仕事を辞めたいけど何を基準に診断したらいいのかわからない
いま仕事を辞めるべきなのか知りたい
このような悩みを抱える方は、自分の市場価値を診断してみて、今の会社よりも条件が高い求人からのスカウトがあれば転職活動を始めればOKです。
今すぐ転職活動をする必要はありません。転職活動してもなかなか内定がもらえないかもしれません。
目次
【診断テスト】仕事を辞めたいのか診断してみよう
それではさっそく仕事辞めたい診断をしてみましょう。以下の問いに答えながら「そう思う」数を数えながら進んでください。
問1.現在の仕事で疲労感を感じることが多いですか?
そう思う/そう思わない
問2.通勤時間に関わらず通勤時間が長いと感じていますか?
そう思う/そう思わない
問3.仕事に集中することが難しいと感じることがありますか?
そう思う/そう思わない
問4.仕事上の人間関係によるストレスを感じていますか?
そう思う/そう思わない
問5.現在の仕事内容や業務に満足していますか?または興味を持てていますか?
そう思う/そう思わない
問6.仕事量は適切だと感じますか?それとも負担が大きいですか?
そう思う/そう思わない
問7.残業が頻繁に発生し、負担になっていますか?
そう思う/そう思わない
問8.仕事の達成感や成果に満足していますか?
そう思う/そう思わない
問9.現在の収入に満足していますか?
そう思う/そう思わない
問10.ハラスメントやいじめ、不適切な扱いを受けていると感じていますか?
そう思う/そう思わない
もし「そう思う/そう思わない」が5つ以上当てはまる場合は、会社を辞めるために転職活動を始めた方がいいでしょう。
今後無理に勤めていても、体調不良や最悪の場合うつ病になる可能性があります。
仕事を辞めたい思う7つの理由
仕事を辞めたいと思う人によくある理由は下記のとおりです。
- 人間関係や職場の環境で問題がある
- 給与が明らかに低いと感じる
- 契約内容と違う業務を任される
- 故意で嫌がらせをしてくる
- キャリアアップができないと感じる
- 残業や休日出勤を求められる
- 会社の風土や文化に不満がある
仕事を辞めたいけど、あと一歩が踏み出せない方は、明確な退職理由が定まっていない傾向にあります。仕事を辞める意思が固まらない方は、まず理由を探し始めることが重要です。
本記事では、仕事を辞めたいと思う上記の理由について解説します。自分自身の仕事を辞めたい理由を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
人間関係や職場の環境で問題がある
仕事を辞めたいと思う理由として、人間関係や職場の環境で問題があることがあげられます。
人間関係や職場の環境が悪い具体例は以下のとおりです。
- 不公平な評価や処遇
- パワハラの常態化
- 長時間労働や業務過多
- コミュニケーションの困難
- 過剰なストレスやプレッシャー
- チームや組織の方向性への不満
人間関係や職場の環境に関する問題点では、上記のような理由で「つらい」「辞めたい」と思う傾向があります。
仕事を辞めたい理由を探している方の中で、人間関係や職場の環境が原因だと感じる場合は、自身の健康状態・キャリアを考えて決断することが重要です。
仕事を辞めたいけど、一歩踏み出せない方は、現在の職場と自分のキャリアプランを照らし合わせてください。もし、不満があるだけでなく、将来像を叶えられない場合は、自分に合った職場を見つけるために転職を推奨します。
給与が明らかに低いと感じる
給与が明らかに低いと感じる場合も、仕事を辞めたいと思う人に該当する理由です。厚生労働省が調査した仕事をやめた者の退職理由によると「給与・報酬が少なかったから」と回答した人は、100人中40人と1位でした。
厚生労働省の結果から、給与は働くうえでモチベーションに繋がる重要な要素だと考えられます。業務時間や内容が明らかに多忙であるにもかかわらず、適切な給与をもらえてないケースもあります。
給与形態が残業代込みとなっており、規定時間以上の労働をしても収入が増えない場合もあるでしょう。明らかに給与が低いと感じる場合は、下記の内容を確認する必要があります。
- 業界や職種の給与水準と大きな違いがあるか
- 評価制度が明確に定められているか
- 給与の交渉や昇格の機会を設けているか
給与や昇格に関する相談をした際、改善をする兆しがあれば、退職をしない方向性で検討してもいいでしょう。ただし、改善する余地がない場合は、働く環境が変わらない可能性も考えられるため、退職を推奨します。
給与が明らかに低く、今後もその状況が改善されない場合は転職活動を始めましょう。
【参照元】厚生労働省 仕事をやめた者の退職理由
契約内容と違う業務を任される
契約内容と違う業務を任されるのも、仕事を辞めたいと思う人に該当する理由です。厚生労働省の調査結果で「自分の希望する仕事ではなかったから」と回答した割合は、100人中13人でした。
入社前に交わした業務内容に関する契約が、聞いていた仕事と異なる場合があります。人事配置など必ずしも契約通りの部署に配属されるとは限りません。
とはいえ、契約内容と明らかに異なる部署に配属された際は、まずは異動願を提出しましょう。
異動願が通らない場合やそもそも話を聞いてもらえない場合は、転職活動を始めましょう。しかし、仕事内容が異なるといった理由では、志望動機が評価されづらいため、成功させる難易度が高くなる傾向があります。そのため、転職エージェントを活用して、成功させるためのノウハウを学ぶことが必要です。
契約内容と違う業務を任され、キャリアに悪影響する場合は、退職を推奨します。自分の将来ビジョンを叶えるための、仕事選びをしましょう。
【参照元】厚生労働省 仕事をやめた者の退職理由
退職した方がいい会社の特徴12選!該当する時の対処方法も解説
故意で嫌がらせ(ハラスメント)をしてくる
故意で嫌がらせやハラスメントがある環境で働いていると、仕事を辞めたいと思うのは仕方ありません。
ハラスメントが日常的に起きている場合は、まずは信頼できる上司や人事部門に相談しましょう。もし、対処をしても無くならない、もしくは改善されない場合は、退職して新しい環境で働いたほうがいいでしょう。
ハラスメントが常態化している職場であれば、すぐに退職手続きをして、転職しましょう。
キャリアアップができないと感じる
キャリアアップができないと感じるのも、仕事を辞めたいと思う人に該当する理由の1つです。
ただし、キャリアアップができないからと言って、そのまま退職するのではなく、以下のような対策を考えることも大事です。
- 部署異動を相談する
- 資格を取得する
- 転職に向けてスキルや経験のレベルを上げる
現職の仕事でキャリアアップが難しい場合は、部署異動で新しいスキルや経験を積むのも対策のひとつです。もし、部署異動でキャリアアップができない場合は、転職を検討するのを推奨します。
あなたが想い描くキャリアビジョンを達成するには、職場で身につけられるスキルが大きく関係します。今のままではキャリアアップできないと感じる場合は、自身の目標や夢を優先して転職を考えるようにしましょう。
【参照元】厚生労働省 仕事をやめた者の退職理由
残業や休日出勤を求められる
残業や休日出勤が求められるのも、仕事を辞めたいと思う人に該当する理由の1つです。厚生労働省の調査結果では「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」と回答した割合が、100人中30人でした。残業や休暇に関する悩みを抱えて退職する方は多いようです。
扱っている商品やサービスによっては、繫忙期があるため、一時的な休日出勤や残業が増えることは仕方ありません。
しかし、日々の業務が膨大にあり残業しなければ終えることができなかったり、人数不足で休日も出勤する必要があったりなど、会社として問題がある場合は退職を検討しましょう。
過度な残業や休日出勤が当たり前になっている場合は、ブラック企業に該当するので、退職しましょう。
【参照元】e-Gov 労働基準法第三十二条
会社の風土や文化に不満がある
働いている人の性格や社風が自分に合わないと、仕事を辞めたいと考える方もいます。
会社の風土や文化に不満を持つ具体的な理由は下記があげられます。
- コミュニケーション不足
- 社内の雰囲気が合わない
- 仕事の価値観が異なる
勤務中以外に同僚と関わりを持ちたくない人が、仕事終わりに飲み会などの付き合いが当たり前の会社で働いていると、自分とは合わないから辞めたいと思ってしまうでしょう。
社風は企業ごとによって異なります。自分にあった社風で働くことで仕事でのストレスは軽減されるはずです。
仕事の辞め時に現れる5つのスピリチュアルサイン
本記事では、仕事の辞め時に現れるスピリチュアルサインを5つ紹介します。
下記に当てはまる場合は、仕事の辞め時である可能性があるため、判断材料のひとつとして参考にしてください。
- 精神的に限界を感じる
- 体調が悪化する
- 同僚や先輩が次々に退職する
- モチベーションが下がり続ける
- 不眠症に陥る
精神的に限界を感じる
精神的に限界を感じることは、仕事の辞め時に現れるスピリチュアルサインです。長時間のストレスや負荷が続くと、心理的な疲労や不満、やる気の低下などが現れる場合があります。
精神的な限界を感じるときは、心のバランスや幸福感が崩れ、仕事に対する意欲やエネルギーが減少している状態を指します。この状態では、心身の健康を保つことが難しくなる可能性があります。
具体的には、下記のような症状が現れるでしょう。
- 疲労感や無気力
- 不快感やストレス過多
- 自己評価の低下
- 目標や目的の喪失
- 健康状態への影響
精神的に不安定のまま働き続けると、うつ病などの病気にかかり、社会復帰に時間を要する場合があります。
体調が悪化する
体調が悪化するのも、仕事の辞め時のサインです。過労からの睡眠不足やストレスが積み重なったことなどが原因で体調を崩す方がいます。
また、自分は大丈夫だと思っていても、体力的に限界がきている方もいるはずです。
具体的な体調の変化は下記のとおりです。
- 疲労感や倦怠感
- 睡眠障害
- 免疫力の低下
- 消化器系の不調
- 激しい頭痛
上記のように体調が悪化した場合、仕事の辞め時であり、会社を辞めるのか考える良いタイミングかもしれません。
ただし、体調不良の原因は一概に仕事だけではなく、生活習慣や他の要素にも関わるため、総合的な視点で見つめ直すことが重要です。仕事では健康を最優先に考え、バランスの取れた生活を送ることが、心身の健康を維持することに繋がります。
同僚や先輩が次々に退職する
同僚や先輩が次々に退職するのも、仕事を辞めるか検討するタイミングです。同僚や先輩が辞めていくことは、会社の労働環境や給料面などに問題がある可能性が高いと考えられます。
ただし、退職者が増える理由は、一概に仕事の問題だけではなく、組織の変化や個人のキャリアの選択など、さまざまな要素が関与している可能性も考慮する必要があります。そのため、自身のニーズや目標に合わせて、退職するのか検討することが重要です。
とはいえ、立て続けに同僚や先輩が退職するのは、企業側に問題があると可能性が高いす。なので、周囲が次々に辞める場合は、本当に会社に残り続けていいのか考えてみましょう。
モチベーションが下がり続ける
モチベーションが下がり続けるのも、仕事の辞め時に現れるスピリチュアルサインです。
仕事でモチベーションが上がらないときは、以下のような原因がある可能性が考えられます。
- 目標や意義の欠如
- 急激なエネルギーの消耗
- 充実感や幸福感の欠如
- 組織文化や人間関係による問題
「上司と合わないから、会社に行くの嫌だな」
このようにモチベーションが低下すると、新たな挑戦や環境の変化を受け入れにくくなってしまいます。
モチベーションの低下は負のスパイラルを引き起こす可能性もあります。
不眠症に陥る
不眠症に陥るのも、仕事の辞め時に現れるスピリチュアルサインです。不眠症は身体的な健康問題だけでなく、心理的な要素も含まれています。
不眠症は、仕事に対する心理的な負荷やストレスが重なった結果として現れやすくなります。
不眠症が発症する原因は、下記のとおりです。
- 心配やストレスの増加
- 仕事に対するネガティブ思考
- ワークライフバランスの崩れ
- 創造性やインスピレーションの欠如
睡眠は心身の健康やパフォーマンスに深く関わるため、無視せずに取り組むことが重要です。
【実体験】キャリアアドバイザー時代に多かった退職相談
ここでは、実際に退職相談を受けることが多かった理由について解説します。よくある退職理由は下記のとおりです。
- 給与や福利厚生に不満があった
- 仕事内容がとにかくブラックだった
- キャリアアップのために仕事内容を変えたかった
- 仕事に飽きてしまった
実体験1 給与や福利厚生に不満があった
給与や福利厚生に不満があるといった内容は、とくに多い退職理由でした。
朝8時から夜10時まで働いているのに、給与形態が残業代込みなので、固定給が変わらず不満をかなり溜め込んでいました。このような業態に多かったのは、営業職です。
実体験2 仕事内容がとにかくブラックだった
仕事内容がブラックだったと言うケースもよくありました。
営業職やコンサルタント系、IT業界など、業界に関わらず悩んでいる方が多くいました。
たとえば、コンサルタント系の場合、平日の8時間中6時間は新規営業、残りの2時間で提案書や営業リストの作成を行っていました。
当然、2時間で提案書や営業リストの作成が終わるとは限らないため、残業や休日を返上して取り組んでいたようです。
実体験3 キャリアアップのために仕事内容を変えたかった
キャリアアップを目的として転職する方も多くいました。
エンジニアだったけど営業職になりたい、不動産営業からコンサルタントなど、仕事内容を変えてキャリアアップを目指そうとする方は、前向きな姿勢が見られました。
実体験4 仕事に飽きてしまった
仕事がマンネリ化してしまい、仕事に刺激がなく退職したいと悩む方も多くいました。
仕事に飽きてしまう方は、経理担当や営業ポジションだけ、下流工程ばかりといった特徴があります。
仕事を辞めたい人によくある質問とアドバイス
仕事を辞めたい人によくある質問とアドバイスは下記のとおりです。
ストレスの限界で仕事を辞めたいときはどうしたらいい?
辞めるべきです。
そのままの状態で働くと、社会復帰できない可能性があるため、早急に退職しましょう。
辞めるタイミングはいつがいい?
辞めるべきタイミングは一概にありません。
本記事で紹介した「仕事を辞めたいと思う7つの理由」に該当する場合は、退職するか検討しましょう。
ただし、いきなり退職するのではなく、計画を立てて行動するのがおすすめです。
仕事を辞めるべきと診断されたら退職した方がいい?
退職を推奨します。
診断はあくまでも客観的な意見ではありますが、無理に自分とは合わない職場で働き続ける必要はありません。
仕事を辞めたいと思った時の4つの相談先
仕事を辞めたいと思ったときは、下記の相談先に頼るのがおすすめです。
- 上司に相談する
- 産業医に相談する
- 専門医に相談する
- 信頼できる友人に相談する
仕事を辞めたいけど、1人で決断をするのが怖いと思う方は少なくありません。あと一歩の勇気が出ないときは、上記に該当する相談先に頼ると、最善の手段が見つかる可能性があります。
仕事を辞めたいけど、踏みとどまってしまう場合は、ぜひ参考にしてください。
上司に相談する
仕事を辞めたいと思ったときは、まずは上司に相談しましょう。仕事への不満や課題を伝えることで、解決策を提案してくれるかもしれません。
また、上司は会社の方針や制度に詳しいため、退職に関する手続きや条件についてもアドバイスを受けられるでしょう。
産業医に相談する
仕事のストレスや健康面の問題が原因で仕事を辞めたいと思った場合、産業医に相談するのがおすすめです。
産業医は、労働者の健康管理を専門とする医師であり、職場における健康問題やストレスに関する相談に応じてくれます。さらに、産業医はあなたの健康状態を評価し、必要な対策やアドバイスを提供してくれるはずです。
専門医に相談する
精神的な健康問題や疾患が原因で、仕事を辞めたいと思ったときは、専門医に相談することが重要です。専門医は、心理的な問題や精神疾患に特化した医師であり、適切な診断や治療を提供してくれます。
たとえば、うつ病や不安障害などの症状がある場合、専門医に相談すれば適切な治療法や支援を受けられます。職場でストレスや悩みを抱えて辞めたいと思ったときは、専門医を頼りましょう。
信頼できる友人に相談する
信頼できる友人に相談するのは、仕事を辞めたいと思ったときの相談先の1つです。友人はあなたの良き理解者であり、支えになってくれる存在です。友人に悩みや状況を話すと、新たな視点やアドバイスを得られる場合もあります。
また、友人との話し合いを通じて、自分の気持ちや希望を整理することもできるため、退職するか明確になるでしょう。
仕事を辞めたいと思った人が次に取るべきアクション
会社を辞めることを伝えても、職場環境が改善されずに退職を決意した人は次のアクションを取ることをおすすめします。
- 退職代行を利用する
- 転職エージェントに登録して活動を始める
仕事を辞めたい理由を相談しても改善されないときは、ぜひ参考にしてください。
退職代行を利用する
仕事を辞めたいけど「勇気が出ない」と思う方もいます。そんな方は退職代行を利用することで、辞めるまでの手続きをすべて代わりに進めてくれるため、行動に移せない方でも容易に退職できるでしょう。
ただし、退職代行を利用するときは、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。退職代行の口コミや評判を確認し、信頼性の高いサービスを選ぶようにしましょう。
退職代行について詳しく知りたい方は、下記の記事を参照ください。
転職エージェントに登録して活動をはじめる
退職を決意したら、まずは転職エージェントに登録して転職活動を始めましょう。転職エージェントは、求職者と企業をマッチングさせる専門家であり、求人情報や転職に関するアドバイスを提供してくれます。
エージェントは複数の企業とのコネクションを持っており、あなたの希望やスキルに合った仕事を紹介してくれます。求人紹介によって、自分自身で求人情報を探す手間や時間を省けるため、書類作成や面接対策を優先的に行えるでしょう。
転職エージェントは、信頼性の高いエージェントを選ぶことが重要です。
仕事を辞めたい人は自分で診断してみよう!
仕事を辞めたい人は、まず診断を行ってみるのも手段のひとつです。退職するかどうか決める権利はあなたにあるため、自由に決められます。
そのため、企業を辞めたいけれど、退職できるか不安を抱える場合は、本記事の内容をもう一度確認して判断してみてください。
また、仕事を辞めたいけど理由を探している場合は、まず仕事辞めたい度・ストレス診断でどのくらい該当するのか試すのも手段のひとつです。