イラストレーターへの転職を検討していて、自分にあった転職サイトをお探しではないでしょうか。

転職サイトは数が多くどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、イラストレーターへの転職を検討中の方に向けて、おすすめの転職サイトをご紹介します。

賢い選び方やイラストレーターに転職を成功させるポイントについても合わせて解説するので、転職活動中の方は、本記事の内容を参考にしてください。

【未経験向け】イラストレーターにおすすめの転職サイト6選

まずは未経験向けのおすすめ転職サイトを紹介します。

「イラストレーターに興味がある」「経験はないけれどチャレンジしてみたい」という方は、ここで紹介する転職サイトをぜひ活用してみてください。

ビズリーチ

ビズリーチは、職務経歴書を入力するだけで、企業やヘッドハンターから直接スカウトが届くサービスです。

国内外の優良企業・優秀なヘッドハンターからスカウトがもらえるので、登録すればあなたの市場価値がわかります。

また、企業の採用担当者や役員と直接やり取りできるため、効率よく転職活動を進められるでしょう。

求人は、管理職・専門職などのハイクラス向けが多く、年収を重視して転職したい方におすすめです。

年収800万円以上のイラストレーター向け求人も多数あるので、登録してどんな求人があるのか確かめてみてください。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材サービス大手の株式会社リクルートが運営している、総合型の転職エージェントです。

求人数は業界最大級の約72万件（※1）で、イラストレーターを含むクリエイター向けの求人は公開・非公開あわせて1,800件以上（※2）あります。

数ある求人の中から、専任のキャリアアドバイザーがあなたの強みや希望条件に合った求人を紹介してくれるでしょう。

また、応募書類の添削や面接対策、入社後の年収交渉などの幅広いサポートを受けられる点も魅力です。

今すぐ転職する予定がない方でも相談できるので、まずは一度話を聞いてもらうと良いでしょう。

（※1）参考：2024年3月時点での求人数｜リクルートエージェント
（※2）参考：2024年3月時点での求人数｜リクルートエージェント（職種に「デザイナー・クリエイター・イラストレーター」を選択）

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、公開・非公開あわせて7万件以上（※）の求人を保有している大手の転職エージェントです。

とくに若手向けの求人を多く取り扱っており、20〜30代前半の転職支援を得意としています。

キャリアアドバイザーが業界ごとの専任制なので、各業界の転職市場に精通しており、イラストレーターの転職に即した適切なサポートが期待できます。

サポート期間に制限がないため、じっくり転職活動を進めたい方におすすめです。

電話・Webでの面談にも対応しており、どこでも手軽に相談できるので、登録してサポートを受けてみてください。

（※）参考：2024年3月時点での求人数｜マイナビエージェント

doda

dodaは、転職サイトとエージェント両方の機能を兼備している、ハイブリッド型の転職サービスです。

公開・非公開あわせて28万件以上（※2）の求人を保有しており、イラストレーターを含むクリエイティブ職の求人も7,000件以上（※1）あります。

自分で興味のある求人に応募できるのはもちろん、スカウト機能を利用して企業からのオファーを待つことも可能です。

診断機能・書類作成ツール・オンラインセミナーといった、転職活動に役立つコンテンツを無料で使える点も魅力です。

また、エージェントを活用すれば、キャリアアドバイザーから非公開求人の紹介・応募書類の添削・模擬面接などの手厚いサポートを受けられます。

選考対策に自信がない方は、登録して転職のプロからアドバイスをもらいましょう。

（※1）参考：2024年3月時点での求人数｜doda（職種に「クリエイター・クリエイティブ職」を選択）
（※2）参考：2024年3月時点での求人数｜doda

パソナキャリア

パソナキャリアは、総合人材サービス企業の株式会社パソナが運営している、ハイクラス向けの転職エージェントです。

約54万人（※1）の転職支援実績を誇り、年収アップ率は61.7％と優秀な数値を残しています。

公開求人だけで35,000件以上（※4）を保有しており、他の転職エージェントにはない独占求人や年収800万円以上の求人が豊富です。

イラストレーターを含むクリエイティブ職の求人も、400件以上（※3）あります。

専任のキャリアアドバイザーから、各業界の採用動向や応募書類の書き方、面接での答え方などを丁寧に教えてもらえる点が魅力です。

キャリアアップを目指すイラストレーターの方は、一度話を聞いてみると良いでしょう。

（※1）パソナキャリア公式サイト参照｜2001年から2022年までの累計実績
（※2）パソナキャリア公式サイト参照
（※3）参考：2024年3月時点での求人数｜パソナキャリア（職種に「クリエイティブ」を選択）
（※4）参考：2024年3月時点での求人数｜パソナキャリア

シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントは、ゲームや映像業界に特化した転職サイトです。在籍しているエージェントは現場に対して専門的な知見が高い業界のプロばかりなので、希望にぴったり合った求人を紹介してくれます。

1999年の設立以来、ゲーム業界や映像業界の中小企業から大手まで、数多くの会社と取引実績があります。そのため人事部や開発部門との強力なパイプがあり、こうした独自のつながりを活かした転職活動が行えます。

シリコンスタジオエージェントは、ただ求人を紹介するだけでなく、転職希望者の将来の夢や目標実現に向けて、最適なキャリアプランを提案してくれます。

「ゲームプランナーになりたい」「有名なイラストレーターになりたい」など、人により夢や目標は様々です。夢や目標と現状をしっかり照らし合わせて、着実に歩めるようにサポートしてくれます。例えば、採用ハードルが低い派遣でスキルを磨き、1年後に社員として改めて活躍のフィールドを広げるといった流れもあります。

ゲーム業界や映像業界のイラストレーターに興味がある人は登録してみましょう。

サービス名	シリコンスタジオエージェント
運営会社	シリコンスタジオ株式会社
公開求人数	約3,000件
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

【キャリアアップ向け】イラストレーターにおすすめの転職サイト2選

次に紹介するのは、キャリアアップを目指したい方におすすめの転職サイトです。

ぜひここで紹介するおすすめの転職サイトを活用して、さらに活躍の場を広げられる企業を見つけてください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。

掲載求人数は2.5万件以上（※1）で、イラストレーターを含むクリエイター向けの求人も数多く取り扱っています。

キャリアアドバイザーが求人企業に直接足を運び、入念に情報収集しているため、福利厚生の詳細や社風をしっかり教えてもらえる点が魅力です。

また、手厚い選考対策で希望企業への転職成功率96%（※2）と高い数値を叩き出しています。

転職活動で不安なことがあれば、キャリアアドバイザーにLINEでいつでも相談できるので、まずは登録してサポートを受けてみてください。

（※1）2024年3月時点での求人数｜レバテックキャリア
（※2）レバテックキャリア公式サイト参照｜2020年8月～2021年9月の実績

Geekly

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界を専門とする転職エージェントです。

10年以上にわたって、のべ14,000件以上（※1）の転職支援をおこなってきた実績があります。

保有している求人数は3万件以上（※2）で、イラストレーター向けの求人は公開されているものだけでも400件以上（※3）あります。

Geeklyの最大の特徴は、サポートの充実ぶりです。

履歴書・職務経歴書の添削や面接対策だけではなく、退職や入社後のサポートにも対応しています。

また、応募書類の提出やスケジュールの管理を代行してくれるので、仕事で忙しい方でも転職活動を進めやすいでしょう。

（※1）Geekly公式サイト参照｜2024年2月時点
（※2）Geekly公式サイト参照｜2024年1月時点
（※3）2024年3月時点での求人数｜Geekly

イラストレーター向けの転職サイトを選ぶポイント

イラストレーター向けの転職サイトはかなりの数存在しています。そのため、「どれを活用すべき？」「それぞれ何が違うの？」と疑問に感じる方もいるでしょう。

効率的に転職活動をするためには、転職サイト選びが大切です。ここでお伝えする3つのポイントを軸にして、自分にぴったりの転職サイトを見極めてください。

それぞれを詳しくみていきましょう。

求人数が豊富であるか

「イラストレーター」の求人数は、転職受け入れ企業全体からみてもそこまで多いとはいえないのが現状です。

そのため、いかに豊富な求人数があるかしっかり確認してください。希望や条件について妥協しなくてもいいように、選択肢が多い転職サイトを活用しましょう。

また、転職サイトやエージェントによっては、転職対応可能エリアに偏りが生じます。

求人数が少ない場合は、1つに絞るのではなく複数の転職サイトを併用してみましょう。

口コミや評判がいいか

理想の転職を実現させるためには、口コミや評判もチェックすべき大切なポイントです。

実際に転職サイトを利用した人のリアルな声を聞くことで、得意分野や特徴、便利なポイントなどについて深く知れます。

口コミや評判は、ネットやSNSなどで検索してみましょう。エージェント利用の場合、担当者についての口コミも要チェックです。転職する際には、担当者との相性で成功率が変わるといっても過言ではありません。

事前にしっかりと情報収集し、効率よく転職活動をすすめていきましょう。

転職サポートを受けられるか

転職サイト選びにおいて、サポートが受けられるかどうかは確認すべき項目のひとつです。

イラストレーターは、映像やゲーム、広告など様々な業種の媒体に合わせて制作します。そのためそれぞれの業種や企業の傾向、会社情報を熟知しているキャリアアドバイザーのサポートが受けられれば、転職成功率は格段に上がります。

未経験からのイラストレーターへの転職など、難易度が高い転職を考えている場合は、転職サポートが受けられるものを選ぶと、転職活動が進めやすいでしょう。

イラストレーター向けの転職サイトを利用するメリット

イラストレーター向けの転職サイトを利用することで得られるメリットは、主に2つあります。

具体的にどのような内容なのか、下記でそれぞれを詳しくみていきましょう。

希望条件にマッチする企業が見つかる

収入や就業時間、働き方、福利厚生など、希望の条件の絞り込み検索をすれば効率よく自分の希望条件にマッチする企業が見つけられます。

イラストレーター向けの転職サイトを利用すれば他サイトにはない求人が多く見つかり、やってみたい仕事や憧れていた企業への応募も簡単です。また、応募数に限度もないため、可能な限り何社でも応募できます。

自分のペースで転職活動を進められる

転職サイトを活用すれば、企業との面談のスケジュール調整、転職活動期間など、全てを自分のペースで進められます。

一方転職エージェントの場合、転職活動はエージェントと共に行うのが特徴です。頼れる部分も多くある反面、ある程度スケジュールを合わせる必要があるため自由度は下がります。

転職サイトの利用であれば、自分で企業を探して応募する形なので、自分のペースで進めていけます。

具体的な転職期間を定めていない方や、自由に転職活動を行いたい方に特におすすめです。

イラストレーターへの転職を成功させるコツ3選

この章では、イラストレーターへの転職を成功させるコツを3つ紹介します。

下記で詳しくお伝えする3つのコツを深く理解し、スムーズで効率のいい転職活動を行いましょう。

ポートフォリオを充実させる

イラストレーターの転職では、これまでの実績を記載したポートフォリオが重要な役割を担います。

中には、履歴書や職務経歴書よりも重きを置いている企業も少なくありません。実績やスキルなど、これまでの自分を積極的にアピールするためにも、ポートフォリオの内容は手を抜かず、充実させてください。

複数社面接を受ける際には、使いまわしではなく転職先の特徴に合わせてポートフォリオを作りましょう。面接以外でのアピールポイントになり、具体的な自分の実力を示せます。

応募先の企業の実態を入念に調べる

転職に失敗しないためにも、応募先企業の実態をしっかり調べておくことが大切です。特に社員からの口コミや評判などは徹底的に確認しましょう。

イラストレーターは成果物で評価されるため、労働時間が長くなることも珍しくありません。厚生労働省のjobtagにも「締め切りが迫ると、長時間働いて仕上げることもある」との記載があります。

リモートワークやフレックス制度の導入はどうなっているか、賃金形態や労働環境の実態など、しっかりと把握するようにしましょう。入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、必ず企業の実態を入念に調べてください。

転職エージェントに内部事情を聞くことも有効な手段です。

※参照：jobtag（日本版O-NET）イラストレーター厚生労働省

転職エージェントも活用する

転職サイトだけでなく転職エージェントも積極的に活用しましょう。

転職エージェントを活用することで、イラストレーターの転職における成功率は高まります。求人数が少ないイラストレーターだからこそ、転職エージェントの利用が重要です。

イラストレーターなどの専門職に特化した転職エージェントの場合、これまで培ってきたノウハウをもとに充実したサポート体制や手厚い支援が受けられます。

専門的な職種への転職は、自分ひとりではうまくいかない面も少なくありません。プロの力を借りて、効率よく転職成功へと進んでいきましょう。

関連記事：クリエイティブ職に強いおすすめ転職エージェントは？成功確率を上げるポイントも紹介 

イラストレーターの転職に関するよくある質問

イラストレーターの転職に関して、疑問や不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、よくある質問の中から特に大切な5つをピックアップしました。

気になる疑問をしっかりと解消し、イラストレーターの転職を進めてください。

未経験からでもイラストレーターに転職は可能？

結論からお伝えすると、未経験からイラストレーターに転職することは可能ですが、経験者に比べると難易度は上がります。

ただしイラストレーターとしての経験がなくても、具体的な制作実績や「Photoshop」「Illustrator」などが使える場合は大きな武器になるので、積極的にアピールしてください。

また、イラストレーターの転職はポートフォリオが必要です。これまでの実績や成果物が一切ない状態では、選考すら受けられないこともあります。

クラウドソーシングなどを利用し、小さくても自分の実績を作ってから転職を本格的に進めていきましょう。

初心者におすすめのイラストレーター向け講座のご紹介です。ぜひ下記記事を参考にしてください。

関連記事：初心者OK！イラストレーター向け講座厳選おすすめ5選！絵のプロになる方法

イラストレーターに年齢制限はある？

イラストレーターに年齢制限はありません。重要なのは年齢ではなくスキルや経験、画力です。

ただし株式会社MUGENUPが調査した「イラストレーター白書」によると、20代前半の女性イラストレーターが多い結果となっていることには留意しておきましょう。

イラスト制作では想像力や技術力だけではなく、納期までに間に合わせる体力や、そして現代のトレンドをキャッチアップしていく力も求められます。そのため、若い方が有利になるケースも珍しくはありません。

しかし40代・50代だからといってイラストレーターになれないわけではありません。スキルを磨きクライアントの要望に合った制作ができれば誰にでもチャンスはあります。

イラストレーターになりたいけど、何からしたらいいかわからない人は下記の記事を参考にしてください。

関連記事：イラストレーターになるには？やるべきこと・進路について解説

転職において保有しておくべき資格はある？

必ず保有しておくべき資格はありません。しかし、持っていることで強みになる資格はあります。

自身のスキルを具体的にアピールするためにも、下記の資格は積極的に取得しておきましょう。

ここで注意すべきは、必ずしも資格があるからといって採用につながるわけではないといった点です。上記資格を保有しているからといって即戦力としての採用率が必ず上がるわけではありません。

企業によっては、こうした資格は不要な場合もあります。あくまでも、自身のスキルを分かりやすくアピールするための資格と考えておきましょう。

イラストレーターの平均年収は？

厚生労働省のデータによれば、イラストレーターの平均年収は、約466.7万円です。

令和4年の民間平均給与額が458万円となっているため、多少の差はあるものの一般的な給与と同等レベルといえます。また、イラストレーターはリモートワークなど在宅でできるケースも多くあるため、収入に地域ごとの差がほとんどありません。

また実績を積みスキルを磨けば年収アップも可能です。実力が認められれば必然的に報酬も多くなるため、常に技術を高めていくことで、平均給与以上の年収を目指せます。

※参照：jobtag（日本版O-NET）イラストレーター厚生労働省
令和4年分 民間給与実態統計調査・国税庁

まとめ

イラストレーターは、スキルや実績が大切です。保有する資格や年齢は関係ありません。いかに自分の画力があるか、これまでどんな成果物を作り上げてきたかが重要視されます。

他業種と比べて求人数が少ないのも現状です。希望に合った転職先を効率よく見つけ、転職の成功率を高めるためにも、転職サイトをうまく活用してください。

本記事では、イラストレーターの転職におすすめの転職サイト10選や、転職サイト利用のメリット、成功率を高めるポイントについて紹介しました。お伝えした内容を参考に、自分のペースで納得のいく転職活動を進めていきましょう。