既卒ニートでも就職できる?成功できる理由・就活の始め方や面接のポイントを解説

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有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

既卒ニートでも就職できる?就職しやすい職種は何?

大学を卒業後、就職せずにニートになっていて、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論、既卒ニートでも就職は可能です。

しかし、なぜ既卒ニートが就職できるのか、どのように行動すれば就活を成功させられるのかがわからず、不安を感じる方も多いはずです。

そこで本記事では、既卒ニートでも就職できる理由や方法、注意点について徹底解説します。

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この記事の執筆者
高橋宇内
高橋 宇内 氏人事&キャリアドバイザー経験者
採用コンサルタントとして企業の人事を複数担当。転職後キャリアドバイザーとして、新卒・中途の求職者の支援。
目次

【結論】既卒ニートでも就職できる

既卒の就活の実態を知りたい方も多いはずです。

結論、既卒ニートでも就職はできます。なぜなら、社会人経験がなく若いからこそ、将来性に期待されるからです。

とはいえ、既卒ニートから就職するには、自分の状況を客観的に判断し、就職成功のための対策を立てる必要があります。

この章では、既卒ニートでも就職できる理由や、第二新卒やフリーターとの違いについて解説します。

既卒ニートでも就職が不利になりにくい理由

既卒ニートは、必ずしも就職活動で不利になるわけではありません。

ただし、就職に消極的になったり、ニート期間が長すぎたりすると、既卒でも採用されない可能性が高くなってしまいます。ニート期間についてネガティブに捉えすぎず、できるだけ早期に就職活動を開始することが大切です。

また、既卒ニートでも就職が不利になりにくい背景として、「ポテンシャル採用」と「第二新卒枠」の存在が考えられます。

ポテンシャル採用があるから

ポテンシャル採用とは、求職者をスキルや経験で判断するのではなく、人柄やこれまで身につけた知識、潜在能力などで評価して採用することです。

既卒ニートは、まだ社会に出た経験がなく、将来的な成長の可能性や本来の能力は計り知れません。そのため、既卒ニートの採用活動では、潜在的な能力や人柄を見て、長期的に活躍できるかどうかを判断されます。

また、少子高齢化に伴う労働人口の減少により、伸び代のある若い人材を獲得し、入社後に活躍できるよう教育・育成する企業が増えています。

そのため、既卒ニートにとっても就職に有利な状況であるといえるでしょう。

卒業後3年以内は第二新卒枠が使えるから

卒業してから3年以内は第二新卒枠に応募できるため、既卒ニートでも就職しやすい環境が整えられています。

また、厚生労働省は若年雇用促進法に基づく事業主等指針において、事業主に対し、「卒業後3年以内の既卒者が新卒採用枠に応募できるように努めること」としています。

(一) 学校等の卒業者の取扱い

意欲や能力を有する青少年に応募の機会を広く提供する観点から、学校等の卒業者についても、学校等の新規卒業予定者の採用枠に応募できるような募集条件を設定すること。当該条件の設定に当たっては、学校等の卒業者が卒業後少なくとも三年間は応募できるものとすること。

引用元:改正後の「事業主等指針」(全文)|厚生労働省

この指針を受けて、企業によっては新卒採用枠に応募できる可能性もあるでしょう。

第二新卒や新卒の採用では、前述した「ポテンシャル採用」が実施されるのが通常です。中途採用やキャリア採用ではスキルや経験を重視される傾向が強いため、第二新卒・新卒枠に応募できることは、既卒ニートにとって大きな利点となるはずです。

なお、一般的に第二新卒は「卒業後3年以内」とされていますが、企業によって定義が異なるため、応募前に募集要項をよく確認してください。

既卒ニート・第二新卒・フリーターの違い

既卒ニート・第二新卒・フリーターの違い
既卒ニート卒業後に就職した経験がなく、現在アルバイトや学業、家事にも従事していない人
第二新卒卒業後、就職したが3年以内に離職した人
フリーター正社員経験がなく、アルバイトで生計を立てている人

既卒ニートと第二新卒の違いは、正社員として働いた経験があるかどうかです。また、既卒ニートとフリーターでは、現在就業しているかどうかの点で違いがあります。

現在働いておらず、正社員としての職歴がない既卒ニートは、一見すると採用されにくいように感じるかもしれません。しかし、適切な対策をすることで、就職成功の可能性を高められるでしょう。

既卒ニートの割合

どのくらいの方が卒業後に就職せず、既卒ニートになっているのでしょうか。

厚生労働省が調査した「平成29年就業構造基本調査」によると、学歴別に見た年齢別のニートの割合は以下のとおりです。なお、数値は年齢別人口に対する割合で、在学者は除外されています。

学歴性別15歳~19歳20歳~24歳25歳~29歳
高校卒男性12.1%6.4%5.9%
女性10.1%4.9%4.6%
大学卒男性-1.6%1.3%
女性-0.9%0.8%
大学院卒男性-0.0%1.5%
女性-0.0%1.4%

【参考記事】図表1-4 有業・無業状況の性・学歴・年齢別人口に対する比率(在学者を除く)|若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より― 
※「非求職無業者」の数値を参照

調査結果からわかるように、最終学歴によって、既卒ニートになる方の割合は大きく異なります。大卒者の場合、男性で1.6%、女性で0.9%の方が、卒業後に就職せずにニートになっているようです。

また、マイナビの調査によると、2022年の既卒者の内定保有率は、前年の42.4%から増加して44.8%になっています。

高橋 宇内氏

既卒者の内定保有率の上昇には、求職者の活動量の増加だけでなく、企業側の既卒者に対する採用意欲の向上も関係していると考えられます。

【参考記事】2022年度 既卒者の就職活動に関する調査|マイナビキャリアリサーチLab

ただし年齢が上がるほど就職が不利になる

年齢が上がるほど就職が不利になるので注意してください。

以下は、1年間ニートだった人が正社員に就職できる割合を年齢別に表したグラフです。

30代になると、急に就職率が下がります。

引用元:独立行政法人 労働政策研究・研修機構|若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状 ③

くりかえしですが、早めに就職活動を始めましょう。

既卒ニートから就職できた人の体験談

ここでは、既卒ニートから正社員に就職できた人たちのリアルな体験談を紹介していきます。

今のあなたに近い状況から正社員に就職した人がいるかもしれません。

5人の体験談を紹介します。読むとわかりますが、勇気をもらえる体験談なので目を通してみてください。

調査期間:2024/3/6 ~ 2024/3/7
調査対象:サービス利用者の男女
調査方法:ネットによる調査
※ユーザーアンケートより抜粋

就活に失敗→既卒ニート→2ヶ月で正社員に就職した女性の体験談

Q.なぜ既卒ニートになってしまったのですか?

A.対策などせずに就活をしていたら、一次選考も通らず、途中軌道修正したが、内定が貰えないまま卒業してしまった。

Q.どうして就職しようと思ったのですか?

A.実家ぐらしではあったが、親から就職しなければ家から出ていきなさいと言われて、卒業後もハローワークなどでずっと就職活動を続けていた。

Q.どうやって就職活動しましたか?

A.ハローワークや新卒ではなく、第二新卒、中途採用を掲載しているサイトに登録して良さそうなところに応募していた。

Q.既卒ニートだったことを面接でどう答えましたか?

A.卒業後2ヶ月で就職したので、就職活動の対策をせずに失敗続きだったことを正直に話しました。その間、ずっと就職のための活動をしていたことも話しました。

Q.既卒×ニートで悩む人に応援メッセージをお願いします。

A.新卒で入社した人もすぐ辞めることだってあります。就職出来ないまま卒業したとしても、失敗したことを正直に話せば問題ないと思います。既卒ニート担ったことを後ろめたいことと思わず、自分がどんな人か相手に分かってもらうためのストーリーを組み立てましょう。

内定なしで卒業→既卒ニート→正社員に就職した女性の体験談

Q.なぜ既卒ニートになってしまったのですか?

A.就職が上手く行かずに、とある専門のスクールに進学することにして内定とらずにそのまままたスクールの学生になったのだが、そこが合わずにやめたので既卒ニートになりました。

Q.どうして就職しようと思ったのですか?

A.安定している収入源が欲しかったのと、いつまでもニート生活だと親がうるさかったので。またお金が欲しくて、自立したかったからです。

Q.どうやって就職活動しましたか?

A.既卒に強い転職サイトや、ホームページなどで探しました。また地道に履歴書を提出して、面接にこぎつけるようにしました。

Q.既卒ニートだったことを面接でどう答えましたか?

A.既卒ニートではなく、在宅のバイトなどで働いていることにしました。またそのバイトは専門的な知識があることにしました。

Q.既卒×ニートで悩む人に応援メッセージをお願いします。

A.既卒ニートだとしても、バカ正直にそれを話さず、在宅で仕事をしていた、他のビジネスをしていた、というと通ることが多いので、諦めないでください。

就活せずに卒業→既卒ニート→正社員に就職した男性の体験談

Q.なぜ既卒ニートになってしまったのですか?

A.卒業単位は取得できていたが登校・出席が億劫になってしまい進学・就職の活動をしなかったため流れで卒業となりました。

Q.どうして就職しようと思ったのですか?

A.アルバイトをしていたが、仲の良かった同僚が上司と折り合いがつかず働きにくいということで退職することになり、環境を変えようと思ったから。

Q.どうやって就職活動しましたか?

A.転職情報誌から興味がある会社をピックアップして、自分で電話をして応募する形でエントリーして就職することになりました。

Q.既卒ニートだったことを面接でどう答えましたか?

A.面接では、就職しなかった理由については特段質問が出なかったので、答えることはありませんでした。聞かれたとしたら続けていたアルバイトがあったので考えていなかったといったことを答えたと思います。

Q.既卒×ニートで悩む人に応援メッセージをお願いします。

A.まず、自分について否定的にとらえる必要はないということを言いたいです。ただ腐って停滞したままでいるのはお勧めできませんが、自分で動こうと思うときは来るだろうしその時動いてみれば案外なんとかなる。

やりたいことがなく卒業→既卒ニート→正社員に就職した女性の体験談

Q.なぜ既卒ニートになってしまったのですか?

A.将来何をしたいのか明確な目標がないまま卒業してしまい、就活も面倒に感じてしまって全くしてこなかったので既卒ニートになってしまいました。また、親も直ぐに就職を焦らなくても良いと言ってくれていたので、焦ることなく甘えてしまったことが原因だと思います。

Q.どうして就職しようと思ったのですか?

A.暫く親の脛をかじりながら自堕落な生活を送っていましたが、友人達はバリバリと社会に出て働いていて、自分で稼いだお金で好きなものを自由に買って楽しそうに人生を謳歌している姿を見て羨ましいと思ったからです。自分と比較して惨めな気持ちになった反面、やる気も出てきてニートから脱却しようと考えるようになりました。

Q.どうやって就職活動しましたか?

A.まずはハローワークにいって窓口で相談しました。その後、しばらくの間はバイトをして資金を貯め、資格などを取る勉強をして正社員として働けるスキルを磨いていき、自分に自信が付いたところで本格的な就活を始めていきました。

Q.既卒ニートだったことを面接でどう答えましたか?

A.運転免許や資格を取る勉強を行っていたと答えました。また、大学を卒業する前に就活をしなかったのか質問されましたが、その質問にはやりたいことが見つからなかったと素直に伝えました。

Q.既卒×ニートで悩む人に応援メッセージをお願いします。

A.既卒ニートだと働くことに消極的になってしまい、ズルズルとニート生活を行ってしまう人の方が多いと思いますが、若いうちならチャンスはいくらでもあってやる気一つで環境を変えることができるので、最初から諦めずにまずは行動してみることから始めるのが良いと思います。また、失敗しても良い、自分に合った会社は必ずあるとポジティブな感情を持つように心掛け、ニートしていた期間は自分を見つめ直す良い期間だったと肯定してあげることも大切だと思います。

就職したが2ヶ月で退職→ニート→再就職した男性の体験談

Q.なぜ既卒ニートになってしまったのですか?

A.一度大学を卒業して就職した会社が超絶ブラック企業で新人いびりが酷すぎて毎日のようにパワハラを受けて精神的に辛くなり人間不審になって2ヶ月で辞めて、しばらく家に引きこもりました。それで既卒ニートになりました。

Q.どうして就職しようと思ったのですか?

A.親にいつまでも迷惑をかけられないために、再度就職しようと思ったのが就職しようと思ったきっかけです。また親からも働いて欲しいと言われたのも理由です。

Q.どうやって就職活動しましたか?

A.まずハローワークに行きましたが、ハローワークで良い仕事が見つからなかったので求人雑誌を見て興味が持てる仕事を探しました。そして良さげなら会社に電話して履歴書を送りました。

Q.既卒ニートだったことを面接でどう答えましたか?

A.正直にパワハラを受けたことを話をしました。変に嘘を言っても仕方がなく、自分に非はなく理不尽な理由でパワハラを受けたわけですので何も落ち度はないので既卒ニートに至った経緯を面接官に伝えました。

Q.既卒×ニートで悩む人に応援メッセージをお願いします。

A.既卒ニートだからと言って悲観しなくても大丈夫です。もし既卒ニートだから採用を見送るように会社は優しさのある会社ではないので採用されなくて良かったと考えて、自分を分かってくれる会社は世の中にあるはずですから、諦めずに就職活動してみて下さい。

みなさん、悲観的にならず積極的に行動した結果、正社員に就職できています。

何人かは既卒ニートになったことを隠すわけではなく、素直に伝えているのも印象的です。

過去ではなく、いま頑張って行動している姿を評価してくれる企業もあります。

さっそくできることから始めていきましょう。

では次に、既卒ニートから正社員に就職するための準備を解説していきます。

既卒ニートが就職するためにやるべき3つの事前準備

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

生活習慣を改善する

既卒ニートの中には、朝に寝て夜活動する生活が習慣化しており、日中に活動することが少ない方もいるかもしれません。ニートは時間に縛られない生活をしているので、多くの方は好きなように1日を過ごしているでしょう。

しかし、このような状態で就職すると、仕事中の集中力の低下や体調不良を引き起こしかねません。

社会人になるためには、就職の事前準備として、朝起きて夜に寝るリズムを整える必要があります。就職前に生活習慣を改善できれば、スムーズに社会人生活に順応できるでしょう。

他者とのコミュニケーションの機会を設ける

既卒ニートで引きこもりの方は、社会に慣れていくために、他者とのコミュニケーションを徐々に取るように意識することが大切です。

なぜなら、ビジネスではコミュニケーションスキルが必須であり、他者とのコミュニケーションを通じて仕事を進めることが多いからです。社内や顧客とのコミュニケーションが取れなければ、トラブルにつながる場合もあります。

しかし、入社後にいきなり他者と円滑に会話することは、既卒ニートにとってハードルが高く、挫折につながる可能性もあります。

既卒ニートの方は、就職準備の一環として、まず家族や友人と徐々にコミュニケーションを取ることから始めてみるといいでしょう。

ToDoリストを作成する

就職するまでの事前準備では、入社までに「やることリスト」を作成しましょう。

既卒ニートの就職活動を場当たり的に進めてしまうと、思うような評価が得られず、予想以上に時間がかかってしまうかもしれません。そのような事態を防ぐためには、事前の計画策定と目標設定が大切です。

また、就職するという目標のために何をすべきか行動指針を立てられれば、モチベーションの維持にもつながります。

ToDoリストの例は、以下のとおりです。

  • 午前:業界・企業研究
  • 午後:自己分析
  • 夕方:履歴書の作成
高橋 宇内氏

上記の例は1日の流れを指したToDoリストです。ほかにも1週間・1ヵ月間の行動指針を立てることで、就職までの道のりが明確になります。

ToDoリストでやるべきことを明確にし、就職成功につながるような行動を意識しましょう。

既卒ニートの就活の始め方

既卒ニートが就職するときのステップは、以下のとおりです。

それぞれ詳しく解説します。

STEP

スケジュールを立てる

就職活動を始める前に、いつまでに就職したいのか、理想の時期を設定しましょう。ゴール時期を定めることで、ただ漫然と就活を進める事態を回避でき、内定獲得まで専念できるはずです。

就職活動には、自己分析や企業研究、面接対策など、就職するまでに多くのプロセスがあります。

就職までの計画を事前にある程度決めれば、無理なく選考対策ができ、集中して就職活動に取り組めるでしょう。

たとえば、内定獲得を6ヵ月後に設定したケースでは、以下のように逆算してスケジュールを組むのがおすすめです。

内定獲得を6ヵ月後に設定したスケジュール
  • 6ヵ月後:内定
  • 4・5ヵ月後:選考
  • 3ヵ月後:求人情報の収集・志望企業への応募
  • 2ヵ月後:書類作成・面接対策
  • 1ヵ月後:自己分析
  • 現在:事前調査
STEP

就職・転職エージェントに相談する

次のステップとして、就職・転職エージェントに現状を相談しましょう

就職・転職エージェントは、求職者の悩みを聞いたうえで、あなたに合う企業を探してくれます。さらに、書類の作成・添削から面接対策、内定後のフォローまで、全力でサポートしてもらえることがメリットです。

とくに、既卒ニートの就職支援に力を入れているエージェントに相談すると、ニートの採用に積極的な企業や、未経験者の採用に前向きな企業を紹介してもらえるでしょう。

STEP

自己分析でスキルや強みを棚卸する

既卒ニートから就職するには、今まで経験したことやアピールできる強みを深掘りする必要があります。

なぜなら、自己分析をおこなうと、就職後の早期離職を予防したり、就活の軸を定めたりする効果に期待できるからです。

自身の性格やキャリア志向について十分に理解しないまま就職してしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があります。

早期に離職して再度転職活動をすることになると、企業に「またすぐに辞めてしまうのでは?」と懸念され、採用のハードルが上がってしまうかもしれません。

ただし、自己分析を自分一人でしようとすると、時間がかかり、うまくできないケースもあるはずです。

そのようなときは、就職・転職エージェントに協力してもらいながら取り組むと、自分では気づけなかった強みやアピール材料を見つけられるでしょう。

高橋 宇内氏

そのうえで「自分が求めているものは何か」「アピールできる部分は何か」を明確にできれば、企業とのミスマッチを回避できます。

STEP

志望業界・職種・企業のリサーチと応募

自己分析のあとは、志望する業界や職種、企業のリサーチをしましょう。志望業界や職種のリサーチは、求人が自分とマッチするかどうかを見極めるためにも重要です。

深くリサーチしないまま入社を決意すると、イメージとのギャップが生じ、早期退職につながるおそれがあります。

また、面接では、必ずといっていいほど志望理由について質問されます。明確に回答できなければ、入社意欲が伝わらず、採用される可能性は低くなるかもしれません。

既卒ニートからの就職では、時間をかけて業界・職種・企業のリサーチに取り組むことが大切です。就職・転職エージェントによっては、企業の事業内容や仕事内容だけでなく、社風や同僚の雰囲気など、求人票からは読み取れない情報も共有してもらえます。

自己分析と業界・企業リサーチの結果、自身に合いそうな求人があれば、応募に進みましょう。

STEP

書類・面接対策を実施する

就職活動では、書類・面接対策が重要です。

応募書類は、自身を企業側にアピールするファーストステップで、面接に進めるかどうかを左右する大切な役割を果たします。選考を前に進めるためには、時間をかけた書類選考対策が欠かせません。

また、面接対策も念入りにすべきです。

企業は面接を通じて、以下の情報を知りたいと考えています。

  • 書類だけではわからない求職者の人物像を知りたい
  • 企業が求める人材か面接で判断したい
  • 求職者の本音を聞きたい

書類選考に通過しても、面接で良い印象を与えられなければ採用はされません。面接対策を徹底して実施することで、スムーズな受け答えができるようになり、入社意欲を効果的に伝えられるでしょう。

STEP

採用面接を受ける

採用面接で重要なポイント
  • 聞かれた質問に対してスムーズに回答できるか
  • 身だしなみやビジネスマナーに問題はないか
  • 入社意欲は高いか

面接では、短いやりとりを通じて企業との相性を確かめられます。「一緒に働きたい人材」と感じてもらえるように、以上の3つを意識して取り組みましょう。

STEP

内定

内定を獲得したあとは、企業から受け取る「労働条件通知書」を確認しましょう。

書類には、賃金や就業時間、契約期間などの雇用条件が記載されているため、確認後、納得したうえで入社の意思を伝えてください。

よく確認しないで入社すると、入社後にトラブルに発展する可能性もあります。

高橋 宇内氏

就職を成功させるためには、自分が納得した企業に入社することが重要です。

既卒ニートから就職しやすい職種5選

既卒ニートから就職しやすい職種

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

営業職

営業職は、顧客と会話するシーンが多いため、学歴よりもコミュニケーション能力や人間性を重視される傾向があります。

既卒ニートでも、コミュニケーション能力に問題がなければ、未経験からでも採用される可能性が高いでしょう。

営業職の業務内容は、顧客の悩みを解消できるような商品やサービスを提案し、販売することです。

また、成果に応じた報酬が得られる「インセンティブ制度」を採用している企業も多く、努力次第で高収入につながる可能性があります。

営業職は、勤務年数よりも営業成績を重視して評価される点が魅力です。実力で収入をあげたい既卒ニートの方は、営業職を検討してみるといいでしょう。

とくに、不動産業界やIT業界、保険業界は、成果主義の傾向が強く、実績をあげることで理想の給与額を実現できるかもしれません。

プログラマー

プログラマーは、未経験からでも就職しやすい職種であり、既卒ニートでも就職のチャンスは十分に見込めます。なぜなら、大半の企業は1年〜3年の中長期目線で人材の育成を考えているからです。

プログラマーの仕事は、システムやソフトウェアが問題なく作動するよう、設計書をもとにプログラミング言語の入力をおこなうことです。

また、経済産業省の調査結果によると、プログラマーを含むIT人材は、2030年までに最大で約79万人の不足が予測されています。

IT人材の供給動向の予測と平均年齢の推移
引用元:IT人材需給に関する調査(概要)(2019年公表)|経済産業省情報技術利用促進課

未経験者でも採用されやすく、業界内の人材不足も深刻であることから、既卒ニートが就職できる可能性は十分にあるといえるでしょう。

介護職

介護職の仕事内容は、食事の補助や入浴の介助などの生活面での世話や、家事・買い物などのサポートです。

介護職は、少子高齢化の影響で需要が拡大しており、人材不足が深刻な職種です。経験を問わず積極的な採用がおこなわれているため、既卒ニートの方でも就職しやすいといえます。

利用者の状態に気を配り、状況に応じた臨機応変な対応が求められます。

接客業

アパレルショップや飲食店における接客業は、既卒ニートでも就職しやすい職種です。接客業は顧客と対面で関わるため、経験よりも人間性で採用される可能性があるからです。

第一印象の良さやコミュニケーション力に自信がある方は、検討してみるとよいでしょう。

接客業では、顧客をもてなしたり、顧客からの要望や問い合わせに対応したり、ニーズに応じた提案をしたりします。

目の前の顧客に不快感を与えないような身だしなみ・立ち居振る舞いが求められます。

販売スタッフ

販売スタッフは、コミュニケーション能力や、商品・サービスをわかりやすく説明できる力がある人に向いている仕事です。既卒ニートの方でも求められる能力に該当すれば、就職しやすいでしょう。

販売スタッフは、来店者に商品やサービスを紹介することが主な仕事です。

相手のニーズを察知し、的確な提案をする姿勢が求められます。

【プロが解説】既卒ニートの書類・面接対策のポイント

ここでは、キャリアアドバイザーである筆者が、具体的な書類・面接対策について解説します。既卒ニートの方は、ぜひ参考にしてください。

書類作成

応募書類作成のポイント
  • 論理的な文章
  • 定量的な具体例
  • 字の読みやすさ
  • 誤字脱字

論理的な文章を書くためには、「PREP法」の活用がおすすめです。

PREP法とは、以下の頭文字をとった略語で、わかりやすく簡潔に物事を伝える方法として知られています。

  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:具体例
  • Point:結論

採用担当者は、採用活動以外の業務もあり、多忙な日々を過ごしているため、全ての求職者の書類を注意深く見るとは限りません

高橋 宇内氏

そのような状況で自分に興味をもってもらうには、冒頭の文章で関心を引く必要があります。自分のアピールできる部分を最初に伝え、あとで根拠を説明することが大切です。

また、理由・具体例を伝えるときは、以下のように数字を使って定量的に表現しましょう。

・学生時代に取り組んだアルバイトでは、リーダーになるまでに通常は1年かかりますが、私は6ヵ月で達成しました。
・学生時代は、一度も授業を欠席せず、全ての課題を期限内に提出しました。

さらに、当然のことながら、文字が汚く誤字脱字が多いとだらしない印象を与えてしまいます。作成後は2回以上読み直し、完成度を高められるように心がけてください。

ニート期間の履歴書・職務経歴書の書き方

働いたことがないニートの人は、履歴書や職務経歴書の職歴欄に「なし」と書きましょう。

「なし」だけだと不安な人は、無職期間中に取り組んでいたことを書くのがおすすめです。

記入例
  • ◯◯◯◯の勉強をしていた
  • ◯◯◯◯の資格を取得した

応募する職種に役立つ知識や資格であれば、採用される確率が上がります。

また、短期間でもアルバイトをしたことがあれば書いておくと印象が良くなります。

詳しい書き方については、【例文付き】ニート向け履歴書の書き方と書類選考を高確率で通過させるポイントにまとめたので、参考にしてみてください。

面接対策

面接で大切なのは、「結論ファースト」で話を展開することです。

面接官にアピールしようと意識するあまり、質問に対して必要以上に話してしまう方がいますが、これでは言いたいことが明確に伝わらない可能性があります。

たとえば、「志望理由」について質問された際の良い例・悪い例を紹介します。

良い例

私は御社の経営理念・〇〇事業について共感・興味があり応募しました。なぜなら~。

悪い例

私はいままで〇〇や●●をおこなってきました。とくに、〇〇では楽しかった経験があり、●●では~でした。また、××では~でした。だから御社を志望しました。

面接では、質問に対して結論から答えるのが基本です。エピソードから話してしまうと「まとめる力がない」「会話ができない」と判断されてしまいます。

面接でも書類作成と同様に、PREP法を意識して答えましょう。

既卒ニートから就職するための7つのポイント

いずれも、既卒ニートから就職するには欠かせないポイントです。

周囲の人を頼る

既卒ニートは、一人で就職しようとせず周囲の人を頼りましょう。社会人として働いている知人や先輩に頼れば、就職についてアドバイスがもらえる可能性もあります。

採用されやすい人材の特徴や面接の雰囲気など、経験者からリアルな体験談が聞けるため、心の準備ができるはずです。誰にも頼らず一人で就職活動に取り組むと、面接や入社までのイメージができず、不安になる可能性もあります。

高橋 宇内氏

安心して就職活動を進めるためにも、周囲の人を頼りましょう。

社会人としての責任を自覚する

既卒ニートは学生気分から卒業し、社会人としての責任を自覚しましょう。

既卒ニートから就職できたとしても、責任感がなければ入社後にミスが続き、低評価を受けるかもしれません。

就職活動から本気で取り組めば、企業にも意欲が伝わりやすく、就職を成功できる可能性も高くなります。また、入社後に困難な状況に陥っても、屈せず乗り切れる自信がつくようになるはずです。

自分のペースで焦らずに進める

既卒ニートは焦りを感じることもあるかもしれませんが、自分の許容量を超えた就職活動をしないように注意しましょう。

キャパオーバーの状態では心に余裕をもてず、面接でも切羽詰まった状態であることを見抜かれてしまいます。面接の失敗が続くと、さらに追い込まれて、就職自体を諦めてしまうことにもなりかねません。

高橋 宇内氏

既卒ニートから就職するには、自分のペースで焦らずに進めることが大切です。

キャリアビジョンを明確にする

今後のキャリアビジョンは、企業の面接で聞かれる可能性が高い質問です。また、自身の目標や夢を実現させるためにも、キャリアビジョンを明確にしておくことは欠かせません。

さらに、キャリアビジョンをもとに身につけたいスキルや経験を考えると、入社すべき企業が具体的になるはずです。

キャリアビジョンの例
  • 10年後に営業として社内でトップの売り上げを達成する
  • 3年後に〇〇の資格を取得してビジネスマンとしてスキルアップする
  • 販売スタッフとしてお客様に信頼される存在になり、5年後には部下の育成に携わりたい
高橋 宇内氏

キャリアビジョンについて面接で聞かれた際は、1年後・3年後・5年後・10年後のように、具体的な数字で答えるようにしましょう。

求人サイトに複数登録する

既卒ニートで就職活動をする際は、複数の求人サイトに登録しましょう。なぜなら、複数社を利用すれば、数多くの求人から自身に合う仕事を厳選できるからです。

たとえば、dodaでは、2023年10月時点で25万3,697件(※)の求人が保有されています。

求人サイトに複数登録すれば、応募企業の選択肢を増やすこともできるので、就職成功の可能性が広がるでしょう。

(※)dodaの公式サイトに記載されている総求人数を参照

ハローワークを活用する

ハローワークは、厚生労働省が全国に500ヵ所以上設置している職業安定所です。ハローワークでは、就職を希望する方や転職活動をおこなっている方のさまざまな相談を受け付けています。

また、新卒専門の相談員に相談できる「新卒応援ハローワーク」も設置されています。

学生のほか、学校を卒業しておおむね3年以内の方を対象に、個別の相談や就職セミナーなどの支援を受けられるのが特徴です。

高橋 宇内氏

既卒ニートの方にとって、心強いサポートになるでしょう。

【参考記事】
ハローワーク|厚生労働省
新卒応援ハローワーク|厚生労働省

就職・転職エージェントを活用する

既卒ニートの方が就活をするときは、就職・転職エージェントを活用しましょう。なぜなら、幅広い就職活動のサポートを受けられるからです。

具体的に、転職エージェントでは以下のサービスを無料で利用できます。

  • 現状のヒアリング
  • 業界・職種・企業の情報提供
  • 求人の紹介
  • 書類作成・添削
  • 面接対策
  • 面接の日程調整
  • 選考後のフィードバック
  • 内定後の条件交渉・フォロー
高橋 宇内氏

既卒ニートで就活に取り組む方にとって、心強いサポートとなるでしょう。

既卒ニートの就職におすすめの就職エージェント

ここからは既卒ニートの方におすすめの就職エージェントをご紹介します。

ハタラクティブ

ハタラクティブ
ハタラクティブの特徴
  • 書類通過率96%以上・就職成功率80.6%(※1)
  • 転職支援18万人以上と豊富な実績(※2)
  • 利用者の8割が大企業への就職を実現

(※1)2023年12月〜2024年1月時点の面接実施した求職者のうち、内定が出た求職者の割合
(※2)2023年12月〜2024年1月時点

ハタラクティブ」は、フリーターや既卒など20代未経験者向けの就職・転職エージェントです。

ハタラクティブは、公式で「未経験専門」というキャッチコピーを掲げるほど未経験に強く、未経験OKの求人は全体の8割を占めています。IT、営業、サービス業、事務、工場、クリエイティブなど幅広い業種・職種から仕事を選べます。キャリアアドバイザーが求職者の希望や性格を丁寧にヒアリングし、厳選した求人を紹介してくれますが、希望に合わない求人を紹介されたらもちろん断って問題ありません。求人を押し付けられることはないので安心して利用できます。

ハタラクティブの面接対策や履歴書添削のサービスはマンツーマン対応で、2025年2月現在、書類選考の通過率は96%以上、内定率は80%以上の実績を誇ります。

「初めての就職活動に自信がない…」というフリーターの方におすすめです。

未経験採用の求人が多いのにもかかわらず、利用者の8割が大企業に就職しているため「できるだけ大きい会社に就職したい」、「安定した収入がほしい!」フリーターの方は、登録して求人をチェックしてみましょう。

 こんな方におすすめ
  • どんな職種が向いているのか分からない方
  • 学歴や経歴に自信が持てない方
  • 書類や面接がなかなか通らない方
サービス概要
サービス名ハタラクティブ
運営会社レバレジーズ株式会社
公開求人数5,161件
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短1週間(平均約1か月)
研修制度なし
対応地域全国
公式サイトhttps://hataractive.jp/
2025年4月14日時点
  • 自分に向いている求人数はあまり多くなかったものの、それでも未経験可能な求人は様々にあったので、その点はとても良かったと思います。(20代男性)
  • 担当の方は希望とする業界の知識が非常に高く、内部事情などまで詳しくアドバイスして頂けたのはとても助かりました。(20代男性)
  • 担当の方とは基本的なやり取りがLINEだったので、隙間時間で気軽に相談をしやすくて助かりました。(20代男性)

えーかおキャリア

えーかおキャリアの特徴
  • 内定獲得率が大手転職エージェントの4倍
  • Google口コミ ★4.7(2025年2月時点)と高評価
  • 入社後の定着率91.4%

※公式サイト参照

えーかおキャリア」は、フリーターを含む20代のサポートに特化した就職・転職エージェントです。

年間約6,000人の就職・転職をサポートしているため、これまで積み上げられて生きた独自のノウハウを活かして高い内定獲得率を誇っています。えーかおキャリアの内定獲得率は大手転職エージェントの4倍を記録しています。

Googleの口コミには利用者から300件以上のレビューが寄せられ、星4.7と高い評価を獲得しています。充実したサービス内容や、担当者の親身なサポートに満足するコメントが多く見られました。

就職活動中はキャリアアドバイザーが親身に寄り添ってくれ、面談を通して求職者一人ひとりの希望を詳しくヒアリングしてくれます。求職者の希望に合った求人のみ紹介してくれるので、ミスマッチが心配な人も安心して利用できるでしょう。
入社後のフォローアップも継続しておこなっており、不安や悩みがあればいつでも相談できます。

そのため、入社1年後の定着率は91.4%と業界高水準です。

「自分に合わない会社に就職して後悔したくない…」「正社員で安心して働きたい!」フリーターの方は、えーかおキャリアに登録して求人を見せてもらいましょう。

 こんな方におすすめ
  • 社会人経験が1年未満の方
  • 1カ月以内に内定が欲しい方
  • 未経験職種にチャレンジしたい方
サービス概要
サービス名えーかおキャリア
運営会社株式会社For A-career
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短2週間
研修制度あり
対応地域関東、関西、東海、九州
公式サイトhttps://e-kao.co.jp/
2025年4月時点
  • 担当者の方はとても親切でわからないことなど細かく説明してくださいました。(20代男性)
  • 選考対策がとにかく丁寧で、安心できます。履歴書やエントリーシートの書き方、面接対策などもしっかりと対応してもらえるため、自信にもなります。未経験な領域に挑戦する上でも励みになりました。(20代女性)
  • 担当の方は基本的にレスポンスが早かったので、内定を貰うまでスムーズに進んだのはとても助かりました。(20代男性)

就職カレッジ

就職カレッジ
就職カレッジの特徴
  • 19年以上累計36,289人の就職支援実績(2005年~2024年)
  • 書類選考なしで最大20社と面接できる
  • 入社後定着率92.1%以上(2023/2〜2023/7に入社した人材の3ヶ月定着率)

※公式サイト参照

就職カレッジ」は、フリーター・既卒・第二新卒専門の就職支援サービスです。もともと企業向けの研修をおこなっていた株式会社ジェイックが、その研修ノウハウを求職者向けに展開しています。

就職カレッジでは、オンラインの無料就職講座を受けることができ、ビジネスマナーや自己分析、履歴書対策などを徹底的に学べるため、初めて正社員を目指すフリーターの方でも安心して企業の選考に応募することができるでしょう。

また、書類選考なしで最大20社と面接できるため、フリーター歴が長く履歴書に自信がない方にもおすすめです。さまざまな企業の話を聞いて、どの企業が自分に合っているか確かめたい人にも適しています。

さらに、就職後1年間はフォローアップ研修を受けられるので初めての正社員でも不安なく働けるでしょう。フリーターの方は、登録して情報収集してみましょう。

 こんな方におすすめ
  • 転職活動前にビジネスマナーを学びたい方
  • 書類選考をスキップしていきなり面接から始めたい方
  • 自分に合った働きやすい企業を探している方
サービス概要
サービス名就職カレッジ
運営会社株式会社ジェイック
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短2週間
研修制度あり
対応地域東京、大阪など全国
公式サイトhttps://www.jaic-college.jp/
  • 書類なしでいきなり面接できるのが良いです。書類を書く手間が省けるため、内定までスピーディーだと言えるでしょう。最初からいきなり採用の決定権を持つ人と面接できることもあるらしく、私もあっという間に内定がもらえました。(20代女性)
  • ビジネスマナーや面接対策などで就活活動に必要な知識などが無料で学べることがてもいいところだなと感じました。(20代女性)
  • 担当者の方は私の質問一つ一つに丁寧に返答してくださいました。わからないこともしっかりと教えてくださいました。(20代男性)

既卒ニートが就職面接で空白期間を聞かれたときの答え方

卒業から1年以上経過している方は、企業から「就職する気がないのでは?」と懸念される可能性があります。したがって、面接では、ニート期間について納得感のある理由を伝えることが重要です。

以下で例文を紹介するので、参考にしてみてください。

転職理由の回答例

卒業後、就職せずにニートになった理由は、新卒採用時に就職したい職種がわからず、就職のタイミングを逃してしまったからです。しかし、卒業後に自分を見つめ直すことで就きたい仕事が明確になったため、無職期間を利用して業務に必要な資格の取得に励みました。入社後は、●●資格の勉強で得た知識をもとに、熱意をもって仕事に取り組みます。

面接官が納得できるような回答ができれば、就職への熱意が伝わるでしょう。

既卒ニートになった反省と今後の目標を伝えるのもアリ

ニートになった反省を伝える方法もあります。

きちんと反省できる人に見えて、印象が良くなることがあるからです。

失敗しない人はいません。大事なことは、失敗を反省して、次の行動を始めることです。

ニートになってしまった反省を伝えたあとに、今後の目標を伝えましょう。

目標に向かって、具体的に行動していることも伝えると印象が良くなります。

転職理由の回答例

卒業後に無職になってしまったことは反省しています。
「このままではいけない!」と強く思ったため、すぐに就職活動を始めました。
学生時代から興味があったプログラミングの勉強を始め、それと同時にIT企業の求人情報を集めました。その中から貴社を見つけ、成長スピードや将来性を感じて応募しました。
もし入社できたらプログラミングスキルを磨くだけでなく、マネジメントも勉強してチームリーダーとして貴社に貢献したいです。

応募する企業でどう貢献するかをアピールするのがコツです。

このように、面接ではニートになった反省と今後の目標を伝えるのもおすすめです。

既卒ニートの就職でよくある質問や悩み

既卒ニートの就職でよくある質問を紹介します。

既卒ニートやフリーターでの就職が厳しいのは本当?

卒業後のニート期間が長いと、就職する意思がないと判断されやすくなり、就職の難度は上がるかもしれません。

とはいえ、中には求職者の人柄やポテンシャルを重視し、経験やスキルにはそれほど重きを置かない企業もあります。また、人材不足の企業や職種であれば、スムーズに就職できる可能性があるでしょう。

第二新卒枠や新卒枠に応募でき、就職の選択肢が比較的多い「卒業後3年以内」に、就職活動に取り組むのがおすすめです。

関連記事:20代の無職・ニートでも就職できる!就職活動のコツやおすすめの仕事を紹介

就活開始から内定獲得までにはどのくらいかかる?

既卒ニートの平均就活期間は、約3ヵ月程度といわれています。

したがって、内定を得たい時期から逆算すると、開始時期の目安がわかるはずです。

既卒引きこもりでいきなり仕事するのが怖い

既卒で引きこもりやニートの方でいきなり仕事をするのが怖い方は、まずはアルバイトや派遣社員から始めてみましょう。

いきなり正社員を目指す必要はありません。少しずつできる範囲から始めていけば、仕事への恐怖心はなくなっていくはずです。

関連記事:ニートからの社会復帰は無理?怖い?働けないと感じる理由とおすすめの支援サービスを紹介

既卒ニートは公務員を目指すのもアリ?

公務員を目指してもいいですが、もし不合格だと就職する年齢が上がってしまいます。

空白期間がさらに長くなり、就職が難しくなります。

公務員試験の勉強をしながら、民間の就活も並行するのがおすすめです。

既卒ニートもホワイト企業に就職できる?

ホワイト企業にできるので安心してください。

例えば、先ほど紹介した「就職カレッジ」は、入社後定着率が92.21%です。

もし仮にブラック企業を紹介していたら、入社後定着率が92.21%は実現できないでしょう。

働きやすい会社に就職したい人は、就職エージェントの求人もチェックしてみてください。

関連記事:ニートから正社員は受からない?正社員になる7つの方法を徹底解説

仮に就職できたとして仕事についていけるか不安

仕事についていけるか不安な人は、新人研修が整っている会社を選びましょう。

きちんと基礎学習をしてから働けるので、良いスタートを切れます。

もちろん、新人研修を受けてもわからないことはあるでしょう。

ですが、新人研修がほとんどない会社に就職するよりは安心です。

先ほど紹介した就職・転職エージェントに、新人研修が整っている会社を紹介してもらうのもおすすめです。

関連記事:働きたくないけど働かないといけない?働く気がないニートでも就職活動を始めるべき理由

既卒ニートから就職するときは課題をひとつずつ解決しよう!

既卒ニートでも、就職は可能です。とくに、卒業後3年以内だと、就職成功の可能性が高くなるでしょう。

しかし、生活習慣が乱れている方や他者とのコミュニケーションの機会が少ない方は、就職してもすぐに離職する事態になるかもしれません。

そのため、既卒ニートの就職活動では、以下のような点を意識して行動することが大切です。

また、既卒ニートから就職するには、生活習慣の改善やToDoリストの作成などの事前準備をすることが重要です。

なお、既卒ニートからの就職に不安がある方は、無料で利用できる就職・転職エージェントに相談してから判断してみてはいかがでしょうか。

高橋 宇内氏

プロのキャリアアドバイザーが、就職成功に向けて全力でサポートしてくれるので、安心かつ集中して就活を進められるはずです。

高橋宇内

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2021年7月20日 東証グロース上場(7378)
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