パワハラやセクハラの被害に遭っている、やりがいを感じる仕事を任せてもらえない、反りが合わない上司がいる、など人間関係が要因で「会社を辞めたい」と思っている方も少なくないでしょう。
特に「入社してからの3年間はどんなに嫌なことがあっても頑張ってみた方が良い」と仲の良い上司や家族などから言われることもあるかと思いますが、その間にも計り知れないストレスを感じながら働き続けることに大きな負担を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、厚生労働省では転職市場にいる男女でどのような理由で転職をしている割合が多いのか統計を集めており、離職した人のうち10人に約3人は『人間関係の悪化』を理由に仕事を辞めているというデータがあります。
退職理由 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
自分の希望する仕事ではなかったから | 30.9% | 21.3% |
能力・実績が正当に評価されなかったから | 39.0% | 35.5% |
給与・報酬が少なかったから | 62.1% | 46.5% |
労働時間が長かった・休暇が少なかったから | 52.3% | 58% |
人間関係がうまくいかなかったから | 28.1% | 38.4% |
会社の経営方針に不満を感じたから | 51.5% | 56.9% |
事業又は会社の将来に不安を感じたから | 58.5% | 44.5% |
新しい仕事がみつかったから | 25.8% | 32.4% |
総数 | 100% | 100% |
また、エンジャパンが実施した『本当の退職理由』に関するアンケートでは、退職理由のランキング1位に「人間関係」が挙がっています。
引用元:『エン転職』1万人アンケート(2022年10月)「本当の退職理由」実態調査
また、別資料の「退職理由のホンネと建前」では「人間関係が悪かった」と約3割の人が「人間関係」について挙げています。フリーコメントでは「パワハラ、セクハラにあっていた」「嫌がらせがあった」などが散見されました。
2位の「給与が低かった」の12.9%と、1位の「人間関係が悪かった」の28%で比較してみても、2倍以上の割合になっているので、いかに人間関係で辞める人が多いのかがわかります。
【参考記事】退職理由のホンネと建前[2022年版]
そこでこの記事では、職場の人間関係が原因のストレスで仕事を辞めたいとき、どう対策したらよいのか、どのように行動をすればよいのかについてお伝えしていきますので、参考にしてみてください。
どんな時に会社を辞めたいと感じる?
どのようなときに、人間関係でストレスを感じ、仕事を辞めたいと感じ始めるのか、よくある理由について見ていきましょう。
上司と相性が合わない
上司との関係性がうまくいっていないケースが、会社を辞めたい理由として非常に多く挙げられます。
「上司の言うことは聞かなきゃいけないとは思うが、いくらなんでも理不尽すぎる…」などといったことから不満が溜まり、会社を辞めたいと考えている人は少なくありません。
辞めたい一番の理由
— 18卒 IT土方 (@torucoice) October 17, 2018
上司!!
入社して優しく声を掛けられた記憶がない。
「ありがとう」とかの一言で精神的に楽になるのに。
仕事で人と関わる以上、どうしても性格が合わない人と遭遇してしまいます。
それが職場の人の場合、嫌でも付き合っていかなければなりません。仕事の関係と割り切ることも必要ですが、一度その上司を嫌ってしまうと、仕事のやり方や細かい仕草、言葉遣いなど些細なことまで目についてしまい、余計にストレスになってしまいます。
パワハラ・セクハラの横行
職場の人間関係で、パワハラやセクハラが理由で「仕事辞めたい」と思う方も大勢います。この理由に該当する場合は、会社を辞める前に、パワハラ・セクハラを無くすための対策を取ってみるのも得策です。
このようなハラスメント問題は、言わば職場内の“癌”ですので、それさえ取り除けば、案外仕事も前向きに取り組めることがあります。
- 体型、顔、髪型など外見をバカにしてくる
- 部下の実績を横取りして、ミスを押し付けてくる
- 身体を触る、視線を合わせるなど身体的な接触をしてくる
- 大声で怒鳴りつけるだけで、仕事のミスのフォローアップができない
上司といえども、全員にマネジメント能力があるわけではありません。
管理職として職場環境作りなどの研修をきちんと受けていない上司は、上記のような行動パターンに陥るケースもあるようです。上司でも相性の悪い人と毎日顔を合わせなければならないのは相当なストレスになります。
自分に自信をなくす可能性もある
パワハラやセクハラなどさまざまなハラスメントを受け続けていると、傍から見たら上司が権力を振りかざして身勝手に暴れまわっているだけなのに、「上司や社長が怒っているのは自分の責任だ」と自尊心を失ってしまう可能性もあります。
真面目な性格の方であるほど上記の例に当てはまりやすく、自信を取り戻すには非常に時間がかかってしまいます。ストレス発散方法を見つけるなど、自分自身を大切にする術を見つけておくことをおすすめします。
同僚との人間関係もうまくいかない
同僚との人間関係がうまくいっていないケースも転職理由でよく挙げられます。
上司とは異なり、会社内でもある程度近い距離感で接するからこそ、関わり方は慎重にならないと人間関係のトラブルに発展してしまいます。
同僚の女クソうざい☆
— よん (@yuchi_xxwtsn) April 10, 2017
なんであんなやつが入ってきたんだろきも。まじ選択ミスやわ。ほんと媚びるのもスーパー気分屋なのも気持ち悪い👎ほんっっとはよ繋がり切りたい☆つまりはよ辞めたい!けど今年いっぱいはやらなかんしやるって決めたから頑張らなきゃ!
嫌がらせなどのモラハラも深刻な問題
上司からのパワハラやセクハラも問題ですが、意外と無視できないのが、同僚からのハラスメントです。いわゆるモラルハラスメントと呼ばれる行為の横行です。
職場のモラル・ハラスメントとは?
不当な行為(身振り・言葉・態度・行動)を繰り返し、あるいは計画的に行うことによって、ある人の尊厳を傷つけ、心身に損傷を与え、その人の雇用を危険にさらすこと。また、そういったことを通じて職場全体の雰囲気を悪化させること。
引用元:職場のモラルハラスメントをなくす会
一昔前から上司などの他にも「お局(おつぼね)」と呼ばれる人物が職場の雰囲気を作って、その風土に合わない社員を徹底的にいじめたり、孤立させて会社に居座りづらくさせる行為がよく知られています。
モラハラは上司に相談しても改善する可能性が低く、「仲良くして」「状況はわかった」という言葉は聞くのの、一向に進展が見られないというケースもあります。
取引先との人間関係がうまくいっていない
取引先のせいだったり、上司が情報下ろしてないとこからミスが立て続けに起きてて、いちいちわいのせいにしようしてくるのがストレス過ぎて仕事辞めたい…( ˘ω˘ )
— pk@📦1127🚚04EXPO☎️1day♻️ (@pk_no2) October 19, 2018
取引先との人間関係がうまくいっていないケースです。
取引先との人間関係にもストレスを感じることが多くなるため、「やめたい」と感じる人が多いようです。
飲み会が多く断るのも面倒
職場の人との飲み会の誘いも、付き合いをする上で避けられない内容です。
最近はコロナ禍をきっかけとして飲み会を実施する会社は以前よりも減っている傾向がありますが、それでも取引先も交えたお酒の席や、役員など重役との社交場など半ば義務として行かなければいけないときもあります。
とくにお酒の席などで普段から苦手意識を持っている相手と席が近くなり、無理して話さなければいけないと状況になると苦痛を感じる方も多いでしょう。
過去の栄光や家庭の事情など、聞きたくもない自慢話をしてくる職場の人間に対して不快になるのは当然です。仕事をする上でタメになりそうな内容ならまだしも、説教じみた内容だと時間がもったいないと感じる方も多いかもしれません。
こういったときは顔だけは出しておいて、体調不良や家庭の用事を理由にして早めに帰るなどの工夫をするとよいでしょう。
業務過多の仕事を押し付けてくる
自分の仕事だけでも精一杯なのに、仕事をどんどん押し付けてくる相手に対して、嫌とは言えない上下関係もあるでしょう。
さらには、人に仕事を押し付けてきておいて、後から自分がやったことのように報告をする人もいます。 そこに上下関係があるとはっきり指摘できないのが辛いところです。
人間関係を理由に会社を辞めるか悩んだときにできる5つのこと
「人間関係を理由にやめていいのか…?」「甘えだと言われないか?」と悩んでいる方へ向けて人間関係で仕事を辞めるか悩んだ際の行動について解説します。
信頼できる上司に相談する
職場に一人でも信頼できる人がいるのなら、相談するようにしてみましょう。
しかし職場内で誰かのことを悪く言った場合には、尾ひれをつけて噂となり広まる恐れもあります。口が堅く、約束を守れるような相手かどうか見極めたうえで、相談をするようにしましょう。
相談をした上で必要があれば、部署替えをしてもらう方法もあります。会社を辞めるつもりでいるのなら、その前に部署替えを検討してもよいでしょう。
関係値のよい上司へ相談するのも有効
人間関係が悪すぎて耐えられない場合、関係値のよい上司に相談してみるのもおすすめの方法です。
40代や50代の年齢層であれば、現場管理や人材採用などで大勢の人物を見て接触してきた経験から効率的に対処できる術を身に付けているので、今からでも対応できる策を教えてくれるでしょう。
人事部や役員など上層部に相談する
直属の上司が頼りにならない場合は、人事部や役員などの会社上層部に相談するとよいでしょう。
第三者の人間が対策を取らないと解決しないと判断された時点で、会社として動いてくれる可能性があるので、強制力を持たせた対応で人間関係を解決してくれるかもしれません。
会社を辞めた後の自分を想像してみる
仕事をやめて、どうなりたいのかを考えてみましょう。
- どんな環境で働きたいか
- 同じ環境で働く同僚など仲間が必要か
- どんな仕事内容やタイミングだとやりがいを見出せるか
頭の中が「今の職場環境から逃げたい」だけになってしまうのが一番危険です。この状態で仕事を辞めてしまうと、根本的な転職理由が定まっていないので、次の職場で「何が解決されたら満足できるか」を自覚できていません。そうすると、同じ問題に悩む可能性がありますし、最悪の場合、転職できずさらに苦しい状況に置かれる可能性もあります。
『自分のなりたい姿』が思い描けるならば、転職もうまくいきやすいです。次の職場選びに失敗しないためにも、ぜひ一度考えてみてください。
思い描けない場合、あなたは人間関係に疲れ切っていて、あなたが思っているよりも深刻な状況に陥っている可能性があります。その場合には『休職を考えてみる』か『勢いで辞める』ことをおすすめします。
休職する
心身ともに疲れすぎていると感じたら、休職するのもよいでしょう。
転職をして環境を変えることもいいのですが、「内定が中々決まらない」「転職先でも同じ被害に遭うかもしれない」と精神的な負担がかなり増します。仕事を辞めてからの転職活動だと、常にお金の不安がつきまといますし、仕事をしながらの転職活動だと、休む時間がほとんどなくなってしまうので、かなり疲れてしまいます。
ストレスを抱えすぎるとうつ病になりやすい
身体に負荷がかかり過ぎたり、精神を壊したりしてしまうと、転職も難しくなります。
もしも、うつ病を発症後に転職活動をしていて、うつ病が転職理由であると転職活動中に面接で話すと、「ストレス耐性が無い」と誤解されて、内定が獲得しづらくなってしまうケースもあります。
心の病気が生命に影響することも多々あります。命より大切なものはありません。追い詰められているのなら、勢いで会社を辞めてしまうことも立派な選択です。
潔く会社を辞めて転職する
会社の人間関係が辛いなら、転職を考えるのもひとつの方法です。
働く環境は人の人生を左右するほど、極めて大切な場所です。
だからこそ、なるべくストレスに感じることを避けて、自分らしく有意義に過ごせる環境がどういった場所なのかを、しっかり自己分析してみることをおすすめします。
会社を辞めず人間関係を円滑にするには?
職場の人間関係を円滑にする方法を知っていれば、今よりも楽に過ごせるかもしれません。ここからは、コミュニケーションを取りやすくするためのコツを解説します。
聞き上手になる
まずは相手の話を聞く姿勢を持ちましょう。
家庭の相談や仕事の人間関係などさまざまな相談をお酒の席や休憩中などでもちかけられた場合に、相手は自分の悩みを聞いてもらいたくて話している場合が多いです。そういう時は話を聞いて自分の意見を述べるのではなく、相手の話を最後までじっくり聞くことで、円滑に進みやすくなります。
多少のことは聞き流しながら、「ウン、ウン」と相づちだけはしっかりして、『あなたの話をきちんと聞いていますよ』というアピールをしてみてください。
必要最低限の付き合い方をする
いろいろな誘いがあっても、最低限の付き合い方をするというのも、職場の人間関係でストレスを溜めない秘訣です。
相手から飲みの誘いや相談事を持ちかけられることがあっても、毎回応じるのではなく、うまくかわすようにしてみましょう。
「仕事が終わってから相談を聞いてほしい」と誘われた場合も、一度ぐらいは聞いてあげてもいいですが「いつでも聞きますよ」と言ってしまうと、エスカレートして何度も誘われるかもしれません。
「プライベートな用事がある」「対応しないといけない仕事が残っている」など、断りやすい口実を用意しておくことで、相手にも無理強いがしづらく、こちら側も罪悪感なく距離を空けやすくなります。
人間関係が悪い本当の原因を探してみる
人間関係が悪い本当の原因を探してみましょう。
- 上司から見て気に食わない態度をされたから
- いじりやすい外見をしているから
- 上司が以前から他人にちょっかいを出す性格をしているから
上記の場合は、上司など相手が一方的に敵視してきた結果として、パワハラやセクハラ、根も葉もない噂話を広めるなど迷惑行為を行っている場合が多いです。
もしも、この原因に該当する場合は、信頼できる上司や人事部などへ相談することで迅速に解決しやすくなります。
自分の考え方を変えてみる
自分の考え方を変えてみることも有効です。
たとえば、「陰口を言っているAさんって本当に嫌だ。いなくなってほしい!」という考えを、「陰で悪口を言うAさんは寂しがり屋さんで、誰かにかまってほしいだけなんだよな」という考えに変えることです。
陰口を言う人の心理は『共通の敵を増やして、自分の仲間を増やしたい』ということが多い傾向にあります。そのように考えると、逆にAさんに同情して、怒りが収まってくるでしょう。
こうした思考回路を持つことで自身の置かれた環境を俯瞰で見ることができ、上司など危険と判断した人物とは自然と距離ができていき、他に仲良くなった方が良い人物を見つけやすくなります。
自分の存在意義を確認する
会社というのは、与えられた業務を対応してその対価として給与をもらう場所です。
なので、そもそも会社にいる人々とはそこまで仲良くならなくても、プライベートなど実生活で何も影響は無いです。
そのため、特別仲良くしている上司や同僚、部下がいるわけでもないようであれば、「今の会社に入社した理由は新たなスキルを身に付ける為だから、転職活動をした際には実績を出せるようになりたい」「同業他社へ転職しやすいように、業界知識を身に付けたり職種の技術力を磨きたい」など、人間関係以外に果たすべき目標や目的を持つことをおすすめします。
そうすることで、次第に人間関係に邪魔されず目標の為に頑張れるようになり、会社に自身がいる存在意義を再確認することができます。
会社を辞める際は「円満退職」で
会社を退職する際には、退職届を自身で用意してから上司に報告する方式が一般的です。
法律上では、退職をする場合には退職日の2週間前までに退職届を出すことが定められているので、後任への引継ぎ等も考慮して前もって準備をしてから退職する旨を打ち明けるようにしましょう。
【参考記事】退職の申出は2週間前までに|厚生労働省
会社としては、今の業務が滞ってしまうことが一番困るので、退職が決まった際には引継ぎもきちんと対応することで、円満退社も実現可能です。
転職を検討中の方におすすめのエージェント5選
これまで、職場の人間関係で悩む原因や、悩んだときにできる5つのことを紹介しました。
信頼できる上司や会社の上層部に相談したり、休職したりすることで人間関係や体調が改善すれば1番ですが、それでも改善しないことも十分ありえます。
そのような時におすすめなのが、転職エージェントを活用した転職活動です。
現職の人間関係で悩んでいる状況で、転職活動を行うのはハードワークといえるでしょう。
そんな時に、転職エージェントになぜ転職したいと思ったのかを親身になって聞いてもらいましょう。また、転職理由や今の職歴や保有資格・免許を基に条件に合った求人紹介、応募するための履歴書や職務経歴書の添削、面接対策を全てサポートしてもらえます。
人間関係でうつ病などを発症したとしても、会社は守ってくれません。自分の身を自分で守る意味でも、転職活動は必ず行っておいた方が得策です。
リクルートエージェント
1つ目は、株式会社リクルートが運営しているリクルートエージェントです。リクルートエージェントの最大の特徴は、サービス規模が業界トップであることです。
2009年~2019年に集計したリクルートエージェントを介して転職に成功した人数のデータによると、2019年には過去最多の52,000名までのぼります。
引用元:採用成功ナビ
この結果は転職決定者の数であり、転職市場において非常に大きい実績です。
なお、ユーザー登録数は2019年時点で約125万2,000名であり、日本人口の約100人に1人はリクルートエージェントに登録していることになります。
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | ・公開求人:371,281件 ・非公開求人:266,739件 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
マイナビエージェント

2つ目は、20代〜30代の転職サポートに力を入れているマイナビエージェントです。
マイナビエージェントの特徴としては、第二新卒の求人数が業界トップクラスであることが挙げられます。
下記のグラフは、マイナビエージェントに登録している人の年齢層割合です。
引用元:マイナビエージェント
上記のデータから見てわかるとおり、20代〜30代の登録者だけで88.8%を占めており、若い世代から支持されている転職エージェントです。
転職活動をやったことのない方は、右も左もわからない状況から転職活動を始めることになります。
そういった方向けに、転職の進め方を分かりやすく解説したコラムもある他、営業職やエンジニア職、金融業界など専門性が高く転職先としても人気の求人にとっかしたキャリアアドバイザーも在籍しています。
フォローの手厚いマイナビエージェントで転職活動を始めることで、よりスムーズに転職活動を進められるでしょう。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | ・公開求人:63,725件 ・非公開求人:18,115件 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
doda

3つ目は、公開求人数が19万件を誇る有名転職サイト、dodaです。
下記は、dodaに登録している人の年代、性別、学歴、転職回数、地域をまとめたグラフです。
引用元:doda
グラフからも読み取れるとおり、全体的にバランスが取れている転職エージェントといえるでしょう。たとえば年代を見ても、20代〜40代と幅広く登録者がいます。
また、学歴を見ても、大卒の方もいれば高卒の方も登録しており、専門学校を卒業している方なども登録しています。
また、dodaは就活ツールが豊富にあるため、より効率的に転職活動が行えます。
就活ツールの一例を挙げると、年収査定、自己PR発掘診断、転職タイプ診断、レジュメビルダーなどがあります。
とくにレジュメビルダーは、ガイドに従って項目を埋めていくだけで職務経歴書が完成する仕組みになっており、転職活動をスムーズに進められます。
現在仕事をしている場合、転職活動にかけられる時間は、仕事が休みの日と仕事終わりの時間に限られます。限りある時間を有効活用するためにも、dodaの就活ツールを積極的に活用していきましょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | ・公開求人:190,591件 ・非公開求人:非公開 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
doda X
4つ目は、ハイクラス人材向けの転職エージェントであるdoda Xです。
先ほど紹介したdodaが幅広い求職者に対してサービスを提供しているのに対して、doda Xはハイクラス層を対象にしたサービス提供を行っています。
そのため、doda Xは他エージェントと違った下記の特徴をもっています。
- 年収800万円以上の求人に特化している
- ヘッドハンティング型の転職エージェント
とくに注目すべきは、ヘッドハンティング型の転職エージェントであることです。
一般的な転職エージェントは自分からアクションして求人に応募しますが、doda Xはヘッドハンティング型の転職エージェントなので、スカウトされるのを待つといった受動的な使い方ができます。
また、doda Xの利用者は、約9割が年収600万円以上を超えており、かつ年収800万円以上の求人に特化しているため、社会経験が豊富な方や管理職など裁量のあるポジションへのキャリアアップを目指している方、より高度な技術力を求められる会社を選びたい方に向いています。
下記は、doda Xがサービス名を改名する前のiX転職の際のデータですが、会員年齢の割合をみると30代~50代が多くなっており、かつ年収割合も800万円以上の方が39.3%もいます。
引用元:PR TIMES
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | ・公開求人:26,154件 ・非公開求人:非公開 |
公式サイト | https://doda-x.jp/ |
type転職エージェント

5つ目は、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)への転職に強みを持っているtype転職エージェントです。
取り扱われる求人としては、IT・Web業界、ものづくり・メーカー、営業職、ミドル・エグゼクティブ向けが多く、どれも転職先としては非常に人気なため、どれか1つでも該当するようであれば、相談してみる価値はあるでしょう。
また、初めて転職をする方、普段忙しくて中々転職活動ができない方、女性の転職、など各種テーマに沿った無料の転職相談会も随時開催されているのも他社にない大きな特徴なので、1人ではどうしようもないと煮詰まってしまった時点で積極的に参加してみるのもおすすめです。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
求人数 | ・公開求人:10,455件 ・非公開求人:18,647件 |
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
まとめ
この記事で押さえてほしいのは以下の3点です。
- 人間関係が原因で「会社を辞めたい」と思っている方の割合は多い
- うつ病など心身ともに限界が来る前に会社を辞めた方が良い
- 転職エージェントや信頼できる上司など相談相手を見つけた方が良い
職場にはいろいろなタイプの人がいるため、自分と合う人ばかりではないのは当然です。でも日々疲れてストレスを溜めこんでしまったり、体調を崩してしまったりするほど辛い職場に我慢して居続ける必要はありません。
辞めたいと上司に言う勇気と転職を成功させるコツがあれば、今のストレスから解放される可能性が高いです。
そして、これらを実現させるためにも大切なのは、自身がどんな事をされて不快に感じているか、転職先の会社など新しい環境ではどんな人や仕事にかかわることが必要かを、しっかり自己分析して、適宜、転職エージェントや信頼できる上司へ相談することです。

