現在の働き方が自分にあわなくて、仕事を辞めたいと思う人は少なくありません。

今すぐ仕事を辞めたいけれど転職先が決まっておらず、退職後の生活に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

と、心配になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、次の仕事を決めずに退職するリスクを解説しました。次が決まっていないけど仕事を辞めたいときの対処法や、20代が企業から内定をもらいやすい理由も説明しています。

転職先を決めずに仕事を辞めた20代の体験談も紹介したので、ぜひ参考にしてください。

また、在職中に就職活動を始めるなら、就職支援サービスの利用をおすすめします。

あなたに向いている仕事を探しながら、退職を考えればOKです。

関連記事：20代で退職しても大丈夫？｜メリット3つと辞めるときの判断基準も解説

仕事を辞めたいけど次が決まっていない20代のリスク

次の仕事を決めずに退職するリスクを、3つ解説します。

退職を決断する前に、仕事がなくなるリスクを確認しましょう。

一時的に収入がなくなる

一時的に収入がなくなることは、次の仕事を決めずに退職するリスクの一つです。

次の仕事が決まるまでは貯金を取り崩しながら生活をするため、経済的な不安は増えていきます。

また、退職後は給与から天引きされていた所得税や住民税を自分で支払う必要があります。

退職後は経済的な負担が増えるため、一時的に収入がなくなっても生活できるように、数カ月分の生活費を確保してください。

空白期間が長いと転職しにくくなる

退職後の空白期間が長いと転職しにくくなることは、次の仕事を決めずに会社を辞めるリスクとなります。

空白期間とは退職してから次に働くまでの期間を指し、長くなると採用担当者からの評価は低くなりやすいでしょう。

例えば、退職後1年以上の空白期間がある場合「長期間働いていないが仕事のスキルは鈍っていないのか？」「仕事への意欲が欠けているのではないか？」と、採用担当者は不安になりやすいです。

退職後の空白期間が長い場合は、働いていない時期の過ごしかたを明確に説明できるように準備してください。

「スキルアップのために資格を取得した」「ボランティア活動をしていた」など、ポジティブな理由を面接で伝えましょう。

転職先の企業を妥協して決めてしまう

退職後になかなか次の仕事が見つからないと、転職先の企業を妥協して決めるリスクも出てきます。

無職の期間が長くなると、すぐに仕事が決まらない焦りから、あなたの希望条件とは異なる会社に入社する可能性もあるでしょう。

当社が行ったアンケート調査でも「次を決めずに退職したのでとにかく転職活動を優先し、給与等の待遇面で大きく妥協しました」という意見もありました。

次の職場が決まっていない状態での退職は、転職活動で妥協するリスクが増えるため、慎重に計画を立てることが大切です。

仕事を辞めたい20代が退職を考える理由

厚生労働省の調査結果をもとに、20代が退職を考える理由を5つ紹介します。

参考：厚生労働省｜令和4年雇用動向調査結果の概況

労働条件がよくないから

職場の労働条件がよくないことは、20代が退職を考える理由の一つです。

厚生労働省の調査結果を見ると、退職した25歳～29歳男性の16.9％は、労働時間・休日等の労働条件が悪かったと回答しています。

例えば長時間労働が多く、希望する時期に有給休暇を取得できないと、仕事を続けるモチベーションは低くなるでしょう。

残業時間も多くプライベートの時間を確保できない働き方を続けると、心身ともに疲弊して仕事を辞めたいと考えてしまいます。

会社の将来が不安だから

会社の将来が不安なことも、仕事を辞めたいと考える理由の一つです。

厚生労働省の調査結果では、退職した25歳～29歳女性の7.2％は、会社の将来が不安だったと回答しています。

業績がよくなく人員削減が進む職場では、若手社員は自分のキャリアに不安を感じやすいといえそうです。

また、AIを活用した業務効率化やデータのクラウド保存など、新しい技術やツールを取り入れない職場では、あなたの成長機会は限られるでしょう。

入社して数年間働いた結果、会社の将来を不安に感じると、若手社員は仕事を辞めたいと考えることが多くなります。

職場の人間関係がよくないから

職場の人間関係がよくないと、精神的なストレスが増えて仕事を辞めたいと考えてしまいます。

なぜならば、同僚とのコミュニケーションが不足すると、作業はスムーズに進まず仕事へのモチベーションも低下するからです。

厚生労働省の調査結果では、退職した20歳～24歳女性の8.5％は、職場の人間関係が好ましくなかったと回答していました。

上司からの理不尽な要求や同僚との関係がよくないと、仕事を辞めたいと感じてしまいます。

給与やボーナスが少ないから

給与やボーナスが少ないことも、20代が仕事を辞めたいと考える理由の一つです。

同世代の友人と比べて給与額が少ないと、会社の現状に不満を感じやすくなるでしょう。

厚生労働省の調査結果では、退職した25歳～29歳女性の9.8％は、給与などの収入が少なかったと回答しています。

給与やボーナスが少ないと自由に旅行や買物ができず、転職を考えることもあるでしょう。

また、奨学金の返済をしている方は、毎月の支払いで生活費が圧迫される場合もあり、将来に向けた貯蓄や投資は難しいです。

毎月支給される給与やボーナスの金額が少ないと、将来のことを考えて仕事を辞めたいと感じてしまいます。

仕事の内容に興味を持てないから

仕事の内容に興味を持てないことも、20代が退職を検討する理由の一つです。

厚生労働省の調査結果では、退職した20歳～24歳男性の9.6％は、仕事の内容に興味を持てなかったと回答しています。

例えば、クリエイティブな仕事を希望する人が、ルーティンワークばかりの事務職に配属されると、仕事へのモチベーションは低下し不満が蓄積します。

希望する部署に配属されず仕事内容に興味を持てないと、日々ストレスを感じて退職を考えるきっかけになるでしょう。

関連記事：【令和最新版】仕事辞めたい理由ランキングトップ10

次が決まっていないけど仕事を辞めたい20代の対処法

次の仕事が決まっていないけれど会社を辞めたい方は、以下の対処法を試してください。

十分に休養をとる

仕事を辞めたいと感じたら、まずは心と体を休めることが大切です。

このような方は、無理をせずに体を休めましょう。

有給休暇の申請や休職制度を活用して、リラックスできる時間を確保してください。

睡眠時間とプライベートの時間を確保すると疲労は軽減でき、適切な対処法を見つけやすくなります。

なぜ仕事を辞めたいのかを整理する

休暇を取り疲労が回復したら、仕事を辞めたいと感じた理由を整理しましょう。

仕事を辞めたい理由を明確にすると、現在抱える問題や課題を理解でき、今後のキャリアの方向性を設定しやすくなります。

例えば、会社の将来が不安で仕事を辞めたい場合は、今後の成長が期待できるIT業界やインターネット広告業界へ転職すると不安を解消できます。

労働条件がよくないから退職したい場合は、あなたにあった働き方や福利厚生の充実した企業へ転職するとよいでしょう。

冷静になり仕事を辞めたい理由を整理して、より良い働き方を選択してください。

将来の目標やキャリアを設定する

仕事を辞めたい理由と対処法を理解したら、将来の目標やキャリアを設定しましょう。

将来の目標やキャリアプランがあると仕事を辞めた後の不安を軽減でき、退職後にやるべきことが明確になるからです。

例えば、IT業界への転職を希望する場合は、仕事で必要なスキルの取得や資格の勉強を進められます。

インターネット広告業界で働きたい場合はSNSのアカウントを作成し、自分でコンテンツを発信すると実践的な経験を積めるでしょう。

将来の目標やキャリアを設定すると仕事を辞めた後も計画的に行動でき、希望する企業から内定をもらえる可能性は高まります。

上司や家族に相談する

将来の目標やキャリアを設定できたら、上司や家族に退職の相談をしてください。

信頼できる上司や家族に相談をすると、客観的な視点でアドバイスをもらえます。

また、第三者の意見を聞くことで、自分の考えを整理する助けにもなるでしょう。

身近に相談できる人が少ない場合は、転職支援サービスや総合労働相談コーナーなど、無料で利用できる窓口に相談してください。

関連記事：仕事を辞めたい人の頼れる相談先と円満退職のコツ

転職活動を行う

仕事を辞めたいと感じたら、転職活動を行いましょう。

可能であれば在職中に転職活動を行い、次の仕事を確保できると安心して退職できます。

具体的には、転職支援サービスや転職サイト、友人や家族の紹介を活用するとスムーズに転職活動を行えます。

転職活動を行うことで次の仕事が見つかる可能性は高まり、退職後の不安を軽減できるでしょう。

関連記事：20代転職サイトおすすめランキング！前半後半や未経験・女性向けに比較

20代で次が決まっていないけれど仕事を辞めても良いケース

次の仕事が決まっていないけれど退職しても良いケースは、以下の3つです。

それぞれのケースを、具体的に解説します。

働くことがストレスになっている

日々の業務で大きなストレスを感じる場合は、仕事を辞めて新しい環境に行くことをおすすめします。

過度なストレスは心と体の健康に重大な影響を及ぼすため、無理に仕事を続けると体調が悪くなる可能性もあります。

働くことでストレスを感じる方は、次の仕事が決まっていなくても退職して良いケースと言えるでしょう。

体調不良が続いている

長期的に体調がよくない方も、仕事を辞めても良いケースの一つです。

20代は社会人のキャリアをスタートしたばかりで、仕事が原因で体調を崩すことは、長期的に見てリスクが高いといえます。

例えば、過労が原因で頭痛や胃痛が続く場合、仕事を続けると体調は悪化して入院が必要になることもあるでしょう。また、精神的にストレスを抱えると、うつ病や不安障害を発症するリスクも高まります。

体調不良が続く方は次の仕事が決まっていなくても退職し、健康を取り戻すことに専念してください。

将来の目標が明確にある

将来の目標が明確にある方は、次の仕事を決めずに退職しても良いケースの一つです。

明確な目標があると仕事を辞めた後の計画も立てやすく、退職後はあなたのやりたいことに多くの時間を使えます。

「◯◯業界で働きスキルを身に付けたい」「起業して自分のビジネスを立ち上げたい」などの目標があると、現職で働くメリットは少ないでしょう。

将来の目標が明確にあり具体的な計画を立てている方は、次の仕事が決まっていなくても20代で仕事を辞める選択をしてください。

20代なら次を決めずに仕事を辞めても転職できる理由

20代が転職をしやすい具体的な理由は、以下の2つです。

とくに20代前半は第二新卒として扱われることも多く、他の年代よりも転職しやすいでしょう。

企業は積極的に採用活動をしている

多くの企業は積極的に採用活動をしているため、仕事を辞めてもすぐに内定をもらいやすいでしょう。

厚生労働省の資料を確認すると、53.3％の企業は今後3年間で転職者の採用予定があると回答しています。

とくに、建設業や運輸業・郵便業、情報通信業は人手不足が深刻で、積極的な採用を進める予定です。

今後採用予定のある業種と割合は、以下の表の通りです。

業種	今後3年間に転職者の採用予定がある企業の割合
建設業	69.0％
運輸業・郵便業	66.7％
情報通信業	66.4％
不動産業・物品賃貸業	55.3％
医療・福祉	55.2％

上記の業種で働きたい方は、転職活動で内定をもらいやすいでしょう。

未経験でも20代は採用されやすい

20代は新しい環境に適応しやすく長期的に働けるため、企業も積極的に採用を進めています。

20代の転職ではポテンシャルを重視して採用されることもあり、未経験の職種に応募しても内定をもらいやすいでしょう。

例えば、IT業界や営業職などは新入社員への教育プログラムが充実しているため、未経験の応募者を歓迎しています。仕事に必要なスキルを習得させる体制が整っているので、未経験でも採用されやすいでしょう。

関連記事：20代転職におすすめの職種・業界10選｜未経験からの転職でおすすめの職種を紹介

次を決めずに仕事を辞めた20代の体験談

次の仕事を決めずに退職した20代の方に協力していただき、アンケート調査を行いました。

体験談をもとにして、仕事を辞めるかどうかの判断基準にしてください。

【質問①】退職してよかったことを教えてください

属性（年齢・性別）	体験談（※抜粋）
20代 女性	残業続きの毎日で、働きながらの転職活動が難しかったため退職しました。転職のためだけに時間を使えるため、試験や面接の日程調整がしやすいことや、企業研究に十分時間を割けたことがよかったです。
20代 男性	次の仕事が決まっていると、有給の消化に余裕がない場合があります。次の仕事を決めないことで、残った有給を全部消化できたことがよかったです。
20代 男性	前職で社会的に信用を失うような不祥事が発覚し、自身のモチベーションも落ちて半ばうつ状態でした。退職して心身への負担を和らげられたのでよかったです。
20代 男性	次の仕事を決めていなかったおかげで、迷う事なくスピーディに退職できた点がよかったです。仮に次の仕事を決めるまで退職しないやり方でしたら、ダラダラと退職できなかったと思います。
20代 男性	次の仕事を決めず退職したので、次に向けて全力をささげられました。よけいなことを考える時間を省けたことがよかったです。

アンケート調査の結果を見ると「転職活動に多くの時間を使えた」「退職して心身の負担を軽減できた」という声がありました。

退職後は自由に使える時間が増えるため、自分のペースで転職活動を行えます。また「仕事でのストレスを軽減できてよかった」という意見もありました。

【質問②】退職して後悔していること

属性（年齢・性別）	体験談（※抜粋）
20代 男性	仕事に応募してから内定をいただくまでに2か月を要したので、家族にも負担をかけたことを後悔しています。次の仕事が決まるまでは、ずっと不安でしたね。
20代 男性	収入が一時的に途絶えることは不安でした。給与が次月からは出ないので、生活に色々と制限がかかりました。
20代 女性	前職はアパレル業界で働いていました。アパレル以外ならば何でもよいと仕事を決めたため、給料があまり多くありません。
20代 男性	退職後になかなか次の勤め先が見つからなくて、貯蓄が減っていき生活が困窮した点が悪かったと感じています。
20代 男性	退職後は貯金を取り崩すため、お金の余裕がなくなり大変でした。

アンケート調査を確認すると「収入が一時的に途絶えて不安」「次の仕事が見つからなかった」という声がありました。

次の仕事を決めずに退職すると、貯金を取り崩して生活をするため、数カ月分の生活費を確保する必要があります。

また「税金の支払いや保険証の切り替えが面倒」「納税のため、貯金もあっという間になくなった」という体験談もありました。

退職後は保険証や年金、確定申告も自分で行うため、必要な手続きを確認しましょう。

仕事を辞めたい20代が退職前に準備すること

仕事へのモチベーションが低下し退職を考え始めたら、以下の準備をしてください。

退職後は健康保険制度や国民年金への加入手続きが必要なため、手続き内容を事前に確認すると安心です。

退職後の生活費を確保する

退職を考え始めたら、退職後に必要な生活費を確保してください。

以下の項目を紙に書き出すと、必要な生活費の金額を理解できます。

また、退職後は健康保険料や年金保険料、納税も自分で行うため、1年間の支払いスケジュールを用意すると便利です。

おおよその金額を理解できたら、すぐに仕事が決まらないリスクも考えて、3ヶ月～6ヶ月分の生活費を確保できると安心でしょう。

失業保険の内容を確認する

生活費の計算とあわせて、失業保険の内容を確認してください。

退職後に失業保険を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

また、あなたの退職理由や次の就職先が決まることで、失業保険の受給期間は変わります。

失業保険を受給できる期間やおおよその金額を理解すると、必要な生活費の計算も正確になるため、事前にハローワークのWebサイトで確認しましょう。

健康保険の切り替え手続きを確認する

退職後は健康保険の切り替え手続きも必要になるため、事前に内容を確認しましょう。

健康保険制度の切り替えには、以下3つの選択肢があります。

必要な書類や手続きの内容は、総務課や人事課の担当者、全国健康保険協会のWebサイトで確認してください。

国民年金の加入手続きを確認する

健康保険の切り替え手続きとあわせて、国民年金の加入手続き方法を確認しましょう。

国民年金の手続き方法は、市区町村役場の保険年金課に行くと教えてもらえます。

退職後は基礎年金番号通知書を用意して、国民年金の加入手続きを行いましょう。

また、国民年金には免除制度や納付猶予制度もあるため、日本年金機構のWebサイトも確認してください。

退職の準備をする

必要な生活費を確保して健康保険や年金の手続き内容を確認したら、退職の準備を始めましょう。

具体的には以下の準備をしてください。

とくに、あなたが担当する業務の引き継ぎは重要です。スムーズに仕事を辞められるよう、計画的に準備を進めてください。

退職を伝えにくいなら退職代行サービスを利用する

上司との関係がよくなく退職の報告を伝えにくい場合は、退職代行サービスの利用をおすすめします。

退職代行サービスを利用すると、会社への連絡や退職届の送付手続きを代行してくれるため、上司や同僚と直接やり取りをせずに退職が可能です。

とくに、顧問弁護士の監修を受けて労働組合と連携している退職代行Jobsでは、法律に基づいた手続きや交渉を依頼できます。

「退職の報告をしても無視される」「人手不足だから◯月まで働いて欲しい」と言われて退職の手続きが進まない方は、一度以下のボタンから無料相談を試してください。

仕事を辞めたい20代におすすめの退職代行サービス

仕事を辞めたい20代におすすめの退職代行サービスは、以下の3つです。

「自分で退職を伝える勇気が出ない」「同僚に退職を伝えるのが辛い」方は、ぜひ参考にしてください。

退職代行Jobs

退職代行Jobsは、弁護士が監修する退職代行サービスです。

利用料金は27,000円で、退職届の送付や上司への退職連絡を代行してくれます。

退職代行Jobsへの相談はLINEやメールを利用でき、手続きは最短30分で完了します。

次の仕事が決まっていない方は求人紹介サービスも利用できるため、転職の相談も可能です。

関連記事：退職代行Jobsの口コミ紹介！メリットや注意点、評判、料金などを解説

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは労働組合法人が運営する退職代行サービスです。

非営利団体が運営するため、利用者の利益を最優先に考えたサポートを行っています。

退職代行ガーディアンの料金は24,800円で、追加料金は一切かかりません。

退職後も無料相談は可能なため「手続きが終わったのに上司から連絡が来る」「離職票が届かない」などのトラブルにも対応できます。

関連記事：退職代行ガーディアンの口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

仕事を辞めたいけど次がない20代に関するよくある質問

仕事を辞めたいけれど次が決まっていない20代に関するよくある質問を、3つ紹介します。

なぜ若手社員は辞めるのですか？

厚生労働省の調査を確認すると、20代を含めた若手社員が辞める理由は、以下の5つが挙げられます。

また、インターネットで転職に関する情報を簡単に取得できることも、若手社員が会社を辞めやすくなった理由の一つでしょう。

参考：厚生労働省｜令和4年雇用動向調査結果の概況

20代の勤続年数は何年くらいですか？

厚生労働省が発表した通算勤務期間の資料を、以下の表にまとめました。

勤続期間	20歳～24歳	25歳～29歳
6ヶ月未満	14.6％	7.9％
6ヶ月以上～1年未満	21.5％	10.5％
1年以上～2年未満	27.9％	17.2％
2年以上～5年未満	27.4％	46.8％
5年以上～10年未満	4.1％	16.2％

20歳～24歳の年代では、勤続年数1年～2年の人が多かったです。

25歳～29歳の年代では、2年～5年働いて転職を決意した人が46％いました。

20代後半になると勤続年数も多くなり、キャリアアップや環境の変化を求めて転職を考える人が増えているといえそうです。

参考：厚生労働省｜令和2年転職者実態調査の概要

仕事を辞めたほうがいいサインを教えてください

仕事を辞めたほうがいいサインは、以下のとおりです。

上記のサインに気付いたら、自身の健康や将来のキャリアを考え、退職や転職を検討してください。

関連記事：仕事を辞めたい時は診断してみよう！仕事が辞め時のサイン12選

まとめ｜仕事を辞めたいけど次がない20代はリスクを理解して退職しよう

この記事では、転職先を決めずに仕事を辞めるリスクを解説しました。

転職先を決めずに退職すると、一時的に収入がなくなるリスクが出てきます。

一方で、多くの企業は積極的に採用活動を進めており、20代であれば未経験の職種でも採用されやすいでしょう。

退職後の計画をしっかり立ててから、仕事を辞めるかどうかを検討してください。

また「上司が退職を認めてくれない」「直接退職の連絡がしにくい」と悩んでいる方は、退職代行サービスを利用してください。

無料で相談もできるため、不安に思っていることや退職の疑問点を一度確認してみましょう。