未経験者におすすめ転職のサイト11選|選び方や成功するためのコツを解説

高橋宇内
編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

未経験者におすすめの転職サイトは?

30代未経験でも転職できる?

といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。未経験で転職活動をする場合、どのような転職サイトを活用すればいいのか悩むケースも多くなります。

未経験の業界や職種を希望している方は、自分に合った転職サイト活用しないと、望んだ結果を得られないかもしれません。

そこで本記事では、未経験者向けの転職サイトを選ぶときのポイントや、最大限活用するコツ、使うときの注意点などについて詳しく解説します。

「未経験だけど転職したい」という方は必見の記事です。ぜひ、最後までご覧ください。

 

この記事の執筆者
高橋宇内
高橋 宇内 氏人事&キャリアドバイザー経験者
採用コンサルタントとして企業の人事を複数担当。転職後キャリアドバイザーとして、新卒・中途の求職者の支援。
目次

未経験におすすめする転職サイト11選

まずは未経験におすすめする転職サイトを11選紹介します。

サイト名特徴サイトのタイプおすすめの年代
リクルートエージェント転職支援実績、保有求人数ともにNo.1エージェント型20代
30代
40代
マイナビエージェント手厚いサポートに定評ありエージェント型20代
30代
doda幅広い業界・職種の求人を取り扱いエージェント型
求人広告型
スカウト型
20代
30代
40代
type転職エージェント首都圏でIT系・企画職・営業職に転職したい方にエージェント型20代
30代
40代
ビズリーチ企業からスカウトが届くハイクラス向け転職サイトスカウト型20代
30代
40代
リクルートダイレクトスカウト待つだけで転職活動を進められるスカウト型転職サイトスカウト型30代
40代
リクナビNEXT豊富な求人数とオファー機能が魅力求人広告型20代
30代
40代
マイナビジョブ20's若手人材向けの未経験歓迎求人が多いエージェント型20代
ミドルの転職ミドル層のハイクラス転職に特化エージェント型
スカウト型
求人広告型
30代
40代
LHH転職エージェント両面型サポートが特徴のハイクラス向けエージェントエージェント型20代
30代
40代
AiDAM AGENT転職自分に合った企業が選べる転職エージェントエージェント型20代
30代
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リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職成功実績No.1を誇る
  • 未経験歓迎の求人数が多い
  • アドバイザーやサイト内の記事コンテンツなど求職者のサポート体制が手厚い

リクルートエージェントは転職成功実績No,1を誇る転職サイトです。「未経験歓迎」を掲げる企業は約14万社(※1)掲載されています。求人数が豊富なため、未経験からでも転職できる企業を探しやすいでしょう。

リクルートエージェントは、転職者への手厚いサポート体制が整っている点が特徴です。履歴書の添削や面接対策、企業分析のサポートなどに加え、求職者の強みや適性を踏まえたキャリアプランを提示してくれるため、未経験者でも安心して転職活動に取り組めます。

サイトに登録すると「転職成功ガイド」「おさえておきたい転職のポイント」なども無料で閲覧できるため、未経験からの転職可能性を高めたい方はぜひチェックしましょう。

(※1)掲載数は2024年4月時点

サービス概要
サービス名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数394,711件
非公開求人数346,198件
対応地域東京・名古屋・大阪・福岡など全国/海外
公式サイトhttps://www.r-agent.com/
2024年5月1日時点

関連記事:リクルートエージェントの評判や口コミから分かるメリット・デメリットを解説

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる
  • 未経験者向けの非公開求人も用意されている
  • 夜間や休日の相談にも対応しているため現職を続けながら利用しやすい

マイナビエージェントは、業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるサービスです。業界の知識が豊富なアドバイザーが履歴書作成や面接対策をバックアップしてくれるため、未経験の業界・職種に挑戦したい求職者にとって心強いでしょう。また、未経験向けの求人の中にも非公開求人が含まれているため、「未経験だから好条件の仕事は探しにくいのでは?」と思う必要はありません。

サイトに登録すると「転職回数別」「年代別」に応じた転職のポイントをチェックできるため、自身の状況に合わせて最適な対策を立てられます。

さらに相談時間も「平日夜間は20:30まで・土曜日は9:30~17:30まで(※1)」対応しているため、働きながら転職活動をしている方でも使いやすい点が魅力です。

(※1)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。

サービス概要
サービス名マイナビエージェント
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数58,212件
非公開求人数14,328件
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/
2024年5月1日時点

関連記事:マイナビエージェントの口コミ・評判まとめ|口コミから利用するメリットも解説

doda

doda
dodaの特徴
  • 国内最大級の掲載求人数を誇る
  • 未経験者へのサポート体制が整っている企業を探せる
  • セミナーやフェアに参加して転職前の不安を払拭できる

dodaは、国内最大級の掲載求人数を誇る転職エージェントです。未経験歓迎求人はもちろん、「資格取得支援制度」「研修制度充実」といった入社後のサポート体制でも絞り込めるため、初めての業務に挑戦しやすい環境が整っている企業を探せます。

履歴書の書き方や面接対策、自分の強み発見などについて学べる各種セミナーも定期的に開催しています。選考前に企業と話せるフェアも開催しているため、未経験業界・職種に挑戦する前の不安を払拭してから応募できるでしょう。

また、企業から直接スカウトを受け取ったり面接確約オファーが届いたりする機能もあるため、今まで知らなかった優良求人と出会える可能性を高められる点も魅力です。

サービス概要
サービス名doda
運営会社パーソルキャリア株式会社
公開求人数238,913件
非公開求人数41,074件
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイトhttps://doda.jp/
2024年5月1日時点

関連記事:dodaの悪い評判・口コミは実際どう? 向き不向きを徹底解説

type転職エージェント

type転職エージェント
type転職エージェントの特徴
  • 34万人もの転職支援実績を誇り信頼性が高い
  • 年収アップでの転職が期待できる
  • 求職者の細かい状況に合わせたセミナーに参加できる

type転職エージェントは、25年にわたるサービス運営と34万人の転職支援実績を誇るサービスです。利用者の年収UP率が79%と高いため、未経験者でもより好条件な企業へ転職できる可能性があります。

「納得感のある転職」の実現にこだわっており、5つの領域に分かれたアドバイザーがキャリア相談や応募書類の添削、面接対策など、転職完了まで手厚くサポートしてくれます。

また、毎週開催している転職相談会やセミナーにも参加可能です。相談会やセミナーは、業種だけでなく「初めての転職者向け・離職者向け・年収をアップさせたい方向け」など、細かい状況別に分かれているため、一番自分に最適なものを選ぶとよいでしょう。

サービス概要
サービス名type転職エージェント
運営会社株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数9,494件
非公開求人数17,041件
対応地域東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に全国/海外
公式サイトhttps://type.career-agent.jp/
2024年5月1日時点

関連記事:type転職エージェントの悪い口コミ・評判は本当?メリットとデメリットを解説

ビズリーチ

ビズリーチ
ビズリーチの特徴
  • 掲載求人の1/3以上が年収1,000万円を超えている
  • 求職者のプロフィールをもとに厳選されたヘッドハンターがスカウトを送ってくれる
  • 有料プランではコンシェルジュが割り振られ、未経験の転職でもサポートしてもらえる

ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サイトです。転職後の平均年収は840万円であり、掲載求人の1/3以上が年収1,000万円を超えています。

ビズリーチでは、求職者のプロフィールを見て企業やヘッドハンターから直接スカウトを受け取ることが基本です。ヘッドハンターは厳しい基準をクリアしているため、求職者の経歴を細かくチェックし最適なスカウトを送ってくれます。

未経験であっても、これまでの役職や経験、スキルを正しくアピールできれば、優良企業からスカウトされる可能性は十分あります。

ちなみに、ビズリーチのサービスは一部有料です。有料プランにアップグレードすれば、担当コンシェルジュのサポートを受けたり特別セミナーに参加できたりします。

求職者の金銭的負担はありますが、その分、企業やコンサルタントの利益のみを追求したサービスになりにくい点が魅力です。

サービス概要
サービス名ビズリーチ
運営会社株式会社ビズリーチ
公開求人数114,667件
非公開求人数非公開
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://www.bizreach.jp/
2024年5月1日時点

関連記事:ビズリーチの評判・口コミからわかるメリットと注意点を解説

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの特徴
  • 年収800万~2,000万円の求人を多数保有している
  • 手軽に登録して高品質なスカウトを受け取れる
  • 未経験歓迎でも年収600万円を超える求人が多数掲載されている

リクルートダイレクトスカウトは、年収800〜2,000万円の求人を多数保有している転職エージェントです。求職者のプロフィールは経験やスキル、資格などをタップすれば簡単に作成でき、職務経歴もAIで要約できるため、登録まで時間がかかりません。また、未経験歓迎でも、年収600万円を超える求人が多数掲載されています。

スカウトについては、求職者のプロフィールと企業の人材要件をAIが高度に分析しているため、質の高いオファーを受け取れるでしょう。スカウトへの返信はSNSのDMのようなチャット画面でおこなうため、直感的に利用することができます。

サービス概要
サービス名リクルートダイレクトスカウト
運営会社株式会社リクルート
公開求人数157,125件
(年収600万円以上)
非公開求人数非公開
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://directscout.recruit.co.jp/
2024年5月1日時点

関連記事:リクルートダイレクトスカウトの評判|リアルな口コミや特徴・利用の注意点も徹底解説

リクナビNEXT

リクナビ 転職サイト
リクナビNEXTの特徴
  • 掲載求人のうち約1/3が未経験歓迎を掲げている
  • 企業から非公開オファーが届く
  • 企業側から気になるリストに登録されることもある

リクナビNEXTは、転職サポートコンテンツが充実している転職サイトです。自己分析に活用できる「グッドポイント診断」を利用可能であり、求職者独自の強みを洗い出してくれるため、企業へのアピールポイントを考える際に活用できます。また、約14万件の掲載求人のうち未経験者歓迎求人は約4万件(※1)もあるため、新しい領域にチャレンジしたい求職者に最適です。

さらに、企業から非公開求人オファーが届く点も魅力です。企業から「気になる」でアプローチされることもあるため、定期的にマイページをチェックしておくとよいでしょう。また、面接予定企業はサイト内でスケジュール管理できるため、選考をうっかり忘れることもありません。

(※1)掲載数は2024年4月時点です。

サービス概要
  サービス名リクナビNEXT
  運営会社株式会社リクルート
  公開求人数151,441件
  非公開求人数非公開
  対応地域東京、大阪、福岡、名古屋など全国/海外
  公式サイトhttps://next.rikunabi.com/
2024年4月16日時点

マイナビジョブ20's

マイナビジョブ20
マイナビジョブ20'sの特徴
  • 掲載求人の約75%が未経験OKを掲げている
  • 20代の転職に関する知見が豊富にある
  • 入社後の定着率が95.2%を誇る

マイナビジョブ20'sは、20代・第二新卒・既卒に強い転職エージェントです。掲載求人のうち、約75%が「未経験OK」を掲げているため、新たな業種・職種にチャレンジしたい若手にとって使いやすいでしょう。

20代に特化しているからこそ、未経験や若手の転職で必要な知見が豊富にあります。この豊富な知見をもとにエージェントが書類作成や面接対策などをおこない、転職終了まで手厚くサポートしてくれる点が魅力です。

実際にマイナビジョブ20'sを使って入社した方の3ヶ月の定着率は95.2%を誇っており、マッチング精度の高さが伺えます。

サービス概要
サービス名マイナビジョブ20's
運営会社株式会社マイナビワークス
公開求人数5,859件
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://mynavi-job20s.jp/
2024年4月15日時点

ミドルの転職

ミドルの転職
ミドルの転職の特徴
  • 30~40代向けのハイクラスな求人を掲載
  • 年収1,000万円以上の求人掲載数が多い
  • 専門分野に詳しいエージェントが求職者のキャリアに合うスカウトを届けてくれる

ミドルの転職は、30〜40代向けのハイクラス転職サイトです。管理部長や経営幹部、マネージャーなど高いスキルが要求される求人を多数掲載しています。

求職者自身に上記のようなハイスキルがあれば、年齢に関係なく未経験業界・職種へチャレンジできるでしょう。年収1,000万円以上の求人が約2万件掲載されている点も魅力です。

また、専門分野に詳しいエージェントが約6,000人も登録しており、約12万件の非公開求人も含めて求職者の希望に沿ったスカウトを届けてくれます。

独占求人も掲載されているため、今までのキャリアを活かして未経験領域に挑戦し、年収をアップさせたい30〜40代はぜひ登録しておましょう。

サービス概要
サービス名ミドルの転職
運営会社エン・ジャパン株式会社
公開求人数24,720件
(希望年収1,000万円以上)
非公開求人数非公開
対応地域全国
公式サイトhttps://mid-tenshoku.com/
2024年4月15日時点

LHH転職エージェント

LHH転職
LHH転職エージェントの特徴
  • 職種別にコンサルタントがサポートしてくれる
  • コンサルタントが求職者と企業を直接つなげるためマッチング精度を高められる
  • 国内外問わず幅広い求人を紹介

LHH転職エージェントは、職種別に専門コンサルタントがサポートしてくれる転職エージェントです。職種別に分けて産業・業界ごとにチームを細分化することで、職種と業界、両方の知見を蓄積し求職者をサポートしてくれます。

また、コンサルタントは求職者と求人企業の両方を直接担当しているため、両者の情報を正しく仕入れてマッチング精度を高められます。運営するアデコグループは世界60の国と地域で人材サービスを展開しているため、国内外問わず幅広い企業を紹介可能です。

こうした「マッチング精度を高める工夫+幅広い求人紹介」が充実しているため、未経験領域への転職でも、求職者にぴったりの企業を見つけられるでしょう。

サービス概要
サービス名LHH転職エージェント
運営会社株式会社アデコ
公開求人数16,222件
非公開求人数非公開
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://jp.lhh.com/
2024年5月1日時点

関連記事:LHH転職エージェント(旧Spring・アデコ)の評判・口コミとは?特徴やメリットを解説

AiDAM AGENT転職

ミドルの転職の特徴
  • 自分の希望に沿った求人が見つかる
  • 企業ごとに合わせた対策ができる
  • 多種多様な企業の紹介を受けられる

AiDEM AGENT転職はあなたに合った企業を見つけることができる20~30代向けの転職エージェントです。

利用者のなかでは年収100万円以上上げた方もいるため、年収アップやキャリアアップしたい方におすすめといえます。

どの企業を選べばいいかわからない方はぜひ一度無料相談を試してみるといいでしょう。

サービス概要
サービス名AiDEM AGENT転職
運営会社株式会社アイデム
公開求人数9,753件 ※2024年5月1日時点
非公開求人数非公開
対応地域東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪府、京都府、兵庫県
公式サイトhttps://smartagent.jp/
2024年4月15日時点

未経験転職の現状は?

未経験の業界・職種への転職には難しいイメージがあるかもしれませんが、転職を成功させている人が多くいるのも事実です。

この章では、未経験転職の現状について解説します。

未経験の業界・職種への転職は可能

結論からいうと、未経験の業界・職種への転職は可能です。

Indeedが全国の正社員を対象におこなった調査によると、転職経験者のうち、未経験の業種や職種に転職した経験がある方は、約半数の54.3%にも上りました。

引用元:「未経験転職に関する調査」を実施(2023年)|Indeed

さらに、未経験転職の経験がある方に業種と職種のどちらが未経験なのか尋ねたところ、61.3%の方が「前職と業種も職種も異なる転職をした」と回答したようです。

引用元:「未経験転職に関する調査」を実施(2023年)|Indeed

これらの調査結果より、転職は同業種・同職種でないと成功できないわけではなく、未経験転職でも実現の可能性はあると予想できます。

ただし、未経験の業界・職種への転職は簡単なことではありません。転職エージェントを活用して、未経験歓迎の求人を紹介してもらったり、書類添削や面接対策などの転職サポートを受けたりするのが得策です。

未経験転職の難易度は年代によって異なる

ただし、未経験転職の難易度は年代によって異なるようです。

株式会社マイナビが2022年に実施した調査結果を参照すると、未経験者採用に積極的な企業の割合には、年代別によって以下の違いがあることがわかります。

【参考記事】【図4】<人材属性別>今後の中途採用の見通し(単一回答)|中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|マイナビキャリアリサーチLab

「未経験でも積極的に採用したい」と回答した企業は、新卒で入社して間もない20歳〜25歳の人材で56%、数年~20年近くの社会人経験を積んだ26歳〜40歳で48.1%となっています。

この結果より、年齢とともに難度は上がるものの、未経験転職を実現させられる可能性はあるといえるでしょう。

未経験の業種・職種への転職を目指す際は、年齢に応じた対策を講じると、転職成功の可能性を高められるはずです。

詳しくは、【ケース別】未経験で転職サイトを使うときの注意点の章で解説します。

未経験者向けの転職サイトを選ぶポイント6つ

転職サイトの「選び方がわからない」「利用した経験がない」という方は、ぜひ参考にしてください。

対象になっているか確認する

転職サイトを選ぶ際、自分が対象になっているのかを必ず確認してください。なぜなら、転職サイトには、利用制限を設けている場合があるからです。

自分が使いたい転職サイトがあったとしても、未経験者不可などの条件によって利用できない可能性があります。

高橋 宇内氏

転職サイトの使用条件は、公式ホームページに記載があるため、事前に確認しましょう。

求人数をチェックする

転職サイトを選ぶときは、求人数もチェックしましょう。転職サイトによって、公開している求人数が異なります。

たとえば、未経験でも利用できる転職サイト「doda」では、公開求人数が220,178件です。(2023年11月時点)

一方、リクルートエージェントの求人数は、385,131件です。(2023年11月時点)

各転職サイトによって求人数が変化するため、未経験でも利用できる企業を選ぶことを推奨します。

高橋 宇内氏

転職サイトには「独占求人」や「非公開求人」もあります。紹介を受けるときは、担当のエージェントに相談しましょう。

サポート内容を比較する

転職サイトのサポート内容を比較する理由は、求人紹介や選考対策に特化している場合があるからです。

未経験の転職は、手厚いサポートが受けられる転職サイトを選ぶと、スムーズに転職活動が進められます。

具体的には、職務経歴書添削や面接対策、企業選びなどのサポートを丁寧にしてくれる転職サイトがおすすめです。

高橋 宇内氏

自分が転職サイトに求めるサポート内容に優先順位をつけて、合致している企業を選ぶと満足する結果になる可能性が高いでしょう。

口コミ・評判を調査する

未経験者向け転職サイトには、それぞれの特徴があります。

口コミ・評判は、実際に転職サイトを活用している方の意見を見られたり、リアルな情報を知れたりするため、利用後のミスマッチがなくなります。

ただし、口コミ・評判がすべてではないので、一つの意見として捉えましょう。

高橋 宇内氏

利用しようとしているサービスに自分が応募したいような求人が無ければ、サービスの変更を検討すると良いでしょう。

特化型・総合型を把握する

転職サイトには、特化型・総合型が存在します。

特化型

特定の業界について深い情報が得られるサイト

総合型

幅広い業種・職種の求人を扱うサイト

特化型は、特定の業種に絞った求人が探せますが、求人数が少ない傾向にあります。総合型は、多様な求人数を誇りますが、専門的な知識については劣ります。

特化型と総合型によって特徴が異なるため、自分に適した転職サイトを選ぶのがおすすめです。

高橋 宇内氏

自分がどちらに向いているかわからない場合は、両方に登録して検討してみるといいでしょう。

エージェント型のサイトにも登録する

未経験転職を実現させるには、エージェント型の転職サイトに登録するのがポイントです。

転職サイトには大きく分けて、「求人広告型」と「エージェント型」の2種類があります。エージェント型の転職サイトを利用すると、転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートが受けられ、転職成功の可能性を高められるでしょう。

業界・職種の転職事情や応募先企業の詳しい情報を教えてもらえ、未経験転職を心強く後押ししてもらえるはずです。

未経験者にはエージェント型の転職サイトがおすすめ

前述したように、未経験での転職を目指す方ほど、エージェント型の転職サイトの利用がおすすめです。転職エージェントを利用すると、未経験転職のノウハウを教えてもらえたり、非公開求人を紹介してもらえたりとさまざまなメリットがあります。

この章では、転職エージェントで受けられるサービス内容を解説します。

未経験転職の実績をもとにサポートを受けられる

ほとんどの転職エージェントでは、未経験者の転職を支援してきた実績があり、未経験転職のノウハウを熟知しているでしょう。

未経験者歓迎の求人の紹介や面接でのアピール方法、企業の目に留まる応募書類の書き方など、求人紹介から内定までを総合的にサポートしてもらえるのは、転職エージェントならではのサービスです。

前述したように、未経験者でも利用できるエージェントを選べば、未経験転職に詳しいキャリアアドバイザーから支援を受けられるはずです。

業界・企業の情報を教えてもらえる

転職エージェントのサービスのひとつとして、転職を希望している業界・企業の情報を教えてもらえることが挙げられます。

たとえば、希望する業界は未経験者でもなじみやすいか、応募先の企業はどのような経緯で採用活動をしているのかなど、未経験転職で知りたい情報を共有してもらえるのです。とくに、応募先の企業に未経験者を採用した実績があるとわかれば、自信をもって応募に進めるでしょう。

もちろん自身での業界研究・企業研究も必要ですが、エージェントで情報を教えてもらえることは、忙しいさなかの転職活動で大きな助けとなるはずです。

応募時に推薦状を添えてもらえる

転職エージェントを利用して応募すると、応募書類にキャリアアドバイザーからの推薦状を添えてもらえます。推薦状には、以下のような内容が書かれることが多いようです。

推薦状に記載される内容
  • 応募者の経歴
  • 応募者の人柄、強み
  • 転職理由
  • 残業の可否や希望年収額などの条件 など

このような情報は履歴書・職務経歴書だけでは伝えきれないため、エージェントを利用するメリットといえます。

また、企業側からすると、過去に取引経験のあるキャリアアドバイザーからの推薦であれば、信頼が厚く、「一度会って話してみたい」と判断するかもしれません。

推薦状を添付してもらうことで、未経験であっても書類選考通過の確率を上げる効果も期待できるのです。

未経験者向けの非公開求人がある可能性も

転職エージェントでは、一般には公開されていない「非公開求人」の情報が保有されています。非公開求人は、エージェントに登録して紹介を受けた人しか知り得ないため、転職の選択肢を増やしたい方はぜひ利用したいものです。

非公開求人には、好待遇の求人や人気企業の求人が含まれており、なかには未経験者向けの求人が保有されているケースもあります。

非公開求人は競争率が比較的低いため、スムーズに選考が進む可能性が高いでしょう。

未経験転職でサイトを活用すべき5つの理由

転職サイトを活用するメリットを知りたい方は、ご覧ください。

より多くの求人にアクセスできる

転職サイトを活用すべき理由は、選択肢の幅が広がるからです。転職サイトは「公開求人」「非公開求人」「独占求人」といった、さまざまな求人があります。

転職サイトを活用して、より多くの求人にアクセスできれば、自分に適した企業が見つけられるはずです。

納得する企業へ転職するには、欠かせない存在となるでしょう。

希望条件に適した求人を探してくれる

転職サイトには、自分に適した求人を紹介してくれるエージェントがいるため、探す時間を省けるメリットがあります。

エージェントは求職者へのヒアリングを通じて、仕事をするうえでの優先順位や希望職種・業界を理解し、最適の企業を紹介するサポートをおこなっています。

数多くの求人の中から探すよりも、エージェントに厳選してもらった方が、適切な企業に出会えるかもしれません。

また、節約した時間を選考対策に使えるので、万全の状態で本番へと臨めるでしょう。

書類作成・添削が受けられる

未経験での転職の場合、書類作成の方法がわからないという方は少なくありません。転職サイトのエージェントは書類選考を通過させるコツを知っているので、正しい方法でレクチャーしてくれます。

エージェントの紹介求人の場合は、より詳しい情報を知っているため、応募企業に適した内容の書類が作成できるメリットがあります。

面接対策を手伝ってくれる

転職サイトを使用すると、担当のエージェントが模擬面接の練習をしてくれるため、採用される可能性が高まるというメリットがあります。

模擬面接では、過去に同じ企業を受けた方のデータを元に、聞かれる可能性が高い質問も教えてくれるので、事前準備がおこないやすいでしょう。

とくに、以下の質問は転職活動で聞かれる可能性が高く、事前に準備しておく必要があるでしょう。

面接で質問されることが多い項目
  • 志望動機
  • 長所・短所
  • 活かせる知識・経験
  • 競合他社との違い
  • 逆質問

知りたい情報を教えてくれる

転職サイトでは、さまざまな転職市場に関する情報を発信しています。

企業のホームページで企業理念や概要は調べられますが、面接で聞かれやすい質問などについて調べるのは困難です。しかし、転職サイトでは求人内にさまざまな情報を載せているため、詳しく調査できます。

転職サイトによっては、エージェントを活用できるサービスがあり、より詳しい情報を聞くことも可能です。

調べてもわからない内容は、エージェントに直接聞いてみるのも手段の一つでしょう。

未経験転職でサイトを最大限利用するコツ5つ

転職サイトをより効率的かつ効果的に活用したい場合は、ぜひ参考にしてください。

計画を立てる

未経験転職でサイトを最大限活用するためには、計画を立てることが大切です。転職サイト自体はすぐ利用できますが、後先考えずに利用してしまうと、退職するタイミングなどの調整が難しくなります。

転職サイトを活用して転職活動を進める場合は、3ヵ月~半年ほどかかるケースがほとんどです。転職したい時期が決まっている人もいるでしょう。

未経験転職でサイトを活用するときは、いつまでに終了させるのか計画を立て、逆算して考える必要があります。

経歴は嘘をつかない

転職サイトを活用する際、個人情報や過去の経歴について入力します。その際、自分を良く見せたいといった理由などから嘘の経歴を入力してしまうと、アンマッチした企業へ入社する可能性が高まります。

転職サイトに入力した内容は、企業側が閲覧できるシステムになっています。求職者の登録情報をもとに、企業はスカウトメールなどを送ります。

自分のスキルや経験と見合っていない求人ばかり届くため、転職活動がかえって非効率になってしまいます。

また最悪の場合、嘘の経歴が選考でバレてしまい経歴詐称によって法的処置になる可能性があるので、注意が必要です。

未経験転職でサイトを利用するときは、経歴を正直に入力しましょう。

事前に自己分析を済ませる

転職サイトを活用して転職活動を進めると、志望先に応募した1週間後には面接選考になるケースがあります。

転職サイトから応募する際、事前に自己分析をおこなっていれば、面接選考に対応できます。しかし、選考対策をせずに進めてしまうと、面接選考で不採用になる可能性が高くなります。

もし選考を受けた企業が第一志望だった場合、後悔するはずです。

転職サイトから応募した後に自己分析を実施することもできますが、不備によって、面接官の質問に返答できないケースが多くなります。

転職が未経験の場合、とりあえず行動しようと始めてしまいますが、かえって失敗する確率が高くなります。転職未経験者がサイトを活用して進める場合は、自己分析を先におこないましょう

選考対策を実施したうえで転職サイトを利用すれば、面接がすぐに決まっても対応できるはずです。

希望条件に優先順位をつける

転職サイトには多くの求人があるため、何を基準に選べばいいのか悩む方も多いはずです。そこでおすすめなのが、希望条件の優先順位付けです。

希望する条件の中に「どうしても譲れない条件」「許容できる条件」を決めることで、企業選びがおこないやすくなります。

優先順位をつける項目の例
  • 職場環境
  • 業務内容
  • 金銭面
  • 経営方針や社風
  • 福利厚生

優先順位の1位、2位に働く環境が関連している場合は、企業の事業内容などを調べましょう。

自分が優先度の高い条件から求人を選ぶと、転職後のミスマッチも防げるはずです。

特化型・総合型を併用する

転職未経験者がサイトを活用するときは、特化型と総合型を併用するのがコツです。

特化型の転職サイトは、特定の業種に絞っているため、志望先が決まっていれば効率的に見つけられます。一方、求人数が少ないことから、希望条件に合う企業を見つけられないかもしれません。

特化型と総合型にはどちらにもメリット・デメリットがあります。しかし、どちらの転職サイトも併用すれば、良い部分だけを利用できるため、より効率的かつ効果的に活用できるはずです。

転職未経験者の場合は、各サイトの良いとこどりをすることを推奨します。

未経験者が転職を成功させる秘訣【プロが語る】

転職未経験者が成功させるには、転職サイトを複数併用するのがおすすめです。

高橋 宇内氏

転職サイトには、独占している非公開求人があるのをご存知でしょうか。

非公開求人は、各転職サイトにしかない特別な求人です。

非公開求人の中には、大手や優良企業も多くなります。より多くの非公開求人にアクセスするには、複数の転職サイトを併用することが必要です

高橋 宇内氏

転職未経験者が転職サイトを活用して成功させる場合は、積極的に利用しましょう。

未経験転職の成功率を高める方法4つ

それぞれの方法について、詳しく解説します。

経験・スキルを活かせる業種に転職する

未経験転職の成功率を高めるには、いままでの経験・スキルを活かせる業種を選ぶことが重要です。

転職経験がない場合でも、過去に就業実績がある業種であれば、働くイメージが湧くと思います。

しかし、いままで経験がない業種の場合、転職難易度は高くなります。なぜなら、中途採用では即戦力が求められるからです。

企業が中途で採用する人材は、経験・スキル・実績がある求職者です。ただし、20代の場合は、ポテンシャル採用をする可能性があるため、未経験でも転職できるかもしれません。

30代は社会人経験を積んでいる前提で採用活動をおこなうため、即戦力を証明するスキルや経験が必要です。

年代によって求められる要素は異なりますが、経験・スキルを活かせる業種の方が、転職未経験でも成功する確率を高められるでしょう。

未経験者採用を募集している企業に応募する

未経験者採用を募集している企業に応募するのも、成功率を高める方法の一つです。

たとえば、大手求人サイトマイナビ転職が「未経験OK」で公開している求人数は、6,368件です。(2023年11月時点)

マイナビ転職TOPページ
公式サイトより引用

各転職サイトには、詳細検索ができるツールを搭載しているため、求人を絞り込むことができます。未経験者採用を実施している企業は、転職が初めてでも成功できる可能性を高められるはずです。

また、複数の転職サイトを併用すれば、より多くの未経験求人にアクセスできるので、選択肢も増やせます。

転職未経験者がサイトを活用して成功させるには「未経験者採用」を募集している企業に応募するのも、手段の一つでしょう。

具体的かつ定量的な転職理由を準備する

転職活動では、書類・面接選考を設けるケースがほとんどです。その際、面接官から高評価を得るには、具体的かつ定量的な転職理由が欠かせません。

志望理由の例

「私が転職する理由は、貴社にしかないチームプロジェクトで実力を伸ばし、会社の成長に貢献したいと思ったからです。私は営業職を3年間続け、年間売上を2,000万円達成することができました。しかし、個人で活動することがほとんどだったため、孤独感を感じていました。貴社ではチームと一緒に大規模なプロジェクトに挑戦をすることができると考えております。前職でのスキル・経験を活かし、貴社でのプロジェクトに貢献したいと思っています。」

転職理由を伝えるときは「年間売上2,000万円」などの定量的な説明に加え、背景となる具体的な説明を伝えることが重要です。

具体的かつ定量的に伝えるメリットは、採用担当者にイメージを与えられる点です。採用担当者は求職者に対して「本当に貢献してくれるだろうか」と懸念視しています。

しかし、働くイメージを与えるように転職理由を伝えられれば、採用担当者が不安に思っている部分も払拭できるでしょう。

具体的かつ定量的な説明は、他の求職者との差別化ポイントにもなり、高評価につながります。

複数の転職サイト・エージェントを併用する

未経験転職を成功させるには、複数の転職サイト・エージェントを併用するのがポイントです。

転職サイト・エージェントによって保有求人は異なるため、いくつかのサービスを併用すると、それだけ転職の選択肢を広げることにつながるでしょう。

また、複数人のキャリアアドバイザーから客観的なアドバイスを受けることで、自身の立ち位置が明確になり、未経験転職のためにすべきことが把握しやすくなるはずです。

総合型と特化型、求人広告型とエージェント型など、異なるタイプの転職サイトに登録して、さまざまなサービスを利用してみてください。

未経験者におすすめの業界・職種

未経験者は、人手不足の業界や将来的にも需要が高い職種を選択すると、キャリアチェンジに挑戦しやすいでしょう。具体的には、以下のような業界・職種を検討するのがおすすめです。

未経験者におすすめの業界・職種
  • IT・Web業界
  • 介護職
  • トラックドライバー
  • 建設作業員
  • 工場作業員
  • ブライダル・ホテル業界
  • 飲食業界
  • 販売職

教育体制が充実している企業を選べば、入社後もやりがいを感じながらステップアップしていけるはずです。

【関連記事】未経験でもできる仕事16選!正社員として採用されやすい求人の特徴や転職のコツを解説

転職サイトを利用する流れ

転職未経験者の中には、どのようにサイトを使って進めるのか不安視する方もいるでしょう。以下では、転職サイトを利用して活動する流れについて解説します。

転職サイトを利用する未経験者は、ぜひ参考にしてください。

STEP

基本情報登録

初めに、利用したい転職サイトに登録しましょう。

登録する転職サイトの数に制限はないため、自分が管理できる範囲でおこなってください。

STEP

志望業界・職種・企業の調査

続いては、転職サイトの中から志望業界や職種・企業の選定をおこないます。

志望する業界・職種について調査を重ねれば、転職後のミスマッチを予防できるはずです。

STEP

書類作成・応募

企業研究後は、書類作成と応募です。

応募書類を作成する際は、住所や会社名に不備がないか、封筒の大きさは指定通りか、他にミスがないかなど、細かい注意事項もしっかり守りましょう。

STEP

面接選考

書類選考に通過した後は、面接選考です。これまで準備してきた内容を伝え、面接官から好印象をもたれるようにハキハキと話しましょう。

面接会場に入る前から試験が始まっている可能性があるため、注意してください。

STEP

内定・条件交渉

内定後は、転職までに必要な書類の作成です。転職までに時間がある方は、これから必要となるスキルを身につける努力を始めましょう。

転職はゴールではなくスタートなので、常に成長する気持ちで望むのがベストです。

STEP

転職

転職後は、即戦力として働けるように向上心をもって取り組みましょう。

ここまでが一連の流れになるので、転職サイトを利用する未経験者は、ぜひ参考にしてください。

【ケース別】未経験転職をするときの注意点

転職活動には、年齢や状況によって注意するポイントが異なります。知らずに転職活動を進めると、志望企業に採用してもらえないかもしれません。

志望企業へ転職するためにも、各年代における注意点を確認しておきましょう。

20代未経験で転職サイトを利用する注意点

20代未経験で転職サイトを使用するときは、ポテンシャルが重要視されていることを理解しておきしましょう。

20代は30代以降の方と異なり、社会人経験が少ない傾向にありますが、企業は成長する将来性に期待をしています。企業は20代を採用する際、これからのポテンシャルを判断材料の一つにしています。

20代未経験で転職サイトを使用して転職活動をするときは、熱意や意欲をアピールしましょう。

高橋 宇内氏

いままでの経験から「活躍できる可能性がある」と判断されれば、20代でも大手・優良企業に転職できる可能性があるでしょう。

30代未経験で転職サイトを利用する注意点

30代未経験で転職サイトを利用する場合、いままでの経験を具体的かつ定量的に記載しなければ、不採用になる可能性が高くなります。

30代以降はポテンシャルではなく、即戦力であるかが企業側の判断基準です。

企業が求めるスキルや経験をアピールできなければ、転職するためのスキルや経験が不足していると思われるかもしれません。

高橋 宇内氏

30代未経験で転職サイトを活用する際は、企業が求める意図も踏まえたうえで活用しましょう。

40代未経験で転職サイトを利用する注意点

40代未経験で転職サイトを活用するときは、企業側にリスクがあることを理解する必要があります。企業側としては、従業員に1日でも長く働いてほしいと考えています。

40代の場合、20・30代と比べて勤続年数が短くなるため、企業が求める人物像には該当しないかもしれません。

40代で転職する場合は、企業が採用するメリットを明確にアピールすることが大切です。40代を採用するリスクよりメリットの方が大きくなれば、転職できる可能性は高まります。

高橋 宇内氏

40代未経験での転職は、ハードルが高くなっていることを認識しましょう。

未経験からITエンジニアを目指すときの注意点

未経験からITエンジニアを目指す際は、事前にプログラミングスキルやITの知識を身につけておいたほうが、スムーズに転職活動が進みます。

多くの企業では、たとえ求人票に「未経験歓迎」と掲げていたとしても、一定レベルのスキルがあることを前提としているためです。

ITエンジニアに転身したい方は、まずはオンラインスクールや独学でプログラミング技術を学びましょう。転職のゴール時期と学習に必要な期間から逆算して、勉強を開始するのが重要です。

多くの場合、ITエンジニアの採用活動ではポートフォリオの提出が求められるため、この点でも事前の学習は必須といえます。

【関連記事】未経験におすすめのプログラミングスクール25選!評判・口コミを徹底解説

未経験から事務職を目指すときの注意点

未経験から事務職を目指すのは可能ですが、人気の職種であるため、倍率の高さには覚悟が必要です。とくに、一般事務は特別な資格や知識が求められないぶん、志望者が多い職種といえます。

実力の高さを強調したいのであれば、以下のような資格を取得するとアピール材料となるかもしれません。

アピール材料となる資格
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
  • 簿記
  • 秘書検定

また、事務職では業務遂行の正確性やコミュニケーション能力が求められるため、現職でのエピソードを交えて、これらのスキルが備わっていることを伝えましょう。

未経験者向けの転職サイトによくある質問

未経験者向けの転職サイトに関してよくある質問について回答していきます。

30代未経験でも転職できる求人はある?

30代未経験でも転職できる求人はあります

本記事で紹介する求人は、30代未経験でも可能です。

未経験40代男性・女性でも使える転職サイトは?

未経験40代でも、マイナビミドルシニアやFROM40のように使用可能な転職サイトはあります。

ただし、求人数は多くないので、転職はかなり難しくなります。

未経験でも転職エージェントに登録できる?

未経験者でも転職エージェントへの登録は可能です。

本記事で紹介したエージェント型の転職サイトは、どこも未経験向けの求人が保有されているので、ぜひ活用して転職を叶えてください。

未経験でも転職できる業界・職種は?

未経験でも転職できるおすすめの業界
  • 人材業界
  • 広告・メディア業界
  • IT業界
  • Web業界

これらの業界は人手不足の傾向が強いため、未経験でも転職しやすい業界です。

未経験でも転職できるおすすめの職種
  • 営業職
  • インフラエンジニア
  • 販売職
  • 事務職

入社時点で専門知識が求められ過ぎないため、未経験でも転職しやすいでしょう。

未経験での転職で有利になる資格は?

以下は、未経験での転職で有利になる資格です。職種ごとに異なるため、志望先と照らし合わせてください。

未経験での転職で有利になる資格
  • 簿記検定
  • 秘書検定
  • MOS
  • 宅地建物取引士
  • ITパスポート
  • 情報処理技術者試験
  • TOEIC700点以上

求人票の「未経験歓迎」は本当?

求人票の「未経験歓迎」はそのままの意味で受け取って問題ありません。「多くの人材に応募してほしい」との思惑から、このように記載する企業が多いようです。

ただし、未経験歓迎と謳っているからといって、何のスキルもなくてOKというわけではありません。募集職種によって求められるスキルは異なるため、業界や企業、職種の研究を怠らないようにしましょう。

未経験でも年収を上げられる?

未経験でも、年収水準が高い業界・職種に転職すれば、年収を上げることは可能です。

年収が高い傾向にある業種・職種
  • IT業界
  • 金融業界
  • 営業職
  • 外資系企業

未経験転職で年収を上げたい方は、これらの企業を目指してみるのがおすすめです。

ハローワークと転職サイトの違いは?

ハローワークとエージェント型の転職サイトには、以下のような違いがあります。

ハローワーク転職サイト
求人の見つけ方ハローワークに設置されているパソコンやインターネットサービスを使って自分で検索するキャリアアドバイザーから紹介を受ける
求人の内容地域密着型の中小企業が中心大企業の求人や非公開求人もある
求人数多い転職サイトによる
応募書類の添削ありあり
面接対策ありあり
企業との連絡質問は基本的にハローワークを介しておこなう転職エージェントを介しておこなう
応募の仕方紹介状を添付して自分で応募する
ハローワークを介して応募する
転職エージェントを介して応募する
キャリア相談ありあり
利用料金無料無料

もっとも大きな違いは、ハローワークは地域密着型の中小企業の求人が中心であるのに対し、転職サイトには幅広い企業の求人が保有されている点です。

ハローワークでは転職サイトにはないような独自の求人を見つけられるため、迷っている方は両方登録するとよいでしょう。

転職サイトにはいつ登録するのがベスト?

転職サイトにはいつでも登録できますが、プロフィールページの「転職希望時期」の欄は、実際の進捗状況によって更新するのがおすすめです。

とくに、エージェント型の転職サイトでは、数多くの登録者が転職希望時期によって振り分けられているのが通常で、転職希望のタイミングが近いほど優先度が上がる傾向があります。

転職希望時期は登録時のままにせず、こまめに更新するように心がけてください。

未経験転職は転職サイト積極的に活用しよう

転職活動が未経験の場合、何から始めればいいのかわからない方も多いでしょう。転職サイトは転職未経験者でも自由に活用でき、希望する業種を見つけられるツールです。

また、転職サイトを併用すれば、より多くの求人にアクセスできるため、成功する可能性を高められます。

転職未経験者の中で「異業種の仕事に転職したい」「仕事を変えたいが困っている」と悩んでいる方は、無料で利用できる転職サイトを積極的に活用しましょう。

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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。