向き不向きを徹底解説

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 20~30代の転職に強み
  • きめ細やかなサポートに定評あり
  • 夜間・土曜日にも相談可能

 

マイナビエージェントは、はじめて転職する方におすすめの転職エージェントです。

 

キャリアアドバイザーの徹底したサポートに定評があり、ヒアリングに力を入れた面談を経て、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

応募書類の添削や模擬面接などにも対応してもらえるため、安心して転職活動に取り組めるでしょう。

 

保有求人数は7万件超(※1)あり、特に20~30代向けの求人を多く取り扱っています。

 

また、平日夜間は20:30まで、土曜日は9:30~17:30まで営業(※2)しているため、都合のいい時間に相談できることもメリットです。

 

(※1)2024年5月1日時点の求人数

(※2)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。

 

サービス名 マイナビエージェント
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 58,212件(※1)
非公開求人数 14,328件(※1)
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト

 

【マイナビエージェントの口コミ・評判】

大変お世話になり感謝しております。もし知り合いで転職を考えている方がいればぜひ紹介させて頂きたいです。大変お世話になりありがとうございました。初回の面談からしっかりと聞き取りいただき、合致する求人を紹介頂きました。こまめにフォローを頂き、質問に対すても素早く返答頂きました。また常に的確にハッキリと根拠に基づくアドバイスを頂き、とても頼りにさせて頂きました。ありがとうございました。

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

マイナビエージェントを利用させて頂いたことで、転職という自分の人生の転機に力になって頂き、非常に感謝しております。間違いなく自分ひとりでは何をしたら良いかもわからず、現職でただただ働き続けていて、動き出すことが出来ていなかったと思います。転職に際してどう動いたら良いかを丁寧に教えて下さり、より自分に合った求人をたくさん提供頂いたこと結果が、自身の満足のいく転職先の決定に繋がったと思っております。ひとりひとりにしっかり寄り添って提案頂けるとても良いサービスだと感じました。キャリアアドバイザーには初めてお会いしてから長い時間になりましたが、定期的に気にかけて下さり、私の希望条件もしっかり加味してフォローをして頂き、本当に感謝しております。

(後略)

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

 

関連記事:マイナビエージェントの評判はひどい?口コミや利用におすすめな人を解説

type転職エージェント

type転職エージェント
type転職エージェントの特徴
  • 首都圏を中心に展開
  • 「納得感のある転職」の実現にこだわり
  • ITエンジニアや企画職・営業職に強み

 

type転職エージェントは、東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に転職サービスを提供しているエージェントです。

 

「納得感のある転職」のサポートにこだわりがあり、キャリアの相談や希望条件に合った求人の紹介、応募書類の添削、面接対策など、転職完了まで手厚くサポートを受けられます。

 

企業の採用担当者からのヒアリングにも力を入れており、求める人物像や経験を把握したうえで求人を紹介してもらえるため、マッチング精度の高い転職の実現に期待できます。

 

特にITエンジニアや企画職、営業職の転職に強みがあり、25年以上の歴史(※1)と34万人以上の転職支援実績(※1)をもとに、転職を成功に導いてくれるでしょう。

 

(※1)type転職エージェントの公式ホームページより

 

サービス名 type転職エージェント
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数 9,494件
非公開求人数 17,041件
対応地域
東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に全国/海外
公式サイト
2024年5月1日時点

 

【type転職エージェントの口コミ・評判】

年収UP交渉もスムーズに進めていただき、大満足です!

(前略)

キャリアアドバイザーの方に相談すると、プログラミングの経験のほかにWEBサイトの開発経験があることは今後の転職にプラスになるという高い評価をいただき、どちらの経験も活かし、システムの企画にも携われるEコマースのシステムエンジニアで内定をいただきました。キャリアアドバイザーの方にスキルを正しく評価していただき、自信を持って転職活動に臨めたことが成功につながったと思います。年収交渉もスムーズで、企業からスキルを評価されているのだと思うとさらにやる気が出ますね!

引用元:転職成功事例|type転職エージェント

新たなキャリアの提案で年収大幅UP!

これまで社内SEとしてキャリアを積んできましたが、年収UPを目的に転職活動を始めました。社内SEとはいえ、携わったシステムは全てスクラッチで開発し、開発の全行程から保守・運用まで経験してきたことを伝えると、開発の全工程の経験がある点を高く評価してくださり、キャリアアドバイザーの方からITコンサルタントとして新しいキャリアを築いてみてはどうだろうかとアドバイスをいただきました。書類作成や面接対策をしていただき、万全の状態で望んだ結果、希望する企業から内定をいただくことができました。年収も自分が予想していたよりも大幅にアップし、人材紹介サービスを利用して本当によかったと思っています。

引用元:転職成功事例|type転職エージェント

 

関連記事:type転職エージェントの悪い口コミ・評判は本当?メリットとデメリットを解説

未経験や第二新卒からマーケティングへ転職したい人によくある質問

未経験や第二新卒からマーケティングへ転職したい人によくある質問にお答えします。

20代未経験や第二新卒からWebマーケティングへ転職は難しい?

20代であれば未経験でもWebマーケティングへの転職は可能です。

20代はWebマーケティングに関するスキルや経験がなくても、ポテンシャルで採用されるため転職することは十分可能でしょう。

30代未経験でもマーケティングへ転職はできる?

30代でWebマーケティングに関する知識がない方でも転職は可能です。ただし、30代になるとスキルや経験が求められるため、Webマーケティング以外のスキルがないと厳しいでしょう。

SNSマーケティングは未経験でも転職はできる?

SNSマーケティングも未経験でも転職できます。SNSは個人でもノウハウをつけることができるため、個人で活動して得た知見を活かせるとより転職成功の確率を高められるでしょう。

未経験でマーケティングへ転職に成功する人の志望動機は?

未経験からマーケティングへ転職する人の多くは、販売職や営業としてモノやサービスを売ることに関わっていた人が多い傾向にあります。

業務の中でマーケティングに活かせる「顧客のことを考えて、自分なりに戦略を立てて行動に移した」経験をアピールできる方であれば、十分に未経験でもマーケティング職に転職できるでしょう。

未経験からマーケティング職を目指すなら転職エージェントに相談!

今回は、未経験でマーケティング職への転職を志望する方に焦点をあて、さまざまな視点から転職成功の可能性を見てきました。

マーケティング職は企業の売上に直結する重要ポジションなため、未経験者は採用されづらい傾向にあるといえます。

しかし、求職者の培ってきたスキルを深掘りし、自身の強みをきちんとアピールできれば「採用するメリットがある」と思ってもらえる可能性があります。

もし、未経験からマーケティング職への転職を成功させたい、自身が「優良な人材」とアピールしたい方は、転職エージェントに相談すると最適なアドバイスを得られる可能性があります。

そのほか、応募書類の添削や面接対策、未経験でも転職につながりそうな非公開求人の紹介までサポートしてくれるため、納得のいく転職活動を進められるといえるでしょう。

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CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。