ITエンジニアはスキルや経験が年収に直結するため、自分の年収が妥当かどうか悩んでいる人は多いのではないでしょうか？

この記事では、20代のエンジニアの年収を職種別に紹介します。また戦略的にスキルや経験を積み、年収アップを目指す方向けのコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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20代ITエンジニアの平均年収は「380万円」

大手転職サイト「doda」の平均年収ランキングによると、20代のITエンジニアの平均年収は380万円で、20代の平均年収330万円と比較すると高い結果となりました。

また、ITエンジニアはスキルや経験に応じて年収が上がっていくため、30代512万円、40代642万円、50代以降717万円と推移している点もポイントといえるでしょう。

とは言え、年収アップには業界や地域・企業規模なども影響するため、戦略的な企業選びが重要になりそうです。

【職種別】20代ITエンジニアの平均年収

同じITエンジニアでも、職種によって平均年収は大きく異なります。

ここでは、大手転職サイト「doda」の平均年収ランキングから代表的なITエンジニア系職種を抜粋し、詳しく解説をします。

プロジェクトマネジャー／20代の平均年収507万円（平均年収：691万円）

プロジェクトマネジャーとはその名の通りプロジェクトのマネジメントをおこなう職種です。

ITに関する知識はもちろん、プロジェクト管理、顧客対応スキルやメンバー育成などあらゆるビジネススキルが求められるため、20代で任されるケースはそれほど多くありません。

メンバー、プロジェクトリーダーのキャリアを経てから任されることが多く、プロジェクトマネジャーとしての経験はどの企業でも重宝されるでしょう。

アプリケーション系エンジニア／20代の平均年収401万円（平均年収：461万円）

アプリケーション系エンジニアはスマートフォンやPCのアプリを開発するエンジニアです。業務で利用するシステムなども該当します。

プログラミングだけでなく、ソフトウェアやハードウェア、ネットワークなどシステム開発に関するあらゆる知識が求められます。

アプリケーションエンジニアは、IoTやDX推進により需要が高まっており、今後も高いニーズが見込まれるでしょう。

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サーバーエンジニア／20代の平均年収393万円（平均年収：454万円）

サーバーエンジニアはサーバーの設計・構築や運用・保守を担当するエンジニアのことです。

一般的に設計・構築業務のほうが高い知識を必要としていることが多く、それに比例して平均年収も上がります。

サーバー関連の資格も豊富にあるため、資格を取得することはスキルをアピールする手段にもなるでしょう。

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Webサービスエンジニア／20代の平均年収377万円（平均年収：424万円）

WebサービスエンジニアはWebサイトやECサイトで使用するシステム・アプリケーションなどの開発を担うエンジニアです。

予算や規模がコンパクトなものが多く、短期間でいくつものプロジェクトを並行して進めることも珍しくありません。

自社サービスを手がける会社だけでなく、クライアントのサービス開発を担う受託型の制作会社もあります。

SE・プログラマ／20代の平均年収375万円（平均年収：422万円）

SE・プログラマはプログラミング言語を用いてシステムを開発するエンジニアです。

プログラマはコーディングがメイン業務で、SEはそれに顧客折衝などの業務も加わります。

IT系職種のほとんどがプログラマもしくはSEからキャリアをスタートさせることが多く、スキルレベルに応じて年収も大きく変わります。

20代ITエンジニアが年収をアップさせるコツ

先ほども述べたように、エンジニアはスキルや経験がモノを言う職種です。

一方で、エンジニアの「スキル」を指すのは技術力だけではありません。年収を上げるために必要な要素やコツを一つずつ見ていきましょう。

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コミュニケーション能力を磨く

コミュニケーション能力は、エンジニアに必須のスキルです。

というのも、コミュニケーション能力があれば顧客折衝などの業務を担当でき、「上流工程」と呼ばれるフェーズを任される機会が増えるからです。

コミュニケーション能力を上げることは、仕事の効率化やチーム内でのスムーズな意思疎通などにもつながるため、ぜひ磨いておきたいスキルです。

専門分野を作る

一般的な企業では、プレイヤーとして成果を上げた後はマネジメント職につくことが一般的ですが、IT業界ではスペシャリストとしてプレイヤーでい続けることも可能です。

「マネジメントに興味が持てない」、「技術を追求していたい」という人は専門分野を磨くことでどの企業からも引く手あまたなスペシャリストになることも可能です。

トレンドの技術を身につける

IT業界はトレンドがめまぐるしく変わります。それに伴い必要な技術も変化するため、継続的に学び続ける人は市場価値を高く保てるでしょう。

特に需要の高い技術をマスターしていたり、その分野に長けた人材が少なかったりする場合はビジネスチャンスといえるでしょう。

逆に新しい技術に鈍感な人は、他のエンジニアに淘汰される傾向があるため注意が必要です。

転職をする

転職することも年収を大幅に上げる方法の一つです。先ほども紹介したとおり、職種も年収に大きく影響します。

今の会社ではキャリアチェンジが難しいようであれば、転職することも視野に入れましょう。

また、スキルや成果を正当に評価してくれる会社であれば転職をするだけで年収アップすることも珍しくありません。まずは自分の市場価値をチェックしてみましょう。

フリーランスになる

フリーランスとして独立することで大幅に年収をアップさせることができます。

一方で、フリーランスエンジニアにはスキルや経験だけでなく営業力やリスク管理、自己管理が必要になるため、自身の特性に合わせて選びましょう。

年収アップしたい20代ITエンジニアにおすすめの転職サービス

年収アップを目指す20代の方におすすめの転職エージェントをご紹介します。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、ITやWeb業界のエンジニア、クリエイターなどの仕事を専門とする転職エージェントです。キャリアアドバイザーのサポートにより、業界の市場価値を正しく把握できるため、スキルと年収アップを実現させられます。

レバテックキャリアの魅力は、約50種類にわたるIT専門職を扱っているところです。各種エンジニアやWebデザイナー、ITコンサルタントなど、さまざまな職業に挑戦できます。

IT業界で気になる仕事がある方、現職でさらなる活躍をみせたい方は、ぜひレバテックキャリアに登録してみましょう。

マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは、IT・Webエンジニアを専門とする大手の転職エージェントです。転職先との定着率が97.5％にのぼり、多くの利用者から定評を得ています（※1）。

IT・Webエンジニアの求人を豊富に取り揃えており、以下のような求人を扱っています。

自分のスキルや希望に合った求人を選べるところがメリットです。

マイナビITエージェントは、転職市場に詳しいキャリアアドバイザーと、企業情報に精通したリクルーティングアドバイザーの両方からサポートを受けられます。確実に転職を成功させたい方は、ぜひマイナビITエージェントに登録しましょう。

※1：2020年10月1日～2021年9月30日にマイナビの人材紹介サービス（マイナビAGENT、マイナビ営業 AGENT、マイナビIT AGENT、マイナビメーカー AGENT、マイナビ金融 AGENT、マイナビ販売サービス AGENT、マイナビEXECUTIVE AGENT、マイナビ会計士、マイナビ税理士）で入社された方の90日の定着率

Geekly

Geeklyは、IT業界への転職希望者を支援する、IT特化型の転職エージェントです。IT業界の転職に精通しているキャリアアドバイザーが100人在籍しています。プロに任せられるため、転職に自信がない方にはおすすめです。

また、Geeklyは2024年2月時点で、転職支援実績が1万4,000件を超えています。多くの利用者が、自分が求めていた企業と出会えているのです。

取引企業数を3,500社ほど揃えているため、多くの求人を見てみたい方、IT業界でキャリアアップを目指したい方は、ぜひ登録してみましょう。

20代ITエンジニアの年収に関するよくある質問

ITエンジニアへの転職を、20代で目指している方によくある質問を以下に紹介します。気になる方は、ぜひ参考にしてください。

20代システムエンジニアの平均年収は？

厚生労働省によると、20〜24歳のシステムエンジニアの平均年収は、376.7万円という結果が出ました。

引用元：職業情報提供サイト jobtag｜厚生労働省

また、以下の表によると、25〜29歳の平均年収は514.15万円とのことです。

引用元：職業情報提供サイト jobtag｜厚生労働省

平均年収が一番高くなる45〜54歳と比べると低い傾向にありますが、システムエンジニアの年収は全体的に高めです。

エンジニアの給料が安すぎって本当？

「20代システムエンジニアの平均年収は？」の項で提示した表を基準にすれば、一見高そうに見えるでしょう。しかし、作業量の割には低いという意見が多いのは事実です。

システムエンジニアで年収1,000万円稼げる？

システムエンジニアで年収1,000万円稼ぐのは不可能ではありません。

ただ、システムエンジニアにおいて、より高い年収を目指すには以下の工夫が必要です。

上記の方法については、以下の記事にて詳しく解説しています。年収1,000万円を叶えたい方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事：エンジニアで年収1,000万を叶えるには？稼げるまでの道のりと必要スキルを紹介

IT業界でエンジニア以外の職種の平均年収は？

いくつかの職種を例に挙げると、エンジニアを除いたIT業界の平均年収は以下のとおりです。

IT業界の職種	平均年収
プログラマー	344万円
システム運用	448万円
ITコンサルタント	512万円
プロジェクトリーダー	526万円
プロジェクトマネージャー	630万円

30代のITエンジニアの平均年収は？

「doda」で調査された職種別の平均年収ランキングによると、30代ITエンジニアの平均は512万円という結果が出ました。

引用元：平均年収ランキング（職種・職業別の平均年収／生涯賃金）【最新版】｜doda

ITエンジニア全体の平均年収が452万円なので、30代は比較的高めであるといえます。

【関連記事】エンジニアの平均年収はいくら？年収を上げる方法についても解説

まとめ｜20代ITエンジニアの平均年収

20代のITエンジニアの平均年収は380万円です。一方で、職種やスキルレベル、企業や地域によって大きく異なりますので、まずは自分の適性年収を把握してみましょう。

また年収をアップさせるためには、スキルを磨くだけでなく転職やフリーランスに転向することも有効な手段です。

いずれにしても、年収を上げるためには市場価値の把握が必要不可欠ですので、ぜひチェックしてみてください。